世界的なダンスシーンで数々の優勝に輝き、日本が世界に誇るブレイクダンサーである姉のAYUと妹AMIが姉妹揃って加入
株式会社LIFULL(ライフル)は、2024年10月開幕のD.LEAGUE 24-25 SEASONから、「LIFULL ALT-RHYTHM」にレギュラーダンサーとしてAYU(アユ)とAMI(アミ)が加入したことを発表した。
「LIFULL ALT-RHYTHM」は、日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」で活動するチームとして、「互いの多様性を認め合い、ダンスを通じて、より多くの人が自分らしく輝ける世界をつくる」というチームのビジョンを掲げている。
2024年10月に開幕するD.LEAGUE 24-25 SEASONからは、ダンスを通じた多様性の表現のさらなる追求と、グローバルな発信力の強化のために、国際大会で数々の優勝実績を持つ、世界的ブレイクダンサーAYU(アユ)とAMI(アミ)をレギュラーダンサーとして迎えることになった。
AYUとAMIは、その卓越したブレイキン技術と国際的な経験を活かし、チームに新たな風を吹き込むことで、ダンスパフォーマンスの向上が期待される。AYUとAMIの参加によって、ダンスパフォーマンスのレベルアップはもちろんのこと、さまざまなバックグラウンドを持つ選手たちが集まる「LIFULL ALT-RHYTHM」がどのように進化していくのかに期待が集まる。
プロフィール&加入に際してのコメント
レギュラーダンサー:AYU(アユ・湯浅亜優)
<プロフィール>
幼少期からヒップホップダンスを習い、高校生の時にブレイクダンスに出会う。2016年、2022年と共に実の妹AMIとタッグを組み、『Battle of the Year World Final』で世界一となる。またアメリカで開催された『Break LA』での優勝や、本年2024年にはヨーロッパ最大級のバトルイベント、『IBE』、『OUTBREAK』でのフットワークバトル二冠など、海外の大会でも活躍。繊細なフットワークから生み出すフロウを武器に国内外問わず、様々なバトルで好成績を収めるB-Girlの一人。現在はプレイヤーとしての活動の他、海外や日本全国でのレッスンやワークショップ、またブランドアンバサダーやモデル活動など、活動の幅を広げ、シーンに影響を与えている。
<コメント>
今回LIFULL ALT-RHYTHMのメンバーの一員になることが出来て、とても嬉しいです。今まで活動してきた場とはまた違った、 D.LEAGUEという新しい世界で、新たな挑戦、出会いにドキドキしていますが、自分の武器を精一杯発揮して、チームの力になれるように頑張ります。また、見ているみんなにダンスの楽しさ、ブレイキンの素晴らしさを伝えていけるよう自分自身もこのシーズン全力で楽しんでいきたいと思っています。よろしくお願いします。
レギュラーダンサー:AMI(アミ・湯浅亜実)
<プロフィール>
埼玉県出身のB-Girl。10歳の時に本格的にブレイキンを始め、日本を代表するブレイクダンサーのB-Boy Katsu Oneから学んだあと、B-Boy TaisukeとB-Boy Wataからも影響を受け、今でもこの3人をリスペクトし、インスピレーションの源としている。常にクールでクリーンなダンスを意識している彼女のスタイルは、ファウンデーション、フットワーク、バーン、パワームーブを組み合わせたスムーズなフロウからも見て取れる。
これまでに『Silverback Open 2017 B-Girl』や『Undisputed World B-Boy Series 2017 B-Girl』、『Battle of the Year 2016 2v2 B-Girl』などで優勝し、『Battle of the Year 2016 2v2 B-Girl』では、姉のB-girl Ayuと優勝の快挙を成し遂げたさらに2018年には『Red Bull BC One World Final』優勝、2019年、2022年の『WDSF World breaking championship』優勝。2023年には『Red Bull BC One World Final』で2度目の優勝を勝ち取った。
そして2024年の『Paris 2024 Olympic Games』で、ブレイキンが新競技として注目を集める中、初代女王に輝いた。ブレイキンチームGood Foot Crewにも所属。
<コメント>
今回LIFULL ALT-RHYTHMに加入させていただくことになりました。自分にとって初めてのフィールドの挑戦。楽しみにしています。この新しいステージを通して、AYUと一緒に、より多くの人にブレイキンの本当のカッコよさ、面白さを伝えていけたら嬉しいなと思っています。メッセージ性を感じるパフォーマンスをするLIFULL ALT-RHYTHMの一員となって活動をする機会をもらえて嬉しく、また、この経験を自分の新たな成長に繋げていきたいと思っています。
株式会社LIFULL「LIFULL ALT-RHYTHM」GENERAL MANAGER 宮内康光コメント
LIFULL ALT-RHYTHMのメンバーは年齢や性別、ダンスジャンルなどが異なり、まさに多様性があるメンバーで構成しています。互いの多様性を認め合い、ダンスを通じて、より多くの人が自分らしく輝ける世界を目指しています。
この度、世界的に活躍するブレイキンの姉妹、AYUさんとAMIさんをチームの一員として迎えることができ、大変嬉しく思います。彼女たちの参加によって、私たちのチームはさらなる多様性を体現し、新たな可能性を切り拓いていくことでしょう。彼女たちの卓越した技術と情熱がチームに活気を与え、私たちのビジョンを一層強固なものにすると確信しています。彼女たちとともに、今後のシーズンで素晴らしいパフォーマンスをお届けできるよう、チーム一丸となって取り組んでまいります。
LIFULL ALT-RHYTHMについて
日本発のプロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE」に参画している“LIFULL ALT-RHYTHM(ライフル アルトリズム)”。通称、“アルトリ”と呼ばれ、多様な個性・表現を通じて、ファンや観客だけでなく、パフォーマンスを支える”あらゆる人”のために活動するダンスチーム。
個性あふれるメンバーとともに、観る人の感覚を刺激する新たなSHOWを創作し、記憶に残り、人生をさらに豊かに楽しむきっかけを届ける。様々なバックグランドを持つ人々が、ダンスを通じて関わり合い、多様性を認め合うことで生まれる美しさ、またどこか完璧ではない歪な表現に、期待が集まる。
(ALT-RHYTHMとは”Altruism””=利他主義と”Rhythm””=リズムから生まれた造語。)
SPECIAL EDITION
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●今日 ○イベント開催日
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danceKAZUfreakがインドでの世界大会決勝への切符を獲得!「Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final」2024.10.10日本決勝が名古屋で開催!観客の歓声で新たな日本チャンピオンが決定 多くの観客が押し寄せた会場 歴代のヒットソングに合わせて踊り、会場を最も盛り上げたダンサーが勝者となるシンプルなルールのダンスバトルイベント「Red Bull Dance Your Style」の日本決勝(ジャパン‧ファイナル)が、10月5日(土)に名古屋の中心地の「久屋大通公園」で開催された。 会場は、名古屋のランドマークであるテレビ塔(現‧中部電力 MIRAI TOWER)の真下という絶好のロケーション。「ケンドリック‧ラマー」や「テイラー‧スイフト」、「エド‧シーラン」など誰もが知る洋楽ヒットソングから、「千葉雄喜」や「YENTOWN」、「¥ellow Bucks」など人気のジャパニーズ‧ヒップホップ、そして「新しい学校のリーダーズ」や「Number_i」といった最新のJポップまで幅広い音楽に合わせて、ヒップホップ、ハウス、ロッキングなど多様なジャンルのストリートダンサーたちが熱いパフォーマンスを披露し会場を沸かせた。 審査員は観客の皆さん また勝者を決めるのは審査員ではなく観客というところが他のダンスバトルイベントとは異なるところ。最も心を動かされたダンサーに観客が投票するシステムで、最も多くの歓声を集めたダンサーが勝利を手にするシンプルながらエキサイティングなルール。 予測不可能なDJの選曲に対してダンサーたちはその場で観客の心を掴み、票を勝ち取ることが求められる。実際に当日は会場に大勢の観客が集まり、彼らの手で勝者が決定した。 2022年には本大会から勝ち上がった日本人ダンサーTHE D SoraKiが、「Red Bull Dance Your Style World Final」に出場して世界中の観客や会場を魅了し、30カ国以上のダンサーの中から世界チャンピオンの座を獲得。なお彼がダイアナ‧ロスの「Im Coming Out」で踊った映像が、累計総再生数が1億を超えるバイラルヒットとなり、ダイアナ‧ロス本人やプロデューサーのナイル‧ロジャースから直接コメントが寄せられるなどTHE D SoraKi本人と日本のストリートダンスシーンにとっても伝説の一夜となった。 KAZUfreakのムーブ そして迎えた2024年のジャパン‧ファイナル。日本トップクラスのダンサー16名が集結し、決勝に進んだのはUmiと地元名古屋出身のKAZUfreakの2名。ヒップホップをスタイルとする2人による激しい対決の末、見事KAZUfreakが今年の日本チャンピオンに輝いた。 バトル終了後、 KAZUfreakは「普段はヒップホップばかり踊っているので、今日は正直慣れない音楽が多かったです。でもバトルが大好きなので、世界決勝では自分らしく踊れたら良いなと思います。初めて海外のバトルに出場するので、家族や子供のためにも、より大きな舞台で活躍したいという気持ちが強まり ました」とワールドファイナルへの想いを語った。 今年の世界大会に出場するKAZUfreakとTHE D SoraKi そして今年の日本代表として、今回の勝者KAZUfreakとワイルドカード枠のTHE D SoraKiの2名が 2024年11月9日にインド‧ムンバイで行われる世界大会に出場する。KAZUfreakはプレファイナルに参戦し勝ち抜けばワールドファイナルに出場が決定。THE D SoraKiはワールドファイナル出場が確定しており史上初の2度目の世界王者を狙う。 日本代表たちの世界での挑戦にも注目だ!インドでの熱い戦い、そして新たな伝 説の瞬間がまもなく幕を開ける。 バトルルール DJの音楽にあわせて即興で踊る「1 on 1 All-style」ダンスバトル。16人のトーナメント、1バトル2ムーブ、決勝のみ3ムーブ。「リズム」「スキル」「クリエイティブ性」「カリスマ性」を基準に会場の観衆がジャッジ。カードの赤‧⻘で勝者を決定。優勝者は2024年11月9日インド‧ムンバイで開催のワールドファイナル出場を賭けた「Red Bull Dance Your Style 2024 Pre-Final」への切符を獲得。 Red Bull Dance Your Styleについて 最新のグローバルヒットからクラシックなビートまで、何が流れるか予測がつかないヒット曲を使って、ダンスのスタイルと音楽センスが試されるユニークなフォーマットのストリートダンスイベントシリーズ。ヒップホップ、ハウス、ロッキング、そしてポッピングに至るまで「Red Bull Dance Your Style」に参加するダンサーに求められるのは観客を盛り上げ、票を勝ち取ることだけである。 大会概要 名称: Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final日時: 2024年10月5日(土) 13:00開場∕13:30開演∕15:30終演予定会場: 久屋大通公園内(愛知県名古屋市)協賛: MITSUBISHI MOTORS、 UNDER ARMOUR後援: 名古屋市MC: MACCHANDJ: Yaechi ジャパン・ファイナル出場者 出場者: IKKI、Jenes、KAZUfreak、KEIN、Kotori、LADY TWIGGZ、RYO-TA、SHOW-GO、TsUmU、Twin Twiggz aka Loopz、Umi、UWA、ターザンMIRAI、Ben-jin (東京予選勝者)、Kottie (大阪予選勝者) and more.. *順不同
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skateJapan Street League 2024 年間王者が決まる最終戦 “BIG YEAR GIG” 大会レポート2024.10.042024年9月29日(日) 埼玉県所沢市にあるSKiP FACTORYにてJapan Street League(以下、JSL)の2024年最終戦となる”BIG YEAR GIG”が開催された。先週行われた「X Games Chiba 2024」でのストリート・ベストトリックにてあのナイジャ・ヒューストン(USA)を抑え優勝し注目を集める池慧野巨(イケ・ケヤキ)をはじめ、北野朝戸(キタノ・セト)原田結衣(ハラダ・ユイ)の2名のガールズスケーターを含めた総勢26名のスケーターが参戦。 こちらの会場であるSKiP FACTORYは2016年にオープンした所沢市にある屋内スケートボードパークで、約1000㎡ほどの面積を有し関東でも最大級の広さを誇る。今年8周年を迎え、8月には大幅なリニューアルを行い、これまでと同様にハンドレールやクォーターなど各セクションのサイズは大きめだが、シンプルでよりストリートを意識したセクションが多くなっているため、スケーターたちがどの様にセクションを攻めるかで高評価に繋がっていくと考えられる。 SKiP FACTORY JSLは今年より国内大会では珍しい男女混合のジェンダーレス大会として行われており、出場選手は完全招待制。オリンピックイヤーの今年は年間を通じて全2戦で開催し、その結果によって年間王者を決めるストリートツアーリーグである。世界の舞台へ繋がるリーグになることを使命と掲げるこのJSLは、より世界を意識する為、国際ストリート大会同様のレギュレーションを採用。出場スケーターは5グループに分かれて予選ラウンドを戦い、獲得点数上位8人による決勝ラウンドで年間王者の座を争う。予選は45秒のラン2本のみで争い、ベストスコア1本(100点満点)が採用され、全てのヒートのポイント上位8名が決勝進出となる。決勝は45秒のラン2本とベストトリック5本の計7本のうちのベストスコア4本の合計点(400点満点)で勝敗が決まる。ただし、ランは最大で1本のみの採用。このことより決勝ではラン2本でミスをしてもベストトリックで逆転も可能となるため、最後の1本までの体力と集中力が必要となる。 最終戦“BIG YEAR GIG”を制し、年間王者になったのは池 慧野巨!! 池 慧野巨のライディング 池 慧野巨は世界最高峰とも言われているスキルの持ち主であり、間違いなく日本ではNo.1と言っても過言ではないだろうか。ランで池はレッジで「キャバレリアルバックテールスライド」、ジャンプボックスで「ワンフットオーリー」、ランの最後にはハンドレールで「スイッチフロントフィーブルグラインド」に挑むもトラックが外れていた為、得点が伸びず70.00ptとなりラン2本終了時には6位となった。 ベストトリックでは5本全てをハンドレールで挑戦。1本目は「スイッチフロントボードスライド」で85.00pt。2本目は「ノーリーバックスピンテールスライド」をミス。3本目には完璧とも言える「ノーリービックスピンバックサイドテールスライドフェイキー」をメイクし86.07ptを獲得した。4本目には「スイッチフリップフロントボードスライド」を85.23ptをメイクしトップに躍り出ると、5本目では「ノーリーバックサイドスイッチフロントフィーブルグラインド」を惜しくもミス。しかしその後の選手に池を越える得点が出なかったため、そのまま2024年の年間王者に輝いた。 「X Gamesがあって、NIKE SBからパートもローンチしていい感じだったんで、その調子を切らさない為にも、今日も頑張ろうと思っていました。これからもJSLをはじめ、出られる試合は出たいです。コンテストに出たら上手くなるし、スケボーの基礎がいろいろできるようになる。そのあとにストリートにいけば、よりストリートの面白さがわかると思うんで、みんなもいろんなところでいっぱい滑ってください。」と喜びとともにストリートで頑張っているキッズたちへメッセージを送った。 田渕利來のライディング 15歳の田渕利來は成長真っ最中で前回大会よりも跳躍力が高く、技のメイク率も高かった。決勝ラン2本目では全体的に安定したライディングで、ジャンプボックス、ステア、ハンドレールと各セクションを上手に使い、フルメイクし84.03ptを獲得してトップへ。ベストトリックでは「ビガーフリップフロントボードスライド」で84.23pt、「バックサイドフィーブルグラインド360アウト」は75.90pt、「オーリーレイトフリップ」が73.57ptと合計317.73ptで2位となった。予選通過時のインタビューでは「緊張しました。滑り終えたら結構楽チンかなぁーって思って、楽になりました。このまま決勝にいけたら、全大会よりも順位を上げて、さらに表彰台目指したいですね!」と語った通り、優勝は逃したものの有言実行でしっかりと表彰台を手にし準優勝した。 村上 涼夏のライディング 今回SKiPFACTORYがリニューアルされたセクションに最もマッチしていたのが村上涼夏。持ち味のスピードを生かした技が炸裂した。ランでは「トランスファー」からの「インポッシブル」、「スイッチクルックドグラインド」と終了間際までフルメイクランするも最後「スイッチバリアルヒールフリップ」でミス。この「スイッチバリアルヒールフリップ」は、予選ランから全て最後で失敗するという痛恨のミス。この技のミスがなかったらどこまでポイントを伸ばせたのか気になるところだ。だがランでは80.83ptと高得点を獲得。ベストトリックでは「バックサイドオーリートランスファーボードスライド・トランスファーアウト」で75.97pt。3本目・4本目と攻めるも惜しくもミスのため、最後5本目で技をメイクしなければ入賞できないというまさに崖っぷち状態に。その緊張の5本目では、3本目・4本目と失敗していた「フロントサイドウォールライドトランスファー」を完璧に決め、見事80.67ptを獲得。なんと村上はベストスコアが3本のみだったが、合計237.47ptで見事3位となった。今回仲間たちとストークし会場を盛り上げた村上は「2023年シリーズはスケジュールの関係でJSLをスキップしてたので、今年は絶対にメイクするために参戦しました。本当にサイコー!みんな楽しみましょう!」と村上らしい言葉で締め喜びを語った。 今大会の特別賞に選ばれたのは原田結衣!! 原田結衣のライディング 男子に負けず劣らず果敢に攻めた女子選手に贈られる特別賞のベストスタリッシュに選ばれたのは神奈川県出身の原田結衣。原田はこのリニューアルされたセクションを余すことなく使い得点を伸ばし42.87ptを獲得する。惜しくも予選通過とはならなかったものの、今大会のベストスタイリッシュを受賞した。その後のインタビューでは「今日は嬉しかったです。これからもストリートやパークにとらわれないで、誰もやってない様なスタイルでやっていきたいです。今回の賞金は将来に為に貯金します(笑)」とにこやかに嬉しさを語ってくれた。 原田結衣(左)と北野朝戸(右)の2名の女子選手が参戦 今回のJSL最終戦参加選手たち アフターパーティーという名のカーブセッション 山附明夢のライディング 今回も最終戦ということで恒例になりつつある「裏JSL」と名付けられたアフターパーティーが行われた。裏というだけあってカーブセクションでの現金取っ払いセッションが行われ、選手・運営・メディア・観客と老若男女関わらず参加。ルールは簡単。技をメイクするのは大前提、その中でクオリティーはもちろんだがオリジナル性を求められる。現金を持った審査員が独断でばら撒くシステムなだけに参加者全員が闘志むき出し、欲むき出しでセクションに挑んだ。 浦野 建隼 もう誰がどれだけ取ったかわからないほど、会場は熱気と歓声に包まれながら2024年シリーズのJSLが締めくくられた。 JSL発起人の3名左から立本和樹、ロス・バトソン、中澤弘純 根附海龍がJSLからSLSへと飛び立ち、現在もその活躍に勢いが止まらない。今後もJSLはネクスト根附を輩出するべく、世界へと繋がる登竜門大会の確立を目指し、現在もSLSとはミーティングを重ねている。2024年シリーズはここで終了するが、来年2025年シリーズも引き続き注目して頂きたい。 大会結果 左から原田、村上、池、田渕の順 優勝 : 池 慧野巨 (イケ ケヤキ) 326.30pt第2位 : 田渕 利來 (タブチ リク) 317.73pt第3位 : 村上 涼夏 (ムラカミ リョウガ) 237.47pt第4位: 八島 璃央 (ヤシマ リオ) 255.47pt第5位: 松本 浬璃 (マツモト カイリ) 159.60pt第6位: 渡邊 星那 (ワタナベ セナ) 157.53pt第7位: 山附 明夢 (ヤマヅキアイム) 148.54pt第8位: 齋藤 吟平 (サイトウギンペイ) 58.63pt特別賞: 原田 結衣 (ハラダユイ) 42.87pt Powered by LiveHeats <JAPAN STREET LEAGUE 2024 最終戦概要> 【タイトル】 BIG YEAR GIG【日程】 2024年9月29日(日) 【会場協力】 SKiP FACTORY skateboard park〒359-0016 埼玉県所沢市新郷220-1【招待選手】浦野 建隼/山附 明夢/浦野 晴/齋藤 丈太郎/齋藤 吟平/池 慧野巨/三星 怜生/田渕 利來/酒井 琥珀/柿谷 斗輝/澤田 莉旺/根間 瀬斗/八島 璃央/渡邊 星那/瀧永 遥句/甲斐 穂澄/高橋 陽太/大場 蓮/安部 来夢/松本 浬璃/和田 陽翔/石井 太陽/村上 涼夏/澤田 莉旺/北野 朝戸/原田 結衣 (順不同)【特別協賛】 FOD / SEIKO 5 SPORTS / Columbia / SKiPFACTORY / ステンレスアート共栄 / RedBullJapan / MARUHAN【協力】 4s sound / Liveheats / Tufleg / GREENFUL【MC】 上田豪 (メインMC) / 寺井裕次郎 (サブMC)【ジャッジ】 謝花明徳 / 橋本貴興 / 宮島大介【ライブ配信】 FODプレミアム(フジテレビオンデマンド)【主催】 JAPAN STREET LEAGUE実行委員会
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fmxX Gamesを盛り上げたコンテンツの数々。大会の雛形種目である「Moto X・ベストトリック」では東野貴行が銅メダル獲得【X Games Chiba 2024】Moto X & 豪華コンテンツまとめレポート2024.10.032024年9月20日(金)~22日(日)に幕張メッセ(千葉県千葉市幕張)で開催され、まだまだ大会の熱が冷めあらず、その余韻を残している国内最大のアクションスポーツの祭典「X Games Chiba 2024」。 大会最終日には最終競技として「Moto X(フリースタイルモトクロス)・ベストトリック」が行われ、ライダーたちの息をのむ豪快なライディングが「X Games Chiba 2024」の最終日を最高潮に盛り上げて大会を締め括った。なお日本人選手最高位は20大会連続でX Gamesに出場し続けているレジェンドライダー東野貴行選手の銅メダル獲得となった。 また今回は各競技による世界最高峰の戦いはもちろんのこと、イベントを盛り上げる様々な豪華ショーケースやフードフェスなども行われては来場者を楽しませ続け、大盛況の中で今年の「X Games Chiba 2024」は幕を閉じた。 本記事では今大会の雛形種目として会場を盛り上げたMoto Xのメダリストの活躍と、連日イベントを盛り上げた豪華コンテンツをまとめて紹介する。 X Games Chibaでは初開催となる「Moto X・ベストトリック」は天候がライダーたちを苦しめる中、見事メイクしたロブ・アデルバーグが金メダルを獲得。 メダルは惜しくも逃したが会場を盛り上げた渡辺元樹©︎Jason Halayko / X Games 本来は大会2日目に開催される予定だったが、唯一屋外での競技開催ということもあり前日の悪天候により大会最終日に延期し開催された「Moto X・ベストトリック」。大会当日も直前まで強風にさらされ、競技中も天候状況をうかがいながら万全を期した中で行われた。 今大会の競技フォーマットは2本のトライのうちのベストスコア採用方式で争われ、5名の招待選手が出場。そのスタートリストは東野貴行、渡辺元樹、ジュリアン・ヴァンスティッペン(ベルギー)、ロブ・アデルバーグ(オーストラリア)、ジャクソン・ストロング(オーストラリア)となり、どんな世界最高峰のトリックが飛び出してくるのかが楽しみな一戦となった。 以下は入賞者3名が魅せたベストトリックを紹介。 ロブ・アデルバーグのライディング©︎Jason Halayko / X Games まずは今回金メダルを獲得したX Games最多メダリストのロブ・アデルバーグ(オーストラリア)の「レイジーボーイ・フロントフリップ」を紹介。このトリックはバイクのハンドル部分に脚を通してシートに寝そべる「レイジーボーイ」というトリックを前方に1回転する「フロントフリップ」の中で行う超大技。前方に投げ出されるような遠心力に耐えながら両脚だけでバランスを取り1回転するこのトリックを軽々決め切るそのスキルの高さも評価され、94.66ptをマークすると自身4個目のX Games金メダルを獲得し通算18個目のメダルを記録した。 ジャクソン・ストロングのライディング©︎Jason Halayko / X Games そして本種目で銀メダルを獲得したのはジャクソン・ストロング(オーストラリア)。彼がメイクしたのは「フロントフリップ・ノーフットキャンキャン」という前方に1回転する「フロントフリップ」の中で両脚を離してサイドに蹴り出す「ノーフットキャンキャン」のコンボトリック。長年FMX業界を牽引するレジェンドライダーであるストロングのスタイルのあるトリックに会場は歓声と共に盛り上がっていた。 東野貴行のライディング©︎Jason Halayko / X Games 最後はX Games銅メダルを獲得した日本の東野貴行が1本目でメイクした「バックフリップ・スーパーマンシートグラブ to ナッシング」。空中で後方1回転しながら途中でバイクから手足を両方とも離すこのトリック。この環境下でその恐怖にも打ち勝ちメイクできるのは長年この競技で活躍できる彼だから為せることだろう。そんなX Gamesに20大会連続で出場している鉄人・東野はこのトリックで自身のネクストレベルを示し、ベストトリック種目では2013年の金メダル以降の約10年ぶりのメダル獲得となった。現在39歳の東野の今後の更なる活躍にも期待だ。 大会結果 左からストロング、アデルバーグ、東野の順©︎Jason Halayko / X Games 優勝 ロブ・アデルバーグ(オーストラリア)/ 94.66pt準優勝 ジャクソン・ストロング(オーストラリア)/ 94.00pt3位 東野 貴行(日本)/ 86.00pt4位 渡辺 元樹(日本)/ 83.33pt5位 ジュリアン・ヴァンスティッペン(ベルギー)/ 73.66pt X Games Chiba 2024を彩った豪華サイドコンテンツの数々。 「X Games Chiba 2024」では数々の豪華なサイドコンテンツが会場をさらに盛り上げた。その中でも今回はショーケースから「ブレイキンエキシビジョンバトル&ショーケース」と「音楽ライブ」、そして連日来場者のお腹を満たし喉を潤した「Xフードフェス」の様子を紹介。 XII After Ours によるブレイキンエキシビジョンバトル&ショーケース XII After Oursのパフォーマンス©︎Jason Halayko / X Games 最終日にはスペシャルショーケースにて、パリオリンピックで活躍したShigekixを筆頭に世界で活躍する同年代の若手トップブレイクダンサーで構成されたクルー「XII After Ours(Shigekix,AYANE,Ra1on,Tsukki,Y-HI,Ram,Nanoha)」によるショーケースが披露され、世界最高レベルの凄技や音楽にバッチリあったスタイル溢れるムーブの数々に会場は大盛り上がり。最近世界中で注目集めるブレイキンを牽引するメンバーによる貴重なショーケースが世界最大級のアクションスポーツの祭典を彩った。 XII After Oursのパフォーマンス©︎Jason Halayko / X Games Zeebra、HAN-KUN (from 湘南乃風)、MC TYSONによる豪華音楽ライブ MC TYSONのライブパフォーマンス©︎Hikaru Funyu / X Games そしてそんなブレイキンショーケースの後に披露され、最終日を締め括ったのはヒップホップ界のレジェンドZeebra、日本のレゲエシーンを牽引する湘南乃風のHAN-KUN、そして来年1月に待望の日本武道館ライブを控えるMC TYSONという超豪華アーティストによる音楽ライブ。 Zeebraのライブパフォーマンス©︎Hikaru Funyu / X Games アクションスポーツとヒップホップやレゲエが共有するストリートカルチャーを愛するファンたちが一体となり、会場全体がひとつのエネルギーに包まれ、会場の熱気をさらに引き上げ最終日にふさわしい盛り上がりを見せた。 X Food Fes 2024 (Xフードフェス2024) ©︎Jason Halayko / X Games 世界の人気ストリートフードが集結した「Xフードフェス」では全国で3位に輝いた絶品ハンバーガーや自家製ソーセージのホットドッグ、新感覚フライドチキンなど、多彩なストリートフードが勢ぞろい。グルメグランプリ受賞店や人気店も参加し、美味しい料理が来場者のお腹を満たした。どの店舗も列が途切れず、中には売り切れのメニューが出る店舗も続出し来場御礼のフードフェスとなった。 ©︎Jason Halayko / X Games そして今回のフードフェスで何より来場者にとって良心的だったのはスポーツ観戦に最適な「ワンハンドメニュー」の数々だろう。フードフェスの真隣が「Moto X」の競技会場だったこともあり、多くの観客がフードやドリンクを片手に「Moto X」のライディングを楽しむ様子もよく見られた。 最後に ©︎Jason Halayko / X Games 今回も各競技にてたくさんの歴史の1ページが刻まれた「X Games Chiba 2024」。世界トップクラスのアスリートたちによる超絶的なパフォーマンスはさることながら、イベントを盛り上げる様々な豪華コンテンツにより終始大盛況のまま幕を閉じた。世界中をアクションスポーツの熱気に包み込みファンたちの心を離さない「X Games」。それがここ日本にも今浸透しつつある。今後のアクションスポーツの発展と「X Games Japan」の歩みにも目が離せない。 大会概要 ⼤会名称 : X Games Chiba 2024開催期間 : 2024年9月20日(金)~22日(日) – 3日間 (一般開場は21~22日の2日間)※詳細は公式HPをご覧ください。大会会場:幕張メッセ 国際展示場 展示ホール(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1) 主催:X Games Japan 組織委員会 主管:千葉市 協賛:Monster Energy、ムラサキスポーツ、スポーツくじ後援:J-WAVE、BAYFM78協力:X Games Japan 千葉後援会
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doubledutchここから生まれる、伝説の1ページ目。「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」Report2024.10.012024年9月29日(日)、 ダブルダッチ業界“唯一”となる高校生を主役とした大会『ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024』が開催された。 2021年からスタートした同大会には、今年もアンバサダーとしてDA PUMPのKIMI、そしてシーンのトップランカーであるREG☆STYLEを起用。 KIMI & REG☆STYLE・YUI©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki 更には今回「エンターテイメント」を審査するジャッジには、あのお笑い芸人・パンサー 尾形貴弘に加え、THE FLOORRIORZのB-GIRL RAM、D.LEAGUEからFULLCAST RAISERZのINFINITY TWIGGZが登場。 豪華キャスト陣と入賞者たち©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki カルチャー・ジャンルをまたいで豪華キャスト陣が集結し、高校生が主役として輝けるステージを、シーン内外の様々なキャストが華を添えた。3つの種目から構成され、それぞれで白熱した戦いを繰り広げた大会の様子を振り返る。 REG☆STYLE©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki SPEED RELAY 団体ごとに競われるこの種目は、駆け足跳びである「スピード」を、3名の跳び手がリレー形式で行うもの。1人目が10秒、2人目20秒、3人目30秒とジャンプ時間も変動し、誰がどの順番で跳び、回すのかという戦略性も求められる。 激戦を勝ち抜いたのは、210回で「日本橋ダブルダッチクラブ」!過去に2度もSPEED RELAYで優勝を果たした同団体が、3度目となる王座のタイトルを獲得した。 日本橋ダブルダッチクラブ©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki 1on1 BATTLE 個人戦である 1on1 バトルは、イベントの主役である高校生に加え、未来のITADAKI世代を担う中学生の2部門が用意。 ■ 中学生部門中学生部門は、昨年王者であるSHU-BOY (COMRADE) と、SHUTO (ダブルダッチスクール Be Color) が対決。 SHUTO©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki ハイレベルな接戦を制したのはSHUTO!両者ともにブレイキンを基調としたスタイルのバトルとなったが、抜群の安定感でSHUTOに軍配が上がった。 ■ 高校生部門高校生部門では、こちらも昨年王者のTAIYO (MJRC) と奏 (COMRADE) の対決に。両者ともにソロバトルの決勝大会「DOUBLE DUTCH ONE'S FINAL」への出場経験があるだけに、大人顔負けの名勝負が繰り広げられた。 TAIYO©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki ブレイキンベースのTAIYOとヒップホップの奏。両者ともそれぞれのスタイルがぶつかり合う激戦は、僅差でTAIYOが勝利。3連覇で不動の強さを見せつけた。 SHOWCASE ■ STEP UP 部門昨年から新設された「STEP UP 部門」は、メンバーの過半数がダブルダッチ歴1年未満であることが条件。さらには今年、ダブルダッチの部活動が存在しない高校からも選手が出場! 高校生たちのフレッシュなショーケースの数々が会場を賑わせた。 そんな中、1位になったのはその“部活動が存在しない”高校から、「KRIEGER」(クリーガー / 日本体育大学桜華高等学校)!ダンス部の部員で構成されているとのことだが、そこで培われたキレ味がダブルダッチでも存分に活かされており、「もっと極めれば大会制覇もあり得る!」と大勢から太鼓判が。初陣を最高の形で締め括った。 KRIEGER©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki ■ OPEN 部門次いでOPEN 部門は、今年も激戦。他大会で優秀な成績を収めたチームも多数登場し、大いに盛り上がりを見せた。 3位は「No Logic」(自由ヶ丘学園高等学校)。数々の大会を勝ち上がってきた“猛者”が、ここでもしっかりと入賞。動きの大きさと切れ味、そして女子オンリーのチームでありながら、ヒップホップからブレイキン、アクロバットまで、多岐にわたる技のバリエーションと安定感。堂々たるショーケースで存在感を示した。 No Logic©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki 2位は「4Rings」(ダブルダッチスクール Be Color)。女子3人組でありながら、こちらも豊富なバリエーションの技を次々披露。“GAL感”、そして癖になるコミカルさが随所に散りばめられている特徴的なショーケースは、繕わない出演者の内面を映したような、強靭な表現力によって裏打ちされていた。一度見たら忘れられない“インセイン”なショーケースで、準優勝を獲得した。 4Rings©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki そして今年度、優勝に輝き優勝旗を高らかに掲げたのは「ROYAL DELIGHT」(ロイヤル デライト / 栄光ROYAL)! ROYAL DELIGHT©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki 高い基礎力に定評のある栄光ROYALのチームだが、瞬きの間にも技が繰り広げられるような怒涛の3分間。見たことのあるような一般的な技も、彼らにかかれば応用レベルへと昇華され、会場からは大歓声が!大人数を活かしたフォーメーションや各技など、見れば見るほど細部へのこだわりを感じさせる無駄のない演技で、観客投票でも1位を獲得した彼ら。審査員も高い点数を付け、見事“頂”を掴み取った!! ©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki なお、記事末尾にはROYAL DELIGHTの選手たちへのインタビューも掲載されている。彼らが練習で大切にしていたことや“大人数のパフォーマンス”へのこだわりなど、勝利を掴み取った理由の一端を垣間見ることができるだろう。是非そちらもご一読いただきたい。 またこの他にも、ご紹介したい選手は数々存在するが、その全ては公式から公開されているライブ配信のアーカイブをご覧頂きたい。 “山頂”を目指し繰り広げられた戦いは、4年目を迎え新たなシナリオを描き始めている。2021年の開催当初 1年生だった選手は高校を卒業し、それぞれの道へ歩み始めている。だが、高校生たちのその勢いは衰えることなく、新たな顔ぶれがシーンの未来を強く支えていることを目の当たりにした一日だった。 そして、ITADAKIを知る者たちは次なるステージへ進みながらも、高校生たちに大いに刺激を与えていた。山頂から吹き下ろす“山風”のごとく、次なる高みを目指す高校生たちへ、これからも高いところから追い風を起こしてくれるだろう。 ITADAKI 経験者も多数参加したゲストショー「Virgin Odd Scrap」©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki この舞台から生まれる、伝説の1ページ目。ITADAKI 2024は幕を下ろし、また次なるシナリオが描かれていく。そこに2本のロープがある限り、きっとこの風は止まないことだろう。 優勝チーム「ROYAL DELIGHT」にインタビュー! ROYAL DELIGHT©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki ──まずは優勝おめでとうございます! 今のお気持ちを! こうちゃん本当に嬉しいですし、安心しました。いろんな人が応援してくださって、たくさんの人の支えを常に感じていたので、良い結果で恩返しできたんじゃないかなと思っています。 ──ROYAL DELIGHTのみんなは、過去に大会には出たことがあるの? やまちゃんはい、このチームで昨年のITADAKIに出ています。ただ、怪我でこうちゃんがいなかったので、フルメンバーの7人で出場できたのは今回が初めてです。こうちゃんは昨年、ITADAKIの1ヶ月前ごろにいきなり脚を痛めてしまって…。演技も完成しかけていたので、その時期の雰囲気は最悪でした(笑)。 のりちゃん結果、この時は確か下から数えて3番目の順位でした。 ──そうなんだ。そんなチームが今日上から数えて1番になったわけだ。ちなみにその時の反省や悔しさみたいなものは、今年のパフォーマンスに活きているのかな。 ぼくやそれは大いにありますね。昨年は本当にボロボロだったことがとにかく悔しかったです。初年度から栄光ROYALから出場しているのですが、優勝した経験はなくて、今年こそ“頂を絶対に獲ってやる”という思いで燃えていました。あとは結果の面もそうですが、そもそもパフォーマンス自体を完璧にやりきろうと。 こうちゃん昨年僕が出場できなくて、チームの雰囲気も悪くなってしまって、本当に申し訳ないことをしちゃったなと責任を感じていました。今でも思い返すだけでもしんどい気持ちになります。そして、僕が抜けても6人で出場してくれたチームメイトたちには凄く感謝していて、パフォーマンスを見ていて本当に感動したんです。そういう思いがあったからこそ、今年は本当に覚悟を決めて“絶対に勝つ”と。 ──なるほど。素敵なチームだ。 ぼくや具体的な面で言うと、昨年の反省点として「練習の再現ができていなかった」と思うんですよね。本番を迎えると緊張で手が震えて、縄がちゃんと持てずに飛んでっちゃったり、僕が声を出しまくってしまい、そのせいでチームメイトを変に惑わせてしまうことになってしまったり。本番ですべきは“練習の再現”ということを理解はしていても、それを実行できなかったことが反省点だったので、個人的には今回そこがテーマでした。 そうし僕が思ったこととして、昨年のショーを振り返ったとき、チームの人数が大勢いるのに、1つの技のパートに関わる人数は少なかったんですよね。せっかくの大人数の強みが活かされていないなと感じました。それで今回、意図的に平均的に4〜5人が関れる演技を増やしました。 ©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki こうちゃんあと、出す技も小出しにしていた傾向があったんですよね。技を出す→繋ぐ→技→繋ぐ、という単純な繰り返しは構成面では良くないなと。その流れが止まらないような演技にすることを意識しました。あとはぼくやの言う通り、練習の再現ができるよう精度を上げていこうと。身体にパフォーマンスが染み込む状態まで持っていかないと、また演技が飛んじゃう可能性はあるなと思って。 たかし例えば練習を無音でやって、カウントも声かけも全て無しの状態ということもありました。音に頼らずとも自分たちのペースで出来るように染み付かせるという目的ですね。何も考えずとも進められるようにと先輩に教えてもらった練習方法です。 ぼくやあと、めちゃくちゃ演技中に邪魔してもらうとか、ターナーの真横に立ってもらった状態の練習もありました(笑)。本番はお客さんからの歓声もありますが、そんな時でもとにかく練習の再現をいつも通り、平常心でやれるような精神力を鍛えようという。 ──どんな状況でも練習の再現をできるように、演技を身体に焼き付けて自然にできるように、ということなんですね。それで今日本番を迎えたわけですが、振り返ってみてどうでしたか? こうちゃん正直あんまり記憶がないです(笑)。部分部分では覚えているんですけど。ただパフォーマンス終わった後に前を見て、お客さんやジャッジの皆さんの楽しそうな表情を見たとき、最初に思い描いていた景色が目の前にあって、嬉しくて仕方がなかったです。終わったらその体制を数秒キープしないといけなかったんですが、気づいたら手がすぐに上がっていました(笑)。 たかし部活外からも学校の友達が来てくれていて、自分のパートで「たかし通せ〜!」って声を出してくれていて。応援のパワーって凄くて、めっちゃ身体が動いた感じがしましたね。 ぼくや僕は逆に、応援の声は正直あまり気にしすぎないようにしていました。さっきも“邪魔してもらう練習”の話をしましたが、とにかく演技中は平常心で。だからその分、終わった後にお客さんが沸いてくれていたり、拍手喝采で本当に嬉しかったです。感無量でしたね。 けいちゃん昨年出たときは本当に緊張していて、めっちゃ顔引き攣ってるよって言われたりもしたんですよね(笑)。今年も緊張はありましたが、身体がちゃんと練習どおりに動く感覚がありました。 やまちゃんそれこそ演技直前、いつも部活でやっている基礎練を全員でやったんですよ。“練習の再現”という話もありましたが、それも自分としてはかなり落ち着いて臨むことができた要因の一つでした。 ©︎ITADAKI 2024, Photo by Miz-ki ──みんな練習が好きなんだね(笑)。いろんなタイプのメンバーがいるけど、とにかく“練習の再現を”という部分は、ROYAL DELIGHTのみんなが相当意識して取り組んだことだったんだなと、お話を伺っていて感じました。 こうちゃん今年のDOUBLE DUTCH CONTESTという大会で、僕たちの1つ上の先輩にあたる「ROYAL LAPLACE」というチームが国内予選を1位通過して、続く世界大会に出場したんです。そういう偉大な先輩の姿にも影響を大いに受けましたが、実はLAPLACEも直前まで基礎練をやっていたんです。最後まで“基礎は大切”だという教訓、それからROYALとして基礎力の強さは譲れない思いもあったので、原点に戻って基礎練を直前にできたことは良かったなと思います。 ──熱い思いをありがとうございました。それでは最後に、もし今後について考えていることなどがあれば。 ぼくや今こうちゃんがLAPLACEの話をしてくれましたが、偉大であり、かつ超えたい存在だなと思っていて。ROYAL DELIGHTとしての次なる目標は、来年3月のDOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN (国内予選) で優勝して、世界大会に出場することですね。LAPLACEの先輩たちもITADAKIには出場していたのですが、結果には恵まれず近くで悔しい思いをしていたのを目の当たりにしたので、僕らがその夢を叶えた今、先輩たちを超えたいなと思っています! ──またROYAL DELIGHTのみんなと会えることを楽しみにしています。今日はありがとうございました! そして、優勝おめでとう!! 開催概要 「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」日時 : 2024年 9月29日(日)会場 : 川崎ルフロン主催 : ITADAKI 実行委員会共催: 川崎市 / INTERNATIONAL STREET FESTIVAL 実行委員会主管 : 有限会社 OVER THUMPZオフィシャルパートナー: ポカリスエット / ヘインズブランズ ジャパン株式会社サポーター:川崎LeFRONT / $TREAM協力 : スキルハック / 日本学生ダブルダッチ連盟協力メディア : FINEPLAY
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others山口県宇部市でアーバンスポーツを全身で楽しんだこの夏一番熱い1日「UBE URBAN SPORTS FES 2024」イベントレポート2024.09.30暑い夏もいよいよ終わりを迎える、2024年9月29日(日)に山口県宇部市の常盤通り(国道190号)特設会場にて「UBE URBAN SPORTS FES 2024」が開催された。全長約600mに渡るこの大通りをアーバンスポーツを中心とした様々なコンテンツでジャック。宇部市の中心地がアーバンスポーツの熱気に包まれた。 「UBE URBAN SPORTS FES」は、宇部市の中心市街地である常盤通り(国道190号)のウォーカブル化に合わせて開催し、都市の風景を舞台にアーバンスポーツの魅力を身近に感じて楽しんでもらうことを目的にしており、市民や観客にとって新しい休日の楽しみ方や交流の機会を提供し都市の魅力を高めることを目的としたイベントである。 昨年に開催された第1回目も大盛況で幕を閉じた本イベントだが、今回も雲ひとつない晴天に恵まれ夏を感じさせる暑さの中でプログラムは進行された。また特別ゲストとして参加したオリンピック選手であるShigekix(ブレイキン男子日本代表)・中山楓奈(スケートボード・ストリート女子日本代表)の2名が本イベントに華を添え、トップアスリートたちによるトークセッションやデモンストレーション、そして体験会など来場者が全身でアーバンスポーツを楽しめる1日となった。 以下は大盛況により幕を閉じた「UBE URBAN SPORTS FES 2024」当日の様子だ。 オープニングセレモニー 山口県恒例行事である餅まき 本イベントの開催に先立ちMCの山田としあきさんの呼び込みの元、宇部市の篠﨑圭二市長の挨拶、そしてイベントをデモンストレーションや体験会で盛り上げるゲストや選手たちが紹介されてメインステージへ登壇すると、山口県で恒例行事である餅まきが行われ、会場は大盛り上がりの中でイベントがスタートした。 SPECIAL TALK SHOW:中山楓奈 中山楓奈のトークショー スペシャルゲストとして今回参加した東京オリンピック銅メダリストの中山楓奈によるトークショーでは、スケートボードを始めたきっかけから東京オリンピックを経て迎えたパリオリンピック出場に至るまでのストーリーはもちろんのこと、スケートボード以外で好きなことや大学生として学業との両立など、普段ではあまり聞くことができない等身大の中山楓奈について来場者からの質問を交えながら聞くことができた。 中山楓奈のトークショー その中で中山が声を大にして伝えたのは「自分がやっていることに対して好きでいること」で「好きであればスポーツも勉学も頑張れるし、好きという思いがあったからここまで来れた。」と話した。その言葉には話を聞いていた子どもたちだけではなく親御さんまで心を打たれている様子だった。 最後にはジャンケン大会が行われ、優勝者には直筆サイン入りのスケートボードデッキが手渡されるなど豪華なプレゼントもある有意義なトークセッションとなった。 SPECIAL TALK SHOW:Shigekix Shigekixのワンルーティンの披露 同じくスペシャルゲストとして会場を盛り上げたのは、ここ最近テレビで見ない日はないくらい引っ張りだこであるパリオリンピック日本代表のBBOY Shigekix。登場早々サプライズで音楽に合わせたワンルーティンを披露し、会場を歓声の渦を巻き起こしてから始めたトークショーではパリオリンピックでの裏側や最近の活動に迫りながら、彼の思うブレイキンの魅力について聞くと、 「一番の魅力はブレイキンの持つ”自由さ”です。今日僕の披露したムーブも今までのブレイキン人生を通して培ってきたオリジナルのものですし、そこにこのステージに立って感じたことをアドリブでムーブとして加えさせてもらいました。オリンピックでもみんな踊り方のスタイルが違うというのは見て分かったと思いますが、他のスポーツ以上に自由に自分の表現をしながら競いあったり、自分を成長させていける自由さがブレイキンの魅力です。」と語った。 Shigekixのトークショー また質問コーナーでは子どもたちや大人からも様々な質問が飛び出し、時折話しながらムーブを披露したり、逆に来場者に対して質問を投げかけるなどインタラクティブなコミュニケーションが取られ、思わぬ質問のやりとりにみんな満足そうな様子だった。また最後にはジャンケン大会が行われ、優勝者には直筆サイン入りのTシャツが贈られた。 スケートボード 中山楓奈のライディングデモ 池田幸太のライディングデモ パリオリンピックでも日本から金メダリストが誕生したことで東京オリンピックに引き続き盛り上がりを見せたスケートボード。各4回の体験会の前にはデモンストレーションとしてプロスケートボーダーの中山楓奈と池田幸太の2名と地元のスタイリッシュなスケーターが集まりライディングを披露。そんなトップスケーターの滑りを一目見ようと体験会参加者以外の観客も多く、彼らが決めるトリックに大きな歓声を上げて大会さながらの盛り上がりを見せていた。 スケートボード体験の様子 また体験会にも子どもたちを中心に多くの参加者が集まり、実際にボードに乗って体験した。中には初めてのスケートボードにおそるおそるライディングに挑戦する参加者もいたが、池田幸太をはじめとする講師陣が手取り足取りサポートするなど安全にスケートボードにトライしていた。 ブレイキン 九州男児新鮮組によるショーケース そして今回のスペシャルゲストであるパリオリンピック日本代表Shigekixの来場やトップダンスチーム「九州男児新鮮組」によるショーケースパフォーマンスもあり、会場内で一際大きな盛り上がりを見せたのはブレイキン。会場のメインステージでは「九州男児新鮮組」による2回のパフォーマンスも披露され小学生から大人までそれぞれ違ったスタイルを持つBBOYたちが音楽に合わせて繰り出す豪快なムーブの数々に観客は目を奪われた。 ブレイキン体験の様子 また2回に分けて開催された体験会にも多くの来場者が訪れると簡単なフットワークやフリーズなどをレクチャー。名前と動き方を順番に分かりやすく教われることから初めてブレイキンを体験する参加者でも楽しく学ぶことができ、最後には少し学んだことをおさらいするようにムーブを披露するなどブレイキンの世界に入り込んで体験した。 ダブルダッチ NEWTRADのパフォーマンス 本イベント開催直後のプログラムとして多くの来場者たちの目を引いたのは確実にプロダブルダッチチーム「NEWTRAD」によるパフォーマンスだろう。パフォーマンスではまるでロープの中で行われているとは思えないほどハイレベルで流れるようなダンスやアクロバットが披露され会場を沸かした。 ダブルダッチ体験の様子 中盤ではステージに観客を数名招いてダブルダッチにチャレンジする時間も設けられ、体験した人たちは初めてのダブルダッチにもかかわらず多くの人前で披露するということに困惑と緊張の面持ちでトライしながらも上手くいった時に見せた笑顔が印象的だった。 ダブルダッチ体験の様子 またその影響もあってか計2回開催された体験会では多くの子どもたちが集まり、列をなしながらも順番にダブルダッチにチャレンジ。NEWTRADによる見事なロープ回しも相まって、参加者も気楽にロープの中に飛び込んではロープの回転に合わせてジャンプしながらオリジナルなムーブも見せたりとダブルダッチャーとしての一歩目を踏み出す機会になった。 パルクール パルクール体験の様子 パルクールでは「走る」「跳ねる」「乗り越える」「掴まる」「バランスを取る」という5大基礎能力を伸ばし、イメージした通りに動ける機能的な身体作りを目指すアクティビティということもあって、柔軟性と俊敏性を高い子どもたちにとっては楽しい体験会のひとつであったことは見て取れた。その中でも細い一本橋を反対に進んだり、用意された障害物を飛び越えていく時にはパルクールの技術であるヴォルトなどを交えながら楽しくトライ。 JUNによるデモンストレーション 途中では講師のJUNによる障害物を使った豪快なパフォーマンスも披露され、そのムーブに感化された子どもたちの好奇心を底上げ。中にはハイレベルな動きで障害物を超える子どもたちもおり、まさにバランス感覚や身体能力を目覚めさせる体験会になったことだろう。 パルオニ パルオニの様子 『鬼ごっこ』×『パルクール』の究極の鬼ごっこスポーツであるこのコンテンツは今回の中では体験会というよりどちらかというと『あそび』としての競い合い。パルクール体験会でも使用した障害物が置かれた指定エリアの中で1対1の「20秒間鬼ごっこ」が繰り広げられ、その組み合わせは親子や兄弟、小学生の友達同士など様々。 どっちが早く捕まえられるかを競うため、自分が早く捕まえられてしまうと、もっと早く捕まえないといけない展開になるハラハラドキドキの手に汗握る戦いだ。そんな場面も多く見られて悔しがる方と喜ぶ方の感情の差も見どころで、そんな環境の中で楽しみながら気づけばパルクールを体験でき、かつ良い運動にもなっているパルオニは終始大盛況だった。 3×3 バスケットボール バスケットボールクリニックの様子 昨年に引き続きキッズ向けの3×3バスケットボールトーナメントも開催された本イベント。午前中のバスケットボールクリニックを最初のプログラムとして終えると、バスケットボールトーナメントでは未来のスター選手たちになりうるキッズボーラーたちによる熾烈な戦いが繰り広げられた。 スリストム広島とじげんアップデーターズのエキシビジョンマッチ 最終プログラムとして開催されたエキシビジョンマッチではプロチーム「スリストム広島」と「じげんアップデーターズ」のプロ同士によるハイレベルなマッチアップも行われ、見事なボール回しで翻弄し合いツーポイントシュートを量産。特に周りを柵で囲っているわけでもないので、子どもから大人までプロの迫力あるプレイを至近距離で観戦しながら、3×3バスケットボールの奥深さを体感できる贅沢な時間となった。 ピックルボール プロピックルボールプレーヤーの吉田善選手 近年、アメリカを中心に多くの国々でプレイヤーが増えており人気のあるスポーツとして注目されているのがこのピックルボール。このスポーツの発祥となるアメリカでは300万人近くの人々にプレーされており、日本国内でも全国で体験会が行われている。 誰でも楽しめるピックルボール そんなスポーツが今回このイベントにやってきて、午前中に行われたエキシビジョンマッチではプロピックルボールプレーヤーの吉田善選手らによる白熱したラリーが繰り広げられ会場を盛り上げる。体験会では対象年齢が3歳以上と幅広く設定されていることや、比較的難易度が低く身体能力をあまり必要としない為、他の競技に比べて幅広い年代の方に楽しまれる様子が見られ、友達や家族連れなど参加者同士で対決して楽しむ様子が印象的でまさにインクルージブなスポーツと言われる所以がうかがえた。 ストリートサッカー・フットサル ストリートサッカー体験の様子 ストリートサッカーは8角形のコートで1対1形式で3分間のゴールの点数を競う種目。フィジカルコンタクト禁止や股抜きをしたらその時点で勝利という一般的なサッカーとは違った特別なルールも存在しているところが魅力だ。体験会では円形のサークルで親子や友人同士でこのルールに乗っ取った対決を楽しんだ。やはりサッカーは学校でも人気なスポーツということもあり、子どもたちはどこか手慣れた様子でストリートサッカーを体験していた。 ミネルバ宇部の選手達が参加者にレクチャーする様子 また地元宇部市にて活動する女子フットサルチーム「ミネルバ宇部」の選手達がストリートサッカー対決を見せて会場を盛り上げ、マーカーを使ったフットサルのドリブル、トレーニングを参加者にレクチャーする様子も見られた。 地元山口を拠点に活動するダンサーたちによるショーケース 長州南蛮連のよさこいのパフォーマンス お昼の時間帯には「一般社団法人山口県ストリートカルチャー協会」「長州南蛮連」「クランクダンススタジオ」の3団体から各団体を代表するキッズから大人まで数多くのダンサーたちがこの日のために用意してきたパフォーマンスを披露。ブレイキンをはじめ、よさこいやヒップホップなど幅広いジャンルのダンスを通して会場を盛り上げた。 フードフェス お客さんで賑わったフードフェス イベント開始後からお昼時をピークに常に大勢のお客さんで賑わっていたのがこのフードフェスで出店されたブースの数々だ。当日は天気も良く暑いくらいの陽気だったこともあり、体験会を終えた子ども連れの家族や隣のエアー遊具等で遊んでお腹を空かした子どもたちが美味しいフードに舌鼓を打ち、キンキンに冷えたドリンクで喉を潤した。 各飲食店のブースは長蛇の列が また27の飲食店が出店したこともあり、山口県や九州料理などのご当地グルメはもちろんのこと、親子で楽しめるご飯から韓国料理やピザなど海外気分を味わえる食事、お酒に合う食事やスイーツなど幅広いカテゴリーの食事が楽しめる、誰もが満足できるフードブースになっていた。さらにフードやドリンクを片手にその足でアーバンスポーツの体験会やパフォーマンスの観戦を楽しむ様子も見られるなど来場者は五感でイベントを楽しんだ。 エンディングセレモニー 今後についてもイベント開催意思を見せた篠﨑圭二市長 様々なコンテンツが目白押しだった本イベントはあっという間に時間が過ぎ去るほど、アーバンスポーツの熱に包まれたままエンディングを迎えると、オープニングと同様にMCの山田としあきさんの呼び込みの元、ゲストや選手たちの紹介されてメインステージへ再度登壇。また最後には宇部市の篠﨑圭二市長による挨拶の中で来年での本イベント開催意思も聞かれ、惜しまれつつも既に来年への期待感が高まる中で再度餅まきを行い、会場は最後まで大盛り上がりの中でイベントが締め括られた。 最後に 今回が二度目の開催となった「UBE URBAN SPORTS FES 2024」は前回以上の熱狂を生み出しなんと記録した来場者数は約8,000名。今回はShigekixと中山楓奈というオリンピックという世界最高峰の舞台で活躍しているトップアスリートを迎えたこともあり、各競技の体験会とパフォーマンスも何倍もパワーアップして帰ってきたと感じられた。 たくさんの来場者が集まった今回の「UBE URBAN SPORTS FES 2024」 またイベント後にShigekixと中山が口を揃えて話していたのが「こんなにもアーバンスポーツが皆さんにとって身近で注目されていて、今回より知ってもらえるきっかけになって嬉しい」ということだった。実際、その言葉を証明するように本イベントには子ども連れの家族、学生たちも多く見られ、イベント開催の本来の目的でもあるアーバンスポーツを通じた「中心市街の活性化」「若者世代の獲得」に向けてさらにそのムーブメントを飛躍したイベントとなった。 様々な課題を抱える地方都市が「アーバンスポーツ」の力で活性化を図る。その活動の代表として歩みを進めている宇部市の今後の更なる発展に期待していきながら、来年はさらにパワーアップした「UBE URBAN SPORTS FES」が開催されることを既に楽しみに待ちたいと思う。 イベント概要 イベント名:UBE URBAN SPORTS FES 2024 開催期間:2024年9月29日(日)会場:宇部市中心市街地エリア内特設会場入場料:無料主催:宇部市企画・運営:株式会社GATHER メディアパートナー:FINEPLAY 問い合わせ先:宇部市観光スポーツ文化部スポーツ振興課Email:info@ubeusfes.jp