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skate日本を牽引するオリンピアン勢を引きずり下ろすネクストウェーブとなるか「第7回マイナビ 日本スケートボード選手権大会」男子決勝2024.10.09今回で7回目の開催となった日本スケートボード選手権大会。今年新たに大阪府吹田市エキスポシティ内に出来たムラサキパークで開催された。第1回大会王者で、先月イタリアのローマで開催されたワールドゲームズでも世界王者となった佐々木音憧、第2回大会の王者で地元大阪出身の長井太雅、第4回大会王者佐々木来夢らが出場した。次世代ライダーが多く出場した今大会でファイナリストには、安倍来夢、松本浬璃、藪下桃兵、佐々木来夢、濱村大征、長井太雅、佐々木音憧、八島璃央と歴代王者や決勝常連が出揃った。 【ラン1本目】 準決勝の最終トライで決勝に滑り込んだ安倍来夢がいきなりフルメイクの82.30ptと今大会のレベルの高さを匂わせるスタートとなった。それぞれの選手が1本目からスコアをマークする中、最初にハイスコアを残したのが歴代王者の一人である長井太雅だ。 長井太雅のライディング 「バックサイド180ノーズピックグラインド」でスタートすると「ハーフキャブバックサイドノーズグラインド」、「トレフリップフロントサイドボードスライド」などをテンポよく繋いでいき「スイッチフロントサイド270リップスライド」や、さらには「バックサイドビッグスピンハリケーングラインドをラストトリックで決めるランでとフルメイクし92.53ptと2度目の日本王者獲得に視界は良好のように思えた。しかし、そんな長井をさらに上回ったのが世界王者の佐々木音憧だ。 佐々木音憧のライディング 「バックサイド360ポップショービット」、「フロントサイド180キックフリップ」、「バックサイドノーズブラントスライド」の3トリックをいきなり絶妙なテンポで繰り出していくと、「アーリーフロントサイド180スイッチバックサイドフィーブルグラインド」と「ノーリーヒールフリップフロントサイドノーズブラントスライド」をメイク。途中の「バックサイドビッグスピン」はミスしたものの、ラストの「ハーフキャブバックサイドスミスグラインド」を決めた。フルメイクとはならなかったが減点対象もなかったのか、95.05ptとハイエストスコアをマークした。 【ラン2本目】 そんな90点台が続出の流れに乗ったのが地元大阪の藪下桃平。 藪下桃平のライディング 「シュガーケーン」で勢いよく飛び出していくと、「キックフリップバックサイドリップスライド」や「ブラントストールキックフリップアウト」、「キャバレリアルボードスライドリバート」、「アーリーフロントサイド180スイッチバックサイド50-50グラインド」、そして最後は「ハードフリップバックサイドリップスライド」までフルメイクし1本目からさらにランをアップデートし90.94ptをマーク。さらに準決勝1位通過の八島璃央もこれに続く。 八島璃央のライディング 「キックフリップフロントサイドノーズグラインド」でスタートしていくと、高さのある「トレフリップ」、「スイッチフロントサイド270ボードスライドリバート」、「フロントサイド180ノーズピックグラインドリバート」などと繋いでいき、タイムアップギリギリで「キックフリップフロントサイドスミスグラインド」を決め切りフルメイクで92.19ptと4人目の90点台をマーク。暫定首位は佐々木音憧、2位長井、3位八島、4位藪下と続き、史上稀に見るランセクションでの90点台ハイスコア合戦を繰り広げトリックセクションへ。 【トリック1本目】 まずは藪下が「キックフリップバックサイドスミスグラインド」で84.14ptとハイスコアをマーク。しかし、ここからランセクション同様90点台ラッシュがスタートする。まずは長井が「バックサイドビッグスピンフロントサイドブラントスライドショービットアウト」をハンドレールで決め90.07pt。続いて佐々木音憧が「キャバレリアルバックサイドノーズブラントスライド」で94.90ptとここまでの最高得点を叩き出した。さらにはランセクション2本目で優勝に望みを繋いだ八島。「キックフリップフロントサイドオーバークルックドグラインド」を決め91.51ptと佐々木音憧をしっかりマークした。 八島璃央のライディング 【トリック2本目】 安倍来夢が「アーリーフロントサイド180スイッチフィーブルグラインドリバート」で81.20pt、藪下が「ビガースピンフリップフロントサイドボードスライド」で83.62ptを出して、まずスコアをフルマークさせた。 2本目でとんでもないスコアを叩き出したのは、ここまでマークしたスコアが全て90点台の佐々木音憧。 佐々木音憧のライディング 「キャバレリアルノーズグラインド」を完璧に決め、95.47ptとここまでの平均が95点以上という異次元のスコアをマークした。 【トリック3本目】 2本目に続き安倍が「アーリーウープのシュガーケーン」を決め90.19ptをマーク。ランセクションで2本ともラストトリックが決まらずフルメイクできなかったがトリックセクションで上位にくらいついたい濱村大征が奮起。 濱村大征のライディング トライ前に「1発で決めるんで」と宣言して挑んだ「ハードフリップバックサイドテールスライド」を宣言通りに、しかも完璧に成功させ94.68ptと佐々木音憧に続いてこの日2番目に高いスコアをマークした。 既に100点を出しても佐々木を上回れないため、表彰台争いとなった八島も「スイッチフロントサイドビッグスピンヒール」をステアで決め85.88ptと暫定で3位に上がった。 【トリック4本目】 4本目唯一のスコアメイク者となった長井。逆転優勝には96点付近のスコアを2本必要な状況だ。 長井太雅のライディング 「バックサイド270フロントサイドブラントスライド」を決めて91.96ptをマーク。この時点で佐々木音憧の優勝が決まった。 【トリック5本目】 順位争いに注目が集まったが果敢に攻めた最終トライでスコアメイク者が出ず順位が決まった。 勝利を称え合う佐々木音憧と長井太雅 左から長井、佐々木、八島の順 大会結果 世界王者、佐々木音憧が結果的に早々に勝負を決めた形となった今大会。次世代の台頭としては今大会で3位に入った東北の雄 八島璃央、国際大会の経験も着実に積んでいる藪下桃平、惜しくも準決勝で敗退としたが大阪の田渕利來は今後も期待できる逸材と感じた。しかし今大会には出場しなかったパリ五輪組、前回王者の小野寺吟雲、白井空良、さらには五輪連覇の日本の、いや世界の絶対王者堀米雄斗が前を走っている現状。次に続くのが世界大会で決勝常連となっている根附海龍、東京五輪出場の青木勇貴斗。この5本柱を追いかけるのが今大会で優勝した佐々木音憧を筆頭に、大阪の長井太雅、東京の濱村大征、茨城の松本浬璃、和歌山の甲斐穂澄、静岡の重延亜周の同世代組だ。日本女子同様熾烈になってきた日本のトップ争いだがスキルは非常に拮抗しているが、男子はここ一番での経験値や駆け引きでの差が大きいと筆者は感じる。だが、この経験値などの差も縮まってくると予想されるので今後の展開も非常に楽しみだ。最後にはなるが、やはり女子同様にリプレイ検証がなかったことがどうしても気になってしまう。女子に限らず男子もさらに複雑な複合トリックを各ライダーがトライし合っている中でボードやトラックの掛かり方一つで大きく順位が変わってしまいかねないレベルまで来ている。これらが次の大会には改善されることを切に願う。
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danceBBOY Shigekixが出演しているCM!?渋谷駅地下2階に突如登場した「Damon(ダモン)」ブースに行ってみた。アース製薬株式会社は、においの元のよごれが見えるマウスウォッシュの新製品『Damon (ダモン)』の新テレビCM「ラップ&ブレイキン」編を10月7日(月)より全国で順次放送を開始。なお本テレビCMには日本を代表するブレイクダンサーShigekix(半井 重幸)が起用されており、CM内では彼のダイナミックかつキレのあるダンスパフォーマンスも見られるので要チェックだ。また新テレビCM放送を記念し、同日10月7日(月)から10月13日(日)までの1週間にて、スティックタイプの『ダモン リラックスミント』がもらえるピールオフ広告が渋谷駅構内の「PickUpランキン 渋谷ちかみち」とOsaka Metro御堂筋線なんば駅の「改札外通路壁面」にて掲出されている。 FINEPLAY編集部が渋谷駅構内にある『Damon (ダモン)』ブースに突撃! なお今回はBBOY Shigekixが登場しているピールオフ広告が掲出されていると聞きつけたFINEPLAY編集部が渋谷駅構内の広告ブースに直行。掲出場所としてはハチ公方面から地下2階に降りた東急田園都市線/東急メトロ半蔵門線改札横のコンコースの「PickUpランキン 渋谷ちかみち」に設置されていた。 Shigekixの顔写真があしらわれた大型ボード 現場に行くとまず目に飛び込んでくるのは「Damon (ダモン)」の商品を片手に笑顔で通行人を迎えるShigekixの顔写真の大きなボード。青ベースの背景に黄色いベストを着た彼の姿は思わず目を引く。 ブースでは『Damon (ダモン)』の新テレビCMを鑑賞できる そのボードを回り込むと現れるのがメインブースだ。中央にはモニターが設置され、『Damon (ダモン)』の新テレビCM「ラップ&ブレイキン」編が流されており、Shigekixのダンスパフォーマンスも含めて実際に放送されているCMを鑑賞することができる。 インパクトのある両サイドの大型ボード そしてそのモニターを挟むように設置されているのが両サイドの大型ボード。大きな口のイラストがまるで息を吐いているような形でサンプルが貼り付けられていてとにかくインパクトのあるこのデザイン。なおサンプルはピールオフできるようになっており、ご自由にお持ち帰り可能。またサンプルを全部剥がすとその下にはあるデザインが隠れているとのことだ。是非みんなで力を合わせて全部剥がして何が隠れているのか確認してみて欲しい。 いろいろなフレーズが記載されたサンプルの数々 ピールオフ式なので簡単に剥がして持ち帰れる 今回は編集部の人間も実際にサンプルのピールオフを体験。よくよく見るとサンプルのイラストにもいくつかデザインがあるようなので、自分の気になるサンプルを是非選んで剥がしてみよう。どのイラストもそれぞれ結構心の繊細なところにグサッと刺さるフレーズが多く、思わず口臭ケアを後押しさせられる(笑) サンプルの中身 サンプルを袋から出すと、中にはスティックタイプの『ダモン リラックスミント (12mL 1本)』と商品特徴と使用方法が記載されていた。実際にその通りに商品を使ってみると口の中がスッキリと洗浄され、爽やかな息が続く体験が得られた。是非皆さんも渋谷駅もしくはなんば駅に訪れた際には、Shigekixに会いに行きがてらサンプルをピールオフして使ってみては? 『Damon (ダモン)』ピールオフ広告概要 PickUpランキン 渋谷ちかみち内のピールオフ広告 スティックタイプの『ダモン リラックスミント (12mL 1本)』がもらえるピールオフ広告を渋谷駅構内の「PickUpランキン 渋谷ちかみち」と、Osaka Metro御堂筋線なんば駅の「改札外通路壁面」にて掲出。 期間:2024年10月7日(月)~2024年10月13日(日)場所:PickUpランキン 渋谷ちかみち (渋谷駅構内) Osaka Metro御堂筋線なんば駅 改札外通路壁面※本件に関する、駅係員へのお問い合わせはご遠慮ください。※『ダモン リラックスミント(12mL 1本)』は無くなり次第、配布終了となります。※掲出内容や期間は予告なく変更になる可能性がございます。 商品情報 ダモン リラックスミント 380mLダモン ブライトレモン 380mLダモン リラックスミント 12mL 5本入 商品名:(1) ダモン リラックスミント 380mL (2) ダモン ブライトレモン 380mL (3) ダモン リラックスミント 12mL 5本入分類:化粧品/洗口液使用目安:(1)、(2)1回適量約10~20mL、 (3)1回1包(12mL)効果効能:口臭の防止、口中を浄化する商品特長:●お口のよごれを除去し、清潔な息に。●はき出すと、口臭の原因でもあるタンパク質よごれが見える洗浄体験。●すっきり爽快な使い心地のリラックスミントの香味と、すっきりフレッシュな使い心地のブライトレモンの香味。●クリアオレンジの液色。●歯やお口のことを考えたオリジナル処方。●380mLのボトルタイプのほか、持ち運びに便利なスティックタイプもご用意。
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skate日本女子ストリートの戦国時代がいよいよ本格化か?!「第7回マイナビ 日本スケートボード選手権大会」女子決勝2024.10.08今回で7回目の開催となった「日本スケートボード選手権大会」。パリ五輪にて金メダリストの吉沢恋、同じく銀メダリストの赤間凛音など、日本人ライダーの活躍、彼女らの出場により注目が集まった今大会の女子ストリート種目。熾烈極める日本女子ストリートの決勝に名を連ねたのは、尾関萌衣、大西七海、上村葵、丹野莉愛、松本雪聖、赤間凛音、吉沢恋、織田夢海の8名となった。 【ラン1本目】 まずランの1本目で良い動きを見せたのは次世代で注目株の一人、宮城出身の丹野莉愛だ。 丹野莉愛のライディング スピードに乗った「フロントサイドリップスライド」でスタートしていくと、勢いそのまま減速することなく「キックフリップ」、再びハンドレールで「フロントサイドフィーブルグラインド」、ラストはバンクを利用した「バックサイドビッグスピン」と終始流れるようなフロウでフルメイクし70.37ptと決勝で最初の70点台をマークし後続選手にプレッシャーをかけた。優勝候補の一人、熊本の松本雪聖も終盤まで完璧なランを見せたがラストトリックを決めきれず70点台には届かなかった。1本目から貫禄を見せたのがパリ五輪女王の吉沢恋だ。 吉沢恋のライディング 「キックフリップフロントサイドボードスライド」でスタートすると、「バックサイドリップスライド」、「ブラントストールフロントサイド180アウト」などを織り混ぜながらパークの構造を上手く利用していき「バックサイドノーズスライドビッグスピンアウト」、最後はハンドレールで「バックサイドスミスグラインド」を難なく決め75.58ptとトップで1本目を終えた。 【ラン2本目】 2本目では次世代注目株の一人、兵庫の大西七海が安定したランをしっかりフルメイクし71.16ptとハイスコア、丹野もハンドレールのトリックをアップデートして73.46ptとスコアを上げてきた。松本はラストトリックのバンクから飛び出す「ビッグフロントサイド180」を狙ったが1本目同様にミス、足の怪我がまだ本調子ではないのかランでフルメイクすることはできなかった。後続をさらに突き放したい吉沢もバンクトゥバンクのトリックを「トレフリップ」にアップデートし78.56ptとさらにスコアを伸ばした。優勝争いにはランでのハイスコアが必須な状況で1本目にフルメイクできずプレッシャーのかかる中、見事に跳ね除けたのがパリ五輪銀メダリストの赤間だ。 赤間凛音のライディング 得意の「バーレーグラインドリバート」でスタートしていくと「バックサイドスミスグラインド」、返しのバンクトゥバンクで「フロントサイドビッグスピン」と得意トリックを確実に繋いでいく。さらには「フロントサイド270リップスライド」、ラストは下りのレッジで「フロントサイド180ノーズピックグラインド」を決めフルメイクし78.56ptと吉沢を0.04ポイント差でピッタリ付ける形でマークした。 1本目のフルメイクで感触を確かめ2本目は確実に上げてくると予想されたのはディフェンディングチャンピオンの織田。 織田夢海のライディング 「キックフリップフロントサイドボードスライド」を皮切りに「バックサイドオーバークルックドグラインド」、返しで「フロントサイドブラントスライド」、ピラミッドでは「バックサイドキックフリップ」、ラストは「キックフリップバックサイド50-50グラインド」と完璧にフルメイクし76.22ptとこちらも吉沢、赤間をピッタリマークした。ランを終えて暫定首位は吉沢、次いで赤間、織田、丹野、大西となりここまでが70点台をマークしている状況でトリックセクションへ。 【トリック1本目】 1本目でいきなりハイスコアをマークしたのが地元開催となった大阪の上村葵。前日に足を痛めていた影響からかランでは精細を欠いてしまった上村だったがトリックセクションでいきなり見せた。バンクトゥスロープレールで「バックサイドノーズブラントスライド」を完璧に決め、ファイナリスト最初の80点台となる81.24ptをマーク。身体の調子が万全ではなく歯痒い思いをしていたが、これには本人も納得の笑顔だった。これに続いたのが赤間。「ハリケーングラインド」を決め80.82ptをマーク。 赤間凛音のライディング 【トリック2本目】 2本目ではランで出遅れた松本が「キックフリップフロントサイドボードスライドフェイキー」を完璧に決め81.20ptのハイスコアで遅れを取り戻しにかかる。一方で1本目でスコアメイクしたライダーが次々とミスする中、ここで織田が伝家の宝刀を披露。 織田夢海のライディング 前回大会もこの技で制し、数々の世界大会でも世界最高得点を叩き出してきた「キックフリップフロントサイドフィーブルグラインド」を完璧に決め92.30ptと今大会女子で初の90点台をマークした。 そしてファイナル最初のフルマークを達成したのが赤間だ。ハンドレールで「フロントサイド270リップスライド」を1発で仕留め1本目同様80.82ptをスコアすると暫定首位に立った。 【トリック3本目】 3本目では、大西が「バックサイド50-50からのキックフリップアウト」をスロープレールで決め80.33ptとスコアをフルマークした。続く丹野は「バックサイド270リップスライド」を決め86.71ptとここまで織田に続く2番目に高いスコアを出し優勝争いに可能性を繋いだ。 丹野莉愛のライディング さらに松本がこれを凌ぐスコアを叩き出した。「キックフリップバックサイドリップスライド」をハンドレールで決め、88.04ptのハイスコアを出しフルマークし暫定2位に浮上。ここまで暫定首位は赤間、続いて松本、丹野、大西とここまでがフルマークして折り返す展開に。 【トリック4本目】 そして勝負が動いたのがこの4本目だ。まずは上村がハンドレールで「フロントサイドブラントスライドショービットアウト」をお手つきしながらも決め80.07ptをマーク。お手つきがなければ90点近いスコアの可能性もあっただけに今後に期待を寄せられるトライとなった。ここまで苦戦していた尾関萌衣も「キックフリップフロントサイドボードスライド」をバランスを崩しながらもなんとか持ち堪え69.24ptとスコアをフルマークし今後に繋げた。これからの活躍が楽しみな岐阜出身の12歳だ。一気に勝負を決めたい織田。「バックサイドクルックドグラインドノーリーキックフリップアウト」を寸分の狂いもなく完璧に決め93.35ptとフルマークと同時に首位に浮上。 織田夢海のライディング ここまで3回の失敗で後がなくなった吉沢。トライし続けるのはパリ五輪で金メダルを掴み取った技だ。 吉沢恋のライディング 「ビッグスピンフリップフロントサイドボードスライド」をここでようやく成功し90.30ptをマークし優勝争いに望みを繋いだ。ここ一番の勝負強さはやはり彼女の持ち味だろう。優勝争いに食い込むためにも、さらにスコアアップを狙いたいのは赤間。 赤間凛音のライディング 「フロントサイドフィーブルグラインドフロントサイド180アウト」を決めた。本人も乗れると思わなかったのか驚きの表情が溢れ出した。スコアは89.24ptと僅かに90点台には届かなかったが暫定3位につけた。 【トリック5本目】 勝負をかけなければならない最終トライ。暫定首位を走るディフェンディングチャンピオンの織田はスロープレールで「キックフリップバックサイドスミスグラインド」を狙うも決められず後続の結果を待つことに。表彰台圏内を狙うべく大西が繰り出しのは「フロントサイドブラントスライドキックフリップアウトフェイキー」だったが惜しくも決められず。次々とミスする中、上村も「バックサイド180スイッチフロントスミスグラインドリバースアウト」、通称ベネットグラインドリバートを狙ったが惜しくもトラックがしっかりかからず18.72ptとなった。逆転での優勝には92.98ptが必要な吉沢。彼女の実力なら十分出せる可能性のある得点差で選んだトリックは。 吉沢恋のライディング 「ハリケーングラインド」でスコアは80.78ptと暫定2位に浮上。後がないトライだったので成功率の高い得意技で確実に表彰台を狙ったのだろう。このあたりの勝負勘鋭さは15歳とは思えない非凡なものを感じ、数々の世界大会で優勝争いをし身につけてきたものだろう。女子決勝の締めくくりとなる赤間。優勝するには96.08pt、2位を獲得するのは81.89ptが必要な状況だ。彼女が最後に選んだトリックはスロープレールでの「バックサイドスミスグラインドフロントサイド180」だったが決めきれなかった。この瞬間織田の日本スケートボード選手権2連覇達成が決まった。 織田の優勝を称えるライダーたち 優勝した織田と準優勝の吉沢※3位の赤間は都合により表彰式へは不参加 【大会結果】 パリ五輪出場を逃して悔しい思いをしていた織田夢海が連覇という形で終えたマイナビ日本スケートボード選手権大会女子。やはり一発の爆発力では織田が優勢だった。またパリ五輪女王の吉沢恋も勝負所をよく理解しており、戦略家であることを今大会で示した。独自のトリックチョイスで世界から高い評価を受けている赤間凛音も「ビッグスピンヒールフリップ」や最後に見せた「バックサイドスミスグラインドからのフロントサイド180アウト」という可能性がさらに広がる動きを見せ今後にも期待させる動きを見せた。次世代筆頭株である上村葵も足の怪我が惜しかったもののベストトリックで見せた「バックサイドノーズブラントスライド」、「フロントサイドブラントスライドショービットアウト」、さらには「ベネットグラインドリバート」などこれまでより一皮剥けつつある印象でこちらも非常に楽しみな要素となった。そして、次世代でさらに新鋭の登場となった今大会。まずは徐々に頭角を表していた兵庫出身の大西七海。ランでも70点台と着実にベースをあげてきており、トリックセクションではレールでの「バックサイド50-50からのキックフリップアウト」は世界女王のクロエ・コベルを彷彿とさせる動きであり、さらにはスロープレールでみせた「フロントサイドブラントスライドキックフリップフェイキー」(こちらは惜しくも決まらずだったが)など日本女子トップ常連組を脅かすトリックを持っていることを証明した。驚いたのがこのトリックを思いついて初めて成功したのがこの大会の1週間前だったという。これを本番でトライするスケートボーダーマインドも今後の可能性、期待を持たせる逸材だ。もう一人、宮城出身の丹野莉愛も今後の注目ライダーだ。スピード感のあるライディングで一つ一つのトリックの完成度が非常に高い。ランではベーシックなトリックが中心だが決してスピードで誤魔化しているようなライディングではなくしっかり成功させると同時にフロウも持ち合わせている。ランで見せた「バックサイド360」や「バックサイドビッグスピン」も女子ライダーではあまりトライするライダーはおらず非常に楽しみだ。トリックセクションでも同郷の先輩である赤間とは逆の「バックサイド270リップスライド」をハンドレールで決めるなどこちらも非常に今後楽しみなスキルだと筆者は感じた。ただ、これら以外のトリックがまだ発展途上なのか見受けられず今後に期待といった評価となった。今大会のファイナリストに加え、不出場となった東京五輪女王の西矢椛、東京五輪銅メダリストでパリ五輪ファイナリストの中山楓奈、今年X Gamesなど数々の世界タイトル獲得や表彰台に登っている伊藤美優など世界ランカーを多く有する日本女子ストリートの戦国時代がいよいよ本格化していく予感を強く感じさせる大会となった。 最後に 最後に一つ筆者が大きく気になったのが、ジャッジがスコアを付ける際にリプレイ検証がなかったことだ。これだけ複雑化してきた難易度の高いトリックが連発している中、リプレイを見ずにトリック判定が正確に出来るものなのだろうか?現に準決勝で赤間がトライした技で本人はスコアマークの意思を示していたが、ジャッジの判定はしっかりトラックがかかっていなかったということで非常に低い点が出て赤間自身が困惑している表情が映し出されていた。現在のルール上、完璧に決まっていなければ減点となり次に同じトリックを完璧に決めたとしても前のトライが練習とみなされ大幅な減点となる。このためライダー自身がスコアをマークしない意思を表示することによって次に同じトリックを完璧に決めればしっかりフルで得点が出せるのである。このため赤間はしっかり決まっていないのであれば意思表示をするものと思われたが、これをしなかったということは本人の中では決まっているという判断だと推測した。ジャッジ次第では本人も違うトリックで挽回しようと切り替えたのかもしれないが、日本代表に入るなど結果を大きく左右しかねないジャッジのスコアに掛かる部分だと思うのでこちらはなんとも疑問の残る部分だったと感じてしまう。今後の大会はもっと選手たちに寄り添った形で大会運営がなされることを期待している。
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bmx悪天候にも負けずに繰り広げられた国内最高峰の選手たちによる熾烈な戦い「マイナビ Japan Cup Yokosuka」BMXフリースタイル・パーク/フラットランド種目2024.10.07BMXフリースタイル「マイナビ Japan Cup Yokosuka」がうみかぜ公園 (神奈川県横須賀市)にて、2024年9月26日(木)、28日(土)、29(日)の3日間に渡り開催され、パーク種目にて男子は中村輪夢選手が、女子は小澤美晴選手が優勝。フラットランド種目では男子で片桐悠選手が、女子は吉村想花選手が優勝を果たした。 神奈川県横須賀市の全面バックアップの下、2022年から開催されている本大会は今回で3回目。今回も世界を舞台に活躍する実力派日本人選手や次世代の注目選手が出場し、フリースタイル・パークではキッズ4アンダーから男女エリートまで計13カテゴリー、フラットランドでは6アンダーから男女エリートまで計10カテゴリーの選手たちによって、ハイレベルな競技が繰り広げられた。 また昨年から国際自転車競技連合(UCI)のClass1(通称C1)カテゴリに当たる「国際大会」として開催されており、今回も大会結果が世界大会出場に直結するため、国内の有力選手だけでなく韓国人ライダーも出場した。 そして会場となったうみかぜ公園はダートジャンプコースやスケートパークが併設された公園でありBMXライダーたちにはお馴染みのBMXシーンを牽引してきた聖地の一つ。近年ではストリートの大会としてBMXメディアのMOTOBUNKAが主催する「MOTO-CUP」も開催されるなど、さらに神奈川から国内外へBMXのカルチャーを発信する中心地としてもこの横須賀の「うみかぜ公園」は注目を集めている。 そんなBMXのカルチャーが根付くこの地に開催された今大会は、2022年から大会レガシーとして残されているセクションを中心に会場が設営された。なお今回は天候不良により27日(金)と29日(日)のプログラムは中止となり、エリートカテゴリーは女子フラットランドを除き、28日(土)に行われた予選の結果を最終順位として採用となった。 以下は、今大会注目のパーク種目エリートカテゴリー入賞者のライディングを紹介 BMXフリースタイルパーク種目にて、男子はパリ五輪5位入賞の中村輪夢が、女子はその強さ止まるところ知らない小澤美晴が優勝。 男子エリート 男子エリートクラスは、決勝が中止となったことから結果的に参加選手16名の中から予選の成績を元に今大会の優勝者を決めることになった。今回は優勝候補の中村輪夢と溝垣丈司、小澤楓など国内外で活躍する日本人選手たちに韓国人選手のキム・ヨンホを加えたアジアトップクラスの選手たちによりハイレベルな戦いが繰り広げた。なお予選はラン2本のスコアのアベレージが最終スコアとして採用されるフォーマットだ。 中村輪夢のライディング©︎Naoki Gaman / JFBF そんな戦いの中、圧倒的な得点差で優勝を果たしたのは中村輪夢。この夏世界中を感動の渦に巻き込んだパリオリンピックでは5位入賞、先日の「X Games Chiba 2024」では銀メダルを獲得し、今後の更なる活躍に期待が集まっている彼。 ラン1本目は「バックフリップ・バースピン to バーバック」や「フレア・ダブルバースピン」、「バースピン720」など高難度トリックの数々を余裕の走りでメイクすると、ラン2本目では1本目のトリックの精度を上げ、「バックフリップ・バースピン to バーバック to バースピン」や「タックノーハンド720」、「360インバート」などスタイルもしっかり取り入れたランで今大会最高得点をマークし昨年大会に引き続き2連覇を果たした。 小澤楓のライディング ©︎Naoki Gaman / JFBF 準優勝は前回の名古屋大会の覇者である小澤楓。ひとつひとつのトリックの精度の高さにい定評のある彼は、ラン1本目にてボックスジャンプでバックワーズの面ピタ「360」からランを始めると「バックフリップ ・ダブルバースピン」や「フレア」など高難度のトリックを次々にメイク。最後はスパイン to スパインのセクションで「ディップスリー」を2連続で決めて見せた。ラン2本目では1本目のアップデートを目指し「バックフリップ・テールウィップ」や、スパイン to スパインでの「トラックドライバー」と「360・テールウィップ 」など見事メイクしてフルメイクでランを終えたが、中村には一歩と届かず今大会は2位という結果となった。 松本翔海のライディング ©︎Naoki Gaman / JFBF 3位は15歳の最年少ライダーとして頭角を表している松本翔海。ラン1本目では「バックフリップ・テールウィップ 」や「ダブルトラックドライバー」、「720」をはじめとした高難度トリックを数々メイクしフルメイクで終えると、2本目では1本目のルーティンの中で「バックフリップ・テールウィップ」の完成度を上げて、スパインでの「バックフリップ」やクオーターでの「540・バースピン」などさらにトリックセレクションをアップデートしたライディングで高得点を叩き出し、今回表彰台の座を手にした。 女子エリート 一方、女子エリートクラスは東京オリンピック日本代表の大池水杜と現全日本チャンピオンの内藤寧々、そして国際大会で優勝を含む見事な好成績を残し鮮烈なエリートデビューを果たした小澤美晴を含む8名で争われた。ただコース上はかなり風に煽られる展開に各選手が苦戦する様子が見受けられた。 小澤美晴のライディング ©︎Naoki Gaman / JFBF 今回、見事優勝を収めたのはここ最近国際大会での活躍が顕著な小澤美晴。女子の中では世界最高峰と言われるほどのトリックセレクションを有する彼女は1本目からボックスジャンプでの「トラックドライバー」や「テールウィップ」を始め、スパイン to スパインでの「トボガン」や「キャンキャン」そして最後はクオーターでの「X-Up」まで見事なトリックアフタートリックを見せた。ラン2本目では強い風が吹いている中にも関わらず見事な「バックフリップ」をボックスジャンプでメイクすると、クオーターでも完璧なペダルキャッチの「テールウィップ」やスパインでの「360」など女子では一筋縄では決め切れないトリックを余裕を持ってメイクする姿に強さを感じた。今大会の優勝により国内大会は名古屋大会に続き2連覇。来月の全日本選手権での活躍にも期待だ。 山本結花のライディング ©︎Naoki Gaman / JFBF 準優勝は小澤と同じく若手ライダーとして成長著しい山本結花。豪快なエアーの中にスタイル溢れるトリックを入れてくる彼女はラン1本目で、ボックスジャンプでの「360」やクオーターでの「テールウィップ」、そしてスパイン to スパインをトランジションに使用すると最後はクオーターで「540」を綺麗にメイクした。ラン2本目では1本目をアップデートはできなかったがクオーターでの「テールウィップ」や「アリウープ・X-Up」は彼女のスタイルを感じるものだった。1本目のランが高評価を受け平均点を伸ばし見事2位を勝ち取った。 内藤寧々のライディング ©︎Naoki Gaman / JFBF 3位は日本代表として国内の女子BMXフリースタイル界を牽引する内藤寧々。ラン1本目ではビッククオーターでのダイナミックな「ルックバック」を皮切りに、クオーターでの「テールウィップ」、そしてスパイン to スパインでの「X-Up」と「ターンダウン」の2連続をメイクしフルメイクでランを終えた。ラン2本目では全体的にパークを使いながら各セクションでトリックを加えていくライディングに変更。中盤ではクオーターからスパイン to スパインでのトリックアフタートリックで「X-Up」、「ターンダウン」、「X-Up」と繋いでいくも風の影響もあってか、どこかトリックは温存しているような雰囲気だったが予選の結果が最終成績となったため今回は惜しくも3位で大会を終えた。 大会結果 BMXフリースタイル・パーク ©︎Naoki Gaman / JFBF <男子エリート>優勝: 中村 輪夢 (ナカムラ・リム) / 90.38pt準優勝: 小澤 楓 (オザワ・カエデ) / 82.00pt第3位: 松本 翔海 (マツモト・ショア) / 75.63pt ©︎Naoki Gaman / JFBF <女子エリート>優勝: 小澤 美晴 (オザワ・ミハル) / 76.75pt準優勝: 山本 結花 (ヤマモト ユイカ) / 62.25pt第3位: 内藤 寧々 (ナイトウ・ネネ) / 60.38pt <キッズ4アンダー>優勝: ナカジマ・ソウシ / 61.00pt準優勝: イワサキ・ウタ / 53.00pt <キッズ5-6>優勝: サカキバラ・カナタ / 67.27pt準優勝: ウチヤマ・ナル / 66.90pt第3位: ハットリ・アオイ / 63.67pt <ガールズ7-9>優勝: ハシモト・コトハ / 74.75pt準優勝: ウメバヤシ・ユマ / 73.63pt第3位: ニワ・ココロ / 68.75pt <ボーイズ7-8>優勝: マスイ・チアキ / 80.50pt準優勝: コジマ・ルカ / 61.13pt第3位: コバヤシ・アラタ / 55.20pt <ガールズ10-12>優勝: ホソカワ・イロハ / 79.00pt準優勝: イノウエ・アオイ / 72.50pt第3位: ハマダ・ルル / 63.38pt <ボーイズ9-10>優勝: タカハシ・ヒサシ / 74.38pt準優勝: サイキ・タスク / 74.13pt第3位: ミズノ・コウメイ / 72.00pt <ボーイズ11-12>優勝: タニモト・リョウガ / 79.13pt準優勝: ニワ・コウキ / 73.88pt第3位: イラブ・ルナ/ 73.25pt <女子13-15>優勝: オクザキ・トモカ / 67.50pt準優勝: シライ・レエナ / 66.50pt第3位: ヨシダ・ミオ / 64.38pt <男子13-15>優勝: ハヤシ・ショウゴ / 86.00pt準優勝: シミズ・ハル / 84.33pt第3位: ニシシタ・シオン/ 80.00pt <エキスパート>優勝: エンドウ・リクト / 60.67pt準優勝: ナカガワ・ミズキ / 58.83pt第3位: オカモト・リュウキ / 50.67pt <30オーバー>優勝: イシイ・コウスケ / 65.00pt準優勝: シモノ・マサシ / 64.67pt第3位: ハマダ・タカシ / 56.30pt BMXフラットランド ©︎Satoshi Saijo / JFBF <男子エリート>優勝: 片桐 悠 (カタギリ・ユウ) / 89.75pt準優勝: 佐々木 元 (ササキ・モト) / 88.25pt第3位: 伊藤 真人 (イトウ・マサト) / 85.00pt ©︎Satoshi Saijo / JFBF <女子エリート>優勝: 吉村 想花 (ヨシムラ・ソナ) / 79.50pt準優勝: 鈴木 仁菜 (スズキ・ニナ) / 79.25pt第3位: 清宗 ゆい (キヨムネ・ユイ) / 70.25pt <キッズ6アンダー>優勝: サエキ・ミア / 49.33pt準優勝: ハラフジ・ミナル / 44.33pt <ガールズロー>優勝: マスブチ・シズク / 52.33pt準優勝: ヤマザキ・キッカ / 49.67pt第3位: オカザキ サラ / 48.00pt <ボーイズ7-9>優勝: クラウチ・レオ / 56.33pt準優勝: ハラフジ・ジョウジ / 54.00pt第3位: ヤマモト・ショウキ / 49.00pt <ガールズハイ>優勝: ホンムラ・カリン / 77.00pt準優勝: タグチ・シホ / 69.00pt第3位: カドイ・ヒマリ / 66.67pt <エキスパート>優勝: ハヤシ・セオン / 78.00pt準優勝: アカシ・キョウヤ / 77.67pt第3位: ワタナベ・ソウタ/ 77.33pt <30オーバー>優勝: フジイ・セイジ / 73.00pt準優勝: ハマダ・タカシ / 72.33pt第3位: ヤマシタ・ノブオ / 69.00pt 大会概要 ⼤会名称 : 「マイナビ Japan Cup Yokosuka」開催期間 : 2024年9月26日(木)、28日(土)、29(日) - 3日間 -※詳細は公式HPをご覧ください。大会会場::神奈川県横須賀市 うみかぜ公園(神奈川県横須賀市平成町3-23)主催: 一般社団法人 全日本フリースタイルBMX連盟(JFBF)共催:横須賀市後援:一般社団法人 日本アーバンスポーツ支援協議会特別協賛:株式会社 マイナビ協賛:鎌ケ谷巧業株式会社、横須賀ビール 企業版ふるさと納税:一般社団法人防災・防犯自販機協会、株式会社地域みらいコンサルティング エントリー数::パーク132人(うち海外選手1名)、フラットランド82名
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others次世代を担うライダーたちを表彰する「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS NEXT GENERATION 2024」授賞式2024.10.022022年から行われている次世代を担うライダーを表彰する「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS NEXT GENERATION」2024年度の受賞者が2024年9月20日(金)~22日(日)に幕張メッセ(千葉県千葉市幕張)で開催された「X Games Chiba 2024」の中で発表され授賞式が行われた。 元来「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS」は2014年から2019年まで6回開催されてきた「サーフィン」、「スケートボード」、「スノーボード」といったアクションスポーツの世界で活躍し、シーンの発展に貢献したライダー・個人・団体を表彰するアワードだ。これまでに男子では五十嵐カノアや平野歩夢、堀米雄斗、女子では西村碧莉、村瀬心椛、都筑有夢路といった世界中に名を馳せる、今もなおアクションスポーツ界を牽引するトップライダーたちが受賞してきた。 そしてこのアワードでは、アクションスポーツをメジャースポーツのように認知を拡大すること、さらには子供たちが憧れるようなヒーローやスターを世間一般に知ってもらうきっかけを与えることを目的としてきたが、近年アクションスポーツは日本人選手のめざましい活躍により、各種メディアで連日取り上げられては注目を集めている。 そういった現状を踏まえ、2022年から「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS NEXT GENERATION」と題し、アクションスポーツ界の次世代を担う選手にスポットライトを当て、そのような選手をマスメディアや世の中に広めるためのアワードへと進化した背景がある。 そんな本アワードで受賞した男女6名の若手トップライダーを紹介。 男子サーフィン:小野 里弦(オノ・リオ) 現在17歳のオリンピック強化指定選手。ISA世界ジュニア選手権U16にて13位になると、第31回・第32回ジュニアオープンサーフィン選手権大会ではU18にて優勝し2連覇を達成。今年の「2024 Surf City Elsalvador ISA World Junior Surfing Championship」の日本代表として出場した。 受賞コメント「 今回受賞できて本当に嬉しいです。小さい頃はスケートボードもやっていたのでX Gamesのことは知っていました。今回このアクションスポーツの大きな大会であるX Gamesの場で表彰してもらえて嬉しいです。」 女子サーフィン:池田 未来(イケダ・ミライ) 国内外問わず様々な主要大会で好成績を残している日本を代表する若手プロサーファー。11歳8ヶ月でJPSA最年少プロ資格を獲得すると2022年の「ISA World Junior Surfing Championship」U-16 Girls にて個人3位入賞を皮切りに様々な国際大会で入賞。今年2024年ではWSL QS5,000「Krui Pro」とWSL「Krui Pro Junior」優勝を成し遂げるなど今大注目の選手。 受賞コメント 「本アワードを受賞することができてとても嬉しいです。2020年からオリンピック種目に入ったことで注目されているこのサーフィンで、今後もトップリーグで戦うこととロスオリンピック出場を目指して頑張ります。応援宜しくお願いします。」 男子スケートボード:小野寺 吟雲(オノデラ・ギンウ) “Ginwoo”の愛称で親しまれる世界的に有名なスケーター。その人気と知名度は業界トップクラスを誇る。7歳から本格的に競技を始めると、翌年にはヨーロッパで開催された大会に史上最年少で出場し、大人顔負けの圧倒的なスキルを見せつけ高く評価されるなど、その才能を一気に開花。以降は、海外から招待を受けた大会を中心に好成績を残し、2022年11月にアマの有力選手が集う世界的大会Tampa Am(米国開催)にて歴代最高得点を最年少でたたき出し一位で予選通過、世界2位に輝く。また、同月に開催された日本スケートボード選手権大会では初出場で優勝し、強化指定選手のSランクを獲得。さらに2023年初戦となるアラブ首長国連邦(UAE)シャルジャで開催された世界選手権では、同種目史上最年少メダルとなる3位に輝いた。 受賞コメント「今回受賞できて嬉しいです!(授賞式の場である)今年のX Gamesはずっと楽しみにしていきましたが、ここ1ヶ月くらい怪我で乗れなかったので出られるかわかりませんでした。でもX Gamesは自分の大好きな空間で出ることへのワクワクがあったのでなんとか直しました。これからも自分の大好きなスケートを全力で見せたいと思っているので応援よろしくお願いします。」 女子スケートボード:赤間 凛音(アカマ・リズ) パリ2024オリンピック女子スケートボード・ストリート種目銀メダリスト。他の選手と違う独自のトリックチョイスとセンスを強みとする彼女は、2019年の全日本選手権2位入賞を皮切りに様々な国際大会で入賞。2022年世界選手権で4位になると翌年の第3戦WST Romeで優勝を成し遂げ、今年はオリンピック予選シリーズ上海大会で準優勝し、パリの舞台での銀メダルに繋げた。なお本授賞式直前に行われたX Games Chiba 2024では銅メダルを獲得するなど強さを示し続けている。 受賞コメント「日本で開催されたX Gamesでメダルを取れたことは嬉しいですし今回このアワードも受賞できて嬉しいです。自分は他のスケーターがやらないトリックが得意なので、いつもスケートでも自分らしいスタイルを見せることを意識しています。次の大きな目標はロスオリンピックで金メダルを取ることなので応援よろしくお願いします。」 男子スノーボード:山田 琉聖(ヤマダ・リュウセイ) 5歳からスノーボードを始めると、2016年に地元札幌のばんけいスキー場にてワールドカップが開催され、国内最大級のハーフパイプが完成したことをきっかけに当時10歳ながらもハーフパイプの楽しさに魅了され本格的に競技を始めた。初年度からFISスノーボードジャパンカップ小学3・4年生の部にて準優勝すると、14歳で初出場したFIS全日本選手権にて6位入賞。全日本強化指定選手に選抜され、16歳からはワールドカップで世界を転戦しつつ、国内ではFIS全日本選手権(鯵ヶ沢大会)で初優勝を果たす。その後17歳でワールドカップ5位入賞やユース五輪冬季大会で銅メダルを獲得するなど快進撃を続け、ミラノ・コルティナ2026オリンピック出場を目指す成長株。 受賞コメント「トロフィーが結構重たいです。最初は受賞したことが信じられなかったんですが、このトロフィーをもらって実感が湧いてきました。X Gamesにはまだ出たことがないのですが、自分は独創的なトリックだったり他の人と被らないようなライディングを意識してるので是非見てほしいです。」 女子スノーボード:深田 茉莉(フカダ・マリ) 本格的に競技を始めたのは13歳の頃にもかかわらず、その後約2年半という期間の短さで初出場した「2022年ワールドカップ コッパーマウンテン大会」で初優勝を決めるほど才能溢れるスノーボーダー。その翌月に行われた世界最高峰のコンテストである「X Games Aspen 2023」にも招待されると「FSダブルコーク1080」や「BSダブルコーク1260」を成功させ表彰台まであと一歩となる4位に食い込んだ。高回転を巧みに操り、メンズ顔負けのスタイルでストンプする彼女は長時間の練習を日課とする努力家。ミラノ・コルティナ2026オリンピックでの活躍を鋭く見据えている。 受賞コメント「普通の賞ではなくてルーキーとして頂くことができたこのアワードなので、今後もルーキーとしてもっと頑張りたいと思います。ウィンターのX Gamesには1回出たことがあるのですが、コースが大きいので観客との距離があります。でもこの会場を見てスケートボードは観客席と近いので迫力があるなと思いました。今後は1440という4回転するトリックを先輩ライダーの村瀬心椛が決めているので自分も同じように高回転トリックをできるように練習して昨シーズンより良い結果を出して優勝したいと思っています。」 JASAとは ジャパン・アクション・スポーツ・アソシエーション(JASA) は競合するアクションスポーツメーカー、小売、そしてアクションスポーツに関連する企業が協力し、日本のアクションスポーツ業界活性及び発展を目的として設立された一般社団法人。アクションスポーツ( サーフィン、スノーボーディング、スケートボーディング等) を通して国民がより多く楽しめるスポーツ活動を普及するため、各種スポーツ教室・大会の開催やスポーツ振興に関する事業を行い、国民の心身の健全な発達と連帯意識を醸成し、もって次代を担う人材育成に努め、地域のアクションスポーツ文化の向上を図ることを目的としている。
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surf【JULY WETSUITS】のローンチビデオが公開!2024.10.132024年7月、日本でローンチされ、その熱狂ぶりが記憶に新しいカリフォルニアLA発のウェットスーツブランド、【JULY WETSUITS】が、日本のローンチに合わせ制作したショートフィルムがYoutubeで公開! https://www.youtube.com/watch?v=ai0_N9EC78I JULY WETSUITS - JAPAN LAUNCH FILM JULY WETSUITSとは 私たちは、他に類を見ないウェットスーツを製造することに全力を注いでいます。JULY WETSUITSは、45年以上に渡り高品質なウェットを製造してきた日本・鎌倉を代表するブランドRASH WETSUITSの開発担当者と、マリブを代表するサーファー、シェイパー、アーティストであるデーン・ピーターソンとの、25年以上に及ぶ長年のコラボレーションと、彼らからの厳しいフィードバックから生まれました。 驚くほど柔軟で、お客様のニーズに合わせたオーダーメイドのスーツは、日本を代表するファクトリーの、熟練の職人たちによって一つひとつ丁寧に手作りされています。使用するのは、魚網をリサイクルした素材や植物由来の糸を使用したマテリアルなど、持続可能かつ世界最高品質の素材です。 量よりも質、流行のファッションよりも機能、そして日々の確かなパフォーマンスを大切に、今後、世代や性別、人種やボードカテゴリーなどの垣根を超え、着ている人同士がオーガニックで新しいコミュニティを築くこと目指して行きます。 デーン・ピーターソンのコメント 日本での盛大なローンチを終え、そして今、私たちが制作したこのショートフィルムを皆さんと共有できることにとても興奮しています。JULYで我々が目指しているのは、サーフィンの楽しさを愛するすべての人を歓迎し、フレッシュでオーガニックかつ、インクルージブなコミュニティを構築することです。 この5年間、LAの私のガレージからこのブランドを育ててきたのはワイルドな旅でしたが、私の周りではそれを達成できたと思っています。愛する人たちのサポート、イナポリ・トレイディングの技術、そして私たちのコミュニティがひとつになることで、これを成し遂げることができました。JULY WETSUITSが世界中の友人たちに届くようになったことをとても嬉しく思いますし、手にとった皆様の声が聞けることを、楽しみにしています。 日本公式サイトオープン また、これに合わせ日本公式サイトも公開されている。サイト内ではウェットスーツのみならず、アパレルや限定生産のアートブックなど、こだわりの商品を購入することができる。 JULYのシンプルかつ洗練されたデザインと日本のモノづくりは、LAを中心に海外でも高く評価されており、サステナブルへの取り組みやそのユニークなコミュニティのあり方が多くの人を惹きつけている。また、湘南辻堂のファクトリーでは、熟練のスタッフアテンドのもと、実際にサンプルに触れ、ウェットスーツに関する相談が可能。 ファクトリーご案内住所:神奈川県藤沢市東海岸3-3-14 (駐車場は近隣のコインパーキングをご利用ください)平日:予約不要(9時〜18時)土日:要予約
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surf予告編第2弾!日本を代表するプロサーファー「伊東李安琉」とフォトグラファー「木本直哉」が世界各地の波を追い求め完成させた作品 “FREE BIRD”2024.10.12約50分間に凝縮された映像は素晴らしいの一言に尽きる 日本を代表するプロサーファー「伊東李安琉」とフォトグラファー「木本直哉」が二人三脚で数年を要して世界各地の波を追い求め遂に完成させた作品FREE BIRDの予告編第2弾と上映ツアー・スケジュールが発表された。 https://www.youtube.com/watch?v=se8szWBmXww 伊東李安琉“FREE BIRD”予告編第2弾 伊東李安琉(いとう・りある)キッズ時代から天才サーファーとして注目を集めている次世代を担う逸材の一人 木本直哉(きもと・なおや)サーフィンフォトグラファーとして世界各地の波を追い求め今も最前線で活躍中 上映ツアー・スケジュール 10月日程:10月13日(日)高知会場:キネマM受付:横乗日本映画際⇒詳細コチラ日程:10月30日(水)茨城受付:19:00~上映:20:00~20:50(本編約50分)会場:水戸市民会館4Fユードムホール住所:茨城県水戸市泉町1-7-1※当日チケット代1,000円をお支払い下さい 11月日程:11月1日(金)湘南会場:イオンシネマ茅ヶ崎受付:横乗日本映画際⇒詳細コチラ日程:11月3日(祝)沖縄受付:16:00~上映:17:00~17:50(本編約50分)会場:名護市立中央図書館AVホール住所:沖縄県名護市宮里5-6-1※当日チケット代1,000円をお支払い下さい シネマ貸し切り上映ツアー ハリウッド映画がロードショー公開もされるほどの映画館を貸し切り上映される。ゆったりとした席に座って大画面大音量で映像の迫力を感じて貰いたい。 大阪日程:11月5日(火) 受付:18:00~ ※座席番号は先着順上映:19:30~20:20(本編約50分) 会場:なんばパークスシネマ住所:大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークス8Fメインロビー※事前に予約が必要です⇒予約コチラ※ 満席になり次第〆切ますので早めに! ※ 当日チケット代1,000円をお支払い下さい 東京日程:11月6日(水)受付:18:00~ ※座席番号は先着順上映:19:30~20:20(本編約50分) 会場:渋谷HUMAXシネマ住所:東京都渋谷区宇田川町20-15-4F 公園通りディズニーストア横※ 事前に予約が必要です⇒予約コチラ※ 満席になり次第〆切ますので早めに! ※ 当日チケット代1,000円をお支払い下さい
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doubledutch日本のダブルダッチがパリ五輪 2024の“エキシビジョンアクト”に!2024.10.11世界を熱狂の渦に巻き込んだパリオリンピック。4年に一度催される“平和の祭典”だが、今回はストリートカルチャーの関係者から一際注目を浴びた回だったように思う。2021年の東京オリンピックで開催されたスケートボード・BMXに加え、ブレイキン(ブレイクダンス)が種目として採用。数々の名勝負が生まれ、そして日本のストリートカルチャーの強さと勢いを世界へと知らしめた。 さて、その傍らで、2本のロープを用いたジャンプロープ(なわとび)である「ダブルダッチ」もパリ五輪と関わりがあったことをご存知だろうか?正式種目としての採択はされていないものの、パリ五輪の様々な会場でパフォーマンスと体験会が行われたのだという。 その取り組みに、日本からは世界三連覇のプロチーム・REG☆STYLEよりKO-YAとKEITA、そして将来を嘱望されているMillennium CollectionよりASUKIの3名が参加。彼らがパリで見た景色とは。そしてダブルダッチ・ジャンプロープがオリンピックの正式種目入りを目指し、世界的に活動を広げている中で、この取り組みは“希望の光”となり得るのだろうか? 現地パリにて、左からKEITA・ASUKI・KO-YA どんなことをしてきたの? まずは、今回の取り組みについて解説しよう。国際オリンピック委員会(IOC)からの依頼を受け、国際ジャンプロープ連合(IJRU)に所属する選手のうち、日本・アメリカ・フランス・香港から4カ国のジャンプローププレイヤーが招聘。ブレイキンやBMX、スケートボードなど、アーバンスポーツ系の会場を中心に取り組みを行ったという。 メンバーのKO-YAはこの取り組みについて、後にこう振り返っている。 「全てのエキシビションコンテンツを見れているわけではないですが、オリンピックの正式種目になっているジャンル以外で、これだけいろんなところで会場を盛り上げられていたのはジャンプロープしかなかっただろう、という印象と手応えはありました」 現地ではショーやバトルなど、さまざまなコンテンツが催されたという。 各国のジャンプローププレイヤーたちと 世界からの思いと“日本流”を背負って 今回、KO-YA・KEITA・ASUKIの3名がパフォーマーとして参加したパリ五輪。国内外のジャンプロープカルチャーにとって重要な影響を与えることになる役割だが、最初にKO-YAがこの話を受けたときの印象について、振り返ってこう語った。 「めちゃくちゃ覚えています。とにかくワクワクしたし、やっぱり『オリンピック』ってものをみんなで目指そうとしている僕らにとって、確実に大きな経験値になるだろうなと。それを直に肌で感じられる場所に行けることは、経験もフィーリングも確実に大きいものを得られるなと思いました」 パフォーマー3名と、JJRU(日本ジャンプロープ連合)事務局長である原竹 純氏 「また先輩たちが築き上げてきてくれたおかげで、僕たちが歴史的通過点に立てるわけで、そこへの感謝と同時に強く責任も感じました。このカルチャーを世界のみんなでオリンピックに、という気持ちはあるけど、日本が育ててきたダブルダッチのカッコよさや面白さ、そして人間的にも成長させてくれるような競技としての奥深い部分、そういったことをシェアできる喜びと、しなければならないという責任感。ジャンプロープ、ダブルダッチ、日本の代表として、しっかり存在感を見せつけないといけないと強く感じました」 実際のジャンプの映像は、ぜひKO-YAのインスタグラムをご覧いただきたい ところで、日本はジャンプロープ強豪国と言われているのをご存知だろうか。KO-YA率いるREG☆STYLEも、世界大会において前人未到の3連覇を果たすほか、ソロバトルやスポーツジャンルにおいてもさまざまなタイトルを獲得。その強さの秘訣について、KO-YAはこう分析している。 「ジャンプロープにも色々なジャンルがありますが、僕らがやっているダブルダッチのフュージョン*に絞って話をすると、音楽と合わせたエンターテイメント性はかなり強みだと認識しています。ショーとしてしっかり成立していて、お客さんを沸かせる技術に特化しているなと。他の国のショーと比べても、日本は緻密に音にハマっているし、もちろんスキルもある。見ている人たちの心を掴む、“会話”する感じのパフォーマンスなんですよね」 *フュージョンダブルダッチのジャンルの一つ。単純に技を点数化するスポーツジャンルとは異なり、音と動きを“融合”(フュージョン)するスタイルのことを指す。 2019年、REG☆STYLEとして世界三連覇を果たした世界大会にて中央がKO-YA、一番右がKEITA 「実は日本でダブルダッチを最初に始めたのはダンサーなんです。でも、それが大きかったのではないかなとも。ロープの中でのグルーヴ感やリズム、そういったダンサブルな動きは日本ならではですね。あと、日本は“カルチャー”として動いている。他の国はスポーツ的なんですよね。良し悪しあると思いますし、それが各国大切にしているスタイルですから否定したい意図はないのですが、ファッションへのこだわりや音楽性に紐づいた演技、歴史的なところを熟知している部分とか、そこは日本流の強みだと思っています」 目の前に広がる“世界の熱気” 話をパリに戻そう。世界のプレイヤーたちが願ってやまないオリンピックの正式種目化。形は違うものの、今回そのステージに立ったKO-YAはどんな景色を見てきたのか。当日を振り返り、“世界的な祭典”の勢いと熱気を、興奮混じりに語ってくれた。 「やっぱり世界的なお祭りだった。うん、やっぱりなんか、みんなの熱気が凄いんですよね。街どころか国ぐるみのイベントだし、ただいろんな人種の人もいて、そのたくさんの人が一体になって作り出している熱気の感覚というのが、本当に凄まじかったです」 ブレイキンの会場にて、日の丸をまとった外国人と 「あと、みんな“お祭り”にきている感覚ということもあるんでしょうか、みんながポジティブな印象も受けました。これがオリンピックの作るPEACEな空気感なんだと。ブレイキンで日本のB-GIRL AMIちゃんが金メダルを獲ったときも、日本人だけじゃなく世界中の人が一緒に沸いてくれて、他の国を称え合うようなムーブメントに肌で触れて、『オリンピックってマジで素敵だな』って、心の底から感じましたね」 その一方で、感じていた“責任感”の部分についても語ってくれた。 「これまで経験してきたステージと比べても、やっぱり文字通り『全世界』が注目している場面だな、凄いなっていう感覚がありました。どうやらオリンピックチャンネル*に自分が映ったみたいなんですけど、それも何カ国の何人が見てるんだろうなっていう。地球丸ごと見られてるんだろうなっていう感覚があって(笑)。もう鳥肌もんでした」 *オリンピックチャンネル国際オリンピック委員会(IOC)が運営するインターネットテレビ局。日本語をはじめとした11ヶ国語に対応し、世界中に配信されている。 KO-YAたちの現地パリでのようすは、KO-YAのインスタグラムにも投稿されている。リールは現時点(2024年10月時点)で多いものだと約70万再生、また数多くのシェア(拡散)もあった。なかには「これを次の種目に入れてくれ」という趣旨のコメントも多々あったといい、未来への手応えや正式種目化への自信も感じたという。 「あくまで通過点」 日本のジャンプロープシーンを牽引し続け、今もなお現役として数々のチャレンジに挑む。長年にわたって現場で戦い続けているKO-YAへ思うところを訊くと、こんな言葉が返ってきた。 「オリンピックにはなってほしい。けど、あくまで通過点に過ぎないとも思っています」 「一番は、このジャンプロープというカルチャーが世界に広がってほしいということ。僕らが『カッコいい』と思って積み重ねてきたものが、より広がってほしいなと思うんです。でも、だからこそオリンピックは重要な通過点になると思うから、絶対になってほしい。それが広がって、いつかジャンプロープのワールドカップが生まれたり、あとは普段から切磋琢磨して高め合っている他のストリートカルチャーと一緒にワールドカップが出来たりしたら、めちゃくちゃ面白いなって」 シーンを“自分ごと”として語る彼の言葉には、決してただの“夢物語”ではない力強さがあった。そんなKO-YAにだからこそ、最後に敢えて彼自身のこと、これからへの思いについて訊いてみた。 「僕個人としては、まずダブルダッチ・ジャンプロープをもっと広めるキッカケになりたいと思っています。そのために、1つは今ジャンプロープをやっている世界の人たちとコミュニケーションを取って、素敵だと思ったものをみんなでシェアしていきたい。もちろん次世代の子たちのことも考えて。そしてもう1つ、ダブルダッチを知らない、やっていない人たちへ『こんなヤベえもんがあるんだ!』ってことを伝えたい。イベントに脚を運んだり、出たりということも大切ですが、今はSNSの時代なので、いわゆる“空中戦”での身捌きも大切だなと思っています」 「自分自身、もしオリンピックになった時にどのような関わり方をするか、出来るかは分かりませんが、きっと正式種目化のキッカケを作る側の立場にはいるだろうと、責任感は感じています。でも欲を言えば……パリ五輪を見て、やっぱりオリンピック出てぇ〜、自分が選手として金メダル獲ってみたいなって思いましたね(笑)。次に可能性があるのが8年後のオーストラリアのブリスベン五輪とのことで、8年後だと自分は42歳。出れるのか、そもそもプレイヤーとしてやっているかすら分かりませんが。ただ、B-GIRL AYUMIさんも40歳でオリンピックのステージに立っているから、別に全く無い話ではないなとも思っています。希望は捨てずに」 KO-YAの言葉がますます熱を帯びる。シーン全体を支える自負と、いちプレイヤーとしてのあくなき探究心が、今日まで彼がトップランカーとして輝き続けてきた理由なのかもしれない。今後の思いを語るなかで、再びKO-YAの言葉がシーン全体の話へと戻っていく。 「あと、さっきジャンプロープの仲間にシェアしていきたいという話もしましたが、むしろ“刺激を与えたい”とか“刺したい”という感覚に近いかもしれませんね。世界一丸となってムーブメントを起こしていく上で、ジャンプロープ全体の持つスポーティーな感覚と、僕ら日本のダブルダッチカルチャーが培ってきたカルチャー的感覚、そこを織り交ぜた唯一無二のものを目指していきたい。輸入したり、逆輸入してもらったり。そのためにも、自分が説得力を持った存在でなければならないなと思っています」 2022年、“個人戦”でチャンピオンに輝いた瞬間 日本のジャンプロープを支えるKO-YAの存在は、表からも裏からもシーンに強い影響を与え続ける、唯一無二のトッププレイヤー。彼が随所に口にした先達への感謝と、未来への希望。インタビュー中盤でも語ってくれた、ダブルダッチというスポーツの〈人間的にも成長させてくれる〉という魅力を体現するような生き様は、まさに彼がダブルダッチそのものであることを証明するようなものだった。 この先のことは分からない。しかし思えば、日本にダブルダッチが“輸入”された1992年から、暗中模索の状態でカルチャーを築き上げてきた。そこから30年余りが経過し、確実にシーンは前進している。まだ見ぬ未来と、感じた手応え。道なき道をジャンプで進む旅人たちの足音が、今日も響き続けている。
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snow『COWDAY STREET 2024』大阪・北御堂にて開催決定!2024.10.11牛乳石鹸共進社株式会社をメインスポンサーに迎え、『COWDAY STREET 2024』が11月23日(土)・24日(日)に開催される。本イベントでは、本物の雪を大阪市中央区本町の北御堂(本願寺津村別院)に持ち込み、「都会の中心地×雪体験」という特別な非日常感をお楽しみいただける。 スノーボードレールコンテスト開催! 大阪・北御堂の階段を活用した特設コース(ストリート)で、スノーボードのレールコンテストを実施する。コース内に設置された「レール」と呼ばれるアイテムを使い、技の難易度、バリエーション、そして完成度を競い合う。日本初、世界唯一のお寺の階段を舞台にしたスノーボード大会という前代未聞の挑戦は、多くの注目を集めること間違いなしだ。 スノーボード・レールコンテストとは スノーボード・レールコンテストは、特設会場に設置されたレール(手すり)やその他の構造物を使って、選手がトリックを披露する競技だ。選手たちは、複数のレールや障害物を使いこなしながら、技の難易度や独創性を競う。2024年からは、FIS(国際スキー連盟)によってスノーボード・レールコンテストが正式種目として採用されており、今後さらに注目を集める競技である。ジャッジは、トリックの難易度、スタイル、完成度などを総合的に評価し、順位が決定される。 雪をテーマにした体験型イベントを併せて開催 本イベントでは、雪がめったに降らない大阪に雪を降らせ、来場者に非日常的な体験を提供する。本物の雪を大阪市内の歴史あるお寺『北御堂』の階段に持ち込み、スノーボーダーによるパフォーマンスや、子供向けの雪遊び体験、スノーボード体験を実施。また、地域のお店を中心に飲食店が出店し、ゲストを招いた音楽ライブも予定している。都会の雰囲気と雪が融合した、誰でも楽しめるイベントだ。 実施イベント・コンテンツの詳細(※予定) キッズ向け雪体験普段雪と触れ合う機会が少ない都会に住む子どもたちに、雪遊びを楽しんでもらうことで「雪の楽しさ」や「季節を楽しむ」文化を学ぶ機会を提供。子どもたちが自由に雪で遊べるよう、ソリ体験や雪遊びスペースが設けられる。キッズ向けスノーボード体験専門のインストラクターを数名用意し、雪と触れ合う機会が少ない子どもたちにウィンタースポーツを体験してもらう場が設けられる。スノーボード体験についてサーフィンやスノーボード、マウンテンバイクなどのアクションスポーツ用品を販売する『ムラサキスポーツ』の協力のもと、子どもたちが簡単に板を履ける道具を用意し、スタッフの補助を受けながら滑る体験を提供。その他のコンテンツ周辺地域の店舗による飲食・小売ブースを展開し、有名アーティストを招いた音楽ライブの開催も予定。詳細は10月頃に発表予定となっている。 開催概要 名称:COWDAY STEERT 2024 in 大阪・北御堂日時:2024年11月23日(土)10時00分-21時00分、11月24日(日)10時00分-15時00分会場:浄土真宗本願寺派本願寺津村別院(北御堂)所在地:〒541-0053 大阪府大阪市中央区本町4丁目1−3来場:無料スノーボードコンテストエントリー期限:2024年10月8日(火)-2024年10月22日(火)エントリー方法:COWDAY公式WEBサイト内の特設エントリーフォームから申し込み定員:男子60名、女子20名※定員が埋まり次第、エントリーを終了します。主催:COWDAY STREET 2024 実行委員会 イベントスケジュール 令和6年11月23日10:00 ~21:00令和6年11月24日10:00 ~15:00 ■11/23(土・祝日)10:00-20:00 飲食・小売ブースの展開、雪体験10:00-13:30 スノーボード大会一般予選(60名)14:00-15:00 キッズ雪遊び、スノーボード体験会16:00-17:00 スノーボード大会予選(60名)18:00-18:30 音楽ライブ18:30-19:30 スノーボード大会決勝(20名)20:00 表彰式 ■11/24(日)10:00-15:00 飲食・小売ブースの展開、キッズ雪遊び、スノーボード体験会 【協力】本願寺津村別院(北御堂)【後援】大阪市公益財団法人 大阪観光局一般社団法人 船場俱楽部一般社団法人 御堂筋まちづくりネットワーク船場センタービル連盟せんば心斎橋筋協同組合心斎橋筋北商店街振興組合愛日連合振興町会船場連合振興町会久宝連合振興町会
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dance国際大会で数々の優勝実績を持つ、世界的ブレイクダンサーAYUとAMIが「LIFULL ALT-RHYTHM」に加入2024.10.11世界的なダンスシーンで数々の優勝に輝き、日本が世界に誇るブレイクダンサーである姉のAYUと妹AMIが姉妹揃って加入 株式会社LIFULL(ライフル)は、2024年10月開幕のD.LEAGUE 24-25 SEASONから、「LIFULL ALT-RHYTHM」にレギュラーダンサーとしてAYU(アユ)とAMI(アミ)が加入したことを発表した。 「LIFULL ALT-RHYTHM」は、日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」で活動するチームとして、「互いの多様性を認め合い、ダンスを通じて、より多くの人が自分らしく輝ける世界をつくる」というチームのビジョンを掲げている。 2024年10月に開幕するD.LEAGUE 24-25 SEASONからは、ダンスを通じた多様性の表現のさらなる追求と、グローバルな発信力の強化のために、国際大会で数々の優勝実績を持つ、世界的ブレイクダンサーAYU(アユ)とAMI(アミ)をレギュラーダンサーとして迎えることになった。 AYUとAMIは、その卓越したブレイキン技術と国際的な経験を活かし、チームに新たな風を吹き込むことで、ダンスパフォーマンスの向上が期待される。AYUとAMIの参加によって、ダンスパフォーマンスのレベルアップはもちろんのこと、さまざまなバックグラウンドを持つ選手たちが集まる「LIFULL ALT-RHYTHM」がどのように進化していくのかに期待が集まる。 プロフィール&加入に際してのコメント レギュラーダンサー:AYU(アユ・湯浅亜優) <プロフィール>幼少期からヒップホップダンスを習い、高校生の時にブレイクダンスに出会う。2016年、2022年と共に実の妹AMIとタッグを組み、『Battle of the Year World Final』で世界一となる。またアメリカで開催された『Break LA』での優勝や、本年2024年にはヨーロッパ最大級のバトルイベント、『IBE』、『OUTBREAK』でのフットワークバトル二冠など、海外の大会でも活躍。繊細なフットワークから生み出すフロウを武器に国内外問わず、様々なバトルで好成績を収めるB-Girlの一人。現在はプレイヤーとしての活動の他、海外や日本全国でのレッスンやワークショップ、またブランドアンバサダーやモデル活動など、活動の幅を広げ、シーンに影響を与えている。 <コメント>今回LIFULL ALT-RHYTHMのメンバーの一員になることが出来て、とても嬉しいです。今まで活動してきた場とはまた違った、 D.LEAGUEという新しい世界で、新たな挑戦、出会いにドキドキしていますが、自分の武器を精一杯発揮して、チームの力になれるように頑張ります。また、見ているみんなにダンスの楽しさ、ブレイキンの素晴らしさを伝えていけるよう自分自身もこのシーズン全力で楽しんでいきたいと思っています。よろしくお願いします。 レギュラーダンサー:AMI(アミ・湯浅亜実) <プロフィール>埼玉県出身のB-Girl。10歳の時に本格的にブレイキンを始め、日本を代表するブレイクダンサーのB-Boy Katsu Oneから学んだあと、B-Boy TaisukeとB-Boy Wataからも影響を受け、今でもこの3人をリスペクトし、インスピレーションの源としている。常にクールでクリーンなダンスを意識している彼女のスタイルは、ファウンデーション、フットワーク、バーン、パワームーブを組み合わせたスムーズなフロウからも見て取れる。 これまでに『Silverback Open 2017 B-Girl』や『Undisputed World B-Boy Series 2017 B-Girl』、『Battle of the Year 2016 2v2 B-Girl』などで優勝し、『Battle of the Year 2016 2v2 B-Girl』では、姉のB-girl Ayuと優勝の快挙を成し遂げたさらに2018年には『Red Bull BC One World Final』優勝、2019年、2022年の『WDSF World breaking championship』優勝。2023年には『Red Bull BC One World Final』で2度目の優勝を勝ち取った。 そして2024年の『Paris 2024 Olympic Games』で、ブレイキンが新競技として注目を集める中、初代女王に輝いた。ブレイキンチームGood Foot Crewにも所属。 <コメント>今回LIFULL ALT-RHYTHMに加入させていただくことになりました。自分にとって初めてのフィールドの挑戦。楽しみにしています。この新しいステージを通して、AYUと一緒に、より多くの人にブレイキンの本当のカッコよさ、面白さを伝えていけたら嬉しいなと思っています。メッセージ性を感じるパフォーマンスをするLIFULL ALT-RHYTHMの一員となって活動をする機会をもらえて嬉しく、また、この経験を自分の新たな成長に繋げていきたいと思っています。 株式会社LIFULL「LIFULL ALT-RHYTHM」GENERAL MANAGER 宮内康光コメント LIFULL ALT-RHYTHMのメンバーは年齢や性別、ダンスジャンルなどが異なり、まさに多様性があるメンバーで構成しています。互いの多様性を認め合い、ダンスを通じて、より多くの人が自分らしく輝ける世界を目指しています。 この度、世界的に活躍するブレイキンの姉妹、AYUさんとAMIさんをチームの一員として迎えることができ、大変嬉しく思います。彼女たちの参加によって、私たちのチームはさらなる多様性を体現し、新たな可能性を切り拓いていくことでしょう。彼女たちの卓越した技術と情熱がチームに活気を与え、私たちのビジョンを一層強固なものにすると確信しています。彼女たちとともに、今後のシーズンで素晴らしいパフォーマンスをお届けできるよう、チーム一丸となって取り組んでまいります。 LIFULL ALT-RHYTHMについて 日本発のプロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE」に参画している“LIFULL ALT-RHYTHM(ライフル アルトリズム)”。通称、“アルトリ”と呼ばれ、多様な個性・表現を通じて、ファンや観客だけでなく、パフォーマンスを支える”あらゆる人”のために活動するダンスチーム。 個性あふれるメンバーとともに、観る人の感覚を刺激する新たなSHOWを創作し、記憶に残り、人生をさらに豊かに楽しむきっかけを届ける。様々なバックグランドを持つ人々が、ダンスを通じて関わり合い、多様性を認め合うことで生まれる美しさ、またどこか完璧ではない歪な表現に、期待が集まる。 (ALT-RHYTHMとは”Altruism""=利他主義と”Rhythm""=リズムから生まれた造語。)
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