もし、サッカーのワールドカップ代表選手から、直接レッスンを受けられるチャンスがあるとしたら。
それはサッカー選手を志す人にとっては、何としても手にしたいと思うものだろう。もしレッスンを受けることが出来たら、一生の思い出になる。そして世界を舞台に活躍する代表選手たちの姿をテレビで目にした時、自分はあの人に教わったのだと胸を熱くするのではないだろうか。
そんな夢のような話が、フリースタイルモトクロス(FMX)において実現した。世界最高峰のライダーである東野貴行選手と、日本のレジェンドと呼ばれるライダー、気鋭の若手によるスクールが行われたのだ。
フリースタイルモトクロス(以下FMX)は、モトクロスバイクのレースから派生したスポーツだ。レースから派生したと言っても、走る競技ではない。バイクで空を飛ぶのだ。キッカーと呼ばれる発射台から、15メートルの高さまで飛び上がり、空を飛んでいる23メートルの間、さまざまな技(トリック)で人々を魅了する、それがFMXだ。
先日、東京・お台場で行われたCHIMERA GAMES VOL.5で、ひときわ大きな歓声が上がったのが、このFMXだった。まだ一般の認知度は低いが、確実にファンを増やしてきているこの競技のスクールが、2018年6月16日、17日の二日間、福島県鮫川村のモトパーク森で行われた。
モトパーク森は、日本のFMX発祥の地と呼ばれている。現在レジェンドと呼ばれるライダー達は、この地で試行錯誤を繰り返し、日本のFMXシーンを作り上げてきた。開催11年目を迎えるFMX選手権「GOBIG」も、今年はこのモトパーク森で開催されることが決定している。
そのFMXの聖地とも呼ばれる場所で、しかも日頃はアメリカで活動している東野貴行選手から直接教えを受けることが出来るとあって、急なアナウンスにもかかわらず、多くのFMXライダーを目指す人々が集まった。
また、このスクールには、現在入院しているFMXライダーを応援するチャリティーイベントの意義も込められ、スクール参加者以外の見学者の入場料は無料となった。場内にはケガと戦うライダー達へのカンパを募る募金箱が設置されていた。
■東野 貴行(ひがしの たかゆき)選手について
精緻にして、ダイナミック。この相反する二つの要素を、ここまで見事に融合させ、自分のスタイルとして確立しているFMXライダーは、世界中を探しても彼の他にはいない。どこの誰であれ、今世界でトップクラスのFMXライダーを10人挙げよ、と言われたら、「TAKA HIGASHINO」の名前が入らないことはないだろう。
2007年から、エクストリームスポーツの最高峰とも言える大会「X-GAMES」に出場し続け、3度のゴールドメダルを手にしている。
1985年3月生まれ、大阪府出身。マシンはYAMAHA YZ-250。
華々しい経歴とは裏腹に、とても気さくな人でもある。
■加賀晃選手『まずは一緒に乗りましょう』
筆者が訪れた17日は、前日の冷え込みが嘘のような穏やかな天候に恵まれた。前日の雨によってぬかるんだコースを、CHIMERA GAMES FMXデモンストレーションのプロデューサーであり、日本のFMXシーンの初期から活躍しているレジェンドライダーでもある加賀晃選手が、ショベルカーを使い整備していく。当初の予定開始時刻を一時間過ぎた10時には、コースはライディング可能な状態になった。
「世界のTAKA」を前に緊張した面持ちの参加者に、日本のレジェンドライダーである加賀晃選手がかけた言葉は『まずは、一緒に乗りましょう』だった。
FMXは、自分と戦う競技だ。コンペティションともなれば順位は付けられるが、その順位はFMXの価値の全てではない。その点が、他のスポーツと大きく異なる点だろう。
空手の「型」のみを披露する種目を想像していただけると分かりやすいかもしれない。そのような競技では、ともすれば個人的な練習に終止してしまう。
だが、ライダーたちはみな口をそろえて『沢山の人と一緒に飛ぶのは楽しい』と言う。その楽しさは、まだ23メートルの距離を飛ぶことが出来なくても、トリック(技)を決めることが出来なくても、関係ないのだろう。練習風景を眺めていると、彼らに一体感が生まれていくのが見えるような気がする。
東野選手は終了後『(アメリカに渡る前の)10年前のモトパーク森で乗っているような気分だった』と語ってくれたが、この皆で飛ぶことこそが、日本のFMXシーンの原点なのかもしれない。
■東野選手『時間をかけてやっと分かったことを、伝えたい』
目の前で「TAKA HIGASHINO」が飛んでいる。それだけでもFMXライダーを目指す者にとっては夢のような光景だ。参加者は東野選手のライドを、目を凝らして見つめている。
コンペではなくスクールであっても、持てるトリックの全てを惜しみなく全力で披露する姿は、どんな言葉よりも参加者のやる気を引き出していた。
ひとしきり飛んだ後、参加者一人一人は東野選手とプロライダー達にアドバイスを受けていた。間に休憩を挟んで3回のセッションが行われ、参加者たちもプロライダー達も、大きな手ごたえを得たようだ。
スクール終了後、東野選手に話を聞いた。
東野貴行選手:
今ちょうど日本で練習していて、帰国前に何か、ライダーたちが集まれるようなことをやりたかったんですよ。モトパーク森で乗りたかったっていうのもあるんですけど、今、片桐弘貴くんと、小林達哉君、二人のFMXライダーが怪我をして入院してしまっていて、ただ乗るのではなく、彼らを応援するようなことも出来ないかなって。そこでアキラ君(加賀晃選手)に相談したら、スクールはどうだろうって話になりました。
僕は、何も分からない状態で練習を始めて、かなりの時間をかけて、ここはこうしたらいい、っていうのが分かるようになりました。悩んで、誰も聞く人いなくて、長い時間かけて分かったことがある。その経験がある上でアドバイスが出来たら、分からないままやっている人は近道ができる。だから(スクールをやると決まった時は)自分が分かったことを「教えたい」「伝えたい」って思いました。
でもFMXライダーって癖もあるし、一人一人違うんですよ。
でもそれは見ていれば分かるんで、ライダーによってアドバイスすることは変えてます。
今回、自分の言いたいことは、伝わったと思います。楽しかった。またやりたいです。
この場を与えてくれたアキラ君とCHIMERAに感謝ですね。
これからFMXを始めたいと思っている人は、まず基礎をしっかり固めて下さい。これが一番の近道です。基礎を一つでもパスしたら、のちのち困ることになります。
ステップを踏んで、一つずつ積み上げていって欲しい。
■『また参加したいです』
重ねて、参加者にも話を聞いてみた。FMXライダーを志す人にとって、今回のスクールはどんなものだったのだろうか。
鎌滝翼さん(13歳・千葉県から参加)
タカさんは滅多に会うことのできない人なので、いろんなことを聞いてみたいと思って参加しました。
自分は今、シートグラブワンハンドというトリックを練習しているんですけど、タカさんは肘の位置とか、とても細かく教えてくれたんです。タカさんの言う通りにやってみたら、今までと全然違いました。大きくトリックを出せるようになりました。
他のプロライダーさんもアドバイスをくれて、とても勉強になりました。
人がたくさん来て、いっぱい練習することが出来て、とても楽しかった。また参加したいです。
スクールが始まったばかりの時は、片手を離すことは出来ても、ほんの少しだった翼さん。アドバイス通りに肘の位置を変え、大きく手を離すことに成功した。
猪狩遥太さん(14歳・宮城県から参加)
東野さんの凄い技を目の前で見て、自分もできる限りやろう!って思って、いつもの練習よりも気合が入りました。東野さんは『自分の限界を超えないと練習にならないよ』って皆に言っていて、それがとても印象に残りました。
個人的には、飛び出すときにアクセルを最後まで開け切りなさい、と言われました。今までは怖くて出来なかったんです。
でも東野さんに言われると説得力があって、安心して全開にすることが出来ました。やってみたら、全開にする方が飛びやすかったです。
沢山の人と一緒に飛べて、教えてもらえる人も沢山いて、今回のスクールは凄い勉強になりました。また参加したいです。
プロライダーの飛ぶ、23メートルを飛び始めた遙太さん。恐怖心と戦い挑む姿は、立派なFMXライダーだった。
今回のスクールには、東野貴行選手、加賀晃選手の他に、日本人プロFMXライダー第一号でありながら今なお果敢に挑戦を続けている釘村孝太選手、先日ランディングランプ上でのバックフリップを成功させた金子博延選手に加え、江原大地選手、江原大空選手、藤田拓也選手も参加し、一緒に飛びながら参加者へのアドバイスを行った。
参加者は、東野選手とプロライダー達から、今後へと繋がるものを受け取ることが出来たようだ。
■加賀晃選手『日本中で開催したい』
最後に、今回のスクールの中心者である加賀晃選手に話を聞いた。
加賀晃選手:
FMXのスクールをやろうという話は、以前からあったんです。今年の夏ぐらいの開催予定でいたんですが、東野が急に相談してきて(笑)。急な開催なので参加者が集まるか心配だったんですが、沢山来てくれて良かったです。
世界中を見ても、トップライダーに直接教わるスクールというのはそうはありません。実績あるライダーに教わることが出来たら、若手も嬉しいだろうし、勉強になる。日本のFMXシーンの為にもなると思って、急ですがスクールを開催することにしました。
東野に直接アドバイスを求めるっていうのは、まだなかなか勇気が出ないのかな、と参加者を見ていて思う部分もありましたが、東野に自分のいいライドを見せたいという姿勢は、皆からしっかり伝わってきました。東野が飛ぶときは、みな食い入るように、目に焼き付けるように見ていました。
これを何回も重ねていけば、こちらも教え方がうまくなったり、アドバイスする部分やフォローする部分を工夫したりしていけるんじゃないかと思います。
日本中のランプのあるコースを回って、スクールを開催したいですね。
FMXを始めたいと思っている人は、とりあえず、連絡を下さい!
バイクを持っていて、本気でやりたいと思っているんだったら。まずは話をしましょう!
開催概要
CHIMERA Freestyle Motocross School
2018年6月16日(土)、17日(日)
福島県 モトパーク森
講師 東野貴行、加賀晃、釘村孝太、金子博延、江原大地、江原大空、藤田拓也
SPECIAL EDITION
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skateSkateboarding Unveiled vol.10 ~My Favorite Local 静岡~2024.02.29「ローカルスポットはありますか?」 こう聞かれて「ありません」と答える人の方が少ないのではないだろうか。 今の時代、様々に枝分かれしているとは思うが、国や地域によってショップやパークはもちろん、気候や建築、街並みも違う。スケートボードは100ヶ所あれば100通りの個性が生まれるものだと思っている。別の言葉に置き換えるなら「地元愛」といえば良いだろうか。 そこで、今回は筆者の地元で撮影した写真をもとにコラムを進めていきたいと思う。 静岡を代表するスケーター 今や立派な静岡代表。高校生の頃の青木勇貴斗と根附海龍。 その地は静岡県。今や東京暮らしの方が長くなってしまった自分だが、誰にとっても生まれ育った街は特別なもの。静岡と言えば、今は多くの方が彼らを思い浮かべるのではないだろうか。 青木勇貴斗と根附海龍の2名だ。 左端が4位の根附海龍、右から2人目が優勝した青木勇貴斗。2015年に浜松市にあるS.L. Parkで開催されたNESTA CUPより。右端は当時の彼らを育てていた中坂優太 共に2003年生まれで同い年の彼らの出会いは、小学校1年生の頃に遡る。互いに親に連れてきてもらった藤枝市のスケートパークで初めて会うことになるのだが、双方の距離が近づいたのは、現F2O PARKオーナーで小野寺吟雲やチェンシー・ツイ(中国)の専属コーチを務める中坂優太のスクールに通い出してから。そこで共にメキメキと上達すると、程なくして同パークのライダーへと昇格。写真のNESTA CUPはちょうどその頃のものになる。 NESTA CUP出場時のライディングカット。根附海龍がヒールフリップ・フロントサイドボードスライド、青木勇貴斗が360キックフリップと当時から得意なトリックはそのまま 2019年に東静岡アート&スポーツ広場で開催されたAJSAプロツアー、H.L.N.A. Cupにて。今度は根附海龍がプロ初優勝、青木勇貴斗が4位に。2人はいつの時代も優勝を争う良きライバルであり親友 その後は青木勇貴斗が2015年、根附海龍が2016年にAJSA(日本スケートボード協会)のプロ資格を取得。高校1年生時にはH.L.N.A. Cupとムラサキプロで共に優勝を飾るなど、舞台がプロに変わっても躍進は止まらず、ついには世界最高峰のアマチュアコンテストであるTAMPA AMも、それぞれ2019年と2021年に制覇。高校生のうちに国内だけでなく国際大会も獲ってしまうのだから凄まじい。そして20歳となった今は、世界最高峰の舞台で鎬を削る静岡を代表する存在となっている。 AJSAプロツアー、H.L.N.A. Cupにおける青木勇貴斗のバックサイド・スミスグラインドと根附海龍のバックサイド180・レイトショービット それだけに静岡のこの世代は、本国のDGKからサポートを受ける澤島裕貴や超絶テクニカルスケーターの浦野建隼など粒揃い。ちなみに浦野建隼は上記のNESTA Cupでも3位に輝いている。そして彼らに続くように、高校生の繁延亜周もプロ資格を取得し、さらに下の竹下煌輝なども頭角を現し始めてきた。ここにきてようやく確固たるシーンの基盤が固まってきたようにも感じる。 昨年のAJSAプロツアーDC & ELEMENT CUPでは青木勇貴斗が優勝、浦野建隼が2位に。根附海龍は出場しなかったものの、地元の仲間の滑りにガッチリ抱擁 静岡のシーンを創り上げてきた先駆者たち 彼との個人的な撮影の思い出は数知れず。中坂優太のギャップ to フロントサイド・クルックドグラインド 今の彼らの活躍があるのは、以前からシーンを盛り上げてきたスケーターがいたからに他ならない。 その代表的なスケーターが前述の中坂優太ではないだろうか。今年40歳を迎えた彼の戦歴は2007年、2008年のéS Game of S.K.A.T.E.連覇が燦然と輝く。そこでテクニカルスケーターとしての地位を確固たるものとした彼は、2年連続でアメリカへ乗り込み日本代表として戦い、権威ある専門誌TRANSWORLD SKATEboarding JAPANの「ROOKIE OF THE YEAR」にも輝いた。静岡から全国に名前を広めた走りの存在と言って差し支えないだろう。 また彼と自分は同世代でもあるため、共に繰り広げた撮影セッションは数知れず。そこで自分の撮影スキルは格段に向上したと思う。現在の彼はコーチとして五輪候補と共に世界を飛び回るまでに飛躍。いつの時代も自分に良い影響を与え続けてくれる存在だ。立場は違えど、これからも彼とはお互い切磋琢磨して自分越えを果たし、いろんな現場で仕事をし続けていきたいと思っている。 TRANSWORLD SKATEboarding JAPANのローカル特集「AROUND The Mt. Fuji」より。レール越えのキックフリップ では彼の一世代下の代表格といえば誰になるだろうか。そこは原悠真で異論はないはず。レッジやステアを中心に攻める”ド”ストリートスタイルは、いかにも静岡らしい。これは私見ではあるのだが、彼は程よく都会な静岡市で生まれ育ったモデルケースではないかと思う。 また知られざる話として、彼は青木勇貴斗が本格的にスケートボードにのめり込むきっかけとなった存在でもあることも忘れてはいけない。それは幼少期に彼を通じて多くのスケーターと知り合えていなければ、今の自分はないとインタビューで本人が断言しているほど。とあるローカルの世代間の素晴らしい繋がりが垣間見られるエピソードではないかと思う。 某所に置かれた期間限定のフルパイプ。薩川”verjon”幸矢のバックサイドターン ここまでは静岡シーンを引っ張ってきた人物を紹介したが、他にも様々な人を撮影させてもらってきたので1枚だけ紹介したい。これは過去に自分が撮影した静岡の写真の中でも、とりわけスポットのインパクトが大きかった写真。このフルパイプはなかなかお目にかかれるものではない。 ライダーは薩川幸矢、通称バージョンと呼ばれるスケーターで、この世代の静岡におけるマスコットキャラクターのような人物。彼のようなスケーターが、帰省するたびにスポットをアテンドしてくれたので、素晴らしい写真を残すことができたと思っている。この場をもって感謝の言葉を伝えたい。 古くから静岡を支えるショップ&バーチカル 静岡県牧之原市にあるjack ocean sportsのバーチカルには数々の歴史が詰まっている。 次はパークやショップで静岡を括ってみたいのだが、「歴史」という観点で見るとjack ocean sports は外せないだろう。 古くは日本の大御所フォトグラファー、樋貝吉郎氏の写真集『JUDO AIR』のカバーになった、クリスチャン・ホソイによるフロントサイド・ジュードーエアーが撮り下ろされた場所で、90年代から2000年代前半にかけてはStussyの旗艦店として名を馳せ、ファッション誌にもたびたび登場。若い世代にはHUFのお膝元といえばわかりやすいだろうか。 海の目の前にあり、サーフカルチャーも根付くこの地域にjackが果たした歴史的役割は果てしなく大きいと思う。個人的に見ても、このエリアの高校に進学したからからこそスケートボードに出会うことができたし、1999年に初めてスケートボードを購入したショップもjackだった。今はバーチカルだけでなくコンクリート製のコンビボウルも完備され、当時とはだいぶ変わってしまったが、それでも帰省した際に立ち寄ると当時を思い出す貴重な場所だ。 ツアーで訪れた静岡 2011年にElementのジャパンチームで訪れた際の集合写真。左から田中達也、瀬尻稜、前田正義、久賀翼、川渕裕聡 今までは静岡に住むスケーターたちを紹介してきたが、最後はツアーで全国各地のライダーが静岡を訪れた時の写真を紹介したい。 オーリーマスターとして一時代を築いた前田正義。某有名スポットでのオーリーイン まずはElementのツアーで訪れた福岡のオーリーマスター、前田正義。105cmを日本で初めてメイクした元日本記録保持者が見せたのは、いかにも彼らしいオーリーイン。最近ではCREATUREチームが訪れてフッテージを残したことでも記憶に新しいこの有名スポットを、上から物越えしてバンクへ降りたのは彼が初めてだったと思う。 この時も「下から上って窪んだ縁部分に掛けた人はいるけど、上からオーリーしてバンクにドロップしたらヤバいよね」となんとなく話したら、即座に「イケます!」と回答し、あっさりメイク。秀でた身体能力を持つスケーターは、対応できるスポットの幅が広いからこそ、写真映えするんだなと感じた出来事だった。 砂川元気が遊びでメイクしたバックサイドウォールライド 続いては2012年の奥野健也、砂川元気、谷川祐馬、弓場逸星というスポンサーもチームもバラバラの4人によるプライベートツアー。 結果的に雑誌の特集にはなったものの、メディアが企画したツアーではなく、偶然タイミングがあった4人が「じゃあ行っちゃおうか!」とノリで行った通常とは一線を画した内容。 ただこのスポットでは弓場逸星がフロントサイド・クルックドグラインドをメイクしている。雑誌にはそちらを使ったので、今回はお蔵入りとなっていた砂川元気のバックサイド・ウォールライドをチョイス。半分遊び感覚で「どこまで高く上がれるか」とトライした時の一枚だ。 あえて新幹線が通るタイミングを狙った北詰隆平のバックサイドキックフリップ 最後は阿部直央、北詰隆平、久賀翼、三枝純也で行ったSUPRAツアーを。この旅のメインの目的地は名古屋だったのだが、その道中に静岡に寄った時のもの。 トリックもさることながら、この写真は後ろを走る東海道新幹線がポイント。 スケートボードの写真や映像はよくアートに例えられることがあるが、こういった特定のタイミングや季節、時間帯でしか撮影できないものを組み合わせるのは、その良いサンプルだと思う。そう何度もトライできるものではないからこそ一瞬を狙って、視覚的な価値を高めているのだ。 今回は以上になるのだが、静岡をしっかり紹介しようと思ったら、とてもじゃないがこれだけでは収まらない。それなら、次は県内のどこかで写真を展示できたらいいなと思っている。 というのも、ここでも紹介したあの場所もあと2年ほどで……、という話はすでに知っている人もいるだろう。それなら最後は盛大に、自分が記録してきた静岡スケートシーンを見てもらうことで地元へ恩返しができたら幸いだ。 吉田佳央 / Yoshio Yoshida(@yoshio_y_)1982年生まれ。静岡県焼津市出身。高校生の頃に写真とスケートボードに出会い、双方に明け暮れる学生時代を過ごす。大学卒業後は写真スタジオ勤務を経たのち、2010年より当時国内最大の専門誌TRANSWORLD SKATEboarding JAPAN編集部に入社。約7年間にわたり専属カメラマン・編集・ライターをこなし、最前線のシーンの目撃者となる。2017年に独立後は日本スケートボード協会のオフィシャルカメラマンを務めている他、ハウツー本の監修や講座講師等も務める。ファッションやライフスタイル、広告等幅広いフィールドで撮影をこなしながら、スケートボードの魅力を広げ続けている。
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skate2024 SLS TOKYOが11月23日(土)に再び有明アリーナにて開催決定!2024.02.27昨年王者堀米雄斗や⻄矢椛など日本のスケート界を担っていく選手が東京大会への想いを語る スケートボードの世界最⾼峰の⼤会 STREET LEAGUE SKATEBOARDING (SLS) の第4戦⽬のチャンピオンシップツアーが11⽉23⽇(⼟) 東京・有明アリーナで開催することが決定した。ワールドツアーのアジア・⽇本開催は今回で2回⽬となる。 東京オリンピックに出場した選⼿を含んだ世界の男⼥トップスケーターが世界最⾼峰の⼤会で競う様⼦を東京で⾒ることができる。 昨年開催された SLS TOKYO は男⼦の部では⾃⾝で命名したトリック「ユウトルネード」を決め堀⽶雄⽃が男⼦の部を制覇。決勝戦では10点満点中のうち9.0以上の得点を「9クラブ」と呼びスケーターにとって⼀つの栄誉とされている得点を4回も出しSLSでの7度⽬の優勝を飾り⽇本⼈選⼿が男⼥合わせて3⼈も表彰台に乗り⽇本での初開催を盛り上げた。 そんなSLSが2024年、再び東京の地での開催が決定し、昨年の王者堀⽶は「今年もSLSが東京にやってきます。是⾮会場に⾜を運んでほしいですし、⽇本のスケートボードを⼀緒に盛り上げてくれたら嬉しいです。」とコメントした。前回⼤会第2位に輝いた⻄⽮椛は「SLSはストリートにおける世界最⾼峰のコンテストであり、出場できるということだけでも名誉だと思っています。世界のトップスケーターが⽇本に集まり、そして観に来てくれる全ての⼈がスケートボードの楽しさに気づいてくれると信じています!」とコメント。今⼤会より9ヶ⽉の期間を経て開催される「2024 SLS TOKYO」も世界から⼤注⽬されること間違いなしである。 昨年時のSLS TOKYOの様子 ©SLS STREET LEAGUE SKATEBOARDING (SLS)とは 2010年に設立されたSTREET LEAGUE SKATEBOARDING (SLS) は、ストリートスケートボーディング史上初のプロ組織で、プロストリートスケートボード大会を世界各国で開催する。SLSの大会は、各会場異なったオリジナルコース設計で、過去にはロサンゼルス、ロンドン、バルセロナなど、世界の大都市で開催され、2024年の今年はフランス パリでの第1戦目を皮切りに、第4戦目のチャンピオンシップツアーを2024年11月23日(土)東京・有明アリーナで開催する。 アジアでの開催は今回のSLS TOKYOで昨年に続き2回目となる。SLSチャンピオンシップツアーは、世界最高峰のプロストリートスケートボード大会として世界各国で認知されていて、それぞれの大会は、世界中で年に5回行われる。スケートボード界の中でのトップクラスの中で招待されたスケーターが最大級の賞金をかけて競う。 スケーターコメント ◉堀米雄斗(日本) 【SLSというスケートボード世界最高峰の大会の魅力を教えてください】SLSは僕も小さい時から出場を憧れていたコンテストでしたし、世界中からトップスケーターが集まる大会なので、とてもハイレベルなコンテストだと思います。 【2024年東京での第2回開催が決まりました。大会への思いをお教えください】 地元東京で行なわれるというのは、いつものコンテストとは少し違う気持ちです。お世話になっていたスケーターの先輩たちや、地元の友だちや家族、自分を応援してくれる方が観にこられますし、そういった方達の前で自分のスケートを見てもらえるのはすごく嬉しい気持ちです。 【日本のSLSファンに向けてメッセージをお願いいたします】 今年もSLSが東京にやってきます。是非会場に足を運んでほしいですし、日本のスケートボードを一緒に盛り上げてくれたら嬉しいです。 ◉根附海龍(日本) 【SLSというスケートボード世界最高峰の大会の魅力を教えてください】 出場できる事が、スケーターとして目指す大きな夢ですし、僕自身も出場を目標に頑張ってきました。それくらい全スケーターにとって大きな大会です。 【2024年東京での第2回開催が決まりました。大会への思いをお教えください】 もし出場できるのであれば優勝を目指します! 【日本のSLSファンに向けてメッセージをお願いいたします】 世界トップスケーターが集まる大会が日本で開催されるめったにない機会ですので、皆さんも世界最高峰のトリックを生で見てください。 ◉池田大暉(日本) 【SLSというスケートボード世界最高峰の大会の魅力を教えてください】 SLSの魅力は世界のトップストリートスケーターが集まる大会で、とにかくレベルが高く、見たことないトリックやすごいトリックを披露するのがすごいと思います。ストリートスケーターとしては誰でも憧れの大会だと思いますし、僕もこのように参加できてとても光栄です。 【2024年東京での第2回開催が決まりました。大会への思いをお教えください】 去年のSLS東京では2位を取ったのですが、今回は優勝を取りたいです。 【日本のSLSファンに向けてメッセージをお願いいたします】 SLSで優勝するのがとても難しいことでもあり、僕にとって大きな目標です。ファンの皆さんの応援があれば優勝できると思いますし最高なパフォーマンスができると思うので、応援よろしくお願いします! ◉中山楓奈(日本) 【SLSというスケートボード世界最高峰の大会の魅力を教えてください】五輪予選大会の選ばれた人しか出られない大会で、どのスケーターの滑りを見ても面白いし、盛り上がるのが大きな魅力です。会場やコースのデザインもかっこいいので注目して欲しいです。 【2024年東京での第2回開催が決まりました。大会への思いをお教えください】 世界中のトップスケーターがまた日本に来てくれるのも嬉しいですし、日本の人にSLSを知ってもらえる機会だと感じています。昨年は怪我明けでベストなパフォーマンスが見せられていないので、次は自分の滑りを見せたいと思います。 【日本のSLSファンに向けてメッセージをお願いいたします】 前回は怪我明けだったこともあって自分の中の最高の滑りをみせることができなかったので、今度は自分がやりたい技を出し切って、皆さんに最高の滑りを見せたいと思います! ◉織田夢海(日本) 【SLSというスケートボード世界最高峰の大会の魅力を教えてください】 SLSは世界中のスケートボードファンが注目しているコンテストだと思いますし、スケーターとしては招待されることがすごく名誉なコンテストだと思っています。また招待された世界のトップスケーターだけが集まる大会なので、会場の盛り上がりもすごくて、技をメイクしたときの歓声はスケーターにとって最高の瞬間です。 【2024年東京での第2回開催が決まりました。大会への思いをお教えください】 SLSは私のスケートボード人生を変えてくれたコンテストの一つです。それは2年前のジャクソンビル大会で実感したことで、ずっと練習してきた技をメイクすることができ、多くの人に自分のことを知ってもらうことができました。東京大会でも多くの方に自分の技を見てもらえるのがすごく楽しみです! 【日本のSLSファンに向けてメッセージをお願いいたします】 世界最高峰のスケートボードコンテストが、今年も日本で開催されることはすごく嬉しいですし、なかなかないことだと思っています。ぜひ会場にきてスケートボードの魅力を感じて欲しいとともに、会場を一緒に盛り上げて欲しいです!私も最高の滑りができるように頑張ります! ◉⻄矢椛(日本) 【SLSというスケートボード世界最高峰の大会の魅力を教えてください】SLSはストリートにおける世界最高峰のコンテストであり、出場できるということだけでも名誉だと思っています。世界のトップスケーターが日本に集まり、そして観に来てくれる全ての人がスケートボードの 楽しさに気づいてくれると信じています! 【2024年東京での第2回開催が決まりました。大会への思いをお教えください】 まずは自分のスタイルを貫いて、誰よりもスケボーを楽しみたいと思います。その上で1番いい結果を残すことができればこの上ない喜びを手にすることができると思います。自分のスタイルを世界に発信できる最高峰のコンテストなので、とても楽しみにしています。 【日本のSLSファンに向けてメッセージをお願いいたします】 一度観に来て欲しいです!日本のスケートカルチャーを一緒に盛り上げて欲しいですし、ファンの方 やサポートしてくれる人たちが応援してくれるから、スケボーを楽しめています。そして、次回の大会でも、みなさんと一緒に最高の瞬間を共有できることを楽しみにしています。 ◉赤間凛音(日本) 【SLSというスケートボード世界最高峰の大会の魅力を教えてください】 SLSという大会は限られた選手しか出られないという事もあり他の大会では見られない刺激のある滑りが魅力だと思います。 【2024年東京での第2回開催が決まりました。大会への思いをお教えください】 前回の東京大会では練習で怪我をしてしまい出場出来ず悔しい思いをしたので次の東京大会では必ず出て良い成績を残したいと思います。 【日本のSLSファンに向けてメッセージをお願いいたします】 すごくかっこいいスケーター、有名なスケーターが間近で見られるチャンスなので是非見に来て下さい。 ◉上村葵(日本) 【SLSというスケートボード世界最高峰の大会の魅力を教えてください】世界中から選ばれた数少ないスケーターしか出場できない大会です。私は、スケートボードを始めた頃からSLSで優勝する事が夢でした。今はそのSLSに出場して夢の舞台でスケートボードをする事ができ、とても幸せです。他の大会では見られないような面白いコースがあり、観客の方々もたくさん盛り上げてくれて、心からスケートボードを楽しめます!年齢国籍問わず色んな選手との交流の場にもなり、とても良い雰囲気の大会です! 【2024年東京での第2回開催が決まりました。大会への思いをお教えください】 去年に続き今年も東京で開催されること、嬉しさでいっぱいです。世界のトップスケーターの滑りを是非、間近で見て感じて欲しいです!去年は初出場させて頂きましたが、緊張の余り自分の思う滑りができなかったので、今年は最高にかっこいい滑りを見てもらいたいです。みんなを巻き込んで、最高に楽しいお祭りにしたいです! 【日本のSLSファンに向けてメッセージをお願いいたします】 今年もSLSという最高の大会が東京で開催されることが決定しました。まだ会場でスケートボードを観たことがないという方も、是非一度、会場に足を運んでみてください!あの会場でしか味わえない光景、高揚感、躍動感を是非味わって欲しいです!みんなで一緒に楽しみましょう! 2024 SLS PARIS リザルト SLSの第1戦となる初戦が現地時間2/24(土)にフランスのパリで開催された。日本人選手は白井空良、池田大暉、根附海龍、織田夢海、⻄矢椛、中山楓奈、赤間凛音の合計男女7名が出場。そのうち男子は白井が、女子は織田、⻄矢、中山、赤間の4名が各6名しか選ばれない決勝戦に進出。男子では白井は5位。女子は3位に織田、4位赤間、5位⻄矢、6位中山。日本人選手が世界最高峰のスケートボードの大会で5名も決勝に行くという大健闘をみせ大盛況の中2024年のSLS第1戦目は幕を閉じた。 ◉男子結果 1位:オーレリアン・ジロー(フランス) ©SLS 2位:グスタボ・リベイロ(ポルトガル) ©SLS 3位:ナイジャ・ヒューストン(アメリカ) ©SLS 男子は予選(ノックアウト)ラウンドとして、20人のスケーターが4グループに分かれて戦い、各グループ1位の選手が、決勝に進出。また各グループ2位のうち最高得点をマークしたスケーター2名も決勝に進む。予選を突破した白井はハイレベルなトリックを繰り出すも惜しくも5位という結果に。 ストリート界のスター、ナイジャ・ヒューストン(アメリカ)は3位と好成績を納めグスタボ・リベイロ(ポルトガル)が2位。予選から日本人スケーターの根附海龍と白井空良と同グループに入っていたオーレリアン・ジロー(フランス)は決勝でも持ち前のダイナミックなトリック、「ハードフリップ バックサイド180」等を決め9クラブを連発で出し自国開催でのSLS優勝を飾った。 ◉女子結果 1位:クロエ・コベル(オーストラリア) ©SLS 2位:ライッサ・レアウ(ブラジル) ©SLS 3位:織田夢海(日本) ©SLS 女子は予選(ノックアウト)ラウンドとして、10人のスケーターが2グループに分かれて戦い、各グループ1位の上位3名が決勝に進出。日本人スケーターはSLS 初出場となる赤間凛音 、大会女子の記録を持っている織田夢海、アジア人女性として初めて「THRASHER MAGAZINE」の表紙を飾った中山楓奈、昨年のSLS TOKYOでは2位という結果を残した⻄矢椛が予選を通過した。 昨年のSLS TOKYOで⻄矢を抑え優勝したクロエ・コベル(オーストラリア)、SLSの常連で優勝経験もあるライッサ・レアウも決勝に進出した。ハイレベルな戦いが繰り広げられる中、織田夢海が「キックフリップ フロントサイドフィーブルグラインド」という大技を決めを出し9.0/10点をマーク。しかし、安定して大技を決めていたクロエには届かず結果はクロエ優勝、ライッサが2位、織田が3位という結果となった。 2024 SLS 今後の日程 ◉第1戦目 2/24(土) フランス パリ ◉第2戦目 4/20(土) アメリカ サンディエゴ ◉第3戦目 10月(詳細未定) オーストラリア(詳細未定) ◉第4戦目 11/23(土) 日本 東京 ◉SUPER CROWN 12/14(土)・15(日) ブラジル サンパウロ 2024 SLS TOKYO 開催概要 【イベント名】SLS TOKYO 【会場】有明アリーナ (東京都江東区有明1丁目11番1号) 【日程】 2024年 11月23日(土) 【主催】 SLS TOKYO実行委員会
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snow相澤亮と一緒に滑れる2日間「OAKLEY COMMUNITY DAYS」が白馬八方尾根で開催「X GAMES」の人気種目・ナックルハックでは、テレビカメラが追えないほどの奇想天外なラインを描き、室内ゲレンデの隅から隅まですべてを利用して遊び尽くせるほど創造力に富んでいる相澤亮の滑りは、超絶クールであることはもちろん、観ていて面白い。そんな亮が、国内トップ10に入るコース面積を誇る長野・白馬八方尾根を滑ったら、どんなラインを刻むのだろう。 きたる3月2日(土)、3日(日)の2日間、彼が愛用するアイウエアブランドのOAKLEY(オークリー)が世界中で“雪山を愛する人たち”のためのイベントとして開催している「OAKLEY COMMUNITY DAYS」が、日本にやってくる。その目玉コンテンツである「RIDE WITH THE PROS」で、亮と一緒に滑ることができるのだ。冒頭で述べたように、彼のクリエイティブかつスタイリッシュなライディングを目の前で拝むことができるという、またとないチャンス。事前登録制となっているので、亮と一緒に滑りたいと願う読者諸兄姉は、いますぐエントリーをお忘れなく。RIDE WITH THE PROSとは別に、誰でも参加可能なライドイベント「COMMUNITY RUN」も開催されるので、仲間とともに参加するもよし、ひとりで参加して滑り仲間を見つけるのも悪くないだろう。 相澤 亮 また、今シーズンより同リゾートのうさぎ平テラスにオープンした、北アルプスが一望できる天空のラウンジエリア「OAKLEY TERRACE」では、同ブランドのレンズテクノロジーであるPrizm™、そして、ヘルメットの試着・滑走体験会が行われている。さらに、DJブースやフォトスポットが用意されておりドリンクの販売もあるので、チルスポットとしてご活用いただきたい。 OAKLEY TERRACE ゴーグル&ヘルメットの試着体験ブース DJブース 本イベントの詳細については、OAKLEYの公式Instagramと特設ページにてチェックしてほしい。当日は弊ウェブマガジンが取材を行っているので、あなたと亮のタンデムライディングが記事に掲載されるかも? 「OAKLEY COMMUNITY DAYS」概要▷日程: 2024年3月2日(土)、3日(日)▷会場: 長野・白馬八方尾根 うさぎ平「OAKLEY TERRACE」周辺▷ゲストライダー: 相澤亮、川村あんり(フリースタイルスキーヤー)▷コンテンツ: 「RIDE WITH THE PROS」(事前登録制)、ゴーグル&ヘルメットの試着・滑走体験会、「COMMUNITY RUN」(誰でも参加可能なライドイベント)、雪玉を的に当てるストラックアウトチャレンジ、DJ MUSICおよびドリンク販売(予定)※RIDE WITH THE PROSに定員以上の申込みがあった場合は抽選となります※本イベントは入場無料ですがリフト券が必要です ▷特設ページ: https://www.oakleycommunitydays-jp.com RIDE WITH THE PROSの事前登録はこちらから
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danceブレイキン日米最強決定戦!Shigekix, ISSIN, AMIなどが出場【東急不動産ホールディングス Breaking World Match 2024】2024.02.262024年2⽉24⽇(⼟)に、福岡県福岡市のマリンメッセ福岡B館にて「東急不動産ホールディングス Breaking World Match 2024」が開催され、公式発表では1,989名もの来場者が会場に訪れた。 「東急不動産ホールディングス Breaking World Match 2024」は、オリジナルフォーマットの⼤会であり、⽇本とアメリカ合衆国の世界ランキングポイント上位のBBOY・BGIRLを招聘し、個⼈戦・団体戦のバトルを実施する。⽇本からは、パリ2024に出場が内定しているShigekixをはじめ、Olympic Qualifier Series 2024(以下:OQS)に出場内定しているISSIN、HIRO10、AMI、AYUMI、RIKO、そして⽇本のユース強化選手であるRA1ONが出場した。 さらにアメリカ合衆国からは、パリ2024に出場内定しているVictorをはじめ、OQSに出場内定しているGravityやJeffro、Logistxなど、今夏に迫ったパリ2024に向けて注⽬の⾼まる男⼥トップダンサーが集結した。 TEAM JAPAN ©公益社団法人日本ダンススポーツ連盟 TEAM USA ©公益社団法人日本ダンススポーツ連盟 各バトルリザルト 1st BATTLE: ● ISSIN 1 - 2 Jeffro ○ 2nd BATTLE: ○ AYUMI 2 - 0 Pep-C ● 2vs2 BATTLE(3ROUND): ● Shigekix & AMI 1 - 2 Victor & Logistx ○ 3rd BATTLE: ○ HIRO10 2 - 1 Gravity ● 4th BATTLE: ○ RA1ON 2 - 0 KidBreak ● 5th BATTLE: ○ RIKO 2 - 0 Pebblz Luv ● 6th BATTLE: ○ AMI 2 - 1 Logistx ● 7th BATTLE: ○ Shigekix 2 - 0 Victor ● CREW BATTLE(5ROUND): ○ JAPAN 3 - 2 USA ● Overall WINNER: JAPAN ルール:・1vs1 BATTLEはじめに2ラウンドを⾏い、採点結果を発表。勝ち数が同じ場合はもう1ラウンド⾏い勝者を決定する。 ・2vs2 BATTLE3ラウンドでバトルを⾏い、3ラウンド終了時に採点結果を発表して勝者を決定する。 ・CREW BATTLE5ラウンドでバトルを⾏い、5ラウンド終了時に採点結果を発表して勝者を決定する。 大会概要 ⼤会名:東急不動産ホールディングス Breaking World Match 2024 主催:Breaking World Match 2024⼤会実⾏委員会 後 援:福岡市 / 福岡県教育委員会 / 毎⽇新聞社 / スポーツニッポン新聞社 / ⼀般社団法⼈福岡⻘年会議所 主管:公益社団法⼈⽇本ダンススポーツ連盟(JDSF) 特別協賛:東急不動産ホールディングス株式会社 オフィシャルパートナー:株式会社コーセー / ⽇本コカ・コーラ株式会社 / 味の素株式会社 ⽇程:2024年2⽉24⽇(⼟)開場 11:00 / 競技開始 12:00 / 競技終了 14:30 会場:マリンメッセ福岡B館(福岡県福岡市博多区沖浜町2-1) 放送:2024年2⽉24⽇(⼟)午後3時30分〜 TBS系列全国28局ネット(製作著作 RKB毎⽇放送)
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cultureJヴィレッジを舞台に!「Urban Sports Camp」が福島に笑顔を届ける!2024.02.222024年2月18日(日)Jリーグプレシーズンマッチ「2024福島ダービー(いわきFC 対 福島ユナイテッドFC)」の開催にあわせて『Urban Sports Camp with MUSIC LIVE!』が、福島県双葉郡広野町のJヴィレッジスタジアム 場外エリアにて開催された。 「アーバンスポーツを通じて、日本全国に笑顔を届ける!!」のコンセプトのもと、震災後原発事故の対応拠点となったJヴィレッジを舞台に、アーバンスポーツ通じて地域の方々に笑顔を届けることを目指して開催された本イベント。スケートボード・ダブルダッチ・フリースタイルフットボール、パルオニ、の4競技の体験会や、国内トッププレイヤーたちによるパフォーマンスで大きな盛り上がりを見せた。 hitomi / ©︎Urban Sports Camp 更にスペシャルゲストとして、歌手、タレントなど多方面で活躍するhitomiさんによるMUSIC LIVEも実施され、「LOVE 2000」や「SAMURAI DRIVE」などのヒット曲が披露された。 本記事では「Urban Sports Camp in Omaezaki」当日のレポートをお届けする。 ダブルダッチ / Double Dutch REG☆STYLE / ©IWAKI FC REG☆STYLE / ©IWAKI FC ダブルダッチでは世界大会3連覇の実績を持つ「REG☆STYLE (KO-YA, YUI, KAI, KENGO) 」によるパフォーマンスと体験会が実施された。2本のロープを巧みに操り、迫力のあるアクロバットやステップ、そして会場を盛り上げるマイクパフォーマンスで会場中の注目を集めた。 体験会の様子 / ©︎Urban Sports Camp 体験会の様子 / ©IWAKI FC 彼らの圧倒的なステージングに魅了されたかのように、パフォーマンス後の体験会では多くの子どもたちがダブルダッチを体験した。ほぼすべての参加者が未経験であったが、全くの未経験でも楽しめるのが「ダブルダッチ」の魅力。参加者は「なわとび」と同じ要領ですぐにコツをつかむと、その後は自由自在に縄の中で楽しそうに跳ねていた。いわきFCマスコットキャラクターのハーマー&ドリーも体験会に参加し、観客の視線をくぎ付けにしていた。 スケートボード / Skateboarding 根附 海龍のパフォーマンス / ©︎Urban Sports Camp スケートボードエリアでは、現在世界ランク6位でパリ五輪出場を目指す根附 海龍がゲストとして登場。パフォーマンスでは自身が得意とする「ヒールフリップ」をはじめ、エリア内に設置されたセクションを巧みに使ったトリックで、世界レベルの実力を惜しみなく披露した。 パフォーマンスの後半では、体験会の講師として参加していた地元・福島のスケーターとのセッションも実施。高く積み上げたデッキをオーリーで飛び越えるゲームでは会場も一体となって盛り上がり、暖かい交流が生まれていた。 スケートボード体験会 / ©︎IWAKI FC 根附海龍と、地元・福島のスケーターたちが講師として行われた体験会でも多くの子どもたちが参加した。少し不安がりながらも真剣な表情でスケートボードを教わる子どもたちの姿が印象的であった。 フリースタイルフットボール / FREESTYLE FOOTBALL Yu-ri & Yu-to / ©︎Urban Sports Camp フリースタイルフットボールでは、国内最大のCREW「Air Technician」からYu-riとYu-toがゲストとして登場した。リフティングをベースに、ダンスやアクロバットなど様々な要素が加わったフリースタイルフットボールのパフォーマンスでは、サッカー経験者の子どもたちも驚くほどの技術で会場を沸かせていた。 パフォーマンスの最後には、Air Technician 対 いわきFCのユース選手によるリフティング対決も開催。両者の洗練された足さばきから繰り出されるリフティング技術は圧巻であり、サッカー好きの観戦者も目を見張る好勝負となった。 リフティング対決 / ©IWAKI FC 体験会の様子 / ©︎Urban Sports Camp パルクール鬼ごっこ / PARKOUR ONIGOKKO パルクール鬼ごっこは(パルオニ)、運動機能を自然と向上させるように設置されたキッズ用の障害物の中で1対1の「20秒間鬼ごっこ」をする究極の鬼ごっこスポーツだ。競技の専門性によらず、「追う側」「追われる側」に分かれ、どちらが早くつかまえることができるかを競う。子どもの基礎能力向上に必要な五大基礎要素(走る・跳ねる・掴まる・越える・バランスをとる)を楽しみながら身につけることができるため、現在大人気のスポーツとなっている。 パルクール鬼ごっこの様子 / ©︎Urban Sports Camp パルクール鬼ごっこの様子 / ©︎Urban Sports Camp 本イベントにおいても子供たちから大人気のコンテンツであり、順番待ちで長蛇の列ができるほどであった。それぞれの参加者が工夫を凝らして体と頭を使うことで、年齢や体格に関係なく運動を楽しんでいる光景が印象的であった。 最後に 今回の「Urban Sports Camp with MUSIC LIVE!」は Jリーグプレシーズンマッチ「2024福島ダービー(いわきFC 対 福島ユナイテッドFC)」と併催され、地元の飲食店が出店するグルメエリアにも多くの人が詰めかけるなど、地域が一体となったムーブメントであり多くの年代が楽しめるイベントとなった。 今後も「アーバンスポーツ」を通じて多くの地域で笑顔が生まれ、地域活性化の一つの要素となっていくことに期待したい。 いわきFC 対 福島ユナイテッドFC ©IWAKI FC また、プレシーズンマッチ「2024福島ダービー」いわきFC ( J2 ) 対 福島ユナイテッドFC ( J3 ) の結果は、2 - 2の引き分けとなった。福島県内に拠点を置くチーム同士が対戦し、一進一退の攻防を展開した。両チームの今季を占う重要な一戦には約3,588名の観客が詰めかけ、スタンドの応援も熱を帯びていた。両チームはともに2月24日にアウェーで今季の開幕戦を迎える。 【2024 明治安田J2リーグ】■第1節 2/24(土)いわき FC vs 水戸ホーリーホック 【2024 明治安田J3リーグ】■第1節 2/24(土)福島ユナイテッドFC vs FC岐阜 『Urban Sports Camp with MUSIC LIVE!』開催概要 イベント名称:Urban Sports Camp with MUSIC LIVE!※同時開催 Jリーグプレシーズンマッチ「2024福島ダービー」 いわきFC vs. 福島ユナイテッドFC 主催:株式会社いわきスポーツクラブ / Urban Spots Camp 実行委員会 参加費:無料 日時:2024年2月18日(日) OPEN 10:00 / END16:00予定 会場:Jヴィレッジスタジアム(〒979-0402 福島県双葉郡広野町下北迫字 岩沢1) 内容:各競技パフォーマンスショー及び体験会ダブルダッチ/フリースタイルフットボール/スケートボード/パルオニ(パルクール鬼ごっこ) ダブルダッチ:REG☆STYLE(KO-YA / KAI / YUI / KENGO) フリースタイルフットボール:Yu-ri / Yu-to from “Air Technician” スケートボードストリートスタイル:根附海龍 スペシャルライブ出演アーティスト:hitomi 協力FINEPLAY、エイベックス・マネジメント(株)、エイベックス・マネジメント・エイジェンシー(株) 同時開催 名称:Jリーグプレシーズンマッチ「2024福島ダービー」対戦カード:いわきFC 対 福島ユナイテッドFC 日時:2024年2月18日(日)14:00キックオフ 会場:Jヴィレッジスタジアム(〒979-0402 福島県双葉郡広野町下北迫字岩沢1) The Moments Of「Urban Sports Camp with MUSIC LIVE!」 MCを務めたnico氏 / ©︎Urban Sports Camp nico氏からインタビューを受ける根附海龍 / ©︎Urban Sports Camp フリースタイルフットボール体験会の様子 / ©︎Urban Sports Camp パルクール鬼ごっこの様子 / ©︎Urban Sports Camp スケートボード体験会の様子 / ©︎Urban Sports Camp スケートボード体験会の様子 / ©︎Urban Sports Camp 根附 海龍 / ©︎Urban Sports Camp ダブルダッチ体験会の様子 / ©︎Urban Sports Camp ダブルダッチ体験会の様子 / ©︎Urban Sports Camp REG☆STYLEとダブルダッチを初体験 / ©︎Urban Sports Camp グルメエリア / ©︎Urban Sports Camp