朝倉聖が王座奪還。泉ひかりはスピード2連覇「第3回パルクール日本選手権」

2022.10.09
text by 橋田 樹台

まさかの降雨による幕切れ。世界選手権出場メンバーも決定。

パルクールの日本一決定戦である、『第3回パルクール日本選手権』が、2022年10月9日(日)に、有明アーバンスポーツパークにて開催された。

日本大会から世界へ羽ばたく選手たち”をコンセプトに、第3回大会となる今大会は、6月から始まった「パルクール日本選手権予選 第3回JGAパルクール・オンライン・コンペティション」の上位選手が出場し、両大会が連動した形での開催となった。ジャッジは、898(ヤクワ・チーフジャッジ)、荒本 英世RYOTAの3名が務めた。

また今大会の成績から、翌週の10月14日(金)~16日(日)にて同会場・有明アーバンスポーツパークにて開催される世界で初めての世界選手権「第1回FIGパルクール世界選手権 Presented by Yahoo! JAPAN」 に出場する選手が選考・発表された。

ハイレベルな戦いに期待が高まるも降雨による幕切れ

今大会はスピードラン種目・フリースタイル種目の2部門(男女別)にて開催された。スピードランはオブスタクル(障害物)を駆け抜け、スタートからゴール地点までのタイムを競う種目。フリースタイル種目は、90秒間の中で選手がオブスタクルを駆使しながら自由に演技を行う。2つの基準(実施点・難易度)に従い、審査員の採点により順位が決まる種目である。

スピードラン種目 女子決勝では泉ひかり(TOKIOインカラミ所属)が予選を一位で通過。そのまま決勝のランでは、他の選手とのタイム差をつけて危なげなく優勝を飾った。

泉ひかりは、「日本の大会でたくさんの人が見に来てくれて緊張する部分もあったが、自分らしく走ることが出来ました。今回パルクールを生で初めて見た人たちにもパルクールを知ってもらって、よりパルクールを楽しんでいって貰えたらなと思います!」と語った。

左から2位の山本華歩、1位の泉ひかり、3位の永井寧々

一方女子の決勝が終わり、男子の決勝戦に移るタイミングで有明アーバンスポーツパークにはポツポツと雨が降り始める。一時大会は中断され、その後降雨によるコースのコンディション不良のため大会中止が発表された。
尚、最終的な順位は、予選の順位がそのまま結果として反映された。

男子スピード部門では19歳のニューカマー、大西 隼人が優勝。女子フリースタイル部門ではTOKIOインカラミ所属の永井 音寧が優勝し、大会3連覇を達成した。(年齢制限により世界選手権には不参加)

左から2位の田代航平、1位の大西隼人、3位の塩屋悠心

左から2位の泉ひかり、1位の永井音寧、3位の近藤凪紗

男子フリースタイル種目は、同じくTOKIOインカラミ所属の朝倉 聖が優勝。予選から難易度の高いトリプルコークを不安定な足場の上から決め、26.0ptを記録。自身2度目となる日本選手権の優勝を勝ち取った。

朝倉聖は「自分は2019年の第1回の日本選手権で優勝し、世界選手権の出場権は得ていましたが、コロナの影響で世界選手権に出場することはできませんでした。思えばその当時より、今の状態がとても良いのでこのまま世界にも挑戦したいです。また世界選手権のために新技も用意しているので、しっかり準備していきたいです。」と世界選手権への意気込みを語った。

優勝に輝いた朝倉聖

翌週からは同会場にて「第1回FIGパルクール世界選手権 Presented by Yahoo! JAPAN」が開催される。表彰式の後には世界選手権に出場する日本人選手が発表された。

男子からは朝倉 聖(TOKIOインカラミ)、大西 隼人勝乗 志音鈴木 智也 (TOKIOインカラミ)の4名。女子からは泉 ひかり (TOKIOインカラミ)、山本 華歩近藤 凪紗岩崎 優衣、の4名の計8名が世界選手権の舞台に立つこととなる。

世界で初めてとなるパルクールの世界選手権が日本で開催されるためパルクールシーンにおいても大きな歴史が刻まれるであろう。日本人選手の活躍、そして初の世界チャンピオンに輝くのは誰なのか、来週も注目していきたい。

パルクール(PARKOUR)とは

パルクール(Parkour)は1990年代にフランスで生まれ、世界に広がった新しいスポーツ&カルチャー。2017年に国際体操連盟(FIG)がパルクールを新種目として取り入れ、代表的なアーバンスポーツのひとつとして、早くも新しいオリンピック種目の候補として挙げられている。パリオリンピックでは若者に焦点をあてたプロジェクトの一部として展開される予定であり、国内外で急速に盛り上がりを見せている。

大会概要

タイトル:『第3回パルクール日本選手権』
会期  : 2022年10月9日(日) —予備日10月10日(月祝)
会場  : 有明アーバンスポーツパーク
主催  : (公財)日本体操協会
後援  : (一社)日本アーバンスポーツ支援協議会、東京都
主管  : (公財)日本体操協会パルクール委員会
競技種目: スピード(男子・女子)、フリースタイル(男子・女子)
賞金  : 総額100万円
参加選手: 最大80名 (第3回JGAオンライン・コンペティション上位選手)
入場  : 無料
コースデザイン: シャルル・ピエール(パルクール創始者/FIGパルクール委員長)

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