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逆境を乗り越え動きだした未来。パルクール界の若きヒーロー Corkyの挑戦の軌跡

2023.08.28
text by 橋田 樹台 / photo by AYATO.

日本パルクール界のレジェンドであり、国内・海外でも多くの実績を誇る注目のトレーサー※¹ Corky(コーキ)。直近ではキャリアを通して大きな怪我も経験したがシーンに復帰した今、再び多くの注目を集めている世界トップレベルの実力派アスリートだ。
本記事ではCorkyのパルクールへの想い、そして目標に対してのストイックな姿勢などを余すことなくお届けする。

※¹ パルクールを行う人の総称。

パルクールとの出会い

Corky

まずはパルクールを始めたきっかけを教えてください

C:僕が中学1年生くらいの時に、近所にアクロバットを習える施設があったんです。そこに行ってみて、パルクールをしている先輩たちや同年代の人たちと仲良くなっていったのがキッカケですね。なので最初はパルクールを始めたというより「アクロバット」から始めた感じです。

そこからどのようにパルクールにのめり込んでいったのですか

C:そのアクロバット教室でできた友達が年上が多かったんです。当時は同年代のプレイヤーがほとんどいなかったんですけど、年上の人の話を聞いたり知らないことに触れるのが面白かったので、よく先輩についていくようになっていました。遠征で関東に遊びに行ったり、ちょっと遠出して練習してみたり、そういう繋がりが徐々に広がっていってた感じですね。

トリッキング※² をやっている人もいて僕自身もトリッキングをやっています。自分の中ではあまりパルクールとトリッキングに区別はつけていなくて、床でやれば「トリッキング」だし、障害物を使えば「パルクール」だし、どちらもできるのが僕だと思っています。

※² 「XMA(エクストリームマーシャルアーツ)」と呼ばれる武術発祥のカルチャーであり、中国武術・テコンドー・カポエイラ・ブレイキンなどのジャンルが合わさって誕生した新しいスポーツ。

ご自身のパフォーマンスの特徴や強みはどんなところですか?

C:僕が軸にしているのはオールマイティなスタイルです。パルクールはカテゴリーの幅が広くて、正確なジャンプ・遠いジャンプができる人がいたり、細かいユニークな動きを一つの場所でやる人もいたり、宙返りを交えたキレイな流れを作る人がいたりします。その中でもさらに動きが細分化されていてめちゃくちゃカテゴリーがあるんですよね(笑)

大体の人は自分の特化した部分を突き詰めていくんですけど、僕は全部上手くなりたいなと思っていて、長い時間はかかったんですけど自分の強みは「オールマイティなスキル」だと思っています!あとは周りから「動きが速い」と言われます。たくさんのスキルを持っている分、相乗効果でそれを合わせたときに効果が出るというのも強みですね。

日常でパフォーマンスにつながるように意識していることなどはありますか

C:電車に乗っている時も揺れに抗ってみたり、普段から自転車よりもスケートボードに乗るなど、バランス面を特に意識しています。バランスがちゃんとできていないとパフォーマンスにも正確さが出ないこともあるので、バランスに関しては誰よりもしっかりやってると思います。

Corkyさんの名前の由来で技のコーク(Cork)ともかかっているんですよね?

C:僕は日本で2番目に「トリプルコーク」という、片足で踏み切って3回ひねる技を床で成功させたんです。世界的に見てもトリプルコークをできる人数は日本がダントツで多くて、日本で2番目にできたっていう事実を知らない若い子に言うとびっくりされたりもします(笑)
当時はこぞって「この技が何番目にできたのは自分だ!」みたいな風潮があったので、そこにプライドを持っているところはあります。

あと僕の本名は「コウキ」でパスポートの表記だと「koki」で「コキ」という発音にとても違和感があるんです。でも「Corky」だとより日本語に近いナチュラルな発音になるので、そういった面でもこの名前は気に入っています。海外の友達と話す時も伝わりやすいし、パスポートのサインもCorkyで通ったので、もはや僕のシグネチャーですね(笑)

自分を変えた世界への挑戦

CorkyさんのSNSでは海外での映像も見られますが、海外でも活動の幅を広げているのですか

C:僕は16歳の時に初めてデンマークにパルクールの修行に行きました。学校の修学旅行費を充てたいと親に頼んで、デンマークの渡航費に充ててもらいました。夜は野宿したり無茶な挑戦でもあったんですけど、そこで出会ったパルクールの人と繋がって一緒にチームもやっていて、海外での経験は今の自分にとても活かされています。

その後も積極的に海外には挑戦されていたんですね

C:そうですね。僕が一番印象に残っているのは、車にラッピングをしてヨーロッパ縦断ツアーをチームでやったことです。一ヶ月半くらいヨーロッパに滞在して、デンマークからスペインまで車で南下していったっていう思い出があります。

海外はパルクールの技術もそうですし、人間的な考え方に影響を受けたりもしまました。日本は人と人との距離がある中で、海外の人は何をしても喜んでくれたりハグしてくれたり、人の温かさをリアルに感じることができる部分が僕の肌に合っていたので、海外に行って自分の価値観がガラッと変わりました。

Instagramの投稿文も英語が多いのは海外での経験が影響しているのでしょうか?

海外での経験を通して、英語を勉強したくて始めたのがInstagramの投稿文ですね。書きたい文章を英語で書いてみるところから、初めて英語が話せるようになりました。あとは僕の半分くらいのフォロワーが海外の方なので、世界中の友達に向けて書いているところもあります。僕の中で海外に出たっていう行動が自分の人生に大きな影響を与えています。

怪我を経験して感じたパルクールに対しての“想い”

長期間の怪我を経験して自分の中で感じた思いやパルクールに対しての気持ちの変化があれば教えてください

C:国際大会に出たときに手が服に絡まってしまって片手で着地して大きな怪我をしたんです。その時はケガに対してシリアスに考えていなくて、結局治るまでに3年もかかってしまいました。最初は早く治したいとか焦りもあったんですけどやっぱりその3年間は長くて。他のことにフォーカスしてみようってなったり、諦めの部分もちょっとずつ出てきて「治らないならトップ戦線に復帰するのは難しいんだろうな」って思っていました。

でも本当に周りの方のおかげで良いお医者さんを紹介してもらったり、色んなアドバイスしてくれる人がいました。本当は病院が怖くて手術をしたくなかったんですけど、手術した方がいいっていうアドバイスをもらって手術に踏み切りました。お医者さんには手術で治るかどうかわからないと言われていたのですが、気づいたらお医者さんの見積もりの倍のスピードで治っていました(笑)

復帰後は大会などに出場されたのですか?

C:治りも早かったので復帰戦として大会に出てみたら2位という結果で終えることができました。「まだできるんだ」っていうのを最近認識した感じです。正直ほぼあきらめていたんですけど、今は熱が再び灯ってきて食に気を使ったり、ジムにも行って、アスリートとして一生懸命やることやっています。

自身のあきらめを変えた原動力は何だと思いますか

C:やはり「パルクールが好きな気持ち」です。僕はずっと大会に出てきたし、もちろん大会に出ることも好きです。色んな人とパルクールするのも好きだったのですが、怪我してるまま大会に出場していた時は全くパルクールが楽しくなくて、自分の実力をフルで発揮できない煩わしい思いをしていました。でもいざ大会に出れるようになった時はやっぱり結果関係なく楽しかったし、もっと出たいという気持ちが大きくなっていきました。

最後に今後の目標があれば教えてください

C:3年のブランクがあった中で、今はトップ層がガラッと入れ替わってる状況なので、まずはその位置にしっかり戻りたいし、戻っておかえりと言われたいし、再びみんなの前で優勝トロフィーを掲げられるようになりたいのが直近の目標です!

「motorola razr 40 ultra」について

実際に機種を初めて触ってみて感触はいかがでしたか?

C:まずは端末がすごく薄くて感触が良いです。携帯端末を選ぶ時って、大きいものか小さいものにするかどっちかを選ぶと思うんですけど、razr 40 ultraは折りたたむとコンパクトに手に収まる上にアウトディスプレイも大きくて充分使えるし、開くとさらに大きな画面があるので、使い分け出来るのが魅力的だと思いました。折りたたみ携帯という特性をしっかり発揮している機種だなという印象です。

折りたたみ機能に関して便利だと感じることはありますか?

C:razr 40 ultraは折りたたんだ時にも機能が制限されないんですよね。閉じたままでもいろんな操作ができて、カメラも起動できるし、メッセージも送れる。そこはすごく面白いなと思いました。

普段のパルクールの練習で使えそうな機能はありますか?

C:普段僕は自分のフォームチェックをするのには必ずカメラを使うので、結構アングルが大事なんです。真横から見たかったり、遠目で見たかったりとか。各々が撮るこだわりがあると思います。大体はペットボトルを用意してスマホを立てかけたりしますが結構面倒なんです。でもこれは半分折りたたんだ状態で撮影ができて、しかもアングルも自由自在で、この機能が練習でも使えたら嬉しいなと思っています。

また、カメラ起動から撮影まで一回もボタンを押さずに撮影できるっていうところが凄いなって思いましたね。ジェスチャーの機能はとても便利で重宝しますね。

そのほかにもたくさんのギミックが端末に搭載されていますが、特に気に入った機能はありますか?

やはりカメラ機能と折りたたみ機能は特に気に入っていますね。実際に撮影する際、AI機能で動いている被写体をある程度自動的に追いかけてくれたり、人物写真を撮るときにプロっぽいアングルに自動補正してくれる機能もあって、そういう調整をカメラ側が自動でやってくれるのには感動しました。それ以外にも、もちろん光学式手ぶれ補正機能は搭載されているし、パルクール的には追い撮りの時に画面が斜めになっても被写体の水平をキープしてくれる「水平ロック機能」がすごく助かります。

折りたたみ機能に関しても、外側のディスプレイでパッと操作できちゃうのはとても便利です!自分のパルクール面からライフスタイル面まですべての部分で便利な機能が備わった motorola razr 40 ultra 、これは普通に欲しいですね!(笑)

motorola razr 40 ultra

3.6インチのアウトディスプレイ と、6.9インチのメインディスプレイ
・最高 165Hzのメインディスプレイと、最高 144Hzのアウトディスプレイ
・pOLED | HDR10+ | DCI-P3 色域
・解像度:メインディスプレイ:(2,640×1,080)|アスペクト比 22:9、アウトディスプレイ:(1,066×1,056) | アスペクト比 1:1

■ディスプレイ破損交換サービス
・購入後、落下等により発生したディスプレイ破損を、1年間の保証期間内に1回無料で修理

「1200万画素のメインカメラと3200万画素のインカメラ」暗所、広角、ポートレート、マクロ、深度センサー、光学式手ぶれ補正、水平ロック機能搭載
・メインカメラ:1,200万画素( f/1.5 )|OIS、カメラ2:1,300 万画素 | 超広角(FOV 108°)+マクロ(f/2.2)
・インカメラ:3,200万画素( f/2.4 )

■強力なSnapdoragon8+Gen 1のハイパフォーマンス
・CPU:Snapdoragon®⁸+Gen 1 Mobile Platform
・OS Android™13
・メインメモリ:8GB、ストレージ:256GB⁶ 内臓

■空間を埋め尽くすサウンドと、鮮明な音声通話
・スピーカー:Dolby Atmos®、Spetial Sound、Cualcomm® Snapdragon Sound™ を搭載したデュアルステレオスピーカー
・マイク:トリプルアレイマイクシステム

1日中使えるバッテリーライフ
・容量:3800mAh
・充電:30W TurboPower™ チャージ対応、5Wワイヤレス充電(Qi対応)

■カラー
インフィニットブラック

製品について詳しくはこちら

■モトローラの「ジェスチャー機能」
“moto/ジェスチャー”はモトローラ製の対象スマートフォンで実現する、ジェスチャー操作の進化系。持ち上げる、握る、向きを変える。シンプルな手の動きでスマホの各機能を面倒なステップを踏むことなくスムーズに実行できる。
詳しくはこちら

Corky プロフィール

大阪府出身。中学1年生の時に行ったアクロバット教室がキッカケで、パルクールを始める。パルクール、トリッキング双方で日本一に輝き世界大会でも受賞経験のあるトップクラスの実力者であり、日本パルクール界のレジェンド。海外での活動も豊富で、アメリカ、ヨーロッパなど数多くの土地を渡り歩き、ワークショップ、イベント、大会ジャッジなどでもグローバルに活動。2022年に怪我から復帰し、2023年の活動には国内外から大きな期待がかかる。

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