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others次世代を担うライダーたちを表彰する「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS NEXT GENERATION 2024」授賞式2024.10.022022年から行われている次世代を担うライダーを表彰する「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS NEXT GENERATION」2024年度の受賞者が2024年9月20日(金)~22日(日)に幕張メッセ(千葉県千葉市幕張)で開催された「X Games Chiba 2024」の中で発表され授賞式が行われた。 元来「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS」は2014年から2019年まで6回開催されてきた「サーフィン」、「スケートボード」、「スノーボード」といったアクションスポーツの世界で活躍し、シーンの発展に貢献したライダー・個人・団体を表彰するアワードだ。これまでに男子では五十嵐カノアや平野歩夢、堀米雄斗、女子では西村碧莉、村瀬心椛、都筑有夢路といった世界中に名を馳せる、今もなおアクションスポーツ界を牽引するトップライダーたちが受賞してきた。 そしてこのアワードでは、アクションスポーツをメジャースポーツのように認知を拡大すること、さらには子供たちが憧れるようなヒーローやスターを世間一般に知ってもらうきっかけを与えることを目的としてきたが、近年アクションスポーツは日本人選手のめざましい活躍により、各種メディアで連日取り上げられては注目を集めている。 そういった現状を踏まえ、2022年から「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS NEXT GENERATION」と題し、アクションスポーツ界の次世代を担う選手にスポットライトを当て、そのような選手をマスメディアや世の中に広めるためのアワードへと進化した背景がある。 そんな本アワードで受賞した男女6名の若手トップライダーを紹介。 男子サーフィン:小野 里弦(オノ・リオ) 現在17歳のオリンピック強化指定選手。ISA世界ジュニア選手権U16にて13位になると、第31回・第32回ジュニアオープンサーフィン選手権大会ではU18にて優勝し2連覇を達成。今年の「2024 Surf City Elsalvador ISA World Junior Surfing Championship」の日本代表として出場した。 受賞コメント「 今回受賞できて本当に嬉しいです。小さい頃はスケートボードもやっていたのでX Gamesのことは知っていました。今回このアクションスポーツの大きな大会であるX Gamesの場で表彰してもらえて嬉しいです。」 女子サーフィン:池田 未来(イケダ・ミライ) 国内外問わず様々な主要大会で好成績を残している日本を代表する若手プロサーファー。11歳8ヶ月でJPSA最年少プロ資格を獲得すると2022年の「ISA World Junior Surfing Championship」U-16 Girls にて個人3位入賞を皮切りに様々な国際大会で入賞。今年2024年ではWSL QS5,000「Krui Pro」とWSL「Krui Pro Junior」優勝を成し遂げるなど今大注目の選手。 受賞コメント 「本アワードを受賞することができてとても嬉しいです。2020年からオリンピック種目に入ったことで注目されているこのサーフィンで、今後もトップリーグで戦うこととロスオリンピック出場を目指して頑張ります。応援宜しくお願いします。」 男子スケートボード:小野寺 吟雲(オノデラ・ギンウ) “Ginwoo”の愛称で親しまれる世界的に有名なスケーター。その人気と知名度は業界トップクラスを誇る。7歳から本格的に競技を始めると、翌年にはヨーロッパで開催された大会に史上最年少で出場し、大人顔負けの圧倒的なスキルを見せつけ高く評価されるなど、その才能を一気に開花。以降は、海外から招待を受けた大会を中心に好成績を残し、2022年11月にアマの有力選手が集う世界的大会Tampa Am(米国開催)にて歴代最高得点を最年少でたたき出し一位で予選通過、世界2位に輝く。また、同月に開催された日本スケートボード選手権大会では初出場で優勝し、強化指定選手のSランクを獲得。さらに2023年初戦となるアラブ首長国連邦(UAE)シャルジャで開催された世界選手権では、同種目史上最年少メダルとなる3位に輝いた。 受賞コメント「今回受賞できて嬉しいです!(授賞式の場である)今年のX Gamesはずっと楽しみにしていきましたが、ここ1ヶ月くらい怪我で乗れなかったので出られるかわかりませんでした。でもX Gamesは自分の大好きな空間で出ることへのワクワクがあったのでなんとか直しました。これからも自分の大好きなスケートを全力で見せたいと思っているので応援よろしくお願いします。」 女子スケートボード:赤間 凛音(アカマ・リズ) パリ2024オリンピック女子スケートボード・ストリート種目銀メダリスト。他の選手と違う独自のトリックチョイスとセンスを強みとする彼女は、2019年の全日本選手権2位入賞を皮切りに様々な国際大会で入賞。2022年世界選手権で4位になると翌年の第3戦WST Romeで優勝を成し遂げ、今年はオリンピック予選シリーズ上海大会で準優勝し、パリの舞台での銀メダルに繋げた。なお本授賞式直前に行われたX Games Chiba 2024では銅メダルを獲得するなど強さを示し続けている。 受賞コメント「日本で開催されたX Gamesでメダルを取れたことは嬉しいですし今回このアワードも受賞できて嬉しいです。自分は他のスケーターがやらないトリックが得意なので、いつもスケートでも自分らしいスタイルを見せることを意識しています。次の大きな目標はロスオリンピックで金メダルを取ることなので応援よろしくお願いします。」 男子スノーボード:山田 琉聖(ヤマダ・リュウセイ) 5歳からスノーボードを始めると、2016年に地元札幌のばんけいスキー場にてワールドカップが開催され、国内最大級のハーフパイプが完成したことをきっかけに当時10歳ながらもハーフパイプの楽しさに魅了され本格的に競技を始めた。初年度からFISスノーボードジャパンカップ小学3・4年生の部にて準優勝すると、14歳で初出場したFIS全日本選手権にて6位入賞。全日本強化指定選手に選抜され、16歳からはワールドカップで世界を転戦しつつ、国内ではFIS全日本選手権(鯵ヶ沢大会)で初優勝を果たす。その後17歳でワールドカップ5位入賞やユース五輪冬季大会で銅メダルを獲得するなど快進撃を続け、ミラノ・コルティナ2026オリンピック出場を目指す成長株。 受賞コメント「トロフィーが結構重たいです。最初は受賞したことが信じられなかったんですが、このトロフィーをもらって実感が湧いてきました。X Gamesにはまだ出たことがないのですが、自分は独創的なトリックだったり他の人と被らないようなライディングを意識してるので是非見てほしいです。」 女子スノーボード:深田 茉莉(フカダ・マリ) 本格的に競技を始めたのは13歳の頃にもかかわらず、その後約2年半という期間の短さで初出場した「2022年ワールドカップ コッパーマウンテン大会」で初優勝を決めるほど才能溢れるスノーボーダー。その翌月に行われた世界最高峰のコンテストである「X Games Aspen 2023」にも招待されると「FSダブルコーク1080」や「BSダブルコーク1260」を成功させ表彰台まであと一歩となる4位に食い込んだ。高回転を巧みに操り、メンズ顔負けのスタイルでストンプする彼女は長時間の練習を日課とする努力家。ミラノ・コルティナ2026オリンピックでの活躍を鋭く見据えている。 受賞コメント「普通の賞ではなくてルーキーとして頂くことができたこのアワードなので、今後もルーキーとしてもっと頑張りたいと思います。ウィンターのX Gamesには1回出たことがあるのですが、コースが大きいので観客との距離があります。でもこの会場を見てスケートボードは観客席と近いので迫力があるなと思いました。今後は1440という4回転するトリックを先輩ライダーの村瀬心椛が決めているので自分も同じように高回転トリックをできるように練習して昨シーズンより良い結果を出して優勝したいと思っています。」 JASAとは ジャパン・アクション・スポーツ・アソシエーション(JASA) は競合するアクションスポーツメーカー、小売、そしてアクションスポーツに関連する企業が協力し、日本のアクションスポーツ業界活性及び発展を目的として設立された一般社団法人。アクションスポーツ( サーフィン、スノーボーディング、スケートボーディング等) を通して国民がより多く楽しめるスポーツ活動を普及するため、各種スポーツ教室・大会の開催やスポーツ振興に関する事業を行い、国民の心身の健全な発達と連帯意識を醸成し、もって次代を担う人材育成に努め、地域のアクションスポーツ文化の向上を図ることを目的としている。
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freestyle過去最多となる268名の参加者が出場!フリースタイルフットボールの世界大会 SUPERBALL 20242024年8月18日〜8月25日にチェコ共和国リベレツにてフリースタイルフットボールの世界大会SUPERBALL 2024が行われた。毎年チェコ共和国で開催されており、10年以上の歴史のあるSUPERBALL。今年は過去最多となる268名の参加者がエントリーし、今年もより一層大会の盛り上がりが見受けられた。 MALE BATTLEではTRISTAN(フランス)が初優勝を果たし、FEMALE BATTLEではISABEL(イギリス)が去年に引き続き優勝し2連覇を達成した。また、日本のプロフリースタイルフットボールコンビLA CLASSIC(Yosshi & Yu-J)はCREW ROUTINEに出場し優勝。LA CLASSICは同時にコンビで世界大会10年連続表彰台入りという快挙も成し遂げた。 ©Petr Zbranek, @azfotky BATTLE 年々レベルが上がっており、今年も多くのハイレベルな争いが見られた1 on 1のバトル部門。男子部門のMALE BATTLE、女子部門のFEMALE BATTLEに分かれており、予選を勝ち抜いたプレイヤーはベスト32から1 on 1のトーナメントに進むことができる。プレイヤーは一人3回ずつ交互に技を披露し、ベスト32では1ターン30秒、ベスト16からは1ターンの持ち時間が無制限で争われた。 また、予選ラウンドを敗退してしまったプレイヤーの為に、DIVISION 2 BATTLEという部門も用意されており、初心者のプレイヤーでも最後までバトルを楽しむことができるのが特徴だ。 MALE BATTLE Yu-ri 日本から出場したYu-riはベスト16バトルにて昨年行われた世界大会Red Bull Street StyleチャンピオンのJay(オーストラリア)と対決。Jayの高いコントロール力で流れるようなスタイルに対し、Yu-riは彼自身の4回転のオリジナルトリックをコンボで繋ぎ、会場をどよめかす。ジャッジの分かれる白熱した接戦の末Jayに勝利したYu-riはSUPERBALL MALE BATTLEにおいて自身初となるベスト8入りを果たした。 MACHINE(コロンビア)©Petr Zbranek, @azfotky MALE BATTLE決勝ではフランスのTRISTANとコロンビアのMACHINEの同世代対決となった。MACHINEは怪我の影響で今大会の出場を一区切りに引退を考えていた様子で、今大会に懸ける熱が伺えた。一方のTRISTANは去年行われた世界大会「World Freestyle Football Championship Nairobi 2023」で準優勝を果たしており、両者共に世界のバトルシーンにおいて波に乗っている若手の一人だ。 TRISTAN(フランス)©Petr Zbranek, @azfotky MACHINEの独自のスタイルに対し、TRISTANはハイレベルなエアムーブとフレッシュなトランジションの繋ぎを見せ対抗。TRISTANは身体を酷使する決勝の舞台でもほとんどパフォーマンスを落とさずに戦い切り、見事初優勝に輝いた。 決勝戦終了後にはフランスをはじめとする多くのフリースタイルフットボーラーがTRISTANのパフォーマンスと世界一の称号を讃えた。自身のプレイヤーとしての一区切りであることを表明し、決勝後に悔し涙を見せたMACHINEに対しても彼のキャリアと功績に対し、大きな拍手が巻き起こった。 MALE BATTLE ©Petr Zbranek, @azfotky MALE BATTLE優勝:TRISTAN(フランス)2位:MACHINE(コロンビア)3位:JESSE(オランダ) FEMALE BATTLE ISABEL(イギリス) ©Petr Zbranek, @azfotky 決勝では前回大会王者のISABEL(イギリス)とYOANNA(フランス)が対決。ブロックムーブコンボを得意とするYOANNAに対し、ISABELは高いコントロール力のオールラウンドスキルで対抗。2ターン目を終えるまでお互いノードロップの決勝戦に相応しいハイレベルなバトルとなった。ISABELは前回チャンピオンとしての強さと自信を見せ、FEMALE BATTLEにおいて2連覇に輝いた。また、FEMALE BATTLEにおいて、日本のMai、Moe-Kがベスト16入りを果たしている。 FEMALE BATTLE ©Petr Zbranek, @azfotky FEMALE BATTLE優勝:ISABEL(イギリス)2位:YOANNA(フランス)3位:SOFIE(デンマーク) ROUTINE ROUTINE 予選2分間、決勝は3分間のパフォーマンスで争われるROUTINE。今年も予選から個性あふれるクリエイティブなショーが数多く見られ、優勝にはフランスのSombreroが輝いた。2位には日本のYosshiが入賞し、去年優勝のAki、一昨年優勝のLeonなども含め、この種目での日本人の強さを示し続けている。 ROUTINE ROUTINE優勝:Sombrero(フランス)2位:Yosshi(日本)3位:Franek(ポーランド) CREW ROUTINE LA CLASSICYU-J(写真左)、YOSSHI.(写真右) 予選2分間、決勝は3分間の2名以上のチームパフォーマンスで争われるCREW ROUTINEでは日本のYosshi & Yu-Jが優勝、Daiki & Tatsukiが2位となり、上位2組を占める結果となった。Yosshi & Yu-JはコンビのLA CLASSICとして世界大会10年連続表彰台入りという快挙を成し遂げ、SUPER BALLのパフォーマンス部門において圧倒的な実力を示している。 CREW ROUTINE CREW ROUTINE優勝:Yosshi & Yu-J(日本)2位:Daiki & Tatsuki(日本) KILL THE BEAT KILL THE BEAT (Gyoza) フリースタイルフットボールでの音楽性を競うKILL THE BEAT。2022年から開催されて以来盛り上がりを見せており、2022年、2023年優勝のGyozaは2連覇を達成している。今大会は参加した日本人7名全員がベスト16トーナメントに進出し、日本人の「音ハメ」における強さが垣間見えた。 ディフェンディングチャンピオンのGyozaはべスト4にて去年準優勝のPWG(フィリピン)と対決し、昨年の決勝カードが実現。延長戦にもつれる接戦の末PWGが勝利。PWGは決勝戦でも安定感のあるトリック、周りの観客を巻き込む力を武器に音楽性を魅せ、初優勝を果たした。 KILL THE BEAT優勝:PWG(フィリピン)2位:Sergio(スペイン)3位:Gyoza(日本) IRON MAN HUGO 一発勝負でエアムーブのコンボの長さを競うIRON MAN。IRON MANで今大会優勝を果たしたのは前回大会の SICK THREE、CHALLENGEで優勝し、2冠を達成したオランダのHUGO VLIESEとなった。HugoはSUPERBALLにおいてエアムーブの部門であるIRON MAN、SICK THREE、CHALLENGEの3つの部門で優勝を経験した唯一のプレイヤーとなった。 また、IRON MANの女性部門であるIRON WOMANでは5度の世界チャンピオンを経験している実力者のAGUSKA MNICH(ポーランド)が優勝を果たした。 IRON MAN IRON MAN優勝:HUGO VLIESE(オランダ)2位:JAIRO GONZALEZ(メキシコ)3位:ROBERT GUZIK(ポーランド) IRON WOMAN優勝:AGUSKA MNICH(ポーランド)2位:ANASTASIA BAGAGLINI(イタリア)3位:MARIANA TABORDA(コロンビア) CHALLENGE MATEO 定められたエアムーブのお題を決められた試行回数で成功させ、難易度の高くなっていくお題をどこまで成功させられるかを競うCHALLENGE。MALE CHALLENGE決勝ではフランスのMATEO SERRIが最高難度のレベル16の表を4カテゴリー全て1トライずつでクリアするという前人未到の快挙を成し遂げ優勝を果たした。なお、日本のYu-toは4位となりエアムーブの部門で日本人初のトップ5入りを果たした。 FEMALE BATTLEで3位に入賞したデンマークのSOFIE JOHANNSENはFEMALE CHALLENGEでも安定したエアムーブを見せ優勝を果たした。 MALE CHALLENGE MALE CHALLENGE優勝:MATEO SERRI(フランス)2位:HUGO VLIESE(オランダ)3位:ETHAN AUDIOT(フランス) FEMALE CHALLENGE優勝:SOFIE JOHANNSEN(デンマーク)2位:AMALIE MOERK(デンマーク)3位:LUCIE QUINTON(フランス) SICK THREE ETHAN 3つのエアムーブのトリックで構成されたコンボで競うSICK THREE。予選から今までの大会でも見られなかったハイレベルなコンボが数多く見られた。世界で最も権威のあるエアムーブの動画コンペティションPACTの前回王ETHAN AUDIOTが決勝ではファーストトライでコンボを決め、初優勝を果たした。 MALE SICK THREE MALE SICK THREE優勝:ETHAN AUDIOT(フランス)2位:SERGIO SANCHEZ(スペイン)3位:DIEGO EMANUEL(ブラジル) FEMALE SICK THREE優勝:SOFIE JOHANNSEN(デンマーク)2位:AMALIE MOERK(デンマーク)3位:LUCIE QUINTON(フランス) 最後に 日本人出場者の集合写真 毎年大きな注目が集まり、世界で最も権威のある大会の一つであるSUPERBALL。今大会は過去最多となる268名の参加者がエントリーし、年々競技の盛り上がりが感じられている。誰でもエントリーすることができ、大会期間も長いため、世界中から集まるプレイヤー同士で練習や撮影をしたり、コミュニケーションを取り合うことでお互いのモチベーションを高め合えるのもこの大会の魅力の一つだ。 また、日本からの出場選手はチェコやその周辺の国での観光を大会前後に楽しむ様子も多く見受けられた。毎年8月に開催されるため、学生フリースタイルフットボーラーは夏休みの期間を利用して出場するのもおすすめだ。バトルのみに限らず、パフォーマンス部門やエアムーブ部門など、男女共にそれぞれの好きな分野に合わせ、多くの種目が楽しめるところもこの大会の特徴である。大会のライブ配信も毎年行っている為、日本からも中継を楽しむことができる。今後のSUPERBALLでの日本人の活躍に注目しよう!
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others山口県宇部市でアーバンスポーツを全身で楽しんだこの夏一番熱い1日「UBE URBAN SPORTS FES 2024」イベントレポート2024.09.30暑い夏もいよいよ終わりを迎える、2024年9月29日(日)に山口県宇部市の常盤通り(国道190号)特設会場にて「UBE URBAN SPORTS FES 2024」が開催された。全長約600mに渡るこの大通りをアーバンスポーツを中心とした様々なコンテンツでジャック。宇部市の中心地がアーバンスポーツの熱気に包まれた。 「UBE URBAN SPORTS FES」は、宇部市の中心市街地である常盤通り(国道190号)のウォーカブル化に合わせて開催し、都市の風景を舞台にアーバンスポーツの魅力を身近に感じて楽しんでもらうことを目的にしており、市民や観客にとって新しい休日の楽しみ方や交流の機会を提供し都市の魅力を高めることを目的としたイベントである。 昨年に開催された第1回目も大盛況で幕を閉じた本イベントだが、今回も雲ひとつない晴天に恵まれ夏を感じさせる暑さの中でプログラムは進行された。また特別ゲストとして参加したオリンピック選手であるShigekix(ブレイキン男子日本代表)・中山楓奈(スケートボード・ストリート女子日本代表)の2名が本イベントに華を添え、トップアスリートたちによるトークセッションやデモンストレーション、そして体験会など来場者が全身でアーバンスポーツを楽しめる1日となった。 以下は大盛況により幕を閉じた「UBE URBAN SPORTS FES 2024」当日の様子だ。 オープニングセレモニー 山口県恒例行事である餅まき 本イベントの開催に先立ちMCの山田としあきさんの呼び込みの元、宇部市の篠﨑圭二市長の挨拶、そしてイベントをデモンストレーションや体験会で盛り上げるゲストや選手たちが紹介されてメインステージへ登壇すると、山口県で恒例行事である餅まきが行われ、会場は大盛り上がりの中でイベントがスタートした。 SPECIAL TALK SHOW:中山楓奈 中山楓奈のトークショー スペシャルゲストとして今回参加した東京オリンピック銅メダリストの中山楓奈によるトークショーでは、スケートボードを始めたきっかけから東京オリンピックを経て迎えたパリオリンピック出場に至るまでのストーリーはもちろんのこと、スケートボード以外で好きなことや大学生として学業との両立など、普段ではあまり聞くことができない等身大の中山楓奈について来場者からの質問を交えながら聞くことができた。 中山楓奈のトークショー その中で中山が声を大にして伝えたのは「自分がやっていることに対して好きでいること」で「好きであればスポーツも勉学も頑張れるし、好きという思いがあったからここまで来れた。」と話した。その言葉には話を聞いていた子どもたちだけではなく親御さんまで心を打たれている様子だった。 最後にはジャンケン大会が行われ、優勝者には直筆サイン入りのスケートボードデッキが手渡されるなど豪華なプレゼントもある有意義なトークセッションとなった。 SPECIAL TALK SHOW:Shigekix Shigekixのワンルーティンの披露 同じくスペシャルゲストとして会場を盛り上げたのは、ここ最近テレビで見ない日はないくらい引っ張りだこであるパリオリンピック日本代表のBBOY Shigekix。登場早々サプライズで音楽に合わせたワンルーティンを披露し、会場を歓声の渦を巻き起こしてから始めたトークショーではパリオリンピックでの裏側や最近の活動に迫りながら、彼の思うブレイキンの魅力について聞くと、 「一番の魅力はブレイキンの持つ”自由さ”です。今日僕の披露したムーブも今までのブレイキン人生を通して培ってきたオリジナルのものですし、そこにこのステージに立って感じたことをアドリブでムーブとして加えさせてもらいました。オリンピックでもみんな踊り方のスタイルが違うというのは見て分かったと思いますが、他のスポーツ以上に自由に自分の表現をしながら競いあったり、自分を成長させていける自由さがブレイキンの魅力です。」と語った。 Shigekixのトークショー また質問コーナーでは子どもたちや大人からも様々な質問が飛び出し、時折話しながらムーブを披露したり、逆に来場者に対して質問を投げかけるなどインタラクティブなコミュニケーションが取られ、思わぬ質問のやりとりにみんな満足そうな様子だった。また最後にはジャンケン大会が行われ、優勝者には直筆サイン入りのTシャツが贈られた。 スケートボード 中山楓奈のライディングデモ 池田幸太のライディングデモ パリオリンピックでも日本から金メダリストが誕生したことで東京オリンピックに引き続き盛り上がりを見せたスケートボード。各4回の体験会の前にはデモンストレーションとしてプロスケートボーダーの中山楓奈と池田幸太の2名と地元のスタイリッシュなスケーターが集まりライディングを披露。そんなトップスケーターの滑りを一目見ようと体験会参加者以外の観客も多く、彼らが決めるトリックに大きな歓声を上げて大会さながらの盛り上がりを見せていた。 スケートボード体験の様子 また体験会にも子どもたちを中心に多くの参加者が集まり、実際にボードに乗って体験した。中には初めてのスケートボードにおそるおそるライディングに挑戦する参加者もいたが、池田幸太をはじめとする講師陣が手取り足取りサポートするなど安全にスケートボードにトライしていた。 ブレイキン 九州男児新鮮組によるショーケース そして今回のスペシャルゲストであるパリオリンピック日本代表Shigekixの来場やトップダンスチーム「九州男児新鮮組」によるショーケースパフォーマンスもあり、会場内で一際大きな盛り上がりを見せたのはブレイキン。会場のメインステージでは「九州男児新鮮組」による2回のパフォーマンスも披露され小学生から大人までそれぞれ違ったスタイルを持つBBOYたちが音楽に合わせて繰り出す豪快なムーブの数々に観客は目を奪われた。 ブレイキン体験の様子 また2回に分けて開催された体験会にも多くの来場者が訪れると簡単なフットワークやフリーズなどをレクチャー。名前と動き方を順番に分かりやすく教われることから初めてブレイキンを体験する参加者でも楽しく学ぶことができ、最後には少し学んだことをおさらいするようにムーブを披露するなどブレイキンの世界に入り込んで体験した。 ダブルダッチ NEWTRADのパフォーマンス 本イベント開催直後のプログラムとして多くの来場者たちの目を引いたのは確実にプロダブルダッチチーム「NEWTRAD」によるパフォーマンスだろう。パフォーマンスではまるでロープの中で行われているとは思えないほどハイレベルで流れるようなダンスやアクロバットが披露され会場を沸かした。 ダブルダッチ体験の様子 中盤ではステージに観客を数名招いてダブルダッチにチャレンジする時間も設けられ、体験した人たちは初めてのダブルダッチにもかかわらず多くの人前で披露するということに困惑と緊張の面持ちでトライしながらも上手くいった時に見せた笑顔が印象的だった。 ダブルダッチ体験の様子 またその影響もあってか計2回開催された体験会では多くの子どもたちが集まり、列をなしながらも順番にダブルダッチにチャレンジ。NEWTRADによる見事なロープ回しも相まって、参加者も気楽にロープの中に飛び込んではロープの回転に合わせてジャンプしながらオリジナルなムーブも見せたりとダブルダッチャーとしての一歩目を踏み出す機会になった。 パルクール パルクール体験の様子 パルクールでは「走る」「跳ねる」「乗り越える」「掴まる」「バランスを取る」という5大基礎能力を伸ばし、イメージした通りに動ける機能的な身体作りを目指すアクティビティということもあって、柔軟性と俊敏性を高い子どもたちにとっては楽しい体験会のひとつであったことは見て取れた。その中でも細い一本橋を反対に進んだり、用意された障害物を飛び越えていく時にはパルクールの技術であるヴォルトなどを交えながら楽しくトライ。 JUNによるデモンストレーション 途中では講師のJUNによる障害物を使った豪快なパフォーマンスも披露され、そのムーブに感化された子どもたちの好奇心を底上げ。中にはハイレベルな動きで障害物を超える子どもたちもおり、まさにバランス感覚や身体能力を目覚めさせる体験会になったことだろう。 パルオニ パルオニの様子 『鬼ごっこ』×『パルクール』の究極の鬼ごっこスポーツであるこのコンテンツは今回の中では体験会というよりどちらかというと『あそび』としての競い合い。パルクール体験会でも使用した障害物が置かれた指定エリアの中で1対1の「20秒間鬼ごっこ」が繰り広げられ、その組み合わせは親子や兄弟、小学生の友達同士など様々。 どっちが早く捕まえられるかを競うため、自分が早く捕まえられてしまうと、もっと早く捕まえないといけない展開になるハラハラドキドキの手に汗握る戦いだ。そんな場面も多く見られて悔しがる方と喜ぶ方の感情の差も見どころで、そんな環境の中で楽しみながら気づけばパルクールを体験でき、かつ良い運動にもなっているパルオニは終始大盛況だった。 3×3 バスケットボール バスケットボールクリニックの様子 昨年に引き続きキッズ向けの3×3バスケットボールトーナメントも開催された本イベント。午前中のバスケットボールクリニックを最初のプログラムとして終えると、バスケットボールトーナメントでは未来のスター選手たちになりうるキッズボーラーたちによる熾烈な戦いが繰り広げられた。 スリストム広島とじげんアップデーターズのエキシビジョンマッチ 最終プログラムとして開催されたエキシビジョンマッチではプロチーム「スリストム広島」と「じげんアップデーターズ」のプロ同士によるハイレベルなマッチアップも行われ、見事なボール回しで翻弄し合いツーポイントシュートを量産。特に周りを柵で囲っているわけでもないので、子どもから大人までプロの迫力あるプレイを至近距離で観戦しながら、3×3バスケットボールの奥深さを体感できる贅沢な時間となった。 ピックルボール プロピックルボールプレーヤーの吉田善選手 近年、アメリカを中心に多くの国々でプレイヤーが増えており人気のあるスポーツとして注目されているのがこのピックルボール。このスポーツの発祥となるアメリカでは300万人近くの人々にプレーされており、日本国内でも全国で体験会が行われている。 誰でも楽しめるピックルボール そんなスポーツが今回このイベントにやってきて、午前中に行われたエキシビジョンマッチではプロピックルボールプレーヤーの吉田善選手らによる白熱したラリーが繰り広げられ会場を盛り上げる。体験会では対象年齢が3歳以上と幅広く設定されていることや、比較的難易度が低く身体能力をあまり必要としない為、他の競技に比べて幅広い年代の方に楽しまれる様子が見られ、友達や家族連れなど参加者同士で対決して楽しむ様子が印象的でまさにインクルージブなスポーツと言われる所以がうかがえた。 ストリートサッカー・フットサル ストリートサッカー体験の様子 ストリートサッカーは8角形のコートで1対1形式で3分間のゴールの点数を競う種目。フィジカルコンタクト禁止や股抜きをしたらその時点で勝利という一般的なサッカーとは違った特別なルールも存在しているところが魅力だ。体験会では円形のサークルで親子や友人同士でこのルールに乗っ取った対決を楽しんだ。やはりサッカーは学校でも人気なスポーツということもあり、子どもたちはどこか手慣れた様子でストリートサッカーを体験していた。 ミネルバ宇部の選手達が参加者にレクチャーする様子 また地元宇部市にて活動する女子フットサルチーム「ミネルバ宇部」の選手達がストリートサッカー対決を見せて会場を盛り上げ、マーカーを使ったフットサルのドリブル、トレーニングを参加者にレクチャーする様子も見られた。 地元山口を拠点に活動するダンサーたちによるショーケース 長州南蛮連のよさこいのパフォーマンス お昼の時間帯には「一般社団法人山口県ストリートカルチャー協会」「長州南蛮連」「クランクダンススタジオ」の3団体から各団体を代表するキッズから大人まで数多くのダンサーたちがこの日のために用意してきたパフォーマンスを披露。ブレイキンをはじめ、よさこいやヒップホップなど幅広いジャンルのダンスを通して会場を盛り上げた。 フードフェス お客さんで賑わったフードフェス イベント開始後からお昼時をピークに常に大勢のお客さんで賑わっていたのがこのフードフェスで出店されたブースの数々だ。当日は天気も良く暑いくらいの陽気だったこともあり、体験会を終えた子ども連れの家族や隣のエアー遊具等で遊んでお腹を空かした子どもたちが美味しいフードに舌鼓を打ち、キンキンに冷えたドリンクで喉を潤した。 各飲食店のブースは長蛇の列が また27の飲食店が出店したこともあり、山口県や九州料理などのご当地グルメはもちろんのこと、親子で楽しめるご飯から韓国料理やピザなど海外気分を味わえる食事、お酒に合う食事やスイーツなど幅広いカテゴリーの食事が楽しめる、誰もが満足できるフードブースになっていた。さらにフードやドリンクを片手にその足でアーバンスポーツの体験会やパフォーマンスの観戦を楽しむ様子も見られるなど来場者は五感でイベントを楽しんだ。 エンディングセレモニー 今後についてもイベント開催意思を見せた篠﨑圭二市長 様々なコンテンツが目白押しだった本イベントはあっという間に時間が過ぎ去るほど、アーバンスポーツの熱に包まれたままエンディングを迎えると、オープニングと同様にMCの山田としあきさんの呼び込みの元、ゲストや選手たちの紹介されてメインステージへ再度登壇。また最後には宇部市の篠﨑圭二市長による挨拶の中で来年での本イベント開催意思も聞かれ、惜しまれつつも既に来年への期待感が高まる中で再度餅まきを行い、会場は最後まで大盛り上がりの中でイベントが締め括られた。 最後に 今回が二度目の開催となった「UBE URBAN SPORTS FES 2024」は前回以上の熱狂を生み出しなんと記録した来場者数は約8,000名。今回はShigekixと中山楓奈というオリンピックという世界最高峰の舞台で活躍しているトップアスリートを迎えたこともあり、各競技の体験会とパフォーマンスも何倍もパワーアップして帰ってきたと感じられた。 たくさんの来場者が集まった今回の「UBE URBAN SPORTS FES 2024」 またイベント後にShigekixと中山が口を揃えて話していたのが「こんなにもアーバンスポーツが皆さんにとって身近で注目されていて、今回より知ってもらえるきっかけになって嬉しい」ということだった。実際、その言葉を証明するように本イベントには子ども連れの家族、学生たちも多く見られ、イベント開催の本来の目的でもあるアーバンスポーツを通じた「中心市街の活性化」「若者世代の獲得」に向けてさらにそのムーブメントを飛躍したイベントとなった。 様々な課題を抱える地方都市が「アーバンスポーツ」の力で活性化を図る。その活動の代表として歩みを進めている宇部市の今後の更なる発展に期待していきながら、来年はさらにパワーアップした「UBE URBAN SPORTS FES」が開催されることを既に楽しみに待ちたいと思う。 イベント概要 イベント名:UBE URBAN SPORTS FES 2024 開催期間:2024年9月29日(日)会場:宇部市中心市街地エリア内特設会場入場料:無料主催:宇部市企画・運営:株式会社GATHER メディアパートナー:FINEPLAY 問い合わせ先:宇部市観光スポーツ文化部スポーツ振興課Email:info@ubeusfes.jp
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surf素晴らしいコンディションの中開催されたThe Open Surfing Miyazaki Series QS3000 IBK日向プロ・WSLプロジュニア Presented by RASH2024.09.289月17日から9月21日まで宮崎県日向市お倉ヶ浜でWorld Surf League The Open Surfing Miyazaki Series QS3000 IBK日向プロ・WSLプロジュニア Presented by RASが開催された。 今回のThe Open Surfing Miyazaki Seriesは、先日9月11日から9月14日まで宮崎県木崎浜海岸で開催されたIBK宮崎プロから3日空いて今回のIBK日向プロと2戦続けて行われた。試合が続けて行われることで体力的にタフな部分もあるが、試合の感覚を忘れずに次戦へ繋げることが可能となり、好調の選手は良い感覚をそのまま活かし挑むことができ、前戦で良い結果が望めなかった選手もすぐに調整し、新たに挑戦できる最高の条件となる。 試合期間中の波の状況は台風の影響もあり、クローズアウトすることも懸念されていたが、クローズアウトすることなく常に頭前後の波があり選手は最高のコンディションで試合が出来ることに胸が高鳴っていた。 ウィメンズプロジュニアの優勝は池田未来 Photo by The Open Surfing/@bagbee_ogakiyo ウィメンズプロジュニアの決勝は、池田未来、松岡亜音、中塩佳那、佐藤季の4名。佐藤季以外の選手は前回のIBK宮崎プロと同じメンバーでの決勝。 試合時間は30分。スローな立ち上がりで序盤4位だった池田未来がヒートハイエストのスコアとなる6ポイントを出し1位へ。他の選手は5ポイント代を出すもバックアップとなる1本足りない。最後に5.6ポイントを出しバックアップを揃え、トータルスコア11.6ポイントとして池田未来が優勝を果たした。今回、優勝したことで池田未来がプロジュニアアジアリージョナルのトップに躍り出た。 メンズプロジュニアの優勝は2連勝となったBronson Meydi Photo by The Open Surfing/@bagbee_ogakiyo メンズプロジュニアの決勝は前回のIBK宮崎プロ メンズプロジュニアで優勝したインドネシアから出場したBronson Meydi、岩見天獅、渡邉壱孔、足立海世の4名での戦い。 Bronson Meydiは今大会でもハイレベルなエアー技でスコアを重ねていたが、決勝でも変わらずエアーリバースを決めてくる。6.6ポイントと6ポイントを揃えトータルスコアを12.6ポイントとし1位のポジションに。他の日本人選手も果敢に攻め、2本揃えトータルスコアを10ポイント以上にするも逆転に必要なスコアに届かず、Bronson Meydiが2週連続で優勝を果たした。 ウィメンズQS3000は都築虹帆が2連勝 Photo by The Open Surfing/@bagbee_ogakiyo ウィメンズQS3000の決勝は都築虹帆と脇田紗良のマッチアップ。 波数が少なく、試合時間は30分の中でポテンシャルの波を見つけるのは精神的な強さも必要となるコンディション。脇田紗良がリズム良く波に乗り1本目、2本目で3ポイント代をまとめる。プライオリティーを持ったことにより序盤は良い波を待つ状況となった都築虹帆が2本目に5ポイント、4本目には6.65ポイントをスコアしトータルスコアを11.65ポイントとしリードする。脇田紗良は逆転に必要なスコアが7.9ポイントとなり、そのスコアが出せる波を待つもタイムアップ。 惜しくも2位となった脇田紗良は今回メンタルコーチと帯同しており、インタビュー中も「とにかく楽しむ」と今大会を通して常に楽しみながら試合を進めていたのが印象的だった。 そして2戦共に波のサイズがある中でも、異なったブレイクをするコンディション、そして自分の試合中の波の状況に常に合わせていく安定感を見せた都築虹帆がIBK宮崎プロに続き2連勝となった。 メンズQS3000は田中大貴がQS初優勝 Photo by The Open Surfing/@bagbee_ogakiyo メンズQS3000の決勝は田中大貴と足立海世の戦いに。1本目に6.25ポイントをスコアし2本目にも4ポイントをスコアする。足立海世はプロジュニアも出場していたこともあり、試合を重ねるごとに会場のお倉ヶ浜の波の状況に合ってきていた選手の1人。会場となる海を大きく使い、ポジショニングを移動しながら決勝戦を進めていく。中盤に4.9ポイント、5ポイントとスコアを伸ばしていくもここでタイムアップ。田中大貴が子供の頃、よく練習で訪れた思い出の地で嬉しいQS初優勝を飾った。 ここからのQSの舞台は海外へ Photo by The Open Surfing/@bagbee_ogakiyo QSシリーズは、Whitebuffalo OMAEZAKI PROから始まり、The Open Surfing Miyazaki Series IBK宮崎プロ、IBK日向プロと3週連続で開催された怒涛の9月。ハードスケジュールではあるが、日本でQS3000のグレードの大会が開催されることの有り難さを選手も語っていた。ここからQSは海外へと場所を移し、10月26日から11月4日までフィリピン シャルガオで行われるQS5000 siargao International Surfing Cup、11月9日から11月16日まで台湾で開催予定QS5000Taiwan Open of surfing、12月10日から12月17日まで中国海南島で開催予定のQS5000International Hainan Surfing Openと続く。来シーズンのCSへの切符の道のりはまだ長いが、各選手が少しでも納得いく結果で残りのシーズンも進んでいってほしい。 ウィメンズプロジュニア結果 Photo by The Open Surfing/@bagbee_ogakiyo 1位 池田未来(JPN)2位 松岡亜音(JPN)3位 中塩佳那(JPN)4位 佐藤季(JPN) メンズプロジュニア結果 Photo by The Open Surfing/@bagbee_ogakiyo 1位 ブロンソン・メイディ(IDN)2位 岩見天獅(JPN)3位 渡邉壱孔(JPN)4位 足立海世(JPN) ウィメンズQS3000結果 Photo by The Open Surfing/@bagbee_ogakiyo 1位 都築虹帆(JPN )2位 脇田紗良(JPN)3位 都筑有夢路(JPN) 松岡亜音(JPN) メンズQS3000結果 Photo by The Open Surfing/@bagbee_ogakiyo 1位 田中大貴(JPN )2位 足立海世(JPN)3位 小濃来波(JPN) 渡邉壱孔(JPN)
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culture日本最大級アーバンスポーツメディア「FINEPLAY」が最先端テック×エンタメフェス「XANA SUMMIT 2024」に出展2024.09.25アクションスポーツ・ストリートカルチャー専門メディア「FINEPLAY」を運営する株式会社ZETA(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:財満 栄治、以下 ゼータ)は、AIxWeb3.0メタバースのXANA(CEO:XANARIO)が主催する、時代の最先端を行くプロジェクト、企業、DAO、著名人、アーティスト、クリエイター、コミュニティがメタバース上に2週間にわたって集う次世代型フェスティバル、「XANA SUMMIT 2024」に出展することを発表した。 両社は過去にもNFTやメタバース分野で協業展開を行っており、今回はFINPLAYがプロデュースしたアーバンスポーツ空間『ZONE-X』を活用し、アーバンスポーツの魅力を豊富な画像や動画で訴求していく。 また本企画の目玉として、世界が注目する天才小学生スケーター・河上恵蒔がアバターとして空間内に登場、フォトブースにて記念撮影ができるほか、スケートボードパーク内には河上恵蒔が滑走する様子も楽しむことが可能。 <河上恵蒔> JSF バーチカルシリーズ2023 総合1位タイで最年少王者。スケートボード界の神と呼ばれる伝説的スケーター・トニー・ホークが主催するスケートボードバート大会「Tony Hawk’s Vert Alert」で900(2回転半)を3回連続で世界で初めて成功させ6位入賞。「X Games VENTURA 2024」男子史上最年少で出場し7位入賞。1分間に540を8回連続で達成しギネス記録樹立。9歳にして世界から注目を集めるスケートボード界の逸材。 <XANA SUMMITについて> XANA SUMMIT 2024はWeb3.0、AI、メタバース、宇宙など、私達人類の未来を担う最先端のテクノロジーを、エンターテイメントをフックとしてより多くの人に伝えることを目的としたイベント。デジタルネイティブ世代を中心に、各界をリードするDAOや企業が個性溢れるパビリオンをメタバース上で共創する。 また、これまでにない体験を提供するフェス会場が用意され、あらゆるところに最高のエンターテイメント性が張り巡らされた、数万人規模のかつてない試みのイベントとなる。本イベントでは、メタバース上でのブース展示、トークセッション、パネルディスカッション、プレゼンテーション、フェスティバルなど、多岐にわたる内容が予定されている。 世界のスピーカーが最新の知識やトピックスを共有する他、アーティストたちによるパフォーマンスやショーも行われ、多くの出展企業の参加を見込む。企業やクリエイターが最新の商品・サービスを展示するブースを用意し、メタバース上でのインタラクティブな体験も提供する。 参加者同士、および出展者と参加者が繋がるためのマッチングエリアや、直接商談を行うための専用スペースなども準備され、新たなビジネスチャンスや交流の機会が創出される。あらゆるレイヤーの人が最高の体験をできるように多様な参加方法が用意されており、参加者一人ひとりが創り上げるフェスは、感動と興奮の一期一会の体験を提供する。 <XANAとは> XANAはAIを活用した国内No.1、世界No.3のWeb3.0メタバース。誰でも簡単にアバター、空間、ゲームを創り、資産を売買することができ、なりたい自分になって自己実現できるもう一つの世界を提供。上場企業、地方自治体、教育機関など様々なセクターに既に100以上の導入事例を有する。
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fmxX Gamesを盛り上げたコンテンツの数々。大会の雛形種目である「Moto X・ベストトリック」では東野貴行が銅メダル獲得【X Games Chiba 2024】Moto X & 豪華コンテンツまとめレポート2024.10.032024年9月20日(金)~22日(日)に幕張メッセ(千葉県千葉市幕張)で開催され、まだまだ大会の熱が冷めあらず、その余韻を残している国内最大のアクションスポーツの祭典「X Games Chiba 2024」。 大会最終日には最終競技として「Moto X(フリースタイルモトクロス)・ベストトリック」が行われ、ライダーたちの息をのむ豪快なライディングが「X Games Chiba 2024」の最終日を最高潮に盛り上げて大会を締め括った。なお日本人選手最高位は20大会連続でX Gamesに出場し続けているレジェンドライダー東野貴行選手の銅メダル獲得となった。 また今回は各競技による世界最高峰の戦いはもちろんのこと、イベントを盛り上げる様々な豪華ショーケースやフードフェスなども行われては来場者を楽しませ続け、大盛況の中で今年の「X Games Chiba 2024」は幕を閉じた。 本記事では今大会の雛形種目として会場を盛り上げたMoto Xのメダリストの活躍と、連日イベントを盛り上げた豪華コンテンツをまとめて紹介する。 X Games Chibaでは初開催となる「Moto X・ベストトリック」は天候がライダーたちを苦しめる中、見事メイクしたロブ・アデルバーグが金メダルを獲得。 メダルは惜しくも逃したが会場を盛り上げた渡辺元樹©︎Jason Halayko / X Games 本来は大会2日目に開催される予定だったが、唯一屋外での競技開催ということもあり前日の悪天候により大会最終日に延期し開催された「Moto X・ベストトリック」。大会当日も直前まで強風にさらされ、競技中も天候状況をうかがいながら万全を期した中で行われた。 今大会の競技フォーマットは2本のトライのうちのベストスコア採用方式で争われ、5名の招待選手が出場。そのスタートリストは東野貴行、渡辺元樹、ジュリアン・ヴァンスティッペン(ベルギー)、ロブ・アデルバーグ(オーストラリア)、ジャクソン・ストロング(オーストラリア)となり、どんな世界最高峰のトリックが飛び出してくるのかが楽しみな一戦となった。 以下は入賞者3名が魅せたベストトリックを紹介。 ロブ・アデルバーグのライディング©︎Jason Halayko / X Games まずは今回金メダルを獲得したX Games最多メダリストのロブ・アデルバーグ(オーストラリア)の「レイジーボーイ・フロントフリップ」を紹介。このトリックはバイクのハンドル部分に脚を通してシートに寝そべる「レイジーボーイ」というトリックを前方に1回転する「フロントフリップ」の中で行う超大技。前方に投げ出されるような遠心力に耐えながら両脚だけでバランスを取り1回転するこのトリックを軽々決め切るそのスキルの高さも評価され、94.66ptをマークすると自身4個目のX Games金メダルを獲得し通算18個目のメダルを記録した。 ジャクソン・ストロングのライディング©︎Jason Halayko / X Games そして本種目で銀メダルを獲得したのはジャクソン・ストロング(オーストラリア)。彼がメイクしたのは「フロントフリップ・ノーフットキャンキャン」という前方に1回転する「フロントフリップ」の中で両脚を離してサイドに蹴り出す「ノーフットキャンキャン」のコンボトリック。長年FMX業界を牽引するレジェンドライダーであるストロングのスタイルのあるトリックに会場は歓声と共に盛り上がっていた。 東野貴行のライディング©︎Jason Halayko / X Games 最後はX Games銅メダルを獲得した日本の東野貴行が1本目でメイクした「バックフリップ・スーパーマンシートグラブ to ナッシング」。空中で後方1回転しながら途中でバイクから手足を両方とも離すこのトリック。この環境下でその恐怖にも打ち勝ちメイクできるのは長年この競技で活躍できる彼だから為せることだろう。そんなX Gamesに20大会連続で出場している鉄人・東野はこのトリックで自身のネクストレベルを示し、ベストトリック種目では2013年の金メダル以降の約10年ぶりのメダル獲得となった。現在39歳の東野の今後の更なる活躍にも期待だ。 大会結果 左からストロング、アデルバーグ、東野の順©︎Jason Halayko / X Games 優勝 ロブ・アデルバーグ(オーストラリア)/ 94.66pt準優勝 ジャクソン・ストロング(オーストラリア)/ 94.00pt3位 東野 貴行(日本)/ 86.00pt4位 渡辺 元樹(日本)/ 83.33pt5位 ジュリアン・ヴァンスティッペン(ベルギー)/ 73.66pt X Games Chiba 2024を彩った豪華サイドコンテンツの数々。 「X Games Chiba 2024」では数々の豪華なサイドコンテンツが会場をさらに盛り上げた。その中でも今回はショーケースから「ブレイキンエキシビジョンバトル&ショーケース」と「音楽ライブ」、そして連日来場者のお腹を満たし喉を潤した「Xフードフェス」の様子を紹介。 XII After Ours によるブレイキンエキシビジョンバトル&ショーケース XII After Oursのパフォーマンス©︎Jason Halayko / X Games 最終日にはスペシャルショーケースにて、パリオリンピックで活躍したShigekixを筆頭に世界で活躍する同年代の若手トップブレイクダンサーで構成されたクルー「XII After Ours(Shigekix,AYANE,Ra1on,Tsukki,Y-HI,Ram,Nanoha)」によるショーケースが披露され、世界最高レベルの凄技や音楽にバッチリあったスタイル溢れるムーブの数々に会場は大盛り上がり。最近世界中で注目集めるブレイキンを牽引するメンバーによる貴重なショーケースが世界最大級のアクションスポーツの祭典を彩った。 XII After Oursのパフォーマンス©︎Jason Halayko / X Games Zeebra、HAN-KUN (from 湘南乃風)、MC TYSONによる豪華音楽ライブ MC TYSONのライブパフォーマンス©︎Hikaru Funyu / X Games そしてそんなブレイキンショーケースの後に披露され、最終日を締め括ったのはヒップホップ界のレジェンドZeebra、日本のレゲエシーンを牽引する湘南乃風のHAN-KUN、そして来年1月に待望の日本武道館ライブを控えるMC TYSONという超豪華アーティストによる音楽ライブ。 Zeebraのライブパフォーマンス©︎Hikaru Funyu / X Games アクションスポーツとヒップホップやレゲエが共有するストリートカルチャーを愛するファンたちが一体となり、会場全体がひとつのエネルギーに包まれ、会場の熱気をさらに引き上げ最終日にふさわしい盛り上がりを見せた。 X Food Fes 2024 (Xフードフェス2024) ©︎Jason Halayko / X Games 世界の人気ストリートフードが集結した「Xフードフェス」では全国で3位に輝いた絶品ハンバーガーや自家製ソーセージのホットドッグ、新感覚フライドチキンなど、多彩なストリートフードが勢ぞろい。グルメグランプリ受賞店や人気店も参加し、美味しい料理が来場者のお腹を満たした。どの店舗も列が途切れず、中には売り切れのメニューが出る店舗も続出し来場御礼のフードフェスとなった。 ©︎Jason Halayko / X Games そして今回のフードフェスで何より来場者にとって良心的だったのはスポーツ観戦に最適な「ワンハンドメニュー」の数々だろう。フードフェスの真隣が「Moto X」の競技会場だったこともあり、多くの観客がフードやドリンクを片手に「Moto X」のライディングを楽しむ様子もよく見られた。 最後に ©︎Jason Halayko / X Games 今回も各競技にてたくさんの歴史の1ページが刻まれた「X Games Chiba 2024」。世界トップクラスのアスリートたちによる超絶的なパフォーマンスはさることながら、イベントを盛り上げる様々な豪華コンテンツにより終始大盛況のまま幕を閉じた。世界中をアクションスポーツの熱気に包み込みファンたちの心を離さない「X Games」。それがここ日本にも今浸透しつつある。今後のアクションスポーツの発展と「X Games Japan」の歩みにも目が離せない。 大会概要 ⼤会名称 : X Games Chiba 2024開催期間 : 2024年9月20日(金)~22日(日) – 3日間 (一般開場は21~22日の2日間)※詳細は公式HPをご覧ください。大会会場:幕張メッセ 国際展示場 展示ホール(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1) 主催:X Games Japan 組織委員会 主管:千葉市 協賛:Monster Energy、ムラサキスポーツ、スポーツくじ後援:J-WAVE、BAYFM78協力:X Games Japan 千葉後援会
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others次世代を担うライダーたちを表彰する「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS NEXT GENERATION 2024」授賞式2024.10.022022年から行われている次世代を担うライダーを表彰する「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS NEXT GENERATION」2024年度の受賞者が2024年9月20日(金)~22日(日)に幕張メッセ(千葉県千葉市幕張)で開催された「X Games Chiba 2024」の中で発表され授賞式が行われた。 元来「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS」は2014年から2019年まで6回開催されてきた「サーフィン」、「スケートボード」、「スノーボード」といったアクションスポーツの世界で活躍し、シーンの発展に貢献したライダー・個人・団体を表彰するアワードだ。これまでに男子では五十嵐カノアや平野歩夢、堀米雄斗、女子では西村碧莉、村瀬心椛、都筑有夢路といった世界中に名を馳せる、今もなおアクションスポーツ界を牽引するトップライダーたちが受賞してきた。 そしてこのアワードでは、アクションスポーツをメジャースポーツのように認知を拡大すること、さらには子供たちが憧れるようなヒーローやスターを世間一般に知ってもらうきっかけを与えることを目的としてきたが、近年アクションスポーツは日本人選手のめざましい活躍により、各種メディアで連日取り上げられては注目を集めている。 そういった現状を踏まえ、2022年から「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS NEXT GENERATION」と題し、アクションスポーツ界の次世代を担う選手にスポットライトを当て、そのような選手をマスメディアや世の中に広めるためのアワードへと進化した背景がある。 そんな本アワードで受賞した男女6名の若手トップライダーを紹介。 男子サーフィン:小野 里弦(オノ・リオ) 現在17歳のオリンピック強化指定選手。ISA世界ジュニア選手権U16にて13位になると、第31回・第32回ジュニアオープンサーフィン選手権大会ではU18にて優勝し2連覇を達成。今年の「2024 Surf City Elsalvador ISA World Junior Surfing Championship」の日本代表として出場した。 受賞コメント「 今回受賞できて本当に嬉しいです。小さい頃はスケートボードもやっていたのでX Gamesのことは知っていました。今回このアクションスポーツの大きな大会であるX Gamesの場で表彰してもらえて嬉しいです。」 女子サーフィン:池田 未来(イケダ・ミライ) 国内外問わず様々な主要大会で好成績を残している日本を代表する若手プロサーファー。11歳8ヶ月でJPSA最年少プロ資格を獲得すると2022年の「ISA World Junior Surfing Championship」U-16 Girls にて個人3位入賞を皮切りに様々な国際大会で入賞。今年2024年ではWSL QS5,000「Krui Pro」とWSL「Krui Pro Junior」優勝を成し遂げるなど今大注目の選手。 受賞コメント 「本アワードを受賞することができてとても嬉しいです。2020年からオリンピック種目に入ったことで注目されているこのサーフィンで、今後もトップリーグで戦うこととロスオリンピック出場を目指して頑張ります。応援宜しくお願いします。」 男子スケートボード:小野寺 吟雲(オノデラ・ギンウ) “Ginwoo”の愛称で親しまれる世界的に有名なスケーター。その人気と知名度は業界トップクラスを誇る。7歳から本格的に競技を始めると、翌年にはヨーロッパで開催された大会に史上最年少で出場し、大人顔負けの圧倒的なスキルを見せつけ高く評価されるなど、その才能を一気に開花。以降は、海外から招待を受けた大会を中心に好成績を残し、2022年11月にアマの有力選手が集う世界的大会Tampa Am(米国開催)にて歴代最高得点を最年少でたたき出し一位で予選通過、世界2位に輝く。また、同月に開催された日本スケートボード選手権大会では初出場で優勝し、強化指定選手のSランクを獲得。さらに2023年初戦となるアラブ首長国連邦(UAE)シャルジャで開催された世界選手権では、同種目史上最年少メダルとなる3位に輝いた。 受賞コメント「今回受賞できて嬉しいです!(授賞式の場である)今年のX Gamesはずっと楽しみにしていきましたが、ここ1ヶ月くらい怪我で乗れなかったので出られるかわかりませんでした。でもX Gamesは自分の大好きな空間で出ることへのワクワクがあったのでなんとか直しました。これからも自分の大好きなスケートを全力で見せたいと思っているので応援よろしくお願いします。」 女子スケートボード:赤間 凛音(アカマ・リズ) パリ2024オリンピック女子スケートボード・ストリート種目銀メダリスト。他の選手と違う独自のトリックチョイスとセンスを強みとする彼女は、2019年の全日本選手権2位入賞を皮切りに様々な国際大会で入賞。2022年世界選手権で4位になると翌年の第3戦WST Romeで優勝を成し遂げ、今年はオリンピック予選シリーズ上海大会で準優勝し、パリの舞台での銀メダルに繋げた。なお本授賞式直前に行われたX Games Chiba 2024では銅メダルを獲得するなど強さを示し続けている。 受賞コメント「日本で開催されたX Gamesでメダルを取れたことは嬉しいですし今回このアワードも受賞できて嬉しいです。自分は他のスケーターがやらないトリックが得意なので、いつもスケートでも自分らしいスタイルを見せることを意識しています。次の大きな目標はロスオリンピックで金メダルを取ることなので応援よろしくお願いします。」 男子スノーボード:山田 琉聖(ヤマダ・リュウセイ) 5歳からスノーボードを始めると、2016年に地元札幌のばんけいスキー場にてワールドカップが開催され、国内最大級のハーフパイプが完成したことをきっかけに当時10歳ながらもハーフパイプの楽しさに魅了され本格的に競技を始めた。初年度からFISスノーボードジャパンカップ小学3・4年生の部にて準優勝すると、14歳で初出場したFIS全日本選手権にて6位入賞。全日本強化指定選手に選抜され、16歳からはワールドカップで世界を転戦しつつ、国内ではFIS全日本選手権(鯵ヶ沢大会)で初優勝を果たす。その後17歳でワールドカップ5位入賞やユース五輪冬季大会で銅メダルを獲得するなど快進撃を続け、ミラノ・コルティナ2026オリンピック出場を目指す成長株。 受賞コメント「トロフィーが結構重たいです。最初は受賞したことが信じられなかったんですが、このトロフィーをもらって実感が湧いてきました。X Gamesにはまだ出たことがないのですが、自分は独創的なトリックだったり他の人と被らないようなライディングを意識してるので是非見てほしいです。」 女子スノーボード:深田 茉莉(フカダ・マリ) 本格的に競技を始めたのは13歳の頃にもかかわらず、その後約2年半という期間の短さで初出場した「2022年ワールドカップ コッパーマウンテン大会」で初優勝を決めるほど才能溢れるスノーボーダー。その翌月に行われた世界最高峰のコンテストである「X Games Aspen 2023」にも招待されると「FSダブルコーク1080」や「BSダブルコーク1260」を成功させ表彰台まであと一歩となる4位に食い込んだ。高回転を巧みに操り、メンズ顔負けのスタイルでストンプする彼女は長時間の練習を日課とする努力家。ミラノ・コルティナ2026オリンピックでの活躍を鋭く見据えている。 受賞コメント「普通の賞ではなくてルーキーとして頂くことができたこのアワードなので、今後もルーキーとしてもっと頑張りたいと思います。ウィンターのX Gamesには1回出たことがあるのですが、コースが大きいので観客との距離があります。でもこの会場を見てスケートボードは観客席と近いので迫力があるなと思いました。今後は1440という4回転するトリックを先輩ライダーの村瀬心椛が決めているので自分も同じように高回転トリックをできるように練習して昨シーズンより良い結果を出して優勝したいと思っています。」 JASAとは ジャパン・アクション・スポーツ・アソシエーション(JASA) は競合するアクションスポーツメーカー、小売、そしてアクションスポーツに関連する企業が協力し、日本のアクションスポーツ業界活性及び発展を目的として設立された一般社団法人。アクションスポーツ( サーフィン、スノーボーディング、スケートボーディング等) を通して国民がより多く楽しめるスポーツ活動を普及するため、各種スポーツ教室・大会の開催やスポーツ振興に関する事業を行い、国民の心身の健全な発達と連帯意識を醸成し、もって次代を担う人材育成に努め、地域のアクションスポーツ文化の向上を図ることを目的としている。
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freestyle過去最多となる268名の参加者が出場!フリースタイルフットボールの世界大会 SUPERBALL 20242024.10.022024年8月18日〜8月25日にチェコ共和国リベレツにてフリースタイルフットボールの世界大会SUPERBALL 2024が行われた。毎年チェコ共和国で開催されており、10年以上の歴史のあるSUPERBALL。今年は過去最多となる268名の参加者がエントリーし、今年もより一層大会の盛り上がりが見受けられた。 MALE BATTLEではTRISTAN(フランス)が初優勝を果たし、FEMALE BATTLEではISABEL(イギリス)が去年に引き続き優勝し2連覇を達成した。また、日本のプロフリースタイルフットボールコンビLA CLASSIC(Yosshi & Yu-J)はCREW ROUTINEに出場し優勝。LA CLASSICは同時にコンビで世界大会10年連続表彰台入りという快挙も成し遂げた。 ©Petr Zbranek, @azfotky BATTLE 年々レベルが上がっており、今年も多くのハイレベルな争いが見られた1 on 1のバトル部門。男子部門のMALE BATTLE、女子部門のFEMALE BATTLEに分かれており、予選を勝ち抜いたプレイヤーはベスト32から1 on 1のトーナメントに進むことができる。プレイヤーは一人3回ずつ交互に技を披露し、ベスト32では1ターン30秒、ベスト16からは1ターンの持ち時間が無制限で争われた。 また、予選ラウンドを敗退してしまったプレイヤーの為に、DIVISION 2 BATTLEという部門も用意されており、初心者のプレイヤーでも最後までバトルを楽しむことができるのが特徴だ。 MALE BATTLE Yu-ri 日本から出場したYu-riはベスト16バトルにて昨年行われた世界大会Red Bull Street StyleチャンピオンのJay(オーストラリア)と対決。Jayの高いコントロール力で流れるようなスタイルに対し、Yu-riは彼自身の4回転のオリジナルトリックをコンボで繋ぎ、会場をどよめかす。ジャッジの分かれる白熱した接戦の末Jayに勝利したYu-riはSUPERBALL MALE BATTLEにおいて自身初となるベスト8入りを果たした。 MACHINE(コロンビア)©Petr Zbranek, @azfotky MALE BATTLE決勝ではフランスのTRISTANとコロンビアのMACHINEの同世代対決となった。MACHINEは怪我の影響で今大会の出場を一区切りに引退を考えていた様子で、今大会に懸ける熱が伺えた。一方のTRISTANは去年行われた世界大会「World Freestyle Football Championship Nairobi 2023」で準優勝を果たしており、両者共に世界のバトルシーンにおいて波に乗っている若手の一人だ。 TRISTAN(フランス)©Petr Zbranek, @azfotky MACHINEの独自のスタイルに対し、TRISTANはハイレベルなエアムーブとフレッシュなトランジションの繋ぎを見せ対抗。TRISTANは身体を酷使する決勝の舞台でもほとんどパフォーマンスを落とさずに戦い切り、見事初優勝に輝いた。 決勝戦終了後にはフランスをはじめとする多くのフリースタイルフットボーラーがTRISTANのパフォーマンスと世界一の称号を讃えた。自身のプレイヤーとしての一区切りであることを表明し、決勝後に悔し涙を見せたMACHINEに対しても彼のキャリアと功績に対し、大きな拍手が巻き起こった。 MALE BATTLE ©Petr Zbranek, @azfotky MALE BATTLE優勝:TRISTAN(フランス)2位:MACHINE(コロンビア)3位:JESSE(オランダ) FEMALE BATTLE ISABEL(イギリス) ©Petr Zbranek, @azfotky 決勝では前回大会王者のISABEL(イギリス)とYOANNA(フランス)が対決。ブロックムーブコンボを得意とするYOANNAに対し、ISABELは高いコントロール力のオールラウンドスキルで対抗。2ターン目を終えるまでお互いノードロップの決勝戦に相応しいハイレベルなバトルとなった。ISABELは前回チャンピオンとしての強さと自信を見せ、FEMALE BATTLEにおいて2連覇に輝いた。また、FEMALE BATTLEにおいて、日本のMai、Moe-Kがベスト16入りを果たしている。 FEMALE BATTLE ©Petr Zbranek, @azfotky FEMALE BATTLE優勝:ISABEL(イギリス)2位:YOANNA(フランス)3位:SOFIE(デンマーク) ROUTINE ROUTINE 予選2分間、決勝は3分間のパフォーマンスで争われるROUTINE。今年も予選から個性あふれるクリエイティブなショーが数多く見られ、優勝にはフランスのSombreroが輝いた。2位には日本のYosshiが入賞し、去年優勝のAki、一昨年優勝のLeonなども含め、この種目での日本人の強さを示し続けている。 ROUTINE ROUTINE優勝:Sombrero(フランス)2位:Yosshi(日本)3位:Franek(ポーランド) CREW ROUTINE LA CLASSICYU-J(写真左)、YOSSHI.(写真右) 予選2分間、決勝は3分間の2名以上のチームパフォーマンスで争われるCREW ROUTINEでは日本のYosshi & Yu-Jが優勝、Daiki & Tatsukiが2位となり、上位2組を占める結果となった。Yosshi & Yu-JはコンビのLA CLASSICとして世界大会10年連続表彰台入りという快挙を成し遂げ、SUPER BALLのパフォーマンス部門において圧倒的な実力を示している。 CREW ROUTINE CREW ROUTINE優勝:Yosshi & Yu-J(日本)2位:Daiki & Tatsuki(日本) KILL THE BEAT KILL THE BEAT (Gyoza) フリースタイルフットボールでの音楽性を競うKILL THE BEAT。2022年から開催されて以来盛り上がりを見せており、2022年、2023年優勝のGyozaは2連覇を達成している。今大会は参加した日本人7名全員がベスト16トーナメントに進出し、日本人の「音ハメ」における強さが垣間見えた。 ディフェンディングチャンピオンのGyozaはべスト4にて去年準優勝のPWG(フィリピン)と対決し、昨年の決勝カードが実現。延長戦にもつれる接戦の末PWGが勝利。PWGは決勝戦でも安定感のあるトリック、周りの観客を巻き込む力を武器に音楽性を魅せ、初優勝を果たした。 KILL THE BEAT優勝:PWG(フィリピン)2位:Sergio(スペイン)3位:Gyoza(日本) IRON MAN HUGO 一発勝負でエアムーブのコンボの長さを競うIRON MAN。IRON MANで今大会優勝を果たしたのは前回大会の SICK THREE、CHALLENGEで優勝し、2冠を達成したオランダのHUGO VLIESEとなった。HugoはSUPERBALLにおいてエアムーブの部門であるIRON MAN、SICK THREE、CHALLENGEの3つの部門で優勝を経験した唯一のプレイヤーとなった。 また、IRON MANの女性部門であるIRON WOMANでは5度の世界チャンピオンを経験している実力者のAGUSKA MNICH(ポーランド)が優勝を果たした。 IRON MAN IRON MAN優勝:HUGO VLIESE(オランダ)2位:JAIRO GONZALEZ(メキシコ)3位:ROBERT GUZIK(ポーランド) IRON WOMAN優勝:AGUSKA MNICH(ポーランド)2位:ANASTASIA BAGAGLINI(イタリア)3位:MARIANA TABORDA(コロンビア) CHALLENGE MATEO 定められたエアムーブのお題を決められた試行回数で成功させ、難易度の高くなっていくお題をどこまで成功させられるかを競うCHALLENGE。MALE CHALLENGE決勝ではフランスのMATEO SERRIが最高難度のレベル16の表を4カテゴリー全て1トライずつでクリアするという前人未到の快挙を成し遂げ優勝を果たした。なお、日本のYu-toは4位となりエアムーブの部門で日本人初のトップ5入りを果たした。 FEMALE BATTLEで3位に入賞したデンマークのSOFIE JOHANNSENはFEMALE CHALLENGEでも安定したエアムーブを見せ優勝を果たした。 MALE CHALLENGE MALE CHALLENGE優勝:MATEO SERRI(フランス)2位:HUGO VLIESE(オランダ)3位:ETHAN AUDIOT(フランス) FEMALE CHALLENGE優勝:SOFIE JOHANNSEN(デンマーク)2位:AMALIE MOERK(デンマーク)3位:LUCIE QUINTON(フランス) SICK THREE ETHAN 3つのエアムーブのトリックで構成されたコンボで競うSICK THREE。予選から今までの大会でも見られなかったハイレベルなコンボが数多く見られた。世界で最も権威のあるエアムーブの動画コンペティションPACTの前回王ETHAN AUDIOTが決勝ではファーストトライでコンボを決め、初優勝を果たした。 MALE SICK THREE MALE SICK THREE優勝:ETHAN AUDIOT(フランス)2位:SERGIO SANCHEZ(スペイン)3位:DIEGO EMANUEL(ブラジル) FEMALE SICK THREE優勝:SOFIE JOHANNSEN(デンマーク)2位:AMALIE MOERK(デンマーク)3位:LUCIE QUINTON(フランス) 最後に 日本人出場者の集合写真 毎年大きな注目が集まり、世界で最も権威のある大会の一つであるSUPERBALL。今大会は過去最多となる268名の参加者がエントリーし、年々競技の盛り上がりが感じられている。誰でもエントリーすることができ、大会期間も長いため、世界中から集まるプレイヤー同士で練習や撮影をしたり、コミュニケーションを取り合うことでお互いのモチベーションを高め合えるのもこの大会の魅力の一つだ。 また、日本からの出場選手はチェコやその周辺の国での観光を大会前後に楽しむ様子も多く見受けられた。毎年8月に開催されるため、学生フリースタイルフットボーラーは夏休みの期間を利用して出場するのもおすすめだ。バトルのみに限らず、パフォーマンス部門やエアムーブ部門など、男女共にそれぞれの好きな分野に合わせ、多くの種目が楽しめるところもこの大会の特徴である。大会のライブ配信も毎年行っている為、日本からも中継を楽しむことができる。今後のSUPERBALLでの日本人の活躍に注目しよう!
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danceコーセーがブレイキンの大会を主催!「KOSÉ BREAKING FES」が10月27日(日)に開催!2024.10.02株式会社コーセーが、ブレイキンの大会「KOSÉ BREAKING FES」を、2024年10月27日(日)にShibuya Sakura Stageで開催。ゲストダンサーには日本を代表するブレイクダンサーShigekixやISSEI、海外からは世界ランキング上位でメダリストでもあるPhil WizardやVictorといった著名なブレイクダンサーも出場する。 当社は、コーポレートメッセージ「美しい知恵 人へ、地球へ。」のもと一人ひとりの健康的で幸せな生活をサポートし、健康への意識を高めてもらうことなどを目的に、各種競技団体や選手個人への協賛をはじめ、さまざまな側面からスポーツの振興支援に取り組んでいる。2020年には、ダンサーの地位向上を掲げた日本初のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」へ参画し、ブレイキンに特化したダンスチーム「KOSÉ 8ROCKS」を立ち上げる。また、公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(JDSF)ブレイクダンス本部への協賛や、Shigekixへの個人協賛も行うなど、さまざまな形でブレイキンシーンをサポートしている。 ブレイキンに注目が集まる中で本大会を開催することにより、幅広い世代に向けたブレイキンのさらなる認知向上と発展を目指すと同時に、スポーツ振興支援を通じて健康な生活をサポートすることで、人々のQOL向上に貢献していく。 「KOSÉ BREAKING FES」について 本大会は、小中学生から大人まで幅広い年代のダンサーが参加可能。高校生以上の方が参加できる「2on2」部門での優勝者には賞金100万円を用意し、中学生以下が参加できる「1on1」部門では優勝賞品として、ベトナムで毎年開催している世界的に有名なブレイキンの大会「Radikal Forze Jam」への出場切符をプレゼント。今後世界に羽ばたいていく、若きダンサーたちの夢を応援する。 国内からのゲストダンサーとして、新たに「KOSÉ 8ROCKS」所属を発表したShigekix、初代「KOSÉ 8ROCKS」のディレクターでもあり現在は「FOUND NATION」で活動するISSEI、そして京都を拠点に世界中のシーンに影響を与え続ける「Body Carnival」からAYUMIとISSINが出場。さらには海外からのゲストダンサーとして、先日の世界大会で金メダルを獲得したPhil Wizardをはじめとして、数々の大会で優勝を果たしてきたVictor、Menno、Stripesの豪華4名が出場するなど、世界トップレベルの対決に注目。また、ジャッジには「KOSÉ 8ROCKS」新ディレクターのSHUVANや「THE FLOORRIORZ」のNORIなど権威あるブレイクダンサーも登場。スペシャルエキシビションクルーバトルではShigekix率いる新ブレイキンチーム「Ⅻ After Ours」と「KOSÉ 8ROCKS」との闘いも見所だ。 Shigekixは先日の世界大会での4位入賞後、国内で初めて大会に出場する予定となっており、さらには「Ⅻ After Ours」のメンバーが全員揃ってクルーバトルを行うのも初めてとなる。 世界で盛り上がりを見せる、ブレイキンの熱い戦いを渋谷にてお楽しみいただきたい。 イベント詳細 ・イベント名:KOSÉ BREAKING FES・開催日時:2024年10月27日(日)11:00~19:30・会場:Shibuya Sakura Stage(渋⾕サクラステージ) 3F BLOOM GATE , 4F 404 Not Found 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町1-4・競技形式:1on1 バトル(中学生以下)、2on2バトル(高校生以上)・エントリー費:2,000円(税込)・観覧料:無料・後援:渋谷区、公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(JDSF)ブレイクダンス本部、一般社団法人渋谷未来デザイン、一般社団法人渋谷あそびば制作委員会 出演者 <2on2 ブレイキンバトル・ゲストダンサー(国内)> Shigekix(KOSÉ 8ROCKS、Ⅻ After Ours、K.A.K.B.) 所属:第一生命保険株式会社 7歳でブレイキンを始める。2018年「ブエノスアイレスユースオリンピック」にて銅メダルを獲得。2020年「Red Bull BC One World Final」にて世界最年少で優勝。2020,2022,2023年と「JDSF全日本ブレイキン選手権」を3連覇。2023年「アジア競技会」にて金メダルを獲得し、「パリオリンピック」出場を内定。2024年「パリオリンピック」では4位入賞。これまでに47回の国際大会での優勝経験を誇り、名実共に日本代表するブレイクダンサーである。 ISSEI(FOUND NATION、九州男児新鮮組) 「R16 Korea」を3年連続優勝、日本人初最年少での「Red Bull BC One World Final」優勝、「SILVERBACK OPEN」優勝という偉業を成し遂げた。また「D.LEAGUE 21-22」ではディレクターとして「KOSÉ 8ROCKS」を優勝に導いた。ムラサキスポーツ、日本コカ・コーラ株式会社と個人で契約を締結しており、オーバーグランドアンダーグランド共に活躍中。 AYUMI(Body Carnival、MONSTER ENERGY BREAKERS) 京都府出身。自身のブレイキンのキャリアをカナダのバンクーバーに留学中の2005年にスタートさせた。帰国後は「Body Carnival」に加入し精力的に活動。自身の考えや技術を後世に伝えるべく「Body Carnival School」をチームメイトと共に発足し青少年育成にも力を注いでいる。2024年には「パリオリンピック」に新競技として採用されたブレイキンの女子日本代表選手に選出される。 ISSIN(Body Carnival、Red Bull BC One All Stars) 岡山県出身。8歳でブレイキンに出会い、2018年「Body Carnival」のJrクルー「Body Carnival Zoo」に加入し、後に正式にメンバーとなる。2022年には「Red Bull BC One World Final」に出場し今後の日本ブレイキンを牽引するであろう存在になった。パワームーブを軸とするオールラウンダーでありつつ、自身のオリジナリティの可能性を追求している。 <2on2 ブレイキンバトル・ゲストダンサー(海外)> Phil Wizard(United Rivals、Red Bull BC One All Stars、7 Commandoz) カナダを代表するBBOYの1人。そのクリエイティブで複雑な流れの動きで数々の世界大会で結果を残してきており、その実力は名実ともにワールドクラス。2024年「パリオリンピック」では優勝し、BBOY初のオリンピック金メダリストとなった。 Victor(Squadron、MF Kidz、Red Bull BC One All Stars) BBOY発祥の地アメリカを代表するBBOY。6歳のときに元BBOYの父親からブレイキンの存在を教わり、14歳の時にバトルデビューをしてからは数々のビックタイトルを獲得した。最も輝かしい功績は世界一を決めるソロバトル「Red Bull BC One World Final」にて2度の優勝。2024年「パリオリンピック」においては3位入賞で銅メダルを獲得した。 Menno(Hustlekidz、Red Bull BC One All Stars) 2014年、2017年、2019年の「Red Bull BC One」での3度の優勝記録(史上最多タイ)を持つダンサー。その他の大会でも優勝など結果を残す世界を代表するBBOYの一人。オリジナリティの高いムーブは唯一無二。2024年「パリオリンピック」では決勝トーナメント出場を果たした。 Stripes(Flipside Kings、Sweet Technique) 2018年には「Silverback Open」を、2024年には「Lords of the floor」を優勝し、アンダーグラウンドでは絶大な支持を得ているBBOYの1人。クラシックなシルエットにスキルを織り交ぜたスタイルは現在活躍するBBOYたちに今も影響を与えている。 <スペシャルエキシビションクルーバトル> KOSÉ 8ROCKS 日本で活躍する有名ダンスチームからメンバーを集結した、プロダンスリーグ「D.LEAGUE」唯一のブレイクダンスチーム。アクロバティックな合わせ技を得意とし、高速で展開されるルーティーンやバラエティーに富んだスキルの数々が、音楽との相乗効果で見るものを魅了する。“ブレイキンで世界を笑顔に”をチームビジョンに、更なる可能性に挑戦していく。 Ⅻ After Ours 異なるステージのトップで活躍してきたBBOY,BGIRLで結成。結成後すぐに「Freestyle Session Japan」「Old School Night」と日本トップクラスのイベントを制覇し話題をさらった。ブレイキンのさらなる可能性を切り開く新世代Crew。 <ジャッジ> SHUVAN(FOUND NATION、九州男児新鮮組、KOSÉ 8ROCKS) 14歳の時に「インペリアルJB’s」のKidに師事しBBOYの世界へ。同時に「九州·久留米から世界へ」を目標とし「九州男児」を結成する。現役として活動しつつ自身の「スタジオMJ」の運営、「KOSÉ 8ROCKS」ディレクター、次世代BBOYの育成、アイドルへのダンス指導などエンターテイメント業界で活躍中。 NORI(TAKE NOTICE) 未だ飽く事なく国内、世界各国にプレイヤーとして活動している。BBOYのスタンスを大事に独自のフィルターを通して遊び心を表現する。また、完全オリジナルのプロテインブランド「GOLDEN MISSION」やダンスやマインドをシェアする「STUDIO 36 CHAMBERZ」の運営をする視野の広いマルチな活動をしている。 NARUMI(Body Carnival) 京都在住。20歳でダンスを始め、そこから20年以上に渡り世界で活躍し続けるBGIRL界のパイオニア。現在も現役活動を続けながら、2024年「パリオリンピック」のブレイキンTEAM JAPANナショナルコーチ、審査員、ゲストショー、ワークショップ講師、イベント企画を手掛け現在も精力的に活動している。 TENPACHI(BGSK、TAKE NOTICE、DS) 1987年埼玉県生まれ。Los AngelesのBBOY CREW「BGSK」、そして日本の「TAKE NOTICE」に所属。 KYOHEI2(NINE STATES B-BOYZ、FUKBROS) 北海道出身、大分育ち。17歳の時にブレイキンに出会い20歳で「NINE STATES B-BOYZ」を結成。以降、国内外で精力的に活動し数多くの経験から生成された己の世界観を体現し続ける。 <MC> SUV(NAT/写真:左) ストリートダンスシーンにおけるほぼ全ジャンルの現場を任される数少ないMCの1人。即興性と熱さのある的確なメッセージでプレイヤーとオーディエンスの架け橋となるMCスタイルが、ダンサーのみならずオーガナイザー、DJ、RAPPERからも高い信頼を得ている関東の腕利きMC。 ししがみ(M.O.C/写真:右) 関東のダンスシーンを中心にイベントMCとして活動し、「DANCE @LIVE」や「B-BOY PARK」、「WDC」などをはじめとした様々なイベントやバトル、コンテストなどの現場を盛り上げ続け、その数は年間に130本を越える。 <DJ> DJ MAR SKI(MZK/写真:左) ダンスイベントのDJとして国内、国外問わず活動中。ブレイキンのイベントを中心に数々のダンスイベント世界大会に招待されDJを務めている。HIP HOPというカルチャーを作り出した世界最大の組織「UNIVERSAL ZULU NATION」のオフィシャルメンバーの1人であり、ヒップホップのカルチャーの歴史を伝えていく活動を行なっている。 TEE(Ready to Rock/写真:中央) 1989年にストリートダンスとHIPHOP DJとしての活動をスタート。数々のイベントでのDJを通じ、現在のダンスバトルDJの基礎を作り上げた第一人者。「Battle of the Year」、「Red Bull BC One World Final」では日本人で初のDJを務めた。20年以上にわたり世界のブレイキンシーンから支持を集める数少ないDJの一人である。 SINSK8(TURKS、ULTRA BRA1N/写真:右) レペゼン大阪。自身もBBOYであり2000年代より関西を中心に活動。ダンスキャリア開始と同時期にDJを始め、気付けば今や関西BBOYバトルDJのフロントマン。DJの為に今もバトルに出続ける完全な現場主義スタイル。
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doubledutchここから生まれる、伝説の1ページ目。「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」Report2024.10.012024年9月29日(日)、 ダブルダッチ業界“唯一”となる高校生を主役とした大会『ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024』が開催された。 2021年からスタートした同大会には、今年もアンバサダーとしてDA PUMPのKIMI、そしてシーンのトップランカーであるREG☆STYLEを起用。 KIMI & REG☆STYLE・YUI©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki 更には今回「エンターテイメント」を審査するジャッジには、あのお笑い芸人・パンサー 尾形貴弘に加え、THE FLOORRIORZのB-GIRL RAM、D.LEAGUEからFULLCAST RAISERZのINFINITY TWIGGZが登場。 豪華キャスト陣と入賞者たち©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki カルチャー・ジャンルをまたいで豪華キャスト陣が集結し、高校生が主役として輝けるステージを、シーン内外の様々なキャストが華を添えた。3つの種目から構成され、それぞれで白熱した戦いを繰り広げた大会の様子を振り返る。 REG☆STYLE©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki SPEED RELAY 団体ごとに競われるこの種目は、駆け足跳びである「スピード」を、3名の跳び手がリレー形式で行うもの。1人目が10秒、2人目20秒、3人目30秒とジャンプ時間も変動し、誰がどの順番で跳び、回すのかという戦略性も求められる。 激戦を勝ち抜いたのは、210回で「日本橋ダブルダッチクラブ」!過去に2度もSPEED RELAYで優勝を果たした同団体が、3度目となる王座のタイトルを獲得した。 日本橋ダブルダッチクラブ©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki 1on1 BATTLE 個人戦である 1on1 バトルは、イベントの主役である高校生に加え、未来のITADAKI世代を担う中学生の2部門が用意。 ■ 中学生部門中学生部門は、昨年王者であるSHU-BOY (COMRADE) と、SHUTO (ダブルダッチスクール Be Color) が対決。 SHUTO©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki ハイレベルな接戦を制したのはSHUTO!両者ともにブレイキンを基調としたスタイルのバトルとなったが、抜群の安定感でSHUTOに軍配が上がった。 ■ 高校生部門高校生部門では、こちらも昨年王者のTAIYO (MJRC) と奏 (COMRADE) の対決に。両者ともにソロバトルの決勝大会「DOUBLE DUTCH ONE'S FINAL」への出場経験があるだけに、大人顔負けの名勝負が繰り広げられた。 TAIYO©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki ブレイキンベースのTAIYOとヒップホップの奏。両者ともそれぞれのスタイルがぶつかり合う激戦は、僅差でTAIYOが勝利。3連覇で不動の強さを見せつけた。 SHOWCASE ■ STEP UP 部門昨年から新設された「STEP UP 部門」は、メンバーの過半数がダブルダッチ歴1年未満であることが条件。さらには今年、ダブルダッチの部活動が存在しない高校からも選手が出場! 高校生たちのフレッシュなショーケースの数々が会場を賑わせた。 そんな中、1位になったのはその“部活動が存在しない”高校から、「KRIEGER」(クリーガー / 日本体育大学桜華高等学校)!ダンス部の部員で構成されているとのことだが、そこで培われたキレ味がダブルダッチでも存分に活かされており、「もっと極めれば大会制覇もあり得る!」と大勢から太鼓判が。初陣を最高の形で締め括った。 KRIEGER©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki ■ OPEN 部門次いでOPEN 部門は、今年も激戦。他大会で優秀な成績を収めたチームも多数登場し、大いに盛り上がりを見せた。 3位は「No Logic」(自由ヶ丘学園高等学校)。数々の大会を勝ち上がってきた“猛者”が、ここでもしっかりと入賞。動きの大きさと切れ味、そして女子オンリーのチームでありながら、ヒップホップからブレイキン、アクロバットまで、多岐にわたる技のバリエーションと安定感。堂々たるショーケースで存在感を示した。 No Logic©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki 2位は「4Rings」(ダブルダッチスクール Be Color)。女子3人組でありながら、こちらも豊富なバリエーションの技を次々披露。“GAL感”、そして癖になるコミカルさが随所に散りばめられている特徴的なショーケースは、繕わない出演者の内面を映したような、強靭な表現力によって裏打ちされていた。一度見たら忘れられない“インセイン”なショーケースで、準優勝を獲得した。 4Rings©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki そして今年度、優勝に輝き優勝旗を高らかに掲げたのは「ROYAL DELIGHT」(ロイヤル デライト / 栄光ROYAL)! ROYAL DELIGHT©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki 高い基礎力に定評のある栄光ROYALのチームだが、瞬きの間にも技が繰り広げられるような怒涛の3分間。見たことのあるような一般的な技も、彼らにかかれば応用レベルへと昇華され、会場からは大歓声が!大人数を活かしたフォーメーションや各技など、見れば見るほど細部へのこだわりを感じさせる無駄のない演技で、観客投票でも1位を獲得した彼ら。審査員も高い点数を付け、見事“頂”を掴み取った!! ©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki なお、記事末尾にはROYAL DELIGHTの選手たちへのインタビューも掲載されている。彼らが練習で大切にしていたことや“大人数のパフォーマンス”へのこだわりなど、勝利を掴み取った理由の一端を垣間見ることができるだろう。是非そちらもご一読いただきたい。 またこの他にも、ご紹介したい選手は数々存在するが、その全ては公式から公開されているライブ配信のアーカイブをご覧頂きたい。 “山頂”を目指し繰り広げられた戦いは、4年目を迎え新たなシナリオを描き始めている。2021年の開催当初 1年生だった選手は高校を卒業し、それぞれの道へ歩み始めている。だが、高校生たちのその勢いは衰えることなく、新たな顔ぶれがシーンの未来を強く支えていることを目の当たりにした一日だった。 そして、ITADAKIを知る者たちは次なるステージへ進みながらも、高校生たちに大いに刺激を与えていた。山頂から吹き下ろす“山風”のごとく、次なる高みを目指す高校生たちへ、これからも高いところから追い風を起こしてくれるだろう。 ITADAKI 経験者も多数参加したゲストショー「Virgin Odd Scrap」©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki この舞台から生まれる、伝説の1ページ目。ITADAKI 2024は幕を下ろし、また次なるシナリオが描かれていく。そこに2本のロープがある限り、きっとこの風は止まないことだろう。 優勝チーム「ROYAL DELIGHT」にインタビュー! ROYAL DELIGHT©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki ──まずは優勝おめでとうございます! 今のお気持ちを! こうちゃん本当に嬉しいですし、安心しました。いろんな人が応援してくださって、たくさんの人の支えを常に感じていたので、良い結果で恩返しできたんじゃないかなと思っています。 ──ROYAL DELIGHTのみんなは、過去に大会には出たことがあるの? やまちゃんはい、このチームで昨年のITADAKIに出ています。ただ、怪我でこうちゃんがいなかったので、フルメンバーの7人で出場できたのは今回が初めてです。こうちゃんは昨年、ITADAKIの1ヶ月前ごろにいきなり脚を痛めてしまって…。演技も完成しかけていたので、その時期の雰囲気は最悪でした(笑)。 のりちゃん結果、この時は確か下から数えて3番目の順位でした。 ──そうなんだ。そんなチームが今日上から数えて1番になったわけだ。ちなみにその時の反省や悔しさみたいなものは、今年のパフォーマンスに活きているのかな。 ぼくやそれは大いにありますね。昨年は本当にボロボロだったことがとにかく悔しかったです。初年度から栄光ROYALから出場しているのですが、優勝した経験はなくて、今年こそ“頂を絶対に獲ってやる”という思いで燃えていました。あとは結果の面もそうですが、そもそもパフォーマンス自体を完璧にやりきろうと。 こうちゃん昨年僕が出場できなくて、チームの雰囲気も悪くなってしまって、本当に申し訳ないことをしちゃったなと責任を感じていました。今でも思い返すだけでもしんどい気持ちになります。そして、僕が抜けても6人で出場してくれたチームメイトたちには凄く感謝していて、パフォーマンスを見ていて本当に感動したんです。そういう思いがあったからこそ、今年は本当に覚悟を決めて“絶対に勝つ”と。 ──なるほど。素敵なチームだ。 ぼくや具体的な面で言うと、昨年の反省点として「練習の再現ができていなかった」と思うんですよね。本番を迎えると緊張で手が震えて、縄がちゃんと持てずに飛んでっちゃったり、僕が声を出しまくってしまい、そのせいでチームメイトを変に惑わせてしまうことになってしまったり。本番ですべきは“練習の再現”ということを理解はしていても、それを実行できなかったことが反省点だったので、個人的には今回そこがテーマでした。 そうし僕が思ったこととして、昨年のショーを振り返ったとき、チームの人数が大勢いるのに、1つの技のパートに関わる人数は少なかったんですよね。せっかくの大人数の強みが活かされていないなと感じました。それで今回、意図的に平均的に4〜5人が関れる演技を増やしました。 ©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki こうちゃんあと、出す技も小出しにしていた傾向があったんですよね。技を出す→繋ぐ→技→繋ぐ、という単純な繰り返しは構成面では良くないなと。その流れが止まらないような演技にすることを意識しました。あとはぼくやの言う通り、練習の再現ができるよう精度を上げていこうと。身体にパフォーマンスが染み込む状態まで持っていかないと、また演技が飛んじゃう可能性はあるなと思って。 たかし例えば練習を無音でやって、カウントも声かけも全て無しの状態ということもありました。音に頼らずとも自分たちのペースで出来るように染み付かせるという目的ですね。何も考えずとも進められるようにと先輩に教えてもらった練習方法です。 ぼくやあと、めちゃくちゃ演技中に邪魔してもらうとか、ターナーの真横に立ってもらった状態の練習もありました(笑)。本番はお客さんからの歓声もありますが、そんな時でもとにかく練習の再現をいつも通り、平常心でやれるような精神力を鍛えようという。 ──どんな状況でも練習の再現をできるように、演技を身体に焼き付けて自然にできるように、ということなんですね。それで今日本番を迎えたわけですが、振り返ってみてどうでしたか? こうちゃん正直あんまり記憶がないです(笑)。部分部分では覚えているんですけど。ただパフォーマンス終わった後に前を見て、お客さんやジャッジの皆さんの楽しそうな表情を見たとき、最初に思い描いていた景色が目の前にあって、嬉しくて仕方がなかったです。終わったらその体制を数秒キープしないといけなかったんですが、気づいたら手がすぐに上がっていました(笑)。 たかし部活外からも学校の友達が来てくれていて、自分のパートで「たかし通せ〜!」って声を出してくれていて。応援のパワーって凄くて、めっちゃ身体が動いた感じがしましたね。 ぼくや僕は逆に、応援の声は正直あまり気にしすぎないようにしていました。さっきも“邪魔してもらう練習”の話をしましたが、とにかく演技中は平常心で。だからその分、終わった後にお客さんが沸いてくれていたり、拍手喝采で本当に嬉しかったです。感無量でしたね。 けいちゃん昨年出たときは本当に緊張していて、めっちゃ顔引き攣ってるよって言われたりもしたんですよね(笑)。今年も緊張はありましたが、身体がちゃんと練習どおりに動く感覚がありました。 やまちゃんそれこそ演技直前、いつも部活でやっている基礎練を全員でやったんですよ。“練習の再現”という話もありましたが、それも自分としてはかなり落ち着いて臨むことができた要因の一つでした。 ©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki ──みんな練習が好きなんだね(笑)。いろんなタイプのメンバーがいるけど、とにかく“練習の再現を”という部分は、ROYAL DELIGHTのみんなが相当意識して取り組んだことだったんだなと、お話を伺っていて感じました。 こうちゃん今年のDOUBLE DUTCH CONTESTという大会で、僕たちの1つ上の先輩にあたる「ROYAL LAPLACE」というチームが国内予選を1位通過して、続く世界大会に出場したんです。そういう偉大な先輩の姿にも影響を大いに受けましたが、実はLAPLACEも直前まで基礎練をやっていたんです。最後まで“基礎は大切”だという教訓、それからROYALとして基礎力の強さは譲れない思いもあったので、原点に戻って基礎練を直前にできたことは良かったなと思います。 ──熱い思いをありがとうございました。それでは最後に、もし今後について考えていることなどがあれば。 ぼくや今こうちゃんがLAPLACEの話をしてくれましたが、偉大であり、かつ超えたい存在だなと思っていて。ROYAL DELIGHTとしての次なる目標は、来年3月のDOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN (国内予選) で優勝して、世界大会に出場することですね。LAPLACEの先輩たちもITADAKIには出場していたのですが、結果には恵まれず近くで悔しい思いをしていたのを目の当たりにしたので、僕らがその夢を叶えた今、先輩たちを超えたいなと思っています! ──またROYAL DELIGHTのみんなと会えることを楽しみにしています。今日はありがとうございました! そして、優勝おめでとう!! 開催概要 「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」日時 : 2024年 9月29日(日)会場 : 川崎ルフロン主催 : ITADAKI 実行委員会共催: 川崎市 / INTERNATIONAL STREET FESTIVAL 実行委員会主管 : 有限会社 OVER THUMPZオフィシャルパートナー: ポカリスエット / ヘインズブランズ ジャパン株式会社サポーター:川崎LeFRONT / $TREAM協力 : スキルハック / 日本学生ダブルダッチ連盟協力メディア : FINEPLAY
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FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。
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