日本初のプロダブルダッチチーム「J-TRAP.」をご存知だろうか。1990年代ダブルダッチプロチームとしてテレビ番組をきっかけに誕生し、Dance&Vocalという要素も加わりメンバーを変えながらも一昨年2018年の年末に25周年を迎えた伝説のチームだ。今回は18年間リーダーとして活躍し、引退後は形を変えてパフォーマーの新しい活動のサポートへと奔走するMIHOさんにお話を伺った。業界のトップを走り続けてきた彼女の想いとは。
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MIHO
7才からジャズダンスを始め幼少時代から舞台等に多数出演。ダンス専門学校にて様々なジャンルのダンスを改めて学び、アメリカへのダンス研修にて更にスキルを磨いた。ダブルダッチ世界大会優勝、NBAハーフタイムショー日本人初出演。長年ダンスボーカル&ダブルダッチプロチームJ-TRAP.のメンバーとしてTV,CM,イベント等に出演。MC,振付,タレント指導,専門学校講師などを経て、チーム卒業後は沖縄・伊良部島に2年間移住。東京に戻り2018年株式会社エムニーニーを設立。代表取締役として、Kick-itアプリの開発運営を含め、様々な仕事に取り組んでいる。
日本初のプロダブルダッチチームは、テレビ番組から生まれた
J-TRAP.が結成したのは1993年。ダンスブームは始まっていたものの、日本ではダブルダッチという名前さえもほぼ知られていない頃だ。MIHOさんは、幼い頃からJAZZダンスを習っており、「ダンスの道で生きていく」と決めていた。そのため、ちょうど開校したばかりだった多種ジャンルのダンスを学べる専門学校として日本初の認可校である「東京コミュニケーションアート(TCA、現TSM)専門学校」ダンス科1期生として入学を決めた。
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MIHOさんが2年生になり、一学年下に2期生も入って来た頃、TBSの「チームディズニー」というテレビ番組で「日本にまだいないダブルダッチプロチームを作ろう」という企画が立ち上がった。当時、なんと番組内にダブルダッチのコーナーがあり、ニューヨークで活躍していた「DDDD」という黒人チームがレギュラー出演していたのだ。彼らは、ダブルダッチの本場ニューヨークハーレムにあるブラックカルチャーの象徴的存在として有名なアポロシアターで、毎年開催されている「Holiday Classic」というダブルダッチ世界大会で8年間連続チャンピオンを勝ち取っていたスーパーチームだ。ただ番組のロケは毎回ニューヨーク。日本で広めようにも毎回来日してもらう訳にはいかずロケはニューヨークで行われていた。そこで、番組にレギュラー出演出来るダブルダッチチームを日本国内でも作ろうという話が持ち上がった。そんな中、当時ダンスの専門学校として話題になっていたTCA専門学校にて、日本初ダブルダッチプロチームメンバーのオーディションすることになったのだ。
「実は、10才の時に通っていたダンススタジオでダブルダッチを少しやったことがあって。ただその後日本にダブルダッチは全く定着していなかったので、新しいことに挑戦したいという気持ちが強くオーディションに参加しました。オーディションの時点でダブルダッチが出来る人はいなかったため、一次オーディションはダンス選考。とにかくジャンプ力をアピールする様なルーティーンを見せたりする人も多くて面白かったな。そしてまず一次オーディションは合格。そこから二次オーディションまでの間に、受かったメンバーでほとんどやったこともないダブルダッチを練習し始めたんです。もちろん誰も教えてくれる人なんていないし、見様見真似でやろうと思っても真似する相手がいません(笑)。番組スタッフからもらったアメリカのダブルダッチ大会のビデオだけが、唯一のヒントでした。ビデオを研究しとにかくロープを回すのがうまそうな人がひたすらロープを回し、あとはダンスのステップや技をロープの中で跳びながら行えるようにすることから始めていました。そして最終オーディションに合格したのが初代12人のメンバー。この12人が日本で初めてのダブルダッチプロチームとしてTV番組にレギュラー出演することになりました。」
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ちなみに、当初のチーム名はJ/Z DRUG。学校後や土日には、原宿の神宮橋でダブルダッチの練習を行なっていた。そのため、チーム名には神宮橋の「J」と「私たちの技をみたらDrugなんか使わなくてもナチュラルにテンションあがるでしょ=アンチDRUG」という意味も込めた名前に決めた。しかし1993年12月、初のTV番組レギュラー出演、記念すべき第一回目の放送をみんなで集まって見ていたところ、スクリーンに勢い良く紹介されたチーム名は、「J-TRAP.」。えーー?!?!とメンバー全員が大声をあげた。急いでプロデューサーに確認すると、どうやらディズニー系の番組ではタバコやドラッグなどを画面にうつすこともNGだったらしく、DRUGという名前も変えられてしまったとのこと。そのことを知らされていなかった当時19歳と20歳だったメンバーたちは、そんなダサい名前は嫌だと反抗したものの番組上はもう変更が出来ない。「当時、番組以外での活動は『J/Z DRUG』、TV番組のみ『J-TRAP.』で活動していました。TV含め活動がどんどん増え、そのうち2つの名前がややこしくなり『J-TRAP.』に統一しました(笑)。当時、プロチームは私たちだけだったので、オロナミンCのプロモーションイベントを始め、様々な番組やイベントへの出演など、どんどん仕事をいただけてありがたかったですね。ときには、6人ずつ分けて2カ所のステージに出たりしていましたが、当時はあの12人のチームメンバーのまま、ダンスカンパニーの様にずっと一緒に活動していくと思っていました」。
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CDデビューを機に、12人から5人へ
しかし、12人の活動に転機が訪れる。CDデビューの話がやってきたのだ。しかしデビューの条件として、12人では人数が多過ぎるので選抜しなければいけないということだった。12人のダブルダッチチームとして共に過ごしてきたメンバーにとって厳しい条件だった。「とにかく挑戦してみよう」と、12人の中でオーディションを行なった。そこで、メインボーカルに選ばれたMIHOさんを含め5人のメンバーがCDデビュー組に選出された。ずっと12人で活動したいという想いがメンバー内であったにも関わらず、バラバラになってしまう。とても複雑な想いだった。12人の「J-TRAP.」という名前を、CDデビュー時もそのまま使うことは辛い。名前を別のものに変えたいとも申し出たが、テレビ露出があったため叶わず、5人組のJ-TRAP.としてCDデビューが決定した。
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そして、他のメンバーは新しいダブルダッチチーム「RUN-D-CREW」を結成した。「当時の想いは語り尽くせません。RUN-D-CREWが日本人初のHoliday Classic優勝を果たして一緒に喜んだこともあれば、翌年にはJ-TRAP.が優勝し嬉しさだけでなく複雑な気持ちになったこともあった。周りからは確執があると思われていたみたいです。25周年のステージでは、2チームが一緒に初代チームとしてステージに立ち、パフォーマンスをしました。その瞬間は昔に戻ったみたいで本当に嬉しかったです。翌日ステージの動画を見て胸が一杯になりましたね。長年携わって来て本当に良かったと思えた瞬間でした。初代J-TRAP.メンバーは、大事な仲間であり家族です。」
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18年間の現役生活 歌って、踊って、跳び続けた
MIHOさんを主軸に、走り続けてきたJ-TRAP.。18年間、メンバーが変わることがあろうとMIHOさんは歌って踊って、跳び続けていた。後にも先にも、ダブルダッチと歌、ダンスを両立してライブするというチームはいない。こんなにも長い時間、ダブルダッチを続けることができたのは「いつまでも完成はせず、常に新しい完璧を追い続けられたからかもしれない」と語る。
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「始めたときはダブルダッチしている人が全く日本にいませんでした。でも、サークルができたりプロチームが発足したり。どんどん仲間が増えてきて、単純にうれしいしどんどん楽しくなっていった。ダブルダッチを始めアートパフォーマンスというものは、いくらやっても完璧にはなかなかならない。完璧と思ったらそれ以上の発展がないんです。特にチームパフォーマンスは自分だけが、完璧だったらいいわけじゃないですからね。仲間がいて、技が成功するかしないかわからないスリルがあるからこそ飽きなかったんじゃないかなと思います。メンバーが変わったら、また一から構築して新デモを作っていく。だからこそ新しいもの好きで割と飽きっぽい私でも18年間続けられたのかもしれません(笑)。」
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そんなMIHOさんも初代メンバーとしては最後まで活動している1人となり、思い切って引退したのが2011年の年末。ラストのライブは300人以上が来て、ライブハウスが満員に。MIHOさんは、その日を境にJ-TRAP.としてのステージを去った。
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夢を与える力のあるパフォーマーを支える 新しい挑戦へ
長く現役生活を過ごしたMIHOさんは、やってみたいことがあった。夏休みや冬休みを思う様にとれなかった現役時代。長期の海外旅行や離れた場所での移住生活など、興味があっても出来なかったため憧れがあった。結婚したご主人を説得し、沖縄県の伊良部島での移住を開始、のんびりと暮らしていた。ただ、美しい海と綺麗な自然と最高過ぎる平和な暮らしを送るうちに「刺激が足りないなあ」と思い、伊良部島で初めてのダンススクールを立ち上げたり、遊びにきた後輩たちと小学校でダブルダッチをしたりと、すぐに精力的に活動をし始めて気づいた。「私はのんびりしていられない性分なのだ」と。2年間の島暮らしを終えて、MIHOさんは再び東京へ舞い戻った。
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東京へもどったMIHOさんは「自分だけにしかできないことはないか」と考えた。「私たちが総プロデュースし行っていた単独ライブなどでいつも言われることがありました。『J-TRAP.のライブに来て元気をもらった。私も自分の好きなことを本気でしようと思った』『刺激を受けて、自分も独立を決意した。』『明日から、頑張ろうって勇気がわいた。』などといった言葉です。私たちはそんなことを計算してはいないんだけど、クールなかっこ良さとかではなく、がむしゃらなステージ作りやパフォーマンスの本気さが伝わったんだろうなって思った。本気のパフォーマンスは、人に大きな影響を与える。もしかしたら人の人生を動かしてしまうくらい。それくらい、すごいものだと思うんです。自分が色んなアーティストによって刺激を受けて来た様に。プロパフォーマー出身の私だからこそ出来ることは何か、ずっと考え続けました。そのタイミングで、子どもの時から私のプロ活動をずっと応援してくれていた母が亡くなり悲しみにくれました。ただ、母の教えを思い出し、メソメソせず世の中をよりよく変えて行ける様な希望あふれるプロダクトを創り出したいという気持ちが更に強くなりました。」
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J-TRAP.は、結成当初からレギュラー番組が決まっていたという恵まれた経緯があったが、日本にたくさんいる才能豊かなパフォーマーも、営業力がなければ埋もれてしまう。素晴らしいパフォーマンス力のある人に大きな夢を諦めてほしくない。ネットの拡散力を通して、何かできないものか…。考え続けていたMIHOさんに、一つのアイデアがうかんだ。「視聴者がリアルに応援できるパフォーマーのためのアプリ」だ。思いついたMIHOさんは一気に走り出し、アイデアから1年半後の2018年12月にアプリ「Kick-it」のリリースを果たした。
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Kick-itは、得意なスキルを持ったパフォーマーたちが、自分のパフォーマンス動画を投稿出来るアプリだ。投稿できるだけでなく、パフォーマーに投票が可能でチップを入れたりクラウドファンディングの様にサポートをすることも出来、人気の出たパフォーマーには実際にお金が還元される仕組みとなっている。MIHOさんは「このアプリを通して、パフォーマー達を応援したいんです。見て応援するのが好きな人もたくさんいます。Kick-itアプリを通じて、素晴らしいパフォーマンスに出会い、見る人とパフォーマーとの間で勇気や希望を与えあえる様なフィールドを生み出したい。」
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「自分が実際に活動しているころから感じていた事ですが、日本でのパフォーマーの地位はまだまだ高いとは言えません。もっと評価されて良いし、きちんとそれだけで生活出来る人がもっと生まれるべき。ハイレベルなパフォーマンスが出来るのに、好きなことをしているからと言って他の仕事と同じ様な待遇を得られないのなら、業界の在り方を変えて行かなければいけません。今までの人生と経験をかけて作りました。このアプリを通して、例えば地方にいたとしてもすごいパフォーマーは評価されたり、少しでもお金が稼げるようになったり、新しい道筋を作っていきたい。パフォーマーの皆さまたちの人生を、より良く変えていけるきっかけとなれたら。」
ばいけません。今までの人生と経験をかけて作りました。このアプリを通して、例えば地方にいたとしてもすごいパフォーマーは評価されたり、少しでもお金が稼げるようになったり、新しい道筋を作っていきたい。パフォーマーの皆さまたちの人生を、より良く変えていけるきっかけとなれたら。」
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常に新しいことに挑戦し続け、パフォーマーの第一線を走り続けてきたMIHOさん。次は、エンターテイメント業界全体を変えていくのではないだろうか。シーンを作り、還元していく姿勢に敬意を込めたい。素晴らしいパフォーマーが活躍の場を広げることで、見る人も増えて人生に刺激を受けて行動を変えていく人が倍増していくのではないだろうか。ぜひ、MIHOさんの今後のアクションに注目してほしい。
取材・小田切萌
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doubledutch青春を賭けた熱い夏が今年も開幕! 「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」2024.07.192024年9月29日(日)、ダブルダッチ業界初となる高校生の大会『ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024』が開催される。 チームで1つのショーを作るSHOWCASE部門、そして個人戦の1 on 1 BATTLE部門に加え、制限時間内に跳んだ回数を競うSPEED RELAY部門の3種目で、それぞれの頂点を決する。 昨年 SHOWCASE優勝の「Eifer」©︎ITADAKI / Photo by AYATO. 大会を盛り上げるアンバサダーには、世界三連覇の偉業を成し遂げ、ダブルダッチシーンの“顔”とも言えるプロチーム「REG☆STYLE」が。そしてダブルダッチシーン外から、日本ダンススポーツ連盟のブレイキン アンセムソング『Pump It Up! feat. TAKUMA THE GREAT』をリリースするなど、ストリートシーンにも影響力を与え続けているアーティスト「DA PUMP」からKIMIが就任。過去に番組での共演歴もある2組は、今年で5年目となるアンバサダーへの就任。彼らの“阿吽の呼吸”にも注目だ。 REG☆STYLE & KIMI (左から3人目)©︎ITADAKI / Photo by AYATO. さらに今回、ITADAKI恒例となった「エンターテイメント」要素を審査するメンバーには「サンキューーー!!」というフレーズでお馴染みのお笑い芸人・パンサー 尾形貴弘が参戦!加えてダンスシーンから、世界初のダンスプロリーグ・D.LEAGUEに参画しているチーム「FULLCAST RAISERZ」よりINFINITY TWIGGZと、世界規模で活躍し、多くのタイトルを獲得するB-GIRL RAMという、豪華ラインナップが務めてくれる。 ©︎ITADAKI そして、前向きに夢に向かって頑張る高校生を応援する『ポカリスエット』と、そしてストリートシーンで力強くプレイヤーを支えるオーセンティックアメリカンアスレティックウェアブランド『Champion』が、5年目となる今年も“オフィシャルサポーター”(協賛)として、高校生たちを力強くサポートしてくれる。 そんなシーン内外からの注目を掻っ攫う熱量の高いコンペティションの様子は、ITADAKI オフィシャルYouTubeチャンネルにてオンライン配信を予定している。 ©︎ITADAKI / Photo by AYATO. 昨今の高校生のプレイヤーたちは、時に大学生や社会人のプレイヤーを凌駕することも。果たして、今年高校生の頂点――”ITADAKI”に立つプレイヤーは誰なのか。ダブルダッチの歴史が動く一日が、今年も幕を開ける!! 大会概要 ©︎ITADAKI 「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」日時 : 2024年9月29日(日)時間 : 13:00 開演予定会場 : 川崎ルフロン主催 : ITADAKI 実行委員会主管 : 有限会社OVER THUMPZ協賛 : ポカリスエット / ヘインズブランズ ジャパン株式会社協力 : スキルハックメディアパートナー : FINEPLAY https://youtu.be/BKubNsA8oSI?feature=shared
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others親子で様々なスポーツを楽しんだ七夕の一日「PLAY MOVESPORT」がイオンモール幕張新都心で開催2024.07.122024年7月7日(日)に日本国内大手のスポーツウェアメーカー「DESCENTE(デサント)」が展開するスポーツウェアブランド「MOVESPORT(ムーブスポーツ)」によるスポーツ体験会「PLAY MOVESPORT」が、イオンモール幕張新都心のグランドコートにて開催された。 今回で4回目となる本イベントでは「スポーツクライミング」「ダブルダッチ」「けん玉」など様々なスポーツ体験会とショーケースに加えて、スペシャルゲストによる親子で一緒にできる「体操ダンス」など親子連れが楽しめるコンテンツが多く用意され大盛況に終わった。 本イベントには、スポーツクライミングシーンで活躍する日本代表選手である楢﨑明智 (日新火災)をはじめ、世界チャンピオンの経験を持つプロダブルダッチチームのFLY DIGGERZ、同じく世界で活躍するけん玉プレイヤーのSHINNOSUKE TOGOとKITO NAKAJIMA、そして体操のお兄さんとして子どもたちに大人気なよしお兄さん(小林よしひさ)をスペシャルゲストとして迎えた。このように、各ジャンルのプロフェッショナルたちによる体験会やショーケースを通して、スポーツの楽しさを子どもたちや初心者を中心とした様々な人々へ届けることができるのも「PLAY MOVESPORT」の魅力とも言えるだろう。 子どもたちは世界を股にかけて大活躍するトッププレイヤーのパフォーマンスに目を輝かせており、身体だけでなく目でもスポーツの楽しさを感じた一日となった。 イベント当日の様子 会場の様子 本イベントは、休日を過ごすには持ってこいである大型商業施設「イオンモール幕張新都心 グランドコート内」で開催され、お買い物や休日のレジャーに訪れた多くの子ども連れの家族がふらっとイベントに参加するなど、無料体験ということも相まって多くの来場者が集まった。 当日は晴天に恵まれるも屋外では36℃の真夏日になったこともあり、身体を動かしたい子どもたちは屋内で快適にスポーツを楽しめる環境である本イベント会場で、自分たちが気になる様々なスポーツにチャレンジ。そんな子どもたちの背中を見届ける一方で、一緒に体験する親御さんの姿もあり、老若男女問わず様々なスポーツを体験しながら休日の貴重かつ楽しい時間を親子で共有している様子がうかがえた。 楢﨑明智選手とボルダー体験 まず本イベントの中で一番子どもたちの目を惹いたのは、会場に設置されたボルダリングウォール。現在世界ランキング2位と世界最高峰の舞台で活躍する楢﨑明智選手による手取り足取りのサポートもあり、一番上のホールドまで完登する参加者も多く、ボルダー体験は終始大人気のコンテンツだった。 FLY DIGGERZのダブルダッチショーケース SHINNOSUKE TOGOのけん玉パフィーマンス また1日につき2回ほど開催されたダブルダッチとけん玉のショーケースには大勢の参加者だけでなくお客さんが会場付近に集まり、目の前で繰り広げられる一流のパフォーマンスに歓声を上げた。ショーケース後にはプロフェッショナルのパフォーマンスに感化されてか、多くの子どもたちが列をなしてこれらのスポーツも体験し、自分も楽しみながらトッププレイヤーのレベルの高さを肌で感じる機会となった。 よしお兄さんと一緒に親子体操 そしてやはり子どもたちの心を掴み、終始大盛況の中で一緒に親子体操を行ったのはスペシャルゲストのよしお兄さん。1日に2回に分けて行われたこのコンテンツでは、子どもたちに分かりやすい手遊びを含めた振り付けですぐ心を掴むと、実際に曲に合わせた体操ダンスでは子どもたちが大きな声を上げて楽しみにながら真剣に体操に取り組むなど完全に会場の雰囲気を一つにして、さすがは体操のお兄さんと言った見事なパフォーマンスを披露した。 以下は本イベントでそのような充実した一日を共に過ごした特別講師たちによるコメント。 本イベント特別講師のコメント 楢﨑 明智 選手 (日新火災・スポーツクライミング) 楢﨑明智選手 -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?正直、参加者が集まるのか心配だったのですが、実際に蓋を開けてみると子どもたちの列が途切れることがなくて、活気のあるイベントになって良かったなと思いました。 -最近の楢﨑選手の競技面での活動状況はいかがですか?今シーズンはかなり順調に行っていて、ワールドカップも5戦中3戦が終わったところなのですが、現在年間世界ランキング2位につけているので、残り2戦も良い結果を残して年間ランキングの表彰台に乗りたいなと思っています。 楢﨑明智選手 -練習時にMOVESPORTのアイテムを着用していてどんな印象を感じていますか?練習時には100%と言えるくらいいつもMOVESPORTのウェアを着させてもらっていますが、素材がとても良いので着心地も良いですし、肌触りが良いところが好きです。また速乾性にも優れているところがすごく良くて、長期滞在の海外遠征では部屋で洗濯することも多いのですが、部屋干しでもすぐ乾くので洗った次の日には着られるところも最高です。 -最後に今後の目標を教えてください。まだワールドカップで優勝したことがなくて、去年から数えると5戦連続ファイナルに残れているのですが、そのうち3回が準優勝で終わっているので、まずはワールドカップで優勝したいというのが今の目標です。またクライミングは競技特性上、1回優勝することは結構多くの選手ができることだったりもするのですが、年間通して勝ち続けることは難しいことなのでワールドカップで年間チャンピオンになることが次の目標ですね。 FLY DIGGERZ (コメント代表者:KSY)(ダブルダッチ) FLY DIGGERZリーダーのKSY -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?このイベントを通して、子どもたちにとって楽しい空間を色んなジャンルのプレイヤーの人たちと一緒に作れたことが楽しかったですし、素敵なイベントになったなと思いました。 -最近、 FLY DIGGERZはどういった活動をされていますか?2025年に向けて今年は挑戦の年にしようとしていて、パフォーマンスのコンペティションももちろんですが、スピード競技というアスリート向けのコンペティションの方も力を入れていて、来年は神奈川県川崎市で両方の種目の世界大会が行われるので、スポーツのダブルダッチもストリートのダブルダッチも、どちらもその世界大会で優勝できるように日々挑戦を続けています。 FLY DIGGERZ -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?MOVESPORTさんのウェアはどれも動きやすいですし、汗をかいた時も服が肌にまとわりつかないのですごく心地よく着られるのでオススメです。 -最後にFLY DIGGERZの今後の活動について教えてください。今年は挑戦する年にはなると思うのですが、その挑戦を応援してもらうために、今回のイベントのようなダブルダッチをたくさんの人に見てもらう機会を色んな場所で増やしていって、自分たちの挑戦とダブルダッチを知ってもらうという動きをリンクさせて今後につなげていけたらなと思っています。 KITO NAKAJIMA(けん玉) KITO NAKAJIMA -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?普段は結構一人でけん玉することが多いんですけど、今回小さな子どもと一緒にやる中で元気をもらいながら楽しく教えることができましたし、子どもたちがけん玉に成功した時の笑顔を見ると改めて「けん玉って良いな!」と感じました。-最近、 KITOさんはどういった活動をされていますか?最近はモデル活動を中心にしながらけん玉プレイヤーとしても活動していて、色んなところでけん玉を教えつつ、かっこいい洋服を着てかっこいいけん玉のパフォーマンスをしながら、けん玉のかっこよさを広めています。 KITO NAKAJIMA -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?普段、けん玉をするときは普通の洋服だったりもするので、大きな動きをするときには動きづらさを感じることもあるのですが、MOVESPORTのウェアはやっぱりスポーツ用の服ということもあって動きやすいですし、風通しも良いのでめちゃくちゃ着やすいです。-今後のKITOさんの目標を教えてください。今のけん玉のイメージって地味だったり昔あそびのような印象が強いかと思うのですが、子どもから大人までできるあそびなので、もっとかっこよく色んな人がどこでもできるスポーツだということをたくさんの人に広めていけたら良いなと思っています。 よしお兄さん(体操、ダンス) よしお兄さん -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?まず楽しかったです。もちろん私自身もイベントをして子どもたちと身体を動かすことは今までもあったのですが、今回を通して子どもたちがダブルダッチやけん玉、スポーツクライミングなどに挑戦している姿を見ると、「やっぱりスポーツって子どもたちにとって良いものなんだな~!」と改めて思いました。 よしお兄さん -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?まず着心地がすごく良くて、普段イベントとかでは衣装を着ることが多い一方で、今回このウェアは通気性も良く動きやすいので、自分自身がよく動くスポーツのイベントにとってぴったりなウェアだなと感じていますし、今回オレンジ色をチョイスしてもらったのですが、色んなカラーがあるのでおしゃれとしても楽しめるそんな洋服だなと思いました。 最後に 多くの参加者が集まった本イベント 本イベントは今回「MOVESPORT」として、昨年に引き続き4回目の体験会となり、前回よりも更に幅広いジャンルのスポーツを網羅する形で開催された。今回は幼児園児や小学生を中心に、スポーツによっては親御さんも参加するなど老若男女の幅広いお客さんが来場したが、トッププレイヤーやスペシャルゲストのよしお兄さんのパフォーマンスもあってか、参加者の列は途切れることがなく過去最大の盛り上がりを見せており、本イベント自体としてもさらに多くの人に「MOVESPORT」というブランドと様々なスポーツの認知を広げているその影響力の大きさがうかがえた。 今後もこの「PLAY MOVESPORT」を通して、より多くの子どもたちやスポーツ好きな人たちが、MOVESPORTの アスリートメンバーを始めとしたトッププレイヤーたちと楽しく交流して刺激を受けながら、新しいスポーツに出会う第一歩になることを今後も期待したい。 イベント概要 名称 : PLAY MOVESPORT in イオンモール幕張新都心日時 : 2024年7月7日(日)10:00 ~17:00会場:イオンモール幕張新都心 グランドコート(〒261-8535千葉県千葉市美浜区豊砂1-1)参加費:無料(LINE友だちとインスタグラムフォローが参加条件)講師 (出演者)・スポーツクライミング:楢﨑明智 (日新火災)・ダブルダッチ:FLY DIGGERZ ・けん玉:SHINNOSUKE TOGO、KITO NAKAJIMA・スペシャルゲスト:よしお兄さん(小林よしひさ)対象スポーツ:体操、ダンス、スポーツクライミング、ダブルダッチ、けん玉
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danceNORIとMiMzが優勝「Red Bull BC One Cypher Japan 2024」勝者はブラジルで行われる世界最終予選へ2024.07.07昨年の世界王者でありパリオリンピック日本代表のAmiが「Red Bull BC One」の見どころをコメント 今年で開催21年目を迎える、世界最高峰の1on1のブレイキン・ダンスバトル・トーナメント「Red Bull BC One」。その日本最終予選となる「Red Bull BC One Cypher Japan」が、2024年7月7日に東京の二子玉川ライズ スタジオ&ホールにて開催された。B-BoyとB-Girlの優勝者それぞれ1名は、12月にブラジルで行われる世界最終予選「Red Bull BC One Last Chance Cypher」の出場権を手にすることが出来る。今年のCypher Japanは、4月から全国5箇所で開催された「Red Bull BC One City Cypher」の優勝者と、今年から新設された学生限定予選の「Red Bull BC One Student Cypher」の優勝者(全2回)、それに加えてワイルドカード(招待枠)で集められた全B-Boy16名、B-Girl8名が参加し、ノックアウト方式のトーナメントで優勝を争う。昨年のワールドファイナル(パリ大会)で優勝したB-GirlのAmiは今回ジャッジを務めた。本番前のインタビューでは「BC Oneはブレイキンがオリンピック種目になる前からある大会で、ずっとブレイキンシーンに寄り添ってきたイベントだからこそ、B-Boyのかっこよさを本当に分かっている。それはステージづくりや運営の進め方からもとても感じます。オリンピックに出場する世界の16人と、BC Oneのワールドファイナルに出場する16人は違ったものになると思うし、両方を見てもらえるとよりブレイキンの面白さが伝わると思います。」とコメントした。 Red Bull BC One Special Talk Session ワールドファイナル出場経験を持つNORIやISSEI、Ayumiに加え、RA1ONやkaiなどの若手世代も多く参加した今年のCypher Japan 今年のワイルドカードには、BC OneにストーリーのあるB-Boyが選ばれた。NORIはBC Oneのワールドファイナルに最も多くチャレンジした日本人B-Boyの一人。2019年と2021年はCypher Japanで優勝。現地で行われた世界最終予選でも優勝し、ワールドファイナルに勝ち進んだ経験をも持つ。今回は通算5度目のワールドファイナル出場を目指して、まずはそこへの挑戦権(世界最終予選の出場枠)を獲得するべく、今日の日本最終予選に挑んだ。RA1ONは、今の日本ブレイキンシーンの若手を代表する注目のヤングガンズ。キッズ時代から多くのバトルで優勝しBC Oneへの憧れも強かったが、昨年までは年齢制限により出場が叶わなかった。今年ようやくBC Oneに挑戦する権利を経てワイルドカードとして登場。待ちに待ったBC Oneの舞台で、どのようなバトル運びを見せるのか?大会前から多くの注目を集めていた。他、今年からCypher Japanに繋がる予選として新設されたStudent Cypherでは、kaiとRYOGAの2名がクオリファイ。若手からレジェンド、そしてその間を繋ぐミドルまで、幅広い世代のトップダンサーが勢揃いするという点においても、BC Oneは唯一無二の1on1ブレイキン・ダンスバトルである。 Suguru Saito / Red Bull Content Pool セミファイナルではISSEIとNORIが対決。決勝戦は世代を超えたクロスボーダーなマッチアップに B-Boyは初戦から同じクルーや同じエリア同士、同世代対決など好カードが連発。この日のファーストバトルとなったNORIとSHADEのバトルは、DJの音がかかった瞬間に会場が歓声と縦揺れに包まれ、お互いパッションを全面に出したバチバチの同世代対決となった。そのバトルに勝利したNORIは準決勝まで勝ち進み、2016年のRed Bull BC One世界王者のISSEIと対戦。これまでの日本のブレイキンシーンを築いてきた二人の特別なマッチアップとなった。一方、トーナメント表の反対の山では若手世代が激しいバトルを繰り広げ、最年少での参加となったRA1ONは、準決勝でharutoと激突し東西を代表する若手対決に。決勝に駒を進めたのはharutoとNORIの2名。世代を超えたバトルは、過去に幾度もジャパンファイナルを勝ち抜いてきたNORIが勝利を収めた。 Jason Halayko / Red Bull Content Pool Red Bull BC Oneらしいチャンピオンが誕生 B-Girlは決勝戦でワールドファイナル出場経験を持つ2名が対戦。パリオリンピック日本代表のAyumiと、昨年のCypher Japanでジャッジを務めたMiMzの2名が決勝に進出した。安定したテクニックとスキルを技で表現していくAyumiに対して、会場の雰囲気や音楽をムーブ全体の流れと独特な動きで表現するMiMz。スタイルの全く違う2名の対決となった決勝戦は、MiMzが勝利し優勝を果たした。今回のチャンピオンとなった、NoriとMiMzは共に「生き様」がかっこいいとシーンからも支持されるダンサー。今回のCypher Japanでは、分かりやすい技を披露するだけでなく、自分が持っているフレーバーやストーリーで会場の雰囲気も味方につけることが出来る、よりカルチャー要素が強いB-BoyとB-Girlが勝利し、まさにRed Bull BC Oneらしい大会結果となった。 Jason Halayko / Red Bull Content Pool MiMzコメント「息子をブラジルに連れていきたい!という気持ちが原動力でした」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool ※MiMz 以下:M 優勝した今の気持ちを教えてください! M:信じられないです。とにかく今回の原動力は「息子をブラジルに連れていきたい」という気持ちだったので、それが叶ってよかったですし、育児をしながら準備する上でもいろんな人の助けがあったので、そういう人たちへ結果で恩返しが出来てよかったです。 印象に残っているバトルやムーブはありますか? M:セミファイナルのバトルと決勝の2ムーブ目(1990という技)は、10代からずっとやっている得意な動きで、私の周りの人たちはぶち上がったと思います。それをしっかりやり切れた自分が誇りです。 昨年はジャッジという立場から見ていたCypher Japan、プレイヤーとして出てみてどうでしたか? M:全然違いました(笑)。プレイヤーとして出ることで、またジャッジの見方なども勉強になったし、どっちもやってみて良かったです。 ブラジルへの意気込みを教えてください! M:Last Chance Cypherからの挑戦になるので、ラウンド数も多くなり体力面の強化が必要になると思っています。ただ、ラウンド数が多くなったとしても、自分の強みである折り紙スタイルやレッグワークのコンセプトは、どんな状態でも引き出せるように準備していきたいと思います。 NORI コメント「自分の発信などを通じて、ダンスって本当に楽しいし、奥が深いんだなと感じてもらいたい」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool ※NORI 以下:N 優勝した今の気持ちを教えてください! N:ホッとしてます(笑)。優勝するつもりだったので、それが実現できてホッとしてます。 優勝コメントでは下の世代に対して「かかって来い!」と力強く話していましたが、どんな想いがありますか? N:かかって来い!と言った背景は、今は(オリンピックも相まって)ブレイキンの中でスポーツの要素も強くなったことにより、勝てないと嫌な気持ちになったり、ダンスをやめようかなと思うことも増えるかもしれないからです。でも、俺って世の中にダンスの大会がなくなったとしても、絶対に上手くなることはやめないんですよ。ブレイキンカルチャーはいいコミュニティなので、好きで続けていたらいい経験も出来ると思うし、今の若い世代が勝負ありきの大会がなかったらダンスをやらなくなるのはもったいないので、自分に挑みたいと興味を持ってくれて、自分の発信などを通じて、ダンスって本当に楽しいし、奥が深いんだなと感じてもらえたら良いなと思いました。 ブラジルへの意気込みを教えてください! N:今のままでもLast Chance Cypherは勝てる調子だと思います。ただ、いつもワールドファイナルで上手くいかないので、ワールドファイナルに向けて頑張ります。 The Moments Of「Red Bull BC One Cypher Japan 2024」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool Jason Halayko / Red Bull Content Pool Jason Halayko / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool
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dance今年の日本一決定戦「Red Bull BC One Cypher Japan」が明日開催!2024.07.06日本では8年ぶりとなるRed Bull BC One Campも開催し、世界のトップダンサーが集結 今年で開催21年目を迎える、世界最高峰の1on1のブレイキン・ダンスバトル・トーナメント「Red Bull BC One」。その日本最終予選となる「Red Bull BC One Cypher Japan」が、いよいよ明日、2024年7月7日に東京の二子玉川ライズ スタジオ&ホールにて開催される。B-BoyとB-Girlの優勝者それぞれ1名は、12月にブラジルで行われる世界最終予選「Red Bull BC One Last Chance Cypher」の出場権を手にすることが出来る。そしていよいよ今月から開催するパリオリンピック。オリンピックの新種目としても注目度が高いブレイキンは、今やB-Girl・B-Boyに限らず世間一般からも人気を集めている。そのブレイキンカルチャーの礎ともなるイベントが、このRed Bull BC Oneであり、レッドブルがHIPHOPカルチャーを大切にしながらダンサーたちと創ってきた歴史もあるのだ。そんなRed Bull BC Oneは、世界中で長きに渡ってシーンから愛されるイベントとなっている。 ⽇本だけでなく世界中のB-Boy・B-GirlとHIPHOPファンが集まるカルチャープログラム Jason Halayko / Red Bull Content Pool 今年の日本一決定戦であるRed Bull BC One Cypher Japanを明日に控え、7月5日と6日の2日間に渡って、東京の渋谷では「Red Bull BC One Camp」が開催された。BC One Campでは、Red Bull Dancerによるワークショップや、その他様々なダンスバトルを実施。⽇本だけでなく、世界中のB-Boy・B-GirlとHIPHOPファンが集まるカルチャープログラムとなっている。DAY1には、世界で活躍するHIPHOPダンサーのKyokaや、今回のCypher Japanでジャッジを務めるGRIIMSENなどがワークショップを実施。一緒にセッションをしながらスキルシェアをするなど、ここでしか体験出来ない特別なプログラムとなった。DAY2は、国内を代表するバトルイベントのSELL OUT!!やVIBE OUTとRed Bull BC Oneがコラボしたバトルを実施。ブレイクダンス以外のジャンルのダンサーも多く参加した。昨年も開催されたFOOTWORK CONTEST by FOOTWORKERZの日本予選も行われ、6kicksが優勝。12月にブラジルで行われるワールドファイナル出場を決めた。 過去の世界王者ISSEI、オリンピック日本代表のAyumiなどが出場するジャパンファイナルの注目B-Girl・B-Boy B-Boyでは、過去にワールドファイナル出場を経験しているダンサーが2名出場。ISSEIは、2016年に日本の名古屋で行われたワールドファイナルのチャンピオンであり、当時の最年少世界王者。NORIは何度も日本予選を勝ち抜き、世界の舞台に駆け上がった経験を持つ。今回NORIは一回戦を同世代のSHADEと、ISSEIは日本の若手を代表するB-Boyの一人であるTSUKKIと対戦。どちらも一回戦から強敵が立ちはだかるが、順当に勝ち進めば準決勝でNORIとISSEIのワールドファイナル出場経験者同士のマッチアップが実現する。 B-Girlでは、先日のオリンピック最終予選でパリオリンピック日本代表に内定したAYUMIに注目が集まる。最近はダンススポーツ(オリンピック形式のバトルや大会)での活躍が目立つが、Red Bull BC Oneの歴史に名を刻んだ一人でもある。AYUMIはまだB-Girl部門が存在しない2017年のワールドファイナル(オランダ大会)で、世界で初めてB-Girlとして出場。世界のトップB-Boy相手に戦った経験を持つ。明日は初戦となるAYANEとの関西勢対決にも要注目だ。 Red Bull BC One Cypher Japan 2024 〈開催概要〉日時 :7月7日(日)15:00~18:30会場 :二子玉川ライズ スタジオ&ホール(東京都世田谷区玉川1丁目14-1 二子玉川ライズ S.C.)出場者:・学生予選と地方予選を勝ち抜いたB-Boy 7名/B-Girl 5名・招待選手 B-Boy 8名 / B-Girl 2名・THE JAM 優勝者 B-Boy / B-Girl 各1名 B-Boy 16名 / B-Girl 8名 計24名※出場者一覧も合わせてご確認くださいJUDGE:AMI, WUTA, GRIIMSEN (デンマーク)DJ:TOSHIMC: KENTARAW / CRUDEGUEST LIVE:鎮座DOPENESS観戦料金: 2,000円(税込)購入期間: 6月14日(金)〜 7月6日(土)23:59まで購入リンク: 記事最下部の関連リンクより※未就学児は無料です。※自由席ですが券種によって観戦エリアが異なる場合があります。※イベント中止を除き、いかなる理由でもチケットの払い戻しは行いません。※イベントスケジュール及び出演者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承下さい。