小澤美晴のデビューシーズン完全制覇の快挙と世界初のトリック連発「MoonPay X Games League 2026」BMXパーク結果まとめ

2026.08.16
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©︎Hikaru Funyu / X Games

チーム制の新リーグ「MoonPay X Games League(XGL)」サマーシーズンは、サクラメント、千葉、ニューオーリンズの3大会で開催された。

2026年から新たに女子パークが加わり、BMXパークは男女それぞれの本戦に加えて、パーク・ベストトリックも実施。世界トップクラスのライダーたちが、ビッグエアーや回転技、テールウィップなどを駆使し、これまでにない高難度のトリックを次々と繰り出した。

その中でも大きな注目を集めたのが、16歳の小澤美晴(XC東京)。X Gamesデビュー戦となったサクラメントから3大会連続で金メダルを獲得し、新設された女子パークの歴史にその名を刻んだ。

本記事では、小澤の快進撃を中心に、男子パークやベストトリックで生まれた世界初メイクの数々、そして各クラブの戦いを振り返る。

MoonPay X Games Sacramento 2026(6/26〜28)

男子パーク

ジャスティン・ダウェルのライディング ©︎X Games

男子パークではジャスティン・ダウェルが、安定感とトリックの難度を兼ね備えたランで金メダルを獲得。

「360ダブルテールウィップ」や「フレアバースピン to ターンダウン」などの高難度コンボを次々と成功させ、最後には「900ノーハンダー」までメイク。一本のランの中で多彩なトリックをつなぎ、高い完成度で頂点に立った。

ローガン・マーティンのライディング ©︎X Games
ケビン・ペラザのライディング ©︎X Games

2位には、ダブルフレアなどのビッグトリックを組み込んだローガン・マーティン(XCニューヨーク)。3位には、難度だけでなく独自のスタイルを生かしたライディングで観客を魅了したケビン・ペラザ(XC東京)が入った。

©︎X Games

優勝:ジャスティン・ダウェル
準優勝:ローガン・マーティン(XCニューヨーク)
3位:ケビン・ペラザ(XC東京)

女子パーク

小澤美晴のライディング ©︎X Games

この大会から新設された女子パークで、いきなり歴史的な瞬間が生まれた。

X Games初出場となった16歳の小澤美晴(XC東京)が、世界のトップライダーを相手に躍動感あふれるランを披露。初出場とは思えない落ち着きと攻撃的なライディングで高得点をマークし、見事に金メダルを獲得した。

X Gamesデビュー戦での優勝という衝撃的なスタートを切った小澤。新設種目の初代王者というだけでなく、16歳という若さで世界の舞台に鮮烈なインパクトを残した。

ハナ・ロバーツのライディング ©︎X Games
キム・ミュラーのライディング ©︎X Games

2位にはハナ・ロバーツ(XCニューヨーク)、3位にはキム・レア・ミュラーが入った。

©︎X Games

優勝:小澤美晴(XC東京)
準優勝:ハナ・ロバーツ(XCニューヨーク)
3位:キム・レア・ミュラー

パーク・ベストトリック

ライアン・ウィリアムスのライディング ©︎X Games

一発勝負のベストトリックでは、ライアン・ウィリアムス(XCサンパウロ)が異次元の大技を披露。クオーターパイプから「540フロントフリップフレア」を一発で成功させ、圧倒的な難度で金メダルを獲得した。

ローガン・マーティンのライディング ©︎X Games
ダニエル・サンドバルのライディング ©︎X Games

2位には「ディケイド540フレア」を決めたローガン・マーティン、3位にはダニエル・サンドバル(XCニューヨーク)が入った。

©︎X Games

優勝:ライアン・ウィリアムス(XCサンパウロ)
準優勝:ローガン・マーティン(XCニューヨーク)
3位:ダニエル・サンドバル(XCニューヨーク)

X Games Chiba 2026(7/4〜5)

女子パーク

小澤美晴のライディング ©︎Jason Halayko / X Games

X Games初の女子パークが日本でも開催され、小澤美晴(XC東京)がさらに進化したライディングを披露。

一本目、二本目と徐々にトリックの難度を引き上げ、3本目には「バックフリップテールウィップ」や「ダブルバースピン」を組み込んだランを成功。93.33点を叩き出し、サクラメントに続く2連勝を飾った。

ハナ・ロバーツのライディング ©︎Jason Halayko / X Games
キム・レア・ミュラーのライディング ©︎Jason Halayko / X Games

わずかな差で小澤を追ったハナ・ロバーツが2位、3位にはキム・レア・ミュラーが入り、新設種目ながら早くも世界トップクラスの争いが繰り広げられた。

©︎X Games

優勝:小澤美晴(XC東京)
準優勝:ハナ・ロバーツ(XCニューヨーク)
3位:キム・レア・ミュラー

男子パーク

中村輪夢のライディング ©︎Hikaru Funyu / X Games

男子は最後まで勝者の分からない大混戦に。キーラン・レイリーらが「ダブルフレア」など最高難度のトリックで会場を沸かせる中、3本目には中村輪夢(XC東京)が世界初メイクとなる「540クアッドバースピン」を披露。

マーカス・クリストファーのライディング ©︎Hikaru Funyu / X Games

しかし、1本目に93.00点という高得点を記録していたマーカス・クリストファー(XCロサンゼルス)が逃げ切り、金メダルを獲得した。

ローガン・マーティンのライディング ©︎Hikaru Funyu / X Games

2位はローガン・マーティン。世界初の大技を成功させた中村が3位に入り、XC東京に貴重なメダルをもたらした。

©︎Jason Halayko / X Games

優勝:マーカス・クリストファー(XCロサンゼルス)
準優勝:ローガン・マーティン(XCニューヨーク)
3位:中村輪夢(XC東京)

パーク・ベストトリック

マイク・バーガのライディング ©︎Hikaru Funyu / X Games

ベストトリックでは、世界初となるトリックが次々と飛び出す異次元のセッションに。その中でマイク・バーガが「ディケイド900」を完璧に成功させ、金メダルを獲得した。

マーカス・クリストファーのライディング ©︎Jason Halayko / X Games
ローガン・マーティンのライディング ©︎Jason Halayko / X Games

2位には「フレアトリプルダウンサイドテールウィップ」を決めたマーカス・クリストファー、3位にはローガン・マーティンが入った。

©︎Jason Halayko / X Games

優勝:マイク・バーガ
準優勝:マーカス・クリストファー(XCロサンゼルス)
3位:ローガン・マーティン(XCニューヨーク)

MoonPay X Games New Orleans 2026(7/24〜26)

女子パーク

小澤美晴のライディング ©︎X Games

サマーシーズン最終戦でも、小澤美晴(XC東京)の勢いは止まらなかった。圧倒的なスピードと鋭いライン取り、高度なトリックを組み合わせたランで再び金メダル。サクラメント、千葉に続く3大会連続優勝を達成し、女子パーク初年度のシーズンを完全制覇した。

これにより小澤は、デイブ・ミラ以来となる「パーク3連勝」という記録を達成。X Gamesデビューからわずか3大会で、女子パークを代表する存在へと一気に駆け上がった。

キム・レア・ミュラーのライディング ©︎X Games
ハナ・ロバーツのライディング ©︎X Games

2位はキム・レア・ミュラー、3位は右脚の骨折を抱えながらも最後まで走り切ったハナ・ロバーツ。負傷をものともせず表彰台をつかんだ姿も、大きな印象を残した。

©︎X Games

優勝:小澤美晴(XC東京)
準優勝:キム・レア・ミュラー
3位:ハナ・ロバーツ(XCニューヨーク)

男子パーク

ジャスティン・ダウェルのライディング ©︎X Games

男子パークでは、サクラメント大会の初代王者ジャスティン・ダウェルが再び頂点に。「360ツイックス」をきれいにメイクするなど、安定したビッグトリックと高い完成度を披露し、本戦2個目となる金メダルを獲得した。

キーラン・レイリーのライディング ©︎X Games
キーラン・ライリーのライディング ©︎X Games

2位はキーラン・ライリー、3位はマーカス・クリストファー(XCロサンゼルス)。そして4位に入ったダニエル・サンドバル(XCニューヨーク)も、満身創痍の状態で最後まで走り切り、チームのために重要なポイントを獲得。個人の順位だけでなく、クラブの年間順位を懸けて戦うXGLならではのドラマを生んだ。

©︎X Games

優勝:ジャスティン・ダウェル
準優勝:キーラン・ライリー
3位:マーカス・クリストファー(XCロサンゼルス)

パーク・ベストトリック

ライアン・ウィリアムスのライディング ©︎X Games

最終戦のベストトリックでは、ライアン・ウィリアムス(XCサンパウロ)が再び異次元のトリックを成功させた。亡き友人に捧げる新技「ジ・オリバー・ツイスト」、すなわち「アリーウープ・フロントフリップ540フレア」を完遂。唯一無二の大技で金メダルを獲得し、サクラメントに続く本種目連覇を達成した。

ジャスティン・ダウェルのライディング ©︎X Games
キーラン・ライリーのライディング ©︎X Games

2位にはジャスティン・ダウェル、3位にはキーラン・ライリーが入った。

©︎X Games

優勝:ライアン・ウィリアムス(XCサンパウロ)
準優勝:ジャスティン・ダウェル
3位:キーラン・ライリー

まとめ

©︎X Games

2026年のXGL BMXパークで最大のニュースとなったのは、16歳の小澤美晴の登場だった。

X Gamesデビューとなったサクラメントでいきなり金メダルを獲得すると、千葉、ニューオーリンズでも勝利。3大会すべてを制覇し、女子パーク初年度のシーズンを完全制覇するという鮮烈なデビューシーズンを送った。

男子では、世界初となる「540クアッドバースピン」や「ディケイド900」など、各大会で前例のないトリックが次々と誕生。ベストトリックではライアン・ウィリアムスが「ジ・オリバー・ツイスト」を成功させるなど、BMXの進化を象徴する瞬間が相次いだ。

さらに、負傷を抱えながらチームのために走り切った選手など、個人競技では味わえないXGLならではのドラマも生まれた。

女子では新たなスターが誕生し、男子ではトップライダーたちが限界を押し広げた2026年。来シーズンは、小澤の3連勝を止めるライダーが現れるのか、そして世界のトップライダーたちはどんな「世界初」を見せてくれるのか。XGLとともに進化を続けるBMXパークのさらなる飛躍に期待したい。

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