『Red Bull Asura Exhibition Session』オープンカテゴリーは次世代の日本代表候補チームが優勝

2018.10.16

野中⽣萌⽴案の外岩でのボルダリングコンペ

レッドブルは、10⽉13⽇(⼟)に熊野ボルダリングエリア (三重県熊野市)で、⼥性クライマーを含む3⼈1組のチーム形式で⾏う、特殊フォーマットを採⽤したボルダリングコンペティションの決勝戦『Red Bull Asura Exhibition Session』(レッドブル・アシュラ・エキシビション・セッション)を昨年に続いて開催した。

⼤会はファン(8〜5級)、ミドル(4〜3級)、オープン(2級以上)の3カテゴリーで⾏い、⼥性クライマーを含む3⼈1組のチーム戦というフォーマットで開催。決勝戦のRed Bull Asura Exhibition Sessionには、⼭形、東京、⻑野、名古屋、⼤阪、福岡で開催した予選を勝ち抜いた19チーム57名が参戦した。

Photo by Suguru Saito / Red Bull Content Pool

ファンカテゴリーの優勝はチーム「ELG」。ミドルカテゴリーはチーム「グラビティ1」、そして上級のオープンは、次世代⽇本代表候補で構成されたチーム「RISE」の⼩⻄桂、菊池咲希、天笠颯太だった。
チームRISEを代表して、天笠は⼤会後「今回はみんなで助け合いながら課題をクリアしていけました。優勝できて改めてチームが⼤事だと感じています。外岩のコンペはこのRed Bull Asuraだけです。会場では⾳楽もあり、レッドブルでエナジーチャージしながらボルダリングを楽しめました」とコメントとしている。

イベントには今年、ワールドカップ年間ランキング1位に輝いたレッドブル・アスリートの野中⽣萌や、⽇本代表の原⽥海、藤脇祐⼆らを含む5名のゲストクライマーも参加。

野中⽣萌 Photo by Suguru Saito / Red Bull Content Pool

本イベントの⽴案者の野中は「作られた課題ではなく、外岩で仲間と⼀緒にルートを探す⾯⽩さなど、広くクライミングを楽しむことをRed Bull Asuraで体験してもらい、そこからまだ外岩を登ったことがない選⼿にも興味を持ってもらえたら嬉しいです。去年よりエリアが広くなり、前夜祭をはじめイベントが全体的にレベルアップしま した。昨⽇SNSで、明⽇が楽しみだと多くの⼈に投稿していただき、実際に皆さんが本当に楽しそうに登っているのをまさに感じています」とコメントしている。

コンペティションは翌⽇14⽇(⽇)にはフリーセッションが⾏われた。普段ボルダリングジムではトップクラスの選⼿たちは必ず上までいけるところ、⾃然の岩はそう簡単には⾏かず、 ⼰の限界を越えるきっかけになるという事で、各参加者がお互いに攻略法を相談しながら、 ⽣き⽣きとした表情で課題に向き合っていた。

開催概要

⼤会名称:Red Bull Asura Exhibition Session
会場:熊野ボルダリングエリア (三重県熊野市紀和町湯ノ⼝)
開催⽇:10⽉13⽇(⼟)コンペティション、14 ⽇(⽇)フリーセッション
主催:レッドブル・ジャパン株式会社

⼥性1名以上を含む3名1チームで⾏うボルダリングコンペティション。ファン(8〜5 級)、ミドル(4〜3 級)、オープン(2級以上)の3カテゴリー。⼭形、東京、⻑野、名古屋、⼤阪、福岡の各予選の勝者19チーム57 名。その他に、野中⽣萌選⼿を含むゲストクライマー5名が参加。

・各カテゴリー10課題のポイント制(Exhibition Session限定ルール)
・完登したメンバーには 1 ポイント加算。(初登者のみ 3 ポイント)
・より多くのポイントを獲得したチームが優勝
・チーム全員が⼀緒に⾏動し、同じエリアに3⼈揃った状態で競技を⾏う
・初登者はルートの命名権を得る など

大会結果

ファン優勝:ELG 〜Every Little GABA〜(埼⽟県、東京予選代表)
酒井敬⼠(さかいひろのり)、⽯原匠⾺(いしはらしょうま)、⼩林愛(こばやしあい)

ミドル優勝:グラビティ1(新潟県、⼭形予選代表)
⻄潟匠(にしかたたくみ)、今井千春(いまいちはる)、⽔野勇⼈(みずのゆうと)

オープン優勝:RISE(東京都/神奈川県、⻑野予選代表)
天笠颯太(あまがさそうた、18 歳) 、⼩⻄桂(こにしかつら、17 歳、ユースA)、菊池咲希(きくちさき、16 歳、ユースA)

オープンの部優勝のチームRISE(左から小⻄桂、菊池咲希、天笠颯太)Photo by Suguru Saito / Red Bull Content Pool

野中生萌もゲストクライマーとして参加 / Photo by Suguru Saito / Red Bull Content Pool

Red Bull Asura Exhibition Sessions参加者/Photo by Suguru Saito / Red Bull Content Pool

野中生萌プロフィール

野中生萌(のなか・みほう)
1997年5月21日(21歳)東京都出身

9歳の時、父親の山岳トレーニングで一緒に行った池袋のジムでクライミングに出会う。2人の姉が簡単に登っていく姿に触発され、負けず嫌いな性格から自然と自身を練習で追い込んだことでクライマーとしての才能が開花。

戦績(国際戦、表彰台のみ)

2018年

ワールドカップ年間ランキング 1位
2位 IFSC クライミング・ワールドカップ (B) ミュンヘン
2位 IFSC クライミング・ワールドカップ (B) ベイル
2位 IFSC クライミング・ワールドカップ (B) 八王子
2位 IFSC クライミング・ワールドカップ (B) 泰安
2位 IFSC クライミング・ワールドカップ (B) 重慶
2位 IFSC クライミング・ワールドカップ (B) モスクワ
1位 IFSC クライミング・ワールドカップ (B) マイリンゲン

2017年

ワールドカップ年間ランキング 4位
1位 チャイナオープン(B) 広州
2位 ワールドゲームズ(B)ポーランド
2位 IFSC クライミング・ワールドカップ (B) ナビムンバイ
3位 IFSC クライミング・ワールドカップ (B) ベイル
3位 IFSC クライミング・ワールドカップ(B) 八王子
3位 IFSC クライミング・ワールドカップ (B) 南京
3位 IFSC クライミング・ワールドカップ (B) マイリンゲン

2016年

ワールドカップ年間ランキング 2位
1位 IFSC クライミング・ワールドカップ (B) ナビムンバイ
1位 IFSC クライミング・ワールドカップ (B) ミュンヘン
2位 IFSC クライミング・世界選手権パリ 他

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