歴史を動かした男“HTC”高橋仁
埼玉県川越市オフロードビレッジで行われた全日本FMX選手権『GO BIG 2017』。
日本のFMX界のパイオニアでありレジェンド、佐藤英吾が「コンペティションが日本には無く、それは進化を助長する為にも必要だ」と考えショーではなくコンペティションとしてのFMXイベントを立ち上げた。
そこから今年で10年目を迎えたGO BIG、過去9年を振り返っても3強と呼ばれた佐藤英吾、鈴木大助、釘村孝太しかチャンピオンになっていない。
そんな中迎えたGO BIG 2017、ついに歴史が動いた。
ついに!歴史を動かした男、それは“HTC”高橋仁。
前日予選日に少し話をした時に「明日は楽しみにしておいてください」と言っていた彼。
静かに闘志を燃やすタイプの彼が自信を持ってそう語った訳はとっておきのこの技ダブルグラブバックフリップを持っていたからだった。
現状維持は退化と同じ
日本のFMXをゼロから創り上げてきたライダー達がよく言っていた言葉「現状維持は退化と同じ」。
この9年、ライダーの進化もさることながらイベント自体も変化し、進化し続けている。
今大会は今までに無かった形での方法、コンテンツが用意されていた。
その一つが5人1チームでの対抗戦、チームバトルだ。
グラブトリック、バートリック、ウィップ、グーンライド、フリップトリックと5つのお題(トリック)をそれぞれ担当を決めて1対1で競い合うもの。
オーディエンスの反応、声の大きさで勝者が決まることもあってか予想以上に盛り上がりを見せていた。ちなみにグーントリックとはいわゆるヘタノリのこと。
容姿を含めいかにヘタクソっぽくダサく乗るかというものである。
グーンライドにやる気満々のX GAMESゴールドメダリスト東野TAKA
そしてWHIPコンテストの復活。
FMXの原点とも言うべきこの技、空中でバイクをヒネるという至ってシンプルながら各ライダーのスタイルが出やすいものである。
見る側は細かいことは気にせず誰のどのヒネリがカッコいいか見ながらフォー!と叫びまくりただただ楽しむのがおすすめ。
本戦にはエントリーしなかったがWHIPコンテストで観客を沸かせた“TATSUYA”小林達哉。
今大会はジャッジとして参加の元祖WHIPキング“BUPPER”加賀真一もヒネリまくり。
優勝は“GENKI”渡辺元樹。世界中のショーで飛び回るGENKIはやはり魅せることに長けている。異次元のヒネリを連発。
ちなみにこちらもジャッジは観客の投票制。子供たちも結果が出るまでドキドキだろう。
さらに限定特別観覧席購入者のみの特典、MCワダポリスとビッグウェーブさんことBUTCHの案内によるピットクルージングツアー。
普段なかなか見られないピットエリアでのライダーの顔が見られたり、豆知識や裏話もたくさんあり、参加者は喜びと驚きの連続だったようだ。
そして本戦はこれまでになかった方法、トーナメント方式で行われた。前日に行われた予選を勝ち上がった10名はこちら。
予選1位(86.5pt)“KOTA”釘村孝太
コンペティションでもショーでも風でも雨でもいつも全開で攻め続けているKOTA。大技シャオリンフリップやKODフリップの完成度もますます上がっていた。
予選2位(86.3pt)“GENKI”渡辺元樹
WHIPキングはフリップ系の技ももちろんスゴい。コンボ系のフリップトリックも入れてきて予選2位。
予選3位(83.4pt)“DAICE”鈴木大助
GO BIG 5Timesチャンピオン。クォーターパイプの無い今回、フレアがなくてもさすがの3位通過。
予選4位(82.2pt)“GI3”片桐弘貴
単身FMX留学中のオーストラリアから緊急帰国。キン肉マンのテーマに乗ってある意味一番勢いのあるライダー。勢いだけでなく技もデカい。
予選5位(81.8pt)“HTC”高橋仁
予選では新技ダブルグラブフリップを出さずに5位。この時点でHTCの優勝を予想していた人は何人いただろう。
予選6位(80.8pt)“DAICHI”江原大地
5月に行われた若手主体の大会で優勝のダイチ。見た目もライディングもワイルド。
予選7位(79.3pt)“GONTA”鈴木耕太
独特の感性をライディングでも表現するGONTA。BMXなどの自転車の技、タックノーハンドを取り入れたフリップトリックがスタイリッシュ。
予選8位(76.6pt)“SOLA”江原大空
弱冠19歳若手のホープSOLA。技のピークの時間が長く、今回はワンハンドバックフリップもメイクしてしっかり攻めていた。
予選9位(74.4pt)“KENNY”上野祐己
元祖ランプキッズもまだまだ攻め続ける。NACNACフリップもメイクして9位。
予選10位(69.1pt)“FUMA”目黒風馬
フリップトリックこそ無いものの大きくスタイリッシュなレギュラートリックで初のGO BIG予選通過。決勝トーナメント1回戦で憧れのDAICEとの対決を楽しんでいたようだ。
この日この場所でしか感じられないドラマの連続
決勝トーナメントは1回戦から熱い戦いの連続だった。
全てのライダーが自分の限界ギリギリまで攻めているからこそ生まれる空気やドラマチックな感動が観るもの全ての心に焼き付いただろう。
1回戦DAICHI VS GONTA。見事なロウドバフリップを決めたかに思えたが着地で転倒してしまったGONTA。
担架で運ばれるも心配する観客へ向けてOKサイン。
この後DAICHIのRUN後なんとか戻ってきてオーディエンスに感謝の気持ちを現す姿にGONTAの人間性を垣間見ることができ感動を覚えた人が多くいただろう。
エクストリーム系SPORTSにはどうしてもつきもののクラッシュ。出来るだけそのダメージを軽減させる為にもGO BIGは必ず土のランディングで行われる。
準決勝DAICE VS HTC。
HTCにとってGO BIGを制する為に超えなければならなかった強くて大きな壁DAICE。
師匠であり同じ場所に拠点を置くメイトでもあるDAICEとHTC。この日ついに師匠を超えた瞬間、その二人の姿。
決勝戦KOTA VS HTC
前日の予選からここまで風雨に悩まされることなくほぼベストコンディションの中行われてきたGO BIG 2017。
決勝戦を前に風が強くなってきた。全てのライダー達の本気の攻めによる手に汗握るバトルの連続にFMXの神様も少しクールダウンさせようとしたのかもしれない。
その為、決勝は3本づつのRUNで勝負を決めることとなった。
二人がどのトリックをチョイスして出してくるのか、誰もが息をのむ中先攻のHTCはまずWHIPを出してきた。続いてKODインディフリップ、そして最後はやはり勝つ為には出さなければならないダブルグラブフリップを見事にメイク。
それに対しKOTAはどんな技を出すのか?誰もが見守る中1本目に出したトリックはHTCと同じWHIPだった。
考えすぎかもしれないがこういったところにKOTAのFMXライダーとしての心意気のようなものを感じた。
そして2本目、3本目とこの日誰よりも大きく完璧なコルドバフリップとKODフリップをメイクした。
10 YEARS FROM NOW
結果は3対2の僅差でHTCが勝者になったが本当に互角の戦いだった。
ジャッジする人間が変われば違う結果が出ていてもおかしくないくらいだったが今回はGO BIG特有のジャッジポイント「いかに自分の限界まで攻めているか」という点で、世界でも東野TAKA他数人しかメイクしていないダブルグラブフリップという新技を強風の中トライして決めたHTCに軍配が上がったのかもしれない。
10年目を終え、新たなスタートラインに立ったGO BIG。
言葉で伝えなければいけないが、どんな言葉を使っても足りないほどの数々のドラマがこの日もあった。
今回行けなかった、行かなかった方々も次回は是非ともブーツやヒールを長靴やスニーカーに履き替え会場に足を運んでもらいたい。
本気の人達が生み出す素晴らしい場面に出会える大会に。
今から10年後のGO BIGもまた見てみたい。
そう思える10年目のGO BIGであった。
photo & text:Akihiro Oshio
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京都市出身 19歳の時、初めて乗ったオフロードバイクでダートを走る楽しさを知る。 当時のスーパークロスなどでのアクションジャンプに惹かれつつFMXを知り佐藤英吾に出会い、この人の力になりたいと思う。 現在地道にFMX普及の為カメラ片手に活動中。
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GO BIG 2017 開催概要
名称:GO BIG 2017【全日本フリースタイルモトクロス(FMX)選手権】
主催:GO BIG 実行委員会
開催日時:2016年 11月 4日(土) 10:00 開場 10:30 開演 ウエストポイント・オフロードヴィレッジ [埼玉県川越市中老袋 150-1]
後援:バンザイマガジン
SPECIAL EDITION

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●今日 ○イベント開催日
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surfSurf Voice Vol.9「1960年代のサーフファッション」2021.04.061966年、日本サーフィン連盟が結成されて初めて、第一回サーフィン大会が千葉県の鴨川ビーチで開催された。 現在のように、競技サーフィンが個人のパフォーマンスを評価する時代ではなく、クラブ単位の優越をつけることの方が重要で、湘南、千葉、東京のローカルコミュニティーのプライドを賭け、サーファーたちはそれぞれの地域性(スタイル)の違いを主張しあった。 各クラブは、ネーミングの由来にこだわり、クラブワッペンを作っては、手作りのトランクスや、スイングトップの胸にパッチして楽しんだ。 我々の所属していた鎌倉の少年チームは、”サーフィンメイツオブグレミー”と称し、日本サーフィン連盟に登録された最年少(最強)チームであった。 幸い、我々の住んでいた場所から横須賀のマリンベースが近く、米兵相手のワッペン屋が軒を連ねるどぶ板通り――日が落ちると、怪しい飲み屋街に変身するエリヤ――になんども通い、気に入ったデザインができるまで、妥協せず日参したのである。 1964年の東京オリンピック前後の日本には、まだファッションと呼ばれる、人を夢中にさせるトレンドが無く、なんでも自前で揃えるのが常だった。 当時は、くたびれたUSサーファーマガジンが唯一の情報源。まわりに物がない中で、”あーでもない、こーでもない”と大いに妄想を拡げたのだった。 T-シャツ編 ビーチで友達になった米兵の子供が持ってきてくれた、ビニール袋に3枚入った”フルーツオブザルーム”。今思えば薄手の安物、洗うとすぐ目が透けてしまう代物だったが、友人と分けて愛用した。 洗濯は自身で手もみ洗い、大事に大事にファッションした。ちなみに真っ白で、スクリーで”どこどこ”サーフボードのメーカープリント入りではなかった。 それまでは、グンゼの肌着しかなかった。肌着を堂々とストリートファッションにしたのは、僕らサーファーだった。 スニーカー編 国産では運動靴と呼ばれるものしか無かった。それでもバスケットシューズだけはクールだった。テニスシューズも頑張っていたが、USサーファーマガジンの広告に出ていたローカットのユニロイヤルには、足元にも及ばなかった。 そっ!そういえばデュークカハナモクの花柄プリントは究極だった。友人のつてで回ってきた時は、サイズは少し窮屈だったけど、本物を手にし、小躍りして喜んだ。 ところが、勝浦のサーフィンコンテストで、畑のあぜ道に止めておいた車が車上荒らしに遭い、このスニーカを盗られてしまった。僕は、ショックで呆然としながら鎌倉へ戻った。 数ヶ月が経ち勝浦署から連絡が入り、「物が出た」と言うのでわざわざそのために出かけたが、その変わり果てた姿に愕然とした。持ち帰ったが、とても履けるような状態ではなかったので、心を鬼にして捨てることにした。 トランクス編 これはサーファーの究極のファッションアイテム。でも残念ながら、僕はハングテンやジャンセンを手に入れることはできなかった。 なので、母親に頼み込んで作ってもらった。中学校からの帰り道、鎌倉の駅前の生地屋をチェックして回り、材料を手に入れた。ベルクロテープがない時代、スチール製のファスナーは砂をかみ、塩水でいじめられ、すぐに機能を果たさなくなったが、気分は十分に盛り上がって、意味なく学生鞄の中に忍ばせていた。 この”デガワママ メイド”のトランクスはカッコよかったし、仲間に珍重された。ただし綿素材のため乾きが悪く、いつまでも湿った砂が絡み付いていた。 ワックス編 だいたいサーフィン専用のワックスというのは、世界的にもめずらしく、ボードには工業用パラフィンを利用していた。だが、そのことを知らない鎌倉のサーフィン少年隊は、仏壇のろうそくがサーフィンワックスの代わりだった。 それも極太のやつで、ゴシゴシデッキにワックスがけ、誰かが薬局でパラフィンを入手できると知るまで、普通に使っていた。仏壇のろうそく消費量は膨らむばかり。これには両親も呆れ果てていたが、そんなこと御構い無しに、家から持ち出してはワックスアップに余念がなかった。 まっ、日本の60年代のサーフィンシーンは、こんなものだった。今じゃーネットで、何から何まで揃う時代……。でも何か充足感がないな~と思う今日この頃だ。 文・写真提供:出川三千男
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climb【スポーツクライミング】森秋彩が連覇達成! 吉田智音が初優勝「LJC2021」2021.03.283月26日から3月28日の3日間、千葉県印西市・松山下公園総合体育館においてスポーツクライミング・リード競技日本一を決める大会「スポーツクライミング第34回リードジャパンカップ」(以下、「LJC2021」)が約1年ぶりとなる有観客試合で開催。3月28日、男子女子ともに決勝が行われ、男子では吉田智音(奈良県立青翔高等学校)が、女子では森秋彩(茨城県山岳連盟)が優勝を果たした。吉田はLJC初優勝、森は自身2度目の連覇、通算4度目の優勝となる。 男子決勝 男子決勝には藤井快(TEAM au)が首位で進出したほか、リードを得意とするベテラン樋口純裕(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)、天笠颯太(日本大学)、田中修太(神奈川大学)、吉田といったルーキー勢が進出。前大会王者の西田秀聖(天理高等学校)は惜しくも予選敗退となった。決勝では、吉田と樋口がともに高度34+、カウントバックで吉田が首位。勝負の行方は最終クライマーである藤井のクライミングに託される。藤井は惜しくも高度33+でフォール。吉田が首位を守り、自身初の優勝を飾った。 女子決勝 女子決勝へは、準決勝でTOPホールドに達した森が首位通過。谷井菜月(橿原学院高等学校)が高度40で森に続き2位で決勝進出。野口啓代(TEAM au)が高度36で決勝へ進出したほか、阿部桃子(相模女子大学高等部)、平野夏海(国士舘高等学校)、柿崎未羽(東京都山岳連盟)、中川瑠(金蘭会高等学校)といった若手が決勝へ進出した。伊藤ふたば(TEAM au)、野中生萌(XFLAG)は惜しくも上位8名に入れず準決勝で敗退となった。女子決勝では、野口が貫禄の高度37+で首位に躍り出る。後半、谷井は惜しくも高度34+で落下。野口、中川の表彰台が決定し、勝負は最終登攀者であるディフェンディングチャンピオン・森の登り次第となる。森の登攀、高度34から残り30秒で怒涛の快進撃をみせ逆転。タイムアップとなったが高度39を記録。自身2度目の連覇、通算4度目の優勝を獲得した。 優勝者コメント 男子優勝:吉田智音 まだ信じられないという気持ちでいっぱいです。1位を狙ってはいましたが、5位までに入ることができればと思っていたので本当に驚いています。皆さんのバルーンでの声援がとても力になりました。今後はW杯の決勝にコンスタントに残れる選手になっていきたいです。 女子優勝:森秋彩 決勝はかっこいい課題だったので完登したいと思っていました。だからこそ完登できなくて悔しかったですが、優勝がわかって嬉しかったです。BJC、LJCと良い結果を残すことができたので、この流れに乗ってW杯や他の大会でも頑張っていきたいと思っています。今回久しぶりにたくさんの方々に直接声援をもらうことができて、背中を押していただきました。いつもだったら落ちてしまっていたようなところでも、声援のおかげもあって、登ることができたのだと思います。 大会結果 男子 優勝:吉田智音 34+(前ラウンド5位)2位:樋口純裕 34+(前ラウンド7位)3位:藤井快 33+ 女子 優勝:森秋彩 392位:野口啓代 37+3位:中川瑠 36+photo by アフロtext by 金子修平
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freestyle絶対王者が100点を叩き出す。Ko-sukeがJFFC3連覇達成2021.03.27絶対王者が、再び後進を突き放した。日本一の座は揺るがない。 Ko-sukeが、フリースタイルフットボール日本一決定戦「Japan Freestyle Football Championship 2020 supported by COMP(JFFC 2020 supported by COMP)」で、大会4回目の優勝を果たし、3連覇を達成した。 同大会は、3月27日(土)に東京・SOUND MUSEUM VISIONで開催された。オンライン予選を勝ち抜いた8名が出場し、日本一の座をかけてトーナメントで凌ぎを削った。 トップ8では、初戦から王者のKo-sukeが登場した。SYUN-YAに3-0でストレート勝ちし、順当にトップ4進出を決めた。また、最年少・13歳のしゅんぺーは、前回大会準優勝のIbukiに敗れている。 しゅんぺー / photo by HAMA SHOW トップ4に残ったのは、Ko-suke、Yu-ri、Ibuki、AKIの4名だ。Yu-ri以外は前回大会(2019年)のトップ4と同じ顔ぶれが揃った。 Ko-suke vs Yu-riは、Yu-riが変則的なエアームーブで攻めたが、Ko-sukeが安定感のあるフローでねじ伏せた。Ibuki vs AKIは、両者ともに果敢なチャレンジを見せるも、ドロップが目立つ。ジャッジが悩み抜いた末、Ibukiが2-1の僅差で勝利した。 Yu-ri / photo by HAMA SHOW 決勝は、2大会連続でKo-suke vs Ibukiの対戦となった。互いにここまで温存したムーブを出し合い、真っ向勝負を挑んだ。世界トップレベルの一戦に、会場は声援禁止の中でも盛り上がりを見せる。熱戦の末、Ko-sukeが王座を守り抜いた。 Ibuki / photo by HAMA SHOW Ko-suke / photo by HAMA SHOW Ko-sukeは「優勝するのは毎回厳しい。特に3連覇の1年目(2018年)は、社会人として時間的な制限があった。日本は年々レベルが上がっていて、工夫しないと勝てない。前回と前々回は良い準備ができなかったが、今回は納得したパフォーマンスを出せるように準備してきた。今日の決勝は、自分に100点をあげたい」と喜びを語った。 また、ヘッドジャッジのYASUは「会場の独特な雰囲気もあって、選手はやりづらさがあったと思う。その中で、決勝は一番盛り上がるバトルだった。Ibukiは良いムーブを見せていたが、Ko-sukeがさらに進化していた。彼を超える存在が出てきてほしい」と、今後のシーンに期待を寄せた。 大会結果 優勝:Ko-suke準優勝:Ibuki3位:Yu-ri4位:AKIベスト8:SYUN-YA、TOMMY、しゅんぺー、sena ■Women's Edition 優勝:miharu準優勝:hafuri ■Kids Edition 優勝:あらた準優勝:Shihaya photo by HAMA SHOW 文・田中 紘夢
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parkourTHE MOMENTS of「Parkour Top of Japan 2021 in 淡路島 presented by Xperia」 ギャラリーを公開!2021.03.26全国から淡路島に集結したトップトレーサーによって争われた、パルクール・フリースタイル日本一を決める大会「Parkour Top of Japan 2021 in 淡路島 presented by Xperia」。その熱戦の様子を伝えるギャラリーを公開。トレーサーひとりひとりの個性や、超人的なアクロバットに注目してほしい。 THE MOMENTS of Parkour Top of Japan 2021 in 淡路島 presented by Xperia オブスタクル / photo by Kazuki Murata 会場の様子 / photo by Kazuki Murata 中村莉來 / photo by Kazuki Murata 牧野晃樹 / photo by Kazuki Murata 山本華歩 / photo by Kazuki Murata 木本登史 / photo by Kazuki Murata 泉ひかり / photo by Kazuki Murata 勝乗志音 / photo by Kazuki Murata 永井音寧 / photo by Kazuki Murata 朝倉聖 / photo by Kazuki Murata 鈴木智也 / photo by Kazuki Murata 朝倉聖 / photo by Kazuki Murata 抱擁を交わす鈴木智也と朝倉聖 / photo by Kazuki Murata 抱擁を交わす山本華歩と永井音寧 / photo by Kazuki Murata 写真左から優勝:朝倉聖、永井音寧 / photo by Kazuki Murata 写真左から2位山本華歩、優勝永井音寧 / photo by Kazuki Murata 写真左から3位勝乗志音、4位鍬崎竜也、6位牧野晃樹、2位鈴木智也、優勝朝倉聖、5位大貫海斗 / photo by Kazuki Murata 写真左からTEN、898、荒本英世 / photo by Kazuki Murata 写真左から実況・北條瑛祐ABCテレビアナウンサー、解説・YUUTAROU、特別ゲスト・ZEN / photo by Kazuki Murata ラストアイドル(写真左から岡村茉奈、大森莉緒、山本愛梨) / photo by Kazuki Murata 「Parkour Top of Japan」出場選手 / photo by Kazuki Murata 朝倉聖 / photo by Kazuki Murata photo by Kazuki Muratatext by 金子 修平
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[PR] parkour【REINA × Xperia 特別インタビュー】REINAが回想するパルクールとの出会いとシーンの変遷2021.03.22日本体操協会のパルクール公式スポンサーであり、そのシーンをこれまでサポートし支え続けてきたXperiaと、アクションスポーツ・ストリートカルチャー総合メディアFINEPLAYがタイアップし、連載企画で注目のトレーサーに焦点を当てていく。パルクール、トリッキングと幅広く活躍し、「KUNOICHI」への出演経験もあるREINAを取り上げてインタビュー。 REINAが、回想するパルクールとの出会いやシーンの変遷について、そしてソニーの最新スマートフォンである「Xperia 1 II」に触れてみた感想について話を聞いた。 https://youtu.be/yH-xtYrQM6w ―パルクールを始めたキッカケREINA:中学校3年生の頃からカナダ・モントリオールのサーカス学校に通い、その頃からパルクールの存在は知っていたのですが、自分には関係ないことだと思っていました。その後「KUNOICHI」に出演したことがきっかけで、その練習会に出るようになりました。そこで泉ひかりさんと仲良くなり、パルクールに誘われたことが、パルクールを始めたきっかけです。 写真提供:株式会社PKM/16歳の頃 —ホームタウン(練習場所)REINA:トリッキングもやっていて、そちらには固定の練習場所があるのですが、パルクールは固定の練習場所はありません。練習場所は街中であったり、公園であったりとバラバラですね。—尊敬しているトレーサーREINA:尊敬しているトレーサーは大阪のCorkyです。パルクール、トリッキングどちらの分野でも世界的に活躍していて、憧れの存在です。—現在の女子パルクールシーンについてREINA:まだパルクールを始めて3年ほどではあるのですが、確実にパルクール人口は増えていて、その中で女の子のトレーサーも徐々に増えています。練習環境も格段に良くなっていると感じています。 「Xperia 1 II」で撮影 —大会で自分が意識していることREINA:コンペティションはまだ出たことはないのですが、今後コンペティションにも挑戦していきたいと思っています。—自身のスタイルについてREINA:クリエイティブでトリッキーな動きを得意としています。将来的には苦手なジャンプや純粋移動術をはじめとした移動系の動きもバランスよくできるようになりたいと思っています。 「Xperia 1 II」で撮影 —目指すトレーサー像REINA:男女ともに尊敬されるトレーサーになりたいです。将来、自分に憧れてパルクールを始めたという人が出てきてくれたら嬉しいです。—今後チャレンジしたいことREINA:新型コロナウィルス感染症の流行が収束したら、北海道から沖縄までパルクールを通じた旅行を行いたいと思っています。各地方のコミュニティでトレーサーの個性を感じたり、日本全国のさまざまなスポットの地形を攻略して成長したいと考えています。—自身にとってパルクールとは?REINA:自分にとってのパルクールは「一番自分と向き合って成長できる場所」です。自分と向き合わないと上手くならないことが多く、自分の動きを見返すことでその時の自分の気持ちが分かることもあります。パルクールを通じて今後も成長し続けたいと思います。 「Xperia 1 II」で撮影 Xperiaについて —「Xperia 1 II」の第一印象は?REINA:縦長のシンプルなデザインからは、スマートフォンというよりも高機能なギアのような印象を受けました。また、「Xperia 1 II」は高速連写機能がすごいという話を聞いていたので、カメラ機能が高性能だというイメージを持っていましたね。—「Xperia 1 II」を使用した感想は?REINA:今回、Cinematography Proという機能を使って映像を撮影したのですが、色味がとても奇麗に出ていると感じました。自分が普段使っているスマートフォンでは出せない鮮やかで柔らかい光の味を出すことができます。「Xperia 1 II」のCinematography Proを使って作品を作ってみたいですね。 「Xperia 1 II」で撮影 —トレーサーにとって「Xperia 1 II」で便利だと思う機能は?REINA:トレーサーにとって「Xperia 1 II」で便利だと思うのは高速連写機能です。トレーサーは練習の際、動きのチェックのために連写で撮影した写真をコマ送りで確認することがあります。そのため、ブレることなく激しい動きも細かく撮影しきることができる「Xperia 1 II」はトレーサーにとって非常に便利なギアになると思います。 「Xperia 1 II」で撮影 ソニーのシネマカメラブランド「CineAlta」シリーズの技術を継承した「Xperia 1 II」の「Cinematography Pro」でパルクールをシネマティックに撮影しよう ■「Cinematography Pro」でトレーサーのスタイルと魅力をひきだすシネマティックな映像が撮れる!「Xperia 1 II」の動画撮影機能はソニーのシネマカメラブランド「CineAlta」シリーズで培った技術を継承。革新的技術で業界を牽引してきたプロフェッショナルカメラのノウハウを惜しみなく注入したシネマ撮影専用機能「Cinematography Pro」で手軽にシネマティックな映像が撮影できます。映画業界の標準フレームレートである24fps動画撮影が可能、4K HDR動画撮影や、10bit記録にも対応しており、階調豊かな表現を実現。「CineAlta」で培った画作りのノウハウを8つのオプションから選択して撮影できる「Look」機能やシネマカメラの操作感を再現するインターフェースで、トレーサーの魅力をひきだす映像作品を作り上げることができます。「Cinematography Pro」を使ってあなただけのクリエイティブな映像作品を撮影してみましょう。 —今後の活動についてREINA:現在ではパルクールにおける競技の側面にスポットライトが当てられることが多いですが、マイナーカルチャーであるパルクールの成長には必要不可欠なものだと考えています。私はカルチャーも競技の側面に対してもさまざまなことを吸収して行きたいと考えています。そしてまずは、これまで出場することがなかった大会にチャレンジすることを目標に頑張って行きたいと思います。 Xperia 1 II