野口啓代が3連覇!『クライミングW杯・ボルダリング八王子2018』

2018.06.04
shuhei kaneko

日本選手4名が表彰台

2018年6月2日(土)・3日(日)の2日間、東京のエスフォルタアリーナ八王子(八王子市総合体育館)にて「IFSCクライミングワールドカップ―ボルダリング八王子2018」が開催された。

女子は野口啓代が三大会連続優勝、野中生萌が準優勝のワンツーフィニッシュを飾り、男子は熾烈な争いをガブリエル・モローニ(ITA)が制し優勝、楢﨑智亜は惜しくも準優勝。
また、3位には杉本怜が入賞し、日本人選手の入賞者は男女合わせて4人となった。

野口、楢﨑ら6名が決勝進出!

準決勝では、難易度の高いボルダーに選手たちは苦戦を強いられたが、女子では野口啓代が4課題中4完登を決めるなど、圧倒的な強さを見せつけた。
野中啓代が登場すると、会場には今日一番の「ガンバ」の声が木霊する。野口が一撃で課題をクリアすると、隣の第2課題でも楢崎智亜が完登。

さらに楢﨑に続いて杉本怜も第3課題を完登し、ゴールホールドを掴んだまま会場内に雄叫びを響かせた。
続けざまに日本選手が完登し、日本の層の厚さを示す印象的な場面であった。

女子では4完登の野口啓代のほかに野中生萌、伊藤ふたばがともに4課題中2つの課題を完登し、決勝へ進出。
男子では楢﨑智亜、原田海、杉本怜の3名が4課題中3つの課題を完登し、決勝へ進出した。
男子3名、女子3名の合計6名が決勝へ進出し、「ボルダリング大国・日本」としての存在感を示した。

クライミングW杯・ボルダリング八王子2018

photo:masahiro mizuguchi

クライミングW杯・ボルダリング八王子2018

photo:masahiro mizuguchi

クライミングW杯・ボルダリング八王子2018

photo:masahiro mizuguchi

クライミングW杯・ボルダリング八王子2018

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野口啓代、野中生萌がワンツーフィニッシュ!

女子決勝、野口啓代が第1課題から一撃の好スタート。
第2課題では観客に向き直り、両手で手を振って「完登宣言」、そして見事に完登するなど王者の余裕を見せる。
野中生萌、エカテリーナ・キプリーアノワも野口に続き第1課題、第2課題を完登、熾烈な優勝争いを展開した。
第4課題では野口、野中ともに一撃、野口が3大会連続優勝、野中が準優勝とワンツーフィニッシュを決めた。

男子決勝では難易度の高い課題が多く、選手たちは苦戦を強いられる。
第3課題を終えた時点で、第1課題でガブリエル・モローニが、第2課題ではチョン・ジョンウンが、第3課題では杉本怜がそれぞれ完登したのみであり、第4課題の結果次第では順位が大きく変わる可能性があった。

楢崎のトライ、あまりの鮮やかさに誰もが目を疑った。
それまで誰も完登できなかった第4課題を楢﨑は一撃でクリア、会場は割れんばかりの喝采に包まれた!
誰もが楢﨑の優勝を信じたが、再び驚くべき光景が眼前に広がった。
なんと、続くモローニも一撃で第4課題をクリアしたのだ。

ドラマチックな展開に会場は二人の選手にあらん限りの賛美を送り、拍手と大歓声の中、「IFSC クライミングワールドカップーボルダリング八王子2018」は幕を下ろした。

クライミングW杯・ボルダリング八王子2018

photo:masahiro mizuguchi

クライミングW杯・ボルダリング八王子2018

photo:masahiro mizuguchi

野口 啓代 優勝後コメント
「今日はベストを尽くすことができてよかったです。昨年に比べて今年はしっかりと実力を出せていけていると思うので、これからもボルダリングとともにリードやスピードにも注力していき、世界選手権を見据えた活動を行っていきたいです」

野中 生萌 コメント
先日からの体調不良もあって、準決勝ではあまり調子が出ず苦労しましたが、決勝では気持ちを切り替えてプレーできたと思うので悔いはありません。応援してくれる人の声が力になるので、私もその声にこたえられるように精一杯頑張っていきます」

楢﨑 智亜 コメント
「決勝第4課題での一撃は正直できるかは自信がありませんでした。ある意味駆けのようなものだったのですが、攻めの姿勢で登ることができたので、それは成長だと思っています。2020年に向けて、バランス良い選手になれるようにトレーニングに励んでいきます」

藤井 快 コメント
「2年前のパリ同様、今回も悔しい思いをしています。実力を引き出すことができず、それをコントロールするメンタルや集中力の弱点が露呈した結果だと思っています。この悔しい気持ちのままでは終われないので、次回は必ず挽回したいと思います」

安井 博志ヘッドコーチ コメント
「今回の結果は非常に良かったと思っています。まず女子はワンツーフィニッシュ。そして男子は難易度の高い課題の中でそれぞれの選手が壁にぶつかりながらもベストなプレーができました。自分の成長している点と今後の課題を把握できたことで、次回はきっと皆素晴らしいプレーをしてくれると信じています」

【男子】
1位:ガブリエル・モローニ(ITA)
2位:楢﨑 智亜(JPN)
3位:杉本 怜(JPN)
4位:チョン・ジョンウォン(KOR)
5位:アレクセイ・ルブツォフ(RUS)
6位:原田 海(JPN)
10位:楢崎 明智(JPN)
11位:高田 知尭(JPN)
13位:藤脇 祐二(JPN)
16位:藤井 快(JPN)

【女子】
1位:野口 啓代(JPN)
2位:野中 生萌(JPN)
3位: エカテリーナ・キプリーアノワ(RUS)
4位:スターシャ・ゲージョ(SRB)
5位:アルマ・ベストファーター(GER)
6位:伊藤 ふたば(JPN)
15位:加島 智子(JPN)

The Moments of『IFSCクライミングワールドカップ―ボルダリング八王子2018

IFSCクライミングワールドカップ―ボルダリング八王子201

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クライミングW杯・ボルダリング八王子2018

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IFSCクライミングワールドカップ―ボルダリング八王子201

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クライミングW杯・ボルダリング八王子2018

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IFSCクライミングワールドカップ―ボルダリング八王子201

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IFSCクライミングワールドカップ―ボルダリング八王子201

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IFSCクライミングワールドカップ―ボルダリング八王子201

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IFSCクライミングワールドカップ―ボルダリング八王子201

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IFSCクライミングワールドカップ―ボルダリング八王子201

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IFSCクライミングワールドカップ―ボルダリング八王子201

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IFSCクライミングワールドカップ―ボルダリング八王子2018開催概要

大会名称:IFSCクライミング・ワールドカップ ボルダリング八王子2018
日時:2018年6月2日(土)~3日(日)
主催:公益社団法人山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)
後援:スポーツ庁、公益社団法人日本スポーツ協会、公益社団法人日本オリンピック委員会、八王子市
主管:公益社団法人東京都山岳連盟
企画・運営:BWC2018実行委員会
協賛:KDDI株式会社、三井不動産株式会社、住友商事株式会社、オリエンタルバイオ株式会社、日本航空株式会社、久光製薬株式会社、牛乳石鹸共進社株式会社、キョーリン製薬ホールディングス株式会社、八海醸造株式会社
オフィシャルマーケティングパートナー:株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
会場:エスフォルタアリーナ八王子(八王子市総合体育館)

今後の予定

6月8-9日 IFSC Crimbing World Cup ベイル(米国)
8月17-18日 IFSC Crimbing World Cup ミュンヘン(ドイツ)
*予告なしにスケジュールや開催地が変更されることがございます。ご注意ください。

執筆者について
shuhei kaneko
愛知県出身。学生時代、ハードコアパンクにのめり込み、ストリートカルチャーやアクションスポーツに興味を持つ。自動車ディーラー勤務を経て、現在は福祉系の会社に勤務しつつ執筆、編集を行う。全ての人の心を揺さぶる、ストリート・アクションスポーツの素晴らしさやアスリートの魅力を伝えていくために日々研鑽中。
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