日本初のプロダブルダッチチーム「J-TRAP.」をご存知だろうか。1990年代ダブルダッチプロチームとしてテレビ番組をきっかけに誕生し、Dance&Vocalという要素も加わりメンバーを変えながらも一昨年2018年の年末に25周年を迎えた伝説のチームだ。今回は18年間リーダーとして活躍し、引退後は形を変えてパフォーマーの新しい活動のサポートへと奔走するMIHOさんにお話を伺った。業界のトップを走り続けてきた彼女の想いとは。
MIHO
7才からジャズダンスを始め幼少時代から舞台等に多数出演。ダンス専門学校にて様々なジャンルのダンスを改めて学び、アメリカへのダンス研修にて更にスキルを磨いた。ダブルダッチ世界大会優勝、NBAハーフタイムショー日本人初出演。長年ダンスボーカル&ダブルダッチプロチームJ-TRAP.のメンバーとしてTV,CM,イベント等に出演。MC,振付,タレント指導,専門学校講師などを経て、チーム卒業後は沖縄・伊良部島に2年間移住。東京に戻り2018年株式会社エムニーニーを設立。代表取締役として、Kick-itアプリの開発運営を含め、様々な仕事に取り組んでいる。
日本初のプロダブルダッチチームは、テレビ番組から生まれた
J-TRAP.が結成したのは1993年。ダンスブームは始まっていたものの、日本ではダブルダッチという名前さえもほぼ知られていない頃だ。MIHOさんは、幼い頃からJAZZダンスを習っており、「ダンスの道で生きていく」と決めていた。そのため、ちょうど開校したばかりだった多種ジャンルのダンスを学べる専門学校として日本初の認可校である「東京コミュニケーションアート(TCA、現TSM)専門学校」ダンス科1期生として入学を決めた。
MIHOさんが2年生になり、一学年下に2期生も入って来た頃、TBSの「チームディズニー」というテレビ番組で「日本にまだいないダブルダッチプロチームを作ろう」という企画が立ち上がった。当時、なんと番組内にダブルダッチのコーナーがあり、ニューヨークで活躍していた「DDDD」という黒人チームがレギュラー出演していたのだ。彼らは、ダブルダッチの本場ニューヨークハーレムにあるブラックカルチャーの象徴的存在として有名なアポロシアターで、毎年開催されている「Holiday Classic」というダブルダッチ世界大会で8年間連続チャンピオンを勝ち取っていたスーパーチームだ。ただ番組のロケは毎回ニューヨーク。日本で広めようにも毎回来日してもらう訳にはいかずロケはニューヨークで行われていた。そこで、番組にレギュラー出演出来るダブルダッチチームを日本国内でも作ろうという話が持ち上がった。そんな中、当時ダンスの専門学校として話題になっていたTCA専門学校にて、日本初ダブルダッチプロチームメンバーのオーディションすることになったのだ。
「実は、10才の時に通っていたダンススタジオでダブルダッチを少しやったことがあって。ただその後日本にダブルダッチは全く定着していなかったので、新しいことに挑戦したいという気持ちが強くオーディションに参加しました。オーディションの時点でダブルダッチが出来る人はいなかったため、一次オーディションはダンス選考。とにかくジャンプ力をアピールする様なルーティーンを見せたりする人も多くて面白かったな。そしてまず一次オーディションは合格。そこから二次オーディションまでの間に、受かったメンバーでほとんどやったこともないダブルダッチを練習し始めたんです。もちろん誰も教えてくれる人なんていないし、見様見真似でやろうと思っても真似する相手がいません(笑)。番組スタッフからもらったアメリカのダブルダッチ大会のビデオだけが、唯一のヒントでした。ビデオを研究しとにかくロープを回すのがうまそうな人がひたすらロープを回し、あとはダンスのステップや技をロープの中で跳びながら行えるようにすることから始めていました。そして最終オーディションに合格したのが初代12人のメンバー。この12人が日本で初めてのダブルダッチプロチームとしてTV番組にレギュラー出演することになりました。」
ちなみに、当初のチーム名はJ/Z DRUG。学校後や土日には、原宿の神宮橋でダブルダッチの練習を行なっていた。そのため、チーム名には神宮橋の「J」と「私たちの技をみたらDrugなんか使わなくてもナチュラルにテンションあがるでしょ=アンチDRUG」という意味も込めた名前に決めた。しかし1993年12月、初のTV番組レギュラー出演、記念すべき第一回目の放送をみんなで集まって見ていたところ、スクリーンに勢い良く紹介されたチーム名は、「J-TRAP.」。えーー?!?!とメンバー全員が大声をあげた。急いでプロデューサーに確認すると、どうやらディズニー系の番組ではタバコやドラッグなどを画面にうつすこともNGだったらしく、DRUGという名前も変えられてしまったとのこと。そのことを知らされていなかった当時19歳と20歳だったメンバーたちは、そんなダサい名前は嫌だと反抗したものの番組上はもう変更が出来ない。「当時、番組以外での活動は『J/Z DRUG』、TV番組のみ『J-TRAP.』で活動していました。TV含め活動がどんどん増え、そのうち2つの名前がややこしくなり『J-TRAP.』に統一しました(笑)。当時、プロチームは私たちだけだったので、オロナミンCのプロモーションイベントを始め、様々な番組やイベントへの出演など、どんどん仕事をいただけてありがたかったですね。ときには、6人ずつ分けて2カ所のステージに出たりしていましたが、当時はあの12人のチームメンバーのまま、ダンスカンパニーの様にずっと一緒に活動していくと思っていました」。
CDデビューを機に、12人から5人へ
しかし、12人の活動に転機が訪れる。CDデビューの話がやってきたのだ。しかしデビューの条件として、12人では人数が多過ぎるので選抜しなければいけないということだった。12人のダブルダッチチームとして共に過ごしてきたメンバーにとって厳しい条件だった。「とにかく挑戦してみよう」と、12人の中でオーディションを行なった。そこで、メインボーカルに選ばれたMIHOさんを含め5人のメンバーがCDデビュー組に選出された。ずっと12人で活動したいという想いがメンバー内であったにも関わらず、バラバラになってしまう。とても複雑な想いだった。12人の「J-TRAP.」という名前を、CDデビュー時もそのまま使うことは辛い。名前を別のものに変えたいとも申し出たが、テレビ露出があったため叶わず、5人組のJ-TRAP.としてCDデビューが決定した。
そして、他のメンバーは新しいダブルダッチチーム「RUN-D-CREW」を結成した。「当時の想いは語り尽くせません。RUN-D-CREWが日本人初のHoliday Classic優勝を果たして一緒に喜んだこともあれば、翌年にはJ-TRAP.が優勝し嬉しさだけでなく複雑な気持ちになったこともあった。周りからは確執があると思われていたみたいです。25周年のステージでは、2チームが一緒に初代チームとしてステージに立ち、パフォーマンスをしました。その瞬間は昔に戻ったみたいで本当に嬉しかったです。翌日ステージの動画を見て胸が一杯になりましたね。長年携わって来て本当に良かったと思えた瞬間でした。初代J-TRAP.メンバーは、大事な仲間であり家族です。」
18年間の現役生活 歌って、踊って、跳び続けた
MIHOさんを主軸に、走り続けてきたJ-TRAP.。18年間、メンバーが変わることがあろうとMIHOさんは歌って踊って、跳び続けていた。後にも先にも、ダブルダッチと歌、ダンスを両立してライブするというチームはいない。こんなにも長い時間、ダブルダッチを続けることができたのは「いつまでも完成はせず、常に新しい完璧を追い続けられたからかもしれない」と語る。
「始めたときはダブルダッチしている人が全く日本にいませんでした。でも、サークルができたりプロチームが発足したり。どんどん仲間が増えてきて、単純にうれしいしどんどん楽しくなっていった。ダブルダッチを始めアートパフォーマンスというものは、いくらやっても完璧にはなかなかならない。完璧と思ったらそれ以上の発展がないんです。特にチームパフォーマンスは自分だけが、完璧だったらいいわけじゃないですからね。仲間がいて、技が成功するかしないかわからないスリルがあるからこそ飽きなかったんじゃないかなと思います。メンバーが変わったら、また一から構築して新デモを作っていく。だからこそ新しいもの好きで割と飽きっぽい私でも18年間続けられたのかもしれません(笑)。」
そんなMIHOさんも初代メンバーとしては最後まで活動している1人となり、思い切って引退したのが2011年の年末。ラストのライブは300人以上が来て、ライブハウスが満員に。MIHOさんは、その日を境にJ-TRAP.としてのステージを去った。
夢を与える力のあるパフォーマーを支える 新しい挑戦へ
長く現役生活を過ごしたMIHOさんは、やってみたいことがあった。夏休みや冬休みを思う様にとれなかった現役時代。長期の海外旅行や離れた場所での移住生活など、興味があっても出来なかったため憧れがあった。結婚したご主人を説得し、沖縄県の伊良部島での移住を開始、のんびりと暮らしていた。ただ、美しい海と綺麗な自然と最高過ぎる平和な暮らしを送るうちに「刺激が足りないなあ」と思い、伊良部島で初めてのダンススクールを立ち上げたり、遊びにきた後輩たちと小学校でダブルダッチをしたりと、すぐに精力的に活動をし始めて気づいた。「私はのんびりしていられない性分なのだ」と。2年間の島暮らしを終えて、MIHOさんは再び東京へ舞い戻った。
東京へもどったMIHOさんは「自分だけにしかできないことはないか」と考えた。「私たちが総プロデュースし行っていた単独ライブなどでいつも言われることがありました。『J-TRAP.のライブに来て元気をもらった。私も自分の好きなことを本気でしようと思った』『刺激を受けて、自分も独立を決意した。』『明日から、頑張ろうって勇気がわいた。』などといった言葉です。私たちはそんなことを計算してはいないんだけど、クールなかっこ良さとかではなく、がむしゃらなステージ作りやパフォーマンスの本気さが伝わったんだろうなって思った。本気のパフォーマンスは、人に大きな影響を与える。もしかしたら人の人生を動かしてしまうくらい。それくらい、すごいものだと思うんです。自分が色んなアーティストによって刺激を受けて来た様に。プロパフォーマー出身の私だからこそ出来ることは何か、ずっと考え続けました。そのタイミングで、子どもの時から私のプロ活動をずっと応援してくれていた母が亡くなり悲しみにくれました。ただ、母の教えを思い出し、メソメソせず世の中をよりよく変えて行ける様な希望あふれるプロダクトを創り出したいという気持ちが更に強くなりました。」
J-TRAP.は、結成当初からレギュラー番組が決まっていたという恵まれた経緯があったが、日本にたくさんいる才能豊かなパフォーマーも、営業力がなければ埋もれてしまう。素晴らしいパフォーマンス力のある人に大きな夢を諦めてほしくない。ネットの拡散力を通して、何かできないものか…。考え続けていたMIHOさんに、一つのアイデアがうかんだ。「視聴者がリアルに応援できるパフォーマーのためのアプリ」だ。思いついたMIHOさんは一気に走り出し、アイデアから1年半後の2018年12月にアプリ「Kick-it」のリリースを果たした。
Kick-itは、得意なスキルを持ったパフォーマーたちが、自分のパフォーマンス動画を投稿出来るアプリだ。投稿できるだけでなく、パフォーマーに投票が可能でチップを入れたりクラウドファンディングの様にサポートをすることも出来、人気の出たパフォーマーには実際にお金が還元される仕組みとなっている。MIHOさんは「このアプリを通して、パフォーマー達を応援したいんです。見て応援するのが好きな人もたくさんいます。Kick-itアプリを通じて、素晴らしいパフォーマンスに出会い、見る人とパフォーマーとの間で勇気や希望を与えあえる様なフィールドを生み出したい。」
「自分が実際に活動しているころから感じていた事ですが、日本でのパフォーマーの地位はまだまだ高いとは言えません。もっと評価されて良いし、きちんとそれだけで生活出来る人がもっと生まれるべき。ハイレベルなパフォーマンスが出来るのに、好きなことをしているからと言って他の仕事と同じ様な待遇を得られないのなら、業界の在り方を変えて行かなければいけません。今までの人生と経験をかけて作りました。このアプリを通して、例えば地方にいたとしてもすごいパフォーマーは評価されたり、少しでもお金が稼げるようになったり、新しい道筋を作っていきたい。パフォーマーの皆さまたちの人生を、より良く変えていけるきっかけとなれたら。」
ばいけません。今までの人生と経験をかけて作りました。このアプリを通して、例えば地方にいたとしてもすごいパフォーマーは評価されたり、少しでもお金が稼げるようになったり、新しい道筋を作っていきたい。パフォーマーの皆さまたちの人生を、より良く変えていけるきっかけとなれたら。」
常に新しいことに挑戦し続け、パフォーマーの第一線を走り続けてきたMIHOさん。次は、エンターテイメント業界全体を変えていくのではないだろうか。シーンを作り、還元していく姿勢に敬意を込めたい。素晴らしいパフォーマーが活躍の場を広げることで、見る人も増えて人生に刺激を受けて行動を変えていく人が倍増していくのではないだろうか。ぜひ、MIHOさんの今後のアクションに注目してほしい。
取材・小田切萌
SPECIAL EDITION
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danceDJの流すヒットソングに合わせて、即興で自分だけの踊りを見せつけろ!「Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final」が10/5(土)に名古屋で開催!2024.09.05名古屋のランドマーク、テレビ塔の真下で「Red Bull Dance Your Style」がフリーイベントとして開催決定! 歴代のヒットソングで踊り、会場を盛り上げたダンサーが勝つというシンプルなルールのダンスバトルイベント「Red Bull Dance Your Style」の2024年度の日本最終予選大会となる「Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final」が10月5日(土)に名古屋の中心地「久屋大通公園」で観覧無料のフリーイベントとして開催される。 今大会には全国からヒップホップ、ハウス、ロッキングなど、さまざまなジャンルのストリートダンサーたちが集結。最新ヒットソングから往年のポップス&ダンスクラシックまで、DJが何をプレイするか予測不能な状況で、国内屈指のダンサーたちは観客を盛り上げ、歓声を勝ち取ることができるのか。 レディー‧ガガ、ブルーノ‧マーズ、ビリー‧アイリッシュ、ケンドリック‧ラマーなど大人気トップアーティストの楽曲はもちろんのこと、アース‧ウインド&ファイアーやバックストリート‧ボーイズなど色褪せない往年の人気アーティストの人気曲、さらに最新のJポップまで誰もが知るヒットソングに合わせて、日本トップクラスのダンサーたちが踊る様子は大いに盛り上がること間違いない。 ©Red Bull Content Pool 2022年にはこの大会で優勝してワールドファイナルに勝ち進んだTHE D SoraKiが観客や会場、さらには音楽までも味方につけ、破竹の勢いで決勝に進出すると、世界30カ国以上のストリートダンサーの中から見事にワールドチャンピオンの称号を勝ち取る快挙を日本に持ち帰った。 またワールドファイナルで彼がダイアナ‧ロスの「Im Coming Out」で踊った映像が、累計総再生数が1億を超えるバイラルヒットとなり、ダイアナ‧ロス本人やプロデューサーのナイル‧ロジャースから直接コメントが寄せられるなどTHE D SoraKi本人と日本のストリートダンスシーンにとっても伝説の一夜となった。 ©Red Bull Content Pool このシンプルでありながら、人生を変える転機にもなり得るダンスバトルイベント「Red Bull Dance Your Style」の日本チャンピオンは、2024年11月9日にインド‧ムンバイで行われる世界大会への切符が手に入れることができる。 本大会の出場は基本的に招待制。今年は東京と大阪の予選を通過した2名と、招待されたダンサーたち計16名が、10月5日(土)に名古屋で開催される「Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final 」に集結する。 また勝者を決めるのは審査員ではなく観客というところが他のダンスバトルイベントとは異なるところ。観客は自分が最も好きなパフォーマンスをしたダンサーに投票するだけ。誰よりも観客を盛り上げ、会場の空気を支配したダンサーが勝者となるシンプルなルールなのだ。 是非あなたの1票で次の世界王者を誕生させて欲しい! 出場選手名一覧 IKKI、Jenes、KAZUfreak、KEIN、Kotori、LADY TWIGGZ、RYO-TA、SHOW-GO、TsUmU、Twin Twiggz aka Loopz、Umi、UWA、ターザンMIRAI、Ben-jin (東京予選勝者)、Kottie (大阪予選勝者) and more.. バトルルール DJの音楽にあわせて即興で踊る「1 on 1 All-style」ダンスバトル。16人のトーナメント、1バトル2ムーブ、決勝のみ3ムーブ。「リズム」「スキル」「クリエイティブ性」「カリスマ性」を基準に会場の観衆がジャッジ。カードの赤‧⻘で勝者を決定。優勝者は2024年11月9日インド‧ムンバイで開催のワールドファイナル出場を賭けた「Red Bull Dance Your Style 2024 Pre-Final」への切符を獲得。 Red Bull Dance Your Styleについて 最新のグローバルヒットからクラシックなビートまで、何が流れるか予測がつかないヒット曲を使って、ダンスのスタイルと音楽センスが試されるユニークなフォーマットのストリートダンスイベントシリーズ。ヒップホップ、ハウス、ロッキング、そしてポッピングに至るまで「Red Bull Dance Your Style」に参加するダンサーに求められるのは観客を盛り上げ、票を勝ち取ることだけである。 大会概要 名称: Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final日時: 2024年10月5日(土) 13:00開場∕13:30開演∕15:30終演予定会場: 久屋大通公園内(愛知県名古屋市)協賛: MITSUBISHI MOTORS UNDER ARMOUR後援: 名古屋市MC: MACCHANDJ: Yaechi料金:観覧無料※13時に観覧エリアへの入場が可能となります。※事前の場所取りはご遠慮ください。 ※一般道線の確保や周辺店舗への配慮のため、開場時間前の待機はご遠慮頂く場合があります。 ※観覧においては当日のスタッフや警備員の指示に従っていただきます。 ※今後イベント注意事項を追加する場合がありますので、ホームページにてご確認ください。
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danceジュニア世代が活躍する世界最大級のブレイキン大会!「東急不動産ホールディングス BREAKINʼ SUMMIT 2024」2024.09.022024年9月7日(土)に東京都渋谷区の国立代々木競技場第二体育館にて「東急不動産ホールディングス BREAKIN’ SUMMIT 2024」が公益社団法人日本ダンススポーツ連盟主催の下で開催される。本イベントはパリ2024オリンピックの影響もあり、近年盛り上がりを見せるブレイキンシーンにおいて、ジュニア世代が中心となる大規模な大会が国内外問わず開催されていない背景を鑑みて、ブレイキン大国である「日本」から、世界に発信できる世界最大のジュニア大会となることを目論み今回初開催する。その想いに共感し、イベントのアンバサダーにShigekix(半井 重幸)が就任。本イベント当日はダンスショーや表彰プレゼンターを担当するなど、イベントの演出やホスピタリティにアンバサダーとして積極的に参画。以下はそんなShigekixからのコメントだ。 イベントアンバサダーShigekix(半井重幸)のコメント 自分が小さい頃の経験を振り返ると、同じ世代の仲間と共に練習したり、大会に向けて準備をしたり、がんばったり、そういう環境が自分を成長させてきたと思っています。その時間は、少年だった自分にとって青春だったし貴重なものでした。これから活躍するBboysやBgirlsにとって、このイベントがそういうものになればいいなと思っています。アンバサダーとして運営のみなさんと一緒に価値のあるイベントを創れるようにがんばって取り組んでいきます。ご期待ください。 大会ルール 今大会には同じ都道府県に在住しているメンバー5名から8名で構成されたチームが出場可能。予選では3チームによるリーグ戦を4サークルで行い、各サークル3名の審査員でリーグ戦の勝敗をつけていく。第1から第4までのリーグを進め、各リーグ1位のチームがTOP16トーナメントへ進出。リーグ内で同率があった場合は代表者1名による延長戦を行い、また3チームとも同率の場合は三つ巴の延長戦となる。 予選 AサークルBサークルCサークルDサークル第1リーグ3チーム3チーム3チーム3チーム第2リーグ3チーム3チーム3チーム3チーム第3リーグ3チーム3チーム3チーム3チーム第4リーグ3チーム3チーム3チーム3チーム TOP16トーナメントは同じく4サークルのまま進行し、勝ち上がった上位8チームがメインステージへ進出となる。メインステージからは1サークルとなり、特別審査員を加えた13名でジャッジしてトーナメントの優勝チームを決定する。 バトルルール 全てのバトルが最大12分間、以下の内容の1チーム5ラウンド形式となる。 1チームラウンド1ラウンド2ラウンド3ラウンド4ラウンド5形式ソロソロルーティンソロルーティン制限時間1分以内1分以内1分30秒以内1分以内1分30秒以内 ソロ:必ず1名で踊る。(コマンドーなどは禁止)ルーティン:必ず1名以上で踊る。(制限時間内であればソロに繋げるのは可) キャスト 大会概要 大会名:東急不動産ホールディングスBREAKIN’ SUMMIT会場:国立代々木競技場 第二体育館(東京都渋谷区神南2-1-1)主催:公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(JDSF)スポンサー:東急不動産ホールディングス株式会社 / ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 / 株式会社みずほフィナンシャルグループ / 株式会社コーセー / 第一生命保険株式会社 / AlphaTheta株式会社 / バリュエンスジャパン株式会社 / 味の素株式会社日時:2024年9月7日(土)09:00(予定)… OPEN - エントリー受付開始10:30(予定)… START - 予選リーグ開始17:00(予定)… MAIN OPENING - TOP8開始19:30(予定)… CLOSE - イベント終了観戦チケット情報:LivePocket-Ticket-にて前売り券好評発売中。※詳細は関連リンクのチケット販売サイトにてご確認ください。
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surf5日間にわたる激戦となったS.LEAGUE開幕戦『第28回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』を制したのは2024.08.30茨城県大洗町磯場ポイントでS.LEAGUE開幕戦となる「第28回茨城サーフィンクラシックさわかみ杯」が2024年8月21日〜8月25日の5日間に渡って開催された。今回の開幕戦はショートボード、ロングボード、マスターズが同時開催となり、波の状況に合わせてショートボードとロングボードの試合が行われるのも新たな試みとなった。ロングボードは磯場ポイントでの試合は初めてということもあり、今回初めて会場に訪れた選手も多かった模様。 会場となる磯場ポイントはインサイドに岩があり、波の変化が激しいポイントの1つ。潮の満ち引きで波数が少なくインサイドの岩を考慮して演技をしなくてはならない時間帯や、風の影響で海面が乱れることもあったが5日間を通して腹〜胸サイズの波が押し寄せていた。また、波が来ない状況の時はインターバルを取り、選手が自身のパフォーマンスを発揮しやすいように運営側も配慮して行っていた。 ショートボード男子の優勝は兄弟対決を制した西優司が優勝 優勝した西優司 ©︎S.LEAGUE 決勝はパリ2024オリンピックに出場し日本人サーフィン最高位の5位入賞を果たした稲葉玲王を準決勝で破り、昨年のJPSAグランドチャンピオンに輝いている西慶司郎。対する相手は西慶司郎の実弟、西優司と兄弟対決となった。決勝戦、先に動き出したのは兄の慶司郎。インタビューでも「一対一の戦いでは相手より先に動きたい」と語っていた言葉の通り仕掛けてきた。リズム良く点数を重ね、相手にプレッシャーをかける。対する弟の優司はじっくりと良い波を待つ兄、慶司郎とは対照的な試合運びで戦い、グッドスコアを2本揃えた弟、優司が優勝。海から上がってくると長男の西修司、ファイナルを戦った次男、西慶司郎に担がれ嬉しい開幕戦優勝となった。インタビューでは涙で言葉を詰まらせながら、サポートしてくれている方への感謝の思いを語った。 ショートボード女子は中塩佳那が優勝 優勝した中塩佳那 ©︎S.LEAGUE ショートボード女子の決勝戦は中塩佳那と川瀬心那の戦い。序盤から動きながら波に乗り、点数を重ねる川瀬。対する中塩は準決勝の戦い方と同様に自分の狙っている波をじっくり待つ戦略で決勝戦も戦う。中塩の試合運びが功を奏し、エクセレントスコアを2本揃え優勝。技術力の高さに合わせて限られた試合時間の中で良い波を見つけ、その良い波の1番良いポジショニングから波に乗る”波を見極める力”を兼ね備えている中塩が今シーズンも開幕戦から強さを見せた。 ロングボード男子の優勝は浜瀬海 優勝した浜瀬海 ©︎S.LEAGUE ロングボード男子の決勝は浜瀬海、田岡遼平、森大騎、堀井哲の4名での戦いとなった。今シーズンからWSLの「Longboard Tour Championship Series」に参戦している浜瀬が10点満点中の9.5ポイントとバックアップに8.25ポイントの2本を揃え全員をコンビネーションに追い込む圧倒的な強さを見せ優勝。2位となった田岡は今回が初ファイナル。若手のプロロングボーダーの1人。今後の活躍に期待したい。 ロングボード女子の優勝は田岡なつみ 優勝した田岡なつみ ©︎S.LEAGUE ロングボード女子の決勝は田岡なつみ、吉川広夏、榊原頼子、大橋寛子の4名での戦い。田岡が4本目に9.25ポイントをスコアし、榊原と大橋はコンビネーションに追い込まれる。吉川はトップスコアを8ポイント、バックアップを7.65ポイントとし優勝するために必要なスコアが8.46ポイント。吉川は果敢に攻めるも逆転に必要なスコアを出すことができず田岡が優勝。田岡は現在WSL Longboard Tour Championship Seriesで3位という素晴らしい成績を残している中、S.LEAGUE開幕戦の優勝を飾った。 大逆転でマスターズ初優勝を飾った河野正和 優勝した河野正和 ©︎S.LEAGUE マスターズ決勝は、牛越峰統、原田正規、河野正和、今村厚の4名。セットの波を掴んだ原田が7ポイントをスコアし試合を終始リード。河野が中盤で掴んだ波で8.75ポイントをスコア。優勝する為に必要なスコアが4.25ポイント。試合終了間近に入ったセットを掴み、7ポイントを出し見事逆転優勝。河野は茨城サーフィンクラシックのショートボード男子の初代優勝者でもあり、嬉しいマスターズ初優勝となった。 新たなスタートを切ったS.LEAGUE サイン会の様子 ©︎S.LEAGUE JPSAから新たにS.LEAGUEとなり初めての試合となったが、会場には大型スクリーンが併設され、フードトラックも並んでいたりと試合観戦がより充実した時間を過ごせるようになっていた。また、選手の入場の際には紹介のアナウンスに加え豪華な演出が加わり選手の個性を垣間見ることが出来るのも見どころの1つとなっていた。試合終了後には出場していたプロサーファーのサイン会が行われ選手のモチベーションにもなるはずだ。 今シーズンは今大会の第28回茨城サーフィンクラシックさわかみ杯から始まり、来年の4月まで行われる。次戦はショートボードとマスターズは2024年10月17日〜10月20日(予備日:10月21日)静岡県下田市・多々戸海水浴場にて、またロングボードは2024年9月15日〜9月16日(予備日:9月17日)神奈川県茅ヶ崎市・茅ヶ崎パークにて第2戦が開催される。新たにスタートしたS.LEAGUEの動向が見逃せない。 『第28回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』結果 《ショートボード男子》1位 西優司2位 西慶司郎3位 稲葉玲王、田中大貴 《ショートボード女子》1位 中塩佳那2位 川瀬心那3位 宮坂麻衣子、川合美乃里 《ロングボード男子》1位 浜瀬海2位 田岡遼平3位 森大騎4位 堀井晢 《ロングボード女子》1位 田岡なつみ2位 吉川広夏3位 榊原頼子4位 大橋寛子 《マスターズ》1位 河野正和2位 原田正規3位 今村厚4位 牛越峰統
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surfパリ五輪で活躍した松田詩野と稲葉玲王も出場!WSL QSの日本ラウンド開幕戦「whitebuffalo OMAEZAKI PRO 2024」の見どころと楽しみ方2024.08.28国内最高グレードのサーフィンの大会であるQS3000にカテゴライズされた「whitebuffalo OMAEZAKI PRO 2024」が静岡県御前崎市「御前崎ロングビーチ」 にて、2024年9月4日(水)~9月8日(日)の5日間にわたって開催される。 本大会はサーファーたちの憧れの舞台「WSLチャンピオンシップツアー(以下:CT)」への参戦に向けて、避けては通れない2025年の「WSLチャレンジャーシリーズ(以下:CS)」の出場権がかかるQS3000大会、ひいては早くも2028年ロサンゼルスオリンピックに向けた日本代表選考にも関わる大会となる。 そんな日本のトップサーファーにとって重要な本大会を、過去にワールドサーフリーグ(以下、WSL)のツアーを日本に6度誘致して来た実績を誇るwhitebuffaloがここ静岡県御前崎市では2度目として開催。 そして今回は、8月上旬にパリオリンピック終えたばかりの、松田詩野(TOKIOインカラミ所属)・稲葉玲王の2選手が出場する凱旋大会としても注目を集めており、彼らをはじめとした日本のトップサーファーたちがしのぎを削る戦いに期待が高まっている。 以下は今大会注目のトップサーファーたちだ。 今大会注目選手 稲葉玲王 ©︎ISA / Beatriz Ryder 男子:稲葉 玲王 (イナバ・レオ):パリ2024オリンピック日本代表 男子5位入賞、2023年第4回ジャパンオープンオブサーフィン 優勝大原 洋人 (オオハラ・ヒロト):東京2020オリンピック日本代表 男子5位入賞、CSランキング現在15位、2024年WSL「Baler International Pro」優勝伊東 李安琉 (イトウ・リアル):2024年WSL QS5,000「Nias Pro」3位、OMAEZAKI PRO2023優勝西 慶司郎 (ニシ・ケイジロウ):2021年、2023年JPSAグランドチャンピオン 松田詩野 ©︎ISA / Pablo Jimenez 女子:松田 詩野 (マツダ・シノ):パリ2024オリンピック日本代表、2024年WSL QS5000「Krui Pro」3位、2024年WSL、2024年WSL QS3000 「 Tamil Nadu International Surf Open 」 準優勝都筑 有夢路 (ツヅキ・アムロ): 東京2020オリンピック日本代表女子銅メダリスト、2023年WSL QS3000「Siheung Korea Open」 優勝、2023年第4回ジャパンオープンオブサーフィン 優勝松岡 亜音 (マツオカ・アノン):2023年ISAワールドジュニアチャンピオン、2023年WSL QS5,000「Krui Pro」優勝池田 美来 (イケダ・ミライ):2024年WSL QS5,000「Krui Pro」優勝、2024年WSL「Krui Pro Junior」優勝 大会告知映像解禁!NFTアーティスト集団「NEO TOKYO PUNKS」の NIKO24氏がサーフィン大会とコラボレーション! 大会告知映像が完成!!今大会のポスターや映像は、イラスト及びモーショングラフックは NFTアーティスト集団「NEO TOKYO PUNKS」のNIKO24氏が担当。楽曲「Surfer‘s high」はAI技術をとり入れて今回の為に制作され、声優の金 香里(キムヒャンリ)が歌手として参画している。 今回クリエイティブディレクターとして、メインスポンサーを務めるwhitebuffaloを展開する株式会社ケイズプロジェクト代表の小辻富明は、「サーフィンのイメージというか世界観は意外とステレオタイプでワンパターンなんです。だからそこに少し異質なカルチャーをプラスして遊んでみたくなったんです。アニメーションは日本が世界を席巻するカルチャーです。だから楽曲もアニメの主題歌風なものをつくってみました。 そうすることで今までサーフィンにまったく関心のなかった層が少しでも関心を持ってくれたらそれでいいかなと」と語った。 https://youtu.be/R4vtVo3IdnY 来場者必見!更に御前崎の地を盛り上げる豪華サイドコンテンツに参加しよう! 昨年のUrban Sports Camp in Omaezakiの様子 そして今回は本戦の観戦のみならず、子どもから大人までたくさんの来場者がこの御前崎の地での時間を身体を動かしながら楽しめるように、老若男女が参加できる様々な体験型サイドコンテンツが用意されている。是非大会観戦の合間時間で、今回は様々なアーバンスポーツを通して夏の御前崎をご家族やお友達と一緒に心から楽しんでいただきたい。 Urban Sports Camp in Omaezaki 昨年のUrban Sports Camp in Omaezakiの様子 「Urban Sports Camp」は、東京オリンピックそしてパリオリンピックでも国境や超越した感動を世界に届け、注目を浴びた新しい可能性を秘めるアーバンスポーツを通じて日本全国に笑顔を届けることを目的に立ち上げられたアーバンスポーツツーリズムプロジェクト。今回は昨年も開催されたこの御前崎の地で「フリースタイルフットボール」と「スケートボード」の2種目のショーケースと体験会を開催!一流アスリートによるパフォーマンスはもちろんのこと、アーバンスポーツにチャレンジできる体験会も設けている。「Urban Sports Camp in Omaezaki」で最高の思い出を作ろう! イベント名:Urban Sports Camp in Omaezaki日時:2024年9月7日(土)場所:市営 薄原駐車場 【フリースタイルフットボール】ショーケース&体験会スケジュール ・1回目 12:30~13:15・2回目 14:00~14:45・3回目 15:30~16:30来場講師:Yu-to Yu-to Yu-to / フリースタイルフットボーラー:静岡県御前崎市出身。5歳からサッカーを始め、中学2年生の時にフリースタイルフットボールに出会う。高校生の日本一を決める「High school No.1」では大会史上初の2連覇を果たす。SNSでは合計60万フォロワーを獲得し、現在は東京を拠点に全国各地で活動中。 【スケートボード】スケートデモ&体験会スケジュール ・1回目 12:00~12:45・2回目 13:30~14:15・3回目 15:30~15:45来場講師:中坂優太、原悠真、菊池泰世 中坂優太 中坂優太 (ナカサカ・ユウタ) / プロスケーター:静岡のスケートシーンを牽引してきたプロスケーター。現在は指導者として活動。世界ランキング上位の小野寺吟雲、青木勇貴斗、根附海龍を幼少期に指導。2024パリオリンピックでは、ツイ・チェンシー(中国)をストリート女子4位と同国史上最高位に押し上げた。 原 悠真 原悠真 (ハラ・ユウマ) / スケーター:回し系を得意とするテクニカルスケーター。静岡のスケートシーンを長く牽引する人物。 菊池泰世 菊池泰世 (キクチ・タイセイ) / スケーター:Instagramフォロワー12万人越え。幼少期からミニランプを得意とする世界で注目されるスケーター。2024上海XGAMESに出場予定。 当日申込み可!体験会参加者には「Urban Sports Camp」バッチをプレゼント! ティラノサウルスレース in 御前崎 御前崎に新たな伝説が誕生!地元高校生が企画した「ティラノサウルスレース」で、まさに史上最強の恐竜になりきって走り抜けよう!子どもから大人まで誰でも参加できるこのイベントは、スリル満点のかけっこや、友達同士で楽しめる動画撮影、さらに他にもワクワクするアクティビティが盛りだくさん! 家族や友達と一緒に、笑いと興奮が止まらない一日を過ごしませんか?ユニークな写真や動画をSNSでシェアして、みんなに自慢しちゃいましょう!参加者には素敵な記念品も用意しています。是非ご参加ください。 日時:2024年9月7日(土) 受付開始 11:00 イベント開始 12:00~14:00場所:静岡県御前崎市 御前崎ロングビーチ参加費:1,000円体験可能コンテンツ:ティラノサウルスレース、スポーツスタッキング、スラックレール参加アーティスト:岡井一貴主催:榛原高校グローカル部・WSL御前崎プロ実行委員サポート:株式会社ハジキお申込みは下記リンク内フォームより 大会概要 大会名:whitebuffalo OMAEZAKI PRO2024 開催期間:2024年9月4日(水)~9月8日(日)会場:静岡県御前崎市「御前崎ロングビーチ」カテゴリー:Men's Qualifying Series 3000 / Short Board 88 名 Women's Qualifying Series 3000 / Short Board 40 名 主催:WSL 御前崎プロ実行委員会特別協賛:white buffalo ※株式会社ケイズプロジェクト 公認:WSL/ASIA(APAC) 後援:静岡県/御前崎市/御前崎市商工会/御前崎市観光協会 協力:日本サーフィン連盟静岡2区支部/御前崎ローカルサーフコミュニティ 御前崎スマイルプロジェクト/NPO 法人サーフアンドシー 放送配信:WSL 公式 YouTube