SPECIAL EDITION
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dance世界の頂上決戦が日本人対決となった「オリンピック予選シリーズ 上海大会」日本のAyumiとオランダのLeeが優勝2024.05.21
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climb日本の大政涼は14位。「オリンピック予選シリーズ 上海大会」スポーツクライミング スピード種目2024.05.20
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bmx日本人最高位は中村輪夢の9位。次回最終戦に望みを懸ける「オリンピック予選シリーズ 上海大会」BMXフリースタイル・パーク種目2024.05.20
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skate最終予選にふさわしい白熱した予選〜準決勝を勝ち抜いた「オリンピック予選シリーズ 上海大会」の日本人決勝進出者を紹介2024.05.19
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danceGWを“アーバンスポーツ”で楽しく彩る!『KYOTO URBAN SPORTS DAY』Report2024.05.182024年5月3日(金)・6日(月)の2日にわたり、アーバンスポーツイベント『KYOTO URBAN SPORTS DAY』(以下、KUSD)が開催された。 東京オリンピックを契機に、国境や勝敗を超越した感動を世界に届けたアーバンスポーツ。ブレイキンから「BODY CARNIVAL」、ダブルダッチから「NEWTRAD」、そして3×3 バスケットボールから「KYOTO BB」が参画し、アーバンスポーツの魅力を伝えるために企画。 2023年5月からスタートしたこのKUSDは、回を重ねるごとにますます規模が拡大し、何と今回は“2DAYS”での開催!ゴールデンウィーク最中の祝日である3日(金)は京都駅ビルにて、6日(月)は京都リサーチパークにてそれぞれ開催された。 京都駅ビルに堂々と設置されたKUSDのちょうちん 誰でも楽しむことが出来る体験会に加え、各ジャンルのバトルイベント、更にはプロチームによるショーケースやエキシビジョンマッチと、盛りだくさんのコンテンツの二日間を、ダイジェスト形式でご紹介していこう! 5.3 @京都駅ビル 京都の玄関口である京都駅ビルの広場で開催されたDAY 1は、何と2000人もの来場者が集まった! 2024年のパリオリンピックでは公式競技として採用が決定し、ますます活気付く「ブレイキン」は、参画アーティスト「BODY CARNIVAL」が熱血レクチャーを行う体験会を実施。 ブレイキン体験会 2本のロープを使って跳ぶなわとびで、ロープの中でジャンプをしながらダンスやアクロバットをする「ダブルダッチ」。こちらは参画アーティスト「NEWTRAD」による体験会と、彼らが講師を務めるスクール「MIYAKO JUMP ROPE CLUB」の生徒によるパフォーマンスが披露。また午後には、日本学生ダブルダッチ連盟による体験会「Let's Play Double Dutch」が開催された。 ダブルダッチ体験会 そして、2020年の東京オリンピックでは公式競技として採用された3人制バスケットボール「3x3 BASKET BALL」は、「KYOTO BB」が参画し体験会を実施! 3x3 体験会 そして3x3では、この日限りのエキシビションマッチ“1on1”も開催された。普段は3人制の選手たちが個人で激突する、“心技体”がせめぎ合う熱戦に。 1on1 BASKET BALL 大いに盛り上がったDAY 1を締め括るのはもちろん、BODY CARNIVALとNEWTRAD!この日のショーも大成功に終わり、大盛況のうちに初日は幕を下ろした。 BODY CARNIVAL NEWTRAD 5.6 @京都リサーチパーク DAY 2となる6日はあいにくの天候となったが、さすがは“アーバンスポーツの日”。悪天候を忘れてしまうほど熱い一日となった。 ブレイキンは、DAY 1と同様にBODY CARNIVALによる体験会と、その彼らがオーガナイズするバトルイベント『BATTLE MIXTURE』の京都予選を開催!9月21日・22日に彼らの地元・京都で開催される“WORLD FINAL”に向けた予選一発目となる今回。「2vs2」と「U18 1vs1」の2部門で激戦が繰り広げられた。 ブレイキン体験会 BATTLE MIXTURE ダブルダッチも同様に、NEWTRADによる体験会と、MIYAKO JUMP ROPE CLUBの生徒による発表会を実施。そして午後にはバトルイベント『DOUBLE DUTCH ONE'S』の予選が催された! DOUBLE DUTCH ONE'S こちらは7月末に開催予定の“FINAL”に向けた予選。チームスポーツのダブルダッチだが、ロープの回し手を固定することで個人のスキルを競い合う“1on1”形式。男女別のトーナメントでは、参画アーティスト・NEWTRADのメンバーが両部門にて優勝! FINALへ駒を進め、チームとしての底力を見せた。 DOUBLE DUTCH ONE'S 3x3 バスケットボールでももちろん、KYOTO BBによる体験会に加え、DAY 2では毎度恒例となっているエキシビジョンマッチを展開。KYOTO BBに加え、今回は愛知県を拠点とする「IRIS PARTNERS AICHI」「AICHI S.ONE」と、大阪府から「RACCOON」の4チームが激突。 3x3 エキシビションマッチ そんなEXHIBITION MATCHで最多白星を獲得し優勝したのは、初回のKUSDから2連覇となった「KYOTO BB」!5人制のゲームに比べ、より個々の技術が求められる疾走感のあるバトルの数々に観客は大盛り上がりだった。 そしてもちろん、DAY 2でもフィナーレには、参画アーティストの「BODY CARNIVAL」そして「NEWTRAD」によるショーケースが披露。 BODY CARNIVAL NEWTRAD 京都を拠点にアーバンスポーツシーン、そしてそれぞれのカルチャー、ひいては京都全体を盛り上げるために活動する2チームのパフォーマンスは、大きな歓声のもとで幕を閉じることとなった。 カルチャーの垣根を越え、アスリートたちが思いを注ぎ込み創り上げたKUSD。徐々にだがその輪は広がりを見せている。 次回は8月末に、再び開催される予定のKUSD。「体感する」「見る」「ハマる」の三拍子を楽しむことができるこの場所で、あなたもアーバンスポーツの虜になってみてはいかがだろうか? 参画アスリートたち バトルコンテンツ 結果 【 DAY 1 】■1on1 BASKET BALL 優勝 優勝:TK 準優勝:HARUKI 【 DAY 2 】■BATTLE MIXTURE 2024 KYOTO Qualifier ・2vs2 優勝:WASEDA BREAKERS 準優勝:Muscle rankins ・U18 1vs1 優勝:NANOHA 準優勝:SENA ■DOUBLE DUTCH ONE’S SCENE 4 優勝 MEN’S SECTION:STR WOMEN’S SECTION:OHINA ■3x3 BASKET BALL EXHIBITION MATCH 優勝「KYOTO BB」 開催概要 5月3日「KYOTO URBAN SPORTS DAY in 京都駅ビル」5月6日「KYOTO URBAN SPORTS DAY in 京都リサーチパーク」日程:2024年 5月3日・6日場所:3日:京都駅ビル / 6日:京都リサーチパーク主催:KYOTO URBAN SPORTS DAY実行委員会共催:京都駅ビル開発株式会社協賛:京都リサーチパーク株式会社 株式会社マツシマホールディングス 株式会社ヒューマンフォーラム「SPINNS」 株式会社COFFEE BASE 安田産業株式会社 コミュニティ・バンク京信 QUESTION後援:京都府 京都市 京都府教育委員会 京都市教育委員会 京都府スポーツ協会 京都市スポーツ協会 KBS京都 α-STATION FM京都 京都新聞
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bmx世界最高峰の舞台で最年少の快挙。小澤美晴が初ワールドカップで準優勝「FISE Montpellier 2024」BMXフリースタイル・パーク種目2024.05.13UCI BMXフリースタイル ワールドカップ第2戦となる「FISE Montpellier 2024」がフランス・モンペリエにて2023年5月8日(水)~12日(日)にわたり開催され、その中で11(土)に行われたBMXフリースタイル・パーク種目の決勝では女子エリートにて小澤美晴選手が準優勝を収めた。 例年、天気の影響で何かしらのハプニングがあり、なかなかスケジュール通りに行われていなかった本大会だが、今年は終始天候に恵まれて大会日和の中で開催された。またBMXフリースタイル・パーク種目に関しては翌週に「オリンピック予選シリーズ(OQS)」も開催されることから、国内外のパリオリンピック出場候補選手にとってはかなりタイトなスケジュールの中での参戦となったが、世界中から多くのトップBMXライダーが集まり熾烈な大会が繰り広げられた。 日本女子BMXフリースタイルの次世代を担う小澤美晴が、初ワールドカップで準優勝という快挙。男子も小澤と溝垣が自身最高順位で大会を終える。 女子エリートクラス 小澤美晴のライディング ©︎The Agency:UCI 女子エリートクラスには18名が参加し、5月11日(土)の決勝は予選を勝ち抜いた12人で争われた。日本からは日本代表として現全日本チャンピオンの内藤寧々と、3月の国際大会でワールドカップ出場権を獲得したばかりの小澤美晴が出場したほか、東京オリンピック出場選手の大池水杜や、若手期待の実力者である杉尾咲空も個人出場しており、全員が見事予選を通過。その中でも小澤美晴は2位を大きく引き離して1位通過を果たし、決勝へ幸先良いスタートを切った。 そして決勝では、内藤がビッグトリック「フレア」を狙うも転倒するなど、各日本人選手が会場を沸かせる力強い走りで世界へ挑戦する姿を見せたがスコアを伸ばしきれず表彰台を逃す一方で、勝負に出るライディングを見せたのが、最終滑走者として登場した小澤美晴。男子にも劣らない高難度トリックを持ち技にする彼女は世界でももちろんその強さを見せる。 惜しくも1本目では勝ちにいくため、今大会で誰もメイクしていない「バックフリップ・バースピン」にトライするも着地時に転倒してしまい、2本目のラストランへ賭ける展開に。2本目では世界ランク7位で地元フランスのローリー・ペレスが完璧なランでまとめて94ptを叩き出し、暫定1位に大きくリードを伸ばしたことで彼女を追うことになったが、小澤は冷静に「バックフリップ」や「トラックドライバー」、「テールウィップ」などを次々メイクして加点を重ねていくも、スコアは93ptとペレスに僅かに及ばず準優勝で大会を終えた。ただ1本目の転倒もあり十分なコンディションではない中でのこの結果は次回のワールドカップではもっと良いスコアを残すことは間違いないだろう。 男子エリートクラス 溝垣丈司のライディング ©︎Hurricane - FISE 一方で女子カテゴリーの前に行われた男子エリートクラス決勝は、参加選手60名の中から前日の予選と準決勝を勝ち上がった上位12名にてよって争われた。今回は日本のエースの中村輪夢が翌週のオリンピック予選シリーズ(OQS)を見越してか不在となった中で、同大会へ出場が決まっている溝垣丈司、そして先日の「マイナビJapan Cup」で優勝した小澤楓が決勝へ進出した。なお最年少での出場となった松本翔海は、惜しくも予選敗退となり27位で自身初のワールドカップを終えて決勝進出とはならなかった。 本決勝では小澤と溝垣が世界ランク3位で地元フランスのアントニー・ジャンジャンをはじめとした海外のトップ選手たちと表彰台を争う戦いとなった。先に出走した溝垣は彼だけのスタイルが光るライディングを見せる。ラン1本目では「360・テールウィップ to トボガン」や「360・クアッドバースピン」をメイクするも、「360・ダブルテールウィップ 」の着地で脚を取られ転倒してスコアを伸ばせずにいたが、2本目ではお洒落な「クランクフリップ」でランを始めると、1本目のミスした「360・ダブルテールウィップ 」をカバーし、途中では「フットジャム」などスタイルを加えて、最後は得意のフェイキーを生かした「バースピン to フェイキー」でランを終え74.25ptをマークし11位となった。 小澤はラン1本目は「バックフリップ・トリプルバースピン」や「アリウープ・ダウンサイドテールウィップ」など良い流れでライディングを進めていくが、「360・バースピン to テールウィップ」で足を着いて失敗したことでスコアを66ptとする。ラン2本目ではしっかり1本目のミスを補うライディングを見せ「360・バースピン to テールウィップ」を決め切ると、その後も「フレア」もメイクするなど丁寧にランをまとめて75.75ptを獲得して10位で大会を終えた。 今回は中村輪夢をはじめ、男女共にオリンピック予選シリーズ(OQS)へ出場する選手が不在となった大会ではあったものの、出場した日本人選手たちの中で過去最高成績を残す選手が多くいたことから、今後のワールドカップでの彼らのパフォーマンスが楽しみになる一戦となった。その中でも弱冠14歳のワールドカップルーキーである小澤美晴の準優勝は快挙であり、2018年5月に大池水杜が成し遂げたフランス大会優勝以来の日本人選手の優勝を成し遂げるのも時間の問題だろう。今年はパリオリンピックはもちろんのことワールドカップでの日本人選手たちの活躍に注目だ。 表彰台選手コメント 小澤美晴©︎Japan Cycling Federation 小澤 美晴 選手(女子エリートクラス) 「2位という結果になり悔しいです。決勝1本目で転倒してしまったので、2本目は自分のベストを尽くそうと思って望みました。でもバックフリップテールウィップなど準備してきたのに出せなかった技が色々あります。日本に帰って練習して、 また次の大会に向けて頑張ります。応援ありがとうございました!」 大会結果 左から小澤、ペレス、パルドーの順 ©︎Japan Cycling Federation <女子エリート>優勝: ローリー・ペレス(フランス) / 94.00pt準優勝: 小澤 美晴 (オザワ・ミハル) / 93.00pt第3位: サシャ・パルドー (イギリス) / 90.12pt4位: 大池 水杜 (オオイケ・ミナト) / 83.82pt5位: 杉尾 咲空 (スギオ・サクラ) / 83.00pt10位: 内藤 寧々 (ナイトウ・ネネ) / 64.00pt <男子エリート>優勝: アントニー・ジャンジャン (フランス) / 92.50pt準優勝: ブランドン・ルーポス (オーストラリア) / 91.32pt第3位: デクラン・ブルックス (イギリス) / 89.87pt10位: 小澤 楓 (オザワ・カエデ) / 75.75pt11位: 溝垣 丈司 (ミゾガキ・ジョージ) / 74.25pt27位: 松本翔海 (マツモト・ショア) ※予選順位
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bmx今年も止まらない彼の強さ。片桐悠がJFBFシリーズ初戦で優勝「マイナビ Japan Cup 名古屋大会」BMXフリースタイル・フラットランド種目2024.05.02「マイナビ Japan Cup 名古屋大会」BMXフリースタイル・フラットランド種目がHisaya-odori Park メディアヒロバ(愛知県名古屋市)にて、2024年4月27日(土)~28日(日)の2日間に渡り開催され、男子エリートは片桐悠選手が、女子エリートは鈴木仁菜選手が優勝を収めた。 2024年シーズン開幕戦となった今大会には全国から年齢問わず国内トップクラスのBMXライダーたちが集まり、エリート・アマチュア含め全10カテゴリーにてハイレベルな戦いが繰り広げられた。なおエリートカテゴリーには今までJFBFシリーズに出場して来なかったトップライダーが参戦し、本当の意味で国内最高峰の戦いとなった。 そして会場となったのは愛知県名古屋市の「Hisaya-odori Park メディアヒロバ」。同時開催となったパーク種目の会場である「オアシス21 銀河の広場」の向かいにあるこの場所。吹き抜けの開放的な広場から見えるテレビ塔が特徴的なこの地に大会用のステージが設置された。 大会当日はパーク種目の併催、そしてゴールデンウィーク期間中であったことから、多くの観光客や通りすがりの一般の方などたくさんの観客が足を運び、世界最高レベルと言われる日本人トップライダーたちの高難度なルーティンとそのライディングに目を奪われていた。予選では雨の影響で一時中断することもあったが無事に全行程が開催され、終始大盛り上がりの大会となった。 以下は、今大会注目のエリートクラス決勝の大会リポート。 優勝者は男女ともに世界トップレベルの実力者。男子エリートは片桐悠が優勝。女子エリートでは鈴木仁菜がエリートカテゴリー初出場初優勝。 男子エリートクラス 男子エリートクラス決勝は、前回大会を上回る参加選手21名の中から前日の予選を勝ち上がった上位8名にてよって争われた。今回はほぽ国内のトップライダーがフルメンバーで登場する戦いとなった。決勝には今年2月の「FISE Enoshima」の優勝者である片桐悠をはじめ、 3月に開催された「CHIMERA A-SIDE KUMAMOTO」で優勝した佐々木元、現UCI世界チャンピオンの荘司ゆう、そして過去11回の世界タイトルを持ち今もなお日本のBMXフラットランド界を牽引する内野洋平が初参戦するなど、国内でも稀に見るメンバーによるマッチアップで決勝が行われた。 片桐悠のライディング そんなハイレベルの戦いを制し今回優勝を勝ち取ったのは片桐悠。リアトリックを中心に繰り出される誰も真似できない最先端なトリックのルーティンが特徴的な彼は、会場を盛り上げるネクストレベルの見事なライディングを魅せた。 今回も彼の代名詞でもある正確無比な「バイクフリップ」を入れ込むルーティンでランを始めると、バイクを逆さまにしたスタンスから様々なスピンをルーティンに加えていく。その中でバイクをスイッチしながら、ペグからバランスの取りにくいペダル軸に切り替えたりと、高難度なスピンの数々をメイクしていく中で特に難しい彼のシグネチャートリックである「舞空術」もメイク。終盤にはバックワーズの動きでゆっくり時間をかけてバイクを切り返していくルーティンは彼の異常なほどのバイクコントロールを感じさせるものだった。 そんなフルメイクのランで今大会にて唯一の90点台である90.75ptをマーク。数々の世界大会の実績を残し続けている彼が圧倒的な強さを見せる一戦となった。なお片桐は今月に開催される「FISE Montpellier」にも出場予定のため、引き続き彼のパフォーマンスには注目だ。 漢那史哉のライディング 準優勝は過去には日本強化指定選手経験を持つ若きベテランライダーの一人でもある漢那史哉。ここ最近はあまり良い結果を残せておらず悔しい思いをしてきた彼が今大会でその思いを爆発させるランを見せた。彼の得意とするフロントトリックベースのスタイルから繰り出される様々なスピントリックのトランジションではバイクを跨いで通したり、ステムに足をのせた状態で回るなど彼の独創的なトリックを織り込んだルーティンを展開。ラン終盤でも勢いは止まることなく、途中のミスもものともしないワンルーティンにたくさんのコンボを詰め込んだ攻めのライディングを見せた。そんなランは84.75ptの評価を受けて彼を準優勝へ導いた。 荘司ゆうのライディング 3位は現在のUCI世界チャンピオンである荘司ゆう。他選手にはないライディング中にジャンプしながらフロントタイヤとリアタイヤを自由自在に動き軸を変える「トランスファー」というトリックを得意とする彼は、今回も一発目からそのトランスファーを決めるルーティンを決めるが、中盤では新しいトランスファーのルーティンにトライするも失敗が続く。しかしライディングの終盤にはトランスファーからブーメランという高難度ルーティンを見事決め切り復調。自身のスコアを83.00ptとして3位になった。 女子エリートクラス 一方、女子エリートクラス決勝も国際大会経験豊富な選手や、昨今急成長を見せている選手たちが集まった。そして今回の決勝進出者は全員10代と若手のライダーがひしめき合う中、計7名で2024年シーズン開幕戦での優勝者の座争いが繰り広げられた。 鈴木仁菜のライディング そして今回、そんな世界を股にかけて活躍する選手たちが揃う中で優勝を収めたのはなんと女子エリートクラス初出場となった15歳の鈴木仁菜。女子では珍しいリアトリックに特化したスタイルが特徴的な彼女は「スネークスピン」を入れたルーティンを皮切りに、「ロンモアスピン」からフロントペグを持ちバイクのお腹側の姿勢で加速するとバイクを半回転させて正姿勢に戻していくルーティンをメイク。その後は綺麗な「アラウンドザワールド」をメイクしたりとハイレベルなルーティンでまとめたライディングで87.50ptをスコアし、女子エリートクラス初出場初優勝という結果を残した。今年2月の「FISE Enoshima」の優勝者でもある彼女がさらに強さを示した大会となった。 吉村想花のライディング 準優勝は鈴木と同じくルーキーとして今回のエリートカテゴリーに出場した吉村想花。フロントトリックとリアトリックの両方を器用に扱う彼女は、今回のランでもその強みを活かしたライディングを見せる。その中でも「ロープアローニ」からのバックワーズの動きから「ハーフディケイド」のルーティンを決めた時には嬉しさからガッズポーズを見せるなど、彼女だからできるトリックをふんだんに詰め込んだライディングでスコアを83.25ptにして初エリートカテゴリーで準優勝という好成績を残した。 中川きららのライディング 3位は昨年の「FISE Montpellier」で銀メダルを獲得しており国際大会の経験豊富な中川きらら。スカッフをうまく活用して様々なトリックを組み込んだロングルーティンを見せる彼女は、今回もフロントタイヤの「スカッフ」からバイクを回しながらバックワーズに進みグライドトリックに繋げるルーティンを見せる。その後はリアトリックの「メガスピン」や、フロントトリックの「クラックパッカー」と「バックパッカー」を繋ぐルーティンも決めて見せた。ただ数回足を着くミスも目立ったことからポイントを伸ばすことができず82.00ptとした。 今大会は男女共に普段出場しない選手たちが参戦しており、より国内のBMXフラットランドのコンテストシーンの垣根がなくなっているようにも感じられた。まだまだ注目の大会がたくさん開催される今年。日本のBMXフラットランドシーンが新たなフェーズへ突入する年になることだろう。 優勝者コメント 優勝した鈴木(左)と片桐(右) 片桐 悠 選手(男子エリートクラス)「皆さま応援ありがとうございました。3月のCHIMERA A-SIDE KUMAMOTOが終わってから1ヶ月半くらい、何度も何度もルーティンを繰り返し練習して今大会に挑みました。次はFISE Montpellierに向けて頑張っていきますので引き続き応援よろしくお願いいたします。」 鈴木 仁菜 選手(女子エリートクラス)「1位になることができて本当に嬉しいです。今大会に向けてコツコツ練習してメイク率を上げてきたので、結果的にフルメイクで終えることができてよかったです。これからも技の難易度を上げて大会で決められるように頑張ります。」 大会結果 <男子エリート>優勝: 片桐 悠 (カタギリ・ユウ) / 90.75pt準優勝: 漢那 史哉 (カンナ・フミヤ) / 84.75pt第3位: 荘司 ゆう (ショウジ・ユウ) / 83.00pt <女子エリート>優勝: 鈴木 仁菜 (スズキ・ニナ) / 87.50pt準優勝: 吉村 想花 (ヨシムラ・ソナ) / 83.25pt第3位: 中川 きらら (ナカガワ・キララ) / 82.00pt <キッズ6アンダー>優勝: ハラフジ・ミナル / 36.67pt準優勝: カイ・ニチカ / 40.00pt <ガールズロー>優勝: ヤマザキ・キッカ / 50.00pt準優勝: マスブチ・シズク / 48.33pt第3位: オカヤマ・ミオ / 47.00pt <ボーイズ7-9>優勝: サトウ・ジョウジ / 56.00pt準優勝: クラウチ・レオ / 54.67pt第3位: ハラフジ・ジョウジ / 54.33pt <ボーイズ10-12>優勝: サトウ・ライジ / 73.67pt準優勝: カナモト・リュウヤ / 69.33pt第3位: ヤマシタ・リュウセイ / 68.67pt <ガールズハイ>優勝: ホンムラ・カリン / 77.00pt準優勝: タグチ・シホ / 69.00pt第3位: カドイ・ヒマリ / 66.67pt <男子13-15>優勝: ハヤカワ・ユオ / 77.00pt準優勝: ヒシカワ・タカトラ / 74.33pt第3位: モリモト・アシタ/ 71.00pt <エキスパート>優勝: ワタナベ・ソウタ / 74.00pt準優勝: オリカワ・シユウ / 70.33pt第3位: アカシ・キョウヤ / 69.00pt <30オーバー>優勝: カタオカ・エイジ / 76.00pt準優勝: ヒナゴ・トモヒロ / 75.67pt第3位: フジイ・セイジ / 70.67pt 大会概要 ⼤会名称 : 「マイナビ JapanCup 名古屋大会」(フラットランド第1戦) 開催期間 : 2024年4月27日(土)~28日(日)- 2日間 -※詳細は公式HPをご覧ください。大会会場:Hisaya-odori Park メディアヒロバ(愛知県名古屋市中区錦3丁目16) 主催: 一般社団法人 全日本フリースタイルBMX連盟(JFBF)後援:愛知県、名古屋市特別協賛:株式会社マイナビ協賛:鎌ケ谷巧業出場カテゴリー:全10クラス(アマチュア含め)男⼦エリート 21名・⼥⼦エリート 7名
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bmx2024年国内シーズン初戦は小澤楓・美晴兄妹がダブルで勝ち取る「マイナビ Japan Cup 名古屋大会」BMXフリースタイル・パーク種目2024.05.01「マイナビ Japan Cup 名古屋大会」BMXフリースタイル・パーク種目がオアシス21銀河の広場(愛知県名古屋市)にて、2024年4月26日(金)~29日(月)の4日間に渡り開催され、男子エリートは小澤楓選手が、女子エリートは小澤美晴選手が優勝を収めた。 JFBF(全日本フリースタイルBMX連盟)が開催するシリーズ戦である「マイナビ Japan Cup」。2024年シーズン初戦となる今大会には全国から年齢問わずトップクラスのBMXライダーたちが集まり、エリート・アマチュア含め全13カテゴリーにて昨年を上回るハイレベルなトリックが繰り出される熾烈な大会が見られた。 そして今大会の会場は2023年シーズン開幕戦と同じ舞台である愛知県名古屋市の「オアシス21 銀河の広場」。名古屋市では有名な観光地で都会のど真ん中に位置し、商業施設も周りに多くあるため人通りも多いのがこの複合施設だ。普段は地元の人から観光客まで色んな人が訪れるこの地に大会用のパークセクションが大々的に設置され、非日常感に包まれる中で今大会が開催された。 会場には多くの観客が押し寄せた。 当日はゴールデンウィーク期間に被ったこともあり、子どもから大人まで本施設に訪れた家族連れやカップル、通りすがりの観光客まで老若男女たくさんの人々が集まった。そんな大勢の観客に見守られたことで会場のボルテージも最高潮となり、国内トップライダーたちも高難度トリックを数々メイク。会場から歓声も飛び交い相乗効果で大盛り上がりの大会となった。 以下は、今大会注目のエリートクラス決勝の大会リポート。 エリートクラスで兄妹同時優勝は史上初か?男子は小澤楓が優勝。女子では小澤美晴がエリートクラス初出場初優勝。 女子エリートクラス決勝進出者たち まず先に行われたのは女子エリートクラス決勝。今回は怪我で休養していた東京オリンピック出場選手の大池水杜が復帰。そして現全日本チャンピオンである内藤寧々と、先日フランスで行われたC1国際大会で優勝し鮮烈なエリートクラスデビューを果たした小澤美晴など世界を舞台に参戦する選手を中心に合計4名で今シーズン初戦の優勝者の座が争われた。 小澤美晴のライディング 今回、圧倒的な強さを見せて優勝したのは女子エリートクラス初出場の小澤美晴。男子顔負けの様々な高難度トリックを持つ彼女は、エアー自体の安定性や精密さが際立つ面ピタのジャンプの中に日本人女子初のトリックをメイクするライディングで他選手を圧倒した。 ラン1本目では「X-Upトランスファー」などの細かいトリックを入れながらセクションで加速すると、中央のボックスジャンプでは「バックフリップ・バースピン」や「360・テールウィップ」など世界的にも女子では数名しかメイクできないトリックを完璧に決める。そしてラン終盤には「トラックドライバー」なども丁寧に決めるパーフェクトランでまとめると78.00ptをマークし他選手を大きく引き離した。 ラン2本目を迎える時点で、小澤の1本目のスコアを超える選手がいなかったためウィニングランに。優勝が決まり気持ちに余裕ができた彼女は「バックフリップ・テールウィップ 」というこれもまた日本人女子初メイクのハイレベルトリックを決める。その後には日本人女子では大会で誰も決めていない 「フレア」にトライするも転倒。まだ残り時間があったため再度トライするも今大会で決まるには至らなかった。 しかし今回圧倒的な強さを見せ、見事女子エリートクラス初出場初優勝という快挙を残した彼女は今後の日本女子BMXフリースタイル界をネクストレベルに引き上げる選手であることは明白だ。彼女の今後の世界での活躍に注目したい。 大池水杜のライディング 準優勝は怪我から復帰後初の公式大会出場となった大池水杜。久しぶりの大会出場となった彼女だが、ラン1本目では「バックフリップ」や「タックノーハンドtoターンダウン」などのハイレベルトリックに加えて、クオーターでの「テールタップ」からのドロップインなど玄人好みのトリックを混じえたライディングを見せたが、小さなミスから完成度を上げることができず惜しくも得点を44.12ptとする。 さらにスコアを上げたいラン2本目では、全体的にスピードも上がり各ジャンプでのエアーの対空時間を伸ばした中で「バックフリップ」や「360」を綺麗に決め切り、1本目を超える完成度でランを終えた。結果としては見事ノーミスのライディングで47.50ptとポイントを引き上げて国内復帰戦を準優勝で締め括った。 内藤寧々のライディング 3位は現在の全日本チャンピオンで、6月の「X Games Ventura」の招待選手にも選ばれ、BMX界でさらに注目が集まっている内藤寧々。ラン1本目は「ターンダウン・トランスファー」や「360・ターンダウン」、そして彼女の代名詞でもある「X-up・ワンフット to キャンキャン」などを組み込んだルーティンをまとめていくも、全体の完成度が足を引っ張りスコアを伸ばせず47.25ptに。 優勝を勝ち取るために大幅なスコアアップが求められるラン2本目では、各トリックの完成度を高めることに注力する様子が見られた一方で、ここで勝ちに行くために新技である「フレア」にトライ。残念ながら決めることはできず転倒し、結果としては1本目の47.25ptとし3位となった。ライディング後には涙を浮かべ悔しさを露わにしていたことから、きっとこのトリックは近いうちにしっかり習得してくることだろう。 日に日にレベルが向上している日本女子BMXフリースタイルシーン。既に小澤がC1国際大会で優勝したり、内藤がワールドカップシリーズで上位に食い込み始めていることから彼女たちが世界最高峰の舞台の表彰台で国旗を掲げるのも時間の問題かもしれない。 男子エリートクラス決勝進出者たち その後行われた男子エリートクラス決勝は、参加選手13名の中から前日の予選を勝ち上がった上位8名にてよって争われた。今回は絶対王者の中村輪夢が不在の中で、来月オリンピック予選大会(OQS)にも出場が決まっており世界の舞台でスタイルと共に成長を見せている溝垣丈司、そして溝垣と同じく世界の舞台に戦っている小澤楓を筆頭に10代の若手が大多数を占める決勝戦となった。 小澤楓のライディング 本決勝にてプレッシャーに打ち勝って優勝を果たしたのは小澤楓。直前に女子エリートで実妹の小澤美晴が優勝を果たしたこともあり、緊張感と集中力が伺える表情で大会に挑んだ彼はラン1本目で「バックフリップ・トリプルバースピン」を始め良い流れでトリックを繋いでいくが、「360・テールウィップ ・トランスファー」で転倒し胸付近を強打。惜しくもライディング続行できずスコアも31.75ptとした。 そんな展開の中、背水の陣で迎えたラン2本目ではプレッシャーを押し退けるライディングを魅せる。1本目で決めた「バックフリップ・トリプルバースピン」はもちろんのこと「フレア」も新たなに追加するライディングで流れを掴むと、1本目で転倒した「360・テールウィップ ・トランスファー」もしっかり決め切り、そこに加えて「360・ダブルダウンサイドテールウィップ 」や「フレア・バースピン」などの大技も見事にメイクして見せた。 小澤の大逆転を称える選手たち パーフェクトランで終えた直後は出し切った様子でしばらくそのままセクションにもたれかかるような状態であったが、そんな小澤のランに付いたスコアは78.25pt。見事大逆転優勝を果たし、妹と一緒に兄妹でダブル優勝を収めた。 溝垣丈司のライディング 準優勝はそのライディングスタイルが世界的に評価されており、現在世界でトップ20に入るレベルの溝垣丈司。本決勝でも彼のスタイルがふんだんに活かされたライディングを見せる。ラン1本目では、横一回転の「360」に別のトリックを加えたコンボが光るライディングとなった。「360・テールウィップ・タイヤグラブ to トボガン」をはじめ「360・クアッドバースピン」「360・ダブルテールウィップ 」などバラエティに富んだ高難易度トリックをメイクし76.50ptをマーク。 ラン2本目では1本目と同様に完成度の高い「360」のコンボトリックである「360・テールウィップ・タイヤグラブ」や「トリプルトラックドライバー」をメイクしていくと、その後は彼のスタイルを魅せるトリックチョイスにスイッチ。4mのビッククオーターでの「50-50」、3mのクオーターでの「フットジャム to フェイキー」、そして最後は「180・バースピン to フェイキー」をメイクした。ただスコアは1本目を上回ることができなかったため76.50ptをベストスコアとして準優勝で国内大会初戦を終えた。 寺林昌輝のライディング 3位は豪快な回転系のトリックを強みとする寺林昌輝。ラン1本目では「バックフリップ・バースピン」や「360・ダブルテールウィップ」をメイクするも「720・トランスファー」で転倒し29.75ptというスコアになったが、ラン2本目ではしっかりミスを修正してパーフェクトなライディングを見せる。1本目ではミスした「720・トランスファー」を決め切ると、クオーターのポケットで「540・トランスファー」そしてクオーターでの「フレア」をメイクし、フルメイクのランで72.00ptをマーク。大きく順位をジャンプアップし3位入賞を果たした。 今回は中村輪夢が不在の大会だったものの、上位3名に関わらず見事なライディングを見せて、さらなる競技レベルの向上を感じさせた今回の男子エリートクラス。今後もどんな選手が現在世界を舞台に戦う日本代表選手との表彰台争いに食い込んでくるのかも注目していきたいと思う。 優勝者コメント 兄妹で優勝した小澤美晴(左)と小澤楓(右) 小澤 楓 選手(男子エリートクラス)「1本目で転倒してしまって後がない中、2本目でしっかり決め切って勝つことができてよかったです。いつも応援してくれている方々や自分の周りにいてくれる方が今回はたくさん会場に来てくれたので嬉しかったですし感謝しています。これからも自分のできる技を最大限活かしたルーティンを各大会で決めていきたいと思っています。」 小澤 美晴 選手(女子エリートクラス)「優勝することができてすごく嬉しいです。国内では初めてのエリートクラスの大会だったので自分のできることをしっかりできたら良いなと思っていました。家族や応援している人たちに感謝したいです。今後はみんなに憧れられるようなライダーになれるように頑張ります。」 大会結果 <男子エリート>優勝: 小澤 楓 (オザワ・カエデ) / 78.25pt準優勝: 溝垣 丈司 (ミゾガキ・ジョージ) / 76.50pt第3位: 寺林 昌輝 (テラバヤシ・マサキ) / 72.00pt <女子エリート>優勝: 小澤 美晴 (オザワ・ミハル) / 78.00pt準優勝: 大池 水杜 (オオイケ・ミナト) / 47.50pt第3位: 内藤 寧々 (ナイトウ・ネネ) / 47.25pt <キッズ4アンダー>優勝: ナカジマ・ソウシ / 48.67pt準優勝: オオイシ・ウイ / 41.33pt <キッズ5-6>優勝: サカキバラ・カナタ / 61.33pt準優勝: ウチヤマ・ナル / 51.33pt第3位: ニシハラ・リンタロウ / 46.50pt <ガールズ7-9>優勝: ウメバヤシ・ユマ / 71.00pt準優勝: ハシモト・コトハ / 63.67pt第3位: ニワ・ココロ / 59.67pt <ボーイズ7-8>優勝: マスイ・チアキ / 78.00pt準優勝: オノエ・ヒカル / 56.00pt第3位: コバヤシ・アラタ / 51.00pt <ガールズ10-12>優勝: ホソカワ・イロハ / 68.00pt準優勝: ハマダ・ルル / 55.00pt第3位: ハシモト・クレハ / 46.33pt <ボーイズ9-10>優勝: サイキ・タスク / 73.83pt準優勝: タカハシ・ヒサシ / 62.67pt第3位: シモノ・ユウマ / 60.83pt <ボーイズ11-12>優勝: ニワ・コウキ / 77.33pt準優勝: オゴケ・ユウト / 75.67pt第3位: タニモト・リョウガ/ 74.33pt <女子13-15>優勝: シライ・レエナ / 71.66pt準優勝: ヨシダ・ミオ / 59.33pt第3位: オクザキ・トモカ / 53.00pt <男子13-15>優勝: マツウラ・アオウ / 77.66pt準優勝: ハヤシ・ショウゴ / 70.00pt第3位: マセ・コタロウ/ 65.33pt <エキスパート>優勝: エンドウ・リクト / 48.33pt準優勝: ナガヤ・カズマ / 42.67pt第3位: カトウ・ユウタ / 28.33pt <30オーバー>優勝: オオニシ・カンヤ / 68.00pt準優勝: コシヤマ・マサヒロ / 56.67pt第3位: イシイ・コウスケ/ 50.00pt 大会概要 ⼤会名称 : 「マイナビ JapanCup 名古屋大会」(パーク第1戦) 開催期間 : 2024年4月26日(金)~29日(月)- 4日間 -※詳細は公式HPをご覧ください。大会会場:オアシス 21 銀河の広場(愛知県名古屋市東区東桜1丁目11-1) 主催: 一般社団法人 全日本フリースタイルBMX連盟(JFBF)後援:愛知県、名古屋市特別協賛:株式会社 マイナビ協賛:鎌ケ谷巧業株式会社出場カテゴリー:全13クラス(アマチュア含め)男⼦エリート 13名・⼥⼦エリート 8名
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others【京都×アーバンスポーツでアツい1日に!】今年もKYOTO URBAN SPORTS DAYが開催決定!2024.04.242024年5月3日(金•祝)と5月6日(月•祝)の二日に分けて、京都駅と京都リサーチパークの2カ所で今年も『KYOTO URBAN SPORTS DAY』の開催が決定。大型連休で賑わう京都がアーバンスポーツで盛り上がる! 東京オリンピックを契機に、国境や勝敗を超越した感動を世界に届けたアーバンスポーツ。そんな新しい可能性を秘め、パリオリンピックに向けて盛り上がりも見せているアーバンスポーツを通じて京都を盛り上げたい、そんな思いで昨年立ち上げたアーバンスポーツイベント『KYOTO URBAN SPORTS DAY』。 今年も京都に拠点を置く「BODY CARNIVAL (BREAKING)」「KYOTO BB(3x3)」「NEWTRAD(DOUBLE DUTCH)」が代表アスリートとして参画!京都在住の一流パフォーマーによるショーケースやバトルイベントだけでなく、ブレイキン・ダブルダッチ・3x3(バスケ)の無料体験会もゴールデンウィークの2日間で開催される。 【KYOTO URBAN SPORTS DAY in 京都駅ビル】 5月3日(金•祝)は京都駅1階駅前広場にて開催!無料体験会やプロチームのパフォーマンスはもちろん、キッズのダブルダッチパフォーマンスや1on1バスケのエキシビジョンマッチも観覧できる。 【KYOTO URBAN SPORTS DAY in 京都リサーチパーク】 そして5月6日(月•祝)は京都リサーチパーク内のGOCONCと西屋外駐車場にて開催!ここでも無料体験会はもちろんのこと、バトルコンテンツも充実しているため、5月3日と両日参加しても楽しめる内容となっているので、ぜひ足を運んで欲しい。 イベントコンテンツについて 【アーバンスポーツ無料体験会】 ブレイキン、ダブルダッチ、3×3の体験会を開催。初めて体験する子どもたち向けの体験会になっているため、ぜひ気軽に遊びに来て、アーバンスポーツの楽しさを感じて欲しい!誰でも楽しくチャレンジができるアーバンスポーツを、アツく体感しよう!!!! 【バトルイベント】 5月3日に京都駅ビルで開催される本イベントでは、バスケの1on1エキシビジョンマッチを開催!一方で5月6日の京都リサーチパークでは、ダブルダッチのソロバトルイベント「DOUBLE DUTCH ONE'S」や、ブレイキンバトルイベント「BATTLE MIXTURE」、3x3エキシビジョンマッチを開催する!バトルコンテンツはそれぞれの競技の特性を一番感じられるイベント!京都を代表するプロアスリートたちが参加するコンテンツもあるため、ぜひ会場でアーバンスポーツをアツく観よう! 【パフォーマンス】 数々の世界大会でタイトルを獲得し、オリンピック日本代表候補選手も在籍する、京都発のブレイキンクルー「BODY CARNIVAL」 。シルク・ドゥ・ソレイユへ出演メンバーも在籍し、7月に開催される世界大会への出場も決めているプロダブルダッチチーム「NEWTRAD」 。この2チームのパフォーマンスもお見逃しなく!京都を拠点に世界で活躍するパフォーマンスを観て、アーバンスポーツにアツくハマろう! 【参画アーティスト】 BODY CARNIVAL(BREAKING) NEWTRAD(DOUBLE DUTCH) KYOTO BB(3x3) イベント概要 『KYOTO URBAN SPORTS DAY in 京都駅ビル』日程:2024年5月3日(金祝) 11:00〜17:00場所:京都駅ビル1階駅前広場(〒600-8216 京都府京都市下京区東塩小路町 京都駅ビル) 『KYOTO URBAN SPORTS DAY in 京都リサーチパーク』日程:2024年5月6日(月祝) 10:00〜19:00場所:京都リサーチパーク内GOCONCと西屋外駐車場(〒600-8815 京都府京都市下京区中堂寺南町 栗田町91 京都リサーチパーク10号館1F) 主催:KYOTO URBAN SPORTS DAY実行委員会共催:京都駅ビル開発株式会社協賛:京都リサーチパーク株式会社、株式会社マツシマホールディングス、株式会社ヒューマンフォーラム、株式会社COFFEE BASE、安田産業株式会社、コミュニティ・バンク京信、QUESTION(敬称略)後援:京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都府スポーツ協会、京都市スポーツ協会、KBS京都、α-STATION FM京都、京都新聞(敬称略) 【アーバンスポーツとは】「都市」を舞台に繰り広げられるスポーツのことをアーバンスポーツで、順位を争うことよりも、自らが楽しみ、仲間や観る人たちも一体となって楽しむことが優先される。そのため、アーバンスポーツの会場はフェスティバル化され、観客もアスリートとともに楽しむことができる。競技種目としては主に、ブレイキン、3x3、ダブルダッチ、スケートボード、BMX等を指し、オリンピック競技にもなりつつあるアーバンスポーツで京都を盛り上げよう!! 【ブレイキンとは】ブレイクダンスとも呼ばれ、音楽に乗せて体のあらゆるところを使ったアクロバティックな動きを繰り広げるスポーツ。2024パリオリンピックでは公式競技として採用決定!バトルでは身体能力の高さだけなく、音楽との融合や感情を動きで表す表現力やキャラクター、創造力などで競い合う! 【ダブルダッチとは】2本のロープを使うなわとびで、ロープを跳びながらダンスやアクロバットをするスポーツ。見た目とは裏腹に手軽に誰でもでき、集中力・持久力・リズム感・創造力・バランス・チームワークが身につく究極のチームスポーツ!縄跳びとダブルダッチを総称した「ジャンプロープ」という競技でオリンピック競技となることを目指す! 【3x3バスケットボールとは】3人制バスケットボール「3x3(スリー・エックス・スリー)」は、国際バスケットボール連盟(FIBA)によって2007年から「正式競技種目」となり、世界中で拡大しているスポーツ。2020東京オリンピックでは公式競技として採用!5人制のバスケットボールとはルールが少し違い、ハーフコートで行われ、5人制よりもタフネスな試合が楽しめる!
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dance世界の頂上決戦が日本人対決となった「オリンピック予選シリーズ 上海大会」日本のAyumiとオランダのLeeが優勝2024.05.21パリ五輪出場をかけた世界最終予選が開幕 7月26日から8月11日にかけて開催されるパリオリンピック2024。そのパリ五輪で新種目となり注目を集めているブレイキン。日本からは、昨年のアジア大会で優勝したShigekixが既に内定を決めている。そのパリ五輪の最終予選に位置付けられている「オリンピック予選シリーズ (OQS)」が中華人民共和国・上海にて2024年5月16日(木)~5月19日(日)の4日間にわたって開催された。パリ五輪への出場権は、男女各16名で各国上限は2枠。現時点では昨年の世界選手権優勝者1枠、各大陸王者の5枠が既に決定済み。そして開催国フランス1枠、国際オリンピック委員会(IOC)などが割り当てるユニバーサリティ2枠はOQS後に確定する。残る7枠は今回の上海と6月にブダペストで行われるOQSでの上位7人に与えられることが決まっている(順位によってポイントが与えられその合計で確定する)。予選大会を通じてOQSの出場資格を得たファイナリストは世界で40名(男女それぞれ)。日本人選手は、この数年間で五輪フォーマットの大会において数多くの好成績を残しており、男女共に五輪出場への期待が高い。 photograph by haru_graphics 女子は世界のTOP4のうち3名が日本人という快挙 ブレイキンは男女共にOQS上海の結果がパリオリンピック出場に大手をかけるだけあり、今大会に照準を合わせてフィジカルやマインドを整えてきた選手も多い。日本人選手は、出場全選手がTOP16へ進出を決めDAY1を終了した。DAY2となる本日は、ラウンドロビンと呼ばれるグループに分かれての総当たり戦でTOP8まで絞られ、その後はノックアウト方式のトーナメントで優勝者が決まる。女子はTOP16のラウンドロビンで全選手がトップ通過を果たし、準々決勝に駒を進めた。TOP8では、RikoがイタリアのAntiに3-0で快勝。Amiは中国のYingziに2-1で勝利、AyumiはフランスのSyssyに2-1で勝利と、なんとベスト4にも日本人女子選手が揃って進出。世界のTOP4のうち3名が日本人という結果になった。TOP4では、RikoとAmiの日本人対決となり、世界で戦うキャリアをRikoよりも数多く持つAmiが3-0で勝利。AyumiもアメリカのLogistxに2-1で勝利し、女子の決勝は日本人対決となった。日本のAmiとAyumiが決勝戦で相対するのは、国内大会だけでなく、世界の頂上決戦も含めて過去に何度も対戦している。オリンピックの最終予選という舞台でも、日本人同士の対決で世界一を争う形となった。最後は0-3でAyumiがAmiに勝利し一つ目の最終予選で優勝を果たした。尚、3位決定戦では、日本のRikoがアメリカのLogistxと対戦し勝利。女子は世界のTOP1、2、3が全て日本人という結果になった。 photograph by haru_graphics Hiro10が日本人男子最高位の3位に輝いた 男子も出場全2名がTOP8へ進出。TOP8では、IssinがオランダのLeeと対決。Issinは自身が得意とするパワームーブを中心に組み立てながらLeeに挑んだが、このバトルではムーブの独創性や音楽性を活かしたLeeのムーブが評価され0-3でIssinが敗れた。その後に登場したもう一人の日本人Bboy、Hiro10はアメリカのGravityを相手に2-1で勝利。国際大会で数多くの実績を持つGravityに、オリンピック最終予選という大一番で勝利してTOP4を決めた。準決勝で、Hiro10は優勝したLeeに0-3で敗れるが、3位決定戦で世界タイトルを数多く持つ韓国のHongtenに勝利し、第3位に輝いた。次回のブダペスト大会へ向けても勢いをつける結果となった。今大会と1ヶ月後に行われるブタペスト大会の合計ポイントで、パリ五輪出場が決まる。女子はTOPを日本人が独占。出場権最大2枠を国内でも争うことが予想される。男子もHiro10とIssinが上位に入り高いポイントを獲得した、残り1枠をどちらが手にするのか?次回大会も要注目である。 photograph by haru_graphics 各競技で協力してTEAM JAPANのサポートを実施 またオリンピック予選シリーズ (OQS) 上海大会では日本人選手たちが最高のコンディションで試合に臨めるように、味の素株式会社「ビクトリープロジェクト」が帯同・サポートしている。本プロジェクト内容については下記の通りだ。 ビクトリープロジェクトは、2003年から味の素株式会社と日本オリンピック委員会(JOC)が共同で実施している選手のコンディショニングサポートプロジェクト。選手の目指す姿や目標に合わせた栄養サポートを提供し、パフォーマンスの最大化と意識改革に貢献している。 特に大会期間中は、「補食」を通じて選手のコンディショニングをサポート。具体的には、エネルギー補給を目的とした「パワーボール」と、カラダのコンディションを維持するためのアミノ酸サプリメント「アミノバイタル」を提供している。 今回のオリンピック予選シリーズ(OQS)では、ブレイキンだけでなく、BMX、スケートボード、クライミングチームにも「パワーボール」と「アミノバイタル」を提供し、全ての競技で選手が最高のコンディションで試合に臨めるよう支援した。選手一人一人のコンディションを詳細に把握し、適切な栄養プランを提案することで、長期間にわたり安定したパフォーマンスを維持できるようサポートしている。
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climb残るパリ五輪出場枠は誰の手に?「オリンピック予選シリーズ 上海大会」スポーツクライミング ボルダー&リード種目2024.05.212024年5月19日 中華人民共和国・上海にて2024オリンピック最終予選大会「オリンピック予選シリーズ (OQS)」のスポーツクライミング、ボルダー&リード種目の決勝が行われた。男子は韓国のリ・ドヒュン、女子はアメリカのブルック・ラバトゥが今大会の優勝を果たした。 日本からは森秋彩がすでにパリ五輪への出場が決まっており、本シリーズでは残された女子の1枠を懸け争われる。一方男子は楢崎智亜と安楽宙斗で日本の最大出場人数の2枠を満たしているため、本シリーズには出場しなかった。 伊藤ふたば選手Photo: OIS/Kieran Cleeves. Handout image supplied by OIS/IOC 女子は東京オリンピックにてスポーツクライミング複合競技で総合2位となった野中生萌が予選を1位通過、念願のオリンピック出場に燃える伊藤ふたばも4位通過と好調の滑り出しを果たす。続く準決勝では野中生萌が3位、伊藤ふたばが5位をマークし、ボルダーを得意とする日本人2名が決勝進出を果たした。 写真左からソ、ブルック、エリンPhoto: OIS/Dan Law. Handout image supplied by OIS/IOC 女子決勝ではボルダーで1つ目の課題を8人全員が登り切るハイレベルなスタートを見せた。しかし2つ目の課題では最初のゾーン以降になかなか進むことができなかった。そんな中アメリカのブルック・ラバトゥが見事登り切り、課題を単独で完登した。 勢いに乗ったブルック・ラバトゥは83.82ポイントを獲得し、他の選手から大きな差をつけ独走状態でボルダーラウンドを終える。ボルダーラウンド時点で野中生萌は59.62ポイント、伊藤ふたばは59.42ポイントとなった。 リードでは伊藤ふたばは57.1ポイント。野中生萌はリードで同率2位の68.1ポイントを手にした。ブルック・ラバトゥは伊藤ふたばと同じ高さで落下するも、ボルダーによるポイントで逃げ切り、合計140.9ポイントで1位となった。 2位はリードで80.1ポイントの最高順位となり、134.3ポイントとしたソ・チェヒョン(韓国)。3位はエリン・マクニース(イギリス)となった。野中生萌は127.7ポイントで4位、伊藤は116.5ポイントで5位に終わった。 男子決勝では韓国のイ・ドヒョン、スペインのアルベルト・ヒネス・ロペスの2名がリードで完登を果たしたが、ボルダーのポイントの差により134.5ポイントを獲得したイ・ドヒョンが1位に輝いた。 2位となったのは124.5ポイントを獲得したルベルト・ヒネス・ロペス。3位は124.1ポイントを獲得したチェコ共和国のアダム・オンドラとなった。 写真左からアルベルト、イ、アダムPhoto:OIS/Bob Martin. Handout image supplied by OIS/IOC スポーツクライミングにおいて、東京オリンピック2020では各選手は3つのフォーマットを競い合い、各順位の積が得点となり最終順位が決められた。パリ2024では競技形式が変更され、スピード種目とボルダー&リード複合種目の2種目で競われる。 オリンピック予選シリーズ(OQS)において、国際スポーツクライミング連盟(IFSC)によると、ボルダー&リードの複合種目では男女各10名出場枠を獲得できる。 運命のパリ五輪出場枠を懸けた第2戦は6月20日~23日に行われるブダペストにて開催される。ボルダー&リードの複合種目、日本人女子の1枠を懸けたパリ五輪出場枠争いに今後も注目が集まる。 決勝結果 【女子】1位 ブルック・ラバトゥ(アメリカ合衆国)ボルダー83.82/リード57.1/合計140.92位 ソ・チェヒョン(大韓民国)ボルダー54.22/リード80.1/合計134.33位 エリン・マクニース(イギリス)ボルダー59.72/リード68.1/合計127.84位 野中生萌(日本)ボルダー59.62/リード68.1/合計127.75位 伊藤ふたば(日本)ボルダー59.42/リード57.1/合計116.56位 ライェウヘニア・カズベコワ(ウクライナ)ボルダー59.142/リード8.1/合計107.27位 ク・チリョ(中華人民共和国)ボルダー59.72/リード39.1/合計98.88位 ゼラ・アベズー(フランス) ボルダー39.42/リード57.1/合計96.5 【男子】1位 リ・ドヒュン(大韓民国)ボルダー34.5/リード100.0/合計134.52位 アルベルト・ヒネス・ロペス(スペイン)ボルダー24.5/リード100.0/合計124.53位 アダム・オンドラ(チェコ共和国)ボルダー64.0/リード60.1/合計124.14位 ポール・ジェンフ(フランス)ボルダー49.1/リード64.0/合計113.15位 サッシャ・レーマン(スイス)ボルダー14.3/リード96.1/合計110.46位 ハネス・ハン・デュイセン(ベルギー)ボルダー34.5/リード60.1/合計94.67位 ハミッシュ・マッカーサー(イギリス)ボルダー48.8/リード45.1/合計93.98位 サム・アベズー(フランス)ボルダー9.8/リード0.0/合計9.8 また、オリンピック予選シリーズ (OQS) 上海大会では日本人選手たちが最高のコンディションで試合に臨めるように、味の素株式会社「ビクトリープロジェクト」が日本チーム独自に帯同・サポートしている。本プロジェクト内容については下記の通りだ。 ビクトリープロジェクトについて ビクトリープロジェクトは、2003年から味の素株式会社と日本オリンピック委員会(JOC)が共同で実施している選手のコンディショニングサポートプロジェクト。選手の目指す姿や目標に合わせた栄養サポートを提供し、パフォーマンスの最大化と意識改革に貢献している。 特に大会期間中は、「補食」を通じて選手のコンディショニングをサポート。具体的には、エネルギー補給を目的とした「パワーボール」と、カラダのコンディションを維持するためのアミノ酸サプリメント「アミノバイタル」を提供している。 今回のオリンピック予選シリーズ(OQS)では、ブレイキンだけでなく、BMX、スケートボード、クライミングチームにも「パワーボール」と「アミノバイタル」を提供し、全ての競技で選手が最高のコンディションで試合に臨めるよう支援した。選手一人一人のコンディションを詳細に把握し、適切な栄養プランを提案することで、長期間にわたり安定したパフォーマンスを維持できるようサポートしている。
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danceRed Bull BC One City Cypher 東京予選はBBOY TSUKKI、BGIRL RAMが優勝!2024.05.202024年5月18日(土)、東京都渋谷区、HARLEMにてRed Bull BC One City Cypher 東京予選が開催された。今回行われた東京予選は全国5箇所で開催される地方予選の最終戦となる5戦目であり、BBOYサイドではTSUKKI(18歳)、BGIRLサイドではRAM(23歳)が優勝に輝いた。 ワールドファイナルへの道は、今大会を含めた全国5箇所で開催される Red Bull BC One City Cypher に加えて、今年から16歳以上の学生のみが参加可能な「Red Bull BC One Student Cypher」によって争われ、各予選の勝者は7月7日(日)に東京都内で開催予定のRed Bull BC One Japan Finalで日本代表の座をかけて戦う。 Red Bull BC One Japan Finalを勝ち抜いたB-BoyとB-Girl、各1名は日本代表としてブラジル・リオデジャネイロへ招待され、12月5日(木)開催予定の Last Chance Cypher に出場し、見事勝ち上がったダンサーは世界No.1 の座をかけて Red Bull BC One World Final に挑むこととなる。 Bboyサイド優勝者のTSUKKIのパフォーマンス BBOYサイド出場選手 Bgirlサイド優勝者のRAMのパフォーマンス Bgirlサイド出場選手 大会概要 【Judges】Cica Series / RONA / RYUJI【MC】CRUDE【DJ】YOSHIKI【会場】HARLEM(東京都渋谷区円山町2−4 Dr.ジーカンス)【スケジュール】12:00 OPEN / 12:30 START / 19:00 CLOSE【定員】210名【ルール】オーディション形式【エントリー費】1,000円(当日2,000円)【観覧】1,000円 Red Bull BC One とは 今年で開催21回目を迎える『Red Bull BC One』は、世界30ヶ国以上で地区予選やサイファーおよびワークショップなどのプログラムが行われている世界最高峰の 1on1 ブレイキンバトルイベント。ブレイカーたちが目指すのは、選ばれしB-Boy/B-Girl 各16名にのみ参加が許される世界王者決定戦『Red Bull BC One World Final』出場。その舞台で見事優勝を手にした者は、誰もが認める正真正銘の世界王者となる。
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surf【体験会レポート】第3回静波パラサーフィンフェスタ・サーフィン体験イベント2024.05.20読者の皆さんはじめまして!ぼくは、日本代表パラサーファーのけんたろうです。2022年・2023年のISAパラサーフィン世界選手権に上肢欠損のクラス(Stand1)で出場し、最高成績は4位です。静波パラサーフィンフェスタも選手として第1回から参加しています。 今回は、5/11(土)に行われた医療的安全性が担保されたオールインクルーシブなサーフィン体験イベントに、体験会サポーターとして参加してきましたので、その様子をぼくならではの視点も交えて、レポートしたいと思います! まず、サーフィン体験会には、障がいのある方39名と地元の小学生6名の計45名が参加しました。イベント顧問を務める参議院議員の平山さんをはじめ、車いす参議院議員でバンクーバー・パラリンピックアルペンスキー日本代表の横沢さんや、ゲストでお越しの乙武さんもサーフィンに初チャレンジされました。会場は、“だれもが波に乗れる街” を掲げる、静岡県牧之原市のにある静波サーフスタジアム。来場者は約600人と、多くの方に足を運んでいただき、インクルーシブでピースフルな時間を共有できました。 人工波を活用した誰もが平等に、安心して楽しめるサーフィン 当日は天候に恵まれ、気持ちのいい日差しのなか、絶好のサーフィン日和でした。静波サーフスタジアムのスタッフが、的確に波を見極めて体験者をプッシュし、体験者全員が気持ちよく波に乗れていました。サーフィン体験者は自分のサーフィン経験や、身体的特徴に応じて、各々のスタイルで挑戦していました。 中にはプールの中で不安な表情を浮かべる参加者もいましたが、「Nami-nications(ナミニケーションズ)」を中心としたベテランサポーターが、「ひっくり返っても3秒以内に救助に行くから!」など心強い声掛けで体験者を安心させていました。ライディングを終えてスタート位置に戻る際、体験者の挑戦をたたえるサポーター全員とのハイタッチ姿が印象的でした。 当初「水が嫌い。小学校のプールでトラウマになった。」と 言っていた乙武さんは人生で初めてサーフィンに挑戦。ぼくと一緒に、ボードに立つ位置やライディング姿勢を研究し、立った状態でテイクオフするという、オリジナルの乙武スタイルで波に乗ることにしました。(周囲の人は腹ばいで乗ることを予想していたが、予想を裏切る大挑戦!) 1本目で立った状態でうまくテイクオフし、綺麗にロングライドをメイク。波待ちポイントに戻ってくる頃には、達成感と自信に溢れた顔になっていて「2本目はなにか違うことをしたい」と当然のように自分越えをする姿に感服しました。2本目は、新たな挑戦として、ライディング中にジャンプすることを宣言し、見事2回ジャンプを成功させ、会場を沸かせました。 体験者の声 ・去年まではボードの上に立てなかったが、今回初めて立てて嬉しかった。・波に乗れたこともさることながら、乗り終わった後のサポーターとのハイタッチで一番テンションが上がった。・陸より水中のほうが自由になれた。・1日中、水中でサポートしてくれた方に感謝。 ぼくも、身体的特徴から様々なチャレンジを抱える多くの体験者たちが、自分越えをする瞬間に立ち合えて幸せでした。 サポーターの様子 サポーターはぼくを含めて合計50名が参加しました。体験者全員が去年の自分を超えること、1本前のライディングを超えることに挑戦し、目を輝かせる姿に、ぼくを含めたサポーター全員が心を動かされ全力で応援していました。サポートする側が逆にパワーをもらえたとサポーターのみんなが口を揃えてたことが印象的でした。 トークショーで印象に残ったこと <体験会の感想>「サーフィンを初めて体験してみて、障がいを打ち消してくれるスポーツかもしれないと思った。不安定な板に、二足歩行の人が立つより、足のない自分がべたっと乗るほうがバランスが取れるので、むしろ自分のほうが健常者より有利とすら思った。」(乙武さん)「波の上でボードの上に乗ってしまえば、手足のあるなし・目の見える見えないって関係がなくなる。水の中ってとてもバリアフリー。車いすに乗っている人も目の見えない人も自由に動ける空間。」(板嶌さん) <障がいについて> 「世界102か国を訪問して、日本は街中で障がいのある方を見かけたときのリアクションとして“とまどい”というのが前面に出る。理由ははっきりしていて、日本は先進国で唯一、分離教育といって健常者と障がいのある方を分けて教育をしている。健常者の中で小さいころに障がいのある方と一緒に教育を受けた経験がある人は少ない。本当の意味の共生社会を実現するためには教育から変えていくべきだと考えている。」(乙武さん) 「日本って障がい者支援となると点字ブロックや音響式信号機などマシーン(機械)に頼りがち。でも、近くの人が声をかけてくれれば大抵のことは解決するんですよね。静波パラサーフィンフェスタでは、みんな自然に声を掛け合ってインクルーシブな空気に包まれている。この空気が世の中に広がれば、それでかなりの壁がなくなると思うんだよな。」(板嶌さん)一回でも障がいのある方と遊んだり話したりすると、分け隔てなく接することが実体験を通して身につくと思うんですよね。ぼく自身が、もっと健常者との”接点”となれるように、今回のようなイベントや大会への参加はもちろん、SNSやこのような記事による情報発信をがんばっていこうと改めて思いました。 レセプションの様子 凸凹広場という、自閉症など個性的なメンバーの就労継続支援を行っている施設にてレセプションパーティーを開催しました。女性レゲエシンガーソングライターMetisなどが美しいサウンドで会場を盛り上げるなか、各人が普段接点のない人との交流を深め、ぼく自身もとても有意義な時間となりました。 PHOTO BY イシズカマコト ジャパンオープンについて 2024年5月25日(土)、5月26日(日)に日本最大規模となるパラサーフィン国際大会「JAPAN OPEN 3rd」が、同会場にて開催されます。インクルーシブでピースフルな空気を体験するため、また一選手として、多くの方に足を運んで見ていただけると嬉しいです。ぼくも選手として出場予定です! 最後に 静波パラサーフィンフェスタは、まるで健常者がマイノリティだと感じるような異世界空間です。そういう意味では、人と違うことが当たり前の空間なので、“偏見”とか“人からネガティブにジャッジされるかもしれないという不安”が排除されやすいのかもしれません。例えば、手助けが必要だと思った時に、日本人特有の「やり方が間違っているかも」「どう思われるかな」など行動を阻害するような不安要素がないので、誰もが積極的に声掛けやサポートができちゃうんだと思います。きっと今回来場いただいた600人は、異世界の余韻を自分の生活圏に持ち帰り、オープンな接し方を自然と実践しているはず。より多くの人がこの異世界を体験して、偏見のない世界がいつか日常となることを夢見ています。
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climb日本の大政涼は14位。「オリンピック予選シリーズ 上海大会」スポーツクライミング スピード種目2024.05.202024年5月18日 中華人民共和国・上海にて2024オリンピック最終予選大会「オリンピック予選シリーズ (OQS)」のスポーツクライミング、スピード種目の決勝が行われた。男子はインドネシアのレオナルド・べドリック、女子は中国のジョウ・ヤーフェイが今大会の優勝を果たした。 男子は、大政涼が14位で予選を通過しトーナメントに進出。安川潤は予選29位となった。女子は林かりん24位、竹内亜衣26位、河上史佳28位、林奈津美29位と、日本人女子は予選止まりとなった。予選を勝ち進んだ大政涼はトーナメント初戦で5秒19と好記録を出すも、インドネシアの強豪キロマル・カティビンに一歩及ばず、今大会は14位に終わった。 写真左からワン、ベドリック、ウーPhoto:OIS/Kieran Cleeves. Handout image supplied by OIS/IOC 決勝では、男女共に0.1秒差、0.01秒差といった僅差の熱い戦いが多く繰り広げられ、男子はインドネシアのレオナルド・べドリックが、予選一位通過を果たした中国のウー・ペンに0.05秒の僅差で勝利し優勝。女子は中国のジョウ・ヤーフェイがインドネシアのラジア・サルサビラに勝利し、予選2位通過の実力を見せ優勝を果たした。 写真左からラジア、ジョウ、ナタリアPhoto: OIS/Kieran Cleeves. Handout image supplied by OIS/IOC スポーツクライミングにおいて、東京オリンピック2020では各選手は3つのフォーマットを競い合い、各順位の積が得点となり最終順位が決められた。パリ2024では競技形式が変更され、スピード種目とボルダー&リード複合種目の2種目で競われる。 オリンピック予選シリーズ(OQS)において、国際スポーツクライミング連盟(IFSC)によると、スピード種目では男女各5名が出場枠を獲得できる。今大会は日本人選手の決勝進出が見られず厳しい結果となったが、6月20日~23日に行われるブダペスト大会での日本人の活躍、逆転劇に期待が高まる。 大会結果 【男子】1位:ベドリック・レオナルド(インドネシア)2位:ウー・ペン(中国)3位:ワン・シンシャン(中国)4位:ヤロスラフ・トカチ(ウクライナ)14位:大政 涼 ※予選 [トーナメント進出]29位:安川 潤 ※予選 【女子】1位:ジョウ・ヤーフェイ(中国)2位:ラジア・サルサビラ(インドネシア)3位:ナタリア・カルッカ(ポーランド)4位:ニウ・ディー(中国)24位:林 かりん ※予選26位︰竹内 亜衣 ※予選28位:河上 史佳 ※予選29位:林 奈津美 ※予選 また、オリンピック予選シリーズ (OQS) 上海大会では日本人選手たちが最高のコンディションで試合に臨めるように、味の素株式会社「ビクトリープロジェクト」が日本チーム独自に帯同・サポートしている。本プロジェクト内容については下記の通りだ。 ビクトリープロジェクトについて ビクトリープロジェクトは、2003年から味の素株式会社と日本オリンピック委員会(JOC)が共同で実施している選手のコンディショニングサポートプロジェクト。選手の目指す姿や目標に合わせた栄養サポートを提供し、パフォーマンスの最大化と意識改革に貢献している。 特に大会期間中は、「補食」を通じて選手のコンディショニングをサポート。具体的には、エネルギー補給を目的とした「パワーボール」と、カラダのコンディションを維持するためのアミノ酸サプリメント「アミノバイタル」を提供している。 今回のオリンピック予選シリーズ(OQS)では、ブレイキンだけでなく、BMX、スケートボード、クライミングチームにも「パワーボール」と「アミノバイタル」を提供し、全ての競技で選手が最高のコンディションで試合に臨めるよう支援した。選手一人一人のコンディションを詳細に把握し、適切な栄養プランを提案することで、長期間にわたり安定したパフォーマンスを維持できるようサポートしている。
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