日本代表が金メダルへ前進!五十嵐カノアが明日へ向けてコメント ISA World Surfing Games

2019.09.13
FINEPLAY編集部
Photo by Shuji Izumo

日本代表勢はリパチャージラウンドから優勝を目指す展開へ

2019年9月13日(金)宮崎県宮崎市の木崎浜海岸にて、世界のトップサーファーが集まるオリンピックの前哨戦『ISA World Surfing Games』のDay7が行われ、メンズのメインラウンドがラウンド5まで終了した。日本の五十嵐カノアは、本日行われたラウンド3と4をトップ通過で、順当にラウンド5に駒を進めた。朝方の序盤、波が比較的整った状態の試合では、スキルフルなターンを中心にポイントを獲得し、後半風が入り波の形が不安定な状況では、エアーを取り入れた技を披露するなど、一日を通して何度も変化する波のコンディションにアジャストした演技を見せた。だがラウンド5でブラジルの強敵イタロ・フェレイラなどに敗れ、メインラウンドを敗退、明日行われるリパチャージラウンド8へ回る。

大原洋人村上舜はどちらもメインラウンド3で敗退し、その後リパチャージラウンドを戦った。敗者復活戦であるリパチャージラウンドは、メインラウンドよりも勝ち抜かなくてはならない試合数が多く、本日だけでも4試合を行い、明日その続きが行われる。波のコンディションが大変不安定な中、村上はレギュラーとライト両方向ともに精度の高いターンを繰り出し、大原はエアリバースなどの大技を使いながらラウンド7までを勝ち抜いた。明日のリパチャージラウンド8のヒート2で、五十嵐カノアと大原洋人が直接対決となる。

以下、本日の試合と明日に向けての選手コメント。

五十嵐 カノア

Photo by Shuji Izumo

今日の負けは切り替えてポジティブ捉えて、ここからまた始まる、ここからが大会だ、という気持ちで明日に臨みたいです。負けた試合では、好きな波のコンディションではなく、20分ヒートという通常と違うルールで、タイムマネジメントも上手くできなかった。ブラジルのフェリペと戦ったヒートでは、試合前からお互いで合図を送り、1on1でやろうぜ!と意識をして臨みました。他にも、ケリーやイタロなどトップサーファーが残っているので、彼らのようなサーファーと戦いたいです。日本チームのメンバーである、村上舜と大原洋人は今回の大会でも活躍しているし、調子が良いです。一緒にファイナルまで進みたいですし、明日の大会8日目に向けて、帰ってチームでミーティングをします。明日もファンの皆さんの応援を力にして頑張ります。

大原 洋人

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本来はメインラウンドの方がリパチャージラウンドより、ファイナルまで試合数が少なくいけるので、メインで負けてしまった時は正直、戦意喪失してしまいましたが、日本代表というチームでやっている以上、そして前回の金メダルという実績がある以上、出来る限り残らなきゃいけないなと思い、最後まであきらめないでやりました。リパチャージラウンドにまわり、一日の試合数も多かったので、途中で少し疲れたな、と感じることはありましたし、試合中に足をつることもありましたので、最後の方は限界かなと思いました。だけど、ファイナルを全力で戦えたし、終わってみて実は今あまり疲れていないです。WCTの選手も多く参加していますが、ビーチブレイクでの戦い方は自分も良く知っているし、そこまで大きな差を感じず、金メダルも目指せる位置にあると思います。

村上舜

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メインラウンドで負けた時に、自分の気持ちを隠し切れずに、落ち込んでしまったのですが、そこから気持ちを切り替えて、リパチャージラウンドで勝ち抜けたので良かったです。メインラウンドで負けた試合では、陸から見てイメージしていた波のコンディションと、実際に海に入ってみた時のギャップがあったことが敗因かなと思います。天候に変化があり、ラウンド毎にコンディションが変わっていたので、やりにくさはありましたが、その中でも自分が出来ることをとにかくやり切りました。ここまでの試合数を一日やった経験は今までないです、疲れました(笑)。これだけヒートをやると慣れが出てくるので、緊張感もちょうど良い感じになっていて、明日はもっと自分のパフォーマンスをしたいです。まだこの大会で自分が納得する試合を一試合も出来ていないので、ベストが出せるように頑張ります。

圧倒的な強さを見せるブラジリアンと、レジェンド ケリー・スレーター

今大会、チームとして圧倒的な強さを見せているのはブラジルだ。昨年のWCT年間王者のガブリエル・メディーナを中心に、CT優勝を複数回成し遂げているフェリペ・トレドと今年のCT開幕戦を制し、ビーチブレイクを得意とするイタロ・フェレイラがそのメンバーである。2019年シーズンの現在のランキングでも、フェリペが1位、ガブリエルが4位、イタロが6位と、まさにCT選手でもトップオブトップが集結したドリームチーム。今回のISAでは、イタロとガブリエルがここまで負けなしで順当にR6へ進出しており、明日のR6ではこの二人が同じヒートで激突する。フェリペはR4を五十嵐カノアと勝ち抜いたが、続くR5で敗退し、明日のリパチャージラウンド8に登場し、敗者復活戦で優勝を目指す。

ISA World Surfing Games
Photo by Shuji Izumo
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また、過去11度の世界チャンピオン経験を持つレジェンド、アメリカのケリー・スレーターは、R5で圧巻の逆転劇を見せガブリエルを倒すなど、ここまで絶好調である。同じくR5のヒート後半では、ツインフィンの板でフルローテションのエアーを見せるなど、会場を大いに沸かせている。明日のDay8はセミファイナルを目指す、ブラジリアンとケリーに要注目だ。

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文・インタビュー:秋山 真

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