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スケートボードを始めよう! 初心者向け定番おすすめブランドコンプリート6選

2019.10.26

来年に迫った東京オリンピックで、初めて正式競技に採用されたスケートボード。 そのためか、最近ではメディアに取り上げられることも多くなってきており、「スケートボードを始めてみたい!」と思っている方も増えていると思います。でも、「いったいどんなものを買えばいいの?」と迷っている方がほとんどでしょう。そうした初心者には、始めから各パーツが組み上がった完成品のスケートボード、コンプリートがおすすめです。今回は、コンプリートの選び方やおすすめのブランドを紹介していきます。

スケートボードのギアの選び方

 スケートボードは5つのギアから成り立っています。それぞれ、ブランドやギアごとに特徴があり、それによってスケートボードの特性も変わってきます。
まず、スケートボードの形状をもっともスケートボードたらしめている、デッキと呼ばれる板の部分。それぞれ長さと幅、また前後の端の部分の角度であるキック、そして横の両側の反り上がりの角度であるコンケーブがスケートに関係してきます。

 長さは一般的には身長180センチ以下であれば82センチ(32.2インチ)以下、170センチ以下であれば78センチ(30.7インチ)以下のものを選びます。幅はおおよそ19.6センチ(7.75インチ)から20センチ(7.9インチ)のものが一般的なサイズになります。それよりも太ければ重たくなり、安定性が高くなります。それよりも細くなれば軽くなり、回転系のトリックは出しやすくなる代わりに不安定になるため、バランスを取ることは難しくなってきます。ここはおおよそバランスの取れたものを選ぶと良いでしょう。また、キックが強く、角度がついているものほど、オーリーでの角度は出しやすくなります。コンケーブは強くなるほどトリックは出しやすくなりますが、バランスは取りにくくなります。始めはキックやコンケーブはそれほど強くないものを選ぶと良いです。

 続いてトラックですが、こちらはデッキとウィールをつなぐ役割をしています。トラックにはハイロウの2種類があり、ハイはデッキ地面の距離が大きくなるためオーリーの高度が出しやすくなる一方で、デッキのコントロールは難しくなります。ロウはデッキと地面の距離が近くなるため、デッキのコントロールが取りやすくなります、また軽くなるため、回し技もしやすくなるというメリットがあります。こちらは好みもありますが、ロウのトラックのものを選んだ方が初めは無難と言えるでしょう。

 ベアリングにはABECという性能を表す等級があります。ABEC3、ABEC5、ABEC7の3種類があり、数字が大きくなるほど、スピードは出しやすくなり、耐久力は低くなります。デッキをコントロールするという意味合いでは速度が出にくいABEC3から始めても良いでしょう。

 ウィールは一般的なものであれば直径53ミリ〜57ミリ。大きくなれば重たくなり、スピードが出る代わりに、トリックを行うことは難易度が上がります。反対に小さくなると軽くなりスピードは遅くなり、トリックは出しやすくなります。こちらはバランス重視で選びましょう。

 前置きが長くなりましたが、基本的にはコンプリートはバランスよく作られているものが多いので心配は無用。早速おすすめのブランドコンプリートを紹介していきましょう。

GIRL

 「GIRL」は1994年、アメリカ・カリフォルニアにてプロスケーターであったRick Howard、ビデオディレクターのSpike Jones、グラフィックアーティストのAndy Jenkinsの3人によって立ち上げられたスケートボードブランドです。ポップなデザインが男女ともに人気のあるブランドとなっています。ロックバンド・ニルヴァーナがかつて在籍したインディーレーベルSUBPOPとコラボしたTシャツやデッキを販売したりもしています。

 デッキサイズも身長に合わせて選ぶことができ、「GIRL」公式のウィールは52ミリとやや小さめで、プッシュにもトリックにも幅広く応用でき、軽くて扱いやすい、バランスの良いサイズとなっています。

SANTA CRUZ

 こちらはアメリカ・カリフォルニア・サンタクルーズで1977年に創設された老舗スケートボードメーカー、「SANTA CRUZ」(サンタ・クルーズ)。Jason Jesseeなど、多くの伝説的スケーターを輩出している伝統あるブランドです。「Screeming Hand」と呼ばれる、手が叫んでいるようなアイコンは、一度はどこかで見たことがあるのではないでしょうか。

 こちらのコンプリートはベアリングはABEC7が付属。直進性を求めたい方にはおすすめのコンプリートです。ウィールも52ミリか56ミリのソフトウィールから選ぶことができ、通勤通学など移動時の音を気にしたい方には56ミリがおすすめです。

ANTI HERO

 1993年、プロスケーターのJulien Strangerによって設立されたブランドです。デッキは全体的にやや細身で強いコンケーブが特徴的で、トリックを極めたい方には最適のデッキとなっています。
 こちらはジュニア向けのコンプリートで7.38インチ。「ANTI HERO」のデッキとウィールが使用されています。派手なトリックに挑戦したい、ハードコアなスケーターになりたいキッズにおすすめのコンプリートです。

blind

 1998年、Mark Gonzalesが立ち上げたデッキブランド。リッパーというガイコツのキャラクターは見たことがある方も多いのではないでしょうか。2019年の「DEW TOUR」ストリート男子で2位となった、スケーター白井空良のスポンサーにもなっています。

 こちらのコンプリートはロウのトラックに52ミリの柔らかめのウィールでバランスが取りやすく、デッキも標準的なサイズであるため、初めてスケートボードに挑戦するかたにおすすめです。

ELEMENT

 1992年にJohnny Schillereffが設立したブランド。フェザーライトプレスという軽くて丈夫なデッキを作る製法が有名です。あのNyjah Hustonも「ELEMENT」のプロライダー。スケーター瀬尻凌のスポンサーでもあります。

 ハイトラックにABEC7のベアリングが組み込まれ、ウィールは52ミリ、56ミリから選択可能。ややスピードとトリック重視のセッティングとなっています。

ALMOST

 2003年、Rondey MullenDaewon Songにより立ち上げられたデッキブランドです。コンケーブ・キックは少しきつめの設定にされており、トリック向きの設定になっているのがポイントです。

 デッキは8.0インチと少し太めの設定。ベアリングはABEC7と直進安定性に優れた設定となっています。デッキとの兼ね合いでバランスが図られており、プッシュから始めたい方でも十分に楽しく始めることができるでしょう。

いかがでしょうか。ギアごとに細かい設定もありますが、基本的にはコンプリートであればバランスのとれた設定になっています。そして何より見た目も重要。お気に入りのブランドを見つけて、早速この夏は滑りに出かけてみましょう。

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