SPECIAL EDITION
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dance川崎で今年も新たな歴史が刻まれた。世界レベルのストリートの祭典「ISF KAWASAKI 2024」2024.11.29
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skate東京という特別な場所でSLS2大会連続優勝を果たした白井空良「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR – TOKYO presented by Nikon」 男子決勝2024.11.29
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skate日本人選手勢の追随をかわし、優勝を勝ち取ったのはブラジルのライッサ・レアウ「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR – TOKYO presented by Nikon」 女子決勝2024.11.28
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surfオリンピアンが決勝で激突!S.LEAGUE第3戦 鴨川プロ決勝戦2024.11.27
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skate日本人が大健闘!白井空良が大逆転で2大会連続の優勝!堀米雄斗は2位!女子は赤間凛音が2位、吉沢恋が3位と続く!「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR – TOKYO presented by Nikon」2024.11.24
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othersアーバンスポーツの仲間入りを目指す!BEYBLADE X体験会がYUSF ʼ24で実施!2024.11.292024年11月9日(土)・10日(日)に、横浜赤レンガ倉庫にて行われた日本最大級のアーバンスポーツの祭典「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ24(略称:YUSF ʼ24)」の会場内にて、カスタマイズできるバトル専用コマ「ベイブレード」を用いたバトルを繰り広げるギアスポーツBEYBLADE Xの体験会が実施された。 アーバンスポーツを見に来た親子連れや友人同士で体験会に参加する様子が多く見受けられ、実際にバトルを体験した人々はコマが激しくぶつかり合うアーバンスポーツさながらのエクストリームな展開に興奮した様子だった。「3・2・1(スリー・ツー・ワン) Goシュート」の合図でベイブレードをシュートする様子に、過去に遊んだことのあった人は懐かしさを感じていた。 https://youtu.be/sDX521qqPAA BEYBLADE Xとは? ©AYATO. /YUSF BEYBLADE Xはカスタマイズできるバトル専用コマ「ベイブレード」を用い、それぞれ自分のお気に入りのコマで戦うギアスポーツである。公式大会も数多く開催されており、TVアニメ「BEYBLADE X」としても親しまれている。 男子小学生のみならず、男女ともに子供から大人まで多くの年齢層に楽しまれているBEYBLADE X。過去にも大ブームを迎えたベイブレードに再び「BEYBLADE X」として大ヒットの波が訪れている。 ベイブレード ベイブレードの構成 ベイブレードは、ブレード、ラチェット、ビットの3つのパーツから構成されており、パーツを組み変えることで自分の好きなようにカスタマイズができ、性能を変えることができる。 アタックタイプ、スタミナタイプ、ディフェンスタイプ、バランスタイプに分類され、タイプによって有利、不利も存在しており非常に奥が深い。コマを戦わせるだけでなく、対戦と改良を重ねることで自分だけのカスタマイズを見つけていくこともベイブレードの醍醐味の1つだ。 タイプ相性表 BEYBLADE X体験会がYUSF ʼ24で実施! ©AYATO. /YUSF そして今回、横浜赤レンガ倉庫にて行われたYUSF ʼ24にてBEYBLADE Xの体験会が行われた。参加者はそれぞれ好きなベイブレードを手にし、親子や友人同士で実際にBEYBLADE Xのバトルを体験。 コマが音を立てて激しくぶつかり合うエクストリームなバトルの展開にはアーバンスポーツに負けない程の興奮の渦が巻き起こり、周りの観客を魅了していた。 また、体験会ブースにはベイブレードの展示やBEYBLADE Xのガイドボードも設置されており、過去にベイブレードを楽しんだことのある人は懐かしんでいる様子で、初めてベイブレードを体験する人も列に並びながら興味津々に眺めていた。 体験会ブースの隣の販売コーナーでは実際に遊んだ製品が購入可能となっており、体験会を楽しんだ参加者を中心に賑わい、午前中から夜まで常に列が絶えなかった。BEYBLADE Xファン、アーバンスポーツプレイヤーも含め、YUSF ʼ24の来場者達により、2日間通してBEYBLADE Xブースは大きな盛り上がりが見られた。 ©AYATO. /YUSF BEYBLADE Xを始めたい! 遊ぶために必要なアイテム BEYBLADE Xを遊ぶにはベイブレード本体、ランチャー、スタジアムの3つが必要だ。スタジアムは対戦相手と共有できるため、まずは対戦相手と合わせてベイブレード本体2つ、ランチャー2つ、スタジアム1つがあれば対戦して遊ぶことができる。 初めて遊ぶ人には、ベイブレード本体とランチャーがセットになっているスターターやベイブレード本体、ランチャー、スタジアムの3つが入っているバトルエントリーセットの購入もおすすめだ。 UX-01 スターター ドランバスター1-60A UX-04 セット バトルエントリーセットU ルールを覚えよう! ベイブレードの勝敗 ベイブレードにはスピンフィニッシュ、バーストフィニッシュ、オーバーフィニッシュ、エクストリームフィニッシュの4つの勝ち方がある。それぞれにポイントが設けられており、4ポイント先取でバトルに勝利となる。初心者に向けたベイブレードの詳細、製品情報についてはページ下記関連リンク内の「はじめての方へ」、「スタートダッシュガイド」をご参照いただきたい。 最後に ©AYATO. /YUSF 男女ともに様々な世代の人々に楽しまれ、さらなるブームの期待されているベイブレード。対戦、カスタマイズ、コレクションといった様々な楽しみ方があるベイブレードが「BEYBLADE X」として新たな風を吹かせている。 コマが勢いよく回転してぶつかり合う迫力や興奮、観客も熱狂させるバトル展開はまさにアーバンスポーツに近しいものが感じられた。今回のイベント、体験会を通して多くのアーバンスポーツファンにもBEYBLADE Xの存在が認知されただろう。ぜひ皆さんもベイブレードを手にし、BEYBLADE Xの興奮を味わってみてはいかがだろうか? ©AYATO. /YUSF YUSF ʼ24 開催概要 開催名称 : YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ24 (略称 YUSF ʼ24)会場: 横浜赤レンガ倉庫 (神奈川県横浜市中区新港 1-1)アクセス: 記事最下部公式サイトより日程・時間: 2024 年 11 月 9 日(土)・11 月 10 日(日) 両日ともに 11:00〜20:00 ※マーケット、キッチンカー営業時間※一部競技は雨天中止。競技や各コンテンツの開始・終了時間はそれぞれ異なります。 詳細はタイムテーブルをご確認ください。入場料: 無料 ※飲食や物販代金は別途必要。一部、有料の体験コンテンツあり。 来場予定: 70,000 人主催: YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ24 実行委員会(株式会社横浜赤レンガ / 明治商工株式会社 / 株式会社ローソンエンタテインメント / 株式会社ゼータ) 共催: 横浜市にぎわいスポーツ文化局(予定) / 公益財団法人横浜市芸術文化振興財団 協賛: 三菱商事都市開発株式会社 / 富士フイルム株式会社 / GoPro合同会社 / 第一生命保険株式会社 / 本田技研工業株式会社 / サミー株式会社 / カシオ計算機株式会社 / プレミアムウォーター株式会社 / 日本たばこ産業株式会社 / レッドブル・ジャパン株式会社 / 学校法人岩崎学園協力: 一般社団法人ARK LEAGUE / 有限会社OVER THUMPZ / 株式会社IAM / 株式会社トリデンテ / 公益財団法人日本バレーボール協会 / 株式会社HANDOFFメディア協力:スカイ A / FINEPLAY
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skate前日公開練習の注目選手は!?「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR -TOKYO- presented by Nikon」2024.11.222024年11月22日、東京・有明アリーナにて開催される世界最高峰の大会 STREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)第7戦⽬「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR -TOKYO- presented by Nikon(以下 SLS TOKYO)」の前日公開練習が行われた。 大会前日の公開練習の合間では、今大会のPresenting Partnerである株式会社ニコンからが主催のミート&グリートを実施し、選手と来場者との交流も行われた。本記事ではFINEPLAY編集部がピックアップした注目選手を紹介! 一流選手との交流も!ミート&グリート ミート&グリート 前日公開練習の合間に行われた、SLS TOKYOの出場選手との交流を目的として行われたミート&グリートでは大会に出場する選手のサイン会が行われた。また、来場者と一緒に写真を撮る様子も見られ、選手たちには応援のメッセージが寄せられた。スケートボードファンにとっては一流プレイヤーと交流ができる貴重な体験となっただろう。 女子注目選手 ペイジ・ハイン(アメリカ)とローズ・ズウェトルース(オランダ)が出場キャンセルとなり、代わりに日本の上村葵と藤澤虹々可の出場となった。会場に入り、まず目に止まったのは中山楓奈だ。 中山楓奈 前回見た時よりも一回り引き締まった印象だがパワーはアップしているように感じた。本人に聞いたところ、「フィジカルはトレーニングを少し強化した。気持ちも充実しているのでいいパフォーマンスを見せたい。コースが思ったより難しいので明日の本番までにはしっかり仕上げたいです。」と状態の良さを伺えた。 本人の言うとおり、大きいセクションにも果敢にトライしたり一際良い動きを見せていた印象なので明日の本戦でも期待が持てると感じた。 もう一人はブラジルのライッサ・レアウだ。 練習前から入念にコンディション調整をしており、今大会にもバッチリ仕上げているように見受けられた。コースに入っても一つ一つを丁寧に確認しており、自身の得意トリックをどこでどのように組み立てるかもいち早く察知しそこを重点的に練習しているあたり流石の持っていき方という印象で今大会も優勝候補筆頭と言っても過言ではないと感じた。 男子注目選手 パリオリンピック以来のコンテスト出場で注目を集める堀米雄斗は直前のコンディション不良が懸念されたが練習を見ている限りは問題ない動きだと感じた。同じく怪我の状態が心配された前回のシドニー大会の王者、白井空良もしっかりライディングしていたので心配は無さそうだという印象を受け事前予想では優勝候補だった両者は十分その予想通りの結果を出す状態だと感じた。まずはアメリカが誇るスタイラー、ブレイデン・ホーバン。 ブレイデン・ホーバン ストリートを主戦場としているスタイルのブレイデンだが、コンテストでもその評価は非常に高い。練習でも今回は非常に一癖も二癖もあるセクションが多いがライディングを見ていると彼にとっては問題なさそうに感じた。トランスファーするぶっ飛び系のトリックから回しインのカーブやレッジ、またロングレールでのグラインドなどしっかり自分のペースに引き込んでおり、彼のライディングも非常に評価が高い印象なので優勝争いに食い込んでくる可能性は大いに期待できる。 次はブラジルのジオバンニ・ヴィアンナ。 ジオバンニ・ヴィアンナ スーパークラウンチャンピオンにもなった実力者で類稀なる身体能力から繰り出されるフェイキースタンスから非常に難易度の高いトリックが彼の魅力だ。練習でも力強いポップからレールやカーブトリックをしっかり組み立てていた印象だ。彼のもう一つの強みはブレないメンタルだ。どんな状況でも自分のペースを崩さない(崩れない)のもジオバンニが魅力的なライダーである要素の一つだ。一度波に乗せると止まらなくなるジオバンニ・ヴィアンナも優勝候補に挙げておきたい。 先ほど挙げたライダー以外も世界のトップが集結している今大会。実力的には誰が勝ってもおかしくない出場者が揃っている。明日のノックアウトラウンドから決勝まで目が離せない大会になることは間違いない。
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skate今週末に有明アリーナで開催される、SLS TOKYOがブラジル発サステナブルスニーカーブランド “CARIUMA”とのコラボを発表!VIPコースサイドシート購入者限定特典として入手可能!2024.11.20いよいよ今週末、2024年11月23日(土)に東京・有明アリーナにて世界最高峰の大会 STREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)第7戦目「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR -TOKYO- presented by Nikon(以下 SLS TOKYO)」が開催される。 開催間近となったSLS TOKYOからブラジル発B Corp認定のサステナブルスニーカーブランド「CARIUMA(カリウマ)」とのコラボアイテムを発表。 東京五輪やパリ五輪のスケートボード競技のメダル獲得選手が着用していたことでも注目され、SLSでの常連スケーターでもあるグスタボ・リべイロやケルビン・ホフラーもCARIUMAチームの一員であり、今大会にも出場予定となっている。 そして今回SLS TOKYO 2024の開催を記念した、このCARIUMAとのコラボレーションは、VIPコースサイドシートのチケット購入者のみがゲットできるスペシャルアイテムとなる。 そのスペシャルアイテムとして、前面にはCARIUMAのロゴと日の丸をモチーフとしたワンポイント、背面には2024年のSLSの開催場所がプリントされているフーディーのグレーカラー (ー色のみ)とオリジナルトートバッグ、そしてウォーターボトル(REVOMAX)を用意。 VIPコースサイドシートは残りわずかとなっており、特典アイテム以外にも、専用ラウンジ(飲物付 ※食べ物有料)の利用と、上記オリジナルグッズと出場選手のサイン入りポスターがついてきます。さらに、練習観覧(大会前日の練習日)、コース内およびトロフィーとの写真撮影、先行入場 (1時間前)が可能に。世界から大注目されること間違いない世界最高峰のスケートボードの大会を是非東京・有明の会場で観戦いただきたい。 CARIUMA(カリウマ)とは 2018年にフェルナンド・ポルトとデイヴィッド・パイソンによって設立されたCARIUMA(カリウマ)は、地球環境に配慮した素材を使用し、さまざまな『サステナブル』をコンセプトに掲げるスニーカー、アパレル、アクセサリーを展開するブランドです。スケートボード、サーフィンなどのカルチャーに刺激された我々のスニーカーは耐久性に優れ、究極の快適性と可能な限り最高のグリップ力のために設計され、時代を超越したシルエットを纏っています。また創業以来、素材や製造過程、労働環境に至るまで、サプライチェーン上のサステナビリティの実践に取り組み、社会と環境に 対する責任を果たす企業として米国のB Labから『B Corp認証』を受けました。 地球を育むことは、CARIUMAにとって非常に大切な目的です。そのため、私たちは、絶滅の危機に瀕している熱帯雨林が生息する創設者の故郷であるブラジルで独自の森林再生プログラムを開始しました。サステナブルなスニーカーを購入するごとに、ブラジルの熱帯雨林に2本の木を植え、これらの自然生息地の回復と保全に直接貢献しています。 2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR-TOKYO- presented by Nikon チケット情報 ◉S VIP:2,500,000円(税込)SOLD OUT◉VIP コースサイドシート:50,000円(税込)※詳細はオフィシャルHPをご確認ください。◉指定席S:20,000円(税込)※詳細はオフィシャルHPをご確認ください。◉指定席A:8,000円(税込)◉フリーアングルシート:4,000円(税込) STREET LEAGUE SKATEBOARDING (SLS)とは 2010年に設⽴されたSTREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)は、ストリートスケートボーディング史上初のプロ組織で、プロストリートスケートボード⼤会を世界各国で開催します。SLSの⼤会は、各会場異なったオリジナルコース設計で、過去にはロサンゼルス、ロンドン、バルセロナなど、世界の⼤都市で開催され、2024年の今年はフランス パリでの第1戦⽬を⽪切りに、第4戦⽬のチャンピオンシップツアーを2024年11⽉23⽇(⼟)東京・有明アリーナで開催します。アジアでの開催は今回のSLS TOKYOで昨年に続き2回目となります。 今年から賞金の総額もあがり注目を集めるSLS。今年はSLS APEXという従来のSLSと異り、ベストトリック形式で競い合う独自の大会も各大会の間に開催されます。 SLSチャンピオンシップツアーは、世界最高峰のプロストリートスケートボード大会として世界各国で認知されていて、スケートボード界のトップクラスの中で招待されたスケーターのみが最大級の賞金をかけて競います。 SLS TOKYOプレゼンティングパートナー:Nikon とは 株式会社ニコンは、企業理念である「信頼と創造」のもと、コア技術である光利用技術と精密技術をベースに製品やソリューションを提供しています。人々や産業の希望や期待に応え、より豊かな社会の実現をサポートするグローバル企業です。ニコンは、昨年から引き続き、SLS TOKYO 2024に協賛しています。 2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR -TOKYO- presented by Nikon 開催概要 【イベント名】2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR -TOKYO- presented by Nikon【会場】有明アリーナ(東京都江東区有明1丁目11番1号)【日程】2024年11月23日(土)【主催】SLS TOKYO実行委員会【HP】下記関連リンク内を参照【一般チケット】下記関連リンク内を参照【SNS】下記関連リンク内を参照
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skateSLS TOKYO 2024出場選手発表!パリ五輪金メダリストの堀米雄斗や吉沢恋など国内外からトップスケーターが再び東京の地に大集結!2024.11.06今月2024年11⽉23⽇(⼟)に東京・有明アリーナにて開催される世界最高峰の大会 STREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)第7戦⽬「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR -TOKYO- presented by Nikon(以下 SLS TOKYO)」。 開催まであと約3週間と迫る中、気になるSLS TOKYOの出場選手が発表された。日本人男子スケーターから昨年のSLS TOKYO、今年のSLS APEXでも優勝をしているパリ五輪金メダリスト堀米雄斗、直前大会に当たるSLS SYDNEYで優勝した白井空良、SLS APEXで優勝経験のある根附海龍など豪華メンバーが揃い、海外から世界最高峰の中でも一握りである実力者たちが集まり東京大会の優勝トロフィーを掛けて争う。 一方で、女子も日本人からはSLS APEX優勝経験のある赤間凛音や織田夢海をはじめ、SLSで活躍を続けている中山楓奈、西矢椛、そしてパリ五輪金メダリストの吉沢恋など豪華な顔ぶれが揃い、また海外からは昨年のSLS SUPER CROWNチャンピオンのライッサ・レアウ、直前大会のSLS SYDNEYで優勝しているクロエ・コベルなど日本人選手たちのライバルが立ちはだかる。 さて今年の東京大会優勝トロフィーは誰の手に。そして誰がSLSプロツアー最終戦のSLS SUPER CROWNに駒を進めるのか。注目の一戦を是非会場で観戦しよう! SLS TOKYO 2024 出場スケーター一覧 SLS のルールについて ©︎SLS 走行における選手の総合的な印象でパフォーマンスを判断。ジャッジの際は以下の要素をもとに採点される。 ・達成度・難易度・多様性・独自性とスタイル ©︎SLS 〈採点方式〉5名の審判が各トライに対して10点満点方式で採点。最高得点と最低得点を除いた3つの各得点の平均得点で判断する。※ライン:複数のトリックを連続で決めること 〈ルール〉■ライン・セクション45秒間の制限時間内に複数のトリックでコースを攻める「ライン」を2回トライ■シングル・トリック・セクションひとつのトリックで攻める一発勝負を5回トライ■合計得点の算出方法2つのセクションの得点から上位4つのトライの得点を足したものが合計得点となり、決勝進出への判断基準となる。但し、ライン・セクションでの得点は上限1つまでしかカウントされない。 ©︎SLS 〈9 CLUBとは〉ライン・セクションとシングル・トリック・セクションともに得点が9.0以上となれば、9CLUB入りとなる。出場者が例外なく狙う、コンテストでの最高栄誉であり、偉大なスケーターとしての証とも言われている。 2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR-TOKYO- presented by Nikon チケット情報 ◉S VIP:2,500,000円(税込)SOLD OUT◉VIP コースサイドシート:50,000円(税込)※詳細はオフィシャルHPをご確認ください。◉指定席S:20,000円(税込)※詳細はオフィシャルHPをご確認ください。◉指定席A:8,000円(税込)◉フリーアングルシート:4,000円(税込) STREET LEAGUE SKATEBOARDING (SLS)とは 2010年に設⽴されたSTREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)は、ストリートスケートボーディング史上初のプロ組織で、プロストリートスケートボード⼤会を世界各国で開催します。SLSの⼤会は、各会場異なったオリジナルコース設計で、過去にはロサンゼルス、ロンドン、バルセロナなど、世界の⼤都市で開催され、2024年の今年はフランス パリでの第1戦⽬を⽪切りに、第4戦⽬のチャンピオンシップツアーを2024年11⽉23⽇(⼟)東京・有明アリーナで開催します。アジアでの開催は今回のSLS TOKYOで昨年に続き2回目となります。 今年から賞金の総額もあがり注目を集めるSLS。今年はSLS APEXという従来のSLSと異り、ベストトリック形式で競い合う独自の大会も各大会の間に開催されます。 SLSチャンピオンシップツアーは、世界最高峰のプロストリートスケートボード大会として世界各国で認知されていて、スケートボード界のトップクラスの中で招待されたスケーターのみが最大級の賞金をかけて競います。 SLS TOKYOプレゼンティングパートナー:Nikon とは 株式会社ニコンは、企業理念である「信頼と創造」のもと、コア技術である光利用技術と精密技術をベースに製品やソリューションを提供しています。人々や産業の希望や期待に応え、より豊かな社会の実現をサポートするグローバル企業です。ニコンは、昨年から引き続き、SLS TOKYO 2024に協賛しています。 2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR -TOKYO- presented by Nikon 開催概要 【イベント名】2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR -TOKYO- presented by Nikon【会場】有明アリーナ(東京都江東区有明1丁目11番1号)【日程】2024年11月23日(土)【主催】SLS TOKYO実行委員会【HP】下記関連リンク内を参照【一般チケット】下記関連リンク内を参照【SNS】下記関連リンク内を参照
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surfS.LEAGUEショートボード、マスターズ第2戦さわかみ伊豆下田プロを勝ち取ったのは2024.10.25静岡県下田市多々戸浜海水浴場でS.LEAGUEショートボード、マスターズ第2戦「さわかみ伊豆下田プロ」が2024年10月17日から10月20日の4日間に渡って開催された。 波のサイズは4日間通して腰前後。2日目は潮の満ち引きで波のサイズが下がり、波が止まってしまうこともあり一時中断し波の状況が上向くのを待つ時間を設け、3日目はダブルバンクで波の良い時間帯に試合を行い、最終日も一時中断し潮の満ち込みに合わせて波の状況が上向いたタイミングでファイナルを進行するなど、自然相手のサーフィン競技ならではの臨機応変なコンテストスケジュールの中で試合が行われた。 マスターズクラスのトライアルも初開催 山田桂司 ©︎S.LEAGUE 今回、初めてマスターズクラスのトライアルも開催された。マスターズの出場条件は2024年12月31日時点で満45歳以上。日本国籍を有する選手。元プロ、アマチュア問わずにエントリー可能となっている。今回はトライアルを勝ち上がった上位9名が本戦に出場することができ、本戦のラウンド1を勝ち上がると公認マスターズプロ登録資格を獲得することができる。見事、公認マスターズプロ資格を獲得した選手は6名。 前田淳 ©︎S.LEAGUE 山田桂司 ©︎S.LEAGUE 五来潤 ©︎S.LEAGUE 澤井革 ©︎S.LEAGUE 佐藤千尋 ©︎S.LEAGUE 脇田貴之 ©︎S.LEAGUE メンズ、ウィメンズも3名がプロ公認を獲得 足立海世 ©︎S.LEAGUE 男子はローカルアマシードで出場した足立海世、NSSAシードで出場した藤本世音がラウンド2を勝ち上がり見事公認プロ資格を獲得。ウィメンズではNSA全日本選手権ガールズクラスで優勝した馬場心がローカルアマシードで出場しラウンド1を勝ち上がりプロ公認を獲得した。 足立海世 ©︎S.LEAGUE 藤本世音 ©︎S.LEAGUE 馬場心 ©︎S.LEAGUE マスターズ優勝は佐藤千尋 ©︎S.LEAGUE 佐藤千尋 ©︎S.LEAGUE ウェイティングをしたことで波のサイズも上がり、波数も増えての決勝となった。マスターズの決勝には佐藤千尋、山田桂司、脇田貴之、今村厚の4名。今村厚以外は今回トライアルから勝ち上がりファイナルに進出した。とはいえ、現役時代はJPSA公認プロとして活躍していた選手。脇田貴之は現役でハワイノースショアのパイプラインやワイメアにチャレンジしている。 決勝戦は波のブレイクが早いことから1マニューバーでの戦いがメインとなる。山田桂司が序盤から動き、高さのある波に対してしっかりとしたターンからの1マニューバーでスコアしリードする。脇田貴之も前半プライオリティを持って波を待ち、フローのあるライディングを披露。今村厚もクイックなバックハンドの1マニューバーを魅せる。佐藤千尋は中盤にバックサイドのリエントリーで5.15ポイントをスコアする。リズムに乗った佐藤千尋は試合終了間際にマスターズクラスでは初のエアリバースをメイクし、6.5ポイントをスコアし1位に。そのまま試合が終了。今回マスターズトライアルから出場していた佐藤千尋がマスターズ初優勝を飾った。 中塩佳那が2連勝 ©︎S.LEAGUE 中塩佳那 ©︎S.LEAGUE 川瀬心那 ©︎S.LEAGUE ウィメンズの決勝は中塩佳那と川瀬心那の2名。S.LEAGUE開幕戦と同じマッチアップとなった。先に動いたのは中塩佳那。技術はもちろんだが、波を見極める能力に長けている中塩佳那は中盤で6.25ポイントをスコアする。川瀬心那もライト方向の波でスムースな3マニューバー入れ、5.4ポイントをスコアする。しかしその後、川瀬心那は波を見つけることができず、中塩佳那は最後の波で6.75ポイントとその差を広げ優勝。中塩佳那はS.LEAGUE開幕戦から2連勝となった。 小林桂が伊豆下田で3連勝 小林桂 ©︎S.LEAGUE ©︎S.LEAGUE メンズの決勝は小林桂とローカルアマシードで出場し今大会でプロ公認を獲得した地元の足立海世。ビーチに駆けつけた地元応援団のパワーを自分の力に変え、若干16歳という若さではあるが、日本代表として世界戦出場の経験などをもつ足立海世は淡々と試合を行っていく。対する小林桂も試合経験豊富な選手。ホームをカリフォルニア・サンクレメンテとし世界トップサーファーの中で練習に励んでいる。今回は大会2日前に日本に来日し出場していた。 決勝戦では小林桂がプライオリティーを気にせずにポイントを重ねていく。乗りながら試合のリズムを作っていく作戦の小林桂は7本目に高難度のエアーリバースをメイクし7ポイントを獲得。その後も6.6ポイントをスコアしてバックアップも揃える。足立海世も追い込まれる状況の中、残り時間10秒を切ったところでエアーリバースをメイク。6.2ポイントとニードポイントには届かなかったが最後まで諦めず素晴らしい戦いを見せた。 地域一帯で盛り上げるプロリーグに ©︎S.LEAGUE 下田市パラサーフィン体験会、アダプティブサーフィンデモンストレーション見学会も行われた。体験会はプロサーファーがコーチとなりサポートをして行われた。 ©︎S.LEAGUE デモンストレーションに参加されたパラサーフィン選手 ©︎S.LEAGUE S.LEAGUEのコンセプトの1つに地域一帯を盛り上げることが掲げられている。今回、地元の企業や店舗が掛け合って、協力店マッチアップ企画も新たな試みとなった。 会場には選手が海上がりに浴びることができるかけ湯が下田温泉より提供された。 ©︎S.LEAGUE S.LEAGUE第3戦の地は千葉県鴨川市東条海岸 S.LEAGUEの次戦はショートボード第3戦は2024年11月21日(木) 〜 11月24日(日)千葉県鴨川市 東条海岸で開催される。S.LEAGUEはABEMA独占生配信でお届けしているので日本プロツアーをABEMAからご覧ください。 『さわかみ伊豆下田プロ』結果 《ショートボード男子》1位 小林桂2位 足立海世3位 川俣海徳、鈴木仁 《ショートボード女子》1位 中塩佳那2位 川瀬心那3位 川合美乃里、松野杏利 《ショートボードマスターズ》1位 佐藤千尋2位 山田桂司3位 今村厚4位脇田貴之
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dance川崎で今年も新たな歴史が刻まれた。世界レベルのストリートの祭典「ISF KAWASAKI 2024」2024.11.29「若い世代が集い賑わうまち」を目指す川崎市が世界へ向けてストリートカルチャーやアーバンスポーツを含む様々な若者文化を発信するイベントが「ISF KAWASAKI 2024」として今年も開催され、Day3となる11月24日は神奈川県川崎市の「チッタエリア」にて、様々なストリートカルチャーやアーバンスポーツのコンテンツが実施された。 今年で7度目の開催となった「ISF KAWASAKI 2024」。今回のイベントでは体感できるストリートカルチャーやアーバンスポーツのコンテンツが更にグレードアップ。Day2となった11月23日には、今年の夏にパリ五輪で大活躍した Bboy Shigekixと金メダリストとなったBgirl Amiという現在川崎市に在住しているトップダンサーをゲストに迎え「パリ五輪代表選手トークショー」を行うなどイベント期間中は様々な体験型コンテンツからトッププレイヤーたちによる熱い試合が開催され、終始観客や参加者たちを魅了した。 また最終日となった11月24日当日は冬を感じさせる寒さで冷え込み、屋外会場では特に寒さを感じる1日となったが、プレイヤーたちから湧き出る熱気や観客が一緒になって盛り上がったことで会場内はその寒さを吹き飛ばして、ストリートカルチャーとアーバンスポーツを老若男女が全身で楽しんだイベントとなった。 以下は大盛況で終えたDay1(10月27日 ルフロン杯)、Day2(11月23日)を経て、本イベント内大注目コンテンツが行われたDay3の様子だ。 イベントの様子 世界各地から集まったチームの頂点に立ったのはXll after Ours「SUPERBREAK 2024」 Xll after Ours ©︎Jason Halayko / ISF KAWASAKI 2024 11月24日(日)にはブレイキンの国際大会「SUPER BREAK」が行われた。SUPER BREAKは、3on3のバトル形式で、国外で実施された予選と当日行われた国内予選を勝ち上がったクルー、そして招待枠で世界から集められた全16のクルーがノックアウト方式のトーナメントで優勝を争った。7度目の開催となった今回、参加するBBOYとBGIRLはフランスやブラジル、インドなど全部で9つの国から集まり、これまでよりもインターナショナルに進化し、最もハイレベルな戦いとなった。招待枠で出場が決まっていたThe Ruggedsは、2022年に世界最高峰のクルーバトルであるBATTLE OF THE YEARの世界一に輝いた経験を持つ。Jinjo Crewは韓国を代表するチームで、昨年のSUPER BREAKで優勝している。、当日予選でも注目のクルーが多く参加し、FOUND NATIONやBody Carnivalなど世界大会でも実績のある国内のトップクルーが決勝トーナメントに駒を進めた。 Xll after Ours vs The Rugged ©︎Jason Halayko / ISF KAWASAKI 2024 世界タイトルを持つクルーが複数勝ち上がる中、頂点に立ったのはXll after Ours。今回はShigekix、Tsukki、RA1ONの3名が出場しており、既にソロバトルでも実績十分なメンバーの個人技はもちろん、ルーティンも繰り出しながらチーム力で決勝までを勝ち抜いた。決勝はオランダのThe Ruggedsと戦い、接戦となるも最後まで強さを見せつけ見事優勝を果たした。 Xll after Ours Shigekix コメント Shigekix ©︎Jason Halayko / ISF KAWASAKI 2024 - 今日の感想を教えてくださいShigekix:とにかく楽しかったです。世界最高峰のトーナメントだったので、まずは予選から本戦に上がれて嬉しかったですし、さらに優勝で終わることが出来て嬉しかったです。メンバーとは昔から一緒にいて関係性も深いですが、チームとしては新しく、これからスタートアップとして頑張ろうというチームなので、背中を押してくれる結果となりました。 - 今日のバトルで良かったポイントは?Shigekix:いいムーブが出ることもあれば、疲れが出てしまう場面もあって、良くも悪くも波がありました。個人戦だとその影響がとても大きいですが、チームだとよくない時はメンバーがカバーしてくれたり、引き上げてくれたりと、それが言葉を交わさずに自然に出来ていたところが良かったです。 ©︎Jason Halayko / ISF KAWASAKI 2024 - Xll after Oursはどんな存在ですか?Shigekix:チームは心の支えです。これまで個人ではかなり大会に出場して来て、これからもそっちは続けていきますが、最近はクルーという家族のような存在がいるから個人も頑張れるし、自分にとって頑張る理由が一つ増えた感じです。まだまだこれからの新しいチームなので頑張っていきたいです。 フリースタイルバスケットボール「BET」はYOHが優勝! YOH ©︎Jason Halayko / ISF KAWASAKI 2024 フリースタイルバスケットボールのバトル「BET」が今年も開催。オーディション形式の予選からピックアップされた12名によるトーナメントが行われ、初戦から熱のこもった熱いバトルが繰り広げられた。フリースタイルバスケットボールならではの多様なキャラクターとスタイルで観客を虜にした。 $HU ©︎Jason Halayko / ISF KAWASAKI 2024 ベスト4では2つのボールを自在に操る類稀なるスキルを持つ$HUとBET 2022年チャンピオンのYOHの同世代対決となった。2つのボールを扱う$HUの高難度のトリックの数々に対しYOHは得意とするフリーズや即興力のあるバイブスの乗ったムーブで攻め立てる。YOHが同世代対決を制し、決勝へと駒を進める。 きよまろ ©︎Jason Halayko / ISF KAWASAKI 2024 一方、トーナメント反対サイドでベスト4に勝ち上がったのは自身のキャラクターで観客の心を掴み、1日通してノリに乗っていたきよまろと去年の王者でゲストバトラーのKengoだ。きよまろのユニークなネタの数々に対し、Kengoは高い発想力とグルーブ感で確かなスキルを魅せてベスト4を制し決勝へ進出。 Kengo ©︎Jason Halayko / ISF KAWASAKI 2024 決勝に勝ち上がったのは、前回大会覇者Kengo(MONSTER BALLAZ)と前回2023年大会のリベンジに燃えるYOH(REAL AKIBA JUNIORZ)。昨年の決勝と同カードとなり因縁の対決となった。決勝戦ではお互いここまで温存していた大技を連発。高難度トリック同士をぶつけ合う様子にはその日、最も「バトル感」が感じられたハイレベルな戦いだっただろう。今年の決勝戦はYOHに軍配が上がり、去年の決勝戦のリベンジを果たす結果となった。 YOH ©︎Jason Halayko / ISF KAWASAKI 2024 ダブルダッチシーンを牽引するトップダッチャー"ワンズモンスター"を倒せ「DOUBLE DUTCH ONE’S」 優勝したTATSUYA ©︎Jason Halayko / ISF KAWASAKI 2024 3人以上のプレイヤーを要する「ダブルダッチ」だが、縄を回す2名のプレイヤーを固定し、ジャンプするプレイヤー1名の技量のみを比較し競い合うのが、この“ONE’S”(ワンズ)スタイル。 11月9日に初回が開催され、今回で2回目となる『THE ONE’S』は、ソロバトルイベント『DOUBLE DUTCH ONE’S』のエキストラコンテンツとして開催。過去のONE’Sシーンの猛者──“ワンズモンスター”たちと、予選を勝ち上がってきたチャレンジャー8名による、計16名のバトルが繰り広げられた。 KO-YA ©︎Jason Halayko / ISF KAWASAKI 2024 前回のTHE ONE’Sでチャンピオンに輝いたKO-YAが、再びKEITA JUMPROCKを破り決勝へ。相対するは、7月にパフォーマンス・バトルで世界一に輝いたTATSUYA。共に今もなお戦歴を積み重ね輝き続ける両者だが、TATSUYAがソロバトルに選手として参戦するのは6年ぶり。KO-YAとTATSUYA、同じサークルの1期違いなど接点も多い両者が、このようにして敵味方として競り合うのは…なんと初のことだという。 TATSUYA ©︎Jason Halayko / ISF KAWASAKI 2024 やはりこの2名、ただのバトルでは終わらない。ハウスステップを軸に軽快に跳ねるTATSUYAと、安定のボディコントロールを見せるKO-YA。勝敗の行方の分からない紙一重の激闘は、オーディエンスのみならず、審査を委ねられたジャッジたちも大いに悩ませた。長考の末、勝利したのはTATSUYA! 衰えるどころか進化を重ねる両者のムーブに、会場は大きな歓声と称賛の拍手に包まれた。 そして来年11月22日、ここISF KAWASAKIにて、決勝大会『DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL 2025』の開催が決定! また、新シーズンの予選が2025年4月から順次開催されていくことも併せて発表された。 二度のTHE ONE’Sを経て、若手からベテランまで多くのダブルダッチプレイヤーたちの魂に火が付いたことだろう。シーズンの開幕まで期間は開くが、この“修行期間”にみな己の刀を研ぎ始めるに違いない。THE ONE’Sによって新たな景色が切り拓かれたダブルダッチシーンの、次なる展開に注目だ。 限られたスペースでBboyスタイルを表現!「OCTAGON 1on1 Cypher」 Suturn ©︎Jason Halayko / ISF KAWASAKI 2024 ブレイキン1on1 バトルコンテンツの「OCTAGON 1on1 Cypher」。BRONXのレジェンドBboy Alien Nessが開発したバトル形式であり、8角形に囲われたカラーコーンとテープの中でボディーコントロールを駆使し、どれだけブレイクダンスを表現できるか、Bboyならではの発想やスキル、チャレンジ精神が問われる。 Kenpei ©︎Jason Halayko / ISF KAWASAKI 2024 予選サイファーと1on 1トーナメントを勝ち上がり、決勝戦ではSuturnとKenpeiとの対決となった。決勝戦の1ターン目に現在14歳の若手Bboy Suturnは得意のパワームーブで攻め立てるが、惜しくもカラーコーンを倒してしまう。1ターン目を先取したKenpeiが音に乗った細かいフロアで魅せ2ターン目も押し切り優勝を果たした。 ランニングバイク「ROCK’S CUP」では将来有望な未来のアスリートであるキッズたちが全力疾走 ©ISF KAWASAKI 2024 今回は2歳から4歳までの未就学児童を対象としたランニングバイク(ペダルなし自転車)によるレースイベントが開催された。年齢別にカテゴリー分けし計6回、チネチッタ通りの石畳の上に設けられたミニコーンとコーンバーでレイアウトした1周約120mのコースをキッズたちがスタートから全力疾走し順位を競いあった。 そして筆者的に毎年注目なのが、各々が自分好みにカスタマイズしたランニングバイクと身にまとうこだわりのギアの数々。自分たちがレースで勝つために使用機材にこだわるその姿はアスリートそのもので、近年はランバイクからBMXレースへステップアップする子どもたちも多いことから、BMXレーシングの未来の日本代表がここから生まれていく可能性も大いにあるので今後が楽しみだ。 「パルオニ」ではキッズたちが全身を使って究極の鬼ごっこバトル ©ISF KAWASAKI 2024 「鬼ごっこ」×「パルクール」を組み合わせた究極の鬼ごっこスポーツ。子どもなら誰でもやったことがあるこの遊びにパルクールの要素を組み合わせて競技化したのが「パルオニ」。運動機能を自然と向上させるように設置されたキッズ用の障害物の中で、1体1の「20秒間鬼ごっこ」を行う。今回は8歳以下、10歳以下の2カテゴリーに分けられて参加無料のエキシビジョントーナメントを開催。参加した子供たちは追う側と追われる側に分かれ、自分なりに作戦を考えながら身体全身を使ってパルオニを楽しんだ。 また、パルオニのトーナメント前にはパルクールアスリートのTAISHIによるパルクールのレクチャーも行われ、参加した子供たちは楽しそうな表情で技を覚えていった。覚えた技を実際にパルオニで使う様子も見られ、見ていた周りの人も一緒になって楽しむことができた。 ライブペイント「Graffiti Live Paint」ではグラフィティ体験を通して世界レベルの作品に触れる ©ISF KAWASAKI 2024 今回も世界で活躍するグラフィティアーティストによる路上ライブペイントが2日間に分けて開催。11月23日には「SUGAR」「WAIF ONE」の2名、11月24日には「KAZZROCK」「GOSPEL」「WOOD」の3名。1日目にはラゾーナ川崎プラザ5F LaZoonで開催された本コンテンツは、2日目にはチネチッタ通りで開催。たくさんの一般のお客さんから選手たちが通り過ぎる人通りの多いこの場所で世界で高評価を受けているプロの巧みな技術が披露された。 今年は過去最大の5名のアーティストが参加し、それぞれが様々なカラースプレーや画材を使いながら、各々のオリジナリティが溢れる魅力的な作品を作り上げていくいく姿に、同会場で他コンテンツを観ていたお客さんや選手たちも足を止めて目を奪われていた。 なお今回も一般観客向けのアーティストたちと一緒にグラフィティに体験できる時間も設けられ、子どもから大人までたくさんの観客が実際にグラフィティを体験し、参加者みんなで一枚の作品を完成させる様子も見受けられた。 イベント概要 タイトル:INTERNATIONAL STREET FESTIVAL KAWASAKI 2024開催日時:10/27(SUN) 川崎ルフロン11/23(SAT) ラゾーナ川崎プラザ ルーファ広場(※雨天時 KAWASAKI BRAVE THUNDERS COURT)11/24(SUN) CLUB CITTA’, KAWASAKI BRAVE THUNDERS COURT, チネチッタ通り 内容:LeFRONT杯 : ダンスショーケースコンペティションBreakdance Dream Cup : 日本最大のキッズブレイキンコンペティションLet`s Play DOUBLE DUTCH : ダブルダッチの無料体験RIDE ON!ENJOY BMX & Skateboard : BMXとSkateboardの無料体験SUPER BREAK : ブレイキン3ON3クルーバトルGraffiti Live Paint : 有名アーティストによる路上ライブペイントCROSS RUMBLE : 3つのストリートカルチャーによるバトルイベントROCK`S CUP : キッズランニングバイクレースパルオニ : パルクール鬼ごっこの無料体験 エキシビジョン 出場料:無料(一部有料)主催:INTERNATIONAL STREET FESTIVAL KAWASAKI実行委員会共催: 川崎市後援:公益社団法人日本ダンススポーツ連盟 / 一般財団法人日本ジャンプロープ連合 / 川崎商工会議所 / 一般社団法人川崎市観光協会 / 川崎駅広域商店街連合会協賛:株式会社ベイエフエム / 株式会社コーセー / カシオ計算機株式会社 / 株式会社ビーズインターナショナル / 株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン
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dance絶対に負けられない戦い!D.LEAGUE ROUND.6、vs KOSÉ 8ROCKSでValuence INFINITIESが仕掛けるMAKOだらけの“大陽動作戦”。その名も「大陽動作戦、MAKO 集合」を実施!2024.11.29来たる2025年1月9日(木)、D.LEAGUE(Dリーグ)のシーズン佳境となる、ROUND.6、Valuence INFINITIES vs KOSÉ 8ROCKS。CHAMPIONSHIP優勝に向けても負けられないライバルとの一戦に、バリュエンスジャパン株式会社が運営するプロダンスチーム「Valuence INFINITIES」は“大陽動作戦”を実施。 MAKOの分身大作戦!MAKOだらけの会場でKOSÉ 8ROCKSを混乱させ、勝利を呼び込め KOSÉ 8ROCKSは、D.LEAGUE(Dリーグ)唯一のブレイキンチーム。同じブレイキン同士で戦った過去対戦実績は、Valuence INFINITIESの結成1年目でSWEEP負けを喫し、2年目はDRAWと、今年こそは勝利を掴みたい大勝負。そんなKOSÉ 8ROCKSとの絶対に負けられない決戦、D.LEAGUE (Dリーグ)のROUND.6で奇想天外な作戦が始動! Valuence INFINITIESが仕掛ける“大陽動作戦”で、ライバルKOSÉ 8ROCKSを翻弄せよ!ROUND会場に突如現れる大量のMAKO分身たち。その正体は…なんと影武者軍団!ROUND会場が“MAKO軍団”で埋め尽くされる驚愕の光景。KOSÉ 8ROCKSとの激闘に向けて、Valuence INFINITIESが繰り出す奇策に注目だ。 MAKOの影武者になりたいあなたへMAKOの影武者として活躍していただくファンの皆さまには、12月3日(火)よりHATTRICK Membersにて販売される特別チケットにて、MAKOのお面付きの席をご用意。MAKOだらけの会場を一緒に作り出すほか、「MAKO軍団」として記念撮影やTikTok撮影に参加できる特別なアクティベーションを用意している。 また、当日どうしてもMAKOの影武者になれない皆さまにも特別Tシャツの販売を実施予定なので、この作戦で共闘することができる。みんなで力を合わせて、CHAMPIONSHIP優勝への道を切り開き、Valuence INFINITIESと共に歴史に残る特別なROUND.6を作り上げよう!あなたの中に眠るもう一人のMAKOを待っています。 ■『大陽動作戦、MAKO 集合』ROUND.6 特別チケット 概要・販売日時:2024年12月3日(火)~2024年12月15日(日)・特典内容:D.LEAGUE ROUND.6特別チケット、MAKO影武者お面、MAKO集合撮影会参加権利、MAKO集合TikTok撮影会参加権利※座席のご指定は承っておりません。あらかじめご了承ください。※購入者には先にお面のみを発送いたします。※ROUNDチケットは現地にて引き換えとなります。※撮影会などについての詳細は、後日お知らせいたします。※詳細は12月3日(火)に公開されるHATTRICK Membersによるチケット販売ページをご確認ください。 Valuence INFINITIES 今注目を集めるBREAKIN’(ブレイキン)と、ストリートダンスの代表格であるHIPHOP(ヒップホップ)、そして新たにHOUSE(ハウス)を加え、各ジャンルの精鋭を集める唯一無二のチーム。ディレクターはブレイクダンス世界最高峰「バトル・オブ・ザ・イヤー」で日本人初の優勝と前人未踏の3連覇を成し遂げたSTEEZ。メンバーはそれぞれD.LEAGUE以外でも活躍の場を広げており、国内外問わずダンスの主要大会で入賞・タイトル取得の実績を持つメンバーも多数在籍している。結成2年目となる23-24シーズンではCYPHER ROUND優勝、レギュラーシーズン総合3位の実績を残し、CHAMPIONSHIPへの出場を果たした。今シーズンは「Jack The Coolest」をスローガンに、D.LEAGUEそしてダンスシーンの「かっこいい」をジャックし魅了させ、CHAMPIONSHIP優勝を目指す 。
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othersアーバンスポーツの仲間入りを目指す!BEYBLADE X体験会がYUSF ʼ24で実施!2024.11.292024年11月9日(土)・10日(日)に、横浜赤レンガ倉庫にて行われた日本最大級のアーバンスポーツの祭典「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ24(略称:YUSF ʼ24)」の会場内にて、カスタマイズできるバトル専用コマ「ベイブレード」を用いたバトルを繰り広げるギアスポーツBEYBLADE Xの体験会が実施された。 アーバンスポーツを見に来た親子連れや友人同士で体験会に参加する様子が多く見受けられ、実際にバトルを体験した人々はコマが激しくぶつかり合うアーバンスポーツさながらのエクストリームな展開に興奮した様子だった。「3・2・1(スリー・ツー・ワン) Goシュート」の合図でベイブレードをシュートする様子に、過去に遊んだことのあった人は懐かしさを感じていた。 https://youtu.be/sDX521qqPAA BEYBLADE Xとは? ©AYATO. /YUSF BEYBLADE Xはカスタマイズできるバトル専用コマ「ベイブレード」を用い、それぞれ自分のお気に入りのコマで戦うギアスポーツである。公式大会も数多く開催されており、TVアニメ「BEYBLADE X」としても親しまれている。 男子小学生のみならず、男女ともに子供から大人まで多くの年齢層に楽しまれているBEYBLADE X。過去にも大ブームを迎えたベイブレードに再び「BEYBLADE X」として大ヒットの波が訪れている。 ベイブレード ベイブレードの構成 ベイブレードは、ブレード、ラチェット、ビットの3つのパーツから構成されており、パーツを組み変えることで自分の好きなようにカスタマイズができ、性能を変えることができる。 アタックタイプ、スタミナタイプ、ディフェンスタイプ、バランスタイプに分類され、タイプによって有利、不利も存在しており非常に奥が深い。コマを戦わせるだけでなく、対戦と改良を重ねることで自分だけのカスタマイズを見つけていくこともベイブレードの醍醐味の1つだ。 タイプ相性表 BEYBLADE X体験会がYUSF ʼ24で実施! ©AYATO. /YUSF そして今回、横浜赤レンガ倉庫にて行われたYUSF ʼ24にてBEYBLADE Xの体験会が行われた。参加者はそれぞれ好きなベイブレードを手にし、親子や友人同士で実際にBEYBLADE Xのバトルを体験。 コマが音を立てて激しくぶつかり合うエクストリームなバトルの展開にはアーバンスポーツに負けない程の興奮の渦が巻き起こり、周りの観客を魅了していた。 また、体験会ブースにはベイブレードの展示やBEYBLADE Xのガイドボードも設置されており、過去にベイブレードを楽しんだことのある人は懐かしんでいる様子で、初めてベイブレードを体験する人も列に並びながら興味津々に眺めていた。 体験会ブースの隣の販売コーナーでは実際に遊んだ製品が購入可能となっており、体験会を楽しんだ参加者を中心に賑わい、午前中から夜まで常に列が絶えなかった。BEYBLADE Xファン、アーバンスポーツプレイヤーも含め、YUSF ʼ24の来場者達により、2日間通してBEYBLADE Xブースは大きな盛り上がりが見られた。 ©AYATO. /YUSF BEYBLADE Xを始めたい! 遊ぶために必要なアイテム BEYBLADE Xを遊ぶにはベイブレード本体、ランチャー、スタジアムの3つが必要だ。スタジアムは対戦相手と共有できるため、まずは対戦相手と合わせてベイブレード本体2つ、ランチャー2つ、スタジアム1つがあれば対戦して遊ぶことができる。 初めて遊ぶ人には、ベイブレード本体とランチャーがセットになっているスターターやベイブレード本体、ランチャー、スタジアムの3つが入っているバトルエントリーセットの購入もおすすめだ。 UX-01 スターター ドランバスター1-60A UX-04 セット バトルエントリーセットU ルールを覚えよう! ベイブレードの勝敗 ベイブレードにはスピンフィニッシュ、バーストフィニッシュ、オーバーフィニッシュ、エクストリームフィニッシュの4つの勝ち方がある。それぞれにポイントが設けられており、4ポイント先取でバトルに勝利となる。初心者に向けたベイブレードの詳細、製品情報についてはページ下記関連リンク内の「はじめての方へ」、「スタートダッシュガイド」をご参照いただきたい。 最後に ©AYATO. /YUSF 男女ともに様々な世代の人々に楽しまれ、さらなるブームの期待されているベイブレード。対戦、カスタマイズ、コレクションといった様々な楽しみ方があるベイブレードが「BEYBLADE X」として新たな風を吹かせている。 コマが勢いよく回転してぶつかり合う迫力や興奮、観客も熱狂させるバトル展開はまさにアーバンスポーツに近しいものが感じられた。今回のイベント、体験会を通して多くのアーバンスポーツファンにもBEYBLADE Xの存在が認知されただろう。ぜひ皆さんもベイブレードを手にし、BEYBLADE Xの興奮を味わってみてはいかがだろうか? ©AYATO. /YUSF YUSF ʼ24 開催概要 開催名称 : YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ24 (略称 YUSF ʼ24)会場: 横浜赤レンガ倉庫 (神奈川県横浜市中区新港 1-1)アクセス: 記事最下部公式サイトより日程・時間: 2024 年 11 月 9 日(土)・11 月 10 日(日) 両日ともに 11:00〜20:00 ※マーケット、キッチンカー営業時間※一部競技は雨天中止。競技や各コンテンツの開始・終了時間はそれぞれ異なります。 詳細はタイムテーブルをご確認ください。入場料: 無料 ※飲食や物販代金は別途必要。一部、有料の体験コンテンツあり。 来場予定: 70,000 人主催: YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ24 実行委員会(株式会社横浜赤レンガ / 明治商工株式会社 / 株式会社ローソンエンタテインメント / 株式会社ゼータ) 共催: 横浜市にぎわいスポーツ文化局(予定) / 公益財団法人横浜市芸術文化振興財団 協賛: 三菱商事都市開発株式会社 / 富士フイルム株式会社 / GoPro合同会社 / 第一生命保険株式会社 / 本田技研工業株式会社 / サミー株式会社 / カシオ計算機株式会社 / プレミアムウォーター株式会社 / 日本たばこ産業株式会社 / レッドブル・ジャパン株式会社 / 学校法人岩崎学園協力: 一般社団法人ARK LEAGUE / 有限会社OVER THUMPZ / 株式会社IAM / 株式会社トリデンテ / 公益財団法人日本バレーボール協会 / 株式会社HANDOFFメディア協力:スカイ A / FINEPLAY
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skate東京という特別な場所でSLS2大会連続優勝を果たした白井空良「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR – TOKYO presented by Nikon」 男子決勝2024.11.292024年シーズンの「Street League Skateboarding (以下:SLS)」。シングルトリックだけで順位を争う「SLS APEX」を含めるとプロツアー第7戦目となり、昨年に引き続き今年も日本は東京・有明で開催された「SLS Tokyo 2024」。女子同様に男子もSLSシリーズのチャンピオンを決める「SLS SUPER CROWN CHAMPIONSHIP(以下:SUPER CROWN)」を来年に控える中、その最終戦への出場権を獲得するためにも必要なポイントがかかる重要な大会となった。男子カテゴリーでは優勝候補であり昨年の「SUPER CROWN」の覇者で現在ポイントランキングトップのジオバンニ・ヴィアンナや、日本人勢からは根附海龍や池田大暉がノックアウトラウンドで敗退するほど極めてレベルの高い戦いが繰り広げられる中、決勝へはアレックス・ミドラー(アメリカ合衆国)、堀米雄斗、ライアン・ディセンゾ(カナダ)、フェリペ・グスタボ(ブラジル)、白井空良、クリス・ジョスリン(アメリカ合衆国)が進出し、堀米の東京大会2連覇や白井のシドニー大会に続く2大会連続優勝も期待される中、この東京大会での優勝の座が争われた。 なおSLSの採用するフォーマットはオリンピック関連の国際大会とは異なり、ランの完成度を評価する「ラインセクション」が2本、ベストトリックの難易度を評価する「シングルトリックセッション」が5本の計7本のうち4本のベストスコアを合算してリザルトを出す形。なおラインセクションからはベストラン最大1本のみが採用され、他の大会と違う点としてはシングルトリックでラインセクションを上回るスコアを残した場合、必ずしもラインセクションを合計スコアに採用しないという点。そのためシングルトリックだけで逆転することも可能ということだ。 【ラインセクション】 ライン1本目 堀米雄斗のライディング ©︎SLS 今大会の優勝争いは終始「9 Club」の応酬となったのだが、ラインセクション1本目から9点台の高得点をマークしたのは堀米雄斗と白井空良。堀米はミスのないライディングでまとめていくと、中盤では5フィート近くあるモンスターエナジーレッジで「バックサイドテールスライド」、ハンドレールでの「ノーリー270スイッチバックサイドリップスライド」など彼が得意とする高難度トリックを中心に繋いでいくと9.0ptの高得点をマーク。 そしてさらに堀米のスコアを上回ってきたのが白井。ライディング中終始力が抜けたようなリラックスしたスタイルでミスなくトリックをメイクしていく彼は「ノーリービックスピンバックサイドテールスライド」や「フロントサイド270フロントサイドボードスライド、そしてハンドレールでは「キャバレリアルバックサイドテールスライド」などをスムーズに決め切りフルメイクでまとめると9.1ptのハイスコアをマークした。 ライン2本目 堀米雄斗のライディング ©︎SLS そして2本目では1本目に引き続き、更に「9 Club」合戦に拍車がかかる展開に。まず本決勝でラインセクション最高スコアをマークしたのは昨年大会の覇者の堀米。1本目でメイクした高難度トリックに加えて、独創的かつ難しい体勢から掛けるトリックの数々をアップデート。その中でもモンスターエナジーレッジでのトリックを「ノーリー270バックサイドボードスライド」に変更するなど見事なランにまとめるとスコアを9.3ptに伸ばした。 そんな堀米のスコアに追いつくべく、見事なライディングを見せてシングルトリックセクションに繋げたのは白井。まず最初にアップデートして会場を沸かせたトリックが「ノーリービックスピンバックサイドテールスライドビックスピンアウト」。その後も「フロントサイド270フロントサイドボードスライド」、「キャバレリアルバックサイドテーススライド」などのフルメイクが高評価を受けて9.2ptをマークした。さらに今回2人のリードを許さず追随したのはアメリカのクリス・ジョスリン。ギャップ越えでの豪快なトリックが特徴的な彼はモンスターエナジーレッジのギャップ越えでの「バックサイド360」をはじめ「トレフリップフロントサイドリップスライド」、最後にはNikonサイン越えの「ノーリーバックサイド180ヒールフリップ」を決めると9.0ptをマークした。この時点で堀米が首位、2位に白井、3位にジョスリンという順でシングルトリックセクションへ。なおトップ3名が「9 Club」を残しておりシングルトリックセクションでも9点台のハイスコアの戦いが予感された。 【シングルトリックセクション】 1トライ目 白井空良のライディング ©︎SLS 1本目から各ライダーが8点越えをマークしていく中、ここでも9点台を叩き出したのがジョスリン。手始めに彼が決めてきたのはロングダブルセットのステア越えの「トレフリップ」。その飛距離と精度の高さが評価され9.0ptをマークした。そんな彼に続いて9点台を残してきたのは白井。ハバレッジで「フロントサイド180スイッチバックサイドノーズグラインド」を綺麗にメイクして9.2ptをマークした。その後は堀米がレールで「ノーリー270スイッチバックサイドリップスライド」をメイクするも8.7ptと9点台には届かず白井とジョスリンにややビハインドを取る展開に。 2トライ目 クリス・ジョスリンのライディング ©︎SLS ここでは大半のライダーがトリックをミスする展開に。ただそんな中更に戦いをネクストレベルに引き上げたのはジョスリン。異次元のバランス力でまた同じロングダブルセットのステア越えの「バックサイドビックスピンフリップ」をメイクするとまた「9 Club」の9.1ptをマークし、9点台を量産していき完全に自分のペースに引き込んでいく。しかしそんなジョスリンにリードを許さないのは昨年大会の覇者でパリオリンピック金メダリストの堀米。モンスターエナジーレッジで「ノーリー270バックサイドノーズグラインド」を決めると、こちらも「9 Club」の9.0ptをマークし優勝争いに食い込む展開に。 3トライ目 この時点で全体で必要となる4つのスコアを揃えるチャンスのある堀米とジョスリンは、この後のトライで他のライダーにプレッシャーを掛けるためにも非常に大事になるのがこの3トライ目。そんな中、まずスコアをマークしてきたのは豪快で飛距離のあるトリックが特徴的なアメリカ合衆国のアレックス・ミドラー。2本目で失敗したギャップ to レールでの「バックサイドノーズブラントスライド」をメイクすると「9 Club」の9.1ptをマーク。 そんなミドラーを追随する形で、今大会絶好調のジョスリンがまた「9 Club」を残す。ギャップオーバーの「ノーリーインワードキックフリップリバート」を完璧に決めて見せて9.1ptをマーク。彼の代名詞である豪快な滞空時間の長いエアーの中でメイクされるフリップトリックと回転技のコンボがさらに精度を上げてネクストレベルに突入している様子が見られた。 堀米雄斗のライディング ©︎SLS そしてジョスリンの勝ち越しを許さないのが今大会で優勝が期待されている白井と堀米。白井はハバセクションでの「バックサイド180スイッチフロントサイド50-50グラインド」をメイクし9.0ptをマーク。そしてこのシングルトリックセクションでの最高得点を残したのは堀米。ハンドレールでの「ノーリーバックサイド180スイッチフロントサイドフィーブルグラインド」という難しい体勢のトリックを決め切ると9.3ptをマークし、この時点で4本スコアを揃えて優勝の座を近づける。この時点では堀米とジョスリンが0.1pt差で暫定1位・2位と僅差となる中で優勝争いは後半戦へ。 4トライ目 このトライで見られたのは優勝争いが大詰めに差し掛かる中での戦略的な戦いだった。まずここでは2本目と3本目とミスが続いていたカナダのライアン・ディセンゾがNikonサイン越えのギャップで「フェイキーキックフリップ」をメイクして8.4ptをマーク。そして現時点では堀米に対して0.1差でビハインドを負っているジョスリンが、ノックアウトラウンドでも決めた「ノーリーバックサイド360ヒールフリップ」にトライ。ノックアウトラウンドでのスコアを元に考えるとこれを決めれば9.4ptが出る見込みで堀米を抜ける算段だったが惜しくもメイクできずにミス。 その後白井もトリックに失敗する中、彼らを突き放してプレッシャーをかける作戦に出た堀米は、ロングダブルセットのステアでジョスリンが「トレフリップ」をメイクして9.0ptを出していた事からそのトリックを選択し0.3ポイントを加算しにいったが、惜しくも飛距離が足りずステアのエンドに当たってしまい減点され8.6ptとまさかのスコアアップに失敗。これには堀米自身もやばいというような表情を見せる中、戦いは最終トライにもつれ込む形となった。 5トライ目 そして迎えた最終トライ。ミドラーがギャップ to レールでの「バックサイドリップスライド」をメイクして8.2ptをマークするも表彰台争いに届かなかった中で、今大会にてノックアウトラウンドを含めて異常な数の「9 Club」をマークしているジョスリン、昨年の東京大会王者の堀米、前回大会シドニー王者の白井との三つ巴の戦いに。 白井空良のライディング ©︎SLS そんなプレッシャーがライダーたちを襲う中で見事決めきったのは白井。4トライ目で失敗したハンドレールでの「ノーリーキャバレリアルバックサイドテールスライドビックスピンアウト」を決めると今大会最高得点の9.4ptをマークし暫定1位に逆転し浮上。この状況でしっかり決めきれるのはパリオリンピックを経て更なる成長を遂げた白井の強さだった。 白井を上回るにはジョスリンは9.7pt、堀米は9.6ptが必要となり、それぞれ逆転優勝するためには4トライ目とは異なるトリックへの変更を余儀なくされる状況に。これは完全に白井の勝負ありと感じた展開だった。そんな世界トップレベルでも難しいラストトライの状況で、ジョスリンと堀米共にトリックを決め切ることができず今回は白井に軍配。この東京大会での逆転優勝が決まった。先日のシドニー大会でSLSプロツアーで初優勝を達成した白井空良が今大会で2大会連続優勝を果たし、このまま良い流れで来月の「SUPER CROWN」へ繋いだ。このまま最終戦でも優勝し今年のSLSシリーズチャンピオンの座を手に入れることはできるのだろうか?彼の活躍に期待したい。 最終結果 ©︎SLS 優勝 : 白井 空良(日本) 36.8pt2位 : 堀米 雄斗(日本)36.3pt3位 : クリス・ジョスリン(アメリカ合衆国)36.2pt 4位 : ライアン・ディセンゾ(カナダ)34.3pt5位 : アレックス・ミドラー(アメリカ合衆国)25.7pt6位 : フェリペ・グスタボ(ブラジル)7.7pt 最後に 今回は白井空良が前回のシドニー大会に引き続き、この東京大会で2大会連続優勝を達成し幕を閉じた。筆者としてはパリオリンピックを経て更なる彼の成長を見ている気がしている。9月の「X Games Chiba 2024」での優勝、シドニー大会と今回の東京大会の2大会連続優勝は歴史的な快挙のひとつであると言える上、それに加えて今大会の直前には膝の怪我もあり直前までは満足にスケートできる状態ではなかったと聞いている。そんな中で迎えた東京大会にて、最終的には昨年大会王者の堀米と、今大会でノックアウトラウンドも含めて計8回の「9 Club」を量産したジョスリンを抑えての優勝。特に最終トライで他のライダーに9.6pt以上のトリックを一発で決め切らせないといけない展開を作れたことは、9点台を悠に叩き出せる世界トップレベルのスケーターでも至難の業で、その状況を作るために自分を信じ切ってやり通し、後がないプレッシャーを見事跳ね除けた白井の強さを証明した大会だったと感じた。 クリス・ジョスリンのライディング ©︎SLS 一方でスケートボードシーンの観点から見て感じられたこととして、日本の東京開催であるにもかかわらずノックアウトラウンドから会場の雰囲気が終始、「9 Club」を量産したジョスリンを応援する空気感だったのも非常に印象的だった。ホームのライダーを応援するカルチャーは変わらないが、良いライディングをするとホームアウェイ関係なしに会場が盛り上がるのもスケートボードカルチャーの本質を見た気がした本当に良い大会だった。さていよいよ来月は今年のSLSプロツアーのチャンピオンを決める「SUPER CROWN」がブラジルで開催される。誰がチャンピオンになってもおかしくないこの戦いで誰が新たな歴史に名を刻むのだろうか。引き続き目が離せない。
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skate日本人選手勢の追随をかわし、優勝を勝ち取ったのはブラジルのライッサ・レアウ「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR – TOKYO presented by Nikon」 女子決勝2024.11.282024年シーズンの「Street League Skateboarding (SLS)」。シングルトリックだけで順位を争う「SLS APEX」を含めるとプロツアー第7戦目となり、昨年に引き続き今年も日本は東京・有明で開催された「SLS Tokyo 2024」。SLSシリーズのチャンピオンを決める「SLS SUPER CROWN CHAMPIONSHIP」を来年に控える中、その最終戦への出場権を獲得するためにも必要なポイントがかかる重要な大会となった。女子カテゴリーでは優勝候補の一角である東京オリンピックメダリストの西矢椛や中山楓奈がノックアウトラウンドで敗退するほど極めてレベルの高い戦いが繰り広げられる中、決勝へはライッサ・レアウ(ブラジル)、クロエ・コベル(オーストラリア)に加えて吉沢恋、織田夢海、赤間凛音、上村葵が進出し、決勝常連勢による顔ぶれの中でこの東京大会での優勝の座が争われた。 なおSLSの採用するフォーマットはオリンピック関連の国際大会とは異なり、ランの完成度を評価する「ラインセクション」が2本、ベストトリックの難易度を評価する「シングルトリックセッション」が5本の計7本のうち4本のベストスコアを合算してリザルトを出す形。なおラインセクションからはベストラン最大1本のみが採用され、他の大会と違う点としてはシングルトリックでラインセクションを上回るスコアを残した場合、必ずしもラインセクションを合計スコアに採用しないという点。そのためシングルトリックだけで逆転することも可能ということだ。 【ラインセクション】 ライン1本目 ライッサ・レアウのライディング ©︎SLS 今回のコースレイアウトに関してはメインセクションから逆方向にランディングする際にスピードを付ける事が非常に難しいと前日の練習から多くのライダーが話し、苦戦していたこともありラインセクションは特にそれがスコアに顕著に現れる展開となった。その中でのこの1本目はどのライダーもうまくまとめて決勝での流れを掴みたいと考える中で、唯一7点台の高得点をマークしたのはブラジルのライッサ・レアウ。先にライディングした日本人ライダーたちがミスを重ねる中、レアウはスピードが付けづらい方向では無理せずしっかり着実にラン構成を組み立てていた事はさすがで、「バックサイドクルックドグラインド」でランを始めると、「フロントサイドブラントスライド」や「キックフリップバックサイドリップスライド」などを綺麗にメイクしてトリックを繋いでいき、ラストトリックではミスがありながらも7.2ptの好発進を見せ、後続のライダーにプレッシャーをかけた。 スコアとしてレアウに続いたのはレアウの直前でライディングした昨年の東京大会覇者のクロエ・コベル。ハンドレールでの「バックサイドスミスグラインド」でランを始めた彼女は、ロングレールでも「バックサイドスミスグラインド」で全流し、さらにはギャップ越えの「キックフリップ」などで構成した得意のフリップ系だけに頼らないはバリエーションに富んだランで、ラストトリックではミスがあるも6.8ptをマークし安定的なスコアを残して次に繋げた。 ライン2本目 赤間凛音のライディング ©︎SLS 2本目でも1本目とはあまり展開は変わらない中で、ランをアップデートしてレアウとコベルに近づくスコアを残したのが現在SLSポイントランキングトップを走る赤間凛音。「フロントサイドフィーブルグラインド」でランを始めると、「キックフリップ」や「フロントサイドハリケーングラインド」、「ビックスピンヒールフリップ」など周りのライダーがあまりやらないトリックも含めた様々なトリックを詰め込んだライディングで6.6をマークして優勝の座を射程圏内に捉えたままシングルトリックセクションに挑む形に。ただ今回頭一つ抜ける形で安定したライディングを見せているのがレアウ。2本目では1本目の内容をアップデート。1本目でメイクした「バックサイドノーズスライド」を「バックサイドテールスライド」に、またロングレールの中盤でメイクした「キックフリップバックサイドリップスライド」を「キックフリップバックサイドスミスグラインド」にアップデート。1本目同様にラストトリックのミスがあったものの、それを上回る高難度トリックにより7.5ptとスコアを引き上げ暫定1位でシングルトリックセクションへ。 「シングルトリックセクション」 1トライ目 ここではまずラインセクションでなかなか良いスコアを残すことができなかった吉沢恋が第一滑走者としてハバレッジで「バックサイドノーズスライドショービットアウト」をメイクすると8.0ptというハイスコアをマークして幸先の良いのスタートを切る。その後は上村葵、織田夢海、赤間凛音の3人が全員ハンドレールでの「バックサイドスミスグラインド」をチョイスしてメイクし7.0ptをスコア。戦略的なことか今後の戦いを優位に進めるためにここではしっかりトリックをメイクに徹底した様子が見受けられ、ただ大技にトライするだけではなくしっかり全体の試合運びを見据えたトリックチョイスも必要なのだと感じられた。 その後はNikonサインと大きなオブスタクルのあるギャップで「キックフリップ」にトライしたコベルと、ラインセクションで好調なライディングを見せたレアウがトリックに失敗。その後のシングルトリックセクションの残り4本と手数はあるものの好ましくない1本目となった。 2トライ目 吉沢恋 ©︎SLS ここでは1トライ目とは異なり全体的に攻めのトリックチョイスとなった2トライ目。まずは1トライ目で8.0ptをマークし幸先良いスタートを切った吉沢がここでも決める。今年の夏のパリオリンピックでの金メダル獲得の決め手となった彼女の代名詞トリックでもある「ビックスピンフリップフロントサイドボードスライド」をレールで決めると7.8ptをマーク。ハンドレールのような大きなセクションではないレールでのメイクだったためスコアは伸びきらなかったがそれでもしっかりスコアをマークして強さを見せた。 その後はコベルが1トライ目でミスのあったNikonサインのギャップで「キックフリップ」をしっかり決めて7.1ptをマーク。そしてそんなコベルに続いてトライしたレアウがハバセクションで「バックサイドテールスライド」という難しい体勢でのトリックを決め切ると8.2ptをマークしてしっかり1トライ目のミスをカバーして見せた。 3トライ目 東京大会の戦いも徐々に佳境に近づいてくる中、各ライダーがスコアメイクに苦戦する一方でここのトライで集解トリックを決めたのは女子ストリート種目界の二大巨頭となっているオーストラリアのコベルとブラジルのレアウ。まずコベルが1トライ目の日本人ライダーたち同様にハンドレールでの「バックサイドスミスグラインド」を綺麗にメイクし6.9ptをマークしてしっかりスコアアップを図る。 そして再度ハバセクションでしっかりトリックをメイクしてスコアを残したのはレアウ。ここではコベルと同様に「バックサイドスミスグラインド」を決め切ると7.1ptをマークした。 4トライ目 赤間凛音 ©︎SLS 4本のスコアが採用されるレギュレーションであるため、ここまで2つ以上マークしていないライダーには後がない中で迎えるこのトライ。シングルトリックでは1トライ目以降スコアをマークできていなかった上村は2本目からトライしているハンドレールでの「フロントサイドブランドスライド」を決めきり7.9ptをマークし、なんとか表彰台圏内を維持しながらラストトライへ向かうこととなった。一方で厳しい戦いを強いられたのが織田。2本目からトライしてきた彼女の代名詞的なハンマートリックである「キックフリップフロントサイドフィーブルグラインド」をここでも決めきれずこの時点で優勝圏内から外れることとなった。他にも上村を除く各ライダーがスコアメイクに苦戦する中でしっかり決めてきたのは赤間。ハバセクションで「バックサイド180ノーズグラインド」という難しいバランス力が強いられるトリックを決めると8.1ptという高得点をマークし、優勝の座を射程圏内に収めてラストトライに。 この時点で暫定トップはレアウ、2位に赤間、3位にコベルという順に。ただまだ吉沢と上村にもスコア次第では表彰台に手が届くことからまだまだ最後の1本まで分からない熾烈な戦いとなった。 5トライ目 ライッサ・レアウのライディング ©︎SLS そんな中で迎えた最終トライ。まずここで女子のネクストレベルを感じさせる大技を決めて見せたのが吉沢だ。彼女はハンドレールで4本目では決められなかった「ビックスピンフリップフロントサイドボードスライドショービットアウト」をメイク。このトリックのメイクには吉沢も両手を大きく掲げて喜びを表した。この会場中が大盛り上がりとなったトリックには今大会唯一の「9 Club」の9.1ptがマークされ女子決勝の最高スコアが付けられると暫定1位までジャンプアップ。それまでの暫定3位で吉沢の後の滑走となったコベルが吉沢のスコアを上回ることができず、優勝争いから離脱する中で吉沢に続く高得点をマークしたのは赤間。彼女ならではの高難度グラインドトリックである「バックサイドバーレーグラインド」で8.4ptをマークすると吉沢を上回り暫定1位に返り咲いた。 そして迎えた最終滑走者はレアウ。4本目ではハンドレールでの「フロントサイドブラントスライドショービットアウト」に失敗していたが、残りレアウが1位にジャンプアップするためには7.3ptで良かったことから、ここは冷静にハンドレールでの「フロントサイドブラントスライド」にスイッチしてメイク。7.9ptをマークして赤間を上回るとレアウの優勝が決まった。 最終結果 ©︎SLS 優勝 : ライッサ・レアウ(ブラジル)30.7pt2位 : 赤間 凛音(日本)30.1pt3位 : 吉沢 恋(日本)29.4pt4位 : クロエ・コベル(オーストラリア)27.8pt5位 : 上村 葵(日本)20.5pt6位 : 織田 夢海(日本)13.1pt 最後に まず今大会ではライッサ・レアウの強さが際立ったような印象を受けた。今回は多くのライダーが苦戦を強いられたレベルの高いコースレイアウトの中でしっかり自分のできるライディングを落とし込み、頭一つ抜けたレベルのライディングを見せていたのはレアウが長年世界大会で戦い抜いてきた強さだと感じられた。ただ一方で今大会ではメイクできなかったのは「9 Club」のトリック。筆者としては今回メイクとはならなかった「フロントサイドブラントスライドショービットアウト」を含めて9点台のトリックをまだまだ隠し持っていると考えている。来月の「SUPER CROWN」でどんな滑りを見せてくれるのかに期待したい。また日本人勢に関しては、まず赤間は今大会も常に冷静に自分のライディングに集中しながらトリックをこなしており、今回もその強さを表れていたからこそ東京大会という自国開催である中でもしっかりと結果に繋がったのだろう。そして今回2度目のSLS出場となった吉沢は女子唯一の「9 Club」という見事なトリックを見せるなどとやはりオリンピック金メダリストの強さを感じる一戦となった。この勢いのまま「SUPER CROWN」でも優勝争いに食い込みオリンピック金メダルに並ぶタイトル獲得を期待したい。一方で今回では決勝に残ったものの悔しい結果に終わったのが織田と上村。織田は今大会では自身のハンマートリックである「キックフリップフロントサイドフィーブルグラインド」がメイクできず苦戦強いられたが、彼女が今回トライしていたどのトリックもメイクしてスコアをまとめれば優勝できるレベルであるため、cでのリベンジを期待したい。また上村に関しても前大会ではなかなかメイクできなかった大技の数々のメイク率が少しずつ上がっているように思える今大会だったため、「SUPER CROWN」を含めて今後の大会でしっかり結果に繋げてくることだろう。そして今回はノックアウトラウンド敗退となってしまった西矢と中山も依然優勝候補である実力の持ち主であり、「SUPER CROWN」ではまた優勝争いに食い込んでくることだろう。次戦はいよいよ今シーズン最後となるSLSのチャンピオンを決める大会「SUPER CROWN」。絶対王者レアウのホームで戦うことになる中、彼女との差を日本人ライダーたちがどう縮めてくるのか期待しながらその活躍に注目したい。
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