「OPPAI」「PAFU PAFU」「OINARISUN」「SKE BASE」・・・。
神奈川県茅ヶ崎市のサーフボードメーカー「610base」のカタログには、飴玉のような見た目をした、いかがわしいネーミングのボードがずらりと並ぶ。住宅街の小さな工房でボード作りを手がけるのは、“610-chang”こと武藤秀行。現役のプロミュージシャンであり、湘南で「変態ボードビルダー」と称されるサーフスケーターだ。FINEPLAYでは、610SURF BOARDS専属ライダー萩原周を後半に交え、豪華インタビューを敢行。その知られざる半生に迫った。
インタビュー前に
![](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/1-Kazuki_148_8578-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–本日はよろしくお願いします。
武藤:よろしく・・・(カメラマンに向かって)あれ? 久しぶり!
カメラマン:お久しぶりです。
–どうかしましたか?
武藤:ずっと前に、この子がスケートパークでマナー違反したのを見かけてさ。それを俺が叱ったんだ。
![](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/2-Kazuki_149_8592-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–そんなことがあったんですね。
武藤:そうしたら去年、知り合いの結婚式に参加したときに再会して。浜辺で集合写真を撮る際に、この子がカメラマンとして出てきて、思わず笑っちゃった。「あぁっ!アイツあのときの!」って(笑)
カメラマン:その節はお世話になりました!
武藤:嫌われてると思ってたから、今日は撮影しに来てくれて嬉しいよ。ありがとう!
茅ヶ崎のサーフコミュニティーで育つ
![武藤秀行こと“610-chang”](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/3-Kazuki_050_7521-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–では、改めてお聞きします。610-changのサーフィンのバックグラウンドを教えてください。
武藤:サーフィンに出会ったのは、13歳(中学2年生)のとき。友達の兄貴がサーフィンをしていて、それを見に茅ヶ崎の海へ出かけていったのがきっかけだね。家が海に近かったから、すぐにのめり込んだんだ。近所のサーフショップで中古のボードとウエットスーツを買って、海に行くようになった。ちなみに、スケートも同じ頃に始めたよ。
–どんな子どもでしたか?
武藤:いたずらっ子だったかな。昔、茅ヶ崎のビーチに置いてある地引網船の横に、ガスボンベがあってさ。夜にビーチまで出ていって、それを勝手に使って、鍋焼きうどんを作って食べてた。サーフボードも持っていってたな。
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–夜だと、サーフィンはできませんよね。
武藤:それはもう、ビーチで一泊だよ。
–砂浜で寝ていたんですか?
武藤:うん。屋根もないところで、そのまま寝てた。で、翌朝に海でサーフィンしてから、学校へ行く。
–驚きの生活ですね。
武藤:今じゃ考えられないよね。
![610-changが経営するサーフショップ「Sunny Line」 photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/5-Kazuki_002_6991-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–ところで今の10代、20代のサーファーは、親もサーファーということが少なくありませんよね。610-changの家はどうでしたか?
武藤:今も湘南に住んでいるけど、親はサーファーじゃない。兄弟もサーフィンしないね。
–そうなんですね。
武藤:でも、サーフィンする環境は整ってた。茅ヶ崎には地域で子どもたちを育てようとする文化が昔からあって、俺もよく、親世代のサーフコミュニティーに出入りしてた。俺がシェイパーになれたのも、そこでの出会いのおかげ。
![photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/6-Kazuki_016_7122-682x1024.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–シェイパーとしての原点ですね。
武藤:そうそう。でも、そんなこと言うとコミュニケーション能力が高そうに聞こえるかもしれないけど、本当は俺、人見知りなんだよね。
–それは意外でした。
武藤:家族や友達といる時間はもちろん大事。だけど、シェイプルーム(サーフボードの工場)にいて一人で仕事している時間も必要だし、好きなんだ。そういうときにアイデアが生まれるしね。
人気絶頂のバンド時代
![photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/7-Kazuki_125_8371.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–音楽を始めたのはいつからですか?
武藤:それもサーフィンやスケートと同じく、中学の頃から。最初は従兄弟のギターを借りて遊んでた程度だったけれど、そのうち学校の友達といっしょにコピーバンドを組んで、ライブを開催するようになった。舞台は近所の公民館で、お客さんは10人くらいだったけど。
–どんなバンドをコピーしていたんですか?
武藤:X JAPAN。
–X JAPANですか。
武藤:うん。X JAPAN。公民館で「紅だーッ」ってシャウトしてた(笑)
![地元の仲間と610-chang(中央) photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/8-Kazuki_126_8372-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–では、本格的に音楽の道に進んだのはいつからですか?
武藤:高校卒業後、19歳から。地元の仲間と「No End Why」っていう4人編成のパンクバンドを組んだんだよね。その頃はパンクブームだったこともあって、ファーストアルバムのセールスが、4万枚になった。
–それはすごい!
武藤:で、そのお金で音楽機材や車を買って、日本全国ツアー。バンドメンバーは全員サーファーだったから、ツアー先で波乗りもしてた。
–自然な流れですね。どのようなイベントに出演されていたんですか?
武藤:俺らはサーファーバンドとして売ってたから、パンクロック系のイベント意外にもサーフィンのイベントに出演させてもらってたよ。
「THE SURFERS」と対バンしたり、Dragon、VOLCOMといったサーフブランドのイベントに顔を出したり。
(THE SURFERS:レジェンドサーファーのケリー・スレーター、ロブ・マチャド、ピーター・キングにより1998年に結成された音楽バンド)
–しかし、人気絶頂の中で突然、解散されてますよね。
武藤:理由は、よくある方向性の違いってやつ。でも恐いのは、その1週間後に全国ツアーが控えてたこと。飛ぶ鳥を落とす勢いが一転して、自分が落ちることになった(笑) それが27歳の頃だね。
「波と音と風の旅」に
![「SURFING WORLD」2005年6月30日 刊行 photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/9-Kazuki_130_8386-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–バンドを辞めてからは、何をしていたんですか?
武藤:地元のサーフィン仲間から、旅に誘ってもらったんだ。それが「波と音と風の旅」。
–どのような旅ですか?
武藤:秋冬と夏に1ヶ月ずつ、サーフスケートしながら全国各地をめぐる旅。行く先々で初めましての人とサーフィンしたり、スケートしたり、歌をレコーディングしたり、酒を飲んだり。その思い出を、エッセイにしてた。
秋冬は北海道からスタートして、ひたすら南下。夏は近畿や九州方面を周って、どちらも最後は湘南に帰ってくる。行き当たりばったりだったけれど、その分、思わぬ出会いがあって刺激的な旅だったよ。
![photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/10-Kazuki_004_7035-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–素敵ですね。ところで、レコーディングやエッセイとありましたが、旅の様子をどこかで発信していたんでしょうか。
武藤:雑誌「SURFING WORLD」に特集を組んでもらって、写真といっしょに掲載してたんだよね。道中でセッションしてできた音楽は、CDに録音して雑誌の付録にした。
秋冬はマイナーコードが多めな落ち着いた曲で、夏はアップテンポの曲がぎっしり。酔っ払ってベロベロの状態で録音した曲もあった(笑)
![photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/0cd864550951e7111ba9ae1c4ab7c82a-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–とても楽しそうです。バンド時代とモチベーションに変化はありましたか?
武藤:何も変わらなかったね。伝えていた言葉や音楽が、バンド活動から雑誌という媒体に移っただけだから。ただ、「波と音と風の旅」では、音楽とサーフィンを通していろんな出会いがあった。そういう意味でのモチベーションは上がったかもね。
![](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/12-Kazuki_142_8453-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–資金はどこからかサポートされていたんですか?
武藤:協賛してくれる会社を集めたよ。ファミリーマート、SUBWAY、ノースフェイス・・・。あと吉野家からは、丼のチケットをもらった。
–牛丼を食べられるチケット、いいですね。
武藤:いや、なぜか豚丼だった(笑) でも、すごくありがたかったよ!
–旅をして、得られたものは何ですか。
武藤:この旅のおかげで、全国にサーファーの繋がりができた。あの頃できた友達は、今でも仲良いよ。
30歳手前でボード作りを始めた
![シェイプルームにて photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/13-Kazuki_098_8092-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–「波と音と風の旅」を終えてからは、どうしていたんですか?
武藤:CAVE surfboardsの矢貫直博さんに出会って、サーフボード作りを始めた。当時住んでいた家の近くに、矢貫さんのボード工場があってさ。興味本位でボード作りを見学しにいったら、たちまち魅了されちゃったんだ。それが29歳の頃。
![ピン留めされたオーダー用紙 photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/14-Kazuki_122_8354-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–どんなところに魅力を感じましたか。
武藤:人間性や独創性はもちろんだけど、技術力だね。矢貫さんは、いわゆる「シェイプ」っていうボードの輪郭を削っていく仕事だけじゃなくて、「サンディング(磨き)」や「グラッシング(樹脂付け)」といったボード作りの工程を、全て一人でこなす「ボードビルダー」。
理想のボード作りを目指して、道具すら自分で作っていく。そんな矢貫さんの姿勢を間近で見て、「この人に教えてもらいたい」って思った。
![ボード用の定規 photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/15-Kazuki_103_8150-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–強く影響を受けているんですね。ボードに変わった名前を付けているのも、そのせいですか?
武藤:そうだね。というより、矢貫さんは「名前を付けたくない」って言ってた。「削ってるボードが毎度違うから、モデル名を付けても意味がないんだ」って。
ただ、俺はカタログを作りたかったから、どうしても名前をつけなきゃいけなかった。だからあまり考えずに、頭にパッと浮かんだ言葉を付けていったんだ。「OPPAI」とか「PAFU PAFU」とか。
![鉋がけ photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/16-Kazuki_093_8013-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–なるほど。合点がいきました。
武藤:電話で注文してくる人は、戸惑ってるけどね。「お、オッパイ、できますか?」って(笑)
–誤解されそうですね(笑) でも名前はともかく、ボードの色が綺麗で素敵だと思います。
武藤:個人的に、クリアーなボードより色彩豊かなボードの方が好きだから、力が入るよね。
![樹脂に塗れた作業靴 photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/17-Kazuki_082_7893-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–ハンドクラフトの610-changですが、マシンシェイプについて思うところはありますか?
武藤:肯定的だよ。マシンシェイプの板にもすごく興味を持ってる。ただ、ハンドクラフトのボードはこれから希少になってくるだろうから、手で作る技術も大切にしていきたいね。
![photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/18-Kazuki_105_8222-1024x683.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–ということは、これから競技用のボードを作る予定が?
武藤:あるよ。俺の息子たちや、近所の子どもたちが成長するにつれて、コンペ用のボードが必要になってくるだろうから、そこで削っていきたいね。あと周にも乗ってもらいたい。いっしょにスキルを伸ばしていけたら最高だね。
厳格な父に育てられた幼少期
![萩原周 photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/19-Kazuki_033_7336-682x1024.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–ここからは「610SURF BOARDS」ライダーの萩原周くんに、610-changに出会うまでの話をお聞きします。よろしくお願いします。
萩原:はい。お願いします。
–周くんは、茅ヶ崎市の生まれですよね。いくつからサーフィンを始めたんですか?
萩原:4歳です。サーファーの父から手ほどきを受けて、姉弟でやっていました。
![](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/21-Kazuki_138_8424-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–小学2年生のとき、家族で宮崎県に移住していますよね。
萩原:はい。父の判断で移住しました。宮崎は波がいいから、サーフィンを上達させるには、うってつけだったんだと思います。ある日突然、「宮崎に行くぞ!」って言われて。旅行だと思っていたら、移住だった(笑)
![幼少期 photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/20-Kazuki_136_8409-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–その頃からプロサーファーを目指していたんですか?
萩原:僕はまだ小さかったから、ただ楽しくてサーフィンをしていたけど、父はプロにさせたいと考えていたと思います。車で海まで連れて行ってもらって、毎日、特訓してました。
–お父さんは厳しかったですか?
萩原:厳しかったですね。よく海から浜に呼び戻されて、叱られていました。サーフィン中、僕らがいる沖には声が届きにくいので、父は“旗信号”を使うんですよ。黄色いタオルが車の窓にかかっていると「海から上がれ」っていう合図なんです。それを見て半べそになってましたね。「こんどはどこが悪かったんだろう」って。
![photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/22-Kazuki_051_7544-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–その特訓の日々を経て、プロサーファーになったのですね。
萩原:そうですね。プロになったのは16歳。積年の努力が実って念願のプロになったわけですから、感慨深かったです。「これで飯を食っていくのか」とぼんやり思っていましたね。父もすごく喜んでくれました。
![photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/23-Kazuki_068_7768-1024x683.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
—素晴らしいです。ちなみに、同世代で意識していたサーファーはいましたか?
萩原:大橋海人や松岡慧斗です。今も二人のライディングを間近で見て、刺激をもらってます。昔から二人とも、コンペティションでガンガン勝っていて勢いがあったし、カッコイイ動画を残してましたからね。負けられないなって思ってました。
無気力になり、全てを投げ出した
![photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/24-Kazuki_028_7302-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–しかし、順風満帆に見えたプロ活動を20歳で突然、停止しましたよね。
萩原:サーフィンを一度やめました。まさにドロップアウト。何もかも嫌になって。その頃はスポンサーや親からの期待が大きくなりすぎていて、重荷になっていた部分がありました。
大会で勝つのは自分のためか、それともスポンサーのためか、はたまた親のためか・・・。そんなことをぐるぐる考えているうちに、楽しいはずのサーフィンが、いつの間にか嫌悪の対象になっていったんです。
武藤:俺とは真逆の環境だね。
![photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/25-Kazuki_024_7217-682x1024.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–610-changは誰からも強制されず、自発的にサーフィンをやっていたんですよね。この違いってなんでしょう?
武藤:世代じゃないかな。俺の親の世代は、子供のやることに口を出す人が少なかった。現に、親が俺のサーフィンを見にきたことなんか一度もないし。
スパルタな親が増えたのは、2世サーファーが出てきてからじゃない? 自分がサーフィンやってると、子供に口を出したくなるんだよ。
萩原:そうかもしれませんね。
![photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/26-Kazuki_010_7096-682x1024.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–なるほど。では、そこからずっとサーフィンの世界から遠ざかっていたんですか。
萩原:はい。サーフィンは全くしていませんでした。仕事も続かなくて、転々として。「自分、何やってんだろ」とは常々思っていたけど、他にやりたいこともなかったんです。
–どこか惰性で人生を過ごしていたと。再開されたのはなぜですか?
萩原:ある日、気晴らしに近所の海に入ってみたんです。久しぶりにサーフィンをしていたら、心がほぐされていくような感覚になって。それから少しずつできるようになりました。
![photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/27-Kazuki_018_7135-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–復活できて、本当によかったです。その後はどうでしたか。
萩原:身体が海に入りだしたら、自然と頭でもサーフィンのことを考えるようになりました。2019年には、千葉のJPSAプロトライアルに出場して、そのときに慧斗や海人たちに再会したんです。二人に「湘南来てみたら?」と提案されて、移住することを決めました。
![西浜ポイントにて photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/28-Kazuki_069_7785-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–波がいい宮崎ではなく、あえて湘南を選んだのですね。
萩原:はい。たしかに宮崎は波がいいです。でも、湘南エリアは同世代で活躍しているサーファーがたくさんいて、刺激をもらえる。宮崎のスローライフも悪くないけど、今の俺には刺激が必要じゃないかと感じたんです。
湘南はもともと、ホームですからね。とはいっても家がないので、しばらくは海人の実家に居候させてもらってました。
武藤:え、大橋家で暮らしてたの!それ初耳!アツイ(笑)
スポンサー契約のため、610-changに会いに行ったが・・・
![photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/29-Kazuki_043_7422-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–それでは、610-changに出会ったときのことも教えてください。
萩原:初めて会ったのは、昨年。僕が29歳のとき。慧斗がボードスポンサーを紹介してくれるって言って、610-changに引き合わせてくれたんです。
–いい話ですね。では、周くんはすぐチームライダーに?
武藤:それがさ、慧斗から話を持ちかけられたときに俺、すごく酔っ払ってて。一切、そのくだりを覚えてなかったんだよね。
![photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/30-Kazuki_044_7431-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–それは、何というか、ビックリですね・・・。
武藤:慧斗から「改めて周を紹介したいから、家に連れていきます」って後日言われて。「あれ、何か約束したっけ・・・?」ってずっと考えてた(笑)
萩原:家に行ったら「じつはさ、覚えてないんだよね」って申し訳なさそうに言われました。「あ、全然、大丈夫です!はじめまして!」と返したけれど、心の中では「えーっ!マジかよ」って叫んでました(笑)
武藤:「何このおじさん?!」って思った?
萩原:・・・思いました。
一同:(爆笑)
![photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/31-Kazuki_030_7315-682x1024.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–実際に周くんと話してみて、どう感じましたか?
武藤:ライダーになってもらいたいって思った。だから、スポンサーの話もふたつ返事でOKしたよ。酔っ払ってても、俺の目に狂いはなかった。
–なるほど。ではシェイパーから見て、周くんの魅力はどういった所にありますか。
武藤:ひとつはサーフィンスタイル。フローで、かつメリハリのある周のサーフィンは、見てて飽きがこないんだよね。ブランクを感じさせない。うちのボードに乗ってもらいたいって思わされたね。
つぎに、性格のよさ。サーフィンは以前から知ってたものの、周と言葉を交わしたことがなかったから、俺はそこが心配だった。だけど、周は穏やかでしょ。実際に話をしてみて、フィーリングが合うとわかったから、そこが決め手になった。
![610SURF BOARDS photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/32-Kazuki_036_7350-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
シェイパーとライダーの関係って、信頼とコミュニケーションで成り立っていくんだ。ボードの乗り味とか、改善点をライダーからフィードバックしてもらうことで、シェイパーはよりよいのボードをライダーに作ってあげられる。だから、そこは外せなかったね。
萩原:ありがとうございます。
–周くんは、610-changのボードに乗って変わったことはありますか?
萩原:サーフィンの楽しみ方が格段に広がりました。クアッドのフィッシュテールだったり、細身のコンテストボードだったり、610SURF BOARDSの板はいろんな波を想定して作られているので、いつも新鮮な気持ちでサーフィンできます。
今後は610-changのボードで、もっとビッグウェーブにチャレンジしたい。そして、みんなが驚くようなチューブをメイクしていきたいですね。
若い世代に伝えたいこと
![腕に刻まれた「自由」 photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/33-Kazuki_021_7154-683x1024.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–最後になりますが、サーファーとしてさまざまな経験を積んできたお二人から、若い世代に伝えていきたいことはなんですか?
萩原:助けを必要としていたら、声をあげてほしいですね。僕がそうして周りに助けられてきたから。できる範囲で、若い世代をサポートしていきたいです。
武藤:友達とサーフィンする時間は超大事。だけど、「ずっと同じところに固まってサーフィンしててもつまんねーぞ」ってことを伝えたいかな。あとは、周りに乗れてない子がいたら、波を譲るくらいのシェア精神を学んでほしい。
![photo by Kazuki Murata](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/34-Kazuki_070_7814-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
–610-changから周くんにかけたい言葉はありますか?
武藤:かけたい言葉・・・。ないね。俺はシェイパーだから、周が乗る波に合うボードを削るだけ。言葉じゃなくて、行動で示していくよ。
萩原:これからもよろしくお願いします。
武藤:こちらこそ、よろしく!
武藤秀行プロフィール
![](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/cf48e30b059a9f7e029b4c6f4f3020df.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
1976年1月30日生まれの湘南ロコサーファー。
2011年に地元茅ヶ崎でサーフボードブランド「610SURF BOARDS」を立ち上げる。ボードビルダーとしての活動のかたわら、2016年に1stソロアルバム”人生のline”をリリースした。2018年にはサーフショップ「Sunny line」を新規オープンし、音楽とサーフスケートで湘南地域を盛り上げている。現在、5人家族の大黒柱。
萩原周プロフィール
![](https://fineplay.me/wp-content/uploads/2021/01/f0a89a006cbde009f016ba8fda05e591-1024x682.jpg?auto=compress,format&lossless=0)
1990年11月5日生まれ。湘南・茅ヶ崎在住のスタイルサーファー。
幼少の頃に湘南から宮崎へ移住し、弱冠16歳でJPSA(日本プロサーフィン連盟)からプロデビュー。2006年 KUSTOM PRESENTS HYUGA PRO JUNIOR 優勝、KASTOM PRESENTS BILLABONG WJC JAPAN TRIAL 優勝などの戦績を残す。人生を見つめ直すため一度はサーフィンから離れるも、近年、「610SURF BOARDS」の専属ライダーとして復活を遂げた。
text by : 佐藤稜馬
photo by : Kazuki Murata
SPECIAL EDITION
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othersパリ2024オリンピック競技大会がいよいよ開幕!日本人出場選手や各アーバン/アクションスポーツ競技スケジュールをまとめて紹介!2024.07.23いよいよ今週末に迫った「パリ2024オリンピック競技大会 (下記:パリオリンピック) 」。世の中でも言わずとしれた、世界中が注目する世界最大のスポーツの祭典だが、今大会では本メディアでも取り上げているアーバンスポーツおよびアクションスポーツの中から「スケートボード」、「サーフィン」、「BMX」、「スポーツクライミング」、「ブレイキン」の5競技にて新たな歴史を刻む戦いが繰り広げられる。 2008年の北京オリンピックから正式種目となったBMXレーシングを除いては、ほとんどの種目が2020年の東京オリンピックでのデビューとなり年々スポーツ界に浸透し始めているアーバンスポーツおよびアクションスポーツ。 そんな中で今大会はダンスシーンからブレイキンがオリンピックデビューするなど、各々の持つカルチャーの枠を飛び出してスポーツとして市民権を得ている状況が目に見える。特に今回はブレイキン種目に出場するShigekix (半井重幸)がオリンピック日本代表選手団の旗手の一人を担うなど、このアーバンスポーツおよびアクションスポーツが日本のみならず世界中に大きな影響を与えていることは明確だ。 そして特にこのパリ大会は東京オリンピックメダリストをはじめ、世界大会で優勝経験を持つ日本人選手たちが出場選手として名を連ねている。スケートボードでは男子ストリートに堀米雄斗、女子パークに四十住さくらなど初代金メダリストが出場。さらにサーフィンでは東京オリンピック銀メダリストの五十嵐カノア、また同じくスポーツクライミングで銀メダリストになった野中生萌など前大会のメダリストが再度メダルを獲得するべく出場する。 また世界大会で優勝経験を持つメンバーとしては、2022年の世界選手権で優勝したBMXフリースタイルの中村輪夢や、ブレイキンからはOQSで無双した世界最強と呼び声の高い日本のBgirlチームからAyumiとAmiが出場するなど、それ以外にもメダル争いに食い込む世界でも指折りの日本人選手たちが出場し、今回は東京オリンピック以上にメダル獲得が期待されるこのアーバンスポーツおよびアクションスポーツだ。 以下では今大会に出場する日本人選手たちと、今大会の全日程について紹介。 各競技日本人出場選手 スケートボード 堀米雄斗 Photo: OIS/Kieran Cleeves. Handout image supplied by OIS/IOC 大会会場:コンコルド広場・男子ストリート:白井空良、小野寺吟雲、堀米雄斗・女子ストリート:赤間凛音、中山楓奈、吉沢恋・男子パーク:永原悠路・女子パーク:開心那、草木ひなの、四十住さくら サーフィン 五十嵐カノア Photo by Tony Heff/World Surf League 大会会場:タヒチ・チョープー・男子カテゴリー:五十嵐カノア、コナー・カラサワ・オレアリー、稲葉玲王・女子カテゴリー:松田詩野 BMXフリースタイル 中村輪夢 Photo: OIS/Jonathan Nackstrand. Handout image supplied by OIS/IOC 大会会場:コンコルド広場 ・男子パーク:中村輪夢 BMXレーシング 畠山紗英 photograph by Navada BMX Photography 大会会場:スタッドBMXサン・カンタン・アン・イヴリーヌ・女子カテゴリー:畠山紗英 スポーツクライミング 野中生萌 Photo: OIS/Jonathan Nackstrand. Handout image supplied by OIS/IOC 大会会場:ル・ブルジェ・スポーツクライミング場・男子ボルダー&リード:楢﨑智亜、安楽宙斗・女子ボルダー&リード:野中生萌、森秋彩 ブレイキン Bgirl Ami photograph by haru_graphics 大会会場:コンコルド広場・Bboy:Shigekix (半井重幸)、Hiro10 (大能寛飛)・Bgirl:Ayumi (福島あゆみ)、Ami (湯浅亜実) 大会スケジュール (日本時間) *サーフィンに関しては天候次第で日程延期の可能性あり -7月27日(土) 03:00~ 開会式19:00~ スケートボード男子ストリート 予選24:00~ スケートボード男子ストリート 決勝 -7月28日(日) 02:00~ サーフィン男子第1ラウンド06:48~ サーフィン女子第1ラウンド19:00~ スケートボード女子ストリート 予選 24:00~ スケートボード女子ストリート 決勝 -7月29日(月) 02:00~ サーフィン女子第2ラウンド06:48~ サーフィン男子第2ラウンド -7月30日(火) 02:00~ サーフィン男子第3ラウンド 06:48~ サーフィン女子第3ラウンド 20:25~ BMXフリースタイル女子パーク 予選 22:11~ BMXフリースタイル男子パーク 予選 -7月31日(水) 02:00~ サーフィン男子準々決勝04:24~ サーフィン女子準々決勝06:48~ サーフィン男子準決勝08:00~ サーフィン女子準決勝09:12~ サーフィン男子3位決定戦09:53~ サーフィン女子3位決定戦10:34~ サーフィン男子決勝11:15~ サーフィン女子決勝20:10~ BMXフリースタイル女子パーク 決勝21:44~ BMXフリースタイル男子パーク 決勝 -8月2日(金) 03:00~ BMXレーシング男子準々決勝 03:20~ BMXレーシング女子準々決勝 05:05~ BMXレーシング男子敗者復活戦 05:15~ BMXレーシング女子敗者復活戦 -8月3日(土) 03:00~ BMXレーシング男子準決勝 03:15~ BMXレーシング女子準決勝 04:35~ BMXレーシング男子決勝 04:50~ BMXレーシング女子決勝 -8月5日(月) 17:00~ スポーツクライミング男子ボルダー&リード ボルダー準決勝 20:00~ スポーツクライミング女子スピード 予選シーディング 20:35~ スポーツクライミング女子スピード 予選 -8月6日(火) 17:00~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード ボルダー準決勝19:30~ スケートボード女子パーク 予選20:00~ スポーツクライミング男子スピード 予選シーディング20:35~ スポーツクライミング男子スピード 予選24:30~ スケートボード女子パーク 決勝 -8月7日(水) 17:00~ スポーツクライミング男子ボルダー&リード リード準決勝19:30~ スケートボード男子パーク 予選19:35~ スポーツクライミング女子スピード 予選19:46~ スポーツクライミング女子スピード 準決勝19:54~ スポーツクライミング女子スピード 決勝24:30~ スケートボード男子パーク 決勝 -8月8日(木) 17:00~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード リード準決勝19:35~ スポーツクライミング男子スピード 予選19:46~ スポーツクライミング男子スピード 準決勝19:54~ スポーツクライミング男子スピード 決勝 -8月9日(金) 17:15~ スポーツクライミング男子ボルダー&リード ボルダー決勝 19:35~ スポーツクライミング男子ボルダー&リード リード決勝 23:00~ ブレイキンBgirl 予備予選/予選 -8月10日(土)17:15~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード ボルダー決勝19:35~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード リード決勝03:00~ ブレイキンBgirl 準々決勝03:45~ ブレイキンBgirl 準決勝04:15~ ブレイキンBgirl 決勝・3位決定戦23:00~ ブレイキンBboy 予備予選/予選 -8月11日(土) 03:00~ ブレイキンBboy 準々決勝03:45~ ブレイキンBboy 準決勝04:15~ ブレイキンBboy 決勝・3位決定戦 パリオリンピックでの日本人選手たちの活躍はテレビ放送やTVerで視聴しよう! パリ2024オリンピック競技大会の戦いの模様は、NHKや各キー局での地上波およびBS放送に加えて、民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」でのオンライン配信が予定されている。随時放送情報は更新されているが現時点での国内放送スケジュールは以下の通り*だ。*「2024年7月23日時点、FINEPLAY編集部調べ」 開会式 7月27日 02:25~ 開会式 【NHK総合】 スケートボード 7月27日 21:00~ スケートボード男子ストリート 予選【TBS系列】7月27日 22:15~ スケートボード男子ストリート 予選(ディレー放送)【NHK総合】7月27日 23:55~ スケートボード男子ストリート 決勝【NHK総合】7月28日 20:00/21:00~ スケートボード女子ストリート 予選【NHK Eテレ・NHK総合】7月29日 00:00~ スケートボード女子ストリート 決勝【テレビ朝日系列・NHK BS】8月6日 19:00~ スケートボード女子パーク 予選【フジテレビ系列】8月7日 00:00~ スケートボード女子パーク 決勝【フジテレビ系列】8月7日 19:30~ スケートボード男子パーク 予選【TBS系列】8月8日 00:30~ スケートボード男子パーク 決勝【TBS系列】 サーフィン 民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」のみにて放送予定 BMXフリースタイル 7月31日 20:00~ BMXフリースタイル女子・男子パーク 決勝 【日本テレビ系列・NHK BS】 BMXレーシング 民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」のみにて放送予定 スポーツクライミング 8月8日 20:55~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード リード準決勝【NHK Eテレ】8月9日 17:00~ スポーツクライミング男子ボルダー&リード ボルダー・リード決勝【日本テレビ系列】8月10日 17:00/18:45/19:30~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード ボルダー・リード決勝【NHK総合・NHK Eテレ】 ブレイキン 8月9日 23:00~ ブレイキンBgirl 予備予選/予選【日本テレビ系列】8月10日 03:00~ ブレイキンBgirl 決勝【日本テレビ系列】8月10日 22:50~ ブレイキンBboy 予備予選/予選【NHK総合】8月11日 03:00~ ブレイキンBboy 決勝【フジテレビ系列】 なお各競技の最新情報はオリンピックのウェブサイトや公式アプリで気軽にアクセスできるので是非ダウンロードしてみて欲しい。日本人選手たちの大活躍をテレビの前で一緒に応援しよう!
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doubledutch青春を賭けた熱い夏が今年も開幕! 「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」2024.07.192024年9月29日(日)、ダブルダッチ業界初となる高校生の大会『ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024』が開催される。 チームで1つのショーを作るSHOWCASE部門、そして個人戦の1 on 1 BATTLE部門に加え、制限時間内に跳んだ回数を競うSPEED RELAY部門の3種目で、それぞれの頂点を決する。 昨年 SHOWCASE優勝の「Eifer」©︎ITADAKI / Photo by AYATO. 大会を盛り上げるアンバサダーには、世界三連覇の偉業を成し遂げ、ダブルダッチシーンの“顔”とも言えるプロチーム「REG☆STYLE」が。そしてダブルダッチシーン外から、日本ダンススポーツ連盟のブレイキン アンセムソング『Pump It Up! feat. TAKUMA THE GREAT』をリリースするなど、ストリートシーンにも影響力を与え続けているアーティスト「DA PUMP」からKIMIが就任。過去に番組での共演歴もある2組は、今年で5年目となるアンバサダーへの就任。彼らの“阿吽の呼吸”にも注目だ。 REG☆STYLE & KIMI (左から3人目)©︎ITADAKI / Photo by AYATO. さらに今回、ITADAKI恒例となった「エンターテイメント」要素を審査するメンバーには「サンキューーー!!」というフレーズでお馴染みのお笑い芸人・パンサー 尾形貴弘が参戦!加えてダンスシーンから、世界初のダンスプロリーグ・D.LEAGUEに参画しているチーム「FULLCAST RAISERZ」よりINFINITY TWIGGZと、世界規模で活躍し、多くのタイトルを獲得するB-GIRL RAMという、豪華ラインナップが務めてくれる。 ©︎ITADAKI そして、前向きに夢に向かって頑張る高校生を応援する『ポカリスエット』と、そしてストリートシーンで力強くプレイヤーを支えるオーセンティックアメリカンアスレティックウェアブランド『Champion』が、5年目となる今年も“オフィシャルサポーター”(協賛)として、高校生たちを力強くサポートしてくれる。 そんなシーン内外からの注目を掻っ攫う熱量の高いコンペティションの様子は、ITADAKI オフィシャルYouTubeチャンネルにてオンライン配信を予定している。 ©︎ITADAKI / Photo by AYATO. 昨今の高校生のプレイヤーたちは、時に大学生や社会人のプレイヤーを凌駕することも。果たして、今年高校生の頂点――”ITADAKI”に立つプレイヤーは誰なのか。ダブルダッチの歴史が動く一日が、今年も幕を開ける!! 大会概要 ©︎ITADAKI 「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」日時 : 2024年9月29日(日)時間 : 13:00 開演予定会場 : 川崎ルフロン主催 : ITADAKI 実行委員会主管 : 有限会社OVER THUMPZ協賛 : ポカリスエット / ヘインズブランズ ジャパン株式会社協力 : スキルハックメディアパートナー : FINEPLAY https://youtu.be/BKubNsA8oSI?feature=shared
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others親子で様々なスポーツを楽しんだ七夕の一日「PLAY MOVESPORT」がイオンモール幕張新都心で開催2024.07.122024年7月7日(日)に日本国内大手のスポーツウェアメーカー「DESCENTE(デサント)」が展開するスポーツウェアブランド「MOVESPORT(ムーブスポーツ)」によるスポーツ体験会「PLAY MOVESPORT」が、イオンモール幕張新都心のグランドコートにて開催された。 今回で4回目となる本イベントでは「スポーツクライミング」「ダブルダッチ」「けん玉」など様々なスポーツ体験会とショーケースに加えて、スペシャルゲストによる親子で一緒にできる「体操ダンス」など親子連れが楽しめるコンテンツが多く用意され大盛況に終わった。 本イベントには、スポーツクライミングシーンで活躍する日本代表選手である楢﨑明智 (日新火災)をはじめ、世界チャンピオンの経験を持つプロダブルダッチチームのFLY DIGGERZ、同じく世界で活躍するけん玉プレイヤーのSHINNOSUKE TOGOとKITO NAKAJIMA、そして体操のお兄さんとして子どもたちに大人気なよしお兄さん(小林よしひさ)をスペシャルゲストとして迎えた。このように、各ジャンルのプロフェッショナルたちによる体験会やショーケースを通して、スポーツの楽しさを子どもたちや初心者を中心とした様々な人々へ届けることができるのも「PLAY MOVESPORT」の魅力とも言えるだろう。 子どもたちは世界を股にかけて大活躍するトッププレイヤーのパフォーマンスに目を輝かせており、身体だけでなく目でもスポーツの楽しさを感じた一日となった。 イベント当日の様子 会場の様子 本イベントは、休日を過ごすには持ってこいである大型商業施設「イオンモール幕張新都心 グランドコート内」で開催され、お買い物や休日のレジャーに訪れた多くの子ども連れの家族がふらっとイベントに参加するなど、無料体験ということも相まって多くの来場者が集まった。 当日は晴天に恵まれるも屋外では36℃の真夏日になったこともあり、身体を動かしたい子どもたちは屋内で快適にスポーツを楽しめる環境である本イベント会場で、自分たちが気になる様々なスポーツにチャレンジ。そんな子どもたちの背中を見届ける一方で、一緒に体験する親御さんの姿もあり、老若男女問わず様々なスポーツを体験しながら休日の貴重かつ楽しい時間を親子で共有している様子がうかがえた。 楢﨑明智選手とボルダー体験 まず本イベントの中で一番子どもたちの目を惹いたのは、会場に設置されたボルダリングウォール。現在世界ランキング2位と世界最高峰の舞台で活躍する楢﨑明智選手による手取り足取りのサポートもあり、一番上のホールドまで完登する参加者も多く、ボルダー体験は終始大人気のコンテンツだった。 FLY DIGGERZのダブルダッチショーケース SHINNOSUKE TOGOのけん玉パフィーマンス また1日につき2回ほど開催されたダブルダッチとけん玉のショーケースには大勢の参加者だけでなくお客さんが会場付近に集まり、目の前で繰り広げられる一流のパフォーマンスに歓声を上げた。ショーケース後にはプロフェッショナルのパフォーマンスに感化されてか、多くの子どもたちが列をなしてこれらのスポーツも体験し、自分も楽しみながらトッププレイヤーのレベルの高さを肌で感じる機会となった。 よしお兄さんと一緒に親子体操 そしてやはり子どもたちの心を掴み、終始大盛況の中で一緒に親子体操を行ったのはスペシャルゲストのよしお兄さん。1日に2回に分けて行われたこのコンテンツでは、子どもたちに分かりやすい手遊びを含めた振り付けですぐ心を掴むと、実際に曲に合わせた体操ダンスでは子どもたちが大きな声を上げて楽しみにながら真剣に体操に取り組むなど完全に会場の雰囲気を一つにして、さすがは体操のお兄さんと言った見事なパフォーマンスを披露した。 以下は本イベントでそのような充実した一日を共に過ごした特別講師たちによるコメント。 本イベント特別講師のコメント 楢﨑 明智 選手 (日新火災・スポーツクライミング) 楢﨑明智選手 -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?正直、参加者が集まるのか心配だったのですが、実際に蓋を開けてみると子どもたちの列が途切れることがなくて、活気のあるイベントになって良かったなと思いました。 -最近の楢﨑選手の競技面での活動状況はいかがですか?今シーズンはかなり順調に行っていて、ワールドカップも5戦中3戦が終わったところなのですが、現在年間世界ランキング2位につけているので、残り2戦も良い結果を残して年間ランキングの表彰台に乗りたいなと思っています。 楢﨑明智選手 -練習時にMOVESPORTのアイテムを着用していてどんな印象を感じていますか?練習時には100%と言えるくらいいつもMOVESPORTのウェアを着させてもらっていますが、素材がとても良いので着心地も良いですし、肌触りが良いところが好きです。また速乾性にも優れているところがすごく良くて、長期滞在の海外遠征では部屋で洗濯することも多いのですが、部屋干しでもすぐ乾くので洗った次の日には着られるところも最高です。 -最後に今後の目標を教えてください。まだワールドカップで優勝したことがなくて、去年から数えると5戦連続ファイナルに残れているのですが、そのうち3回が準優勝で終わっているので、まずはワールドカップで優勝したいというのが今の目標です。またクライミングは競技特性上、1回優勝することは結構多くの選手ができることだったりもするのですが、年間通して勝ち続けることは難しいことなのでワールドカップで年間チャンピオンになることが次の目標ですね。 FLY DIGGERZ (コメント代表者:KSY)(ダブルダッチ) FLY DIGGERZリーダーのKSY -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?このイベントを通して、子どもたちにとって楽しい空間を色んなジャンルのプレイヤーの人たちと一緒に作れたことが楽しかったですし、素敵なイベントになったなと思いました。 -最近、 FLY DIGGERZはどういった活動をされていますか?2025年に向けて今年は挑戦の年にしようとしていて、パフォーマンスのコンペティションももちろんですが、スピード競技というアスリート向けのコンペティションの方も力を入れていて、来年は神奈川県川崎市で両方の種目の世界大会が行われるので、スポーツのダブルダッチもストリートのダブルダッチも、どちらもその世界大会で優勝できるように日々挑戦を続けています。 FLY DIGGERZ -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?MOVESPORTさんのウェアはどれも動きやすいですし、汗をかいた時も服が肌にまとわりつかないのですごく心地よく着られるのでオススメです。 -最後にFLY DIGGERZの今後の活動について教えてください。今年は挑戦する年にはなると思うのですが、その挑戦を応援してもらうために、今回のイベントのようなダブルダッチをたくさんの人に見てもらう機会を色んな場所で増やしていって、自分たちの挑戦とダブルダッチを知ってもらうという動きをリンクさせて今後につなげていけたらなと思っています。 KITO NAKAJIMA(けん玉) KITO NAKAJIMA -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?普段は結構一人でけん玉することが多いんですけど、今回小さな子どもと一緒にやる中で元気をもらいながら楽しく教えることができましたし、子どもたちがけん玉に成功した時の笑顔を見ると改めて「けん玉って良いな!」と感じました。-最近、 KITOさんはどういった活動をされていますか?最近はモデル活動を中心にしながらけん玉プレイヤーとしても活動していて、色んなところでけん玉を教えつつ、かっこいい洋服を着てかっこいいけん玉のパフォーマンスをしながら、けん玉のかっこよさを広めています。 KITO NAKAJIMA -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?普段、けん玉をするときは普通の洋服だったりもするので、大きな動きをするときには動きづらさを感じることもあるのですが、MOVESPORTのウェアはやっぱりスポーツ用の服ということもあって動きやすいですし、風通しも良いのでめちゃくちゃ着やすいです。-今後のKITOさんの目標を教えてください。今のけん玉のイメージって地味だったり昔あそびのような印象が強いかと思うのですが、子どもから大人までできるあそびなので、もっとかっこよく色んな人がどこでもできるスポーツだということをたくさんの人に広めていけたら良いなと思っています。 よしお兄さん(体操、ダンス) よしお兄さん -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?まず楽しかったです。もちろん私自身もイベントをして子どもたちと身体を動かすことは今までもあったのですが、今回を通して子どもたちがダブルダッチやけん玉、スポーツクライミングなどに挑戦している姿を見ると、「やっぱりスポーツって子どもたちにとって良いものなんだな~!」と改めて思いました。 よしお兄さん -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?まず着心地がすごく良くて、普段イベントとかでは衣装を着ることが多い一方で、今回このウェアは通気性も良く動きやすいので、自分自身がよく動くスポーツのイベントにとってぴったりなウェアだなと感じていますし、今回オレンジ色をチョイスしてもらったのですが、色んなカラーがあるのでおしゃれとしても楽しめるそんな洋服だなと思いました。 最後に 多くの参加者が集まった本イベント 本イベントは今回「MOVESPORT」として、昨年に引き続き4回目の体験会となり、前回よりも更に幅広いジャンルのスポーツを網羅する形で開催された。今回は幼児園児や小学生を中心に、スポーツによっては親御さんも参加するなど老若男女の幅広いお客さんが来場したが、トッププレイヤーやスペシャルゲストのよしお兄さんのパフォーマンスもあってか、参加者の列は途切れることがなく過去最大の盛り上がりを見せており、本イベント自体としてもさらに多くの人に「MOVESPORT」というブランドと様々なスポーツの認知を広げているその影響力の大きさがうかがえた。 今後もこの「PLAY MOVESPORT」を通して、より多くの子どもたちやスポーツ好きな人たちが、MOVESPORTの アスリートメンバーを始めとしたトッププレイヤーたちと楽しく交流して刺激を受けながら、新しいスポーツに出会う第一歩になることを今後も期待したい。 イベント概要 名称 : PLAY MOVESPORT in イオンモール幕張新都心日時 : 2024年7月7日(日)10:00 ~17:00会場:イオンモール幕張新都心 グランドコート(〒261-8535千葉県千葉市美浜区豊砂1-1)参加費:無料(LINE友だちとインスタグラムフォローが参加条件)講師 (出演者)・スポーツクライミング:楢﨑明智 (日新火災)・ダブルダッチ:FLY DIGGERZ ・けん玉:SHINNOSUKE TOGO、KITO NAKAJIMA・スペシャルゲスト:よしお兄さん(小林よしひさ)対象スポーツ:体操、ダンス、スポーツクライミング、ダブルダッチ、けん玉
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danceNORIとMiMzが優勝「Red Bull BC One Cypher Japan 2024」勝者はブラジルで行われる世界最終予選へ2024.07.07昨年の世界王者でありパリオリンピック日本代表のAmiが「Red Bull BC One」の見どころをコメント 今年で開催21年目を迎える、世界最高峰の1on1のブレイキン・ダンスバトル・トーナメント「Red Bull BC One」。その日本最終予選となる「Red Bull BC One Cypher Japan」が、2024年7月7日に東京の二子玉川ライズ スタジオ&ホールにて開催された。B-BoyとB-Girlの優勝者それぞれ1名は、12月にブラジルで行われる世界最終予選「Red Bull BC One Last Chance Cypher」の出場権を手にすることが出来る。今年のCypher Japanは、4月から全国5箇所で開催された「Red Bull BC One City Cypher」の優勝者と、今年から新設された学生限定予選の「Red Bull BC One Student Cypher」の優勝者(全2回)、それに加えてワイルドカード(招待枠)で集められた全B-Boy16名、B-Girl8名が参加し、ノックアウト方式のトーナメントで優勝を争う。昨年のワールドファイナル(パリ大会)で優勝したB-GirlのAmiは今回ジャッジを務めた。本番前のインタビューでは「BC Oneはブレイキンがオリンピック種目になる前からある大会で、ずっとブレイキンシーンに寄り添ってきたイベントだからこそ、B-Boyのかっこよさを本当に分かっている。それはステージづくりや運営の進め方からもとても感じます。オリンピックに出場する世界の16人と、BC Oneのワールドファイナルに出場する16人は違ったものになると思うし、両方を見てもらえるとよりブレイキンの面白さが伝わると思います。」とコメントした。 Red Bull BC One Special Talk Session ワールドファイナル出場経験を持つNORIやISSEI、Ayumiに加え、RA1ONやkaiなどの若手世代も多く参加した今年のCypher Japan 今年のワイルドカードには、BC OneにストーリーのあるB-Boyが選ばれた。NORIはBC Oneのワールドファイナルに最も多くチャレンジした日本人B-Boyの一人。2019年と2021年はCypher Japanで優勝。現地で行われた世界最終予選でも優勝し、ワールドファイナルに勝ち進んだ経験をも持つ。今回は通算5度目のワールドファイナル出場を目指して、まずはそこへの挑戦権(世界最終予選の出場枠)を獲得するべく、今日の日本最終予選に挑んだ。RA1ONは、今の日本ブレイキンシーンの若手を代表する注目のヤングガンズ。キッズ時代から多くのバトルで優勝しBC Oneへの憧れも強かったが、昨年までは年齢制限により出場が叶わなかった。今年ようやくBC Oneに挑戦する権利を経てワイルドカードとして登場。待ちに待ったBC Oneの舞台で、どのようなバトル運びを見せるのか?大会前から多くの注目を集めていた。他、今年からCypher Japanに繋がる予選として新設されたStudent Cypherでは、kaiとRYOGAの2名がクオリファイ。若手からレジェンド、そしてその間を繋ぐミドルまで、幅広い世代のトップダンサーが勢揃いするという点においても、BC Oneは唯一無二の1on1ブレイキン・ダンスバトルである。 Suguru Saito / Red Bull Content Pool セミファイナルではISSEIとNORIが対決。決勝戦は世代を超えたクロスボーダーなマッチアップに B-Boyは初戦から同じクルーや同じエリア同士、同世代対決など好カードが連発。この日のファーストバトルとなったNORIとSHADEのバトルは、DJの音がかかった瞬間に会場が歓声と縦揺れに包まれ、お互いパッションを全面に出したバチバチの同世代対決となった。そのバトルに勝利したNORIは準決勝まで勝ち進み、2016年のRed Bull BC One世界王者のISSEIと対戦。これまでの日本のブレイキンシーンを築いてきた二人の特別なマッチアップとなった。一方、トーナメント表の反対の山では若手世代が激しいバトルを繰り広げ、最年少での参加となったRA1ONは、準決勝でharutoと激突し東西を代表する若手対決に。決勝に駒を進めたのはharutoとNORIの2名。世代を超えたバトルは、過去に幾度もジャパンファイナルを勝ち抜いてきたNORIが勝利を収めた。 Jason Halayko / Red Bull Content Pool Red Bull BC Oneらしいチャンピオンが誕生 B-Girlは決勝戦でワールドファイナル出場経験を持つ2名が対戦。パリオリンピック日本代表のAyumiと、昨年のCypher Japanでジャッジを務めたMiMzの2名が決勝に進出した。安定したテクニックとスキルを技で表現していくAyumiに対して、会場の雰囲気や音楽をムーブ全体の流れと独特な動きで表現するMiMz。スタイルの全く違う2名の対決となった決勝戦は、MiMzが勝利し優勝を果たした。今回のチャンピオンとなった、NoriとMiMzは共に「生き様」がかっこいいとシーンからも支持されるダンサー。今回のCypher Japanでは、分かりやすい技を披露するだけでなく、自分が持っているフレーバーやストーリーで会場の雰囲気も味方につけることが出来る、よりカルチャー要素が強いB-BoyとB-Girlが勝利し、まさにRed Bull BC Oneらしい大会結果となった。 Jason Halayko / Red Bull Content Pool MiMzコメント「息子をブラジルに連れていきたい!という気持ちが原動力でした」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool ※MiMz 以下:M 優勝した今の気持ちを教えてください! M:信じられないです。とにかく今回の原動力は「息子をブラジルに連れていきたい」という気持ちだったので、それが叶ってよかったですし、育児をしながら準備する上でもいろんな人の助けがあったので、そういう人たちへ結果で恩返しが出来てよかったです。 印象に残っているバトルやムーブはありますか? M:セミファイナルのバトルと決勝の2ムーブ目(1990という技)は、10代からずっとやっている得意な動きで、私の周りの人たちはぶち上がったと思います。それをしっかりやり切れた自分が誇りです。 昨年はジャッジという立場から見ていたCypher Japan、プレイヤーとして出てみてどうでしたか? M:全然違いました(笑)。プレイヤーとして出ることで、またジャッジの見方なども勉強になったし、どっちもやってみて良かったです。 ブラジルへの意気込みを教えてください! M:Last Chance Cypherからの挑戦になるので、ラウンド数も多くなり体力面の強化が必要になると思っています。ただ、ラウンド数が多くなったとしても、自分の強みである折り紙スタイルやレッグワークのコンセプトは、どんな状態でも引き出せるように準備していきたいと思います。 NORI コメント「自分の発信などを通じて、ダンスって本当に楽しいし、奥が深いんだなと感じてもらいたい」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool ※NORI 以下:N 優勝した今の気持ちを教えてください! N:ホッとしてます(笑)。優勝するつもりだったので、それが実現できてホッとしてます。 優勝コメントでは下の世代に対して「かかって来い!」と力強く話していましたが、どんな想いがありますか? N:かかって来い!と言った背景は、今は(オリンピックも相まって)ブレイキンの中でスポーツの要素も強くなったことにより、勝てないと嫌な気持ちになったり、ダンスをやめようかなと思うことも増えるかもしれないからです。でも、俺って世の中にダンスの大会がなくなったとしても、絶対に上手くなることはやめないんですよ。ブレイキンカルチャーはいいコミュニティなので、好きで続けていたらいい経験も出来ると思うし、今の若い世代が勝負ありきの大会がなかったらダンスをやらなくなるのはもったいないので、自分に挑みたいと興味を持ってくれて、自分の発信などを通じて、ダンスって本当に楽しいし、奥が深いんだなと感じてもらえたら良いなと思いました。 ブラジルへの意気込みを教えてください! N:今のままでもLast Chance Cypherは勝てる調子だと思います。ただ、いつもワールドファイナルで上手くいかないので、ワールドファイナルに向けて頑張ります。 The Moments Of「Red Bull BC One Cypher Japan 2024」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool Jason Halayko / Red Bull Content Pool Jason Halayko / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool
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dance今年の日本一決定戦「Red Bull BC One Cypher Japan」が明日開催!2024.07.06日本では8年ぶりとなるRed Bull BC One Campも開催し、世界のトップダンサーが集結 今年で開催21年目を迎える、世界最高峰の1on1のブレイキン・ダンスバトル・トーナメント「Red Bull BC One」。その日本最終予選となる「Red Bull BC One Cypher Japan」が、いよいよ明日、2024年7月7日に東京の二子玉川ライズ スタジオ&ホールにて開催される。B-BoyとB-Girlの優勝者それぞれ1名は、12月にブラジルで行われる世界最終予選「Red Bull BC One Last Chance Cypher」の出場権を手にすることが出来る。そしていよいよ今月から開催するパリオリンピック。オリンピックの新種目としても注目度が高いブレイキンは、今やB-Girl・B-Boyに限らず世間一般からも人気を集めている。そのブレイキンカルチャーの礎ともなるイベントが、このRed Bull BC Oneであり、レッドブルがHIPHOPカルチャーを大切にしながらダンサーたちと創ってきた歴史もあるのだ。そんなRed Bull BC Oneは、世界中で長きに渡ってシーンから愛されるイベントとなっている。 ⽇本だけでなく世界中のB-Boy・B-GirlとHIPHOPファンが集まるカルチャープログラム Jason Halayko / Red Bull Content Pool 今年の日本一決定戦であるRed Bull BC One Cypher Japanを明日に控え、7月5日と6日の2日間に渡って、東京の渋谷では「Red Bull BC One Camp」が開催された。BC One Campでは、Red Bull Dancerによるワークショップや、その他様々なダンスバトルを実施。⽇本だけでなく、世界中のB-Boy・B-GirlとHIPHOPファンが集まるカルチャープログラムとなっている。DAY1には、世界で活躍するHIPHOPダンサーのKyokaや、今回のCypher Japanでジャッジを務めるGRIIMSENなどがワークショップを実施。一緒にセッションをしながらスキルシェアをするなど、ここでしか体験出来ない特別なプログラムとなった。DAY2は、国内を代表するバトルイベントのSELL OUT!!やVIBE OUTとRed Bull BC Oneがコラボしたバトルを実施。ブレイクダンス以外のジャンルのダンサーも多く参加した。昨年も開催されたFOOTWORK CONTEST by FOOTWORKERZの日本予選も行われ、6kicksが優勝。12月にブラジルで行われるワールドファイナル出場を決めた。 過去の世界王者ISSEI、オリンピック日本代表のAyumiなどが出場するジャパンファイナルの注目B-Girl・B-Boy B-Boyでは、過去にワールドファイナル出場を経験しているダンサーが2名出場。ISSEIは、2016年に日本の名古屋で行われたワールドファイナルのチャンピオンであり、当時の最年少世界王者。NORIは何度も日本予選を勝ち抜き、世界の舞台に駆け上がった経験を持つ。今回NORIは一回戦を同世代のSHADEと、ISSEIは日本の若手を代表するB-Boyの一人であるTSUKKIと対戦。どちらも一回戦から強敵が立ちはだかるが、順当に勝ち進めば準決勝でNORIとISSEIのワールドファイナル出場経験者同士のマッチアップが実現する。 B-Girlでは、先日のオリンピック最終予選でパリオリンピック日本代表に内定したAYUMIに注目が集まる。最近はダンススポーツ(オリンピック形式のバトルや大会)での活躍が目立つが、Red Bull BC Oneの歴史に名を刻んだ一人でもある。AYUMIはまだB-Girl部門が存在しない2017年のワールドファイナル(オランダ大会)で、世界で初めてB-Girlとして出場。世界のトップB-Boy相手に戦った経験を持つ。明日は初戦となるAYANEとの関西勢対決にも要注目だ。 Red Bull BC One Cypher Japan 2024 〈開催概要〉日時 :7月7日(日)15:00~18:30会場 :二子玉川ライズ スタジオ&ホール(東京都世田谷区玉川1丁目14-1 二子玉川ライズ S.C.)出場者:・学生予選と地方予選を勝ち抜いたB-Boy 7名/B-Girl 5名・招待選手 B-Boy 8名 / B-Girl 2名・THE JAM 優勝者 B-Boy / B-Girl 各1名 B-Boy 16名 / B-Girl 8名 計24名※出場者一覧も合わせてご確認くださいJUDGE:AMI, WUTA, GRIIMSEN (デンマーク)DJ:TOSHIMC: KENTARAW / CRUDEGUEST LIVE:鎮座DOPENESS観戦料金: 2,000円(税込)購入期間: 6月14日(金)〜 7月6日(土)23:59まで購入リンク: 記事最下部の関連リンクより※未就学児は無料です。※自由席ですが券種によって観戦エリアが異なる場合があります。※イベント中止を除き、いかなる理由でもチケットの払い戻しは行いません。※イベントスケジュール及び出演者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承下さい。