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cultureこどもたちがストリートカルチャーを体験できる 「DREAM’IN PARK.」7月23日、24日開催決定!2022.06.14
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doubledutch日本勢”完勝”!!「DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2021」開催2022.01.19
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doubledutch「迷いを力に、悩みを武器に」 プロダブルダッチチーム FLY DIGGERZ2021.06.03
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doubledutch優勝は“FLY DIGGERZ”!! DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2021 REPORT2021.03.16
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doubledutch【Double Dutch Delight 2020】日本一は「camellia」!!!2020.10.11
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アクションスポーツ・ストリートカルチャー総合メディア
FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。
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skate「スケートボードってカッコいい!」を体感する。スケーターのためのストリートイベント「RedBull Mind the Gap」in Shonan2022.06.30「1番クールにギャップを飛び越えることができたライダー」を決めるイベント「RedBull Mind the Gap」in Shonan が2022年6月21日(火)に神奈川県藤沢市の鵠沼海浜公園スケートパークにて開催された。 「RedBull Mind the Gap」は世界中で開催されているストリートスケートボードイベント。日本には昨年の2021年に初上陸し今年で2年目となる。この大会フォーマットはジャムセッション方式でルールは極めてシンプル。 「カッコよくギャップを飛び越える」。それだけ。 photograph by Kazuki Murata シンプルだからこそ、ライダーたちのメイクスキルとクリエイティブな魅せ方が試されるこのイベント。制限時間内に3人のジャッジがプロの目線でその日ー番クールなトリックとスタイルを披露したベストライダーを優勝者としてピックアップする。 なおこの大会には16歳以上ならアマチュア・プロまで関係なく自由に参加可能。また今までの成績や能力は全く考慮されないフラットな条件の下でとにかく「カッコいいライディング」を魅せたライダーが勝者となるストリートスケートボードの醍醐味がふんだんに盛り込まれたイベントだ。 以下が当日の大会の様子である。 大会の様子 photograph by Jason Halayko / RedBull Content Pool 時折、雨が降る中で行われた今回の「RedBull Mind the Gap」in Shonan。会場に用意されたセクションはミニバンクとレールだけ。 「その日一番クールなトリックとスタイルを魅せること」がコンセプトのイベントのため、プラクティスから本戦の全てのライディングを通して「しっかりアピールして大会を盛り上げたもん勝ち」という評価基準がジャッジたちから伝えられた。 ライダーに向けてアナウンスするジャッジの米坂さんphotograph by Kazuki Murata なお今回のジャッジは神奈川県のローカルスケーターなら名を知らない人はいないストリートスケートボード界のレジェンドスケーターの”Chattypong”こと田内 努、米坂淳之介、”DEMI-DOPE”の3名。まさに一番クールなライダーを選ぶのにぴったりなクールなジャッジ陣が揃った。 ライダーのバイブスを上げるDJブースphotograph by Kazuki Murata 大会ではDJによる心地よい音楽のフローの中、各ライダーは失敗もかえりみず、時には雨で滑る路面をも活かしたクリエイティブな動きで自分たちの持つ一番クールで高難度のトリックに挑戦。見事トリックをメイクした時にはライダー同士がハイタッチなどで称えあう一方でジャッジから観客まで全員が一体となり、声を上げて盛り上がる姿も見られた。 ハイレベルなジャムセッションの中、今回Winnerの座を勝ち取ったのは末松蓮 今回優勝した末松蓮photograph by Kazuki Murata 今回の参加者は総勢31名。開催地の湘南のローカルライダーたちをはじめ、関東エリアや遠方は大阪や愛知からライダーたちが鵠沼海浜公園スケートパークに集まった。 photograph by Jason Halayko / RedBull Content Pool 予選は3グループに分かれての10分間のジャムセッション。参加ライダー紹介時には挨拶代わりの1トリックを見せる時間も用意され、各ライダーが身体ならしにトリックを披露した。決勝にはジャッジが様々な角度からこの日イケてると思った10名をピックアップ。その10人による10分間のジャムセッションを通して優勝者とスタイル特別賞が決められる形となった。 スタイル特別賞を獲得した隆男のトリックphotograph by Kazuki Murata 今回、スタイル特別賞を獲得したのが隆男。他のライダーが雨で滑る路面に苦戦する中、トレフリップやキックフリップなどを高い確率でメイクし会場を沸かせた。 今回優勝した末松蓮のトリックphotograph by Kazuki Murata そしてこの日「一番クールなライディングをしたライダー」として選ばれ優勝したのが末松蓮。雨にも関わらず普通のコンディションであってもメイクの難しいトリックにチャレンジし見事メイク。特に決勝最後の一本に雨で濡れたミニバングの傾斜を利用しメイクしたバックサイドノーズスライドはこの日一番の盛り上がりになった。なお今回の優勝により末松は次回大阪で行われる「RedBull Mind the Gap」にも招待される。 スケートボードコミュニティの真の姿がそこにはあった。 photograph by Kazuki Murata 今回の「RedBull Mind the Gap」を通して、取材を敢行した我々FINEPLAY編集部として感じたことが大きく2つあった。それは「ローカルの献身的な協力」があってこそ成り立っていて、かつ枠にハマらない「純粋なスケートボードのカッコよさ」を発信しているイベントということだ。 現在、スケートボードはオリンピック種目になり日本人選手たちの活躍も相まって人気が急上昇しているが、元々はカルチャーから生まれたスポーツでもある。 そんな今日のスケートボード業界に成長するまでにスケートボードのカルチャーを守り、発信し続けてきた各地方のローカルスケーターたちの力があるということを忘れたくない。 photograph by Kazuki Murata 今回のイベントの開催地となった鵠沼スケートパークのある湘南エリアも同様だ。海外ではスケートボードで路上を滑ることがカルチャーとして定着しているが、まだまだ湘南エリアを含め国内では周りから冷たい目で見られることも多い。彼らはそんな環境の中でこのカルチャーを守り続けながらスケートボードシーンを次のレベルに引き上げている。その活動の一つとしてローカルのジャッジ、MC、DJ、スケーターたちのサポートがあり実現したのがこの「RedBull Mind the Gap」in Shonanなのだ。 スケートボードの魅力が詰まったイベント photograph by Jason Halayko / RedBull Content Pool そしてこのイベントでは「スケートボードのカッコよさと本質的な魅力」を発信している。もちろん、コンペティションとしてのスケートボードもカッコいいのだが、スケートボードのカッコよさというものはそこだけに留まらないということを改めて感じさせてもらった。 今回参加したライダーたちも個性豊かな面々が揃った。中にはコンペティションで結果を残している選手から、ストリートで映像を撮りスケートボードの魅力を発信しているライダーなど人それぞれ。それゆえもちろんライディングスタイルも異なり、ハイレベルのトリックを複数持つライダー、一方でワントリックを突き詰めているライダーなど多種多様である。 photograph by Jason Halayko / RedBull Content Pool ただ、彼らに共通していることは自分たちの個性を活かして「カッコいいスケートボード」を体現し魅せることだ。そんな熱い思いを持つメンバーが揃い、自分たちのベストパフォーマンスを見せ合ったのがこの「RedBull Mind the Gap」。 そのカッコいいライディングを魅せるために怪我もいとわず何度転倒しても挑戦しメイクする姿。こういった彼らの熱い思いがなければ雨という悪コンディションの中のイベント続行は叶わなかっただろう。そんな空気感だからこそ、雨の中でも世界レベルのトリックがメイクできたりするのだ。 これが本質的な「スケートボードのカッコよさであり魅力」なのではと我々は思う。 最後に photograph by Kazuki Murata 世間的には近年コンペティションとして注目されるスケートボードだが、その土壌をつくりカルチャーを紡いできたのはこのストリートシーン以外の何でもないと思う。そんなシーンを支えているローカルのスケートボードコミュニティにリスペクトを表し、また次回の「RedBull Mind the Gap」の開催を楽しみにしたい。 イベント概要 イベント名: Red Bull Mind the Gap Shonan会場:鵠沼海浜公園スケートパーク日程: 2022年6月21日(火)
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others「武術もストリートも大切に」3年ぶりの国内トリッキング大会『極限武術GATHERING』 オーガナイザーDaisukeに大会直前インタビュー!2022.06.24来る7月18日(月)にコロナ禍以来、初の国内トリッキング大会『極限武術GATHERING』が開催決定した。トリッキングとは「XMA(エクストリームマーシャルアーツ)」と呼ばれる武術発祥のカルチャーであり、中国武術・テコンドー・カポエイラ・ブレイクダンスなどのジャンルが合わさって誕生した新しいスポーツ。今回は、トリッキング世界王者 Daisuke(TOK¥O TRICKING MOB)による合同会社TTMを主催に様々な試みを加えた”異例”のトリッキング大会となっている。 FINEPLAYは今大会のオーガナイズを務めるDaisukeにインタビューを実施。大会に込めた想いから、将来的なトリッキングのビジョンまでを深く語った。 Daisuke(以下:D) 「シーンに一石を投じる」新たなフォーマットを導入した革新的な大会へ まずは今大会『極限武術GATHERING』を開催しようと思ったキッカケを教えてください D:このコロナ禍の中で若いプレイヤーたちが練習した技術を発表する場が無い状態が続いていました。そして今コロナの影響が収まりつつある中で、シーンに一石を投じる様な大会をしたいなと思ったことがキッカケです。 今回バトルジャッジで初めてスコア制を導入した理由を教えてください D:これはスノーボードやスケートボードなど、基本的にオリンピック化されているスポーツなどをモデルにしています。それらは得点化がされていて、それが基準の一つだと思っているので今回業界初のスコア形式のジャッジを導入しました。完全に今後、国際大会化することを目標にしてこの制度を取り入れたかたちになります。また、大会の信頼にも繋がると思っているのでジャッジシステムはしっかり詰めてやっています。 写真提供:Daisuke 「勝ち上がった選手にバトルユニフォームの支給」というシステムもありますが、これはどういった狙いがあるのですか D:このロールモデルになっているのは格闘技ですね。ボクシングやキックボクシング、MMAなどで彼等はパンツに企業・スポンサーのロゴをつけて試合していますが、それがある種の興行だと思っています。 ストリートスポーツもそういうのを早めに取り入れた方が、スポンサーさんが一丸となって選手を応援するシステムが作れると思います。ゆくゆくは選手1人1人に対していろんなスポンサーさんが着くようなシステムづくりの先駆けとして、今回はこのシステムを取り入れました。 更にゲストワークショップでは、初心者向けのプログラムも打ち出されています。具体的にはどういった内容で行われるのですか D:トリッキングの大会は国内で今までたくさんあったんですけど、ワークショップだったりトリッキングを体験できるスペースというのはあまり無かったのが現状でした。そこでプレイヤー以外の方にトリッキングに触れてもらって、本物のバトルを目の前で見てもらう事で、こんな大きい魅力的なスポーツなんだよっていうのを伝えたかったです。同時に全年齢の人がトリッキングの基礎や型に触れるきっかけとなるワークショップを今回は行います。 写真提供:Daisuke 今回の大会に参加するプレイヤーに期待したいポイントはありますか? D:特に今回はスコア制ジャッジで合計点の勝負になります。難しい戦いになると思いますがスコア制だとより気が抜けない、油断が出来ない戦いになってくるので、今発表されている3つのスコア、”Difficulty”(難しさ)、”World standard score”(世界水準点)、”Character”(個性)、をよく考えて「戦略的に上手く勝ってほしい」と思っています。 3つの中で「ワールドスコア(世界水準点)」とありますが、これはどういった基準なのですか? D:これは審査する時点での世界最高基準でコンビネーションの基準を1つ決めて、そのムーブがどれくらい価値のあるムーブなのかというのを点数付けします。この「世界基準点」が無いと難易度で測れないムーブが出た時に採点し損ねてしまうので。 基準を決めておくからこそ得点化し易くなる、ということなのでしょうか D:はい。常にトリッキング界は新陳代謝が激しいので、それについていけるような採点基準だと思っています。「技の難易度」とは違って、世界基準から見たら「何点だね」という形で、常にアップデートした採点をしていきます。なので一番伸びづらいポイントであり、世界のトップランカーはその点数が伸びて勝ちやすくなるといったスコアになります。 写真提供:Daisuke 今大会で「こんなプレイヤーに勝ってほしい」といった想いはありますか? D:個人的ではあるのですが、クリエィティブが勝ってほしいと思う面もありつつ、とにかくスキルがある人に勝ってほしいなとも思っています。今回の大会の採点基準だと、中盤くらいまではクリエイティブが勝ちやすく、最終的には誰にも真似できないような技術を持った選手がギリギリ勝つと思っています。そんな中、トップランカーたちをクリエイティブの選手が追い上げる様な構図になったら面白いですね。 「トリッキングが持つ2面性を押し出したい」 写真提供:Daisuke 「極限武術GATHERING」という大会名に込めた意味などがあればお聞かせください D:トリッキングは元々源流がXMA(エクストリームマーシャルアーツ)という武術なのですが、中国語の表記が「極限武術」なんです。それは日本でも意味は通じるし、正直 Trickingっていう横文字よりも分かりやすいなっていう印象もありました。 トリッキングが持つ「ストリートスポーツと武術の2面性」の中で、武術の部分もストリートの部分も両方押し出したいっていう意味で横文字と漢字で上手くストリート調にまとめるにはどうしようと考えていました。その中で「極限武術」がピッタリだなと思い、この大会名になりました。 写真提供:Daisuke 「トリッキングが持つ2面性」という部分でご自身で考えている事はありますか? D:本当に自分がこんなにトリッキングに熱くなっている理由のひとつが「トリッキングが持つ2面性」なんです。例えばガム食べながら大会会場に入ってくる人もいれば、道着で礼をして会場に入ってくる人もいるみたいなカルチャーなんです。 トリッキングは一見派手ですが、源流を辿ったら型もあるし、蹴りのミットの基礎練習もあるし、太極拳みたいなゆっくりな型もできます。対して、フリースタイルでオシャレをしたりなど、その人たちのタレント性を使ったサブカルチャー的要素もあります。 そういった武術の面での要素と、フリースタイルなサブカルチャー的要素の「2面性」を大切に、深堀りしてより広めていきたいなというのは個人的に思っています。大会によってもその背景で全然ルールは異なってきますが、トリッキングの軸の中にも様々な要素で多様化しているので、自分はそこがとても面白いなと思っています。 創意工夫の詰まったイベントに 写真提供:Daisuke 今回大会を開催するにあたって大変だったことや、苦労した点はありますか D:自分が主催で大会をやるのは初めてなのですが、実は全部順調に思えてるんですよね(笑)逆に何をミスするのか分からなくて、イレギュラーが思いつかないんですよね。それが逆に怖いですが、今はとても順調です! コロナ禍を経たうえで工夫されたポイントはありますか? D:今回はライブ配信にもチャレンジしています。ライブ配信中にユニフォームが写ったりコマーシャルを流したり、オンラインレッスンの宣伝だったり。今までのトリッキングの大会はそこまでそこに重きを置いていませんでしたが、ライブ配信自体が身近になった中で「発信」という意味でライブ配信も面白い視点で行っていきます。 逆にオフラインの「現場でしかできない事」でこだわった点はありますか D:グッズの販売ですね。スポンサーさんの商品展示も一つの要素ですが、サブカルチャー育成としてアパレルのポップアップみたいに商品のブースをしっかり設けています。 「トリッキングに費やした時間が無駄にならないような環境を作るのが自分の役目」 写真提供:Daisuke 最後にトリッキングカルチャーに対して将来的・長期的なビジョンがあれば教えてください。 D:トリッキングの2面性を使って、選手は企業さんと協力関係にあって選手として活躍していけるような環境を作っていきたいです。更にはサブカルチャー面も育成してお金が回るシステムを作っていきたいです。 今トリッキングをやっている人が費やした時間を損しないような環境を用意することが役目なのかなと思っています。今大会はそういった目標の先駆けの大会になれば良いなと思っています。みんなが選手を目指さなくても、嗜んでやっている人も増えてきたので、逆に今度は「トリッキングに携わって働いていきたい」っていう人たちも報われるようなシステムも構想として見え始めてきました。なので、今後しっかりそういった環境を自分たちが作っていきたいです。 Daisuke プロフィール 写真提供:Daisuke 2016年日本で行われた3種類の全日本大会すべて優勝、さらに世界大会HOOKED GATHERING2017にて日本人初王者に輝く。メディアやエンターティメント活動に富み、弟のReijiと共に行うシンクロトリッキングなど、新しいトリッキングの可能性を広げている。
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bmx「今の自分しかできない事をやり続ける」BMXライダー 早川 起生の見据える未来2022.06.22現在、BMX FLATLANDシーンにて飛ぶ鳥を落とす勢いで「X Games Chiba」「FISE」など数々のタイトルを獲得し、注目を集めているBMXライダー、早川起生( はやかわ・きお =20歳 )。彼は先月にRed Bullとのアスリート契約を締結し、日本人BMXライダーとして新たな可能性を広げている。そんな今大注目の彼にFINEPLAYは独占インタビューを敢行。気になる大会の裏側から生い立ち、今後の展望まで、早川起生の素顔に迫った。 早川 起生(以下:K) X Games、FISEを制した早川起生の軌跡 photo by Hikaru Funyu / ESPN Images まずはX Gamesの事からお伺いします。出場が決まった時はどのような気持ちで挑みましたか K:嬉しい気持ちはあったんですけど、同時に凄い複雑な気持ちもありました。僕はリザーバーとしての出場だったので、欠場になってしまった海外の選手に感謝する訳でもないですし、本当に複雑な心境でいました。でも一緒に練習させてもらう中で、皆やっぱり気合の入り方が違って、初めて見る技だったり構成だったり、そういった面では気合はめちゃくちゃ入りましたね。 早川選手はライディングの構成やルーティーンは毎回変えていたりするんですか? K:X Gamesでは凄い詳しい話になるんですが、2本どうしても自分が出したい技がありました。特に決勝戦は守るものも何もないので自分の中で1番難しいと思う技をやりましたし、自分が出来る最大限を発揮しました。 photo by Hikaru Funyu / ESPN Images FINALが終わった後の心境はいかがでしたか K:大会に出た以上、もちろん優勝したいという想いはあったんですけど、それよりも技を決めたいという気持ちの方が大きかったので、決勝戦で技を決めたときは自分が一番興奮していたかもしれないです。自分の持ち時間が終わった時には達成感みたいなものが結果が出る前からありました。X Gamesの舞台のために練習してきた技だったので、勝敗が分かる前から達成感が凄かったです。 photo by Hikaru Funyu / ESPN Images 優勝が決まった瞬間はいかがでしたか K:言葉にならなかったです。嬉しい、という気持ちを感じる前にみんなに胴上げしてもらって、ただ単にやり切った感というか、達成感がこみ上げてきました。嬉しさを感じる前に、様々な感情がありました。 先日行われた FISE は X Games を優勝してからの大会だったと思います。FISEはどういった気持ちで挑みましたか? K:とにかく人が多くて、初めてのFISEという事もあり、他の大会とは全然違う緊張感の中でのライディングでした。開催地のモンペリエに行く前は昔のFISEの動画を見たり、FISEっていう大会のジャッジの仕方だったり、どういったライディングをすれば評価されるのかというのを調べてモンペリエに行くくらい、特に緊張していました。でも初のUCIワールドカップだったのでそれぐらいの気合を入れて挑みました。 周りの早川選手を見る目も、X Gamesなどを経て変わってくると思いますがその点は意識されましたか K:やっぱり意識はしました。X Gamesで自分は勝ったのでここで負けられないという気持ちはありました。特にX Gamesに出ていた選手もみんな出ていたのでかなり意識しちゃいましたね。 FISEの時は出したい技や考えていた構成はありましたか? K:FISEはどの様にしたらいい点が取れるのかジャッジによって違うのですが、公式ルールに沿って得点を出すためにはどうすればいいのかという事は考えて練習していました。なので手堅くいく時、挑戦する時はしっかり選別して本番も挑みました。 予選の時はなかなかうまくいかず予選落ちの危機だったとお伺いしましたが K:一回戦目の一回目でミスしてしまって、そこから調子を戻せずかなりグダグダになってしまいました。ここ最近国際大会に出ていて、あんなにグダグダなライディングが無くて、頭が真っ白になって最後まで切り替えられませんでした。本当にパニックになっていました。 そのマインドの切り替えはどこかのタイミングでできたんですか? K:僕がダメダメだったライディングの後に一日だけ練習だけできる日があり、その後が2回戦という形式でした。その一日だけ練習できる日が本当に重要でした。最初は長いと思ってたんですけど、逆に長かったのもあり、その1日でミスしてしまった理由を考えながら練習して切り換えることができました。 photograph by ©︎JFBF 特に日本人選手は今回、佐々木選手や荘司選手など、高得点をだして、早川選手が最終ライディングでした。その時の気持ちはどうでした? K:僕は人のライディングを見ない時があって、今回は特に緊張していて自分の世界に入って集中していました。裏にいても舞台の盛り上がりは聞こえてきていて、荘司ゆう君のスコアが「本当にヤバイ!」みたいなのは聞こえてきていたんです。 僕のいるところからモニターも見れないし、ライディングも見ていなくてかなり焦りました。荘司ゆう君の出番は前半グループというのもあって、更に佐々木モトさんは僕と同じグループで僕の前の前に乗って90点だったので、「ちょとこれヤバいな」っていうのは感じていましたね。 最後自分のライディングをした時に、出そうと思ってたトリックは頭にありましたか? K:ありました。でもその技はモトさんや荘司君が90点台を出したから切り替えようと思ってたわけではありませんでした。そこで普段やらないようなことをやるよりも、しっかり考えてきたことをやろうと思ってました。焦った気持ちもあったんですけど、そこだけはブレずに自分がやってきたことを見せようというのは思ってました。 X Gamesに続き連覇になったと思うのですが、自分の中で大会に向けてやっていたことはありますか K:X Gamesも今回のFISEも勿論なのですが、どうしても決めたい技を集中的に練習していたのが特に大きかったと思います。日本の大会とかでは全体的に「こういうルーティーンをしよう」って平均的に練習をするんですが、X Gamesでは決めたい技をただひたすら毎日繰り返していました。FISEもそんな感じで練習して大会に挑みました。 photograph by ©︎JFBF 直近で達成したい目標などはありますか K:やっぱり新しい技を作るとか、ワールドカップで優勝したいとかはもちろんです。それに付随して、周りがやっていないことを進んでできればいいなと思っています。今回のFISEやX Gamesでリザルトを取れてからどう動くかが凄い重要で、行動面でも新しいことをできていければ良いなっていうのは思ってます。 それが今の目標でもあり、BMX FLATLANDを知らない方に知ってもらって、更に応援してもらえるように、今の自分しかできない事をできるようになりたいと思っています。 海外に挑戦するキッカケ 海外に挑戦しようと思ったキッカケを教えてください K:キッカケは海外の大会に招待してもらったことです。お金の面だったり、自分が一人で行けるのかっていう話だったり、だいぶ家族で話し合ったりはしましたが、海外の人から招待してもらえるっていうのは凄く光栄なことだと思ったので何とかして自分で行こうと思いました。 ルクセンブルグの大会もスイスの大会も招待されたので行きました。大会に招待されたら自分も何かが重ならない限りは行きたいと思っていますし、そういう面で海外に行くことは最近増えました。 初めて海外の大会はどうでしたか K:一番最初の印象はとにかく見てくれてる人だったり、その国の人がとにかく暖かかったという印象が強いです。自分が技を決めて凄い盛り上がってくれるっていうのは日本でも全然ある事なんですけど、ライディングが終わった後に話しかけてくれたり、対戦相手ですらも僕が技を決めたら喜んでくれたり、凄く暖かさを感じました。 帰りの飛行機で荷物のX線をやった時に、僕はトロフィーを預けれなくて手持ちで行ったんですよ。そこでカバンの中身がトロフィーだってことを知って、空港の人たちがその場で「おめでとう!」と祝ってくれたこともあって。「暖かすぎるなぁ!」というのは感じました。 日本の大会と海外の大会の違いなどは感じましたか? K:一番感じたのはリスペクトじゃないけど、バトルの相手に対する気持ちみたいなのは見習わなくてはいけないなっていうのはありました。X Gamesでも取り上げて頂いてるんですけど、決勝戦の相手のアレックス・ジュメリン(フランス)は、僕がスピンしてるときに、場を沸かせるために煽ってくれたりしてくれていました。 対戦相手ってバトルしてるのでそういう気持ちになれないこともあると思うんですよ。応援していても心のどこかで倒す、倒されるっていう気持ちもある中でそういうのを一切出さないでライディング中に応援してくれるっていうのは、自分が一番これから見習っていかなきゃいけないことだと思っています。 BMX FLATLANDに出会うまで「何もないところから生み出せるFLATLANDに惹かれた」 photo by Hikaru Funyu / ESPN Images 今、練習は1日どのくらいやっているんですか K:1日7~8時間くらいはやっていますね。今の自分の練習場所である、借りている倉庫で練習しています。フィジカルトレーニングなどもその倉庫で練習前と後に1時間行っています。 FLATLANDを始めたキッカケはなんですか K:12歳の頃に普通の自転車を買い替えるタイミングで僕の父親がBMXの動画を見たのがキッカケです。実は見た動画もFLATLANDでは無くて、その時はSTREETの自転車を買いました。そこでSTREETをちょっと乗っていたんですけど僕の住んでいる新潟県長岡市にパークが無く、ちょっと遊べるようなところも無くて。 なのでそこまでBMXに本気ではなく趣味程度でした。その時にたまたま何もない場所でできるBMX FLATLANDを知って、今自分が悩んでいる「何もないからこそできるBMX FLATLAND」が逆に魅力だと惹かれてすぐに、両親に頼み込んで買ってもらいました。 実際にFLATLANDの練習を始めたのは何歳くらいからですか? K:それも12歳くらいです。近くにBMXのお店があったのでそこに通いながら、お店の息子さんたちと歳も近くて一緒に乗っていました。 今の練習場所である倉庫というのはどなたかが作ってくれたんですか? K:空いてた倉庫の中にコンパネを敷いて作りました。やっぱり新潟は冬だと雪が凄くて外で乗れないことが多いんです。練習場もあるんですけどそこで自分の練習をしていると、人数が多ければ多いほど、練習効率も上がらなくて。そういった理由があって倉庫を借りてもらっています。僕の父が毎月支払ってくれているんですけど、そこは今後しっかり自分でどうにかしていきたいです。 X GamesやFISEで優勝したりなど活躍を収め、地元のテレビや新聞から取材などは増えましたか? K:かなり増えました!新聞に取り上げて頂いたり、地元のテレビ局から連絡をいただいたりだとか、そういったのは大きいですね。 BMXでいうとパーク種目の方がオリンピック種目なのでまだまだ世間的にはメジャーではあります。FLATLANDはメディアでの扱われ方がかなり小さいことが多いんですけど、僕自身が新潟出身だという事を知ってくれてお仕事を貰うことが多くなったので、その点は凄く嬉しいです。 Jason Halayko / Red Bull Content Pool 今後、地元の新潟県から発信していきたいことなどはありますか? K:新潟県でもBMX FLATLANDはまだまだメジャーじゃなくて「応援したくても応援の仕方が分からない」という声が多くあります。なのでもう少し一般の方がBMXと触れ合えたり、見に来れる環境だったり、体験してもらえたり、まずはBMXをメジャーにできるように、新潟から発信していきたいです! 新潟にライダーを増やすっていうのはかなり大きな目標だと思っています。まずは自分が住んでいる新潟から、自分をもっと知って貰えるように動いていきたいっていうのは思っています。 今BMXに乗っていて楽しいですか? K:楽しいですね!よく聞かれるんですよ、「1日何時間乗ってるの?」とか「オフの日はあるの?」みたいな。僕は全然オフっていう感覚が無いです。しっかり仕事にしなきゃいけないという自覚を持たなきゃいけないっていうのはあるんですが、今は常にBMXに乗っていたいという気持ちで乗っているので、全然苦に思っていないです。 もちろん大会で思うようにいかなかったり、自分が自信を持ってやった技が評価されなかったりなど、悔しい思いもあるんですけど、練習することに関しては技を考えたり、兄弟と乗ったりすることは楽しいです! 憧れのRed Bull アスリートへ Jason Halayko / Red Bull Content Pool 先日Red Bullアスリートとして契約を結ばれましたが、そのことは事前に知っていたんですか K:全く知らなかったです。本当にサプライズでした。X Gamesが終わった後に色んな人から「Red Bullから声かかった?」ということを聞かれたんですけど、全く声はかかっていなかったので諦めかけていました。「X Games優勝しても無理なのかな」っていう気持ちはあって、尚更想像もしていなかったです。なのでかなり嬉しかったですね。 Red Bullアスリートになる前は早川選手にとって「 Red Bull 」はどういった存在でしたか? K:Red Bullって夢のスポンサーみたいな感じに思っていました。大きな企業でRed Bullアスリートっていうのはかなり高い位置に思ってました。どんなに大きい大会でリザルトを残しても、それでもコンタクトを取れないっていうのは本当になりたくてもなれるものじゃないというのは感じていました。 最後に今後の展望があれば教えてください。 K:先程の話もそうですが今この時にしかできない動きをするという事です。大会のリザルトを獲るのも大事ですが、リザルトを獲ってからの動きが重要だと思っています。リザルトやそこまでの自分の行動が在るからこそ、できる事を探して自分から行動していきたいなっていうのは思っています。それが今の目標で、今しかできない事だと思っています。 早川 起生 プロフィール 2002年3月8日生まれの20歳。新潟県長岡市出身。12歳の時にBMXフラットランドを始め、普段は長岡市内の空き倉庫を借りて練習している。長岡工業高校を卒業し、現在はプロBMXライダーとして活躍している。2021年では、東京五輪の閉会式にBMXのパフォーマンスで出演し、スイスで行われた世界大会でも優勝を飾る。その功績が評価され、10代の日本人では初となるBMX界最高峰の賞「NORA CUP(ノラカップ)」を受賞した。 今年の4月に開催されたX Games Chiba 2022 Presented by Yogiboでも世界の名だたる強豪を抑え、見事金メダルを手にした。
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bmx世界を獲った勢い止まらず。エリート男子は早川起生が大会3連覇「マイナビ Japan Cup」BMXフリースタイル・フラットランド 第1戦2022.06.21BMXフリースタイル「マイナビ Japan Cup」フラットランド第1戦がイオンモール幕張新都心(千葉県)にて、2022年6月18日(土)~19日(日)の2日間に渡り開催され、男子エリートでは早川起生選手が、女子エリートでは川口朔来選手が優勝を収めた。 2022年シーズン開幕戦となった今大会は、キッズ6アンダーから30オーバーという幅広い年齢層で計10クラスに分けられ、出場者は北は北海道から南は沖縄まで日本中から合計61名が集まり、それぞれの選手が日々の練習で磨きあげた技を披露してトップの座を競い合った。 今大会の会場となったのは千葉県千葉市幕張にある商業施設「イオンモール幕張新都心内グランドモール1階 グランドコート」。3階まで吹き抜けになった会場には専用ステージが特設で用意された。会場は一般のお客さんも買い物がてら気軽に立ち寄って観戦できる仕様であったため、特に決勝時にはたくさんの観客が集まりトップライダーたちのパフォーマンスを観ながら固唾を呑んでその勝敗を見届けていた。 また同施設内でBMX試乗会も同時開催され、大会を観て興味を持った親御さんや子どもたちが試乗会に向かう姿も見られるなどBMXの普及を間近に感じられた機会となった。 なお、今大会は新型コロナウィルスの感染拡大防止に十分配慮した上で有観客での開催。会場内はソーシャルディスタンスを守った観戦席配置とマスク着用が義務づけられたが、徐々にコロナ禍以前のような日常を取り戻しはじめている様子も見受けられた。 以下は、今大会最注目の男女エリートクラス決勝の大会リポート。 2022年シリーズ開幕戦は若手とベテランによる熱い戦い。男子エリートは世界王者の早川起生が優勝。女子エリートでは弱冠16歳の川口朔来がエリートカテゴリー初出場初優勝 男子エリートクラス 男子エリートクラス決勝は、参加選手14名の中から予選を勝ち上がった上位8名にて争われ、決勝には8名中4名がフランス・モンペリエで行われた「UCIワールドカップ」での1位から4位の上位入賞者というまさに世界大会の決勝さながらのハイレベルな戦いがトップ選手たちにより繰り広げられた。 優勝を収めた早川起生photo by ©Naoki Gaman/JFBF そんなトップ選手たちによる接戦を制したのは早川起生。早川は今年「X GAMES CHIBA 2022」での金メダル獲得に続き、先月の「UCIワールドカップ」でも優勝するなどと過去最高成績を収めている注目選手。 早川起生のライディングphoto by ©Naoki Gaman/JFBF 今大会では世界一を勝ち取ったスピン系のリアトリックを更に進化させて他選手を圧倒。彼の持ち味であるペグではなくペダルを軸とする高難度のリアトリックの数々の中に、高難度トリック「サーカス」や新技も交えた新しいルーティンのライディングは92.75ptの評価となり見事優勝。今回の優勝により大会三連覇も収め、次の大会にも弾みを付ける幸先の良い開幕戦となった。 佐々木元のライディングphoto by ©Naoki Gaman/JFBF 準優勝は今大会に並々ならぬ思いで挑んだ佐々木元。日本のBMXフラットランド界を牽引している佐々木は今年で競技生活21年目を迎え、また今大会は佐々木が所属する鎌ヶ谷巧業株式会社の協賛の下、活動拠点の千葉県での開催ということもあり特別な思いの中、攻め切るライディングで優勝を狙った今大会。 佐々木元のライディングphoto by ©Naoki Gaman/JFBF 持ち前のフロントトリックにクロスフットやシートグラブなどを取り入れ自転車を変幻自在に入れ替える動きの中に、自身のオリジナル技 「元スピン」や、「クリフハンガースピン」など高難度のトリックと新技を組み込んだハイレベルなライディングを魅せるも1位の早川の得点にはわずかに届かない91.25ptで次回にリベンジの思いを募らせる悔しい結果となった。 観客を盛り上げる荘司ゆうphoto by ©Naoki Gaman/JFBF 3位は20歳の荘司ゆう。荘司も先月の「UCIワールドカップ」では海外の名だたるトップ選手たちを抑え、早川に続き準優勝という結果を残し急激に頭角を現している若手ライダー。 荘司ゆうのライディングphoto by ©Naoki Gaman/JFBF 様々なフロントトリックを中心にしながらもジャンプでリアやフロントにスイッチする豪快なトランスファーが特徴の彼は、終始完成度の高いライディングを魅せ、終盤ではタイヤでの「フットジャム」を挟んだ「ダブルブーメラン」で会場を沸かせ90.75ptをマーク。優勝の早川、準優勝の佐々木に迫る90点台で「マイナビJapan Cup」では初の表彰台に上がった。 女子エリートクラス 一方、女子エリートクラスは今回6名で争われた。前大会に比べて人数も多く初出場の選手からベテラン選手まで多様なメンバーが揃い、ベテランの経験と若手の勢いが交差する中で熾烈な戦いが繰り広げられた。 優勝した川口朔来photo by ©Naoki Gaman/JFBF ベテラン選手や前回優勝者たちを抑えて優勝を勝ち取ったのは大会及びエリートカテゴリー初出場の川口朔来。リアトリックとフロントトリックどちらも上手く組み合わせたライディングが特徴的な彼女はリアトリックの「メガスピン」やフロントトリックの「スチームローラー」、そしてフロントでの「バックスピン」など完成度の高いトリックを多くメイクし75.25ptをマーク。見事初出場初優勝を成し遂げた。 川口朔来のライディングphoto by ©Naoki Gaman/JFBF 準優勝は咋年度全日本チャンピオンの中川きらら。技数のバリエーションとロングルーティンを組み込んだライディングが特徴の中川は「ハングファイブ」を中心としたライディングの中で「フロントスクェーカー」や「スチームローラー」をメイクしていくも、終盤は足をついてしまう箇所が多くありルーティンとしてまとめ切れずスコアを71.75ptとし今大会は2位でフィニッシュとなった。 中川きららのライディングphoto by ©Naoki Gaman/JFBF 3位は伊藤聖真。リアトリックを中心に構成されたルーティンの中で「バックスピン」などメイク。前大会でメイクした高難度のジャンプトリックである「ファイヤーディケイド」にチャレンジするも今回はフルメイクできず悔しさの残るライディングとなったが、その他のトリックやルーティンが評価され64.25ptをマークし3位で大会を終えた。 優勝者コメント 優勝した川口朔来(左)と早川起生(右)photo by ©Naoki Gaman/JFBF 早川 起生 選手(男子エリートクラス)「今回は先日の国際大会でタイトルを獲ってから初の国内大会で結果にもこだわっていたので優勝できて嬉しいです。 現在短いスパンで色んな大会に出場しているので新技を習得することは簡単ではありませんが、今まで通りだと自分自身楽しくないですし、観に来てくださる方々を驚かせたいという思いがあるので今回も新技を取り入れました。 今後は勝つことももちろんですが、自分自身も観ている方もどちらも楽しめるライディングをしたいと思います。」 川口 朔来 選手(女子エリートクラス)「優勝できたことが素直に嬉しいですし、応援してくれた皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。この大会に向けてとにかくメイク率を上げる練習をしてきました。今後も更にメイク率と完成度を上げて次の大会でも良い結果が残せるように頑張ります。」 大会結果 <男子エリート>優勝: 早川 起生 (ハヤカワ・キオ) / 92.75pt準優勝: 佐々木 元 (ササキ・モト) / 91.25pt第3位: 荘司 ゆう (ショウジ・ユウ) / 90.75pt 左から佐々木、早川、荘司の順photo by ©Naoki Gaman/JFBF <女子エリート>優勝: 川口 朔来 (カワグチ・サクラ) / 75.25pt準優勝: 中川 きらら (ナカガワ・キララ) / 71.75pt第3位: 伊藤 聖真 (イトウ・セイマ) / 64.25pt 左から中川、川口、伊藤の順photo by ©Naoki Gaman/JFBF <キッズ6アンダー>優勝: ハラフジ・ジョウジ / 56.50pt <ガールズロー>優勝: コガ・ココア / 60.00pt準優勝: マエダ・ユイ / 50.50pt第3位: ナベタ・ラン / 40.00pt <ボーイズ7-9>優勝: トダカ・ヤマト / 73.00p準優勝: ムライ・ユウト / 72.75pt第3位: ヤマシタ・トウマ / 69.25pt <ボーイズ10-12>優勝: ハヤカワ・ユオ / 74.00pt準優勝: カジワラ・レンヤ / 72.75pt第3位: ヒシカワ・タカトラ / 72.50pt <ガールズハイ>優勝: トダカ・アズサ / 78.50pt準優勝: キヨムネ・ユイ / 77.63pt第3位: カジワラ・サリヤ / 77.00pt <男子13-15>優勝: サセ・ハルキ / 78.25pt準優勝: カナモト・コタロウ / 71.50pt第3位: ハヤシ・セオン / 60.50pt <30オーバー>優勝: フジイ・セイジ / 66.00pt準優勝: オカヤマ・ジュン / 64.00pt第3位: ヤマシタ・ノブオ / 62.75pt <エキスパート>優勝: クドウ・タツヒト / 71.25pt準優勝: イシカワ・リョウ / 69.25pt第3位: オカダ・タク / 60.25pt 大会概要 ⼤会名称 : BMXフリースタイル「マイナビ Japan Cup」フラットランド 第1戦開催期間 : 2022年6月18日(土)~19日(日)- 2日間 -※詳細は公式HPをご覧ください。大会会場:イオンモール幕張新都心 グランドモール 1F グランドコート(千葉県千葉市美浜区豊砂1-1他) 主催: 一般社団法人 全日本フリースタイルBMX連盟(JFBF)特別協賛:株式会社 マイナビ協賛:鎌ヶ谷巧業株式会社出場選⼿:全10クラス(アマチュア含め) 計61名男⼦エリート 14名・⼥⼦エリート 6名
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surf田岡なつみ主演のドキュメンタリー映像『VISTA』が鎌倉で初上映 カリフォルニアでみせたアスリートの素顔2022.06.20プロロングボーダー田岡なつみが出演するドキュメンタリー作品『VISTA』が18日、鎌倉市で行われた上映会で初披露された。会場は「海沿いのキコリ食堂」(鎌倉市材木座6)。 同作品に収録されているのは、昨年、田岡がカリフォルニアで出場したWSL大会でのライディング映像だ。出場者で唯一のアジア人女性として、サーフランチとマリブで5位、そして個人総合ランキング7位という成績を収めた田岡。作中では、その偉業達成の裏舞台がダイナミックに描かれている。 作品名の由来について、同作品を手掛けたカメラマンの米山理功(りく)さんは「『VISTA』は美しい景色や眺めのほかに、“未来への展望”という意味があり、それが今の彼女にしっくりくる響きだなと思って付けました」と語る。 田岡なつみと制作者の米山さん(右) 上映後は田岡と米山さんに向けたインタビュータイムが設けられ、撮影の裏話や旅の思い出などが披露された。今年の行動プランについて尋ねられた田岡は「7月末にカリフォルニア・ハンティントンのヴァンズ ダクトテープに出場します。ずっと夢だったのでとても楽しみです」と意気込んだ。 この日、来場した小畑莉瑚(りこ)さんは桜美林大学サーフィンサークルに所属する4年生。自身もロングボードに乗るという彼女は「かっこいいサーフィン映像に刺激を受けました。素敵な笑顔だけでなく、悔しそうな顔やリラックスした表情など、田岡さんの新しい一面を知ることができて新鮮でした」と振り返った。 今後の上映予定は田岡と米山さんのインスタグラムで告知される。 当日の様子 上映前に挨拶する田岡なつみ photo by 奥山友実子 会場 photo by 奥山友実子 会場 photo by 奥山友実子 インタビュー photo by 奥山友実子 ※撮影時のみマスクを外しています
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