SPECIAL EDITION
-
skateJapan Street League 2024 年間王者が決まる最終戦 “BIG YEAR GIG” 大会レポート2024.10.04
-
fmxX Gamesを盛り上げたコンテンツの数々。大会の雛形種目である「Moto X・ベストトリック」では東野貴行が銅メダル獲得【X Games Chiba 2024】Moto X & 豪華コンテンツまとめレポート2024.10.03
-
doubledutchここから生まれる、伝説の1ページ目。「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」Report2024.10.01
-
others山口県宇部市でアーバンスポーツを全身で楽しんだこの夏一番熱い1日「UBE URBAN SPORTS FES 2024」イベントレポート2024.09.30
-
skate今年のX Gamesでは色々な「初」が見られ、歴史的快挙の連続となったスケートボード競技【X Games Chiba 2024】スケートボード各種目まとめレポート2024.09.27
ピックアップ記事
-
danceBBOY Shigekixが出演しているCM!?渋谷駅地下2階に突如登場した「Damon(ダモン)」ブースに行ってみた。2024.10.09アース製薬株式会社は、においの元のよごれが見えるマウスウォッシュの新製品『Damon (ダモン)』の新テレビCM「ラップ&ブレイキン」編を10月7日(月)より全国で順次放送を開始。なお本テレビCMには日本を代表するブレイクダンサーShigekix(半井 重幸)が起用されており、CM内では彼のダイナミックかつキレのあるダンスパフォーマンスも見られるので要チェックだ。また新テレビCM放送を記念し、同日10月7日(月)から10月13日(日)までの1週間にて、スティックタイプの『ダモン リラックスミント』がもらえるピールオフ広告が渋谷駅構内の「PickUpランキン 渋谷ちかみち」とOsaka Metro御堂筋線なんば駅の「改札外通路壁面」にて掲出されている。 FINEPLAY編集部が渋谷駅構内にある『Damon (ダモン)』ブースに突撃! なお今回はBBOY Shigekixが登場しているピールオフ広告が掲出されていると聞きつけたFINEPLAY編集部が渋谷駅構内の広告ブースに直行。掲出場所としてはハチ公方面から地下2階に降りた東急田園都市線/東急メトロ半蔵門線改札横のコンコースの「PickUpランキン 渋谷ちかみち」に設置されていた。 Shigekixの顔写真があしらわれた大型ボード 現場に行くとまず目に飛び込んでくるのは「Damon (ダモン)」の商品を片手に笑顔で通行人を迎えるShigekixの顔写真の大きなボード。青ベースの背景に黄色いベストを着た彼の姿は思わず目を引く。 ブースでは『Damon (ダモン)』の新テレビCMを鑑賞できる そのボードを回り込むと現れるのがメインブースだ。中央にはモニターが設置され、『Damon (ダモン)』の新テレビCM「ラップ&ブレイキン」編が流されており、Shigekixのダンスパフォーマンスも含めて実際に放送されているCMを鑑賞することができる。 インパクトのある両サイドの大型ボード そしてそのモニターを挟むように設置されているのが両サイドの大型ボード。大きな口のイラストがまるで息を吐いているような形でサンプルが貼り付けられていてとにかくインパクトのあるこのデザイン。なおサンプルはピールオフできるようになっており、ご自由にお持ち帰り可能。またサンプルを全部剥がすとその下にはあるデザインが隠れているとのことだ。是非みんなで力を合わせて全部剥がして何が隠れているのか確認してみて欲しい。 いろいろなフレーズが記載されたサンプルの数々 ピールオフ式なので簡単に剥がして持ち帰れる 今回は編集部の人間も実際にサンプルのピールオフを体験。よくよく見るとサンプルのイラストにもいくつかデザインがあるようなので、自分の気になるサンプルを是非選んで剥がしてみよう。どのイラストもそれぞれ結構心の繊細なところにグサッと刺さるフレーズが多く、思わず口臭ケアを後押しさせられる(笑) サンプルの中身 サンプルを袋から出すと、中にはスティックタイプの『ダモン リラックスミント (12mL 1本)』と商品特徴と使用方法が記載されていた。実際にその通りに商品を使ってみると口の中がスッキリと洗浄され、爽やかな息が続く体験が得られた。是非皆さんも渋谷駅もしくはなんば駅に訪れた際には、Shigekixに会いに行きがてらサンプルをピールオフして使ってみては? 『Damon (ダモン)』ピールオフ広告概要 PickUpランキン 渋谷ちかみち内のピールオフ広告 スティックタイプの『ダモン リラックスミント (12mL 1本)』がもらえるピールオフ広告を渋谷駅構内の「PickUpランキン 渋谷ちかみち」と、Osaka Metro御堂筋線なんば駅の「改札外通路壁面」にて掲出。 期間:2024年10月7日(月)~2024年10月13日(日)場所:PickUpランキン 渋谷ちかみち (渋谷駅構内) Osaka Metro御堂筋線なんば駅 改札外通路壁面※本件に関する、駅係員へのお問い合わせはご遠慮ください。※『ダモン リラックスミント(12mL 1本)』は無くなり次第、配布終了となります。※掲出内容や期間は予告なく変更になる可能性がございます。 商品情報 ダモン リラックスミント 380mLダモン ブライトレモン 380mLダモン リラックスミント 12mL 5本入 商品名:(1) ダモン リラックスミント 380mL (2) ダモン ブライトレモン 380mL (3) ダモン リラックスミント 12mL 5本入分類:化粧品/洗口液使用目安:(1)、(2)1回適量約10~20mL、 (3)1回1包(12mL)効果効能:口臭の防止、口中を浄化する商品特長:●お口のよごれを除去し、清潔な息に。●はき出すと、口臭の原因でもあるタンパク質よごれが見える洗浄体験。●すっきり爽快な使い心地のリラックスミントの香味と、すっきりフレッシュな使い心地のブライトレモンの香味。●クリアオレンジの液色。●歯やお口のことを考えたオリジナル処方。●380mLのボトルタイプのほか、持ち運びに便利なスティックタイプもご用意。
-
skate日本女子ストリートの戦国時代がいよいよ本格化か?!「第7回マイナビ 日本スケートボード選手権大会」女子決勝2024.10.08今回で7回目の開催となった「日本スケートボード選手権大会」。パリ五輪にて金メダリストの吉沢恋、同じく銀メダリストの赤間凛音など、日本人ライダーの活躍、彼女らの出場により注目が集まった今大会の女子ストリート種目。熾烈極める日本女子ストリートの決勝に名を連ねたのは、尾関萌衣、大西七海、上村葵、丹野莉愛、松本雪聖、赤間凛音、吉沢恋、織田夢海の8名となった。 【ラン1本目】 まずランの1本目で良い動きを見せたのは次世代で注目株の一人、宮城出身の丹野莉愛だ。 丹野莉愛のライディング スピードに乗った「フロントサイドリップスライド」でスタートしていくと、勢いそのまま減速することなく「キックフリップ」、再びハンドレールで「フロントサイドフィーブルグラインド」、ラストはバンクを利用した「バックサイドビッグスピン」と終始流れるようなフロウでフルメイクし70.37ptと決勝で最初の70点台をマークし後続選手にプレッシャーをかけた。優勝候補の一人、熊本の松本雪聖も終盤まで完璧なランを見せたがラストトリックを決めきれず70点台には届かなかった。1本目から貫禄を見せたのがパリ五輪女王の吉沢恋だ。 吉沢恋のライディング 「キックフリップフロントサイドボードスライド」でスタートすると、「バックサイドリップスライド」、「ブラントストールフロントサイド180アウト」などを織り混ぜながらパークの構造を上手く利用していき「バックサイドノーズスライドビッグスピンアウト」、最後はハンドレールで「バックサイドスミスグラインド」を難なく決め75.58ptとトップで1本目を終えた。 【ラン2本目】 2本目では次世代注目株の一人、兵庫の大西七海が安定したランをしっかりフルメイクし71.16ptとハイスコア、丹野もハンドレールのトリックをアップデートして73.46ptとスコアを上げてきた。松本はラストトリックのバンクから飛び出す「ビッグフロントサイド180」を狙ったが1本目同様にミス、足の怪我がまだ本調子ではないのかランでフルメイクすることはできなかった。後続をさらに突き放したい吉沢もバンクトゥバンクのトリックを「トレフリップ」にアップデートし78.56ptとさらにスコアを伸ばした。優勝争いにはランでのハイスコアが必須な状況で1本目にフルメイクできずプレッシャーのかかる中、見事に跳ね除けたのがパリ五輪銀メダリストの赤間だ。 赤間凛音のライディング 得意の「バーレーグラインドリバート」でスタートしていくと「バックサイドスミスグラインド」、返しのバンクトゥバンクで「フロントサイドビッグスピン」と得意トリックを確実に繋いでいく。さらには「フロントサイド270リップスライド」、ラストは下りのレッジで「フロントサイド180ノーズピックグラインド」を決めフルメイクし78.56ptと吉沢を0.04ポイント差でピッタリ付ける形でマークした。 1本目のフルメイクで感触を確かめ2本目は確実に上げてくると予想されたのはディフェンディングチャンピオンの織田。 織田夢海のライディング 「キックフリップフロントサイドボードスライド」を皮切りに「バックサイドオーバークルックドグラインド」、返しで「フロントサイドブラントスライド」、ピラミッドでは「バックサイドキックフリップ」、ラストは「キックフリップバックサイド50-50グラインド」と完璧にフルメイクし76.22ptとこちらも吉沢、赤間をピッタリマークした。ランを終えて暫定首位は吉沢、次いで赤間、織田、丹野、大西となりここまでが70点台をマークしている状況でトリックセクションへ。 【トリック1本目】 1本目でいきなりハイスコアをマークしたのが地元開催となった大阪の上村葵。前日に足を痛めていた影響からかランでは精細を欠いてしまった上村だったがトリックセクションでいきなり見せた。バンクトゥスロープレールで「バックサイドノーズブラントスライド」を完璧に決め、ファイナリスト最初の80点台となる81.24ptをマーク。身体の調子が万全ではなく歯痒い思いをしていたが、これには本人も納得の笑顔だった。これに続いたのが赤間。「ハリケーングラインド」を決め80.82ptをマーク。 赤間凛音のライディング 【トリック2本目】 2本目ではランで出遅れた松本が「キックフリップフロントサイドボードスライドフェイキー」を完璧に決め81.20ptのハイスコアで遅れを取り戻しにかかる。一方で1本目でスコアメイクしたライダーが次々とミスする中、ここで織田が伝家の宝刀を披露。 織田夢海のライディング 前回大会もこの技で制し、数々の世界大会でも世界最高得点を叩き出してきた「キックフリップフロントサイドフィーブルグラインド」を完璧に決め92.30ptと今大会女子で初の90点台をマークした。 そしてファイナル最初のフルマークを達成したのが赤間だ。ハンドレールで「フロントサイド270リップスライド」を1発で仕留め1本目同様80.82ptをスコアすると暫定首位に立った。 【トリック3本目】 3本目では、大西が「バックサイド50-50からのキックフリップアウト」をスロープレールで決め80.33ptとスコアをフルマークした。続く丹野は「バックサイド270リップスライド」を決め86.71ptとここまで織田に続く2番目に高いスコアを出し優勝争いに可能性を繋いだ。 丹野莉愛のライディング さらに松本がこれを凌ぐスコアを叩き出した。「キックフリップバックサイドリップスライド」をハンドレールで決め、88.04ptのハイスコアを出しフルマークし暫定2位に浮上。ここまで暫定首位は赤間、続いて松本、丹野、大西とここまでがフルマークして折り返す展開に。 【トリック4本目】 そして勝負が動いたのがこの4本目だ。まずは上村がハンドレールで「フロントサイドブラントスライドショービットアウト」をお手つきしながらも決め80.07ptをマーク。お手つきがなければ90点近いスコアの可能性もあっただけに今後に期待を寄せられるトライとなった。ここまで苦戦していた尾関萌衣も「キックフリップフロントサイドボードスライド」をバランスを崩しながらもなんとか持ち堪え69.24ptとスコアをフルマークし今後に繋げた。これからの活躍が楽しみな岐阜出身の12歳だ。一気に勝負を決めたい織田。「バックサイドクルックドグラインドノーリーキックフリップアウト」を寸分の狂いもなく完璧に決め93.35ptとフルマークと同時に首位に浮上。 織田夢海のライディング ここまで3回の失敗で後がなくなった吉沢。トライし続けるのはパリ五輪で金メダルを掴み取った技だ。 吉沢恋のライディング 「ビッグスピンフリップフロントサイドボードスライド」をここでようやく成功し90.30ptをマークし優勝争いに望みを繋いだ。ここ一番の勝負強さはやはり彼女の持ち味だろう。優勝争いに食い込むためにも、さらにスコアアップを狙いたいのは赤間。 赤間凛音のライディング 「フロントサイドフィーブルグラインドフロントサイド180アウト」を決めた。本人も乗れると思わなかったのか驚きの表情が溢れ出した。スコアは89.24ptと僅かに90点台には届かなかったが暫定3位につけた。 【トリック5本目】 勝負をかけなければならない最終トライ。暫定首位を走るディフェンディングチャンピオンの織田はスロープレールで「キックフリップバックサイドスミスグラインド」を狙うも決められず後続の結果を待つことに。表彰台圏内を狙うべく大西が繰り出しのは「フロントサイドブラントスライドキックフリップアウトフェイキー」だったが惜しくも決められず。次々とミスする中、上村も「バックサイド180スイッチフロントスミスグラインドリバースアウト」、通称ベネットグラインドリバートを狙ったが惜しくもトラックがしっかりかからず18.72ptとなった。逆転での優勝には92.98ptが必要な吉沢。彼女の実力なら十分出せる可能性のある得点差で選んだトリックは。 吉沢恋のライディング 「ハリケーングラインド」でスコアは80.78ptと暫定2位に浮上。後がないトライだったので成功率の高い得意技で確実に表彰台を狙ったのだろう。このあたりの勝負勘鋭さは15歳とは思えない非凡なものを感じ、数々の世界大会で優勝争いをし身につけてきたものだろう。女子決勝の締めくくりとなる赤間。優勝するには96.08pt、2位を獲得するのは81.89ptが必要な状況だ。彼女が最後に選んだトリックはスロープレールでの「バックサイドスミスグラインドフロントサイド180」だったが決めきれなかった。この瞬間織田の日本スケートボード選手権2連覇達成が決まった。 織田の優勝を称えるライダーたち 優勝した織田と準優勝の吉沢※3位の赤間は都合により表彰式へは不参加 【大会結果】 パリ五輪出場を逃して悔しい思いをしていた織田夢海が連覇という形で終えたマイナビ日本スケートボード選手権大会女子。やはり一発の爆発力では織田が優勢だった。またパリ五輪女王の吉沢恋も勝負所をよく理解しており、戦略家であることを今大会で示した。独自のトリックチョイスで世界から高い評価を受けている赤間凛音も「ビッグスピンヒールフリップ」や最後に見せた「バックサイドスミスグラインドからのフロントサイド180アウト」という可能性がさらに広がる動きを見せ今後にも期待させる動きを見せた。次世代筆頭株である上村葵も足の怪我が惜しかったもののベストトリックで見せた「バックサイドノーズブラントスライド」、「フロントサイドブラントスライドショービットアウト」、さらには「ベネットグラインドリバート」などこれまでより一皮剥けつつある印象でこちらも非常に楽しみな要素となった。そして、次世代でさらに新鋭の登場となった今大会。まずは徐々に頭角を表していた兵庫出身の大西七海。ランでも70点台と着実にベースをあげてきており、トリックセクションではレールでの「バックサイド50-50からのキックフリップアウト」は世界女王のクロエ・コベルを彷彿とさせる動きであり、さらにはスロープレールでみせた「フロントサイドブラントスライドキックフリップフェイキー」(こちらは惜しくも決まらずだったが)など日本女子トップ常連組を脅かすトリックを持っていることを証明した。驚いたのがこのトリックを思いついて初めて成功したのがこの大会の1週間前だったという。これを本番でトライするスケートボーダーマインドも今後の可能性、期待を持たせる逸材だ。もう一人、宮城出身の丹野莉愛も今後の注目ライダーだ。スピード感のあるライディングで一つ一つのトリックの完成度が非常に高い。ランではベーシックなトリックが中心だが決してスピードで誤魔化しているようなライディングではなくしっかり成功させると同時にフロウも持ち合わせている。ランで見せた「バックサイド360」や「バックサイドビッグスピン」も女子ライダーではあまりトライするライダーはおらず非常に楽しみだ。トリックセクションでも同郷の先輩である赤間とは逆の「バックサイド270リップスライド」をハンドレールで決めるなどこちらも非常に今後楽しみなスキルだと筆者は感じた。ただ、これら以外のトリックがまだ発展途上なのか見受けられず今後に期待といった評価となった。今大会のファイナリストに加え、不出場となった東京五輪女王の西矢椛、東京五輪銅メダリストでパリ五輪ファイナリストの中山楓奈、今年X Gamesなど数々の世界タイトル獲得や表彰台に登っている伊藤美優など世界ランカーを多く有する日本女子ストリートの戦国時代がいよいよ本格化していく予感を強く感じさせる大会となった。 最後に 最後に一つ筆者が大きく気になったのが、ジャッジがスコアを付ける際にリプレイ検証がなかったことだ。これだけ複雑化してきた難易度の高いトリックが連発している中、リプレイを見ずにトリック判定が正確に出来るものなのだろうか?現に準決勝で赤間がトライした技で本人はスコアマークの意思を示していたが、ジャッジの判定はしっかりトラックがかかっていなかったということで非常に低い点が出て赤間自身が困惑している表情が映し出されていた。現在のルール上、完璧に決まっていなければ減点となり次に同じトリックを完璧に決めたとしても前のトライが練習とみなされ大幅な減点となる。このためライダー自身がスコアをマークしない意思を表示することによって次に同じトリックを完璧に決めればしっかりフルで得点が出せるのである。このため赤間はしっかり決まっていないのであれば意思表示をするものと思われたが、これをしなかったということは本人の中では決まっているという判断だと推測した。ジャッジ次第では本人も違うトリックで挽回しようと切り替えたのかもしれないが、日本代表に入るなど結果を大きく左右しかねないジャッジのスコアに掛かる部分だと思うのでこちらはなんとも疑問の残る部分だったと感じてしまう。今後の大会はもっと選手たちに寄り添った形で大会運営がなされることを期待している。
-
bmx悪天候にも負けずに繰り広げられた国内最高峰の選手たちによる熾烈な戦い「マイナビ Japan Cup Yokosuka」BMXフリースタイル・パーク/フラットランド種目2024.10.07BMXフリースタイル「マイナビ Japan Cup Yokosuka」がうみかぜ公園 (神奈川県横須賀市)にて、2024年9月26日(木)、28日(土)、29(日)の3日間に渡り開催され、パーク種目にて男子は中村輪夢選手が、女子は小澤美晴選手が優勝。フラットランド種目では男子で片桐悠選手が、女子は吉村想花選手が優勝を果たした。 神奈川県横須賀市の全面バックアップの下、2022年から開催されている本大会は今回で3回目。今回も世界を舞台に活躍する実力派日本人選手や次世代の注目選手が出場し、フリースタイル・パークではキッズ4アンダーから男女エリートまで計13カテゴリー、フラットランドでは6アンダーから男女エリートまで計10カテゴリーの選手たちによって、ハイレベルな競技が繰り広げられた。 また昨年から国際自転車競技連合(UCI)のClass1(通称C1)カテゴリに当たる「国際大会」として開催されており、今回も大会結果が世界大会出場に直結するため、国内の有力選手だけでなく韓国人ライダーも出場した。 そして会場となったうみかぜ公園はダートジャンプコースやスケートパークが併設された公園でありBMXライダーたちにはお馴染みのBMXシーンを牽引してきた聖地の一つ。近年ではストリートの大会としてBMXメディアのMOTOBUNKAが主催する「MOTO-CUP」も開催されるなど、さらに神奈川から国内外へBMXのカルチャーを発信する中心地としてもこの横須賀の「うみかぜ公園」は注目を集めている。 そんなBMXのカルチャーが根付くこの地に開催された今大会は、2022年から大会レガシーとして残されているセクションを中心に会場が設営された。なお今回は天候不良により27日(金)と29日(日)のプログラムは中止となり、エリートカテゴリーは女子フラットランドを除き、28日(土)に行われた予選の結果を最終順位として採用となった。 以下は、今大会注目のパーク種目エリートカテゴリー入賞者のライディングを紹介 BMXフリースタイルパーク種目にて、男子はパリ五輪5位入賞の中村輪夢が、女子はその強さ止まるところ知らない小澤美晴が優勝。 男子エリート 男子エリートクラスは、決勝が中止となったことから結果的に参加選手16名の中から予選の成績を元に今大会の優勝者を決めることになった。今回は優勝候補の中村輪夢と溝垣丈司、小澤楓など国内外で活躍する日本人選手たちに韓国人選手のキム・ヨンホを加えたアジアトップクラスの選手たちによりハイレベルな戦いが繰り広げた。なお予選はラン2本のスコアのアベレージが最終スコアとして採用されるフォーマットだ。 中村輪夢のライディング©︎Naoki Gaman / JFBF そんな戦いの中、圧倒的な得点差で優勝を果たしたのは中村輪夢。この夏世界中を感動の渦に巻き込んだパリオリンピックでは5位入賞、先日の「X Games Chiba 2024」では銀メダルを獲得し、今後の更なる活躍に期待が集まっている彼。 ラン1本目は「バックフリップ・バースピン to バーバック」や「フレア・ダブルバースピン」、「バースピン720」など高難度トリックの数々を余裕の走りでメイクすると、ラン2本目では1本目のトリックの精度を上げ、「バックフリップ・バースピン to バーバック to バースピン」や「タックノーハンド720」、「360インバート」などスタイルもしっかり取り入れたランで今大会最高得点をマークし昨年大会に引き続き2連覇を果たした。 小澤楓のライディング ©︎Naoki Gaman / JFBF 準優勝は前回の名古屋大会の覇者である小澤楓。ひとつひとつのトリックの精度の高さにい定評のある彼は、ラン1本目にてボックスジャンプでバックワーズの面ピタ「360」からランを始めると「バックフリップ ・ダブルバースピン」や「フレア」など高難度のトリックを次々にメイク。最後はスパイン to スパインのセクションで「ディップスリー」を2連続で決めて見せた。ラン2本目では1本目のアップデートを目指し「バックフリップ・テールウィップ」や、スパイン to スパインでの「トラックドライバー」と「360・テールウィップ 」など見事メイクしてフルメイクでランを終えたが、中村には一歩と届かず今大会は2位という結果となった。 松本翔海のライディング ©︎Naoki Gaman / JFBF 3位は15歳の最年少ライダーとして頭角を表している松本翔海。ラン1本目では「バックフリップ・テールウィップ 」や「ダブルトラックドライバー」、「720」をはじめとした高難度トリックを数々メイクしフルメイクで終えると、2本目では1本目のルーティンの中で「バックフリップ・テールウィップ」の完成度を上げて、スパインでの「バックフリップ」やクオーターでの「540・バースピン」などさらにトリックセレクションをアップデートしたライディングで高得点を叩き出し、今回表彰台の座を手にした。 女子エリート 一方、女子エリートクラスは東京オリンピック日本代表の大池水杜と現全日本チャンピオンの内藤寧々、そして国際大会で優勝を含む見事な好成績を残し鮮烈なエリートデビューを果たした小澤美晴を含む8名で争われた。ただコース上はかなり風に煽られる展開に各選手が苦戦する様子が見受けられた。 小澤美晴のライディング ©︎Naoki Gaman / JFBF 今回、見事優勝を収めたのはここ最近国際大会での活躍が顕著な小澤美晴。女子の中では世界最高峰と言われるほどのトリックセレクションを有する彼女は1本目からボックスジャンプでの「トラックドライバー」や「テールウィップ」を始め、スパイン to スパインでの「トボガン」や「キャンキャン」そして最後はクオーターでの「X-Up」まで見事なトリックアフタートリックを見せた。ラン2本目では強い風が吹いている中にも関わらず見事な「バックフリップ」をボックスジャンプでメイクすると、クオーターでも完璧なペダルキャッチの「テールウィップ」やスパインでの「360」など女子では一筋縄では決め切れないトリックを余裕を持ってメイクする姿に強さを感じた。今大会の優勝により国内大会は名古屋大会に続き2連覇。来月の全日本選手権での活躍にも期待だ。 山本結花のライディング ©︎Naoki Gaman / JFBF 準優勝は小澤と同じく若手ライダーとして成長著しい山本結花。豪快なエアーの中にスタイル溢れるトリックを入れてくる彼女はラン1本目で、ボックスジャンプでの「360」やクオーターでの「テールウィップ」、そしてスパイン to スパインをトランジションに使用すると最後はクオーターで「540」を綺麗にメイクした。ラン2本目では1本目をアップデートはできなかったがクオーターでの「テールウィップ」や「アリウープ・X-Up」は彼女のスタイルを感じるものだった。1本目のランが高評価を受け平均点を伸ばし見事2位を勝ち取った。 内藤寧々のライディング ©︎Naoki Gaman / JFBF 3位は日本代表として国内の女子BMXフリースタイル界を牽引する内藤寧々。ラン1本目ではビッククオーターでのダイナミックな「ルックバック」を皮切りに、クオーターでの「テールウィップ」、そしてスパイン to スパインでの「X-Up」と「ターンダウン」の2連続をメイクしフルメイクでランを終えた。ラン2本目では全体的にパークを使いながら各セクションでトリックを加えていくライディングに変更。中盤ではクオーターからスパイン to スパインでのトリックアフタートリックで「X-Up」、「ターンダウン」、「X-Up」と繋いでいくも風の影響もあってか、どこかトリックは温存しているような雰囲気だったが予選の結果が最終成績となったため今回は惜しくも3位で大会を終えた。 大会結果 BMXフリースタイル・パーク ©︎Naoki Gaman / JFBF <男子エリート>優勝: 中村 輪夢 (ナカムラ・リム) / 90.38pt準優勝: 小澤 楓 (オザワ・カエデ) / 82.00pt第3位: 松本 翔海 (マツモト・ショア) / 75.63pt ©︎Naoki Gaman / JFBF <女子エリート>優勝: 小澤 美晴 (オザワ・ミハル) / 76.75pt準優勝: 山本 結花 (ヤマモト ユイカ) / 62.25pt第3位: 内藤 寧々 (ナイトウ・ネネ) / 60.38pt <キッズ4アンダー>優勝: ナカジマ・ソウシ / 61.00pt準優勝: イワサキ・ウタ / 53.00pt <キッズ5-6>優勝: サカキバラ・カナタ / 67.27pt準優勝: ウチヤマ・ナル / 66.90pt第3位: ハットリ・アオイ / 63.67pt <ガールズ7-9>優勝: ハシモト・コトハ / 74.75pt準優勝: ウメバヤシ・ユマ / 73.63pt第3位: ニワ・ココロ / 68.75pt <ボーイズ7-8>優勝: マスイ・チアキ / 80.50pt準優勝: コジマ・ルカ / 61.13pt第3位: コバヤシ・アラタ / 55.20pt <ガールズ10-12>優勝: ホソカワ・イロハ / 79.00pt準優勝: イノウエ・アオイ / 72.50pt第3位: ハマダ・ルル / 63.38pt <ボーイズ9-10>優勝: タカハシ・ヒサシ / 74.38pt準優勝: サイキ・タスク / 74.13pt第3位: ミズノ・コウメイ / 72.00pt <ボーイズ11-12>優勝: タニモト・リョウガ / 79.13pt準優勝: ニワ・コウキ / 73.88pt第3位: イラブ・ルナ/ 73.25pt <女子13-15>優勝: オクザキ・トモカ / 67.50pt準優勝: シライ・レエナ / 66.50pt第3位: ヨシダ・ミオ / 64.38pt <男子13-15>優勝: ハヤシ・ショウゴ / 86.00pt準優勝: シミズ・ハル / 84.33pt第3位: ニシシタ・シオン/ 80.00pt <エキスパート>優勝: エンドウ・リクト / 60.67pt準優勝: ナカガワ・ミズキ / 58.83pt第3位: オカモト・リュウキ / 50.67pt <30オーバー>優勝: イシイ・コウスケ / 65.00pt準優勝: シモノ・マサシ / 64.67pt第3位: ハマダ・タカシ / 56.30pt BMXフラットランド ©︎Satoshi Saijo / JFBF <男子エリート>優勝: 片桐 悠 (カタギリ・ユウ) / 89.75pt準優勝: 佐々木 元 (ササキ・モト) / 88.25pt第3位: 伊藤 真人 (イトウ・マサト) / 85.00pt ©︎Satoshi Saijo / JFBF <女子エリート>優勝: 吉村 想花 (ヨシムラ・ソナ) / 79.50pt準優勝: 鈴木 仁菜 (スズキ・ニナ) / 79.25pt第3位: 清宗 ゆい (キヨムネ・ユイ) / 70.25pt <キッズ6アンダー>優勝: サエキ・ミア / 49.33pt準優勝: ハラフジ・ミナル / 44.33pt <ガールズロー>優勝: マスブチ・シズク / 52.33pt準優勝: ヤマザキ・キッカ / 49.67pt第3位: オカザキ サラ / 48.00pt <ボーイズ7-9>優勝: クラウチ・レオ / 56.33pt準優勝: ハラフジ・ジョウジ / 54.00pt第3位: ヤマモト・ショウキ / 49.00pt <ガールズハイ>優勝: ホンムラ・カリン / 77.00pt準優勝: タグチ・シホ / 69.00pt第3位: カドイ・ヒマリ / 66.67pt <エキスパート>優勝: ハヤシ・セオン / 78.00pt準優勝: アカシ・キョウヤ / 77.67pt第3位: ワタナベ・ソウタ/ 77.33pt <30オーバー>優勝: フジイ・セイジ / 73.00pt準優勝: ハマダ・タカシ / 72.33pt第3位: ヤマシタ・ノブオ / 69.00pt 大会概要 ⼤会名称 : 「マイナビ Japan Cup Yokosuka」開催期間 : 2024年9月26日(木)、28日(土)、29(日) - 3日間 -※詳細は公式HPをご覧ください。大会会場::神奈川県横須賀市 うみかぜ公園(神奈川県横須賀市平成町3-23)主催: 一般社団法人 全日本フリースタイルBMX連盟(JFBF)共催:横須賀市後援:一般社団法人 日本アーバンスポーツ支援協議会特別協賛:株式会社 マイナビ協賛:鎌ケ谷巧業株式会社、横須賀ビール 企業版ふるさと納税:一般社団法人防災・防犯自販機協会、株式会社地域みらいコンサルティング エントリー数::パーク132人(うち海外選手1名)、フラットランド82名
-
others次世代を担うライダーたちを表彰する「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS NEXT GENERATION 2024」授賞式2024.10.022022年から行われている次世代を担うライダーを表彰する「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS NEXT GENERATION」2024年度の受賞者が2024年9月20日(金)~22日(日)に幕張メッセ(千葉県千葉市幕張)で開催された「X Games Chiba 2024」の中で発表され授賞式が行われた。 元来「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS」は2014年から2019年まで6回開催されてきた「サーフィン」、「スケートボード」、「スノーボード」といったアクションスポーツの世界で活躍し、シーンの発展に貢献したライダー・個人・団体を表彰するアワードだ。これまでに男子では五十嵐カノアや平野歩夢、堀米雄斗、女子では西村碧莉、村瀬心椛、都筑有夢路といった世界中に名を馳せる、今もなおアクションスポーツ界を牽引するトップライダーたちが受賞してきた。 そしてこのアワードでは、アクションスポーツをメジャースポーツのように認知を拡大すること、さらには子供たちが憧れるようなヒーローやスターを世間一般に知ってもらうきっかけを与えることを目的としてきたが、近年アクションスポーツは日本人選手のめざましい活躍により、各種メディアで連日取り上げられては注目を集めている。 そういった現状を踏まえ、2022年から「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS NEXT GENERATION」と題し、アクションスポーツ界の次世代を担う選手にスポットライトを当て、そのような選手をマスメディアや世の中に広めるためのアワードへと進化した背景がある。 そんな本アワードで受賞した男女6名の若手トップライダーを紹介。 男子サーフィン:小野 里弦(オノ・リオ) 現在17歳のオリンピック強化指定選手。ISA世界ジュニア選手権U16にて13位になると、第31回・第32回ジュニアオープンサーフィン選手権大会ではU18にて優勝し2連覇を達成。今年の「2024 Surf City Elsalvador ISA World Junior Surfing Championship」の日本代表として出場した。 受賞コメント「 今回受賞できて本当に嬉しいです。小さい頃はスケートボードもやっていたのでX Gamesのことは知っていました。今回このアクションスポーツの大きな大会であるX Gamesの場で表彰してもらえて嬉しいです。」 女子サーフィン:池田 未来(イケダ・ミライ) 国内外問わず様々な主要大会で好成績を残している日本を代表する若手プロサーファー。11歳8ヶ月でJPSA最年少プロ資格を獲得すると2022年の「ISA World Junior Surfing Championship」U-16 Girls にて個人3位入賞を皮切りに様々な国際大会で入賞。今年2024年ではWSL QS5,000「Krui Pro」とWSL「Krui Pro Junior」優勝を成し遂げるなど今大注目の選手。 受賞コメント 「本アワードを受賞することができてとても嬉しいです。2020年からオリンピック種目に入ったことで注目されているこのサーフィンで、今後もトップリーグで戦うこととロスオリンピック出場を目指して頑張ります。応援宜しくお願いします。」 男子スケートボード:小野寺 吟雲(オノデラ・ギンウ) “Ginwoo”の愛称で親しまれる世界的に有名なスケーター。その人気と知名度は業界トップクラスを誇る。7歳から本格的に競技を始めると、翌年にはヨーロッパで開催された大会に史上最年少で出場し、大人顔負けの圧倒的なスキルを見せつけ高く評価されるなど、その才能を一気に開花。以降は、海外から招待を受けた大会を中心に好成績を残し、2022年11月にアマの有力選手が集う世界的大会Tampa Am(米国開催)にて歴代最高得点を最年少でたたき出し一位で予選通過、世界2位に輝く。また、同月に開催された日本スケートボード選手権大会では初出場で優勝し、強化指定選手のSランクを獲得。さらに2023年初戦となるアラブ首長国連邦(UAE)シャルジャで開催された世界選手権では、同種目史上最年少メダルとなる3位に輝いた。 受賞コメント「今回受賞できて嬉しいです!(授賞式の場である)今年のX Gamesはずっと楽しみにしていきましたが、ここ1ヶ月くらい怪我で乗れなかったので出られるかわかりませんでした。でもX Gamesは自分の大好きな空間で出ることへのワクワクがあったのでなんとか直しました。これからも自分の大好きなスケートを全力で見せたいと思っているので応援よろしくお願いします。」 女子スケートボード:赤間 凛音(アカマ・リズ) パリ2024オリンピック女子スケートボード・ストリート種目銀メダリスト。他の選手と違う独自のトリックチョイスとセンスを強みとする彼女は、2019年の全日本選手権2位入賞を皮切りに様々な国際大会で入賞。2022年世界選手権で4位になると翌年の第3戦WST Romeで優勝を成し遂げ、今年はオリンピック予選シリーズ上海大会で準優勝し、パリの舞台での銀メダルに繋げた。なお本授賞式直前に行われたX Games Chiba 2024では銅メダルを獲得するなど強さを示し続けている。 受賞コメント「日本で開催されたX Gamesでメダルを取れたことは嬉しいですし今回このアワードも受賞できて嬉しいです。自分は他のスケーターがやらないトリックが得意なので、いつもスケートでも自分らしいスタイルを見せることを意識しています。次の大きな目標はロスオリンピックで金メダルを取ることなので応援よろしくお願いします。」 男子スノーボード:山田 琉聖(ヤマダ・リュウセイ) 5歳からスノーボードを始めると、2016年に地元札幌のばんけいスキー場にてワールドカップが開催され、国内最大級のハーフパイプが完成したことをきっかけに当時10歳ながらもハーフパイプの楽しさに魅了され本格的に競技を始めた。初年度からFISスノーボードジャパンカップ小学3・4年生の部にて準優勝すると、14歳で初出場したFIS全日本選手権にて6位入賞。全日本強化指定選手に選抜され、16歳からはワールドカップで世界を転戦しつつ、国内ではFIS全日本選手権(鯵ヶ沢大会)で初優勝を果たす。その後17歳でワールドカップ5位入賞やユース五輪冬季大会で銅メダルを獲得するなど快進撃を続け、ミラノ・コルティナ2026オリンピック出場を目指す成長株。 受賞コメント「トロフィーが結構重たいです。最初は受賞したことが信じられなかったんですが、このトロフィーをもらって実感が湧いてきました。X Gamesにはまだ出たことがないのですが、自分は独創的なトリックだったり他の人と被らないようなライディングを意識してるので是非見てほしいです。」 女子スノーボード:深田 茉莉(フカダ・マリ) 本格的に競技を始めたのは13歳の頃にもかかわらず、その後約2年半という期間の短さで初出場した「2022年ワールドカップ コッパーマウンテン大会」で初優勝を決めるほど才能溢れるスノーボーダー。その翌月に行われた世界最高峰のコンテストである「X Games Aspen 2023」にも招待されると「FSダブルコーク1080」や「BSダブルコーク1260」を成功させ表彰台まであと一歩となる4位に食い込んだ。高回転を巧みに操り、メンズ顔負けのスタイルでストンプする彼女は長時間の練習を日課とする努力家。ミラノ・コルティナ2026オリンピックでの活躍を鋭く見据えている。 受賞コメント「普通の賞ではなくてルーキーとして頂くことができたこのアワードなので、今後もルーキーとしてもっと頑張りたいと思います。ウィンターのX Gamesには1回出たことがあるのですが、コースが大きいので観客との距離があります。でもこの会場を見てスケートボードは観客席と近いので迫力があるなと思いました。今後は1440という4回転するトリックを先輩ライダーの村瀬心椛が決めているので自分も同じように高回転トリックをできるように練習して昨シーズンより良い結果を出して優勝したいと思っています。」 JASAとは ジャパン・アクション・スポーツ・アソシエーション(JASA) は競合するアクションスポーツメーカー、小売、そしてアクションスポーツに関連する企業が協力し、日本のアクションスポーツ業界活性及び発展を目的として設立された一般社団法人。アクションスポーツ( サーフィン、スノーボーディング、スケートボーディング等) を通して国民がより多く楽しめるスポーツ活動を普及するため、各種スポーツ教室・大会の開催やスポーツ振興に関する事業を行い、国民の心身の健全な発達と連帯意識を醸成し、もって次代を担う人材育成に努め、地域のアクションスポーツ文化の向上を図ることを目的としている。
-
freestyle過去最多となる268名の参加者が出場!フリースタイルフットボールの世界大会 SUPERBALL 20242024年8月18日〜8月25日にチェコ共和国リベレツにてフリースタイルフットボールの世界大会SUPERBALL 2024が行われた。毎年チェコ共和国で開催されており、10年以上の歴史のあるSUPERBALL。今年は過去最多となる268名の参加者がエントリーし、今年もより一層大会の盛り上がりが見受けられた。 MALE BATTLEではTRISTAN(フランス)が初優勝を果たし、FEMALE BATTLEではISABEL(イギリス)が去年に引き続き優勝し2連覇を達成した。また、日本のプロフリースタイルフットボールコンビLA CLASSIC(Yosshi & Yu-J)はCREW ROUTINEに出場し優勝。LA CLASSICは同時にコンビで世界大会10年連続表彰台入りという快挙も成し遂げた。 ©Petr Zbranek, @azfotky BATTLE 年々レベルが上がっており、今年も多くのハイレベルな争いが見られた1 on 1のバトル部門。男子部門のMALE BATTLE、女子部門のFEMALE BATTLEに分かれており、予選を勝ち抜いたプレイヤーはベスト32から1 on 1のトーナメントに進むことができる。プレイヤーは一人3回ずつ交互に技を披露し、ベスト32では1ターン30秒、ベスト16からは1ターンの持ち時間が無制限で争われた。 また、予選ラウンドを敗退してしまったプレイヤーの為に、DIVISION 2 BATTLEという部門も用意されており、初心者のプレイヤーでも最後までバトルを楽しむことができるのが特徴だ。 MALE BATTLE Yu-ri 日本から出場したYu-riはベスト16バトルにて昨年行われた世界大会Red Bull Street StyleチャンピオンのJay(オーストラリア)と対決。Jayの高いコントロール力で流れるようなスタイルに対し、Yu-riは彼自身の4回転のオリジナルトリックをコンボで繋ぎ、会場をどよめかす。ジャッジの分かれる白熱した接戦の末Jayに勝利したYu-riはSUPERBALL MALE BATTLEにおいて自身初となるベスト8入りを果たした。 MACHINE(コロンビア)©Petr Zbranek, @azfotky MALE BATTLE決勝ではフランスのTRISTANとコロンビアのMACHINEの同世代対決となった。MACHINEは怪我の影響で今大会の出場を一区切りに引退を考えていた様子で、今大会に懸ける熱が伺えた。一方のTRISTANは去年行われた世界大会「World Freestyle Football Championship Nairobi 2023」で準優勝を果たしており、両者共に世界のバトルシーンにおいて波に乗っている若手の一人だ。 TRISTAN(フランス)©Petr Zbranek, @azfotky MACHINEの独自のスタイルに対し、TRISTANはハイレベルなエアムーブとフレッシュなトランジションの繋ぎを見せ対抗。TRISTANは身体を酷使する決勝の舞台でもほとんどパフォーマンスを落とさずに戦い切り、見事初優勝に輝いた。 決勝戦終了後にはフランスをはじめとする多くのフリースタイルフットボーラーがTRISTANのパフォーマンスと世界一の称号を讃えた。自身のプレイヤーとしての一区切りであることを表明し、決勝後に悔し涙を見せたMACHINEに対しても彼のキャリアと功績に対し、大きな拍手が巻き起こった。 MALE BATTLE ©Petr Zbranek, @azfotky MALE BATTLE優勝:TRISTAN(フランス)2位:MACHINE(コロンビア)3位:JESSE(オランダ) FEMALE BATTLE ISABEL(イギリス) ©Petr Zbranek, @azfotky 決勝では前回大会王者のISABEL(イギリス)とYOANNA(フランス)が対決。ブロックムーブコンボを得意とするYOANNAに対し、ISABELは高いコントロール力のオールラウンドスキルで対抗。2ターン目を終えるまでお互いノードロップの決勝戦に相応しいハイレベルなバトルとなった。ISABELは前回チャンピオンとしての強さと自信を見せ、FEMALE BATTLEにおいて2連覇に輝いた。また、FEMALE BATTLEにおいて、日本のMai、Moe-Kがベスト16入りを果たしている。 FEMALE BATTLE ©Petr Zbranek, @azfotky FEMALE BATTLE優勝:ISABEL(イギリス)2位:YOANNA(フランス)3位:SOFIE(デンマーク) ROUTINE ROUTINE 予選2分間、決勝は3分間のパフォーマンスで争われるROUTINE。今年も予選から個性あふれるクリエイティブなショーが数多く見られ、優勝にはフランスのSombreroが輝いた。2位には日本のYosshiが入賞し、去年優勝のAki、一昨年優勝のLeonなども含め、この種目での日本人の強さを示し続けている。 ROUTINE ROUTINE優勝:Sombrero(フランス)2位:Yosshi(日本)3位:Franek(ポーランド) CREW ROUTINE LA CLASSICYU-J(写真左)、YOSSHI.(写真右) 予選2分間、決勝は3分間の2名以上のチームパフォーマンスで争われるCREW ROUTINEでは日本のYosshi & Yu-Jが優勝、Daiki & Tatsukiが2位となり、上位2組を占める結果となった。Yosshi & Yu-JはコンビのLA CLASSICとして世界大会10年連続表彰台入りという快挙を成し遂げ、SUPER BALLのパフォーマンス部門において圧倒的な実力を示している。 CREW ROUTINE CREW ROUTINE優勝:Yosshi & Yu-J(日本)2位:Daiki & Tatsuki(日本) KILL THE BEAT KILL THE BEAT (Gyoza) フリースタイルフットボールでの音楽性を競うKILL THE BEAT。2022年から開催されて以来盛り上がりを見せており、2022年、2023年優勝のGyozaは2連覇を達成している。今大会は参加した日本人7名全員がベスト16トーナメントに進出し、日本人の「音ハメ」における強さが垣間見えた。 ディフェンディングチャンピオンのGyozaはべスト4にて去年準優勝のPWG(フィリピン)と対決し、昨年の決勝カードが実現。延長戦にもつれる接戦の末PWGが勝利。PWGは決勝戦でも安定感のあるトリック、周りの観客を巻き込む力を武器に音楽性を魅せ、初優勝を果たした。 KILL THE BEAT優勝:PWG(フィリピン)2位:Sergio(スペイン)3位:Gyoza(日本) IRON MAN HUGO 一発勝負でエアムーブのコンボの長さを競うIRON MAN。IRON MANで今大会優勝を果たしたのは前回大会の SICK THREE、CHALLENGEで優勝し、2冠を達成したオランダのHUGO VLIESEとなった。HugoはSUPERBALLにおいてエアムーブの部門であるIRON MAN、SICK THREE、CHALLENGEの3つの部門で優勝を経験した唯一のプレイヤーとなった。 また、IRON MANの女性部門であるIRON WOMANでは5度の世界チャンピオンを経験している実力者のAGUSKA MNICH(ポーランド)が優勝を果たした。 IRON MAN IRON MAN優勝:HUGO VLIESE(オランダ)2位:JAIRO GONZALEZ(メキシコ)3位:ROBERT GUZIK(ポーランド) IRON WOMAN優勝:AGUSKA MNICH(ポーランド)2位:ANASTASIA BAGAGLINI(イタリア)3位:MARIANA TABORDA(コロンビア) CHALLENGE MATEO 定められたエアムーブのお題を決められた試行回数で成功させ、難易度の高くなっていくお題をどこまで成功させられるかを競うCHALLENGE。MALE CHALLENGE決勝ではフランスのMATEO SERRIが最高難度のレベル16の表を4カテゴリー全て1トライずつでクリアするという前人未到の快挙を成し遂げ優勝を果たした。なお、日本のYu-toは4位となりエアムーブの部門で日本人初のトップ5入りを果たした。 FEMALE BATTLEで3位に入賞したデンマークのSOFIE JOHANNSENはFEMALE CHALLENGEでも安定したエアムーブを見せ優勝を果たした。 MALE CHALLENGE MALE CHALLENGE優勝:MATEO SERRI(フランス)2位:HUGO VLIESE(オランダ)3位:ETHAN AUDIOT(フランス) FEMALE CHALLENGE優勝:SOFIE JOHANNSEN(デンマーク)2位:AMALIE MOERK(デンマーク)3位:LUCIE QUINTON(フランス) SICK THREE ETHAN 3つのエアムーブのトリックで構成されたコンボで競うSICK THREE。予選から今までの大会でも見られなかったハイレベルなコンボが数多く見られた。世界で最も権威のあるエアムーブの動画コンペティションPACTの前回王ETHAN AUDIOTが決勝ではファーストトライでコンボを決め、初優勝を果たした。 MALE SICK THREE MALE SICK THREE優勝:ETHAN AUDIOT(フランス)2位:SERGIO SANCHEZ(スペイン)3位:DIEGO EMANUEL(ブラジル) FEMALE SICK THREE優勝:SOFIE JOHANNSEN(デンマーク)2位:AMALIE MOERK(デンマーク)3位:LUCIE QUINTON(フランス) 最後に 日本人出場者の集合写真 毎年大きな注目が集まり、世界で最も権威のある大会の一つであるSUPERBALL。今大会は過去最多となる268名の参加者がエントリーし、年々競技の盛り上がりが感じられている。誰でもエントリーすることができ、大会期間も長いため、世界中から集まるプレイヤー同士で練習や撮影をしたり、コミュニケーションを取り合うことでお互いのモチベーションを高め合えるのもこの大会の魅力の一つだ。 また、日本からの出場選手はチェコやその周辺の国での観光を大会前後に楽しむ様子も多く見受けられた。毎年8月に開催されるため、学生フリースタイルフットボーラーは夏休みの期間を利用して出場するのもおすすめだ。バトルのみに限らず、パフォーマンス部門やエアムーブ部門など、男女共にそれぞれの好きな分野に合わせ、多くの種目が楽しめるところもこの大会の特徴である。大会のライブ配信も毎年行っている為、日本からも中継を楽しむことができる。今後のSUPERBALLでの日本人の活躍に注目しよう!
新着記事
-
danceBBOY Shigekixが出演しているCM!?渋谷駅地下2階に突如登場した「Damon(ダモン)」ブースに行ってみた。2024.10.09アース製薬株式会社は、においの元のよごれが見えるマウスウォッシュの新製品『Damon (ダモン)』の新テレビCM「ラップ&ブレイキン」編を10月7日(月)より全国で順次放送を開始。なお本テレビCMには日本を代表するブレイクダンサーShigekix(半井 重幸)が起用されており、CM内では彼のダイナミックかつキレのあるダンスパフォーマンスも見られるので要チェックだ。また新テレビCM放送を記念し、同日10月7日(月)から10月13日(日)までの1週間にて、スティックタイプの『ダモン リラックスミント』がもらえるピールオフ広告が渋谷駅構内の「PickUpランキン 渋谷ちかみち」とOsaka Metro御堂筋線なんば駅の「改札外通路壁面」にて掲出されている。 FINEPLAY編集部が渋谷駅構内にある『Damon (ダモン)』ブースに突撃! なお今回はBBOY Shigekixが登場しているピールオフ広告が掲出されていると聞きつけたFINEPLAY編集部が渋谷駅構内の広告ブースに直行。掲出場所としてはハチ公方面から地下2階に降りた東急田園都市線/東急メトロ半蔵門線改札横のコンコースの「PickUpランキン 渋谷ちかみち」に設置されていた。 Shigekixの顔写真があしらわれた大型ボード 現場に行くとまず目に飛び込んでくるのは「Damon (ダモン)」の商品を片手に笑顔で通行人を迎えるShigekixの顔写真の大きなボード。青ベースの背景に黄色いベストを着た彼の姿は思わず目を引く。 ブースでは『Damon (ダモン)』の新テレビCMを鑑賞できる そのボードを回り込むと現れるのがメインブースだ。中央にはモニターが設置され、『Damon (ダモン)』の新テレビCM「ラップ&ブレイキン」編が流されており、Shigekixのダンスパフォーマンスも含めて実際に放送されているCMを鑑賞することができる。 インパクトのある両サイドの大型ボード そしてそのモニターを挟むように設置されているのが両サイドの大型ボード。大きな口のイラストがまるで息を吐いているような形でサンプルが貼り付けられていてとにかくインパクトのあるこのデザイン。なおサンプルはピールオフできるようになっており、ご自由にお持ち帰り可能。またサンプルを全部剥がすとその下にはあるデザインが隠れているとのことだ。是非みんなで力を合わせて全部剥がして何が隠れているのか確認してみて欲しい。 いろいろなフレーズが記載されたサンプルの数々 ピールオフ式なので簡単に剥がして持ち帰れる 今回は編集部の人間も実際にサンプルのピールオフを体験。よくよく見るとサンプルのイラストにもいくつかデザインがあるようなので、自分の気になるサンプルを是非選んで剥がしてみよう。どのイラストもそれぞれ結構心の繊細なところにグサッと刺さるフレーズが多く、思わず口臭ケアを後押しさせられる(笑) サンプルの中身 サンプルを袋から出すと、中にはスティックタイプの『ダモン リラックスミント (12mL 1本)』と商品特徴と使用方法が記載されていた。実際にその通りに商品を使ってみると口の中がスッキリと洗浄され、爽やかな息が続く体験が得られた。是非皆さんも渋谷駅もしくはなんば駅に訪れた際には、Shigekixに会いに行きがてらサンプルをピールオフして使ってみては? 『Damon (ダモン)』ピールオフ広告概要 PickUpランキン 渋谷ちかみち内のピールオフ広告 スティックタイプの『ダモン リラックスミント (12mL 1本)』がもらえるピールオフ広告を渋谷駅構内の「PickUpランキン 渋谷ちかみち」と、Osaka Metro御堂筋線なんば駅の「改札外通路壁面」にて掲出。 期間:2024年10月7日(月)~2024年10月13日(日)場所:PickUpランキン 渋谷ちかみち (渋谷駅構内) Osaka Metro御堂筋線なんば駅 改札外通路壁面※本件に関する、駅係員へのお問い合わせはご遠慮ください。※『ダモン リラックスミント(12mL 1本)』は無くなり次第、配布終了となります。※掲出内容や期間は予告なく変更になる可能性がございます。 商品情報 ダモン リラックスミント 380mLダモン ブライトレモン 380mLダモン リラックスミント 12mL 5本入 商品名:(1) ダモン リラックスミント 380mL (2) ダモン ブライトレモン 380mL (3) ダモン リラックスミント 12mL 5本入分類:化粧品/洗口液使用目安:(1)、(2)1回適量約10~20mL、 (3)1回1包(12mL)効果効能:口臭の防止、口中を浄化する商品特長:●お口のよごれを除去し、清潔な息に。●はき出すと、口臭の原因でもあるタンパク質よごれが見える洗浄体験。●すっきり爽快な使い心地のリラックスミントの香味と、すっきりフレッシュな使い心地のブライトレモンの香味。●クリアオレンジの液色。●歯やお口のことを考えたオリジナル処方。●380mLのボトルタイプのほか、持ち運びに便利なスティックタイプもご用意。
-
skate日本女子ストリートの戦国時代がいよいよ本格化か?!「第7回マイナビ 日本スケートボード選手権大会」女子決勝2024.10.08今回で7回目の開催となった「日本スケートボード選手権大会」。パリ五輪にて金メダリストの吉沢恋、同じく銀メダリストの赤間凛音など、日本人ライダーの活躍、彼女らの出場により注目が集まった今大会の女子ストリート種目。熾烈極める日本女子ストリートの決勝に名を連ねたのは、尾関萌衣、大西七海、上村葵、丹野莉愛、松本雪聖、赤間凛音、吉沢恋、織田夢海の8名となった。 【ラン1本目】 まずランの1本目で良い動きを見せたのは次世代で注目株の一人、宮城出身の丹野莉愛だ。 丹野莉愛のライディング スピードに乗った「フロントサイドリップスライド」でスタートしていくと、勢いそのまま減速することなく「キックフリップ」、再びハンドレールで「フロントサイドフィーブルグラインド」、ラストはバンクを利用した「バックサイドビッグスピン」と終始流れるようなフロウでフルメイクし70.37ptと決勝で最初の70点台をマークし後続選手にプレッシャーをかけた。優勝候補の一人、熊本の松本雪聖も終盤まで完璧なランを見せたがラストトリックを決めきれず70点台には届かなかった。1本目から貫禄を見せたのがパリ五輪女王の吉沢恋だ。 吉沢恋のライディング 「キックフリップフロントサイドボードスライド」でスタートすると、「バックサイドリップスライド」、「ブラントストールフロントサイド180アウト」などを織り混ぜながらパークの構造を上手く利用していき「バックサイドノーズスライドビッグスピンアウト」、最後はハンドレールで「バックサイドスミスグラインド」を難なく決め75.58ptとトップで1本目を終えた。 【ラン2本目】 2本目では次世代注目株の一人、兵庫の大西七海が安定したランをしっかりフルメイクし71.16ptとハイスコア、丹野もハンドレールのトリックをアップデートして73.46ptとスコアを上げてきた。松本はラストトリックのバンクから飛び出す「ビッグフロントサイド180」を狙ったが1本目同様にミス、足の怪我がまだ本調子ではないのかランでフルメイクすることはできなかった。後続をさらに突き放したい吉沢もバンクトゥバンクのトリックを「トレフリップ」にアップデートし78.56ptとさらにスコアを伸ばした。優勝争いにはランでのハイスコアが必須な状況で1本目にフルメイクできずプレッシャーのかかる中、見事に跳ね除けたのがパリ五輪銀メダリストの赤間だ。 赤間凛音のライディング 得意の「バーレーグラインドリバート」でスタートしていくと「バックサイドスミスグラインド」、返しのバンクトゥバンクで「フロントサイドビッグスピン」と得意トリックを確実に繋いでいく。さらには「フロントサイド270リップスライド」、ラストは下りのレッジで「フロントサイド180ノーズピックグラインド」を決めフルメイクし78.56ptと吉沢を0.04ポイント差でピッタリ付ける形でマークした。 1本目のフルメイクで感触を確かめ2本目は確実に上げてくると予想されたのはディフェンディングチャンピオンの織田。 織田夢海のライディング 「キックフリップフロントサイドボードスライド」を皮切りに「バックサイドオーバークルックドグラインド」、返しで「フロントサイドブラントスライド」、ピラミッドでは「バックサイドキックフリップ」、ラストは「キックフリップバックサイド50-50グラインド」と完璧にフルメイクし76.22ptとこちらも吉沢、赤間をピッタリマークした。ランを終えて暫定首位は吉沢、次いで赤間、織田、丹野、大西となりここまでが70点台をマークしている状況でトリックセクションへ。 【トリック1本目】 1本目でいきなりハイスコアをマークしたのが地元開催となった大阪の上村葵。前日に足を痛めていた影響からかランでは精細を欠いてしまった上村だったがトリックセクションでいきなり見せた。バンクトゥスロープレールで「バックサイドノーズブラントスライド」を完璧に決め、ファイナリスト最初の80点台となる81.24ptをマーク。身体の調子が万全ではなく歯痒い思いをしていたが、これには本人も納得の笑顔だった。これに続いたのが赤間。「ハリケーングラインド」を決め80.82ptをマーク。 赤間凛音のライディング 【トリック2本目】 2本目ではランで出遅れた松本が「キックフリップフロントサイドボードスライドフェイキー」を完璧に決め81.20ptのハイスコアで遅れを取り戻しにかかる。一方で1本目でスコアメイクしたライダーが次々とミスする中、ここで織田が伝家の宝刀を披露。 織田夢海のライディング 前回大会もこの技で制し、数々の世界大会でも世界最高得点を叩き出してきた「キックフリップフロントサイドフィーブルグラインド」を完璧に決め92.30ptと今大会女子で初の90点台をマークした。 そしてファイナル最初のフルマークを達成したのが赤間だ。ハンドレールで「フロントサイド270リップスライド」を1発で仕留め1本目同様80.82ptをスコアすると暫定首位に立った。 【トリック3本目】 3本目では、大西が「バックサイド50-50からのキックフリップアウト」をスロープレールで決め80.33ptとスコアをフルマークした。続く丹野は「バックサイド270リップスライド」を決め86.71ptとここまで織田に続く2番目に高いスコアを出し優勝争いに可能性を繋いだ。 丹野莉愛のライディング さらに松本がこれを凌ぐスコアを叩き出した。「キックフリップバックサイドリップスライド」をハンドレールで決め、88.04ptのハイスコアを出しフルマークし暫定2位に浮上。ここまで暫定首位は赤間、続いて松本、丹野、大西とここまでがフルマークして折り返す展開に。 【トリック4本目】 そして勝負が動いたのがこの4本目だ。まずは上村がハンドレールで「フロントサイドブラントスライドショービットアウト」をお手つきしながらも決め80.07ptをマーク。お手つきがなければ90点近いスコアの可能性もあっただけに今後に期待を寄せられるトライとなった。ここまで苦戦していた尾関萌衣も「キックフリップフロントサイドボードスライド」をバランスを崩しながらもなんとか持ち堪え69.24ptとスコアをフルマークし今後に繋げた。これからの活躍が楽しみな岐阜出身の12歳だ。一気に勝負を決めたい織田。「バックサイドクルックドグラインドノーリーキックフリップアウト」を寸分の狂いもなく完璧に決め93.35ptとフルマークと同時に首位に浮上。 織田夢海のライディング ここまで3回の失敗で後がなくなった吉沢。トライし続けるのはパリ五輪で金メダルを掴み取った技だ。 吉沢恋のライディング 「ビッグスピンフリップフロントサイドボードスライド」をここでようやく成功し90.30ptをマークし優勝争いに望みを繋いだ。ここ一番の勝負強さはやはり彼女の持ち味だろう。優勝争いに食い込むためにも、さらにスコアアップを狙いたいのは赤間。 赤間凛音のライディング 「フロントサイドフィーブルグラインドフロントサイド180アウト」を決めた。本人も乗れると思わなかったのか驚きの表情が溢れ出した。スコアは89.24ptと僅かに90点台には届かなかったが暫定3位につけた。 【トリック5本目】 勝負をかけなければならない最終トライ。暫定首位を走るディフェンディングチャンピオンの織田はスロープレールで「キックフリップバックサイドスミスグラインド」を狙うも決められず後続の結果を待つことに。表彰台圏内を狙うべく大西が繰り出しのは「フロントサイドブラントスライドキックフリップアウトフェイキー」だったが惜しくも決められず。次々とミスする中、上村も「バックサイド180スイッチフロントスミスグラインドリバースアウト」、通称ベネットグラインドリバートを狙ったが惜しくもトラックがしっかりかからず18.72ptとなった。逆転での優勝には92.98ptが必要な吉沢。彼女の実力なら十分出せる可能性のある得点差で選んだトリックは。 吉沢恋のライディング 「ハリケーングラインド」でスコアは80.78ptと暫定2位に浮上。後がないトライだったので成功率の高い得意技で確実に表彰台を狙ったのだろう。このあたりの勝負勘鋭さは15歳とは思えない非凡なものを感じ、数々の世界大会で優勝争いをし身につけてきたものだろう。女子決勝の締めくくりとなる赤間。優勝するには96.08pt、2位を獲得するのは81.89ptが必要な状況だ。彼女が最後に選んだトリックはスロープレールでの「バックサイドスミスグラインドフロントサイド180」だったが決めきれなかった。この瞬間織田の日本スケートボード選手権2連覇達成が決まった。 織田の優勝を称えるライダーたち 優勝した織田と準優勝の吉沢※3位の赤間は都合により表彰式へは不参加 【大会結果】 パリ五輪出場を逃して悔しい思いをしていた織田夢海が連覇という形で終えたマイナビ日本スケートボード選手権大会女子。やはり一発の爆発力では織田が優勢だった。またパリ五輪女王の吉沢恋も勝負所をよく理解しており、戦略家であることを今大会で示した。独自のトリックチョイスで世界から高い評価を受けている赤間凛音も「ビッグスピンヒールフリップ」や最後に見せた「バックサイドスミスグラインドからのフロントサイド180アウト」という可能性がさらに広がる動きを見せ今後にも期待させる動きを見せた。次世代筆頭株である上村葵も足の怪我が惜しかったもののベストトリックで見せた「バックサイドノーズブラントスライド」、「フロントサイドブラントスライドショービットアウト」、さらには「ベネットグラインドリバート」などこれまでより一皮剥けつつある印象でこちらも非常に楽しみな要素となった。そして、次世代でさらに新鋭の登場となった今大会。まずは徐々に頭角を表していた兵庫出身の大西七海。ランでも70点台と着実にベースをあげてきており、トリックセクションではレールでの「バックサイド50-50からのキックフリップアウト」は世界女王のクロエ・コベルを彷彿とさせる動きであり、さらにはスロープレールでみせた「フロントサイドブラントスライドキックフリップフェイキー」(こちらは惜しくも決まらずだったが)など日本女子トップ常連組を脅かすトリックを持っていることを証明した。驚いたのがこのトリックを思いついて初めて成功したのがこの大会の1週間前だったという。これを本番でトライするスケートボーダーマインドも今後の可能性、期待を持たせる逸材だ。もう一人、宮城出身の丹野莉愛も今後の注目ライダーだ。スピード感のあるライディングで一つ一つのトリックの完成度が非常に高い。ランではベーシックなトリックが中心だが決してスピードで誤魔化しているようなライディングではなくしっかり成功させると同時にフロウも持ち合わせている。ランで見せた「バックサイド360」や「バックサイドビッグスピン」も女子ライダーではあまりトライするライダーはおらず非常に楽しみだ。トリックセクションでも同郷の先輩である赤間とは逆の「バックサイド270リップスライド」をハンドレールで決めるなどこちらも非常に今後楽しみなスキルだと筆者は感じた。ただ、これら以外のトリックがまだ発展途上なのか見受けられず今後に期待といった評価となった。今大会のファイナリストに加え、不出場となった東京五輪女王の西矢椛、東京五輪銅メダリストでパリ五輪ファイナリストの中山楓奈、今年X Gamesなど数々の世界タイトル獲得や表彰台に登っている伊藤美優など世界ランカーを多く有する日本女子ストリートの戦国時代がいよいよ本格化していく予感を強く感じさせる大会となった。 最後に 最後に一つ筆者が大きく気になったのが、ジャッジがスコアを付ける際にリプレイ検証がなかったことだ。これだけ複雑化してきた難易度の高いトリックが連発している中、リプレイを見ずにトリック判定が正確に出来るものなのだろうか?現に準決勝で赤間がトライした技で本人はスコアマークの意思を示していたが、ジャッジの判定はしっかりトラックがかかっていなかったということで非常に低い点が出て赤間自身が困惑している表情が映し出されていた。現在のルール上、完璧に決まっていなければ減点となり次に同じトリックを完璧に決めたとしても前のトライが練習とみなされ大幅な減点となる。このためライダー自身がスコアをマークしない意思を表示することによって次に同じトリックを完璧に決めればしっかりフルで得点が出せるのである。このため赤間はしっかり決まっていないのであれば意思表示をするものと思われたが、これをしなかったということは本人の中では決まっているという判断だと推測した。ジャッジ次第では本人も違うトリックで挽回しようと切り替えたのかもしれないが、日本代表に入るなど結果を大きく左右しかねないジャッジのスコアに掛かる部分だと思うのでこちらはなんとも疑問の残る部分だったと感じてしまう。今後の大会はもっと選手たちに寄り添った形で大会運営がなされることを期待している。
-
surfU.S. Open Adaptive Surfing Championships大会レポート2024.10.08読者のみなさん、こんにちは!ぼくはOne arm surferのけんたろうと言います。突然ですが、サーフィンの世界大会である「WSL(World Surf League)」はご存じでしょうか。ぼくのように何らかの障がいを抱えているサーファーが参加するアダプティブサーフィン(パラサーフィン)にも、WSL同様に賞金が与えられる「AASP(Association of Adaptive Surfing Professionals)」というプロトーナメントがあります。今回は、9月5日から9月8日にかけてカリフォルニア州のオーシャンサイドで行われた「U.S. Open Adaptive Surfing Championships」というアダプティブサーフィンのプロトーナメントに初めて出場してきましたので、ぼくなりの大会レポートをお伝えしたいと思います! アダプティブサーフィンについて 「アダプティブサーフィン(Adaptive Surfing)」は、身体的障害や特別なニーズを持つ人々が参加するサーフィン活動を指します。「パラサーフィン」と言ったほうがイメージしやすいかもしれませんが、ぼくは「アダプティブサーフィン」という呼び方に誇りを持っています。なぜなら、アダプティブサーフィンには、『アダプト(adapt):適応する』という概念が含まれており、個々の特徴を活かした装備や技術で波を乗ることに適応し、すべての人がサーフィンを楽しむことができるように工夫しているという意味が含まれるからです。週末サーファーも遠方から来るサーファーも、大人になってから始めたサーファーも、何かしら「アダプト」して工夫しているはずで、ぼくたちはみんなアダプティブサーファーといえるかもしれません。 U.S. Openについて 「U.S. Open Adaptive Surfing Championships」は、「アダプティブ・サーフィン・プロフェッショナルズ協会(Association of Adaptive Surfing Professionals, AASP)」が主催するAASPツアーの最終戦を締めくくる、カリフォルニア州オーシャンサイドで開催されている伝統ある大会です。 AASPツアーについて AASPツアーは、世界の4都市で開催されるアダプティブサーフィンのプロトーナメント大会です。2024年には、オーストラリア、ハワイ、コスタリカ、カリフォルニアで開催されました。プロトーナメントなので、賞金も設定されています。各大会の優勝者には約1,000ドルの賞金が授与されます。さらに、年間を通じて最も多くのポイントを獲得した選手がグランドチャンピオンとして選ばれ、約4,000ドルの賞金が授与されます。 今回のUS OPENについて オーシャンサイドは気温約40度とここ数年で一番暑い日となりましたが、カラッと乾燥した気候で爽やかに過ごせました。アダプティブサーフィンの選手たちやライフセーバーをはじめとする大会スタッフは、世界ツアーを共に回っているため、まるでファミリーのような一体感と温かい雰囲気が感じられました。一方、競技が始まると、すべての選手がプロアスリートとして妥協なく高いレベルのサーフィンを披露しました。また、オーシャンサイドでシェイパーをしている「KODAI」さんをはじめ、6人の日本人サポーターが応援に駆けつけてくれました。 日本人出場選手について 日本人選手はぼくを含め4名が出場しました。ぼくは世界トップのOne arm surferの洗礼を浴びて4位。 ニーボードクラスの小林 征郁(こばやし まさふみ)選手は激戦の末6位となり、年間ランキング5位に。また、膝下スタンドクラスの伊藤 建史郎(いとう けんじろう)選手は僅差で2位。去年につづき年間ランキング2位に輝きました。 膝上スタンドクラスの勝倉 直道(かつくら なおみち)選手は堂々の1位。年間1位でグランドチャンピオンを獲得しました。日本人選手はそれぞれ大健闘でした! 印象に残った選手紹介 今回のUS OPENで最も感銘を受けた選手、それはブラジル出身のマイク・リチャード選手、42歳です。マイクは十数年前にバイク事故で右腕を負傷し、肩から手先まで自由に動かすことができないという上肢障害を抱えています。 マイクのサーフィンスタイルは、右腕をボードのノーズに置き、左手一本でパドルします。ライディングに入ると、自由が利かない右腕も含めて体の軸を使って豪快なターンを繰り出します。波を読む力、スプレー、ターンの切れすべてがエキスパートで、まるでガブリエル・メディーナのサーフィンを見ているようです。 それもそのはず、事故前のマイクは、ブラジル国内のチャンピオンとして君臨していた実力者で、将来はチャンピオンシップツアー(CS)やチャンピオンシップツアー(CT)を目指していたそうです。しかし事故により、その夢は一旦途絶えました。それでもサーフィンへの情熱は消えることなく、彼はハワイのノースショアに移住しました。そこでビッグウェーブを楽しむと同時に、アダプティブサーフィンのプロトーナメントでグランドチャンピオンとしての地位を確立しています。 困難な状況にも屈せず、波にも人生にも適応し最大限に楽しむ姿勢を持つマイク・リチャード選手。彼のような生き方を見習いたいと強く感じました。 最後に 今回のUS Openでの経験は、SNSで憧れていた世界トップのOne arm surferと同じヒートで戦うことができ、ぼくにとって非常に価値のあるものでした。アダプティブサーフィンの魅力や奥深さをより多くの人に知ってもらえるよう、これからも積極的に活動を続けていきたいと思います。応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました!
-
bmx悪天候にも負けずに繰り広げられた国内最高峰の選手たちによる熾烈な戦い「マイナビ Japan Cup Yokosuka」BMXフリースタイル・パーク/フラットランド種目2024.10.07BMXフリースタイル「マイナビ Japan Cup Yokosuka」がうみかぜ公園 (神奈川県横須賀市)にて、2024年9月26日(木)、28日(土)、29(日)の3日間に渡り開催され、パーク種目にて男子は中村輪夢選手が、女子は小澤美晴選手が優勝。フラットランド種目では男子で片桐悠選手が、女子は吉村想花選手が優勝を果たした。 神奈川県横須賀市の全面バックアップの下、2022年から開催されている本大会は今回で3回目。今回も世界を舞台に活躍する実力派日本人選手や次世代の注目選手が出場し、フリースタイル・パークではキッズ4アンダーから男女エリートまで計13カテゴリー、フラットランドでは6アンダーから男女エリートまで計10カテゴリーの選手たちによって、ハイレベルな競技が繰り広げられた。 また昨年から国際自転車競技連合(UCI)のClass1(通称C1)カテゴリに当たる「国際大会」として開催されており、今回も大会結果が世界大会出場に直結するため、国内の有力選手だけでなく韓国人ライダーも出場した。 そして会場となったうみかぜ公園はダートジャンプコースやスケートパークが併設された公園でありBMXライダーたちにはお馴染みのBMXシーンを牽引してきた聖地の一つ。近年ではストリートの大会としてBMXメディアのMOTOBUNKAが主催する「MOTO-CUP」も開催されるなど、さらに神奈川から国内外へBMXのカルチャーを発信する中心地としてもこの横須賀の「うみかぜ公園」は注目を集めている。 そんなBMXのカルチャーが根付くこの地に開催された今大会は、2022年から大会レガシーとして残されているセクションを中心に会場が設営された。なお今回は天候不良により27日(金)と29日(日)のプログラムは中止となり、エリートカテゴリーは女子フラットランドを除き、28日(土)に行われた予選の結果を最終順位として採用となった。 以下は、今大会注目のパーク種目エリートカテゴリー入賞者のライディングを紹介 BMXフリースタイルパーク種目にて、男子はパリ五輪5位入賞の中村輪夢が、女子はその強さ止まるところ知らない小澤美晴が優勝。 男子エリート 男子エリートクラスは、決勝が中止となったことから結果的に参加選手16名の中から予選の成績を元に今大会の優勝者を決めることになった。今回は優勝候補の中村輪夢と溝垣丈司、小澤楓など国内外で活躍する日本人選手たちに韓国人選手のキム・ヨンホを加えたアジアトップクラスの選手たちによりハイレベルな戦いが繰り広げた。なお予選はラン2本のスコアのアベレージが最終スコアとして採用されるフォーマットだ。 中村輪夢のライディング©︎Naoki Gaman / JFBF そんな戦いの中、圧倒的な得点差で優勝を果たしたのは中村輪夢。この夏世界中を感動の渦に巻き込んだパリオリンピックでは5位入賞、先日の「X Games Chiba 2024」では銀メダルを獲得し、今後の更なる活躍に期待が集まっている彼。 ラン1本目は「バックフリップ・バースピン to バーバック」や「フレア・ダブルバースピン」、「バースピン720」など高難度トリックの数々を余裕の走りでメイクすると、ラン2本目では1本目のトリックの精度を上げ、「バックフリップ・バースピン to バーバック to バースピン」や「タックノーハンド720」、「360インバート」などスタイルもしっかり取り入れたランで今大会最高得点をマークし昨年大会に引き続き2連覇を果たした。 小澤楓のライディング ©︎Naoki Gaman / JFBF 準優勝は前回の名古屋大会の覇者である小澤楓。ひとつひとつのトリックの精度の高さにい定評のある彼は、ラン1本目にてボックスジャンプでバックワーズの面ピタ「360」からランを始めると「バックフリップ ・ダブルバースピン」や「フレア」など高難度のトリックを次々にメイク。最後はスパイン to スパインのセクションで「ディップスリー」を2連続で決めて見せた。ラン2本目では1本目のアップデートを目指し「バックフリップ・テールウィップ」や、スパイン to スパインでの「トラックドライバー」と「360・テールウィップ 」など見事メイクしてフルメイクでランを終えたが、中村には一歩と届かず今大会は2位という結果となった。 松本翔海のライディング ©︎Naoki Gaman / JFBF 3位は15歳の最年少ライダーとして頭角を表している松本翔海。ラン1本目では「バックフリップ・テールウィップ 」や「ダブルトラックドライバー」、「720」をはじめとした高難度トリックを数々メイクしフルメイクで終えると、2本目では1本目のルーティンの中で「バックフリップ・テールウィップ」の完成度を上げて、スパインでの「バックフリップ」やクオーターでの「540・バースピン」などさらにトリックセレクションをアップデートしたライディングで高得点を叩き出し、今回表彰台の座を手にした。 女子エリート 一方、女子エリートクラスは東京オリンピック日本代表の大池水杜と現全日本チャンピオンの内藤寧々、そして国際大会で優勝を含む見事な好成績を残し鮮烈なエリートデビューを果たした小澤美晴を含む8名で争われた。ただコース上はかなり風に煽られる展開に各選手が苦戦する様子が見受けられた。 小澤美晴のライディング ©︎Naoki Gaman / JFBF 今回、見事優勝を収めたのはここ最近国際大会での活躍が顕著な小澤美晴。女子の中では世界最高峰と言われるほどのトリックセレクションを有する彼女は1本目からボックスジャンプでの「トラックドライバー」や「テールウィップ」を始め、スパイン to スパインでの「トボガン」や「キャンキャン」そして最後はクオーターでの「X-Up」まで見事なトリックアフタートリックを見せた。ラン2本目では強い風が吹いている中にも関わらず見事な「バックフリップ」をボックスジャンプでメイクすると、クオーターでも完璧なペダルキャッチの「テールウィップ」やスパインでの「360」など女子では一筋縄では決め切れないトリックを余裕を持ってメイクする姿に強さを感じた。今大会の優勝により国内大会は名古屋大会に続き2連覇。来月の全日本選手権での活躍にも期待だ。 山本結花のライディング ©︎Naoki Gaman / JFBF 準優勝は小澤と同じく若手ライダーとして成長著しい山本結花。豪快なエアーの中にスタイル溢れるトリックを入れてくる彼女はラン1本目で、ボックスジャンプでの「360」やクオーターでの「テールウィップ」、そしてスパイン to スパインをトランジションに使用すると最後はクオーターで「540」を綺麗にメイクした。ラン2本目では1本目をアップデートはできなかったがクオーターでの「テールウィップ」や「アリウープ・X-Up」は彼女のスタイルを感じるものだった。1本目のランが高評価を受け平均点を伸ばし見事2位を勝ち取った。 内藤寧々のライディング ©︎Naoki Gaman / JFBF 3位は日本代表として国内の女子BMXフリースタイル界を牽引する内藤寧々。ラン1本目ではビッククオーターでのダイナミックな「ルックバック」を皮切りに、クオーターでの「テールウィップ」、そしてスパイン to スパインでの「X-Up」と「ターンダウン」の2連続をメイクしフルメイクでランを終えた。ラン2本目では全体的にパークを使いながら各セクションでトリックを加えていくライディングに変更。中盤ではクオーターからスパイン to スパインでのトリックアフタートリックで「X-Up」、「ターンダウン」、「X-Up」と繋いでいくも風の影響もあってか、どこかトリックは温存しているような雰囲気だったが予選の結果が最終成績となったため今回は惜しくも3位で大会を終えた。 大会結果 BMXフリースタイル・パーク ©︎Naoki Gaman / JFBF <男子エリート>優勝: 中村 輪夢 (ナカムラ・リム) / 90.38pt準優勝: 小澤 楓 (オザワ・カエデ) / 82.00pt第3位: 松本 翔海 (マツモト・ショア) / 75.63pt ©︎Naoki Gaman / JFBF <女子エリート>優勝: 小澤 美晴 (オザワ・ミハル) / 76.75pt準優勝: 山本 結花 (ヤマモト ユイカ) / 62.25pt第3位: 内藤 寧々 (ナイトウ・ネネ) / 60.38pt <キッズ4アンダー>優勝: ナカジマ・ソウシ / 61.00pt準優勝: イワサキ・ウタ / 53.00pt <キッズ5-6>優勝: サカキバラ・カナタ / 67.27pt準優勝: ウチヤマ・ナル / 66.90pt第3位: ハットリ・アオイ / 63.67pt <ガールズ7-9>優勝: ハシモト・コトハ / 74.75pt準優勝: ウメバヤシ・ユマ / 73.63pt第3位: ニワ・ココロ / 68.75pt <ボーイズ7-8>優勝: マスイ・チアキ / 80.50pt準優勝: コジマ・ルカ / 61.13pt第3位: コバヤシ・アラタ / 55.20pt <ガールズ10-12>優勝: ホソカワ・イロハ / 79.00pt準優勝: イノウエ・アオイ / 72.50pt第3位: ハマダ・ルル / 63.38pt <ボーイズ9-10>優勝: タカハシ・ヒサシ / 74.38pt準優勝: サイキ・タスク / 74.13pt第3位: ミズノ・コウメイ / 72.00pt <ボーイズ11-12>優勝: タニモト・リョウガ / 79.13pt準優勝: ニワ・コウキ / 73.88pt第3位: イラブ・ルナ/ 73.25pt <女子13-15>優勝: オクザキ・トモカ / 67.50pt準優勝: シライ・レエナ / 66.50pt第3位: ヨシダ・ミオ / 64.38pt <男子13-15>優勝: ハヤシ・ショウゴ / 86.00pt準優勝: シミズ・ハル / 84.33pt第3位: ニシシタ・シオン/ 80.00pt <エキスパート>優勝: エンドウ・リクト / 60.67pt準優勝: ナカガワ・ミズキ / 58.83pt第3位: オカモト・リュウキ / 50.67pt <30オーバー>優勝: イシイ・コウスケ / 65.00pt準優勝: シモノ・マサシ / 64.67pt第3位: ハマダ・タカシ / 56.30pt BMXフラットランド ©︎Satoshi Saijo / JFBF <男子エリート>優勝: 片桐 悠 (カタギリ・ユウ) / 89.75pt準優勝: 佐々木 元 (ササキ・モト) / 88.25pt第3位: 伊藤 真人 (イトウ・マサト) / 85.00pt ©︎Satoshi Saijo / JFBF <女子エリート>優勝: 吉村 想花 (ヨシムラ・ソナ) / 79.50pt準優勝: 鈴木 仁菜 (スズキ・ニナ) / 79.25pt第3位: 清宗 ゆい (キヨムネ・ユイ) / 70.25pt <キッズ6アンダー>優勝: サエキ・ミア / 49.33pt準優勝: ハラフジ・ミナル / 44.33pt <ガールズロー>優勝: マスブチ・シズク / 52.33pt準優勝: ヤマザキ・キッカ / 49.67pt第3位: オカザキ サラ / 48.00pt <ボーイズ7-9>優勝: クラウチ・レオ / 56.33pt準優勝: ハラフジ・ジョウジ / 54.00pt第3位: ヤマモト・ショウキ / 49.00pt <ガールズハイ>優勝: ホンムラ・カリン / 77.00pt準優勝: タグチ・シホ / 69.00pt第3位: カドイ・ヒマリ / 66.67pt <エキスパート>優勝: ハヤシ・セオン / 78.00pt準優勝: アカシ・キョウヤ / 77.67pt第3位: ワタナベ・ソウタ/ 77.33pt <30オーバー>優勝: フジイ・セイジ / 73.00pt準優勝: ハマダ・タカシ / 72.33pt第3位: ヤマシタ・ノブオ / 69.00pt 大会概要 ⼤会名称 : 「マイナビ Japan Cup Yokosuka」開催期間 : 2024年9月26日(木)、28日(土)、29(日) - 3日間 -※詳細は公式HPをご覧ください。大会会場::神奈川県横須賀市 うみかぜ公園(神奈川県横須賀市平成町3-23)主催: 一般社団法人 全日本フリースタイルBMX連盟(JFBF)共催:横須賀市後援:一般社団法人 日本アーバンスポーツ支援協議会特別協賛:株式会社 マイナビ協賛:鎌ケ谷巧業株式会社、横須賀ビール 企業版ふるさと納税:一般社団法人防災・防犯自販機協会、株式会社地域みらいコンサルティング エントリー数::パーク132人(うち海外選手1名)、フラットランド82名
-
skateJapan Street League 2024 年間王者が決まる最終戦 “BIG YEAR GIG” 大会レポート2024.10.042024年9月29日(日) 埼玉県所沢市にあるSKiP FACTORYにてJapan Street League(以下、JSL)の2024年最終戦となる”BIG YEAR GIG”が開催された。先週行われた「X Games Chiba 2024」でのストリート・ベストトリックにてあのナイジャ・ヒューストン(USA)を抑え優勝し注目を集める池慧野巨(イケ・ケヤキ)をはじめ、北野朝戸(キタノ・セト)原田結衣(ハラダ・ユイ)の2名のガールズスケーターを含めた総勢26名のスケーターが参戦。 こちらの会場であるSKiP FACTORYは2016年にオープンした所沢市にある屋内スケートボードパークで、約1000㎡ほどの面積を有し関東でも最大級の広さを誇る。今年8周年を迎え、8月には大幅なリニューアルを行い、これまでと同様にハンドレールやクォーターなど各セクションのサイズは大きめだが、シンプルでよりストリートを意識したセクションが多くなっているため、スケーターたちがどの様にセクションを攻めるかで高評価に繋がっていくと考えられる。 SKiP FACTORY JSLは今年より国内大会では珍しい男女混合のジェンダーレス大会として行われており、出場選手は完全招待制。オリンピックイヤーの今年は年間を通じて全2戦で開催し、その結果によって年間王者を決めるストリートツアーリーグである。世界の舞台へ繋がるリーグになることを使命と掲げるこのJSLは、より世界を意識する為、国際ストリート大会同様のレギュレーションを採用。出場スケーターは5グループに分かれて予選ラウンドを戦い、獲得点数上位8人による決勝ラウンドで年間王者の座を争う。予選は45秒のラン2本のみで争い、ベストスコア1本(100点満点)が採用され、全てのヒートのポイント上位8名が決勝進出となる。決勝は45秒のラン2本とベストトリック5本の計7本のうちのベストスコア4本の合計点(400点満点)で勝敗が決まる。ただし、ランは最大で1本のみの採用。このことより決勝ではラン2本でミスをしてもベストトリックで逆転も可能となるため、最後の1本までの体力と集中力が必要となる。 最終戦“BIG YEAR GIG”を制し、年間王者になったのは池 慧野巨!! 池 慧野巨のライディング 池 慧野巨は世界最高峰とも言われているスキルの持ち主であり、間違いなく日本ではNo.1と言っても過言ではないだろうか。ランで池はレッジで「キャバレリアルバックテールスライド」、ジャンプボックスで「ワンフットオーリー」、ランの最後にはハンドレールで「スイッチフロントフィーブルグラインド」に挑むもトラックが外れていた為、得点が伸びず70.00ptとなりラン2本終了時には6位となった。 ベストトリックでは5本全てをハンドレールで挑戦。1本目は「スイッチフロントボードスライド」で85.00pt。2本目は「ノーリーバックスピンテールスライド」をミス。3本目には完璧とも言える「ノーリービックスピンバックサイドテールスライドフェイキー」をメイクし86.07ptを獲得した。4本目には「スイッチフリップフロントボードスライド」を85.23ptをメイクしトップに躍り出ると、5本目では「ノーリーバックサイドスイッチフロントフィーブルグラインド」を惜しくもミス。しかしその後の選手に池を越える得点が出なかったため、そのまま2024年の年間王者に輝いた。 「X Gamesがあって、NIKE SBからパートもローンチしていい感じだったんで、その調子を切らさない為にも、今日も頑張ろうと思っていました。これからもJSLをはじめ、出られる試合は出たいです。コンテストに出たら上手くなるし、スケボーの基礎がいろいろできるようになる。そのあとにストリートにいけば、よりストリートの面白さがわかると思うんで、みんなもいろんなところでいっぱい滑ってください。」と喜びとともにストリートで頑張っているキッズたちへメッセージを送った。 田渕利來のライディング 15歳の田渕利來は成長真っ最中で前回大会よりも跳躍力が高く、技のメイク率も高かった。決勝ラン2本目では全体的に安定したライディングで、ジャンプボックス、ステア、ハンドレールと各セクションを上手に使い、フルメイクし84.03ptを獲得してトップへ。ベストトリックでは「ビガーフリップフロントボードスライド」で84.23pt、「バックサイドフィーブルグラインド360アウト」は75.90pt、「オーリーレイトフリップ」が73.57ptと合計317.73ptで2位となった。予選通過時のインタビューでは「緊張しました。滑り終えたら結構楽チンかなぁーって思って、楽になりました。このまま決勝にいけたら、全大会よりも順位を上げて、さらに表彰台目指したいですね!」と語った通り、優勝は逃したものの有言実行でしっかりと表彰台を手にし準優勝した。 村上 涼夏のライディング 今回SKiPFACTORYがリニューアルされたセクションに最もマッチしていたのが村上涼夏。持ち味のスピードを生かした技が炸裂した。ランでは「トランスファー」からの「インポッシブル」、「スイッチクルックドグラインド」と終了間際までフルメイクランするも最後「スイッチバリアルヒールフリップ」でミス。この「スイッチバリアルヒールフリップ」は、予選ランから全て最後で失敗するという痛恨のミス。この技のミスがなかったらどこまでポイントを伸ばせたのか気になるところだ。だがランでは80.83ptと高得点を獲得。ベストトリックでは「バックサイドオーリートランスファーボードスライド・トランスファーアウト」で75.97pt。3本目・4本目と攻めるも惜しくもミスのため、最後5本目で技をメイクしなければ入賞できないというまさに崖っぷち状態に。その緊張の5本目では、3本目・4本目と失敗していた「フロントサイドウォールライドトランスファー」を完璧に決め、見事80.67ptを獲得。なんと村上はベストスコアが3本のみだったが、合計237.47ptで見事3位となった。今回仲間たちとストークし会場を盛り上げた村上は「2023年シリーズはスケジュールの関係でJSLをスキップしてたので、今年は絶対にメイクするために参戦しました。本当にサイコー!みんな楽しみましょう!」と村上らしい言葉で締め喜びを語った。 今大会の特別賞に選ばれたのは原田結衣!! 原田結衣のライディング 男子に負けず劣らず果敢に攻めた女子選手に贈られる特別賞のベストスタリッシュに選ばれたのは神奈川県出身の原田結衣。原田はこのリニューアルされたセクションを余すことなく使い得点を伸ばし42.87ptを獲得する。惜しくも予選通過とはならなかったものの、今大会のベストスタイリッシュを受賞した。その後のインタビューでは「今日は嬉しかったです。これからもストリートやパークにとらわれないで、誰もやってない様なスタイルでやっていきたいです。今回の賞金は将来に為に貯金します(笑)」とにこやかに嬉しさを語ってくれた。 原田結衣(左)と北野朝戸(右)の2名の女子選手が参戦 今回のJSL最終戦参加選手たち アフターパーティーという名のカーブセッション 山附明夢のライディング 今回も最終戦ということで恒例になりつつある「裏JSL」と名付けられたアフターパーティーが行われた。裏というだけあってカーブセクションでの現金取っ払いセッションが行われ、選手・運営・メディア・観客と老若男女関わらず参加。ルールは簡単。技をメイクするのは大前提、その中でクオリティーはもちろんだがオリジナル性を求められる。現金を持った審査員が独断でばら撒くシステムなだけに参加者全員が闘志むき出し、欲むき出しでセクションに挑んだ。 浦野 建隼 もう誰がどれだけ取ったかわからないほど、会場は熱気と歓声に包まれながら2024年シリーズのJSLが締めくくられた。 JSL発起人の3名左から立本和樹、ロス・バトソン、中澤弘純 根附海龍がJSLからSLSへと飛び立ち、現在もその活躍に勢いが止まらない。今後もJSLはネクスト根附を輩出するべく、世界へと繋がる登竜門大会の確立を目指し、現在もSLSとはミーティングを重ねている。2024年シリーズはここで終了するが、来年2025年シリーズも引き続き注目して頂きたい。 大会結果 左から原田、村上、池、田渕の順 優勝 : 池 慧野巨 (イケ ケヤキ) 326.30pt第2位 : 田渕 利來 (タブチ リク) 317.73pt第3位 : 村上 涼夏 (ムラカミ リョウガ) 237.47pt第4位: 八島 璃央 (ヤシマ リオ) 255.47pt第5位: 松本 浬璃 (マツモト カイリ) 159.60pt第6位: 渡邊 星那 (ワタナベ セナ) 157.53pt第7位: 山附 明夢 (ヤマヅキアイム) 148.54pt第8位: 齋藤 吟平 (サイトウギンペイ) 58.63pt特別賞: 原田 結衣 (ハラダユイ) 42.87pt Powered by LiveHeats <JAPAN STREET LEAGUE 2024 最終戦概要> 【タイトル】 BIG YEAR GIG【日程】 2024年9月29日(日) 【会場協力】 SKiP FACTORY skateboard park〒359-0016 埼玉県所沢市新郷220-1【招待選手】浦野 建隼/山附 明夢/浦野 晴/齋藤 丈太郎/齋藤 吟平/池 慧野巨/三星 怜生/田渕 利來/酒井 琥珀/柿谷 斗輝/澤田 莉旺/根間 瀬斗/八島 璃央/渡邊 星那/瀧永 遥句/甲斐 穂澄/高橋 陽太/大場 蓮/安部 来夢/松本 浬璃/和田 陽翔/石井 太陽/村上 涼夏/澤田 莉旺/北野 朝戸/原田 結衣 (順不同)【特別協賛】 FOD / SEIKO 5 SPORTS / Columbia / SKiPFACTORY / ステンレスアート共栄 / RedBullJapan / MARUHAN【協力】 4s sound / Liveheats / Tufleg / GREENFUL【MC】 上田豪 (メインMC) / 寺井裕次郎 (サブMC)【ジャッジ】 謝花明徳 / 橋本貴興 / 宮島大介【ライブ配信】 FODプレミアム(フジテレビオンデマンド)【主催】 JAPAN STREET LEAGUE実行委員会
SPECIAL EDITION
アクションスポーツ・ストリートカルチャー総合メディア
FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。
アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。
直近のワークショップ
直近のワークショップはありません
おすすめのイベント
直近のおすすめはありません
イベントスケジュール
●今日 ○イベント開催日
アクセスランキング