日本人選手全員が見事アジアチャンピオンに「2022年BMXレーシングアジア選手権大会」

2022.08.27
photograph by Japan Cycling Federation

「2022年BMXレーシングアジア選手権大会」が2022年8月20日(土)にマレーシアのニーライにて開催され、女子エリートは丹野夏波選手男子U23は島田遼選手女子U23は藪田寿衣選手男子ジュニアは木内彪凱選手、そして女子ジュニアでは西村寧々花選手が、各々のカテゴリーにて見事アジアチャンピオンの座を獲得した。

アジア選手権は新型コロナウイルスの影響により、2019年同会場での大会を最後に中止が続いていた。今回3年ぶりの開催となったアジア選手権だが、先日7月末に行われた世界選手権大会から本大会まで日数が近いことや、2024年パリオリンピック国別出場枠獲得に繋がるポイントには反映されないことから、日本代表チームとしては少数精鋭での大会派遣となった。

本大会にはアジア5カ国から総勢54名の選手が参加。今回、日本代表として派遣された丹野、島田、藪田、木内、西村の5名はそれぞれ別カテゴリーへのエントリーとなり、ジュニア男女(17-18歳)/アンダー23男女(19-22歳)/エリート女子(19歳以上)の全てのカテゴリーに出場しアジアタイトルを日本へ持ち帰った。

前述の通り、本大会は2024年パリオリンピック国別出場枠獲得には直接的に関与しないものの、来年2023年アジア選手権大会(フィリピン)では最高位を獲得した国へパリオリンピック国別出場枠 1 つが付与されることから、来年大会への準備とアジア諸国への日本の現状をアピールする大会となった。

以下は、今大会大注目の日本人選手出場レースのレポート。

アジア諸国に日本の強さを示したレース。日本人選手が出場した全てのカテゴリーでアジアチャンピオンの座を獲得

女子ジュニアクラスにはジュニア最終年となる西村寧々花が出場し11名で争われた。予選は2組に分かれて行われ、西村は自身の組ではトップタイムを出すものの、もう一組にて他選手にタイムを上回られ予選は2位で通過し決勝へ。 決勝ではスタートからレースをリードするが各ストレートにて横に並ばれる展開が続いた。 最終コーナーにてイン側のラインを取った西村が先頭を死守しジュニアチャンピオンとなった

西村寧々花のライディング
photograph by Japan Cycling Federation

男子ジュニアクラスはアジア5カ国から総勢13名の選手で争われた。日本からはジュニア 1 年目となる木内彪凱が出場し、予選を2位で通過して決勝へ駒を進めた。 決勝では得意のスタートを成功させてコース中盤からは後続に大きく差をつける展開へ持ち込み見事優勝。 今後も続くアジアでの戦いに向けて幸先の良いスタートとなった。 

木内彪凱のライディング
photograph by Japan Cycling Federation

女子アンダー23クラスには7月末に開催された世界選手権大会にて同カテゴリー7位入賞を果たした籔田寿衣が出場。参加選手数の都合から3レースの合計ポイントでの戦いとなった本大会では毎レース後続選手に約1秒の差をつけて2019年のジュニアタイトルに続くアジアタイトル獲得となった。  

藪田寿衣のライディング
photograph by Japan Cycling Federation

男子アンダー23クラスでは総勢10名が集まり、日本代表として島田遼が参戦し予選を全体の2位のタイムにて決勝へ進出した。決勝を一番インサイドの1コースからスタートした島田は横並びの状態で第1コーナーへ進入。
第1コーナーをトップで立ち上がると、後続の猛追を受けるも適切なライン取りにて終始先頭を守り、 自身初となるアジア選手権大会優勝を掴み取った。 

島田遼のライディング
photograph by Japan Cycling Federation

女子エリートクラスは今大会よりアンダー23カテゴリーが新設されたことにより人数が分散したため総勢7名でのレースとなった。 日本代表として参戦した丹野夏波はワールドカップならびに世界選手権大会においてはアンダー23カテゴリーに出場するも、今大会では最上級カテゴリーにあたるエリートカテゴリーへ挑戦した。
レースは3レースの合計ポイントにて争われ、丹野は3レース全てを1位で終え、2019年に続くアジア選手権大会でのタイトルを獲得した。 

丹野夏波のライディング
photograph by Japan Cycling Federation

日本人選手優勝コメント

丹野 夏波 選手 (女子エリートクラス)
「久しぶりのアジアでの大会だったため異なる環境への対応に苦しみましたが、レースでは3レースとも自分の走りをすることができました。そしてジュニアと合わせると今回3度目のタイトルを獲得できホッとしています。 来週は国内にてジャパン・カップ、翌月にはワールドカップ後半戦がコロンビアにて開催されるので引き続き応援お願い致します。 」

島田 遼 選手 (男子U23クラス)
2018年大会では公式練習にて転倒してしまい、それ以来のチャンスだったので今大会ではタイトル獲得だけを狙ってきました。 アジアのレベルも年々アップしていて、予選から簡単なレースではありませんでしたが決勝では後続の展開をしっかりコントロールすることができました。今は優勝の嬉しさとプレッシャーから開放された安堵の気持ちでいっぱいです。日本からもたくさんの応援ありがとうございました。  」

藪田 寿衣 選手 (女子U23クラス)
世界選手権から短い調整期間でしたが、スタートからゴールまでミス無くレースをまとめることができま した。ジュニアに続きタイトルですが、来年はエリートに挑戦して3カテゴリー目のタイトル獲得を目指します。

木内 彪凱 選手 (男子ジュニアクラス)
チャレンジカテゴリーでの参戦経験はありましたが、初参戦となったジュニアカテゴリーにてタイトルを獲得できてとても嬉しいです。しかし決勝では前半が厳しい展開になってしまったので、来年大会に向けてアジア特有の苦手なコーナーなどを中心にトレーニングを積んでいきたいと思います。

西村 寧々花 選手 (女子ジュニアクラス)
決勝では終始接戦となりましたが、事前に狙っていたライン取りや戦略を実行でき無事にタイトルを獲得できました。 世界選手権では悔しい思いをし今大会ではしっかりと優勝したいと思っていました。今大会をリズムを取り戻すキッカケとして、残す国内大会ではエリートカテゴリーの選手にも食らいつけるように頑張っていきます。

大会結果

<女子エリート>
優勝: 丹野 夏波 (タンノ・カナミ) / 所属:早稲田大学
準優勝: Amellya Nur Sifa / インドネシア
3位: Chutikan Kitwanitsathian / タイ

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<男子U23>
優勝: 島田 遼 (シマダ・リョウ) / 所属: GAN TRIGGER
準優勝: Fasya Ahsana Rifki / インドネシア 
3位: Amer Akbar Anuar / マレーシア

photograph by Japan Cycling Federation

<女子U23>
優勝: 薮田 寿衣 (ヤブタ・ジュイ) / 所属: 大阪体育大学
準優勝: Taeyoung Kim / 韓国
3位: Eddyna Nasuhar Zainal Abic / マレーシア

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<男子ジュニア>
優勝: 木内 彪凱 (キウチ・ヒョウガ) / 所属: 飛龍高等学校
準優勝: Muhammad Ibnu Rusyid Aulia / インドネシア  
3位: Bawornpith Nilsonthi / タイ 

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<女子ジュニア>
優勝: 西村 寧々花 (ニシムラ・ネネカ) / 所属: GAN TRIGGER
準優勝: Jasmine Azzahra Setyobudi  / インドネシア
3位: Seoyeon Yoon / 韓国

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大会概要

⼤会名称 : 2022年BMXレーシング アジア選手権大会 
開催期間 : 2022年8月20日(土)
大会会場:マレーシア・ニーライ/Arena BMX Nasional – Nilai, Negeri Sembilan 

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