2020年7月19日、プロサーファー川畑友吾がサーフィン体験イベントを行なった。場所は品川スポル大井町の施設内にある人工ウェーブプール「city wave Tokyo」。イベントは、川畑友吾プロが発足した日本最大のビーチコミュニティー「Lani」のメンバー交流会として開催され、プロサーファー川畑友吾、高橋みなと、新井洋人が講師として参加した。
「city wave Tokyo」でリバーサーフィン!プロサーファーによる迫力のエキシビジョンも
総合スポーツレクリエーション施設として人気の品川スポル大井町。「city wave Tokyo」は、この施設に2018年8月11日にオープンした人工ウェーブプールだ。いままで海だけでしか楽しめなかったサーフィンが、都内の施設で簡単に楽しめるようになった。
イベント当日は、連日の雨から一転、快晴となった。汗ばむ陽気のなか、「Lani」会員30名と講師陣が会場に集まった。新型コロナウィルス感染予防アナウンスのあと、11時30分にイベントがスタート。
まずは100分間のフリータイム。参加者は、講師陣の腕や金属のポールを支えにして、波の上に浮かんだサーフボードに立つ。最初はおぼつかない足取りだったが、しだいに自分ひとりでボードの上に立てるようになると、歓声を上げる参加者の姿が見られた。
今回、自身もウェーブプール初挑戦というプロサーファー高橋みなとは、「海と勝手が違って、難しかった」と顔に悔しさを滲ませた。しかし、すぐに波を乗りこなすようになると、「腰を落として前を見て」などと、参加者に丁寧なレクチャーを行なっていた。
フリータイムのあとは、プロサーファーによる40分間のエキシビジョンが行われた。イベント主催者である川畑友吾プロ、新井洋人プロ、「city wave Tokyo」のインストラクター、ハル氏がリッピングやエアーリバースなどの技を豪快に披露した。
ハル氏は、イベント開催にあたって、「ここの施設でサーフィンの楽しさに触れ、海でサーフィンデビューしたお客さまもいる。経験のあるなしにかかわらず、皆さんにウェーブプール楽しんでいただけたら」とコメントした。
イベントは14時に終了。以降は希望者が集まり、懇親会としてバーベキューが行われた。
川畑友吾のビーチコミュニティー「Lani」とは?
「Lani」は、「日本のどこにいてもビーチ仲間ができる場所を作りたい」という
理念のもと、プロサーファー川畑友吾が発足した会員制コミュニティーだ。コミュニティーには、プロサーファーだけでなく、カメラマン、アーティスト、ヨガインストラクターの面々が所属しているため、サーフィン以外の企画も充実している。
今回のサーフィン体験イベントを主催するにあたって、川畑友吾プロは、「都会にいながら波に乗れるという新鮮なイベントになった。サーフィンに対する難しいイメージを払拭して、好きになってくれる人をもっと増やしていけたら」と熱く語った。
今後は、「Lani」会員向けの海外サーフトリップや、ビーチでのヨガ体験イベントなども企画するという。サーフィンというスポーツを通して、理想のライフスタイルを仲間とともに築いていく。そんな意気込みを感じるイベントとなった
写真:出雲 秀二
文:佐藤 稜馬
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doubledutchITADAKI 2024 SPインタビュー! REG☆STYLE × 若手ダブルダッチャーが語る“ダブルダッチの未来”2024.09.13いよいよ9月29日(日)、川崎ルフロンにて開催される『ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024』。これまでFINEPLAYはメディアパートナーとして、大会当日の様子だけでなく、大会開催前にアンバサダー・REG☆STYLEと豪華なキャストたちとの対談をお届けしてきた。 今年からキービジュアルや審査員の顔ぶれも一新し、またゲストとして、出場する高校生=“ITADAKI世代”に近い世代のプレイヤーたちがこの日限りのショーケースを披露する企画も始動。4年目を迎え、大会として成熟してきたITADAKIにまた新しい風が吹き荒れようとしている。 そんなITADAKI 2024に先駆け、今回はREG☆STYLEのKO-YA・YUIと、GUESTとして出演する「Virgin odd scrap」(ヴァージン・オッド・スクラップ)より、ikkyon・KOKOROの2名による鼎談(ていだん)をお届けする。彼らが語るダブルダッチへの思いと未来とは。 左からYUI・KO-YA・KOKORO・ikkyon かつて抱えていた“悩み”と“悔しさ” ──本日はよろしくお願いします。今回は“若手2人”との鼎談ということで、まずはKO-YAさんからこの2人がどんなプレイヤーか紹介していただいてもよろしいでしょうか。 KO-YA一言で言うなら、この2人は次世代のスターですよ。どちらも小学1年生からダブルダッチをプレーしているので、歴はもう15年くらい。僕ですら16年なので、もうベテランですよね(笑)。同じくらいの年月ダブルダッチシーンを見てきているなかで、数々のタイトルも獲得してきて、今や大学生シーンではトップランカーの2人ですから、今回ゲストとして声をかけさせてもらいました。そして、今このトップを走る2人の言葉は高校生世代にも響くんじゃないかなと思い、今回こういう形でのインタビューもお願いしたいなと。 KOKORO・ikkyon ──ありがとうございます。これを読んでくれた高校生たちにも響くようなものになることを期待したいですね。それでは最初に、2人がどういう足跡をたどってきたのかなと。高校時代のことを振り返って、当時抱えていた悩みってどんなものがあったか教えてもらえますか。 ikkyon今KO-YAさんから「小1からダブルダッチを始めた」という話があったと思うのですが、僕らは高校生のとき、自分たちだけでダブルダッチを続ける決断をしたんです。ただどうやって続けていこうか、続けていけるのか…。当時似たような境遇のチームもいなかったので、初めはすごく戸惑いました。 KOKORO私も似たような状況でした。中学生まで続けていたチームが解散し、それぞれ別の部活動や高校に進学して、高校生になって気がついたら私1人になっていて。やる場所や環境を入学してすぐに失ってしまったんです。後に別のクラブに移籍することになりましたが、最初は大変でした。 YUI高校生でその悩みに直面するのはなかなか大変だったと思うけど、どう乗り越えていったの? ikkyon僕は幸いにもチームメイトは残っていたのですが、今まで自分たちだけでパフォーマンス作りをやってきた経験がなかったんです。なので「フリーロープ*に行かせてください」と連絡したり、出られるイベントを自分たちで探したり、自分から積極的に外のコミュニティに飛び込むようにしました。 *フリーロープ:音楽に合わせて自由にロープを跳ぶ練習のこと。パフォーマンスのように規定の音楽に合わせるものではなく、ランダムに流れる音楽に合わせて跳ぶことが多い。 KOKOROしばらく1人の期間が続いて、結局自分で行動しないと何もできないなと気づいたんです。イツキくん(ikkyon)と一緒で、親に相談してついてきてもらって、イベントに行ったりしました。あと、その頃ってワークショップやレッスンがいろんなところで開講されるようになってきて、勇気を振り絞って行きました(笑)。1人で挑戦しに行くのは不安でしたが、教えてくれる先生だけではなく、(その当時)大学生の受講者も含め、上の方々は自分のことをすごく気遣ってくださるんですよね。そこから人脈も増えていって、そのタイミングで別のクラブへの移籍とチームに所属することも決まって、また頑張ろう!となったことを覚えています。 KO-YAやっぱり自分から行動しているし、自分からいろんな場所に出向いていますよね。だからみんなこの立ち位置なんですよ。 高校時代、キッズキャンプにて。手前がikkyon。当時チームメイトだったけんちゃん(後列左)とshu(後列右)の2人は、今年1on1バトルでターナーを務める / 本人提供 ──そうですね。大学生になってから…とかではなく、今輝いている子たちはこの時点から行動していたという。 YUIそもそも仲間が離れていったり、続けられる環境が不十分だったなかで、どうして2人はダブルダッチを続けたいと思うようになっていったの?逆境のなかでも頑張りたいと思えた原動力を知りたくて。 ikkyon僕は1on1のバトルですね。ダブルダッチはショーケース中心の文化なので、「1on1バトル」というものの概念が自分の中には無かったのですが、レッスンに通って1on1のイベントを知ったり、動画を見るようになって。これは自分でも頑張れるのではないか、自分一人でも続けていける足がかりになるんじゃないか、と思うようになりました。 KOKORO私は中学生のとき、昔あった「WORLD JUMP ROPE CHAMPIONSHIP」という、スポーツ(競技)のジャンルの大会に出たときのことです。その世界選手権大会のために国内の予選を通過しないといけないのですが、私たちは6人編成のチームで出場しました。ただ、その国内予選が5人しか出られないというルールで。そこで1人落とされたのが私でした。めちゃくちゃ悔しい思いをして。 無事に世界選手権大会には進出して6人でプレーすることはできたのですが、「自分の力で世界に行けたわけではないな」という思いが心のどこかでずっとあったんです。その悔しさはいまだにずっと残っていますね。 あともう1つは、憧れや目標になる方を見つけるようになった頃だったんです。それこそREGSTYLEの皆さんとか。 KOKORO YUI2人ともいい話だな〜。それこそ、KOKOROの当時のコーチと私は仲が良いんだけど、KOKOROが今でもダブルダッチを続けているのがすごく嬉しいって言ってた。 KOKORO今でもめちゃくちゃ連絡くれます。 KO-YAやっぱり「悔しい」って大事だよね。俺もそう。悔しい思いがいっぱい積み重なって今がある。むしろあの悔しさが無かったら、今辞めちゃってるんじゃないかなと思うことすらある。もはや「悔しい」をひっくり返す快感を覚えてるよね(笑)。 ──YUIさんはいかがでしょう。多方面に活躍されていますが、その原動力もダブルダッチで経験した「悔しさ」だったりするのでしょうか。 YUI悔しい思いはたくさん経験してきているけど、私はどちらかというと、このダブルダッチの素晴らしさを強く感じていることが原動力だなって思っています。REG☆STYLEの一員としてパフォーマーの活動はしているけど、今のikkyonやKOKOROの話もそうだし、「こうしてみんなが頑張っているものを広めたい!」という気持ちの方が強いです。私がどうこうというより、自分の活動を通してダブルダッチと、そこで戦う人たちのことが広がっていったら良いなと思っています。役割分担じゃないですけど。 ikkyon僕は「悔しさ」で言うと、高校時代になって、初めて自分たちだけでパフォーマンスを作るようになったんです。ただ今まで先生に作ってきてもらっていて、いきなり自分たちだけでやらなければいけなくなり、挑戦してみたら「こんなに難しいの?!」と(笑)。教えてくれる存在を失い初めて直面した挫折でした。自分たちは今まで結構頑張ってきたつもりだったけど、まだまだ未熟だった悔しさ。そしてちゃんと作らなければタイトルは獲れないという焦り。なんだこれは…という思いでした。 KOKOROさっき高校で今まで所属していたクラブからブランクを経て移籍したという話をしたと思うのですが、移籍先の「日本橋ダブルダッチクラブ」は特に当時、所属する多くの子は、小学生のときからずっとそのクラブで育ってきているんですよ。また、特に私の近い世代ってめちゃくちゃ実績を持っているメンバーで、そこで違う出自を持った私が1人入ることになって。みんな幼馴染で仲もいいし、技術もあるし。そこに入ったことで、よりレベルの差を感じるようになりましたね。 さっきのWORLD JUMP ROPE CHAMPIONSHIPのときの話もそうですが、たくさん挫折も経験しました。思うようにならない悔しさもたくさん味わってきたけど、その経験が強くしてくれました。 中学生時代、WORLD JUMP ROPE CHAMPIONSHIPにて / 本人提供 ──なるほどね。それこそ悩みや悔しさという話をしてくれたと思うんだけど、KOKOROは2021年、開催初回のITADAKIで予選を勝ち抜き、1on1のファイナリストとしてステージに立っていました。ikkyonも大会は違うけど、学生大会の「Double Dutch Delight」で優勝して国際大会に出場するなど、2人とも高校時代から相当活躍していたと思いますが、どのようにその壁を乗り越えてきたんでしょうか。 ikkyon結局、数こなすというのが一番の近道だったなと思いますね(笑)。とにかく練習もしたし、パフォーマンスもたくさん作るに越したことはない。最初は自分たちだけで作るのは相当大変で、納得いかない出来になることもありましたし、どうだ!と思っても微妙な反応ということはしばしばでした。ただ、どこかから急に「いいね!」と言われる時期が増えてきたんですよね。もちろんアドバイスなどももらうようにはしていましたが。とにかくやりまくる。まずは数で解決させてきたタイプです。 ikkyon KOKOROさっきイツキくんも話していましたけど、私も1on1に挑戦したことは大きかったです。それこそ高3の夏くらいからKO-YAさんレッスンに通い始めて、そこから3ヶ月後くらいにITADAKIという状況で。仲間も増えていきましたし、自分のプレーの幅も広がっていくことを実感しました。 ──「近道はない」ということですね。KO-YAさんは2人の話を聞いていていかがでしょうか。 KO-YAそうですね。でも唯一俺が思う近道があるとするならば、「なりたいものがあるならば、そうなっている人に聞いた方がいい」ということかな。アドバイスをもらうことは大切だし、いろんな人からもらうと良いと思います。でも、そうなっている人のアドバイスが“本物”ですよね。特にそういう人に突っ込んでいくことは勇気がいると思うけど、得られるものも大きいと思う。そしてこの2人はそれをちゃんとやっていたと思います。 ダブルダッチシーンの魅力 ──今2人は大学生シーンで活躍していると思うのですが、昔から続けてきて良かったなと思うことって何かありますか? ikkyon昔からの憧れだった人とご一緒させてもらう機会が多くて、そういう人たちを昔から見てきたことはめっちゃ良かったなと思います。 2024年にはikkyonとKO-YAでともに大会の審査員を務めたことも。写真はジャッジムーブの瞬間 KOKORO私も本当にそうです。それこそ今日のこういう企画もそうですし。昔、こうやって活躍している上の方々って、自分にとっては芸能人やアイドルみたいな感じだったんですよ(笑)。毎週そういう人たちを見られて、教えてもらえる世界線ってあるんだ!という(笑)。今こうしてご一緒させていただける機会があるということは嬉しいですね。あと、自分も憧れを持って育ってきたからこそ、憧れられる側にもなりたいですね。最近少しずつですが、そういう側にもなれるようになってきたのかなって。 YUIうんうん、こうした言葉が本当に嬉しいですよね。15年近く続けていたら辞めるとか諦めるようなタイミングもあったと思うし、継続していくことって本当に簡単じゃないと思うんですよ。それでも続けてきてくれたからこそ、こうした言葉を聞くことができたのが本当に嬉しいです。それで私から質問したいんだけど、2人が思う「ダブルダッチの魅力」ってなんでしょうか。 ikkyonやっぱり“あったかいところ”ですかね。もう辞めたいな、辛いなと思うときに、ダブルダッチって一人じゃないんですよ。先輩や周りの人が話しかけてくれたり、「良かったよ」って声をかけてもらったり。一人じゃできない、チームメイトがいるから成り立っているということもそうですし、チームメイト以外の人も仲間のようにコミュニケーションを取ってくれることが魅力ですね。 KOKORO“輝ける”ことだと思います。イツキくんも言ってくれましたが、本当にいろんな人が応援してくれるし、いろんな人がいないと成立しないんですよね。そういう人たちのおかげで、一人じゃないから輝ける。幸せなことだし、そのために次も頑張ろうって思います。 KO-YAいやでも、本当にそうだね。我らも輝けること、そのあたたかさがあって続けてこられている。 ──ありがとうございます。逆にKO-YAさん・YUIさんは大学時代にダブルダッチと出会い、ここまで続けてこられているわけですが、そのお二人が思う「続けてきて良かった」と思うことって何がありますか? YUIダブルダッチで出会う仲間はみんなそうですし、チームメイトは特にそうですけど、やっぱり共に過ごす時間が本当に多いんですよね。友人とも家族ともまた違う、濃い特別な関係性だなと思うんです。一人ではできないこと、それと共に長い時間向き合ってきた仲間がいることは大きな財産だと感じています。 KO-YA本当にそうだね。俺も一緒。仲間です。仲間が好きだから続けて来られているし、こうしてikkyonやKOKOROのように、次世代の仲間が次々できてきたことも嬉しい。 KOKOROそれこそさっきITADAKIに出場したという話があったと思いますが、予選は通過できたけど、1回戦でNAO*に負けてしまって。そしたら終わって、すごくいろんな人に声をかけてもらったんですよ。それこそKO-YAさんもすぐ私のところに駆け寄ってきてくれて。「良かったよ」「かっこよかったよ」ってたくさん励ましてもらいました。結果的には悔しかったけど、こんな私のことを見ている人がいてくれるんだ、あったかいな。そういう人たちのためにも、私、まだまだ頑張らないとなって思いました。 *NAO AKAGAMI:初年度のITADAKIでは「Crumb Company」としてショーケース部門を優勝、また1on1バトルでも優勝するなど、キッズ時代から頭角を表してきた若手トッププレイヤーの一人。大学生になった今もなお活躍し、今回はikkyon・KOKOROとともに「Virgin odd scrap」でゲストショーを披露。 KO-YAめっちゃ覚えてるな。ここからKOKOROの快進撃が始まっていくなという予感もしましたし、“名場面”の1つになるだろうなという感覚がありました。KOKOROもikkyonも、2人ともすごいことになるだろうなとは昔から思っていましたね。 ITADAKI 2021にて。出場したKOKORO(左)とKO-YA(中央) / 本人提供 ──逆にikkyonは、ITADAKIが始まった2021年が大学1年生にあたる年ということで、ikkyonから見たITADAKIってどうですか。 ikkyonいやもう、めっっっちゃくちゃ羨ましいですよ(笑)。高校生のときは「DOUBLE DUTCH ONE'S*」に挑戦してもとても勝ち上がることはできなかったんで、当時はバトルをしたい気持ちがあっても、モチベーションを保てたり、目指せる場所は少なかったんですよ。 *DOUBLE DUTCH ONE'S:ダブルダッチシーン“最高峰”と謳われる1on1バトルイベント。2022年にはKO-YAが決勝大会優勝に輝いた。 ikkyonそれで高3のとき、「跳龍門」という1on1のビギナーズラックイベントの高校生版を開催させてもらったこともありました。バトル人口も増えてきて、だけどなかなか目指す場所が少ない。そこをITADAKIという大会が風穴を開けたことで、一気に高校生シーンが盛り上がった気がします。それこそ初回とかは本当に羨ましいな、もう一度高校生やりたいな、と思いながらスタッフをやっていました(笑)。 昨年11月の「DOUBLE DUTCH ONE'S」予選大会では二人揃って優勝を果たした©︎DOUBLE DUTCH ONE'S / ISF KAWASAKI, SUPER BREAK “未来”をつくる ──さて今年で4回目を迎えるITADAKIですが、今回から新たな試みとして、ダブルダッチ部のない高校でチームを作り、ITADAKIに出場してもらうという取り組みが動いているんですよね。 KO-YAそうなんです。ITADAKIという大会を作っていくなかで、一つは高校生が本気で目指せる、輝ける舞台を作りたいという思いがあります。ただそれだけでなく、ITADAKIが掲げるもう一つの願いは「ダブルダッチの普及」。さっきもikkyonとKOKOROが言ってくれていましたが、まだ高校生世代がダブルダッチを始められたり、続けられる環境が十分に整っているわけではないと思います。もっと活躍できる場面や所属団体を増やしていきたいという思いがあり、ITADAKIでは、その普及に取り組もうという動きを少しずつ進めています。 その中の動きで、まずはワークショップに行ったことがあったりと繋がりがある高校に「良かったらチャレンジしませんか」と働きかけてみて、興味がある子たちでチームを結成し、ITADAKIに出場してもらうという。ITADAKIには昨年から「STEP UP 部門」という競技歴1年未満の子たち限定*の部門ができたので、そこに出場してカマしてもらえるよう、定期的に足を運んで指導などをしています。 *正確には「メンバーの過半数が、ITADAKI開催日時点でダブルダッチを始めてから1年以内の選手で構成されているチーム」。詳細はオフィシャルサイトを参照のこと。 KOKOROその一つに、私とREG☆STYLEのKEITAさんの母校である都立雪谷高校での活動もあります。みんなすごくフレッシュで、素直に楽しんでくれている姿に刺激をもらっています。 雪谷高校では昨年の110周年記念式典でも、有志のメンバーがダブルダッチの演目を行う取り組みを実施していた。今回のITADAKI 出場のプロジェクトはその延長線上だという / 本人提供 KOKORO私が雪谷高校に入学した当時、KEITAさんをはじめ何人かのダブルダッチの先輩の出身校であることを知って、部活動を立ち上げられたらいいな〜と思ったこともあったのですが、なかなか難しくて。まさか思い入れのある母校からチームが生まれることは嬉しいですし、母校の中庭で練習している光景がどこか不思議だし、エモーショナルな気持ちにもなります。ここでロープが回っているのが嬉しいな、と思いましたね。 ──素敵だ。そして、今ってこうした大学生世代もスクールやワークショップなどで指導をしたりということが増えてきましたね。ikkyonは所属している「COMRADE」(コムレード)というサークルから、今回ITADAKIに「N006」(ヌーブ)というチームが出場しますよね。心境はどうですか? ikkyonCOMRADEはシーンでは珍しく、高校生と大学生が年次を跨いで所属している団体なんですよね。N006とはあくまで同じサークルなので、担当しているスクールのレッスンの感覚とも違うし、コーチや教え子という関係ではなく、同じ仲間で先輩後輩という感じです。ただ面倒を見たり教えたりはしているので、もう…ドキドキですよね(笑)。自分のサークルの子たちだからやっぱり思いも一際ありますし。逆にその子たちの前で下手なゲストショーなんか見せられないなと(笑)。彼らのおかげで、こちらも気合いが入ってますね。 ゲストとして、若手世代がITADAKIのステージへ! ──さて、ikkyonとKOKOROは今回、ITADAKIのゲストショーケースを担当してくれるんですよね。「Virgin odd scrap」(ヴァージン・オッド・スクラップ)という、今回限りの特別チームということで。今まではシーンを牽引してきた上の世代のプレイヤーをお願いしていたことも多かったと思うんですが、今年は心機一転、“ITADAKI世代”の高校生たちに比較的年齢の近いプレイヤーで構成されています。まずKO-YAさんに訊きたいのですが、実行委員会としては、どういった経緯で若手世代にゲストを頼むことになったのでしょうか。 KO-YAいろいろ経緯はありますが、1つはITADAKIが、こうした次世代のスターたちがたくさん生まれる場所になってほしいという思いがあるから。高校生世代から輝いてきた奴らが、大学生になっても輝き続けているということはシーンにとっても重要な意味を持つと思うんです。そして、それを近いところで高校生たちに感じてもらいたい。そういうスターの原石みたいな子が現れてくれたらなとか、夢見て目指してくれたらなと。 あともう1つは、ゲストの彼らに近い大学生たちがITADAKIを見に行ったときに、「あの子やばくない?」とか「ちょっとうちの団体に誘ってみようよ」って思ってくれたら、もっとシーンは面白くなるんじゃないかなって思うんです。そういうムーブメントが起こってほしいという願いもあります。 KO-YA 上の世代のプレイヤーに憧れることも大切ですが、自分と近い世代でも「かっけえ」と憧れに思える存在がいることもすごく大事だと思うんです。このシーンを牽引しているのは、俺らのようなプロチームだけじゃない。もっと自分たちと近い世代のトップを走っている子たちを見てほしい。それによって高校生たちのモチベーションは上がると思うし、大学生たちもそれに共鳴して上がると思うんです。 つまり、全ての世代のマインドやスキルアップのために、この世代のゲストがベストなんじゃないかなと思って、実行委員会として声をかけさせてもらいました。 ──熱いですね。ありがとうございます! 2人はオファーをもらったとき、どうでしたか? ikkyonいやもう驚きですよ(笑)。マジかと。そしてめちゃくちゃ嬉しかったですね。さっきも言いましたが、年齢的に僕はITADAKIのステージに立つことはできなかったけど、こうして頑張っていたら立てるんだという。なんかここまで頑張ってきて良かったなって思います。 KOKORO今回のメンバーがこれまたエモいですよね(笑)。それこそイツキくんもそうですけど、キッズの時からライバルとして切磋琢磨してきたメンバーで、ただ一緒にパフォーマンスをする機会はあまりない。昔は会釈するくらいでちょっと怖いなって思っていたメンツでしたが(笑)、こうしてITADAKIのステージで、時を経て一緒にパフォーマンスができることが嬉しいですね。 ──ちなみにショーのコンセプトや内容は決まっているんでしょうか? ikkyonまだ練習をできていないので(※取材当時)具体的なことは言えませんが、ひとまず僕の中では、“誰にでも刺さるショー”を目指したいなと。特定のスタイルに寄せることは考えていません。みんな何かしら自分のスタイルを持っているしキャラ立ちしているから、高校生の時に奴らを見たら全員喰らっちゃうだろうなって(笑)。そういうメンバーが集まっているじゃないですか。まあそれで特定の形に寄っちゃったら、それはそれで面白いですが(笑)。 KO-YA実はここで2人にも初めて言うのですが、今回ゲストのみんなの衣装を、大会のオフィシャルパートナーとして開催初年度からサポートしてくれている「Champion」さまから提供いただけることになりました! ikkyonおお!ありがとうございます! KO-YAダブルダッチだけでなくストリートに根付いたChampionさんからの提供ということで、長年我々REG☆STYLEにもサポートをしてもらっていて、いつも衣装として使わせていただいているのですが、僕らだけじゃなくダブルダッチのことも全体的に応援してくれているんですよ。Championさんって今年で100周年ということで、ストリートに根付き続けているChampionさんの衣装を身に纏えることって、僕らにとっても本当に大きいことなんです。そして今回、それをゲストのみんなにも着てもらおうということになりました。 YUI衣装提供って貴重な機会だよね。 KO-YA2人にとって、Championのウェアってどういうイメージなの? KOKORO私たちダブルダッチャーからするとREG☆STYLEのイメージが強いですね。 ikkyon名前の通り“王者”が着ているイメージっていうのは自分もあって、他のカルチャーでも優勝している人ってChampionを着ていることが多いですよね。 KO-YAそうなんだよ。実は日本の大御所ラップグループの「スチャダラパー」さんが、Championの100周年にあたってChampionのことを歌った楽曲をリリースしたんだけど、めちゃくちゃかっこ良いし、どういうブランドかを知れるからぜひ聞いてほしいんだよね。「Sports」「College」「Military」「The King of Sweat」という4つのキーワードからも、色んな角度からシーンに根付いた背景が分かると思うよ。 ──確かにブランドの持つ“思い”や“思想”みたいなものを知って身に纏うことで、スイッチが入る感じや、パワーを得られる感覚はありますよね。このChampionさんのウェアをまとった皆さんのゲストショー、楽しみにしています! 「絶対に大丈夫」 ──さて色々とお話を聞かせていただきましたが、最後に皆さんのお話を改めて伺えたらと思っています。まずYUIさんは、今年もREG☆STYLEの一員で大会アンバサダーとして、そしてMCとして大会を盛り上げていただくことになると思います。意気込みのほう、いかがでしょうか。 YUIいろんな思いはありますが、まず川崎市でやらせていただいていることが大きいですよね。ダブルダッチに限らずブレイキンなど、ストリートカルチャーを広く応援してくれて寄り添ってくれる。こんな街があるということが嬉しいです。そして会場の川崎ルフロンは吹き抜けになっていて、フラっと立ち寄った人でもダブルダッチに触れることができる環境なのが、唯一無二のITADAKIらしさであり良い機会ですよね。私はアンバサダー、そしてMCとしてここで輝く皆さんにスポットライトを当てることができたらと思っています。いろんな方に「ダブルダッチって楽しい」「面白い」と思ってもらえるように頑張ります! ──ありがとうございます! KO-YAさんも大会アンバサダーの一員ですが、実行委員長として、“裏側”からも大会作りに取り組んでいる真っ最中ですよね。 KO-YAそうですね。でも、僕はとにかくみんなでワクワクしたいということに尽きますね。出場選手のみんなも、仲間と一緒に本気で目指すことにワクワクしてほしいし、俺らとしてもアンバサダー・オーガナイザーの両側から、この大会に出演する、作り上げていくことでワクワクを感じたい。そしてこの場所に関わることで、ダブルダッチが発展していく未来を感じることもできるようになりました。ただ、もっとワクワクする場を、シーンが発展していく瞬間を作りたい。その意気込みを強く感じています! YUI ──ikkyonとKOKOROにも一言もらいたいと思うのですが、さっきゲストの話の流れで意気込みは語ってくれたと思うので、ちょっと趣向を変えて「高校時代の自分」に向けて、何か伝えたいメッセージがあれば訊かせてもらいたいなと。 ikkyonんー、そうですね…。もっと怖がらず、色んな人、色んな場に突っ込んでいって良いんだよ、って言いたいです。自分も人見知りの性格で声をかけることも得意ではなかったんですが、いろんな人たちのおかげで支えてもらいました。自分からも話しかけられるようになってきましたし。だから絶対大丈夫。いけるところまでいってみて、って。 KOKORO負けず嫌いな気持ちと、やってやる、カマしてやるっていう気持ちを信じて進んでいってねって思います。今ふと振り返ると、高校時代に抱えていた夢が実現しつつあるなと思うんです。自分の知らないところで自分が思っている以上に応援してくれている人、支えてくれる人はたくさんいる。自分が感じた思いを信じてやり続けていたら絶対に大丈夫だよ、って伝えたいです。 ──ありがとうございます。過去の自分に向けて語ってくれた言葉ですが、高校生たちにも刺さるメッセージだったようにも思います。二人の背中を追いかけた高校生たちが、またシーンの未来を作っていくことを願うばかりですね。 いよいよ今月末にせまった『ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024』。ダブルダッチシーンの未来を作り出す一日が始まろうとしている! 開催概要 「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」日時 : 2024年9月29日(日)時間 : 12:00 会場 / 12:30 開演予定会場 : 川崎ルフロン主催 : ITADAKI 実行委員会主管 : 有限会社OVER THUMPZ協賛 : ポカリスエット / ヘインズブランズ ジャパン株式会社協力 : スキルハックメディアパートナー : FINEPLAY
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skateアクションスポーツの豪華トップアスリートたちが勢揃い「X Games Chiba 2024」FINEPLAY編集部注目の日本人選手を紹介 ~スケートボード・パーク編 ~ついに来週末、世界最大級のアクションスポーツの「X Games Chiba 2024」が、2024年9月20日(金)~22日(日)の3日間にわたり千葉市の幕張メッセにて開催される。日本では3回目となる今大会だが、今回は前回会場のZOZOマリンスタジアムから本会場に舞台を移し、日本のX Gamesの歴史に新たな1ページが刻まれることとなる。 今大会はまだ記憶に新しいパリオリンピックで大活躍したスケートボード金メダリストの吉沢恋などのオリンピックメダリストを筆頭とした、年齢も国籍も異なった現在のアクションスポーツ界を牽引する国内外の世界トップアスリートが出場する。まだ多少メンバーの顔ぶれには変更もあるとのことだが現時点(8月31日時点)の詳細な選手リストはオフィシャルサイトにてチェックして欲しい。おそらく日本ではこのX Gamesでなければ集まることのない豪華メンバーとなっている。 なお本記事では編集部として注目している日本人選手の中からスケートボード・パーク種目にフォーカスして紹介する。 女子スケートボード・パーク注目日本人選手:四十住さくら 四十住 さくら ©Trevor Brown, Jr./ESPN アクションスポーツに興味のある人であれば四十住さくらという名前を聞いて知らない人はいないというほど、昨今のスケートボード・パークスタイルシーンを牽引している象徴的な存在である東京オリンピック金メダリストの彼女だが、今年のパリオリンピックの出場に際しては様々なドラマがあり、苦しい期間を乗り越えてきた。 パリオリンピック予選大会では選考レース中に右ひざ後十字靭帯断裂という大怪我を経験。その後急激な回復を見せ、オリンピック予選シリーズ(OQS)上海大会では3位入賞を果たすも、最終戦となったOQSブダペスト大会では準決勝敗退と最後の最後までパリオリンピック出場が叶うか分からない苦しい展開となった。しかし親友のスカイ・ブラウンの活躍もあり日本人選手勢として3番手でなんとかパリオリンピック出場を叶えた。 View this post on Instagram A post shared by 🌸四十住 さくら🌸 (@sakura_yosozumi) そんな一縷の望みを繋ぎ止めて出場したパリオリンピックでは大会2連覇を狙うも、自分の思うようなランができず予選10位で決勝進出を逃して悔しい思いをした。しかし自分のランを終えた彼女から出てきたのは「他の選手の失敗は祈りたくない」というスケートボードのカルチャーとスケーターたちを尊重するような素敵な言葉だった。 そしてそのパリオリンピックを終えて彼女が最初に迎える大会がこの「X Games Chiba 2024」。先日行われた大会記者発表会に登壇した四十住はコースレイアウトを見て「自分が得意そうなパークなので、回って回して色々なトリックをやりたいです」と話し、今大会に向けて自信を見せた。またなんと今回は親友のスカイ・ブラウンと初めて一緒に出場する千葉大会。自分の大好きな仲間たちとこの日本でまたどんな世界を驚かすパフォーマンスを見せてくれるのかに注目したい。 男子スケートボード・パーク注目日本人選手:永原悠路 永原 悠路 ©Trevor Brown, Jr./X Games そして男子カテゴリーで紹介したいのは、今大会に唯一の日本人選手として出場する永原悠路だ。今回のパリオリンピックでは予選の選考レースを戦い抜き、自らの実力で代表枠を獲得し出場した彼。そのパフォーマンスは長年日本人選手が苦戦を強いられてきたパークスタイルの世界最高峰にて、日本人選手のさらなる可能性を示したことだろう。 パリオリンピック本戦では惜しくも自分が準備してた大技である「キックフリップボディバリアル540」を取り入れたルーティンを完璧に決めきることができず予選敗退となったが、他のトップ選手たちでもメイクに失敗することが多かったこのトリックのトライに彼の世界最高峰のレベルを感じることができた大会だった。 View this post on Instagram A post shared by 悠路 (@yuro_nagahara) そんな悔しさが残るパリオリンピックを終えて先日出場した、アメリカのポートランドで行われた「ロックスター・エナジー・オープン」では見事「キックフリップボディバリアル540」を決めるとトリックアフタートリックで「キックフリップリーンエアー」をメイクし、パリオリンピック金メダリストのキーガン・パーマーやパリオリンピック銀メダリストのトム・シャーを抑えて優勝した。 View this post on Instagram A post shared by The Platfrm (@theplatfrm) その中でも特に編集部として注目した彼のパフォーマンスは、会場を沸かせるために何度もトライしメイクした、ディープエンドから飛び出し会場の柵へスミスストールを決めてからキックフリップで戻る一連の動き。彼の独創性があふれるこういったライディングは高く評価されている上、きっと今回の「X Games Chiba 2024」でも会場を沸かせるユニークな凄技を見せてくれることだろう。彼のライディングにも目が離せない。 出場予定選手一覧 *8月31日時点 女子スケートボード・パーク種目Lizzie Armanto(リジー・アーマント)[FIN]Sky Brown(スカイ・ブラウン)[JPN / GBR]Yurin Fujii(藤井 雪凛)[JPN]Cocona Hiraki(開 心那)[JPN]Ruby Lilley(ルビー ・リリー)[USA]Heili Sirvio(ヘイリ・シルビオ)[FIN]Minna Stess(ミナ・ステス)[USA]Mami Tezuka(手塚 まみ)[JPN]Arisa Trew(アリサ・トルー)[JPN / AUS]Ruby Trew(ルビー・トルー)[AUS]Bryce Wettstein(ブライス・ウェットスタイン)[USA]Sakura Yosozumi(四十住 さくら)[JPN] 男子スケートボード・パーク種目Gavin Bottger(ギャビン・ボッガー)[USA]Tate Carew(テイト・キャロウ)[USA]Cory Juneau(コーリー・ジュノー)[USA]Gui Khury(ギー・クーリ)[BRA]Danny Leon(ダニー・レオン)[ESP]Yuro Nagahara(永原 悠路)[JPN]Liam Pace(リアム・ペース)[USA]Keegan Palmer(キーガン・パーマー)[AUS]Tom Schaar(トム・シャー)[USA]Phoenix Sinnerton(フェニックス・シンナートン)[AUS]Alex Sorgente(アレックス・ソルジェンテ)[USA]Kieran Woolley(キーラン・ウリー)[AUS] 大会スケジュール スケートボード・パーク種目 -9月20日(金)10:00~11:00 男子スケートボード・パーク 練習14:00~15:00 男子スケートボード・パーク 予選17:00~18:00 女子スケートボード・パーク 予選 -9月22日(日) 11:50~12:40 男子スケートボード・パーク 決勝13:50~14:35 女子スケートボード・パーク 決勝 大会情報 名 称:X Games Chiba 2024日 程:2024年9月20日(金)2024年9月21日(土)開場 10:00 / 開始 10:30 / 閉場20:00(予定)2024年9月22日(日)開場 10:00 / 開始 10:30 / 閉場20:00(予定)※金曜は予選日のため(一部チケットを除き)関係者・招待客・取材媒体のみ入場予定。※一般入場は土曜と日曜の2日間を予定。※開場、開始、競技時間などは変更になる場合がございます。会 場:幕張メッセ (千葉市) 料 金:¥6,500~オフィシャルサイト:下記関連リンクに記載
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danceブレイキンの未来と可能性を感じた一戦。ジュニア世代のための国内最高峰クルーバトル「東急不動産ホールディングス BREAKINʼ SUMMIT 2024」2024.09.102024年9月7日(土)に東京都渋谷区の国立代々木競技場第二体育館にて「東急不動産ホールディングス BREAKIN’ SUMMIT 2024」が公益社団法人日本ダンススポーツ連盟主催の下で開催された。 本イベントはパリ2024オリンピックの影響もあり、近年盛り上がりを見せるブレイキンシーンにおいて、ジュニア世代が中心となる大規模な大会が国内外問わず開催されていない背景から、ブレイキン大国である「日本」から、世界に発信できる世界最大のジュニア大会となることを目指して今回初開催となった。 そんなオリンピックの熱も冷めぬ中で行われた今大会では過去に様々なブレイキンの公式大会が開催されてきた東京は渋谷にある国立代々木競技場第二体育館にて大型ステージが組まれ、たくさんの観客が来場した。 なお大会MCにはプロダンサーのFISHBOYとBBOY NICOLAS、プロダブルダッチャーのYUI(REG☆STYLE)の3名、DJはTEEとTOSHIの2名、そしてジャッジにはトップBBOYとBGIRLの計13名と豪華メンバーが集結し、まさに世界最大のジュニア大会を目指すにふさわしい環境の中で行われた。 また今大会には、年齢も人数も様々なU15のメンバーで構成された各都道府県をレペゼンする全48チームが全国から集まり初代チャンピオンの座を競いあった。決勝まで勝ち上がると5回もバトルをすることになりスキルだけでは無く、スタミナも必要となる熾烈な戦いとなった。 以下は注目シーンをまとめた大会レポートだ。 大会レポート 注目を集めるチームがリーグ戦で敗退するなど波乱の展開。予選から大人顔負けのハイレベルバトルが勃発。 今大会にはMORTAL COMBATや九州男児新鮮組など国内外で活躍する強豪チームのジュニアクルーも多く出場し優勝候補と期待されていたが、多くのチームがリーグ戦で敗退するなどジュニア世代の各チームのレベルの高さが垣間見られる展開となった。そんな悔しい思いをする場面でもバトル後にはお互いが駆け寄り握手を交わし、ジャッジや相手チームのディレクターへ頭を下げるなどリスペクトを表す様子も印象的だった。 ブレイキンカルチャーの魅力を感じさせたリーグ戦やバトルトーナメントのTOP16を勝ち上がり、TOP8には北は秋田、南は沖縄まで各国をレペゼンする各バトルを制してきた8チームが名を連ねた。そのTOP8の4戦から特に特徴的だったのは、まさに南北の争いでお互いの地域の個性がぶつかり合った、スタイルズ(秋田) vs 沖縄LAFヤンキース(沖縄)のバトル。 スタイルズ ©JDSF スタイルズは全8名の構成でBBOY5名とBGIRL3名(HaLuTo、Mitsuki、YUZUKI、洸羽、RINO、SHIMOHAN、凌久、SORA)のチーム。ミュージカリティやパワームーブなど総合的なスキルの高さが光る。対する沖縄LAFヤンキースは、沖縄ならではの個性を活かしたルーティンで会場を愉しませ、また音ハメとシンクロの精度で圧倒する。結果はその後のソロバトルで持ち返し、勢いを取り戻すべく様々なフリーズのバリエーションや息のあったルーティンを繰り出し9票を獲得したスタイルズの勝利。準決勝に進出した。 沖縄LAFヤンキース ©JDSF BBOY6名とBGIRL1名(ryusei、richiya、kimiya、kenshi、yuzuki、towa、sakura)の合計7名で戦った沖縄LAFヤンキースは惜しくも負けてしまったものの、見ている人たちにインパクトを残したクルーであることは間違いないだろう。全体的な印象としてソロやルーティンに関わらず全員で士気を上げながら自分たちの持つ独創的なムーブを随所に取り入れてくるチーム。その中でも2ラウンド目には、今回特別ジャッジとして参加したDA-PUMPのKENZOにアピールするようなDA-PUMPの人気曲「U.S.A」内で披露されるアイコニックな動きを見せた。その後も見事な音ハメとルーティンのシンクロで会場を沸かせた。 準決勝では決勝への1枠を争うレペゼン石川クルー同士が火花を散らす。 TOP4となった準決勝ではパリオリンピックで日本代表となったBBOY HIRO10を輩出した石川県をレペゼンするクルー同士であるkicks orchestra jr. vs Rock Stream crewの戦いに。今大会には48組中4チームが石川レペゼンクルーとして出場したが、そのうちの2チームがTOP4に残るといった石川県のブレイキンシーンの厚みとレベルの高さを感じるバトルだった。 kicks orchestra jr. ©JDSF kicks orchestra jr.はBBOY5名とBGIRL1名(hajime、asahi、Kaito、7G、ko-ren、raiji)の全6名で構成されたチーム。14歳が4名いるという、今大会では比較的年齢層が高いチームであったがやはりその利点を活かした大きな身体を使うパワームーブは会場を沸かせた。またルーティンでのシンクロ率も高くメリハリのある力強く豪快なムーブで相手を圧倒すると、その完成度の高さが高評価を受けてRock Stream crewに対して13:0のストレート勝ちを果たし決勝へ駒を進めた。 Rock Stream crew ©JDSF 今回の石川対決では惜しくも敗退となったRock Stream crewはBBOY6名とBGIRL2名(KANON、FUUA、HAL、メガリック、JIN、RI-SKY、RUKITA、KO-JI)の合計8名で構成されたチーム。このチームもオールラウンドで男女のバランスも良く、ルーティンでのアクロバットや様々なムーブの一体感などレベルが高く、総じて石川出身クルーのレベルの高さを感じられた。今回は決勝に駒を進めることはできなかったが準決勝まで勝ち上がった実力をいかんなく見せ付けたバトルだった。 一方、トーナメント表の反対の山では秋田のスタイルズと、このトーナメントで無双し続けている大阪のGSB SQUADのマッチアップに。ここでも圧倒的な力を見せて決勝に駒を進めたのはGSB SQUAD。国内のジュニア世代最強のクルーを決める戦いでもある「BREAKIN’ SUMMIT」の初代チャンピオンの座はkicks orchestra jr.(石川) vs GSB SQUAD(大阪)のどちらかに渡ることとなった。 大会アンバサダーのShigekix率いる若手実力派クルーがショーケースを初披露!会場の熱をさらに上げ決勝の舞台を整える 決勝戦を目前にスペシャルゲストショーケースとして、大会アンバサダーのShigekixを筆頭に世界で活躍する同年代の若手ダンサーにより結成されたX11 After Ours(Shigekix,AYANE,Ra1on,Tsukki,Y-HI,Ram,Nanoha)が、クルー結成後初のパフォーマンスを披露し、会場のボルテージは最高潮に。彼らに憧れるジュニア世代の新たな歴史が刻まれる瞬間を盛り上げようと、心の籠った力強い後押しにより舞台は完全に整った。 X11 After Ours©JDSF 初代チャンピオンに輝いたのは圧倒的な実力と個性で快進撃をみせたGSB SQUAD(大阪) 世界最大ジュニアクルーバトル大会の初代王者に輝いたのは、初戦からみるものを圧倒し快進撃を続けた大阪のGSB SQUADが手にした。今大会では最少人数である5名のBBOY(Tomoki、Renrën、Ko-taro、Orion、Riou)で構成されたこのチームは豪快でハイレベルなパワームーブやフリーズなど大人顔負けなスキルはもちろんのこと、会場の空気や音楽をもまるで操るかのように掴み取り、独創的なムーブの数々や、アクロバティックかつストーリー性を感じさせるルーティンで強さを魅せた。そんなクルーとしてもソロとしても個性とスキルを兼ね備えたGSB SQUADが勝利し誰もが認める「BREAKIN’ SUMMIT」の初代チャンピオンとなった。 GSB SQUAD©JDSF 優勝クルーコメント(一部抜粋) GSB SQUAD (メンバー:Tomoki、Renrën、Ko-taro、Orion、Riou) GSB SQUAD (左からRiou、Renrën、Orion、Tomoki、Ko-taro)©JDSF 「BREAKIN’ SUMMIT」の初代チャンピオンになった今の率直な感想を聞かせてください。Renrën:kicks orchestra jr.という自分たちより強いと思っていたクルーに決勝で当たることができ、勝てたことが嬉しかったです。またコーチのYosh is stoic.さんがサポートしてくれたおかげでここまで来れたのでコーチにも感謝したいです。Riou:ここまで頑張ってきて優勝できたことが本当に嬉しいです。 初開催となった「BREAKIN’ SUMMIT」に出てみてどうでしたか?Renrën:ジャッジもすごく豪華で、会場も広くて、観客も多くてすごい暖かい雰囲気の大会だったので踊りやすくて楽しかったです。Orion:すごく大きいこの大会に関西を代表して出られたことも嬉しかったし、色んなチームのダンサーにも会って楽しくて最高な大会でした。Riou:全国からダンサーが集まっていて、色々な県のクルーのダンスも見られて楽しかったです。 GSB SQUAD ©JDSF クルーバトルの魅力について聞かせてください。Orion:僕はソロよりクルーの方が好きで、練習している時は仲間がいるという安心感がありますし、それで優勝できた時に普通よりも5倍くらい嬉しくなるのでそこがクルーの魅力だと思います。Riou:ルーティンを成功させた時とか一緒にやれることが楽しくて、技が成功した時にめっちゃ盛り上がってくれるので楽しいです。 BBOYとして目標としている大会について教えてください。Tomoki、Renrën、Ko-taro、Riou:Red Bull BC Oneで勝つことです。Orion:海外の大会で100回くらい優勝したいです。 将来どんなBBOYになりたいですか?Tomoki:無敵なBBOYになりたいです。Renrën:クルーだけじゃなくてソロでも活躍できる最強なBBOYになりたいですKo-taro:無双できるBBOYになりたいです。Orion:めちゃくちゃスピンをかまして、会場を全部乗っ取れるくらいのすごいダンサーになりたいです。Riou:トップロックなどもっと色々な技術を磨いてすごいダンサーになりたいです。 イベントアンバサダーShigekix(半井重幸)のコメント Shigekix ©JDSF 今回初開催となった「BREAKIN’ SUMMIT」を終えて感想を聞かせてください。 次世代のダンサーたちが持っているエネルギーをこの会場にいる全ての人たちが感じることのできた時間だったと思いますし、自分が今回この場を作る立場に携わりましたがここで生まれたドラマや空間は僕たち作り手だけではなく、出場した次世代の子たちみんなが主人公として彩ってくれたもので僕自身も素晴らしい景色を見させてもらえたことに感動しています。 今回アンバサダーとして関わる中でどういう風に大会を見ていましたか?僕自身が7歳の時、ブレイキンに出会った瞬間に稲妻が身体に走り自分の人生が変わったという風に思っていて、これだけ今の自分の生活が楽しいと思えるのはブレイキンあってこそなので、そういう風に思える子を1人でも多く世界中に作りたいというビジョンを発言しながら日々活動させていただいています。 本当に実現するために自分が何ができるのかを考えた中の一つに、ジュニア世代当時の僕が欲しかったものが目標となる大会でした。目標と仲間さえいればどれだけでも頑張れるというモチベーションと環境が作れると思うので、その現場作りを僕が旗を振って皆さんと一緒に作れたら次世代の子たちにとってかけがえのない時間になるんじゃないかなって思い関わらせていただきました。 X11 After Ours - Shigekix ©JDSF 今回ゲストショーケースにチームで参加されましたが、普段ソロで活動されているShigekixさんがチームとして改めて活動し始めたのはなぜでしょうか?ソロのプレイヤーとして大会に出場することがメインであることに変わりはないですが、 ブレイキンはカルチャーとして元々チーム色が強くて、その地域やチームを代表して主将同士が戦うのがソロバトルのような形なんです。既にソロのトーナメントの魅力は伝わってきている中で、これからはチーム戦にもこんなに面白いということも見せていきたいですし、その可能性を見せる新たなステップに入っています。また実際に踊っている瞬間以外でも、仲間も一緒に過ごす時間が自分を成長させてくれたり、先輩後輩含めて本当に関わる全ての人から学ぶこともたくさんあります。だからこそ今回は、次世代の子たちにもライバルであり戦友である、そんな仲間たちと一緒に結束してこの場に挑むっていう経験をしてもらいたいと思ったのもクルーバトル形式にした理由でもあります。 今後はどういう風にブレイキンの未来に向けて発信していきたいですか?パリオリンピックでブレイキンに対してたくさんポジティブなリアクションを世の中の皆さんから頂けてとても嬉しいのですが、その嬉しいだけで終わらせたくないですし、ここからが僕たちの腕の見せどころだと思います。今後はブレイキンっておもしろそうって興味を持ってくれた方や、ファンやサポーターの皆さまにこれからのブレイキンにもっとワクワクしてもらうために、かっこいい姿を見せて楽しんでもらいたいです。今大会のような次世代に貢献できる場所を作るのはもちろんですが、今のシーンを作っているような日本を代表して世界でも活躍するメンバーたちの熱い戦いを日本国内で見せることでブレイキンの可能性を切り開いていきたいです。そういう意味では今大会に携われたことがその第一歩目だったので、こういう形で1日を終えることができ嬉しい気持ちです。 最後に 今大会は、全国から自分たちの出身地をレペゼンしたU15のジュニアダンサーたちがクルーという本来のブレイキンのカルチャーに乗っ取った形で、大人顔負けのパフォーマンスを魅せるハイレベルな戦いが繰り広げられシーンの成長や活性を非常に感じる大会となった。その中でもちろん勝ち負けも存在するため悔しい思いをしたチームもあったが、ダンサーたちはバトルを楽しみ最終的にはお互いを称え合う姿も見られ、改めてカルチャーの素晴らしさを感じることができた。 味の素 勝ち飯トークショーの様子 ©JDSF また大会プログラムの途中で開催された、Shigekixと味の素株式会社による「勝ち飯トークショー」には親子連れや出場ダンサーなど大勢の来場者が集まり、世界最高峰の舞台で結果を残し続けるShigekixのパフォーマンスを引き出す身体の作り方や、バトル時の食事のとり方やテクニックなど、育ち盛りのジュニア世代が自らのパフォーマンスを100%発揮するために必要な耳寄りな情報を得られる機会にもなった。 バトルトーナメントの様子 ©JDSF アンバサダーのShigekixも大会後には「今大会に出場した次世代の子たちは世界的に見てもレベルが高いです。そんな日本が誇る次世代ということで、今回は国内頂上決戦でありながら世界戦でも通用するようなレベルの、この次世代の日本のジュニアダンサーたちのバトルを見させてもらい僕も嬉しい気持ちでいっぱいです。」と日本の明るいブレイキンの未来を肌で感じる1日となった。 大会概要 大会名:東急不動産ホールディングスBREAKIN’ SUMMIT会場:国立代々木競技場 第二体育館(東京都渋谷区神南2-1-1)日時:2024年9月7日(土)9:00-19:30主催:公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(JDSF)MC:FISHBOY / BBOY NICOLAS / YUIDJ:TEE / TOSHI JUDGE:JACK / KAZUHIRO / KENZO / WINGZERO / YURIE / KATSUYA / Matt Action / SHOWSKI / AYANE / ISSEI / YASMIN / YOUTEE / RAM GUEST SHOWCASE:XII AFTER OURS スポンサー:東急不動産ホールディングス株式会社 / ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 / 株式会社みずほフィナンシャルグループ / 株式会社コーセー / 第一生命保険株式会社 / AlphaTheta株式会社 / バリュエンスジャパン株式会社 / 味の素株式会社
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danceDJの流すヒットソングに合わせて、即興で自分だけの踊りを見せつけろ!「Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final」が10/5(土)に名古屋で開催!2024.09.05名古屋のランドマーク、テレビ塔の真下で「Red Bull Dance Your Style」がフリーイベントとして開催決定! 歴代のヒットソングで踊り、会場を盛り上げたダンサーが勝つというシンプルなルールのダンスバトルイベント「Red Bull Dance Your Style」の2024年度の日本最終予選大会となる「Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final」が10月5日(土)に名古屋の中心地「久屋大通公園」で観覧無料のフリーイベントとして開催される。 今大会には全国からヒップホップ、ハウス、ロッキングなど、さまざまなジャンルのストリートダンサーたちが集結。最新ヒットソングから往年のポップス&ダンスクラシックまで、DJが何をプレイするか予測不能な状況で、国内屈指のダンサーたちは観客を盛り上げ、歓声を勝ち取ることができるのか。 レディー‧ガガ、ブルーノ‧マーズ、ビリー‧アイリッシュ、ケンドリック‧ラマーなど大人気トップアーティストの楽曲はもちろんのこと、アース‧ウインド&ファイアーやバックストリート‧ボーイズなど色褪せない往年の人気アーティストの人気曲、さらに最新のJポップまで誰もが知るヒットソングに合わせて、日本トップクラスのダンサーたちが踊る様子は大いに盛り上がること間違いない。 ©Red Bull Content Pool 2022年にはこの大会で優勝してワールドファイナルに勝ち進んだTHE D SoraKiが観客や会場、さらには音楽までも味方につけ、破竹の勢いで決勝に進出すると、世界30カ国以上のストリートダンサーの中から見事にワールドチャンピオンの称号を勝ち取る快挙を日本に持ち帰った。 またワールドファイナルで彼がダイアナ‧ロスの「Im Coming Out」で踊った映像が、累計総再生数が1億を超えるバイラルヒットとなり、ダイアナ‧ロス本人やプロデューサーのナイル‧ロジャースから直接コメントが寄せられるなどTHE D SoraKi本人と日本のストリートダンスシーンにとっても伝説の一夜となった。 ©Red Bull Content Pool このシンプルでありながら、人生を変える転機にもなり得るダンスバトルイベント「Red Bull Dance Your Style」の日本チャンピオンは、2024年11月9日にインド‧ムンバイで行われる世界大会への切符が手に入れることができる。 本大会の出場は基本的に招待制。今年は東京と大阪の予選を通過した2名と、招待されたダンサーたち計16名が、10月5日(土)に名古屋で開催される「Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final 」に集結する。 また勝者を決めるのは審査員ではなく観客というところが他のダンスバトルイベントとは異なるところ。観客は自分が最も好きなパフォーマンスをしたダンサーに投票するだけ。誰よりも観客を盛り上げ、会場の空気を支配したダンサーが勝者となるシンプルなルールなのだ。 是非あなたの1票で次の世界王者を誕生させて欲しい! 出場選手名一覧 IKKI、Jenes、KAZUfreak、KEIN、Kotori、LADY TWIGGZ、RYO-TA、SHOW-GO、TsUmU、Twin Twiggz aka Loopz、Umi、UWA、ターザンMIRAI、Ben-jin (東京予選勝者)、Kottie (大阪予選勝者) and more.. バトルルール DJの音楽にあわせて即興で踊る「1 on 1 All-style」ダンスバトル。16人のトーナメント、1バトル2ムーブ、決勝のみ3ムーブ。「リズム」「スキル」「クリエイティブ性」「カリスマ性」を基準に会場の観衆がジャッジ。カードの赤‧⻘で勝者を決定。優勝者は2024年11月9日インド‧ムンバイで開催のワールドファイナル出場を賭けた「Red Bull Dance Your Style 2024 Pre-Final」への切符を獲得。 Red Bull Dance Your Styleについて 最新のグローバルヒットからクラシックなビートまで、何が流れるか予測がつかないヒット曲を使って、ダンスのスタイルと音楽センスが試されるユニークなフォーマットのストリートダンスイベントシリーズ。ヒップホップ、ハウス、ロッキング、そしてポッピングに至るまで「Red Bull Dance Your Style」に参加するダンサーに求められるのは観客を盛り上げ、票を勝ち取ることだけである。 大会概要 名称: Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final日時: 2024年10月5日(土) 13:00開場∕13:30開演∕15:30終演予定会場: 久屋大通公園内(愛知県名古屋市)協賛: MITSUBISHI MOTORS UNDER ARMOUR後援: 名古屋市MC: MACCHANDJ: Yaechi料金:観覧無料※13時に観覧エリアへの入場が可能となります。※事前の場所取りはご遠慮ください。 ※一般道線の確保や周辺店舗への配慮のため、開場時間前の待機はご遠慮頂く場合があります。 ※観覧においては当日のスタッフや警備員の指示に従っていただきます。 ※今後イベント注意事項を追加する場合がありますので、ホームページにてご確認ください。
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othersパリ五輪で活躍したShigekixと中山楓奈も来場!山口・宇部でアーバンスポーツを楽しもう「UBE URBAN SPORTS FES 2024」2024.09.032024年9月29日(日)に山口県宇部市の常盤通り(国道190号)特設会場にて「UBE URBAN SPORTS FES 2024」が開催される。「UBE URBAN SPORTS FES」は都市の風景を舞台に、自分の身体や技術を自由に表現するアーバンスポーツの魅力を身近に感じて楽しむことができるイベントであり、宇部市の中心市街地のウォーカブル化に合わせて開催することで、市民や観戦者に新しい楽しみ方や交流の機会を提供し、都市の魅力を高めることを目的としたイベントだ。 昨年も開催され、大盛況で幕を閉じた本イベントが今回も宇部に帰ってくる。なお今回は、この夏パリ五輪にて大活躍を見せたShigekix(ブレイキン男子日本代表)・中山楓奈(スケートボード・ストリート女子日本代表)の2選手を特別ゲストに迎えるスペシャルトークショーをはじめ、トップアスリートによるデモンストレーションと体験会といったさらにパワーアップしたアーバンスポーツイベントが宇部市の中心市街地である常盤通り(国道190号)で特設会場を設置して開催される。 以下では本イベントで楽しめる注目のスポーツコンテンツを紹介。 アーバンスポーツコンテンツ紹介 SPECIAL TALK SHOW Shigekix(シゲキックス)/ 半井重幸(ナカライ・シゲユキ)プロフィール 7歳でBreakingを始める。2018年ブエノスアイレスユース五輪にて銅メダルを獲得。2020年「RedBull BC One World Final」にて世界最年少で優勝。2020年、2022年、2023年とJDSF全日本ブレイキン選手権を3連覇。2023年アジア競技会にて金メダルを獲得し、パリ五輪出場を内定。これまでに47回の国際大会での優勝経験を誇り名実共に日本代表するブレイクダンサーである。 Shigekix ©︎株式会社IAM 中山楓奈(ナカヤマ・フウナ)プロフィール パリ五輪スケートボード日本代表/東京五輪スケートボード銅メダリスト9歳の誕生日にコンプリートデッキを買ってもらい、本格的にスケートボードを始める。16歳で臨んだ東京2020オリンピックでは、予選を全体1位で通過し、銅メダルを獲得。2022年7月に行われたパリ五輪代表選考大会「Street Skateboarding Rome 2022」では国際大会で初優勝を果たした。パリ五輪に向けて熾烈な日本人代表争いを経て、6月に行われたオリンピック予選シリーズ・ブタペスト大会で同日最高得点となる「ヒールフリップバックサイドリップスライド」を決め、3位入賞し大逆転で内定を決めた。また大会だけでなく、2022年11月にはアジア人女性として初めて「THRASHER MAGAZINE」の表紙となるなどストリートでの撮影にも注力。「自分の見せたい技を決める」ことを信念に、日々進化を遂げている。 中山楓奈 ©︎ムラサキスポーツ スケートボード (デモンストレーション・体験会) パリオリンピックでも盛り上がったスケートボード。普段ではなかなか見れないプロスケートボーダーの中山楓奈によるデモンストレーションや、実際にボードに乗って体験してもらえる「体験会」も無料開催。是非この機会に生で世界レベルのスケートボードを体感してほしい。 中山楓奈のハーフキャブヒールフリップ <デモンストレーション>東京オリンピック銅メダリストの中山楓奈によるトリック披露 <体験会>対象:小学生以上1回目 10:30~(60分) 2回目 11:45~(60分)3回目 13:00~(60分)4回目 14:30~(60分) スケートボード体験会申し込みはこちらから! ブレイキン (ショーケース・体験会) ブレイクダンスとも呼ばれ、音楽に乗せて体のあらゆるところを使ったアクロバティックな動きを繰り広げるスポーツ。2024年のパリオリンピックでは公式競技として大いに世界を賑わせた!体験会ではトップダンスチーム「九州男児新鮮組」による簡単なフットワークやフリーズなど初めてブレイキンを体験する方でも参加しやすい内容をレクチャー予定! 九州男児新鮮組 <ショーケース>パフォーマー:九州男児新鮮組スタジオMJダンススクール所属。2000年結成の福岡県久留米市出身のダンサー総勢20名以上で構成された日本を代表する若きエンターテイメントチーム。人間とは思えない動きで見る人すべてを魅了する「ブレイクダンス」を武器に日本全国さらには海外のテレビ出演やゲストライブなど「久留米から世界へ!」を掲げ活躍中。 ブレイキン体験会の様子 <体験会>対象:小学生以上1回目 10:30~(45分間)2回目 14:00~(45分間) ブレイキン体験会申し込みはこちらから! ダブルダッチ (ショーケース・体験会) 2本のロープを使って跳ぶなわとびで、ロープの中でジャンプをしながらダンスやアクロバットをするスポーツ。誰でも簡単に体験できるのもダブルダッチの魅力!ダブルダッチはジャンプさえできれば誰でもできる!体験会に参加して様々な跳び方にチャレンジしてみよう! NEWTRAD <ショーケース>パフォーマー:NEWTRAD世界チャンピオンやシルク・ドゥ・ソレイユ出演者、Z世代のカリスマメンバーも在籍する⻄日本唯一のプロチームであり、2024年7月に開催された世界大会への出場も果たしたプロダブルダッチチーム。 ダブルダッチ体験会の様子 <体験会>対象:小学生以上(小学生以下でもジャンプできればOK)1回目 11:45~(45分間)2回目 15:00~(45分間) ダブルダッチ体験会申し込みはこちらから! パルクール (体験会) パルクールとはフランス軍発祥のトレーニングカルチャー。「走る」「跳ねる」「乗り越える」「掴まる」「バランスを取る」動作の基本である5大基礎能力を伸ばすことによって、イメージした通りに動ける機能的な身体作りを行うアクティビティ。今ではヨーロッパを中心に世界中でパルクールが実践され、スポーツとしても世界大会が開催されている。あなたのバランス感覚や身体能力を目覚めさせる様々なミッションにチャレンジしよう! パルクール体験会の様子 <体験会>対象: 3歳以上1回目 10:30~(45分間)2回目 12:00~(45分間)3回目 14:00~(45分間) パルクール体験会申し込みはこちらから! JUN 講師:JUN中学1年生の時にパルクールに出会い、学生時代は全てパルクールに注ぎ現在まで15年以上のパルクール実践歴を持つ。 地元山口県(宇部市)にて幅広く活動を通し、2016年から福岡県へ進出して九州一のパルクールチーム「Fukuoka Parkour Connection」に所属。 現在はチームで運営するパルクールジムで講師として携わり、パルクール講師として体験会や様々なイベントを通してパルクールの普及活動を行っている。 パルオニ (体験会) 『鬼ごっこ』×『パルクール』の究極の鬼ごっこスポーツが宇部市に上陸!競技の専門性によらない、誰でも行う『あそび』を競技化。安全面が配慮され、運動機能を自然と向上させるキッズ用の障害物が置かれた指定エリアの中で、1対1の「20秒間鬼ごっこ」をする究極の鬼ごっこスポーツ!「追う側」「追われる側」に分かれ、どちらが早くつかまえることができるかを競う。子ども同士、親子で遊べるパルオニをみんなで楽しもう! パルオニの様子 <体験会>対象: 3歳以上1回目 11:15~2回目 12:45~3回目 14:45~ パルオニ体験会申し込みはこちらから! 3×3 (クリニック・ミニ大会) 昨年に引き続き、キッズ向けの3×3バスケットボールトーナメントを開催。未来のスター選手たちが熱戦を繰り広げる。プロチーム「スリストム広島」も特別参加し、バスケットボールクリニックに加え、プロチーム同士によるハイレベルなエキシビションマッチも実施。プロの迫力あるプレイを間近で観戦しながら、3×3バスケットボールの奥深さを体感できる贅沢なこの機会に子どもから大人まで3×3の魅力を存分に楽しんで欲しい。 クリニック 11:30~(45分間)ミニ大会 12:45~ 3x3体験会申し込みはこちらから! イベント概要 イベント名:UBE URBAN SPORTS FES 2024 開催期間:2024年9月29日(日)会場:山口県宇部市常盤通り(国道190号)特設会場入場料:無料主催:宇部市企画・運営:株式会社GATHER メディアパートナー:FINEPLAY 問い合わせ先:宇部市観光スポーツ文化部スポーツ振興課Email:info@ubeusfes.jp