自国ブラジルに捧げた2連覇。ライッサ・レアウが悲願のSLS大会優勝「2023 SLS SUPER CROWN WORLD CHAMPIONSHIP」WOMEN’S FINAL
世界最大のスケートボード・ストリート種目の大会であるSLS(ストリートリーグスケートボーディング)の2023年シーズンを締めくくる、「2023 SLS SUPER CROWN WORLD CHAMPIONSHIP」がブラジル・サンパウロにて2023年12月2日(土)~3日(日)に渡り開催された。
世界中のストリート種目に出場するライダーたちが目指すSLSの舞台。その中でもSLS World Championship Tourで年間を通して顕著な結果を残した選手、及び「SLS SELECT SERIES」という予選大会の優勝者のみが招待され、世界チャンピオンの座を争うのがこの「SLS SUPER CROWN WORLD CHAMPIONSHIP」だ。
今回は今シーズン2勝を上げているオーストラリアのクロエ・コベルや、地元ブラジルの若きスーパースターのライッサ・レアウをはじめ、日本人選手勢からは東京オリンピック金メダリストである西矢椛や、国際大会で最近好成績を残している織田夢海、そして今シーズンからSLSシリーズに参加しているルーキーの上村葵が出場し、世界の名だたる競合を相手に日本人選手たちが一矢報いることにも注目された一戦となった。なお今回出場予定だった東京オリンピック銅メダリストの中山楓奈は怪我の回復状況から大事をとり直前で出場を見送った。
そして本決勝は全12名の出場者の中、6名1グループのノックアウトラウンドを勝ち上がった各上位3名である合計6名で競われる形。そんな世界最強のライダーを決める一戦のスタートリストは織田夢海(日本)、上村葵(日本)、ペイジ・ハイン(アメリカ合衆国)、西矢椛(日本)、クロエ・コベル(オーストラリア)、ライッサ・レアウ(ブラジル)の順となった。
決勝フォーマットは、ラインセクションと呼ばれる45秒間のラン2本に加えて、シングルトリックセクションというベストトリック5本にトライする中で、ベストスコアである計4本(ランは最大1本のみ換算)が合計得点として採用される。
なお今大会のコースはブラジル・サンパウロの「ジナシオ・ド・イビラプエラ」というスタジアムの中に特設で作られた。コース内にはクオーターやステア、レッジそして特徴的なロングレールなど様々なセクションが設置され、ライダーたちの高難度かつオリジナリティのあるトリックをメイクするためにふさわしい環境の中で、SLSシリーズの世界チャンピオンを決めることとなった。
大会レポート
【ラインセクション1本目】
決勝の後半戦でポイント争いが繰り広げられることを見込んでか、ラインセクション1本目は全体的にミスを少なくして着実に得点を残すような展開が見受けられた。5点台のランが続く中、最初に6点台へ載せたのは西矢椛。レッジでの「クルックドグラインド to ノーリヒールフリップアウト」や「フロントサイドサラダグラインド」などをメイクしたランで、中盤にトリックミスもあったが6.3ptをマークした。
そんな西矢に続いたのは東京大会とシドニー大会の覇者であるオーストラリアのクロエ・コベル。自身の得意とする「キックフリップ」を主軸としたランを展開し、レールセクションでの「フロント50-50グラインド to キックフリップアウト」などメイクし安定したランで6.0ptをマーク。
ただ今大会で彼女らを上回るライディングを見せ続けたのは、地元ブラジル出身でかつ昨年のSUPER CROWNの王者であるライッサ・レアウ。落ち着いたライディングの中に完成度の高い「バックサイドリップスライド」や「フロントサイドノーズグラインド」、最後は10段のステアのハンドレールでは「フロントサイドブラントスライド」をしっかり決めて8.1ptと1本目から大きく優位に立った。
【ラインセクション2本目】
1本目のレアウのライディングにプレッシャーを受けたのか、各選手にミスが多く見られた2本目。ほとんどの選手が1本目より得点を上げられない中、1本目のミスをカバーし得点を伸ばしたのがアメリカのペイジ・ハインだ。
シドニー大会に合わせて行われたセレクトシリーズを勝ち上がりSLSに出場したルーキーであるハイン。スイッチ系のトリックに定評のある彼女は「スイッチフロントサイドボードスライド」を綺麗にメイクすると、その後も様々なグラインドやスライド系のトリックをメイクし1本目のミスをカバーして5.1ptまでスコアを引き上げた。
そして1本目の勢いそのままに、この2本目で本決勝の最高得点を叩き出したのがライッサ・レアウ。1本目でメイクしたトリックの難易度を上げて得点を塗り替えるようなライディングを見せた彼女は「バックサイドスミスグラインド」や「キックフリップフロントサイドボードスライド」などセクションの特性を活かして高難度のトリックをメイクしていき、最後は1本目と同様に「フロントサイドブラントスライド」を決めてノーミスでライディングを終えると9.0ptという9 Clubをマークした。
大会後の優勝者インタビューで話していたことではあるが、レアウが9Clubを出したのは今回が初めてだったこともあり、このスコアが表示された瞬間は口を開けて喜び、どこか涙ぐむような様子も垣間見れた。またランセクションを終えた時点で選手全体のパフォーマンスを見ても、レアウはトリックの難易度、完成度、安定感で頭ひとつ抜けている印象で9 Clubが出るのも納得できるランだった。
【シングルトリック1本目】
近年のパリ五輪予選で採用されているオリンピックルールと異なり、ランで高得点が残せなくてもこのセクションで十分に逆転が可能なのがSLSルール。そのため一つのベストトリックの得点次第で順位が入れ替わる接戦が予想された。ただ依然としてランセクションで高得点を上げておくことが、自分のベストなベストトリックをメイクする上で必要な精神的安心材料であることには変わりない。
シングルトリックセッション1本目は、ラインセクションを終えて上位に立ったコベル、西矢、レアウによるトップ争いに注目が集まった。コベルが10段のステアセットで「キックフリップ」をメイクし7.3ptをマークすると、西矢が「サスキーグラインド」で7.2ptでリードをキープ。そんな2人の争いを横目に更にリードを広げたのはレアウ。彼女らよりも高難度な「バックサイドテールスライド」を10段のステアのハンドレールでメイクし8.0ptをマークした。
【シングルトリック2本目】
1本目を終えて各選手がそれぞれ異なる状況の中で、2本目では暫定トップ3の座を乱すような7点台が飛び出す。まず2本目のトップスコアである7.4ptをマークしてきたのはハイン。彼女が得意とする「スイッチフロントサイドボードスライド」をハンドレールでメイクした。
そんなハインと同じくSLSルーキーであり、シドニー大会のセレクトシリーズの優勝者である上村葵もハンドレールで「バックサイドスミスグラインド」をメイクすると7.1ptをマークし、1本目のバンプから飛び出してハンドレールでメイクした「フロントサイドボードスライド」の7.0ptに加えて7点台でまとめていく。
一方で暫定トップ3であったコベル、西矢、レアウの3名は、コベルが「フロントサイドフィーブルグラインド」をメイクするも、西矢は「ビックスピン・フロントサイドボードスライド」に失敗。レアウも「フロントサイドノーズグラインド」をメイクするも6.4ptとスコアをあまり伸ばせず、トップ争いの展開が分からなくなる雰囲気が漂い出した。
【シングルトリック3本目】
しかし3本目ではそんな雰囲気を一蹴する8点台の高難度トリックが連発。まずは以前2019年と2022年でSUPER CROWNの舞台に立っており、SLS女子史上最高得点の9.4ptを過去「キックフリップ・フロントサイドフィーブルグラインド」で叩き出した織田夢海がその強さを見せる。2本目で失敗してしまった「キックフリップ・フロントサイドボードスライド」を綺麗にメイクすると8.6ptをマーク。
そんな織田に触発されたか西矢も織田と同じハンドレールにて2本目で失敗した「ビックスピン・フロントサイドボードスライド」をメイクすると8.8ptと高得点をマーク。さらに西矢の後にライディングしたレアウも、反対側のハンドレールで「キックフリップ・フロントサイドボードスライド」をメイクすると8.5ptをマークした。
【シングルトリック4本目】
シングルトリック3本目を終えた時点で暫定トップのレアウを除く2位以下の順位がトリック1本ごとに大きく変動した中で、4本目ではほとんどの選手がメイクできない展開に。そこで唯一メイクしたのはハイン。3本目でミスをしてしまった「スイッチフロントサイド50-50グラインド」をしっかり決めると8.4ptをマーク。大きく表彰台争いに食い込むスコアを残した。
【シングルトリック5本目】
そんな最後までどうなるか分からないまま迎えたこの5本目では波乱の展開となった。暫定トップを守るレアウを追う形で最後にスコアを伸ばしてきたのは上村、西矢、ハインの3名。4本目を終えた時点での暫定ランキング順での滑走となり、惜しくも織田とコベルはトリックを決めきれず表彰台争いから離脱した一方で、3名がどんな表彰台争いをするのかが注目となった。
まず最後の1本で8.0ptの高得点を残したのは上村葵。3~4本目で失敗していたギャップアウトからハンドレールへかける豪快な「バックサイドリップスライド」をメイクし、暫定2位までジャンプアップした。この座を守り切れるかは後にライディングする残りの選手たちのパフォーマンスに託された。
上村に続いたのは今年のSLSシーズンの全大会でコンスタントに表彰台に乗り続けている西矢椛。ここまでシーズンを通して2位か3位を行ったり来たりしてきた中で、このSUPER CROWNでは是非優勝したいという思いが強くあったはずだろう。ただ5本目を迎えた時点でレアウを上回るには9.7ptが必要であった。そんな5本目で選んだのはバンプから飛び出す「ギャップアウト・フロントサイドサラダグラインド」。見事メイクして8.3ptをマークして上村を超えて暫定2位となった。ラストトリックをメイクした時には笑顔もこぼれ自分のライディングには納得して終えられているように見受けられた。
レアウを残してライディングしたのは暫定4位のペイジ・ハイン。最後も彼女が得意とするスイッチ系のトリック「スイッチバックサイドボードスライド」を見事メイクし7.0ptをマーク。暫定3位だった上村を上回る形で表彰台の座を獲得した。ハインもラストトリックのスコアが確定した瞬間に口を手で押さえて喜びを露わにし、そのハインを称えるように上村がハグする姿も見られスケートボードならではのスポーツマンシップを感じられた。
そして最後は1位の座を守り切り、ラストトリックをウィニングランとしたライッサ・レアウ。今年はSLSに関していうとシカゴ大会の優勝以降なかなか勝てていないシーズンを過ごした彼女だったが、今回は地元ブラジルにて観客から声援や期待をプレッシャーではなく力に変えることができていた。今大会ではノックアウトラウンドから決勝まで終始自分のペースを崩さず、常にベストトリックを見せることができる安定感を感じさせるライディングをしていた彼女は今大会の優勝によりSUPER CROWN2連覇を見事達成した。
大会結果
優勝 ライッサ・レアウ (ブラジル) / 31.9pt
2位 西矢 椛 (日本) / 30.6pt
3位 ペイジ・ハイン (アメリカ合衆国) / 28.8pt
4位 上村 葵 (日本) / 27.9pt
5位 織田 夢海 (日本) / 20.7pt
6位 クロエ・コベル (オーストラリア) / 20.4pt
最後に
今大会で通して一番感じたのは、やはりライッサ・レアウが見せた圧倒的な強さであったことは間違いない。それは高難度トリックをコンスタントにメイクできるスケートスキルはもちろんなのだが、SUPER CROWNというSLS World Championship Tourの中でも一番大きな舞台で、かつ自国開催という他の選手とは比べものにならないプレッシャーのかかる環境の中で、しっかり勝ち切ることができるその彼女の精神的な底知れぬ力について感服した。
またレアウ自身が感じていたであろう勝ち切れないことへの悔しさは東京大会、シドニー大会を通して我々にもひしひしと伝わってきていたので、改めて今回の優勝が意味するものは彼女にとっても去年のSUPER CROWN優勝よりも特別なものだと思う。
そして一方で言及しておきたいことなのだが、シドニー大会時の記事にてクロエ・コベル(オーストラリア)、ライッサ・レアウ(ブラジル)、西矢椛(日本)のトップ3の実力が頭一つ抜けていることを再認識したと記載したが、その勢力図に関しても遠からず大きな変化が起きるのではと今大会を通して感じた。実際今大会の決勝に残っていた織田夢海とSLSルーキーの上村葵とペイジ・ハイン(アメリカ合衆国)の強さもトップ3に引けを取らないものであった。
世界中の各選手のスキルや実力が瞬く間も無く向上している昨今。来年のパリ五輪を控えて来シーズンは今まで以上に拮抗した戦いになることは想像するに容易い。また今年はストリート種目としてシーズン最後の世界大会である「ワールドスケートボードストリート世界選手権2023」が東京・有明で開催される。
SLSとは異なり世界中からトップ選手たちが出場するこの大会を通じて、来年のSLS World Championship Tour及びパリ五輪予選大会など世界大会での台風の目になりうる選手たちを、日本人選手を含めてチェックしながら来年のシーズンを迎えたいと思う。
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doubledutch青春を賭けた熱い夏が今年も開幕! 「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」2024.07.192024年9月29日(日)、ダブルダッチ業界初となる高校生の大会『ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024』が開催される。 チームで1つのショーを作るSHOWCASE部門、そして個人戦の1 on 1 BATTLE部門に加え、制限時間内に跳んだ回数を競うSPEED RELAY部門の3種目で、それぞれの頂点を決する。 昨年 SHOWCASE優勝の「Eifer」©︎ITADAKI / Photo by AYATO. 大会を盛り上げるアンバサダーには、世界三連覇の偉業を成し遂げ、ダブルダッチシーンの“顔”とも言えるプロチーム「REG☆STYLE」が。そしてダブルダッチシーン外から、日本ダンススポーツ連盟のブレイキン アンセムソング『Pump It Up! feat. TAKUMA THE GREAT』をリリースするなど、ストリートシーンにも影響力を与え続けているアーティスト「DA PUMP」からKIMIが就任。過去に番組での共演歴もある2組は、今年で5年目となるアンバサダーへの就任。彼らの“阿吽の呼吸”にも注目だ。 REG☆STYLE & KIMI (左から3人目)©︎ITADAKI / Photo by AYATO. さらに今回、ITADAKI恒例となった「エンターテイメント」要素を審査するメンバーには「サンキューーー!!」というフレーズでお馴染みのお笑い芸人・パンサー 尾形貴弘が参戦!加えてダンスシーンから、世界初のダンスプロリーグ・D.LEAGUEに参画しているチーム「FULLCAST RAISERZ」よりINFINITY TWIGGZと、世界規模で活躍し、多くのタイトルを獲得するB-GIRL RAMという、豪華ラインナップが務めてくれる。 ©︎ITADAKI そして、前向きに夢に向かって頑張る高校生を応援する『ポカリスエット』と、そしてストリートシーンで力強くプレイヤーを支えるオーセンティックアメリカンアスレティックウェアブランド『Champion』が、5年目となる今年も“オフィシャルサポーター”(協賛)として、高校生たちを力強くサポートしてくれる。 そんなシーン内外からの注目を掻っ攫う熱量の高いコンペティションの様子は、ITADAKI オフィシャルYouTubeチャンネルにてオンライン配信を予定している。 ©︎ITADAKI / Photo by AYATO. 昨今の高校生のプレイヤーたちは、時に大学生や社会人のプレイヤーを凌駕することも。果たして、今年高校生の頂点――”ITADAKI”に立つプレイヤーは誰なのか。ダブルダッチの歴史が動く一日が、今年も幕を開ける!! 大会概要 ©︎ITADAKI 「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」日時 : 2024年9月29日(日)時間 : 13:00 開演予定会場 : 川崎ルフロン主催 : ITADAKI 実行委員会主管 : 有限会社OVER THUMPZ協賛 : ポカリスエット / ヘインズブランズ ジャパン株式会社協力 : スキルハックメディアパートナー : FINEPLAY https://youtu.be/BKubNsA8oSI?feature=shared
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others親子で様々なスポーツを楽しんだ七夕の一日「PLAY MOVESPORT」がイオンモール幕張新都心で開催2024.07.122024年7月7日(日)に日本国内大手のスポーツウェアメーカー「DESCENTE(デサント)」が展開するスポーツウェアブランド「MOVESPORT(ムーブスポーツ)」によるスポーツ体験会「PLAY MOVESPORT」が、イオンモール幕張新都心のグランドコートにて開催された。 今回で4回目となる本イベントでは「スポーツクライミング」「ダブルダッチ」「けん玉」など様々なスポーツ体験会とショーケースに加えて、スペシャルゲストによる親子で一緒にできる「体操ダンス」など親子連れが楽しめるコンテンツが多く用意され大盛況に終わった。 本イベントには、スポーツクライミングシーンで活躍する日本代表選手である楢﨑明智 (日新火災)をはじめ、世界チャンピオンの経験を持つプロダブルダッチチームのFLY DIGGERZ、同じく世界で活躍するけん玉プレイヤーのSHINNOSUKE TOGOとKITO NAKAJIMA、そして体操のお兄さんとして子どもたちに大人気なよしお兄さん(小林よしひさ)をスペシャルゲストとして迎えた。このように、各ジャンルのプロフェッショナルたちによる体験会やショーケースを通して、スポーツの楽しさを子どもたちや初心者を中心とした様々な人々へ届けることができるのも「PLAY MOVESPORT」の魅力とも言えるだろう。 子どもたちは世界を股にかけて大活躍するトッププレイヤーのパフォーマンスに目を輝かせており、身体だけでなく目でもスポーツの楽しさを感じた一日となった。 イベント当日の様子 会場の様子 本イベントは、休日を過ごすには持ってこいである大型商業施設「イオンモール幕張新都心 グランドコート内」で開催され、お買い物や休日のレジャーに訪れた多くの子ども連れの家族がふらっとイベントに参加するなど、無料体験ということも相まって多くの来場者が集まった。 当日は晴天に恵まれるも屋外では36℃の真夏日になったこともあり、身体を動かしたい子どもたちは屋内で快適にスポーツを楽しめる環境である本イベント会場で、自分たちが気になる様々なスポーツにチャレンジ。そんな子どもたちの背中を見届ける一方で、一緒に体験する親御さんの姿もあり、老若男女問わず様々なスポーツを体験しながら休日の貴重かつ楽しい時間を親子で共有している様子がうかがえた。 楢﨑明智選手とボルダー体験 まず本イベントの中で一番子どもたちの目を惹いたのは、会場に設置されたボルダリングウォール。現在世界ランキング2位と世界最高峰の舞台で活躍する楢﨑明智選手による手取り足取りのサポートもあり、一番上のホールドまで完登する参加者も多く、ボルダー体験は終始大人気のコンテンツだった。 FLY DIGGERZのダブルダッチショーケース SHINNOSUKE TOGOのけん玉パフィーマンス また1日につき2回ほど開催されたダブルダッチとけん玉のショーケースには大勢の参加者だけでなくお客さんが会場付近に集まり、目の前で繰り広げられる一流のパフォーマンスに歓声を上げた。ショーケース後にはプロフェッショナルのパフォーマンスに感化されてか、多くの子どもたちが列をなしてこれらのスポーツも体験し、自分も楽しみながらトッププレイヤーのレベルの高さを肌で感じる機会となった。 よしお兄さんと一緒に親子体操 そしてやはり子どもたちの心を掴み、終始大盛況の中で一緒に親子体操を行ったのはスペシャルゲストのよしお兄さん。1日に2回に分けて行われたこのコンテンツでは、子どもたちに分かりやすい手遊びを含めた振り付けですぐ心を掴むと、実際に曲に合わせた体操ダンスでは子どもたちが大きな声を上げて楽しみにながら真剣に体操に取り組むなど完全に会場の雰囲気を一つにして、さすがは体操のお兄さんと言った見事なパフォーマンスを披露した。 以下は本イベントでそのような充実した一日を共に過ごした特別講師たちによるコメント。 本イベント特別講師のコメント 楢﨑 明智 選手 (日新火災・スポーツクライミング) 楢﨑明智選手 -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?正直、参加者が集まるのか心配だったのですが、実際に蓋を開けてみると子どもたちの列が途切れることがなくて、活気のあるイベントになって良かったなと思いました。 -最近の楢﨑選手の競技面での活動状況はいかがですか?今シーズンはかなり順調に行っていて、ワールドカップも5戦中3戦が終わったところなのですが、現在年間世界ランキング2位につけているので、残り2戦も良い結果を残して年間ランキングの表彰台に乗りたいなと思っています。 楢﨑明智選手 -練習時にMOVESPORTのアイテムを着用していてどんな印象を感じていますか?練習時には100%と言えるくらいいつもMOVESPORTのウェアを着させてもらっていますが、素材がとても良いので着心地も良いですし、肌触りが良いところが好きです。また速乾性にも優れているところがすごく良くて、長期滞在の海外遠征では部屋で洗濯することも多いのですが、部屋干しでもすぐ乾くので洗った次の日には着られるところも最高です。 -最後に今後の目標を教えてください。まだワールドカップで優勝したことがなくて、去年から数えると5戦連続ファイナルに残れているのですが、そのうち3回が準優勝で終わっているので、まずはワールドカップで優勝したいというのが今の目標です。またクライミングは競技特性上、1回優勝することは結構多くの選手ができることだったりもするのですが、年間通して勝ち続けることは難しいことなのでワールドカップで年間チャンピオンになることが次の目標ですね。 FLY DIGGERZ (コメント代表者:KSY)(ダブルダッチ) FLY DIGGERZリーダーのKSY -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?このイベントを通して、子どもたちにとって楽しい空間を色んなジャンルのプレイヤーの人たちと一緒に作れたことが楽しかったですし、素敵なイベントになったなと思いました。 -最近、 FLY DIGGERZはどういった活動をされていますか?2025年に向けて今年は挑戦の年にしようとしていて、パフォーマンスのコンペティションももちろんですが、スピード競技というアスリート向けのコンペティションの方も力を入れていて、来年は神奈川県川崎市で両方の種目の世界大会が行われるので、スポーツのダブルダッチもストリートのダブルダッチも、どちらもその世界大会で優勝できるように日々挑戦を続けています。 FLY DIGGERZ -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?MOVESPORTさんのウェアはどれも動きやすいですし、汗をかいた時も服が肌にまとわりつかないのですごく心地よく着られるのでオススメです。 -最後にFLY DIGGERZの今後の活動について教えてください。今年は挑戦する年にはなると思うのですが、その挑戦を応援してもらうために、今回のイベントのようなダブルダッチをたくさんの人に見てもらう機会を色んな場所で増やしていって、自分たちの挑戦とダブルダッチを知ってもらうという動きをリンクさせて今後につなげていけたらなと思っています。 KITO NAKAJIMA(けん玉) KITO NAKAJIMA -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?普段は結構一人でけん玉することが多いんですけど、今回小さな子どもと一緒にやる中で元気をもらいながら楽しく教えることができましたし、子どもたちがけん玉に成功した時の笑顔を見ると改めて「けん玉って良いな!」と感じました。-最近、 KITOさんはどういった活動をされていますか?最近はモデル活動を中心にしながらけん玉プレイヤーとしても活動していて、色んなところでけん玉を教えつつ、かっこいい洋服を着てかっこいいけん玉のパフォーマンスをしながら、けん玉のかっこよさを広めています。 KITO NAKAJIMA -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?普段、けん玉をするときは普通の洋服だったりもするので、大きな動きをするときには動きづらさを感じることもあるのですが、MOVESPORTのウェアはやっぱりスポーツ用の服ということもあって動きやすいですし、風通しも良いのでめちゃくちゃ着やすいです。-今後のKITOさんの目標を教えてください。今のけん玉のイメージって地味だったり昔あそびのような印象が強いかと思うのですが、子どもから大人までできるあそびなので、もっとかっこよく色んな人がどこでもできるスポーツだということをたくさんの人に広めていけたら良いなと思っています。 よしお兄さん(体操、ダンス) よしお兄さん -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?まず楽しかったです。もちろん私自身もイベントをして子どもたちと身体を動かすことは今までもあったのですが、今回を通して子どもたちがダブルダッチやけん玉、スポーツクライミングなどに挑戦している姿を見ると、「やっぱりスポーツって子どもたちにとって良いものなんだな~!」と改めて思いました。 よしお兄さん -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?まず着心地がすごく良くて、普段イベントとかでは衣装を着ることが多い一方で、今回このウェアは通気性も良く動きやすいので、自分自身がよく動くスポーツのイベントにとってぴったりなウェアだなと感じていますし、今回オレンジ色をチョイスしてもらったのですが、色んなカラーがあるのでおしゃれとしても楽しめるそんな洋服だなと思いました。 最後に 多くの参加者が集まった本イベント 本イベントは今回「MOVESPORT」として、昨年に引き続き4回目の体験会となり、前回よりも更に幅広いジャンルのスポーツを網羅する形で開催された。今回は幼児園児や小学生を中心に、スポーツによっては親御さんも参加するなど老若男女の幅広いお客さんが来場したが、トッププレイヤーやスペシャルゲストのよしお兄さんのパフォーマンスもあってか、参加者の列は途切れることがなく過去最大の盛り上がりを見せており、本イベント自体としてもさらに多くの人に「MOVESPORT」というブランドと様々なスポーツの認知を広げているその影響力の大きさがうかがえた。 今後もこの「PLAY MOVESPORT」を通して、より多くの子どもたちやスポーツ好きな人たちが、MOVESPORTの アスリートメンバーを始めとしたトッププレイヤーたちと楽しく交流して刺激を受けながら、新しいスポーツに出会う第一歩になることを今後も期待したい。 イベント概要 名称 : PLAY MOVESPORT in イオンモール幕張新都心日時 : 2024年7月7日(日)10:00 ~17:00会場:イオンモール幕張新都心 グランドコート(〒261-8535千葉県千葉市美浜区豊砂1-1)参加費:無料(LINE友だちとインスタグラムフォローが参加条件)講師 (出演者)・スポーツクライミング:楢﨑明智 (日新火災)・ダブルダッチ:FLY DIGGERZ ・けん玉:SHINNOSUKE TOGO、KITO NAKAJIMA・スペシャルゲスト:よしお兄さん(小林よしひさ)対象スポーツ:体操、ダンス、スポーツクライミング、ダブルダッチ、けん玉
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danceNORIとMiMzが優勝「Red Bull BC One Cypher Japan 2024」勝者はブラジルで行われる世界最終予選へ2024.07.07昨年の世界王者でありパリオリンピック日本代表のAmiが「Red Bull BC One」の見どころをコメント 今年で開催21年目を迎える、世界最高峰の1on1のブレイキン・ダンスバトル・トーナメント「Red Bull BC One」。その日本最終予選となる「Red Bull BC One Cypher Japan」が、2024年7月7日に東京の二子玉川ライズ スタジオ&ホールにて開催された。B-BoyとB-Girlの優勝者それぞれ1名は、12月にブラジルで行われる世界最終予選「Red Bull BC One Last Chance Cypher」の出場権を手にすることが出来る。今年のCypher Japanは、4月から全国5箇所で開催された「Red Bull BC One City Cypher」の優勝者と、今年から新設された学生限定予選の「Red Bull BC One Student Cypher」の優勝者(全2回)、それに加えてワイルドカード(招待枠)で集められた全B-Boy16名、B-Girl8名が参加し、ノックアウト方式のトーナメントで優勝を争う。昨年のワールドファイナル(パリ大会)で優勝したB-GirlのAmiは今回ジャッジを務めた。本番前のインタビューでは「BC Oneはブレイキンがオリンピック種目になる前からある大会で、ずっとブレイキンシーンに寄り添ってきたイベントだからこそ、B-Boyのかっこよさを本当に分かっている。それはステージづくりや運営の進め方からもとても感じます。オリンピックに出場する世界の16人と、BC Oneのワールドファイナルに出場する16人は違ったものになると思うし、両方を見てもらえるとよりブレイキンの面白さが伝わると思います。」とコメントした。 Red Bull BC One Special Talk Session ワールドファイナル出場経験を持つNORIやISSEI、Ayumiに加え、RA1ONやkaiなどの若手世代も多く参加した今年のCypher Japan 今年のワイルドカードには、BC OneにストーリーのあるB-Boyが選ばれた。NORIはBC Oneのワールドファイナルに最も多くチャレンジした日本人B-Boyの一人。2019年と2021年はCypher Japanで優勝。現地で行われた世界最終予選でも優勝し、ワールドファイナルに勝ち進んだ経験をも持つ。今回は通算5度目のワールドファイナル出場を目指して、まずはそこへの挑戦権(世界最終予選の出場枠)を獲得するべく、今日の日本最終予選に挑んだ。RA1ONは、今の日本ブレイキンシーンの若手を代表する注目のヤングガンズ。キッズ時代から多くのバトルで優勝しBC Oneへの憧れも強かったが、昨年までは年齢制限により出場が叶わなかった。今年ようやくBC Oneに挑戦する権利を経てワイルドカードとして登場。待ちに待ったBC Oneの舞台で、どのようなバトル運びを見せるのか?大会前から多くの注目を集めていた。他、今年からCypher Japanに繋がる予選として新設されたStudent Cypherでは、kaiとRYOGAの2名がクオリファイ。若手からレジェンド、そしてその間を繋ぐミドルまで、幅広い世代のトップダンサーが勢揃いするという点においても、BC Oneは唯一無二の1on1ブレイキン・ダンスバトルである。 Suguru Saito / Red Bull Content Pool セミファイナルではISSEIとNORIが対決。決勝戦は世代を超えたクロスボーダーなマッチアップに B-Boyは初戦から同じクルーや同じエリア同士、同世代対決など好カードが連発。この日のファーストバトルとなったNORIとSHADEのバトルは、DJの音がかかった瞬間に会場が歓声と縦揺れに包まれ、お互いパッションを全面に出したバチバチの同世代対決となった。そのバトルに勝利したNORIは準決勝まで勝ち進み、2016年のRed Bull BC One世界王者のISSEIと対戦。これまでの日本のブレイキンシーンを築いてきた二人の特別なマッチアップとなった。一方、トーナメント表の反対の山では若手世代が激しいバトルを繰り広げ、最年少での参加となったRA1ONは、準決勝でharutoと激突し東西を代表する若手対決に。決勝に駒を進めたのはharutoとNORIの2名。世代を超えたバトルは、過去に幾度もジャパンファイナルを勝ち抜いてきたNORIが勝利を収めた。 Jason Halayko / Red Bull Content Pool Red Bull BC Oneらしいチャンピオンが誕生 B-Girlは決勝戦でワールドファイナル出場経験を持つ2名が対戦。パリオリンピック日本代表のAyumiと、昨年のCypher Japanでジャッジを務めたMiMzの2名が決勝に進出した。安定したテクニックとスキルを技で表現していくAyumiに対して、会場の雰囲気や音楽をムーブ全体の流れと独特な動きで表現するMiMz。スタイルの全く違う2名の対決となった決勝戦は、MiMzが勝利し優勝を果たした。今回のチャンピオンとなった、NoriとMiMzは共に「生き様」がかっこいいとシーンからも支持されるダンサー。今回のCypher Japanでは、分かりやすい技を披露するだけでなく、自分が持っているフレーバーやストーリーで会場の雰囲気も味方につけることが出来る、よりカルチャー要素が強いB-BoyとB-Girlが勝利し、まさにRed Bull BC Oneらしい大会結果となった。 Jason Halayko / Red Bull Content Pool MiMzコメント「息子をブラジルに連れていきたい!という気持ちが原動力でした」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool ※MiMz 以下:M 優勝した今の気持ちを教えてください! M:信じられないです。とにかく今回の原動力は「息子をブラジルに連れていきたい」という気持ちだったので、それが叶ってよかったですし、育児をしながら準備する上でもいろんな人の助けがあったので、そういう人たちへ結果で恩返しが出来てよかったです。 印象に残っているバトルやムーブはありますか? M:セミファイナルのバトルと決勝の2ムーブ目(1990という技)は、10代からずっとやっている得意な動きで、私の周りの人たちはぶち上がったと思います。それをしっかりやり切れた自分が誇りです。 昨年はジャッジという立場から見ていたCypher Japan、プレイヤーとして出てみてどうでしたか? M:全然違いました(笑)。プレイヤーとして出ることで、またジャッジの見方なども勉強になったし、どっちもやってみて良かったです。 ブラジルへの意気込みを教えてください! M:Last Chance Cypherからの挑戦になるので、ラウンド数も多くなり体力面の強化が必要になると思っています。ただ、ラウンド数が多くなったとしても、自分の強みである折り紙スタイルやレッグワークのコンセプトは、どんな状態でも引き出せるように準備していきたいと思います。 NORI コメント「自分の発信などを通じて、ダンスって本当に楽しいし、奥が深いんだなと感じてもらいたい」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool ※NORI 以下:N 優勝した今の気持ちを教えてください! N:ホッとしてます(笑)。優勝するつもりだったので、それが実現できてホッとしてます。 優勝コメントでは下の世代に対して「かかって来い!」と力強く話していましたが、どんな想いがありますか? N:かかって来い!と言った背景は、今は(オリンピックも相まって)ブレイキンの中でスポーツの要素も強くなったことにより、勝てないと嫌な気持ちになったり、ダンスをやめようかなと思うことも増えるかもしれないからです。でも、俺って世の中にダンスの大会がなくなったとしても、絶対に上手くなることはやめないんですよ。ブレイキンカルチャーはいいコミュニティなので、好きで続けていたらいい経験も出来ると思うし、今の若い世代が勝負ありきの大会がなかったらダンスをやらなくなるのはもったいないので、自分に挑みたいと興味を持ってくれて、自分の発信などを通じて、ダンスって本当に楽しいし、奥が深いんだなと感じてもらえたら良いなと思いました。 ブラジルへの意気込みを教えてください! N:今のままでもLast Chance Cypherは勝てる調子だと思います。ただ、いつもワールドファイナルで上手くいかないので、ワールドファイナルに向けて頑張ります。 The Moments Of「Red Bull BC One Cypher Japan 2024」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool Jason Halayko / Red Bull Content Pool Jason Halayko / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool
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dance今年の日本一決定戦「Red Bull BC One Cypher Japan」が明日開催!2024.07.06日本では8年ぶりとなるRed Bull BC One Campも開催し、世界のトップダンサーが集結 今年で開催21年目を迎える、世界最高峰の1on1のブレイキン・ダンスバトル・トーナメント「Red Bull BC One」。その日本最終予選となる「Red Bull BC One Cypher Japan」が、いよいよ明日、2024年7月7日に東京の二子玉川ライズ スタジオ&ホールにて開催される。B-BoyとB-Girlの優勝者それぞれ1名は、12月にブラジルで行われる世界最終予選「Red Bull BC One Last Chance Cypher」の出場権を手にすることが出来る。そしていよいよ今月から開催するパリオリンピック。オリンピックの新種目としても注目度が高いブレイキンは、今やB-Girl・B-Boyに限らず世間一般からも人気を集めている。そのブレイキンカルチャーの礎ともなるイベントが、このRed Bull BC Oneであり、レッドブルがHIPHOPカルチャーを大切にしながらダンサーたちと創ってきた歴史もあるのだ。そんなRed Bull BC Oneは、世界中で長きに渡ってシーンから愛されるイベントとなっている。 ⽇本だけでなく世界中のB-Boy・B-GirlとHIPHOPファンが集まるカルチャープログラム Jason Halayko / Red Bull Content Pool 今年の日本一決定戦であるRed Bull BC One Cypher Japanを明日に控え、7月5日と6日の2日間に渡って、東京の渋谷では「Red Bull BC One Camp」が開催された。BC One Campでは、Red Bull Dancerによるワークショップや、その他様々なダンスバトルを実施。⽇本だけでなく、世界中のB-Boy・B-GirlとHIPHOPファンが集まるカルチャープログラムとなっている。DAY1には、世界で活躍するHIPHOPダンサーのKyokaや、今回のCypher Japanでジャッジを務めるGRIIMSENなどがワークショップを実施。一緒にセッションをしながらスキルシェアをするなど、ここでしか体験出来ない特別なプログラムとなった。DAY2は、国内を代表するバトルイベントのSELL OUT!!やVIBE OUTとRed Bull BC Oneがコラボしたバトルを実施。ブレイクダンス以外のジャンルのダンサーも多く参加した。昨年も開催されたFOOTWORK CONTEST by FOOTWORKERZの日本予選も行われ、6kicksが優勝。12月にブラジルで行われるワールドファイナル出場を決めた。 過去の世界王者ISSEI、オリンピック日本代表のAyumiなどが出場するジャパンファイナルの注目B-Girl・B-Boy B-Boyでは、過去にワールドファイナル出場を経験しているダンサーが2名出場。ISSEIは、2016年に日本の名古屋で行われたワールドファイナルのチャンピオンであり、当時の最年少世界王者。NORIは何度も日本予選を勝ち抜き、世界の舞台に駆け上がった経験を持つ。今回NORIは一回戦を同世代のSHADEと、ISSEIは日本の若手を代表するB-Boyの一人であるTSUKKIと対戦。どちらも一回戦から強敵が立ちはだかるが、順当に勝ち進めば準決勝でNORIとISSEIのワールドファイナル出場経験者同士のマッチアップが実現する。 B-Girlでは、先日のオリンピック最終予選でパリオリンピック日本代表に内定したAYUMIに注目が集まる。最近はダンススポーツ(オリンピック形式のバトルや大会)での活躍が目立つが、Red Bull BC Oneの歴史に名を刻んだ一人でもある。AYUMIはまだB-Girl部門が存在しない2017年のワールドファイナル(オランダ大会)で、世界で初めてB-Girlとして出場。世界のトップB-Boy相手に戦った経験を持つ。明日は初戦となるAYANEとの関西勢対決にも要注目だ。 Red Bull BC One Cypher Japan 2024 〈開催概要〉日時 :7月7日(日)15:00~18:30会場 :二子玉川ライズ スタジオ&ホール(東京都世田谷区玉川1丁目14-1 二子玉川ライズ S.C.)出場者:・学生予選と地方予選を勝ち抜いたB-Boy 7名/B-Girl 5名・招待選手 B-Boy 8名 / B-Girl 2名・THE JAM 優勝者 B-Boy / B-Girl 各1名 B-Boy 16名 / B-Girl 8名 計24名※出場者一覧も合わせてご確認くださいJUDGE:AMI, WUTA, GRIIMSEN (デンマーク)DJ:TOSHIMC: KENTARAW / CRUDEGUEST LIVE:鎮座DOPENESS観戦料金: 2,000円(税込)購入期間: 6月14日(金)〜 7月6日(土)23:59まで購入リンク: 記事最下部の関連リンクより※未就学児は無料です。※自由席ですが券種によって観戦エリアが異なる場合があります。※イベント中止を除き、いかなる理由でもチケットの払い戻しは行いません。※イベントスケジュール及び出演者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承下さい。