五十嵐カノアが「ISA WORLD SURFING GAMES」オープンメンで銀メダル獲得!

2018.09.20
FINEPLAY編集部

2018年9月15日(土)から愛知県田原市・ロングビーチポイントで開催されている「2018 URBAN RESERCH ISA WORLD SURFING GAMES」は、19日(水)にメンズのファイナルが行われ、日本代表”波乗りジャパン”の一員として参戦していた、クイックシルバー契約選手の五十嵐カノア(日本)が見事、銀メダルを獲得した。

アマチュアサーフィンの国際統括団体”国際サーフィン連盟”(以下:ISA)が主催する世界チャンピオンと、国別ランキングを決める”ワールドサーフィンゲームス”は1990年千葉以来、実に28年ぶりの日本での開催となり、また2020年東京オリンピックを控えていることからも、今大会は重要な位置付けの国際大会として多くの注目を集めていた。

昨年末に、オリンピックに向け日本代表として参加する意向を表明し、ワールドサーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップツアーに参戦している唯一の日本人サーファーである五十嵐カノアは、本大会に日本代表のエースとして選出され、団体、個人ともに初の金メダル獲得を目標として参戦した。

大会直前の記者会見では「今回初めて日本代表としてISAに出場するので楽しみです。今日の練習でも日本チームはみんな良いサーフィンをしていたので、4つの金メダルを目指して頑張ります。個人のメダルも大切ですが、チームのメダルも大切だと思います。自分のモチベーションを上げることが、チームのモチベーションにつながると思うので、メダル目指して頑張ります」とコメントしていた。

大会2日目、ラウンド1に大注目の中で登場した五十嵐カノア。最初はやや抑え気味なサーフィンだったものの「プレッシャーがなければモチベーションにならない」とレベルの違う現役CTサーファーの実力を発揮し、確実にラウンドアップしていく。そしてサーフィン、メンタルともトップギアにシフトし、ファイナルに臨んだ。

ヒート開始直後に、レフトの波にテイクオフしたカノアは7ptのグッドスコアを獲得、また中盤には6ptのバックアップをスコアし1位に躍り出る。しかし、試合残り1/3を迎えた頃、サンティエゴ・モニーツ選手(アルゼンチン)が6pt後半をメイクし、逆転に成功する。

試合の残り時間、優先権を保ったままスコアリングウェイブを待つカノアだが、波は最後まで来る事はなく、2位でフィニッシュ、銀メダルとなった。それでもこのメダルは、54年の歴史をもつISAワールドサーフィンゲーム史上初の日本人が獲得したメダルとなり、偉業を果たしたことには間違いない。

カノアは「いつもと違ってチームで戦うという形でしたが、応援したり、プレッシャーを分かち合ったり、楽しかったです。ファイナルは少し波数が少なくなりましたが、この1週間波もあったし、いい大会でした。少し悔しいけれど、オリンピックに向けていい練習になったと思います。金メダルは次まで取っておきます」とコメントしている。

また、ファイナルヒートには昨日敗退したものの、本日見事リパチャージ(敗者復活戦)を勝ち抜いた“波乗りジャパン”チームメイトの村上舜選手も出場。切れ味鋭いサーフィンを見せたが、4位でフィニッシュした。

いずれにせよ、ファイナルに日本人選手が2人出場したことにより、団体戦でのポイントは更にUP、20日(木)以降に行われるウィメンズの結果次第で団体での金メダルが決定する。

メンズグランドファイナル最終結果

優勝:Santiago Muniz(ARG)
2位:五十嵐カノア(日本)
3位:Lucca Mesinas(PER)
4位:村上舜(日本)

大会概要

名称:2018 URBAN RESEARCH ISA WORLD SURFING GAMES
主催:International Surfing Association(ISA)
期間:2018年9月15日(土)~9月22日(土)
開催地:愛知県田原市
会場:赤羽根町大石海岸ロングビーチ
出場国42カ国 174名

【日本代表 NAMINORI JAPAN 派遣選手】
オープンメン:五十嵐カノア、大原洋人、村上舜
オープンウィメン:橋本 恋、川合美乃里、黒川日菜子

【コーチ・スタッフ】
チームマネージャー:宗像富次郎、コーチ:ウェード・シャープ、アシスタントコーチ:吉永修、
チームスタッフ(チームキャプテン):大野修聖、チームスタッフ(通訳兼):大石純也

五十嵐カノア プロフィール

1997年10月1日生/身長:180cm/体重:79kg/出身在住:カリフォルニア・ハンティントン

両親は日本人、カリフォルニア生まれ、現在も米国に在住するサーファー。2016年より、世界で活躍するトップサーファー34人のみが出場を許されたWSLチャンピオンシップツアー(CT)に、最年少、且つアジア人で初めて参戦。

2017年2月には2020東京オリンピックへ日本代表として出場の意を表明。また2018年のCTより日本人選手として出場し、3年目のシーズンに挑んでいる。

CTランキング9位、QSランキング3位(2018年9月19日現在)

【主な経歴・戦歴】
2000年 3歳でハワイにてサーフィンを初体験
2004年 アマチュアサーフィン大会に初出場して初優勝
2007年 アマチュアUSAサーフチームに選出される
2009年 NSSA(アメリカアマチュアサーフィン組織)にて30勝し、年間最多記録を樹立
2010年 NSSA全米ナショナルチャンピオンを獲得
2011年 QUIKSILVERと契約
2012年 U-21 DNAエナジープロにてASP(WSL ワールドサーフリーグの前身)初優勝
2014年 ASP「Shoe City Pro2014」Huntington Beach優勝
2015年 WSL QS-6000「マハロ・エコ・フェスティバル」に優勝するなどWQSで
好成績を残し、WSL チャンピオンシップツアーへクオリファイを果たす
2016年 18歳の最年少選手としてWSL チャンピオンシップツアーに参戦。
開幕戦「クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト」で9位、
最終戦 「ビラボン・パイプマスターズ」で2位、年間最終ランキング20位
2017年 US OPEN優勝、ビラボン・パイプマスターズ3位、年間最終ランキング17位
2018年US OPEN優勝 2018メンズチャンピオンシップツアー9位(2018.9.19現在)

QUIKSILVERについて

ボードライディングスポーツのリーディングカンパニーのクイックシルバーは、1969 年にオーストラリアのサーファー、アラン・グリーンとジョン・ローの二人によって、パフォーマンス性とファッション性を兼ねたボードショーツ創りからその歴史をスタートした。

サーフィンに対するノウハウと哲学を基に、高品質かつ斬新なスタイルを組み込みんだ優れたボードショーツは、瞬く間に世界中のサーファーへと広がった。1986年には、スノーウェアマーケットにも参入。地味なデザインが多かったスノーウェアに、ネオンや、原色を使ったボードショーツの柄を取り入れたことが業界に衝撃を与え、一躍注目を浴びる。

80年代中期には、スケートチームを結成。サーフカンパニーでは初めてスケートブランドとしての一面を持ち、ストリートウェアも展開する。そして現在でもクイックシルバーは、世界トップクラスのサーフ、スノー、スケートのアスリートのサポートと、パフォーマンス性とファッション性を兼ね備えた最高のウェアとギアを提供している。

ボードショーツ創りから始まったクイックシルバースピリットは色褪せることなく引き継がれ、今も尚、進化を続けている。

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