SPECIAL EDITION
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skate東京という特別な場所でSLS2大会連続優勝を果たした白井空良「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR – TOKYO presented by Nikon」 男子決勝2024.11.29
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skate日本人選手勢の追随をかわし、優勝を勝ち取ったのはブラジルのライッサ・レアウ「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR – TOKYO presented by Nikon」 女子決勝2024.11.28
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surfオリンピアンが決勝で激突!S.LEAGUE第3戦 鴨川プロ決勝戦2024.11.27
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skate日本人が大健闘!白井空良が大逆転で2大会連続の優勝!堀米雄斗は2位!女子は赤間凛音が2位、吉沢恋が3位と続く!「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR – TOKYO presented by Nikon」2024.11.24
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others⽇本最⼤級“⼊場無料”のアーバンスポーツの祭典 YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ24 アーバンスポーツに染まる秋の2⽇間に65,000⼈が来場2024.11.22
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skate前日公開練習の注目選手は!?「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR -TOKYO- presented by Nikon」2024.11.222024年11月22日、東京・有明アリーナにて開催される世界最高峰の大会 STREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)第7戦⽬「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR -TOKYO- presented by Nikon(以下 SLS TOKYO)」の前日公開練習が行われた。 大会前日の公開練習の合間では、今大会のPresenting Partnerである株式会社ニコンからが主催のミート&グリートを実施し、選手と来場者との交流も行われた。本記事ではFINEPLAY編集部がピックアップした注目選手を紹介! 一流選手との交流も!ミート&グリート ミート&グリート 前日公開練習の合間に行われた、SLS TOKYOの出場選手との交流を目的として行われたミート&グリートでは大会に出場する選手のサイン会が行われた。また、来場者と一緒に写真を撮る様子も見られ、選手たちには応援のメッセージが寄せられた。スケートボードファンにとっては一流プレイヤーと交流ができる貴重な体験となっただろう。 女子注目選手 ペイジ・ハイン(アメリカ)とローズ・ズウェトルース(オランダ)が出場キャンセルとなり、代わりに日本の上村葵と藤澤虹々可の出場となった。会場に入り、まず目に止まったのは中山楓奈だ。 中山楓奈 前回見た時よりも一回り引き締まった印象だがパワーはアップしているように感じた。本人に聞いたところ、「フィジカルはトレーニングを少し強化した。気持ちも充実しているのでいいパフォーマンスを見せたい。コースが思ったより難しいので明日の本番までにはしっかり仕上げたいです。」と状態の良さを伺えた。 本人の言うとおり、大きいセクションにも果敢にトライしたり一際良い動きを見せていた印象なので明日の本戦でも期待が持てると感じた。 もう一人はブラジルのライッサ・レアウだ。 練習前から入念にコンディション調整をしており、今大会にもバッチリ仕上げているように見受けられた。コースに入っても一つ一つを丁寧に確認しており、自身の得意トリックをどこでどのように組み立てるかもいち早く察知しそこを重点的に練習しているあたり流石の持っていき方という印象で今大会も優勝候補筆頭と言っても過言ではないと感じた。 男子注目選手 パリオリンピック以来のコンテスト出場で注目を集める堀米雄斗は直前のコンディション不良が懸念されたが練習を見ている限りは問題ない動きだと感じた。同じく怪我の状態が心配された前回のシドニー大会の王者、白井空良もしっかりライディングしていたので心配は無さそうだという印象を受け事前予想では優勝候補だった両者は十分その予想通りの結果を出す状態だと感じた。まずはアメリカが誇るスタイラー、ブレイデン・ホーバン。 ブレイデン・ホーバン ストリートを主戦場としているスタイルのブレイデンだが、コンテストでもその評価は非常に高い。練習でも今回は非常に一癖も二癖もあるセクションが多いがライディングを見ていると彼にとっては問題なさそうに感じた。トランスファーするぶっ飛び系のトリックから回しインのカーブやレッジ、またロングレールでのグラインドなどしっかり自分のペースに引き込んでおり、彼のライディングも非常に評価が高い印象なので優勝争いに食い込んでくる可能性は大いに期待できる。 次はブラジルのジオバンニ・ヴィアンナ。 ジオバンニ・ヴィアンナ スーパークラウンチャンピオンにもなった実力者で類稀なる身体能力から繰り出されるフェイキースタンスから非常に難易度の高いトリックが彼の魅力だ。練習でも力強いポップからレールやカーブトリックをしっかり組み立てていた印象だ。彼のもう一つの強みはブレないメンタルだ。どんな状況でも自分のペースを崩さない(崩れない)のもジオバンニが魅力的なライダーである要素の一つだ。一度波に乗せると止まらなくなるジオバンニ・ヴィアンナも優勝候補に挙げておきたい。 先ほど挙げたライダー以外も世界のトップが集結している今大会。実力的には誰が勝ってもおかしくない出場者が揃っている。明日のノックアウトラウンドから決勝まで目が離せない大会になることは間違いない。
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skate今週末に有明アリーナで開催される、SLS TOKYOがブラジル発サステナブルスニーカーブランド “CARIUMA”とのコラボを発表!VIPコースサイドシート購入者限定特典として入手可能!2024.11.20いよいよ今週末、2024年11月23日(土)に東京・有明アリーナにて世界最高峰の大会 STREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)第7戦目「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR -TOKYO- presented by Nikon(以下 SLS TOKYO)」が開催される。 開催間近となったSLS TOKYOからブラジル発B Corp認定のサステナブルスニーカーブランド「CARIUMA(カリウマ)」とのコラボアイテムを発表。 東京五輪やパリ五輪のスケートボード競技のメダル獲得選手が着用していたことでも注目され、SLSでの常連スケーターでもあるグスタボ・リべイロやケルビン・ホフラーもCARIUMAチームの一員であり、今大会にも出場予定となっている。 そして今回SLS TOKYO 2024の開催を記念した、このCARIUMAとのコラボレーションは、VIPコースサイドシートのチケット購入者のみがゲットできるスペシャルアイテムとなる。 そのスペシャルアイテムとして、前面にはCARIUMAのロゴと日の丸をモチーフとしたワンポイント、背面には2024年のSLSの開催場所がプリントされているフーディーのグレーカラー (ー色のみ)とオリジナルトートバッグ、そしてウォーターボトル(REVOMAX)を用意。 VIPコースサイドシートは残りわずかとなっており、特典アイテム以外にも、専用ラウンジ(飲物付 ※食べ物有料)の利用と、上記オリジナルグッズと出場選手のサイン入りポスターがついてきます。さらに、練習観覧(大会前日の練習日)、コース内およびトロフィーとの写真撮影、先行入場 (1時間前)が可能に。世界から大注目されること間違いない世界最高峰のスケートボードの大会を是非東京・有明の会場で観戦いただきたい。 CARIUMA(カリウマ)とは 2018年にフェルナンド・ポルトとデイヴィッド・パイソンによって設立されたCARIUMA(カリウマ)は、地球環境に配慮した素材を使用し、さまざまな『サステナブル』をコンセプトに掲げるスニーカー、アパレル、アクセサリーを展開するブランドです。スケートボード、サーフィンなどのカルチャーに刺激された我々のスニーカーは耐久性に優れ、究極の快適性と可能な限り最高のグリップ力のために設計され、時代を超越したシルエットを纏っています。また創業以来、素材や製造過程、労働環境に至るまで、サプライチェーン上のサステナビリティの実践に取り組み、社会と環境に 対する責任を果たす企業として米国のB Labから『B Corp認証』を受けました。 地球を育むことは、CARIUMAにとって非常に大切な目的です。そのため、私たちは、絶滅の危機に瀕している熱帯雨林が生息する創設者の故郷であるブラジルで独自の森林再生プログラムを開始しました。サステナブルなスニーカーを購入するごとに、ブラジルの熱帯雨林に2本の木を植え、これらの自然生息地の回復と保全に直接貢献しています。 2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR-TOKYO- presented by Nikon チケット情報 ◉S VIP:2,500,000円(税込)SOLD OUT◉VIP コースサイドシート:50,000円(税込)※詳細はオフィシャルHPをご確認ください。◉指定席S:20,000円(税込)※詳細はオフィシャルHPをご確認ください。◉指定席A:8,000円(税込)◉フリーアングルシート:4,000円(税込) STREET LEAGUE SKATEBOARDING (SLS)とは 2010年に設⽴されたSTREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)は、ストリートスケートボーディング史上初のプロ組織で、プロストリートスケートボード⼤会を世界各国で開催します。SLSの⼤会は、各会場異なったオリジナルコース設計で、過去にはロサンゼルス、ロンドン、バルセロナなど、世界の⼤都市で開催され、2024年の今年はフランス パリでの第1戦⽬を⽪切りに、第4戦⽬のチャンピオンシップツアーを2024年11⽉23⽇(⼟)東京・有明アリーナで開催します。アジアでの開催は今回のSLS TOKYOで昨年に続き2回目となります。 今年から賞金の総額もあがり注目を集めるSLS。今年はSLS APEXという従来のSLSと異り、ベストトリック形式で競い合う独自の大会も各大会の間に開催されます。 SLSチャンピオンシップツアーは、世界最高峰のプロストリートスケートボード大会として世界各国で認知されていて、スケートボード界のトップクラスの中で招待されたスケーターのみが最大級の賞金をかけて競います。 SLS TOKYOプレゼンティングパートナー:Nikon とは 株式会社ニコンは、企業理念である「信頼と創造」のもと、コア技術である光利用技術と精密技術をベースに製品やソリューションを提供しています。人々や産業の希望や期待に応え、より豊かな社会の実現をサポートするグローバル企業です。ニコンは、昨年から引き続き、SLS TOKYO 2024に協賛しています。 2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR -TOKYO- presented by Nikon 開催概要 【イベント名】2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR -TOKYO- presented by Nikon【会場】有明アリーナ(東京都江東区有明1丁目11番1号)【日程】2024年11月23日(土)【主催】SLS TOKYO実行委員会【HP】下記関連リンク内を参照【一般チケット】下記関連リンク内を参照【SNS】下記関連リンク内を参照
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skateSLS TOKYO 2024出場選手発表!パリ五輪金メダリストの堀米雄斗や吉沢恋など国内外からトップスケーターが再び東京の地に大集結!2024.11.06今月2024年11⽉23⽇(⼟)に東京・有明アリーナにて開催される世界最高峰の大会 STREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)第7戦⽬「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR -TOKYO- presented by Nikon(以下 SLS TOKYO)」。 開催まであと約3週間と迫る中、気になるSLS TOKYOの出場選手が発表された。日本人男子スケーターから昨年のSLS TOKYO、今年のSLS APEXでも優勝をしているパリ五輪金メダリスト堀米雄斗、直前大会に当たるSLS SYDNEYで優勝した白井空良、SLS APEXで優勝経験のある根附海龍など豪華メンバーが揃い、海外から世界最高峰の中でも一握りである実力者たちが集まり東京大会の優勝トロフィーを掛けて争う。 一方で、女子も日本人からはSLS APEX優勝経験のある赤間凛音や織田夢海をはじめ、SLSで活躍を続けている中山楓奈、西矢椛、そしてパリ五輪金メダリストの吉沢恋など豪華な顔ぶれが揃い、また海外からは昨年のSLS SUPER CROWNチャンピオンのライッサ・レアウ、直前大会のSLS SYDNEYで優勝しているクロエ・コベルなど日本人選手たちのライバルが立ちはだかる。 さて今年の東京大会優勝トロフィーは誰の手に。そして誰がSLSプロツアー最終戦のSLS SUPER CROWNに駒を進めるのか。注目の一戦を是非会場で観戦しよう! SLS TOKYO 2024 出場スケーター一覧 SLS のルールについて ©︎SLS 走行における選手の総合的な印象でパフォーマンスを判断。ジャッジの際は以下の要素をもとに採点される。 ・達成度・難易度・多様性・独自性とスタイル ©︎SLS 〈採点方式〉5名の審判が各トライに対して10点満点方式で採点。最高得点と最低得点を除いた3つの各得点の平均得点で判断する。※ライン:複数のトリックを連続で決めること 〈ルール〉■ライン・セクション45秒間の制限時間内に複数のトリックでコースを攻める「ライン」を2回トライ■シングル・トリック・セクションひとつのトリックで攻める一発勝負を5回トライ■合計得点の算出方法2つのセクションの得点から上位4つのトライの得点を足したものが合計得点となり、決勝進出への判断基準となる。但し、ライン・セクションでの得点は上限1つまでしかカウントされない。 ©︎SLS 〈9 CLUBとは〉ライン・セクションとシングル・トリック・セクションともに得点が9.0以上となれば、9CLUB入りとなる。出場者が例外なく狙う、コンテストでの最高栄誉であり、偉大なスケーターとしての証とも言われている。 2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR-TOKYO- presented by Nikon チケット情報 ◉S VIP:2,500,000円(税込)SOLD OUT◉VIP コースサイドシート:50,000円(税込)※詳細はオフィシャルHPをご確認ください。◉指定席S:20,000円(税込)※詳細はオフィシャルHPをご確認ください。◉指定席A:8,000円(税込)◉フリーアングルシート:4,000円(税込) STREET LEAGUE SKATEBOARDING (SLS)とは 2010年に設⽴されたSTREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)は、ストリートスケートボーディング史上初のプロ組織で、プロストリートスケートボード⼤会を世界各国で開催します。SLSの⼤会は、各会場異なったオリジナルコース設計で、過去にはロサンゼルス、ロンドン、バルセロナなど、世界の⼤都市で開催され、2024年の今年はフランス パリでの第1戦⽬を⽪切りに、第4戦⽬のチャンピオンシップツアーを2024年11⽉23⽇(⼟)東京・有明アリーナで開催します。アジアでの開催は今回のSLS TOKYOで昨年に続き2回目となります。 今年から賞金の総額もあがり注目を集めるSLS。今年はSLS APEXという従来のSLSと異り、ベストトリック形式で競い合う独自の大会も各大会の間に開催されます。 SLSチャンピオンシップツアーは、世界最高峰のプロストリートスケートボード大会として世界各国で認知されていて、スケートボード界のトップクラスの中で招待されたスケーターのみが最大級の賞金をかけて競います。 SLS TOKYOプレゼンティングパートナー:Nikon とは 株式会社ニコンは、企業理念である「信頼と創造」のもと、コア技術である光利用技術と精密技術をベースに製品やソリューションを提供しています。人々や産業の希望や期待に応え、より豊かな社会の実現をサポートするグローバル企業です。ニコンは、昨年から引き続き、SLS TOKYO 2024に協賛しています。 2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR -TOKYO- presented by Nikon 開催概要 【イベント名】2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR -TOKYO- presented by Nikon【会場】有明アリーナ(東京都江東区有明1丁目11番1号)【日程】2024年11月23日(土)【主催】SLS TOKYO実行委員会【HP】下記関連リンク内を参照【一般チケット】下記関連リンク内を参照【SNS】下記関連リンク内を参照
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surfS.LEAGUEショートボード、マスターズ第2戦さわかみ伊豆下田プロを勝ち取ったのは2024.10.25静岡県下田市多々戸浜海水浴場でS.LEAGUEショートボード、マスターズ第2戦「さわかみ伊豆下田プロ」が2024年10月17日から10月20日の4日間に渡って開催された。 波のサイズは4日間通して腰前後。2日目は潮の満ち引きで波のサイズが下がり、波が止まってしまうこともあり一時中断し波の状況が上向くのを待つ時間を設け、3日目はダブルバンクで波の良い時間帯に試合を行い、最終日も一時中断し潮の満ち込みに合わせて波の状況が上向いたタイミングでファイナルを進行するなど、自然相手のサーフィン競技ならではの臨機応変なコンテストスケジュールの中で試合が行われた。 マスターズクラスのトライアルも初開催 山田桂司 ©︎S.LEAGUE 今回、初めてマスターズクラスのトライアルも開催された。マスターズの出場条件は2024年12月31日時点で満45歳以上。日本国籍を有する選手。元プロ、アマチュア問わずにエントリー可能となっている。今回はトライアルを勝ち上がった上位9名が本戦に出場することができ、本戦のラウンド1を勝ち上がると公認マスターズプロ登録資格を獲得することができる。見事、公認マスターズプロ資格を獲得した選手は6名。 前田淳 ©︎S.LEAGUE 山田桂司 ©︎S.LEAGUE 五来潤 ©︎S.LEAGUE 澤井革 ©︎S.LEAGUE 佐藤千尋 ©︎S.LEAGUE 脇田貴之 ©︎S.LEAGUE メンズ、ウィメンズも3名がプロ公認を獲得 足立海世 ©︎S.LEAGUE 男子はローカルアマシードで出場した足立海世、NSSAシードで出場した藤本世音がラウンド2を勝ち上がり見事公認プロ資格を獲得。ウィメンズではNSA全日本選手権ガールズクラスで優勝した馬場心がローカルアマシードで出場しラウンド1を勝ち上がりプロ公認を獲得した。 足立海世 ©︎S.LEAGUE 藤本世音 ©︎S.LEAGUE 馬場心 ©︎S.LEAGUE マスターズ優勝は佐藤千尋 ©︎S.LEAGUE 佐藤千尋 ©︎S.LEAGUE ウェイティングをしたことで波のサイズも上がり、波数も増えての決勝となった。マスターズの決勝には佐藤千尋、山田桂司、脇田貴之、今村厚の4名。今村厚以外は今回トライアルから勝ち上がりファイナルに進出した。とはいえ、現役時代はJPSA公認プロとして活躍していた選手。脇田貴之は現役でハワイノースショアのパイプラインやワイメアにチャレンジしている。 決勝戦は波のブレイクが早いことから1マニューバーでの戦いがメインとなる。山田桂司が序盤から動き、高さのある波に対してしっかりとしたターンからの1マニューバーでスコアしリードする。脇田貴之も前半プライオリティを持って波を待ち、フローのあるライディングを披露。今村厚もクイックなバックハンドの1マニューバーを魅せる。佐藤千尋は中盤にバックサイドのリエントリーで5.15ポイントをスコアする。リズムに乗った佐藤千尋は試合終了間際にマスターズクラスでは初のエアリバースをメイクし、6.5ポイントをスコアし1位に。そのまま試合が終了。今回マスターズトライアルから出場していた佐藤千尋がマスターズ初優勝を飾った。 中塩佳那が2連勝 ©︎S.LEAGUE 中塩佳那 ©︎S.LEAGUE 川瀬心那 ©︎S.LEAGUE ウィメンズの決勝は中塩佳那と川瀬心那の2名。S.LEAGUE開幕戦と同じマッチアップとなった。先に動いたのは中塩佳那。技術はもちろんだが、波を見極める能力に長けている中塩佳那は中盤で6.25ポイントをスコアする。川瀬心那もライト方向の波でスムースな3マニューバー入れ、5.4ポイントをスコアする。しかしその後、川瀬心那は波を見つけることができず、中塩佳那は最後の波で6.75ポイントとその差を広げ優勝。中塩佳那はS.LEAGUE開幕戦から2連勝となった。 小林桂が伊豆下田で3連勝 小林桂 ©︎S.LEAGUE ©︎S.LEAGUE メンズの決勝は小林桂とローカルアマシードで出場し今大会でプロ公認を獲得した地元の足立海世。ビーチに駆けつけた地元応援団のパワーを自分の力に変え、若干16歳という若さではあるが、日本代表として世界戦出場の経験などをもつ足立海世は淡々と試合を行っていく。対する小林桂も試合経験豊富な選手。ホームをカリフォルニア・サンクレメンテとし世界トップサーファーの中で練習に励んでいる。今回は大会2日前に日本に来日し出場していた。 決勝戦では小林桂がプライオリティーを気にせずにポイントを重ねていく。乗りながら試合のリズムを作っていく作戦の小林桂は7本目に高難度のエアーリバースをメイクし7ポイントを獲得。その後も6.6ポイントをスコアしてバックアップも揃える。足立海世も追い込まれる状況の中、残り時間10秒を切ったところでエアーリバースをメイク。6.2ポイントとニードポイントには届かなかったが最後まで諦めず素晴らしい戦いを見せた。 地域一帯で盛り上げるプロリーグに ©︎S.LEAGUE 下田市パラサーフィン体験会、アダプティブサーフィンデモンストレーション見学会も行われた。体験会はプロサーファーがコーチとなりサポートをして行われた。 ©︎S.LEAGUE デモンストレーションに参加されたパラサーフィン選手 ©︎S.LEAGUE S.LEAGUEのコンセプトの1つに地域一帯を盛り上げることが掲げられている。今回、地元の企業や店舗が掛け合って、協力店マッチアップ企画も新たな試みとなった。 会場には選手が海上がりに浴びることができるかけ湯が下田温泉より提供された。 ©︎S.LEAGUE S.LEAGUE第3戦の地は千葉県鴨川市東条海岸 S.LEAGUEの次戦はショートボード第3戦は2024年11月21日(木) 〜 11月24日(日)千葉県鴨川市 東条海岸で開催される。S.LEAGUEはABEMA独占生配信でお届けしているので日本プロツアーをABEMAからご覧ください。 『さわかみ伊豆下田プロ』結果 《ショートボード男子》1位 小林桂2位 足立海世3位 川俣海徳、鈴木仁 《ショートボード女子》1位 中塩佳那2位 川瀬心那3位 川合美乃里、松野杏利 《ショートボードマスターズ》1位 佐藤千尋2位 山田桂司3位 今村厚4位脇田貴之
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skate悲願の初優勝を果たした日本が世界に誇るトリックマスター白井空良「SLS Sydney 2024」 男子決勝2024.10.242024年シーズンの「Street League Skateboarding」プロツアー第3戦目となったのが、オーストラリア・シドニーで開催された「SLS Sydney 2024」。男子決勝は地元からトミー・フィン(オーストラリア)、クリス・ジョスリン(アメリカ)、ジャンカルロス・ゴンザレス(コロンビア)、SLS最多優勝記録を保持するナイジャ・ヒューストン(アメリカ)、昨年のSLSスーパークラウンの勝者ジオバンニ・ヴィアンナ、そしてパリオリンピックではメダルを逃したものの、その後X Games Chiba 2024で初の金メダル獲得を果たした白井空良がノックアウトラウンドを1位で通過するなど絶好調で決勝を迎えた。 【ライン セクション】 ライン1本目 ノックアウトラウンドからハイスコアの応酬が予感されていた決勝で1本目からまず魅せたのはアメリカのクリス・ジョスリン。「バックサイド360」でスタートすると「トレフリップフロントスライドリップスライド」、ギャップ越えの「キックフリップ」など得意のフリップトリックを中心に繋いでいくと終盤ではボードを回しきれなかったものの転ばずにランを終えたため、8.8ptの高得点をマークした。 そしてもう1人、1本目から見事なランでまとめたのはブラジルのジオバンニ・ヴィアンナ。他のライダーがあまりトライしないも独特な形でボードをセクションにかける彼は「ハーフキャブバックサイド5−0グラインド」や「フェイキーフロントサイドクルックドグラインド」などをメイクしてフルメイクでまとめ8.5ptのハイスコアをマークした。 ライン2本目 そして2本目で各ライダーがハイスコアを残すのに苦戦する中で、更に1本目を上回るスコアアップを果たしたのヴィアンナ。1本目でメイクした高難度トリックに加えて、独創的かつ難しい体勢から掛けるトリックの数々でランをアップデートしスコアを8.6ptに伸ばした。 しかしそんなヴィアンナやジョスリンのスコアを上回り、見事なライディングでシングルトリックセクションに繋げたのは白井空良。何一つミスのないリラックスしたライディングの中に織り交ぜられた「270バックサイドリップスライド」やキンクハバセクションでの「アーリーフロント180スイッチバックサイド50-50グラインド」、「フロントサイドブランドスライド」などのフルメイクが高評価を受け、この決勝のラインセクションで唯一の9 Clubの9.0ptをマークした。 この時点で白井が首位、2位にジョスリン、3位にヴィアンナとなる中、練習での怪我が響いているのか良いスコアを残せていないヒューストンが5位という展開でシングルトリックセクションへ。 【シングルトリック セクション】 1トライ目 フィンとヒューストンがトリックに失敗する中でまず8点越えをマークしたのがコロンビアのジャンカルロス・ゴンザレス。彼もスタイリッシュなトリックに定評があるライダーだが、ここではキンクハバレッジで下まで流し切る「スイッチフロントサイドノーズグラインド」で8.1ptをマーク。続くヴィアンナも同じキンクハバレッジで「ハーフキャブフロントサイドスミスフェイキー」をメイクして8.7ptをマークした。その後はジョスリンがバンクでの「バックサイド360」で8.0pt、白井が「キャバレリアルバックサイドテールスライド」で8.6ptと高得点をマークするもヴィアンナには届かなかった。 2トライ目 ここではヒューストンを除く全員がトリックをメイクする展開に。ただここで更に戦いをネクストレベルに引き上げたのはヴィアンナ。彼の得意とするキャバレリアルの派生トリック「キャバレリアルフロントサイドノーズブラントスライド」をキンクハバレッジでメイクすると9club、9.1ptをマークし流れを完全に自らのものに引き寄せ、SLSでの彼の盤石な強さを示すようなライディングを見せた。 そしてヴィアンナの後にライディングし、ラインセクションでの流れを引き戻したいのがジョスリン。バンクからボトムへ全越えの「バックサイドビックスピンフリップ」を決めたがスコアは8.4pt。これには会場から大きなブーイングが上がったが、このジャッジにジョスリンは特に気を止めず次に更なるスコアアップを目指すような雰囲気がうかがえた。しかし、今回強さを見せたのはヴィアンナだけではなかった。今大会で終始調子の良さを見せている白井が同じくキンクハバレッジで「ノーリービックスピンバックサイドテールスライド to フェイキー」を決めるとこちらも9clubの9.0をマークしヴィアンナ同様に流れを掴んだ。 ©︎SLS 3トライ目 この時点で全体で必要となる4つのスコアを揃えるチャンスのあるライダーは、この後のトライで他のライダーにプレッシャーを掛けるためにも非常に大事になるのが3トライ目。そんな中、まずスコアをマークしてきたのはコロンビアのスタイラーであるゴンザレス。ギャップ to レールで「フロントサイド270ボードスライド」をマーク。 続いてヴィアンナが7.8ptをマークする一方で、またもや9 Club合戦が勃発。まずはここまで思うようなスコアを残せていなかったジョスリンがステアでの「ノーリーインワードヒールフリップリバート」を完璧に決めて見せて9.1ptをマークした。豪快な滞空時間の長いエアーの中でメイクされるフリップトリックと回転技のコンボは彼の代名詞になっている。 そして今回自分のペースを貫きつつ、放つトリックがどれもハイスコアをマークするほど見事なライディングを見せている白井。ここでは同じくキンクハバセクションを全流しする「フロントサイド180スイッチバックサイドノーズグラインド」をメイク。そもそもこのトリック自体メイクするのが超高難度であることはもちろんなのだが、なんと途中で平坦になるこのキンクのあるハバセクションでメイクしたことに他のライダーたちが思わず頭を抱えるほど驚きを見せていた。そんなこのトリックは9.3ptをマークし完全に会場の流れを自分のものに引き寄せた。白井が完全にペースを掴み首位を守る中で、ヴィアンナとジョスリンが表彰台圏内で追う形で後半戦へ。 4トライ目 どのライダーも自分の順位を確実にしたい中でプレッシャーが彼らを襲ったのか、各ライダーが続々とトリックを失敗する展開。ただそんな中で3本のメイクでノリに乗っているのが暫定首位の白井空良。彼がメイクしたのはキンクハバセクションでの「アーリーバックサイド180スイッチフロントサイドクルックドグラインド」。3本目のメイクに引き続きこのトリックは会場を沸かせた。 ©︎SLS 正方向から背中側に半回転回ることで着地点が見えない中でトラックを片方だけ掛けるこのグラインドトリックはリスクの高さから来る度胸はもちろんのこと、正確無比な精度が必要となるこのトリックを1発で決めてしまった。改めて白井のレベルの高さをまざまざと感じさせた。スコアも9.4ptと更にスコアアップさせて3本続けて9clubをマークした。この時点で暫定2位のジョスリン、暫定3位のヴィアンナと10点以上の差を付けたため最終トライを残し優勝が確定した。 5トライ目 早々に白井の優勝が決まった中で迎えたのがこの最終トライ。最後の最後まで乗るかそるかの戦いとなった。ヒューストン、フィン、ゴンザレスがトリックに失敗する中で、ヴィアンナとジョスリンの僅差かつ超ハイレベルな戦いが繰り広げられた。首位には届かないがわずか0.2ポイントで2位を狙えるジオバンニ・ヴィアンナはキンクハバセクションで「キャバレリアルバックサイドノーズピックグラインド」を決めると今大会最高得点の9.6ptをマークし暫定2位に浮上した。彼の超人的コントロールとバランスが活かされたこのトリックに会場中は大盛り上がりでまさに決勝の最終トライにふさわしい展開となった。 そしてヴィアンナに逆転され、2位に返り咲くには9.7ptが必要となったアメリカが誇るビッグトリッカーであるクリス・ジョスリンの出番に。今まで何度がトライしていたバンクtoバンクでの大技だが、このタイミングでここ1番の「ノーリーバックサイド360ヒールフリップ」をメイク。彼のスタイルを象徴する「魅せて勝つ」トリックを披露し会場のボルテージも最高潮に引き上げ、逆転も期待されたがスコアは9.5ptと9 clubをマークするもヴィアンナを上回るにはわずか0.2ポイント足らず今回は3位となった。この結果から大きく差をつけて優勝を決めた白井空良がSLSプロツアーで初優勝を達成し、先月の「X Games Chiba 2024」での優勝から良い流れで繋いだ。そして2位にはブラジルのジオバンニ・ヴィアンナ、3位にはアメリカのクリス・ジョスリンという順になった。 最終結果 ©︎SLS 優勝 : 白井 空良(日本) 36.7pt2位 : ジオバンニ・ヴィアンナ(ブラジル)35.9pt3位 : クリス・ジョスリン(アメリカ)35.8pt 4位 : ジャンカルロス・ゴンザレス(コロンビア)31.8pt5位 : トミー・フィン(オーストラリア)13.9pt6位 : ナイジャ・ヒューストン(アメリカ)7.2pt 最後に ©︎SLS 今回は白井空良が初優勝を飾り幕を閉じたシドニー大会。白井は昨年末の世界選手権で優勝してからパリオリンピックまで順調に成績を残してきた中、パリオリンピック本番直前で体調不良に見舞われ入院を余儀なくされるも本戦では4位とメダルを目の前で逃していた。その中で迎えた先月の「X Games Chiba 2024」での優勝、そして今回のSLSプロツアー優勝は、今までの彼の活動をフォローしてきた筆者にとっては感慨深いものだった。そんな中で迎えるのが来月日本で開催される東京大会。まだ出場選手は公式には発表されていないが、日本からは今回出場していなかった堀米雄斗をはじめ、今回は惜しくもノックアウトラウンド敗退となった根附海龍や池田大暉やその他有力ライダーが出場するだろうし、今回2位となったジオバンニ・ヴィアンナやクリス・ジョスリンも優勝を狙っていると思われる。また筆者としては怪我の心配があるナイジャ・ヒューストンも復調して参加を決めてくれることにも期待したい。今シーズンのSLSとしては残すは次の東京大会と、12月にブラジルで開催される最終戦スーパークラウンの2戦。そして最終戦では高額の賞金が用意されているとのことで更に激化が想定されるSLSプロツアーの今後の展開が楽しみだ。
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skate東京という特別な場所でSLS2大会連続優勝を果たした白井空良「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR – TOKYO presented by Nikon」 男子決勝2024.11.292024年シーズンの「Street League Skateboarding (以下:SLS)」。シングルトリックだけで順位を争う「SLS APEX」を含めるとプロツアー第7戦目となり、昨年に引き続き今年も日本は東京・有明で開催された「SLS Tokyo 2024」。女子同様に男子もSLSシリーズのチャンピオンを決める「SLS SUPER CROWN CHAMPIONSHIP(以下:SUPER CROWN)」を来年に控える中、その最終戦への出場権を獲得するためにも必要なポイントがかかる重要な大会となった。男子カテゴリーでは優勝候補であり昨年の「SUPER CROWN」の覇者で現在ポイントランキングトップのジオバンニ・ヴィアンナや、日本人勢からは根附海龍や池田大暉がノックアウトラウンドで敗退するほど極めてレベルの高い戦いが繰り広げられる中、決勝へはアレックス・ミドラー(アメリカ合衆国)、堀米雄斗、ライアン・ディセンゾ(カナダ)、フェリペ・グスタボ(ブラジル)、白井空良、クリス・ジョスリン(アメリカ合衆国)が進出し、堀米の東京大会2連覇や白井のシドニー大会に続く2大会連続優勝も期待される中、この東京大会での優勝の座が争われた。 なおSLSの採用するフォーマットはオリンピック関連の国際大会とは異なり、ランの完成度を評価する「ラインセクション」が2本、ベストトリックの難易度を評価する「シングルトリックセッション」が5本の計7本のうち4本のベストスコアを合算してリザルトを出す形。なおラインセクションからはベストラン最大1本のみが採用され、他の大会と違う点としてはシングルトリックでラインセクションを上回るスコアを残した場合、必ずしもラインセクションを合計スコアに採用しないという点。そのためシングルトリックだけで逆転することも可能ということだ。 【ラインセクション】 ライン1本目 堀米雄斗のライディング ©︎SLS 今大会の優勝争いは終始「9 Club」の応酬となったのだが、ラインセクション1本目から9点台の高得点をマークしたのは堀米雄斗と白井空良。堀米はミスのないライディングでまとめていくと、中盤では5フィート近くあるモンスターエナジーレッジで「バックサイドテールスライド」、ハンドレールでの「ノーリー270スイッチバックサイドリップスライド」など彼が得意とする高難度トリックを中心に繋いでいくと9.0ptの高得点をマーク。 そしてさらに堀米のスコアを上回ってきたのが白井。ライディング中終始力が抜けたようなリラックスしたスタイルでミスなくトリックをメイクしていく彼は「ノーリービックスピンバックサイドテールスライド」や「フロントサイド270フロントサイドボードスライド、そしてハンドレールでは「キャバレリアルバックサイドテールスライド」などをスムーズに決め切りフルメイクでまとめると9.1ptのハイスコアをマークした。 ライン2本目 堀米雄斗のライディング ©︎SLS そして2本目では1本目に引き続き、更に「9 Club」合戦に拍車がかかる展開に。まず本決勝でラインセクション最高スコアをマークしたのは昨年大会の覇者の堀米。1本目でメイクした高難度トリックに加えて、独創的かつ難しい体勢から掛けるトリックの数々をアップデート。その中でもモンスターエナジーレッジでのトリックを「ノーリー270バックサイドボードスライド」に変更するなど見事なランにまとめるとスコアを9.3ptに伸ばした。 そんな堀米のスコアに追いつくべく、見事なライディングを見せてシングルトリックセクションに繋げたのは白井。まず最初にアップデートして会場を沸かせたトリックが「ノーリービックスピンバックサイドテールスライドビックスピンアウト」。その後も「フロントサイド270フロントサイドボードスライド」、「キャバレリアルバックサイドテーススライド」などのフルメイクが高評価を受けて9.2ptをマークした。さらに今回2人のリードを許さず追随したのはアメリカのクリス・ジョスリン。ギャップ越えでの豪快なトリックが特徴的な彼はモンスターエナジーレッジのギャップ越えでの「バックサイド360」をはじめ「トレフリップフロントサイドリップスライド」、最後にはNikonサイン越えの「ノーリーバックサイド180ヒールフリップ」を決めると9.0ptをマークした。この時点で堀米が首位、2位に白井、3位にジョスリンという順でシングルトリックセクションへ。なおトップ3名が「9 Club」を残しておりシングルトリックセクションでも9点台のハイスコアの戦いが予感された。 【シングルトリックセクション】 1トライ目 白井空良のライディング ©︎SLS 1本目から各ライダーが8点越えをマークしていく中、ここでも9点台を叩き出したのがジョスリン。手始めに彼が決めてきたのはロングダブルセットのステア越えの「トレフリップ」。その飛距離と精度の高さが評価され9.0ptをマークした。そんな彼に続いて9点台を残してきたのは白井。ハバレッジで「フロントサイド180スイッチバックサイドノーズグラインド」を綺麗にメイクして9.2ptをマークした。その後は堀米がレールで「ノーリー270スイッチバックサイドリップスライド」をメイクするも8.7ptと9点台には届かず白井とジョスリンにややビハインドを取る展開に。 2トライ目 クリス・ジョスリンのライディング ©︎SLS ここでは大半のライダーがトリックをミスする展開に。ただそんな中更に戦いをネクストレベルに引き上げたのはジョスリン。異次元のバランス力でまた同じロングダブルセットのステア越えの「バックサイドビックスピンフリップ」をメイクするとまた「9 Club」の9.1ptをマークし、9点台を量産していき完全に自分のペースに引き込んでいく。しかしそんなジョスリンにリードを許さないのは昨年大会の覇者でパリオリンピック金メダリストの堀米。モンスターエナジーレッジで「ノーリー270バックサイドノーズグラインド」を決めると、こちらも「9 Club」の9.0ptをマークし優勝争いに食い込む展開に。 3トライ目 この時点で全体で必要となる4つのスコアを揃えるチャンスのある堀米とジョスリンは、この後のトライで他のライダーにプレッシャーを掛けるためにも非常に大事になるのがこの3トライ目。そんな中、まずスコアをマークしてきたのは豪快で飛距離のあるトリックが特徴的なアメリカ合衆国のアレックス・ミドラー。2本目で失敗したギャップ to レールでの「バックサイドノーズブラントスライド」をメイクすると「9 Club」の9.1ptをマーク。 そんなミドラーを追随する形で、今大会絶好調のジョスリンがまた「9 Club」を残す。ギャップオーバーの「ノーリーインワードキックフリップリバート」を完璧に決めて見せて9.1ptをマーク。彼の代名詞である豪快な滞空時間の長いエアーの中でメイクされるフリップトリックと回転技のコンボがさらに精度を上げてネクストレベルに突入している様子が見られた。 堀米雄斗のライディング ©︎SLS そしてジョスリンの勝ち越しを許さないのが今大会で優勝が期待されている白井と堀米。白井はハバセクションでの「バックサイド180スイッチフロントサイド50-50グラインド」をメイクし9.0ptをマーク。そしてこのシングルトリックセクションでの最高得点を残したのは堀米。ハンドレールでの「ノーリーバックサイド180スイッチフロントサイドフィーブルグラインド」という難しい体勢のトリックを決め切ると9.3ptをマークし、この時点で4本スコアを揃えて優勝の座を近づける。この時点では堀米とジョスリンが0.1pt差で暫定1位・2位と僅差となる中で優勝争いは後半戦へ。 4トライ目 このトライで見られたのは優勝争いが大詰めに差し掛かる中での戦略的な戦いだった。まずここでは2本目と3本目とミスが続いていたカナダのライアン・ディセンゾがNikonサイン越えのギャップで「フェイキーキックフリップ」をメイクして8.4ptをマーク。そして現時点では堀米に対して0.1差でビハインドを負っているジョスリンが、ノックアウトラウンドでも決めた「ノーリーバックサイド360ヒールフリップ」にトライ。ノックアウトラウンドでのスコアを元に考えるとこれを決めれば9.4ptが出る見込みで堀米を抜ける算段だったが惜しくもメイクできずにミス。 その後白井もトリックに失敗する中、彼らを突き放してプレッシャーをかける作戦に出た堀米は、ロングダブルセットのステアでジョスリンが「トレフリップ」をメイクして9.0ptを出していた事からそのトリックを選択し0.3ポイントを加算しにいったが、惜しくも飛距離が足りずステアのエンドに当たってしまい減点され8.6ptとまさかのスコアアップに失敗。これには堀米自身もやばいというような表情を見せる中、戦いは最終トライにもつれ込む形となった。 5トライ目 そして迎えた最終トライ。ミドラーがギャップ to レールでの「バックサイドリップスライド」をメイクして8.2ptをマークするも表彰台争いに届かなかった中で、今大会にてノックアウトラウンドを含めて異常な数の「9 Club」をマークしているジョスリン、昨年の東京大会王者の堀米、前回大会シドニー王者の白井との三つ巴の戦いに。 白井空良のライディング ©︎SLS そんなプレッシャーがライダーたちを襲う中で見事決めきったのは白井。4トライ目で失敗したハンドレールでの「ノーリーキャバレリアルバックサイドテールスライドビックスピンアウト」を決めると今大会最高得点の9.4ptをマークし暫定1位に逆転し浮上。この状況でしっかり決めきれるのはパリオリンピックを経て更なる成長を遂げた白井の強さだった。 白井を上回るにはジョスリンは9.7pt、堀米は9.6ptが必要となり、それぞれ逆転優勝するためには4トライ目とは異なるトリックへの変更を余儀なくされる状況に。これは完全に白井の勝負ありだったと感じた展開だった。そんな世界トップレベルでも難しいラストトライの状況で、ジョスリンと堀米共にトリックを決め切ることができず今回は白井に軍配。この東京大会での逆転優勝が決まった。先日のシドニー大会でSLSプロツアーで初優勝を達成した白井空良が今大会で2大会連続優勝を果たし、このまま良い流れで来月の「SUPER CROWN」へ繋いだ。このまま最終戦でも優勝し今年のSLSシリーズチャンピオンの座を手に入れることはできるのだろうか?彼の活躍に期待したい。 最終結果 ©︎SLS 優勝 : 白井 空良(日本) 36.8pt2位 : 堀米 雄斗(日本)36.3pt3位 : クリス・ジョスリン(アメリカ合衆国)36.2pt 4位 : ライアン・ディセンゾ(カナダ)34.3pt5位 : アレックス・ミドラー(アメリカ合衆国)25.7pt6位 : フェリペ・グスタボ(ブラジル)7.7pt 最後に 今回は白井空良が前回のシドニー大会に引き続き、この東京大会で2大会連続優勝を達成し幕を閉じた。筆者としてはパリオリンピックを経て更なる彼の成長を見ている気がしている。9月の「X Games Chiba 2024」での優勝、シドニー大会と今回の東京大会の2大会連続優勝は歴史的な快挙のひとつであると言える上、それに加えて今大会の直前には膝の怪我もあり直前までは満足にスケートできる状態ではなかったと聞いている。そんな中で迎えた東京大会にて、最終的には昨年大会王者の堀米と、今大会でノックアウトラウンドも含めて計8回の「9 Club」を量産したジョスリンを抑えての優勝。特に最終トライで他のライダーに9.6pt以上のトリックを一発で決め切らせないといけない展開を作れたことは、9点台を悠に叩き出せる世界トップレベルのスケーターでも至難の業で、その状況を作るために自分を信じ切ってやり通し、後がないプレッシャーを見事跳ね除けた白井の強さを証明した大会だったと感じた。 クリス・ジョスリンのライディング ©︎SLS 一方でスケートボードシーンの観点から見て感じられたこととして、日本の東京開催であるにもかかわらずノックアウトラウンドから会場の雰囲気が終始、「9 Club」を量産したジョスリンを応援する空気感だったのも非常に印象的だった。ホームのライダーを応援するカルチャーは変わらないが、良いライディングをするとホームアウェイ関係なしに会場が盛り上がるのもスケートボードカルチャーの本質を見た気がした本当に良い大会だった。さていよいよ来月は今年のSLSプロツアーのチャンピオンを決める「SUPER CROWN」がブラジルで開催される。誰がチャンピオンになってもおかしくないこの戦いで誰が新たな歴史に名を刻むのだろうか。引き続き目が離せない。
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skate日本人選手勢の追随をかわし、優勝を勝ち取ったのはブラジルのライッサ・レアウ「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR – TOKYO presented by Nikon」 女子決勝2024.11.282024年シーズンの「Street League Skateboarding (SLS)」。シングルトリックだけで順位を争う「SLS APEX」を含めるとプロツアー第7戦目となり、昨年に引き続き今年も日本は東京・有明で開催された「SLS Tokyo 2024」。SLSシリーズのチャンピオンを決める「SLS SUPER CROWN CHAMPIONSHIP」を来年に控える中、その最終戦への出場権を獲得するためにも必要なポイントがかかる重要な大会となった。女子カテゴリーでは優勝候補の一角である東京オリンピックメダリストの西矢椛や中山楓奈がノックアウトラウンドで敗退するほど極めてレベルの高い戦いが繰り広げられる中、決勝へはライッサ・レアウ(ブラジル)、クロエ・コベル(オーストラリア)に加えて吉沢恋、織田夢海、赤間凛音、上村葵が進出し、決勝常連勢による顔ぶれの中でこの東京大会での優勝の座が争われた。 なおSLSの採用するフォーマットはオリンピック関連の国際大会とは異なり、ランの完成度を評価する「ラインセクション」が2本、ベストトリックの難易度を評価する「シングルトリックセッション」が5本の計7本のうち4本のベストスコアを合算してリザルトを出す形。なおラインセクションからはベストラン最大1本のみが採用され、他の大会と違う点としてはシングルトリックでラインセクションを上回るスコアを残した場合、必ずしもラインセクションを合計スコアに採用しないという点。そのためシングルトリックだけで逆転することも可能ということだ。 【ラインセクション】 ライン1本目 ライッサ・レアウのライディング ©︎SLS 今回のコースレイアウトに関してはメインセクションから逆方向にランディングする際にスピードを付ける事が非常に難しいと前日の練習から多くのライダーが話し、苦戦していたこともありラインセクションは特にそれがスコアに顕著に現れる展開となった。その中でのこの1本目はどのライダーもうまくまとめて決勝での流れを掴みたいと考える中で、唯一7点台の高得点をマークしたのはブラジルのライッサ・レアウ。先にライディングした日本人ライダーたちがミスを重ねる中、レアウはスピードが付けづらい方向では無理せずしっかり着実にラン構成を組み立てていた事はさすがで、「バックサイドクルックドグラインド」でランを始めると、「フロントサイドブラントスライド」や「キックフリップバックサイドリップスライド」などを綺麗にメイクしてトリックを繋いでいき、ラストトリックではミスがありながらも7.2ptの好発進を見せ、後続のライダーにプレッシャーをかけた。 スコアとしてレアウに続いたのはレアウの直前でライディングした昨年の東京大会覇者のクロエ・コベル。ハンドレールでの「バックサイドスミスグラインド」でランを始めた彼女は、ロングレールでも「バックサイドスミスグラインド」で全流し、さらにはギャップ越えの「キックフリップ」などで構成した得意のフリップ系だけに頼らないはバリエーションに富んだランで、ラストトリックではミスがあるも6.8ptをマークし安定的なスコアを残して次に繋げた。 ライン2本目 赤間凛音のライディング ©︎SLS 2本目でも1本目とはあまり展開は変わらない中で、ランをアップデートしてレアウとコベルに近づくスコアを残したのが現在SLSポイントランキングトップを走る赤間凛音。「フロントサイドフィーブルグラインド」でランを始めると、「キックフリップ」や「フロントサイドハリケーングラインド」、「ビックスピンヒールフリップ」など周りのライダーがあまりやらないトリックも含めた様々なトリックを詰め込んだライディングで6.6をマークして優勝の座を射程圏内に捉えたままシングルトリックセクションに挑む形に。ただ今回頭一つ抜ける形で安定したライディングを見せているのがレアウ。2本目では1本目の内容をアップデート。1本目でメイクした「バックサイドノーズスライド」を「バックサイドテールスライド」に、またロングレールの中盤でメイクした「キックフリップバックサイドリップスライド」を「キックフリップバックサイドスミスグラインド」にアップデート。1本目同様にラストトリックのミスがあったものの、それを上回る高難度トリックにより7.5ptとスコアを引き上げ暫定1位でシングルトリックセクションへ。 「シングルトリックセクション」 1トライ目 ここではまずラインセクションでなかなか良いスコアを残すことができなかった吉沢恋が第一滑走者としてハバレッジで「バックサイドノーズスライドショービットアウト」をメイクすると8.0ptというハイスコアをマークして幸先の良いのスタートを切る。その後は上村葵、織田夢海、赤間凛音の3人が全員ハンドレールでの「バックサイドスミスグラインド」をチョイスしてメイクし7.0ptをスコア。戦略的なことか今後の戦いを優位に進めるためにここではしっかりトリックをメイクに徹底した様子が見受けられ、ただ大技にトライするだけではなくしっかり全体の試合運びを見据えたトリックチョイスも必要なのだと感じられた。 その後はNikonサインと大きなオブスタクルのあるギャップで「キックフリップ」にトライしたコベルと、ラインセクションで好調なライディングを見せたレアウがトリックに失敗。その後のシングルトリックセクションの残り4本と手数はあるものの好ましくない1本目となった。 2トライ目 吉沢恋 ©︎SLS ここでは1トライ目とは異なり全体的に攻めのトリックチョイスとなった2トライ目。まずは1トライ目で8.0ptをマークし幸先良いスタートを切った吉沢がここでも決める。今年の夏のパリオリンピックでの金メダル獲得の決め手となった彼女の代名詞トリックでもある「ビックスピンフリップフロントサイドボードスライド」をレールで決めると7.8ptをマーク。ハンドレールのような大きなセクションではないレールでのメイクだったためスコアは伸びきらなかったがそれでもしっかりスコアをマークして強さを見せた。 その後はコベルが1トライ目でミスのあったNikonサインのギャップで「キックフリップ」をしっかり決めて7.1ptをマーク。そしてそんなコベルに続いてトライしたレアウがハバセクションで「バックサイドテールスライド」という難しい体勢でのトリックを決め切ると8.2ptをマークしてしっかり1トライ目のミスをカバーして見せた。 3トライ目 東京大会の戦いも徐々に佳境に近づいてくる中、各ライダーがスコアメイクに苦戦する一方でここのトライで集解トリックを決めたのは女子ストリート種目界の二大巨頭となっているオーストラリアのコベルとブラジルのレアウ。まずコベルが1トライ目の日本人ライダーたち同様にハンドレールでの「バックサイドスミスグラインド」を綺麗にメイクし6.9ptをマークしてしっかりスコアアップを図る。 そして再度ハバセクションでしっかりトリックをメイクしてスコアを残したのはレアウ。ここではコベルと同様に「バックサイドスミスグラインド」を決め切ると7.1ptをマークした。 4トライ目 赤間凛音 ©︎SLS 4本のスコアが採用されるレギュレーションであるため、ここまで2つ以上マークしていないライダーには後がない中で迎えるこのトライ。シングルトリックでは1トライ目以降スコアをマークできていなかった上村は2本目からトライしているハンドレールでの「フロントサイドブランドスライド」を決めきり7.9ptをマークし、なんとか表彰台圏内を維持しながらラストトライへ向かうこととなった。一方で厳しい戦いを強いられたのが織田。2本目からトライしてきた彼女の代名詞的なハンマートリックである「キックフリップフロントサイドフィーブルグラインド」をここでも決めきれずこの時点で優勝圏内から外れることとなった。他にも上村を除く各ライダーがスコアメイクに苦戦する中でしっかり決めてきたのは赤間。ハバセクションで「バックサイド180ノーズグラインド」という難しいバランス力が強いられるトリックを決めると8.1ptという高得点をマークし、優勝の座を射程圏内に収めてラストトライに。 この時点で暫定トップはレアウ、2位に赤間、3位にコベルという順に。ただまだ吉沢と上村にもスコア次第では表彰台に手が届くことからまだまだ最後の1本まで分からない熾烈な戦いとなった。 5トライ目 ライッサ・レアウのライディング ©︎SLS そんな中で迎えた最終トライ。まずここで女子のネクストレベルを感じさせる大技を決めて見せたのが吉沢だ。彼女はハンドレールで4本目では決められなかった「ビックスピンフリップフロントサイドボードスライドショービットアウト」をメイク。このトリックのメイクには吉沢も両手を大きく掲げて喜びを表した。この会場中が大盛り上がりとなったトリックには今大会唯一の「9 Club」の9.1ptがマークされ女子決勝の最高スコアが付けられると暫定1位までジャンプアップ。それまでの暫定3位で吉沢の後の滑走となったコベルが吉沢のスコアを上回ることができず、優勝争いから離脱する中で吉沢に続く高得点をマークしたのは赤間。彼女ならではの高難度グラインドトリックである「バックサイドバーレーグラインド」で8.4ptをマークすると吉沢を上回り暫定1位に返り咲いた。 そして迎えた最終滑走者はレアウ。4本目ではハンドレールでの「フロントサイドブラントスライドショービットアウト」に失敗していたが、残りレアウが1位にジャンプアップするためには7.3ptで良かったことから、ここは冷静にハンドレールでの「フロントサイドブラントスライド」にスイッチしてメイク。7.9ptをマークして赤間を上回るとレアウの優勝が決まった。 最終結果 ©︎SLS 優勝 : ライッサ・レアウ(ブラジル)30.7pt2位 : 赤間 凛音(日本)30.1pt3位 : 吉沢 恋(日本)29.4pt4位 : クロエ・コベル(オーストラリア)27.8pt5位 : 上村 葵(日本)20.5pt6位 : 織田 夢海(日本)13.1pt 最後に まず今大会ではライッサ・レアウの強さが際立ったような印象を受けた。今回は多くのライダーが苦戦を強いられたレベルの高いコースレイアウトの中でしっかり自分のできるライディングを落とし込み、頭一つ抜けたレベルのライディングを見せていたのはレアウが長年世界大会で戦い抜いてきた強さだと感じられた。ただ一方で今大会ではメイクできなかったのは「9 Club」のトリック。筆者としては今回メイクとはならなかった「フロントサイドブラントスライドショービットアウト」を含めて9点台のトリックをまだまだ隠し持っていると考えている。来月の「SUPER CROWN」でどんな滑りを見せてくれるのかに期待したい。また日本人勢に関しては、まず赤間は今大会も常に冷静に自分のライディングに集中しながらトリックをこなしており、今回もその強さを表れていたからこそ東京大会という自国開催である中でもしっかりと結果に繋がったのだろう。そして今回2度目のSLS出場となった吉沢は女子唯一の「9 Club」という見事なトリックを見せるなどとやはりオリンピック金メダリストの強さを感じる一戦となった。この勢いのまま「SUPER CROWN」でも優勝争いに食い込みオリンピック金メダルに並ぶタイトル獲得を期待したい。一方で今回では決勝に残ったものの悔しい結果に終わったのが織田と上村。織田は今大会では自身のハンマートリックである「キックフリップフロントサイドフィーブルグラインド」がメイクできず苦戦強いられたが、彼女が今回トライしていたどのトリックもメイクしてスコアをまとめれば優勝できるレベルであるため、cでのリベンジを期待したい。また上村に関しても前大会ではなかなかメイクできなかった大技の数々のメイク率が少しずつ上がっているように思える今大会だったため、「SUPER CROWN」を含めて今後の大会でしっかり結果に繋げてくることだろう。そして今回はノックアウトラウンド敗退となってしまった西矢と中山も依然優勝候補である実力の持ち主であり、「SUPER CROWN」ではまた優勝争いに食い込んでくることだろう。次戦はいよいよ今シーズン最後となるSLSのチャンピオンを決める大会「SUPER CROWN」。絶対王者レアウのホームで戦うことになる中、彼女との差を日本人ライダーたちがどう縮めてくるのか期待しながらその活躍に注目したい。
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surfオリンピアンが決勝で激突!S.LEAGUE第3戦 鴨川プロ決勝戦2024.11.27©︎S.LEAGUE 2024年11月21日から24日の4日間、S.LEAGUE第3戦『鴨川プロ』が千葉県鴨川市の東条海岸(通称:マルキ)で開催された。 波のコンディションは初日と2日目は頭前後の波が押し寄せるコンディションの中で行われ、3日目は風に抑えられ一気にサイズが下がったもの形の良い波がブレイクしており、4日間として鴨川、東条海岸らしい素晴らしい波のブレイクの中で試合が開催された。 中塩佳那、圧倒的な強さでS.LEAGUE3連勝 ©︎S.LEAGUE ウィメンズの決勝は中塩佳那と川合美乃里の2名による戦い。先に動き出したのは中塩佳那。序盤で5ポイントと3.9ポイントをスコアし、リードを奪った。一方、川合美乃里は1本目に4.17ポイントをスコアするも、その後は波が止まってしまい苦しい展開に。川合が優勝するためには4.47ポイント以上が必要だったが、最後に乗った波は3.57ポイントで、逆転には至らなかった。前半戦に2本の高得点を揃えた中塩佳那が、見事に鴨川プロを制した。 中塩佳那 ©︎S.LEAGUE 優勝インタビューでは「もっと自分のサーフィンがしたかった」と語っていたが、自然相手のスポーツにおいて波の状況にしっかりと対応し、優勝を果たした中塩佳那の強さが際立った。 オリンピアン同士の激闘を制したのは大原洋人 ©︎S.LEAGUE メンズは東京2020オリンピックで5位入賞を果たした大原洋人。対する相手は、パリ2024オリンピックで5位入賞を果たした稲葉玲王との決勝戦。東京オリンピックからサーフィンが正式競技に加わり、オリンピックに出場した男子選手はわずか4名。そのうち2名がS.LEAGUE鴨川プロ決勝で対戦することになった。昨日までサイズのある波が続いていたが、最終日は小波に変わった。それでも、2人はサーフボードを小波用に調整し、波に合わせて挑んでいた。 稲葉玲王 ©︎S.LEAGUE 決勝戦では、先に仕掛けてきたのは大原洋人。これまでライト方向の波でスコアを重ねていたが、決勝ではレフト方向に切り替え、最初の2本で6ポイントと7.33ポイントをスコアし、リードを奪った。稲葉玲王は波に乗るものの、スコアを伸ばすのに苦しんでいたが、後半に6.67ポイントをスコアし、逆転に必要なポイントとの差を6.67ポイントに縮める。稲葉はポジショニングを左に移し、入ってきたセットの波を掴みレフト方向にアプローチ。素晴らしいライディングを見せ、演技を終えた時にはガッツポーズも見せたが、スコアは5.97ポイントに留まり、逆転には至らなかった。終始リードしていた大原洋人が見事に優勝を飾った。 大原洋人 @S.LEAGUE S.LEAGUE 24-25 特別戦 「さわかみ チームチャレンジ 鴨川」も開催 ©︎S.LEAGUE 鴨川プロの翌日には、チームチャレンジS.LEAGUE 24-25 特別戦 「さわかみ チームチャレンジ 鴨川」も開催された。3回目を迎えた今年は、オフィシャルブランドの6チームに加え、地元ローカルチーム「チーム鴨川」、「NSA(日本サーフィン連盟)」、「NSSA(日本学生サーフィン連盟)」の全9チームでの戦いとなった。チームチャレンジでは、World Surf LeagueのChallenger Seriesに出場している伊東李案琉、都築虹帆、脇田紗良も参加。その他、海外ツアーをメインに回っている選手も多く出場した。 都築虹帆 ©︎S.LEAGUE チーム構成は選手4名+コーチ1名。選手は男女混合で、1名は必ずアマチュア選手を含むことが条件となっている。試合は2人1組で戦い、プライオリティーとマキシマムウェーブはチームで共有される。最初のグループラウンドでは、それぞれが獲得したポイントがチーム全体のポイントとなり、ベスト2のスコアで順位を決める。そのため、チームのベスト2のスコアは1人の選手が担当することも可能。 グループリーグを勝ち上がると、準決勝およびノックアウトラウンドに進出する。ノックアウトラウンドでは、個人成績に応じてポイントが付与される。1位は10ポイント、2位は6ポイント、3位は3ポイント、4位は1ポイント。1位が10ポイントを獲得できるため、チームの2名のうち1名は必ず1位にならなければ、勝ち上がることができない。また、準決勝で使用した選手は決勝または3位決定戦で使用することができず、コーチの采配が非常に重要となる。 ROCKHOPPER & WAVEWARRIORSが悲願の優勝 @S.LEAGUE チームROCKHOPPER&WAVEWARRIORSは脇田紗良と持齋心が出場。対するチームQUICKSILVER&ROXYは平原颯馬と都築虹帆。まず脇田紗良が4.83ポイントをスコアするが、平原颯馬が4.4ポイント、5.83ポイントと2本揃えてリード。脇田は後半にセットの波を掴み、バックサイドで際どい1ターンを決め、5.43ポイントをスコアして1位に浮上。残り時間が少ないところで、都築虹帆が逆転を狙い良い波をキャッチするも、持齋心がインターフェアを犯してしまい、都築は演技を続けられず、逆転に必要なスコアを伸ばすことができず試合終了。チームROCKHOPPER&WAVEWARRIORSが優勝となった。 次戦のS.LEAGUE第4戦はインドネシア・バリ島クラマスポイントで開催予定 @S.LEAGUE 第4戦は南国インドネシア・バリ島のクラマスポイントで、2月下旬に開催予定。また、日本にはない素晴らしい波のコンディションで行われる。優勝を手にするのはどの選手なのか。白熱した戦いはABEMA独占生配信でお届けするので、第4戦もお見逃しなく! 『鴨川プロ』結果 《ショートボード男子》優勝:大原洋人2位:稲葉玲王3位:増田来希、小林桂 《ショートボード女子》優勝:中塩佳那2位:川合美乃里3位:清水ひなの、野中美波 『さわかみ チームチャレンジ 鴨川』結果 優勝:Team ROCKHOPPER & WAVEWARRIORS2位:Team QUIKSILVER & ROXY supported by BOARDRIDERS JAPANN3位:Team BILLABONG
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othersレッドブル主催の卓越した技術が試されるフリースタイル・ラップバトル「Red Bull Roku Maru 2024」希代のリリシスト、輪入道が2度目の優勝!2024.11.27レッドブルによるフリースタイル・ラップバトルの大会「Red Bull Roku Maru」が2024年11月24日、東京・渋谷の「WOMB」で行われた。他のラップバトルとは一線を画したフォーマットで、国内のトップMCがしのぎを削りあった。 2021年に始まり、「Red Bull 韻 DA HOUSE」から「Red Bull Roku Maru」へとリニューアルされた本大会は、今年1月の大会から引き続いて2回目の開催。各自の持ち時間は60秒の2ラウンド制。3人のジャッジ(審査員)が勝敗を決めて、トーナメントの頂点を決定。 国内ではめずらしい時間制のフリースタイルバトルは、バトル特有の即興性のほか、1分間で“作品”を生み出す音楽性、ステージングなどのアーティスト性が求められる。MCたちの“地力”が試されるフォーマットは多くのヒップホップ・ヘッズたちの支持を得ている。 今大会には輪入道(2021年王者)、S-kaine(2022年王者)、呂布カルマ 、ID 、DOTAMA 、楓 、ミメイ 、SIMON JAP 、歩歩 、MAKA 、泰斗 a.k.a. 裂固 、NillNico 、PONEY 、SATORU 、道の15人の招待MCに加え、予選を通過した斑とsasuke、「Red Bull Roku Maru」アプリで選抜された T-iDとえびちる 。そして、リザーバーとして急遽参加したala vivere luceの計20人のMCが頂点を争った。 Suguru Saito / Red Bull Contents Pool 審査員には、KEN THE 390 、ERONE 、MC正社員 。いずれもMCバトルシーンを支えてきた3人の重要人物。ホストMCは前回から引き続いてACEと怨念JAPの2人。バトルDJとして、DJ YANATAKEとDJ TIGUが参加し、オーディエンスを盛り上げた。 ゲストライブには紅桜が登場。スタンドマイクが置かれたステージ上では、スポットライトを一身に集め、ソウルフルな歌声で代表曲「悲しみの後」などを歌いあげ、集まったヘッズもその歌声に酔いしれた。 バトルは1回戦から優勝候補の一角、呂布カルマがベテラン・道に敗れる波乱の展開で幕を開けた。第2試合は、第1回大会で準優勝のMAKAとPONEYが対戦。 2バース目にはアップテンポなビートに合わせて、PONEYがキャリアの年輪を感じさせる「明日好きなやつに好きと伝えろ/いつ死ぬかなんてわかんねぇぞ」「ディスる必要なんて一個もねぇ」とポジティブなリリックで会場を沸かせた。対する、MAKAは「俺はポニーじゃねぇ、全部がサラブレット/毛並みからちげえ/だから桁の違いを見せてやるぜ」と返すなど、パンチラインの応酬となり、2−1でMAKAが勝利を挙げた。 1回戦のハイライトとなったのは、DOTAMAと歩歩の一戦。先攻となった歩歩が、持ち味のバイブスを前面に押し出したフローやユーモラスな言葉選びで観客をロック。「口だけなら限界/俺なら突破/まるでスーパーサイヤ人/黙らせるこいつのうるさいヤジ」と完璧な立ち上がりを見せる。 Suguru Saito / Red Bull Contents Pool 対するDOTAMAも「お前のスタイルはダントツでビッチ」などと得意の強烈なディスを浴びせたが、歩歩のギャグも絡めたスキルフルなステージングの前に肩すかしとなってしまい、ペースをつかむことができず、歩歩が勝利。60秒のバトルは相手のライムにアンサーする以上に、アーティストとしての力量を求められることとなる。 2回戦以降は予選を勝ち上がったシードの斑やえびちる、sasukeなどの若手MCが登場したが、SIMON JAPや裂固など、実績あるMCが見事なステージングを見せ、キャリアに裏打ちされたスキルの高さで勝ち上がる。 ベスト4に勝ち上がったのはMAKA、SIMON JAP、輪入道、IDの4人。いずれも主要なMCバトルで実績を残すMCが頂点を争った。 MAKAとSIMON JAPの準決勝は今大会のハイライトとなった。SIMON JAPが「俺らHIP HOPなけりゃ死んでいる」「負けたら終わりじゃねえ/やめたら終わりだよな この戦い」と語りかけるようにバースをキックすれば、MAKAは冒頭から低い声色のラガフローでバースをスタートするなど、持ち味を存分に発揮。 SIMON JAPは「見ていたんだよ、どしゃぶりのさんぴんキャンプ」とヒップホップカルチャーでキャリアを重ねてきたことをアピールしたが、MAKAは「俺まださんぴんキャンプの時代は高校生とか中学生だった」「でも、俺が22の時にさんぴんキャンプが復活したんだ」と自分のキャリアを重ねてアンサー。フローだけではなく、リリックの巧みさを見せるなど、多才さを見せて勝利をつかんだ。 So Hasegawa / Red Bull Contents Pool 決勝は準決勝でIDを破った輪入道とMAKAの一戦。仁王立ちして相手に対話を仕掛ける輪入道と、フローとバイブスで会場を沸かせるMAKAのスタイルウォーズとなった。 先攻の輪入道は「形にないものに求めた美学/その方がみんな踊れる気がする「いいじゃん一分もあれば/自分のことだけじゃねぇ歌えちゃう」「今日は歩いてたどり着くビッグドリーム」と余裕を見せて仕掛ける。後攻のMAKAは観客に向けてラガフローを駆使しながら、会場を沸かせる。一方、続く輪入道が「お前は客席/俺はここだ」「最終回みたいな顔していない?毎度ご挨拶だ」と逃げ道をふさいで自分の土俵に持ち込み、勝敗を決した。 優勝した輪入道は大会終了後のインタビューで「8小節や16小節のラップバトルでは言いたいことが収まらないことが多い」とし、「60秒あれば言いたいことを落とし込むこともできる。自分のスタイルとの親和性が高かった」と手応えを語った。60秒にプライドをかけたMCたちの熱い戦い「Red Bull Roku Maru」。単なるバトルではなく、アーティストとしての総合力が求められるこの戦いを制したのは、希代のリリシストの輪入道となった。 Suguru Saito / Red Bull Contents Pool 開催概要 名称:Red Bull Roku Maru 2024日程:2024年11月24日(日)開場15時/開演16時会場:WOMB(渋谷)料金:一般前売チケット 5,000円 (税込・別途ドリンク代)バトル出場者輪入道(2021年王者)S-kaine(2022年王者)呂布カルマIDDOTAMA楓ミメイSIMON JAP歩歩MAKA泰斗 a.k.a. 裂固NillNicoPONEYSATORU道斑(予選通過者)sasuke(予選通過者)T-iD(アプリ選抜)えびちる(アプリ選抜)ala vivere luce(リザーバー)ゲストライブ紅桜審査員KEN THE 390ERONEMC 正社員ホストMC怨念JAPACEバトルDJDJ YANATAKEDJ TIGU 大会ルール 「Red Bull Roku Maru」の大会ルールは1対1のフリースタイルバトルで、各自の持ち時間は60秒・2ラウンド制。ジャッジ(審査員)による投票でトーナメントを勝ち上がる。日本ではめずらしい時間制フリースタイルバトルは斬新で、これまでにない画期的なバトルが展開される。互いを罵り合うだけではなく、レッドブルのステージ上だからこそ炸裂するパンチラインには、新しい時代を感じさせる言葉の数々が生み出される。 Red Bull Roku Maru アプリ概要 場所や時間を問わず、ラップスキルの強化や世界中のラップコミュニティと繋がることが可能な"新感覚フリースタイルトレーニングアプリ"「Red Bull Roku Maru」を配信。今すぐアプリをダウンロードし、来たるMCバトルに向け日々スキルを磨き上げよう!
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othersソーシャル&カルチャーデザインの祭典「SOCIAL INNOVATION WEEK 2024」渋谷発、次世代が輝くストリートスポーツクラブ 〜個性と多様性を尊重する自己発見の場へ〜2024.11.27一般社団法人渋谷未来デザイン(以下、渋谷未来デザイン)はソーシャル&カルチャーデザインの祭典「SOCIAL INNOVATION WEEK 2024(以下、SIW2024)」を10月18日(金)〜11月10日(日)の期間で開催した。今年は”Connecting Colors of Dots.”をスローガンに、さまざまな色を持つ個性がつながり、より彩り豊かな未来を考える場を共有した。 渋谷音楽祭、渋谷芸術祭、ふるさと渋谷フェスティバルなどの地域イベントとも連携し、今回は108という多数のセッションが開催。この中からFINEPLAY編集部が厳選した注目のセッション、「渋谷発、次世代が輝くストリートスポーツクラブ 〜個性と多様性を尊重する自己発見の場へ〜 」 のレポートをお届けする。 渋谷発、次世代が輝くストリートスポーツクラブ 〜個性と多様性を尊重する自己発見の場へ〜 今回のセッションでは「渋谷発、次世代が輝くストリートスポーツクラブ 〜個性と多様性を尊重する自己発見の場へ〜 」というテーマで渋谷区をはじめとし、アーバンスポーツが街とどのように共生していくかについて登壇者それぞれのアイデアが述べられた。 登壇者の6名 ここで今回のセッションの登壇者を紹介。東急不動産ホールディングス株式会社 コーポレートコミュニケーション部 ブランドマネジメントグループ グループリーダーの眞明大介さん、味の素株式会社 「ビクトリープロジェクト」サポートディレクターの上野祐輝さん。 大日本印刷株式会社 ABセンター デジタルイノベーション事業開発ユニット ユニット長の仲谷昌也さん、一般財団法人 渋谷区スポーツ協会 専務理事 / 博士(スポーツウエルネス学の田丸尚稔さん。 REG☆STYLE プロダブルダッチプレイヤー 、 渋谷未来デザイン プロデューサーの中村圭太(KEITA)さん、今回の司会振興を務めた、一般社団法人渋谷未来デザイン理事・事務局長/SIW エグゼクティブプロデューサーの長田新子さんの6名が参加。 なお、当初登壇予定だった公益社団法人日本ダンススポーツ連盟 業務執行理事の渡邊マーロックさんはビデオメッセージを通して参加した。 渡邊マーロックさん 渡辺さんは「渋谷未来デザインでは2018年より、ストリートスポーツの振興とマナー啓蒙を目的とし、渋谷の街をプレイグラウンドにするネクストジェネレーションズ プロジェクトを立ち上げています。ネクストジェネレーションズ プロジェクトでは、2024年度から渋谷区内の公立小学校における探究授業への参加に挑戦しています。 また、ストリートスポーツを始めたい、競技がよりうまくなりたい小、中学生を対象にストリートスポーツクラブの立ち上げを考えています。」と、ネクストジェネレーションズの今後への期待を語った。 KEITAさん 現役のプロダブルダッチプレイヤーであり渋谷未来デザイン プロデューサーのKEITAさんは、「渋谷でストリートスポーツができることがシーンの人間としては嬉しいです。ストリートのつながりを駆使してストリートの魅力を伝えていけることにやりがいがあります。渋谷にはいろいろなストリートスポーツの世界でも有名なトッププレイヤーが集まっているんですよ。 子供達が世界を目指す可能性があるのがストリートスポーツの魅力でもあるので、そういう機会を作っていきながら街や学校でストリートスポーツが根付く街を一緒に作れたら面白くなると思います。」と自身のストリートスポーツの経験も踏まえた今後のストリートシーンへの前向きな期待を語った。 眞明大介さん 眞明さんは「渋谷の魅力は新しいものができたというところだけではなく、スポーツやアート、エンタメといったいろいろな文化があるところです。その魅力は世界にも伝わっています。ブレイキン、フリースタイルフットボール、SHIBUYA CITY FCのイベントにも携わっており、お金に変えられない魅力があるというところでご支援させていただいております。一つのスポーツにいろんな会社が集まって、その会社同士がさらに一緒に支援していく仲間が集まるといいなと思います。」とコメントを残した。 上野祐輝さん 上野さんは、「食と栄養との観点からストリートスポーツにはコラボの可能性を感じています。ビクトリープロジェクトという選手のコンディショニングサポートをしています。その中で選手とコミュニケーションを取る中で、もっと早くから食について考えておけばよかったという選手が多いです。 ブレイキンの選手と携わる中で彼らが大事にしていたことが『らしさ』です。ストリートスポーツは自分らしさを追求していくコミュニティだと思いますし、その原動力になってくるのが健康な体と心だと思います。だからこそ、ストリートの皆さんは食や栄養に対する意識を自然体で表現し、世の中のみなさんもどんどん元気になっていく循環を期待しています。 ストリートの皆さんは『こうしたい』が強いと思うんでそれに必要な情報が誰でも手に届くところにある状況が実現できると、それぞれの自己発見や自己成長につながっていくと思います。それは栄養だけではなくて、体を鍛える、休むこともそうですしそういったプラットホームや、みんなが参画しやすい環境づくりを知恵を出し合って作っていきたいです。」とストリートスポーツと栄養との親和性、重要性を口にした。 仲谷昌也さん 仲谷さんは、「ストリートスポーツの魅力には街の魅力の発信、観光資源の発掘、年齢や性別にとらわれない価値観、勝ち負けだけにこだわらないところなどが挙げられます。みなさんの活動にご一緒させていただき、渋谷を発端にして各地にストリートスポーツを活用した教育コンテンツを拡大していきたいと考えています。 ストリートスポーツは指導者がいらず、学べるコンテンツが多いため自分で学んでいという特徴があります。スポーツの学び方を年間を通じたシナリオを地域に落とし込むのをDXを使いながらやっていきたいです。ストリートスポーツ、体を動かすことの楽しさをどういう情報発信で伝えていけるかに取り組んでいきたいです。」とストリートスポーツの魅力発信へ意気込みをコメントした。 田丸尚稔さん 田丸さんは「遊んでいることは競技力の向上につながるという研究があります。今ではマルチスポーツなんかも話題になっていたりと、ストリートスポーツの『遊び』という観点に注目していて、部活動をやっている子もストリートスポーツをやれば競技力が上がるかもしれないと、ストリートスポーツの可能性を感じています。 部活動の子がストリートスポーツに解き放たれたら学校の閉じられたコミュニティから解放されるので、出入り自由なコミュニティを渋谷の街に作っていくのをここにいる皆さんですぐに形にできると思います。」とストリートスポーツをマルチスポーツの対象としていくメリットの可能性や期待を語った。 KEITAさん KEITAさんは最後に「自分が大学に入るきっかけは学校の先生になりたかったからした。そこで出会ったダブルダッチで有名になればインパクトを与えたり、やりたいことを伝えられると思い、12年間ひたすらにダブルダッチだけをしてきました。そしてこうやって渋谷未来デザインとして色々な方と話をさせてもらっています。 今はストリートスポーツを代表してここにいられるからこそ、ストリートスポーツクラブを次世代のために面白いものにして広げていきたいです。ストリートスポーツクラブで、子供たちがどこかで何かを感じるきっかけを作れたらいいと思うので今後ともよろしくお願いします。」と今後のストリートスポーツクラブに対する意気込みを語り会を締め括った。 今回のセッションの様子はオフィシャルYouTubeアカウントのアーカイブ配信で視聴可能なのでぜひ視聴してみてもらえたら幸いだ。 https://www.youtube.com/watch?si=jsrWtC2lIwiTqumE&v=nf8QYeReBcw&feature=youtu.be 渋谷発、次世代が輝くストリートスポーツクラブ 〜個性と多様性を尊重する自己発見の場へ〜 YouTubeアーカイブ 渋谷発、次世代が輝くストリートスポーツクラブ 〜個性と多様性を尊重する自己発見の場へ〜 日時:11月8日(金) 12:20-12:05 場所:東急プラザ原宿「ハラカド」4F ハラッパ (映像アーカイブ公開あり) 概要:2025年度の立ち上げに向け検討を重ねている地域ストリートスポーツクラブのプロジェクトを紹介し、多様性と個性を活かした自己発見の機会開拓や産官学民が一体となって推進するビジョン実現と協力体制について議論。このクラブは、2018年にスタートしたストリートスポーツの普及とマナー啓発を推進し、街にプレイグラウンドを創るための「NEXT GENERATIONS」プロジェクトを基盤に発展したものでである。プロジェクトではストリートスポーツを通じて次世代の若者が自己を発見し、個性を活かしながら成長する場を提供するために、U-15向けの大会から次世代に世界で活躍するアスリートへのエリートアカデミーの開催、ストリートスポーツの普及活動を渋谷中心に行ってきた。ストリートスポーツクラブでは、多様性を尊重し、さまざまなバックグラウンドを持つ若者たちが交わることで、新しいコミュニティを創造し、社会的なつながりを深めることを目指している。 登壇者プロフィール 眞明大介さん 眞明大介 (東急不動産ホールディングス株式会社 コーポレートコミュニケーション部 ブランドマネジメントグループ グループリーダー) 上野祐輝さん 上野祐輝(味の素株式会社 「ビクトリープロジェクト」サポートディレクター) 仲谷昌也(大日本印刷株式会社 ABセンター デジタルイノベーション事業開発ユニット ユニット長) 田丸尚稔(一般財団法人 渋谷区スポーツ協会 専務理事 / 博士(スポーツウエルネス学) 渡邊マーロックさん 渡邊マーロック(公益社団法人日本ダンススポーツ連盟 業務執行理事) 中村圭太(KEITA)さん 中村圭太(KEITA)(REG☆STYLE プロダブルダッチプレイヤー / 渋谷未来デザイン プロデューサー) 長田新子さん 長田新子(一般社団法人渋谷未来デザイン理事・事務局長/SIW エグゼクティブプロデューサー) SIW2024 実施概要 名称:SOCIAL INNOVATION WEEK 2024日程:2024年10月18日(金)〜11月10日(日)入場料:無料(一部有料プログラムあり)プロデューサー:金山淳吾(一般財団法人渋谷区観光協会代表理事) / 長田新子(一般社団法人渋谷未来デザイン理事・事務局長)主催:一般社団法人渋谷未来デザイン共催:渋谷区後援:東京都、経済産業省、一般財団法人渋谷区観光協会、一般社団法人渋谷再開発協会パートナー:東急株式会社、KDDI株式会社、PRIME VIDEO、こくみん共済coop〈全労済〉、アサヒビール株式会社 ・スマドリ株式会社、東急不動産株式会社、三井不動産株式会社、株式会社LIVE BOARD、株式会社AOI Pro.、アクシスコンサルティング株式会社、株式会社アールビーズ、ARTTOKEN、株式会社INFORICH、エイベックス株式会社、株式会社NHKテクノロジーズ、花王株式会社、株式会社コーセー、株式会社サムライパートナーズ、JT、教えてAI by GMO、株式会社シブヤ・テレビジョン、ダイキン工業株式会社、大阪大学、株式会社大広、SIGNING、Niantic,Inc、大日本印刷株式会社、株式会社ニューバランスジャパン、株式会社日建設計、株式会社hacomono、MAJOLICA MAJORCA、ヤマハ株式会社
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アクションスポーツ・ストリートカルチャー総合メディア
FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。
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