【映像】奇才の日本人スケーター宮城 豪 ドキュメンタリー作品

2018.08.29
FINEPLAY編集部
(c)Nobuo Iseki

世界の注目を集める「謎」のオリエンタルスケーター、宮城 豪。

2008年にFESNが発表した『overground broadcasting』でのフルパートで、独創性を極めた唯一無二のスケートスタイルを爆発させたそのオトコ。
この映像作品はスケートシーンに衝撃をもたらし、すぐさま海を渡り全世界のスケートボーダーに彼の存在を知らしめることになった。

沖縄出身の宮城 豪。通称、ドラボン。

宮城自らがSNSで発信する予測不能で、時には奇行とも言えるスケーティングに賞賛が寄せられ、他に類のない超個性派として認知を拡大させている。

離島沖縄というオリエンタルなシチュエーション、寡黙なキャラクター、これまでメディアインタビューにもほぼ登場せず情報が乏しいことも相まって、日本はもちろん海外でも“どこか謎めいたミステリアスな存在”となっている。
それはまるで、あのスケートビデオの金字塔『The Search for Animal Chin(アニマル・チンを探して)』のようだ。Have you seen him?

世界発信の映像作品『奇才の日本人スケーター宮城 豪』

そんな状況にシビレを切らして、Red Bull TVが世界発信映像として制作したのが本作『奇才の日本人スケーター宮城 豪(英題:The Man, the Myth, the Legendary Skateboarder Gou Miyagi)』だ。宮城の身辺から取材を重ね、宮城 豪というオトコをクローズアップしている。

宮城 豪

(c)Nobuo Iseki

今回の作品内でもの節々で映像撮影を手がけたFESN森田貴宏をはじめ、長年彼の側近でシューティングに携わってきたフィルマー、フォトグラファーたちのエピソードで宮城のキャラクターを深堀り。チョッパーやクリス・ハスラムなど、国内外の超個性派たちが宮城のスケートルーツやクリエイティブなスケートセンスに言及している(なんと沖縄にいるご両親まで登場する!)。
海外のスケーターたちが宮城のスケートスタイルを“Way Outside the Box(既存にとらわれない、規格外)”と表現しているのが何とも印象的だ。

(c)Nobuo Iseki

世に300以上も存在するスケートボードのトリックは、先人たちによる自由な発想のもと、時には偶発的に生み出されてきた。大抵のスケートボーダーは、長年のスケートボードヒストリーが培ってきたそんな「既成の土壌」で表現することにとらわれがちになる。
しかし、やっぱり宮城 豪は規格外だ。
既成のテクニックから逸脱したかのうようなレールの攻め方を筆頭に、予測不能に繰り出されるオリジナルトリックの数々、スポット先行型のトリックアンサブルなど、一つひとつのテクニックに彼の枠に収まらないクリエイティビティを見ることができる。そして同時に、その一つひとつのフッテージに「ストリートスケーターの原理」をも垣間見ることもできる。

とどまることを知らないその独創性

(c)Nobuo Iseki

今後も宮城 豪の独創性はとどまるところ知らない。既にグリップテープはなく、布切れを貼りつけている特異ぶりは周知のこと。このままいくと、そのうちウィールの形状が〇から△に変わったり、トラックが片方だけになったりとか、板じゃなかったりとか、奇想天外が過ぎて別次元に突入しそうな可能性も無きにしも非ずだ。
辛うじて板と4つのタイヤというスケートボード本来の体裁が保たれているうちに、とくと宮城 豪に注目し続けたい。

Written by SLAPPY BLAST DUDE / Film  © Red Bull Media House

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