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others白馬でジャンルの壁を超えた新たなライディングカルチャーフェス誕生!「Hakuba STOMP! Fest 2026」イベントレポート2026.10.03長野県白馬村にて、アクションスポーツとストリートカルチャーの魅力を凝縮した新しいライディングカルチャーフェスティバル「Hakuba STOMP! Fest 2026」が初開催された。MTB、BMX、スケートボード、STRIDERといったジャンルの垣根を超え、全国から130名のライダーと約350名の観客が集結。19社のスポンサー・パートナー企業がサポートに名を連ね、白馬の壮大な自然の中でローカルと全国のカルチャーが交差する新たな交流と発信の場が創出された。 「勝敗だけではない」―カルチャーの原点を体現する、Hakuba STOMP! Festのフェス哲学 「Hakuba STOMP! Fest」が掲げるコンセプトは「ライディングは勝つことだけではない」というメッセージ。本イベントは従来の競技会とは異なり、MTB、BMX、スケートボード、STRIDERという異なるジャンルのライダーがここ白馬に集結。性別・年齢・経験・ライディングレベルによるカテゴリー分けを行わず、子どもや初めて大会に参加するライダーから、経験豊富なプロアスリートまで、誰もが同じフィールドでライディングし競い、自分自身のスタイル、クリエイティビティ、そして個性を表現できる環境が実現した。 異なるジャンルやレベルのライダーが集まることで、お互いのライディングを見て学び、それぞれの個性やスタイルを尊重するという、ストリートライディングカルチャーのルーツを反映して設計されたこのイベント。ライダーたちは単に勝敗を競うだけではなく、お互いのスタイルを認め、リスペクトし、それぞれの個性を称え合うことを大切にしている様子が垣間見られた。 今回は異なる世代、ジャンル、コミュニティから、ワールドカップチャンピオン、経験豊富なローカルライダー、若いビギナー、そして大会初参加のライダーまでが白馬に集まり、ライダー同士がお互いから刺激を受け、自分自身に挑戦して「ライディングだからこそ生まれる魅⼒」を共有した。 下記は本イベントで開催された各コンテンツの数々だ。 白馬を舞台に9つの異なる大会が繰り広げられた本イベント 会場内では、自転車・スケートボードの多様なアプローチから個性を発揮できる9つのカテゴリーの大会とショーケースが実施された。 BMX/MTB バニーホップジャンプ:バニーホップで限界高度へ挑戦 BMX/MTB スロープスタイルジャンプ:ビッグエアから放たれる豪快かつスタイリッシュなエアトリックの数々 BMX/MTB デュアルパンプトラックスピード:凹凸のあるパンプトラックを漕がずにプッシュで駆け抜ける迫力のスピードバトル BMXストリート:セクションや街中の構造物を模した特設エリアでのストリートライディング ストリートスケートボード:デッキのコントロールとスタイルで魅せるスケートボードコンテスト サーフスケートジャム:波に乗るような独特の浮遊感とカービングを見せるジャムセッション ストライダースピード:次世代を担うキッズライダーたちがキックバイクを使って本気で駆け抜けるストライダーレース BMXフラットランド:平地でBMXを自在に操り繊細かつ高度なバランスと技を繰り広げるコンテスト ハイエストオーリー:スケートボードトリックのオーリーにて最高到達点を競う熱血バトル 様々なアクションスポーツシーンから超豪華ゲストライダー陣が登場 本イベントには日本のアーバンスポーツ・アクションスポーツシーンを最前線で牽引する豪華ゲストライダーたちが参戦。Red Bullアスリートのトライアルライダー西窪友海をはじめ、BMXフラットランドから片桐悠と片桐亮、本村果林、吉田幸生。スケートボードから中澤克哉と濱村大征、パンプトラックトップライダーとして古野哲也、マウンテンバイクから清水一輝と井本はじめ、BMXストリートから白石大輔、清水山至郎、工藤秀之、丸山理創、ジェイ・ジョンソンといったトップライダーから若手の成長株が集結した。トップライダーが見せる世界レベルのセッションと、それに刺激を受けたキッズやアマチュアライダーの果敢なチャレンジが各所で巻き起こり、会場のボルテージは終始最高潮に達した。 昼間の熱気そのままに盛り上がったアフターパーティーの夜 昼間のコンペティションの熱狂はそのまま夜のアフターパーティーへと引き継がれた。会場では一晩を通して焼きたてのピザやドリンクが振る舞われ、DJブースから流れるグッドミュージックのもと交流が行われた。昼間の競技ハイライト映像に加え、Red Bullアスリート西窪友海出演の映像作品が上映されたほか、西窪自身がDJブース前で圧巻のMTBトリックが生披露。豪華なスポンサー賞品が当たる抽選会も開催され、ライダーとファン、ローカルとゲストが一体となって白馬の夜を楽しんだ。 2日目:白馬の壮大なロケーションを満喫する「コミュニティライド」イベント 2日目には、白馬村の豊かな自然空間と充実したアクティビティ環境を最大限に生かした「コミュニティライド」が開催され、合計70名のライダーが参加。MTBでは岩岳での本格的なダウンヒル、透明度を誇る青木湖周辺を巡る青木湖ライド、広大な芝生を滑り降りるグラススラローム。BMXでは街中やパークを巡るストリートライディング、およびフラットランド・ジャムセッション。スケートボードでは白馬村にあるスケートパーク「True Players」にて行われたローカルセッション「True Players Jam」。そしてSTRIDERではプロのアドバイスを受けながら楽しく上達するスキルアップ・レッスン。 トッププロとアマチュア、大人と子どもが共に風を切り、ライディングを通じて白馬の魅力を全身で体感する、最高の締めくくりとなった。 最後に 初開催にして強烈なインパクトと温かいコミュニティの絆を残した「Hakuba STOMP! Fest」。主催者であるHakuba Hospitality Groupは「来年のHakuba STOMP! Festは、さらに壮大なイベントへと進化します!」と宣言しており、次回の開催に向けて早くも期待が高まっている。ここ白馬がアクションスポーツとストリートカルチャーの街として今後どのように発展していくのか注目だ! イベント開催概要 イベント名称: Hakuba STOMP! Fest 2026開催地: 長野県白馬村参加・動員実績:参加ライダー:130名来場観客数:約350名2日目コミュニティライド参加者:70名 サポート企業(19社): SPICY HAKUBA, ELEMENT, STRIDER, RHYTHM JAPAN, JYKK JAPAN, OAKLEY, IRC TIRE, Coca-Cola, INOAC, DC SHOES, VOLCOM, GIANT, quest., KABA, ENJOY HAKUBA!, Happo-one, YOW, HAKUBA IWATAKE MOUNTAIN RESORT, LOOSE RIDERS JP, NORCO
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surf「大きくするより、続けること」7回目のYellow Peanutsが茅ヶ崎でつなぐ、海と世代2026.09.30プロサーファーとキッズが同じチームになり、サーフィンやビーチでの遊びを通して一日をともに過ごす。神奈川県茅ヶ崎市で毎年開催されている「Yellow Peanuts」は、勝敗だけではないサーフィンの楽しさと、世代を超えたつながりを大切にしてきたイベントである。主催するのは、茅ヶ崎で生まれ育ったプロサーファーの松野陽斗と久米大志。幼い頃から海を通してさまざまな経験を受け取ってきた二人が、「自分たちが味わった楽しさを、今の子どもたちにも経験してほしい」という思いから始まった。第1回の開催後、海では、それまで話したことのなかったプロサーファーと子どもたちが、自然に挨拶を交わすようになったという。一見すると小さな変化だが、それは世代の距離を縮める大きな一歩でもあった。まさに、二人がこのイベントを通してつくりたかった景色そのものだった。2026年10月3日、Yellow Peanutsは7回目の開催を迎える。規模を大きくすることよりも続けることを大切にしてきた二人に、イベントを始めた背景や7回の開催を通じて生まれた変化、そして茅ヶ崎の海への思いや次世代に託したいものを聞いた。 Photo by Yuto Kanai 子どもの頃に受け取った楽しさを、今の子どもたちへ Photo by Kenta Kawana ― まず、Yellow Peanutsを始めたきっかけを教えていただけますか。 久米:僕は18歳から21歳までアメリカで暮らしていました。そのときに、現地の子どもたちを取り巻くコミュニティのつくり方を見て、すごくいいなと感じていたんです。帰国してから改めて自分たちの子ども時代を振り返ると、試合の勝ち負けに関係なく、イベントが終わるまで海にいること自体が楽しいと思えるイベントがたくさんありました。そうした経験があったからこそ、今もサーフィンを続けているし、プロサーファーにもなれたのだと思います。一方で当時と比べると、子どもたちが楽しめるイベントや、世代を超えて交流できる機会が少なくなっているように感じていました。自分が味わった楽しさを、今の子どもたちにも味わってほしい。そう考えていたときに、アッキー(松野陽斗)も同じような思いを持っていることを知って、「一緒にやろう」となったのがきっかけです。 松野:当時は、サーフィンが東京2020オリンピックの正式種目に決まり、茅ヶ崎でもキッズサーファーが増えていた時期でした。その一方で、海にいる若い子たちのことを、僕たちがあまり知らないという感覚もあったんです。僕たちが子どもの頃は海に行けば先輩たちが話しかけてくれましたし、一緒にサーフィンをしたり、いろいろな場所へ連れて行ってもらったりすることもありました。今はサーフショップも少なくなり、そうした自然なつながりが以前より生まれにくくなっているのではないかと感じていました。僕自身、オーストラリアで世代の異なるサーファーが集まるボードライダーズの活動を見て、世代を超えて一緒に楽しめるイベントをやりたいと思っていました。たまたま大志の実家でその話をしたときに二人の考えが一致して、そこから動き始めました。 ― そうした思いを、実際の開催までどのように形にしていったのでしょうか。 松野:決まってからは早かったですね。茅ヶ崎はプロサーファー同士の仲が良く、若いアマチュアサーファー同士にも横のつながりがあります。「こういうイベントをやりたい」と話したときに、みんながすぐに「やろう!」と言ってくれました。そうした仲間の協力があったからこそ、形にできたと思っています。 久米:僕も同じです。もちろん、開催するまでにはいろいろなハードルがありました。ただ、そのハードルを下げてくれたのが一緒に育ってきた先輩や後輩、そして茅ヶ崎のコミュニティでした。「動き始めれば、みんなが協力してくれる。」そう思えたことが、最初の一歩を後押ししてくれました。 プロとキッズが同じチームになる「海の運動会」 Photo by Kenta Kawana ― Yellow Peanutsは、どのようなイベントなのでしょうか。 松野:現在は約70人のキッズが参加し、8チームほどに分かれます。そこにプロサーファーや若手サーファーが加わり、1チーム10人前後で競う形です。チームリーダーを務めるプロサーファーは、当日までどのチームに入るか分かりません。ピーナッツにリーダーの名前を書き、子どもたちに引いてもらう「ピーナッツ引き」で決めています。これは、第1回から続くYellow Peanutsならではの恒例企画です。メインはサーフィンのチーム戦ですが、パドルリレーや綱引き、ビーチフラッグなど海や砂浜で楽しめる競技も行います。波がなければビーチ競技を増やすなど、その日のコンディションに合わせて内容を変えています。 Photo by Kenta Kawana ― なぜ、個人戦ではなくチーム戦にしたのでしょうか。 松野:イベントを始めた背景には、子どもたちの意識が競技や勝敗に向きすぎてはいないか、という思いもありました。もちろん、試合で勝つことや上を目指すことは素晴らしいことです。ただ、それだけではなく競技を離れて、人とコミュニケーションを取れる場所をつくりたかったんです。海の中だけでなく、ビーチだからこそ話せることもあります。僕たちが子どもの頃、ウェットスーツを着たまま砂浜でずっと遊んでいたように、みんなで一日を楽しめるイベントにしたいと思っています。 久米:チーム戦という形は、アッキーがオーストラリアで見てきたボードライダーズの活動がヒントになっています。競技の第一線を退いたレジェンドサーファーと地元のキッズが同じチームになり、一緒に盛り上がる。その光景がすごく良かったと聞いて、「それをYellow Peanutsでもやろう」となりました。子どもたちは、遊びの中でも本気で勝ちたいんですよね。本当に海の運動会のような雰囲気で、チーム全員が一緒になって盛り上がれることが、このイベントの面白さだと思います。 ― 子どもたちにとって、プロサーファーと同じチームになることには、どのような意味があると思いますか。 Photo by Kenta Kawana 松野:一般的なイベントでは、プロサーファーがエキシビションでサーフィンを披露して終わることも多いと思います。でも、Yellow Peanutsでは、一日を通して同じチームで過ごすため、サーフィンを見ているだけでは分からない人柄にも触れられます。プロサーファーにも、いろいろな生き方があって、競技を続ける人もいればサーフィンと仕事を両立している人、自分で事業をしている人もいます。子どもたちには、競技だけが道ではなく、サーフィンと何かを組み合わせながら生きていく選択肢もあることを知ってほしいです。それぞれのプロサーファーがどのような道を歩んでいるのかを知り、自分の将来を考えるきっかけにもなるイベントにできたらと思っています。 「大きくするより、続ける」7回目を迎える今も変わらない思い Photo by Kenta Kawana ― 第1回を終えたときのことは覚えていますか。 松野:すごく覚えています。イベントが終わったあと、手伝ってくれたプロサーファーたちとの打ち上げに向かう途中、大志と「めちゃくちゃ良かったね」と話していました。たくさんのキッズが来てくれて、プロサーファーも集まってくれて、みんなで楽しい時間を過ごせた。その達成感が大きくて、二人とも感動しながら打ち上げへ向かったことを覚えています。今も毎年、イベントが終わると「やって良かった」と感じます。その気持ちは、第1回から変わっていません。 久米:僕も、第1回が終わったときの感覚を覚えています。自分たちが何かすごいことを成し遂げた、という達成感ではなく、参加してくれた子どもたちの笑顔やプロサーファーたちから「良かったよ」と言ってもらえたことへの充実感の方が大きかったんです。自分たちの疲れがどうでもよくなるくらい、「やって良かった」と思えました。そのときから、大きくすることより、まずは継続することを大切にしてきました。外から見ると、規模が大きくなっているように感じるかもしれませんが、僕たちの中にある思いは第1回から変わっていません。参加した人たちに「いい一日だった」と思ってもらうことが、これからも続けていきたいと思える一番の理由です。 ― ここまで続けてくる中で、大変だったことはありますか。 松野:当日は僕たち自身も楽しんでいますし、周りのみんなが手伝ってくれるので、開催すること自体を大変だと思ったことはあまりありません。ただ、協賛してくださる方が増える中で、その応援にどのように応えていくかは、より強く考えるようになりました。お金や商品を提供していただくことは、決して当たり前ではありません。僕たちの自己満足で終わらせず、活動を意味のあるものにすること。協賛してくださる方々に、どのような形でお返しできるかを考えること。その意識は、イベントの運営を続けてきたからこそ身についたものだと思います。 久米:今年は、直接お会いできる距離にいる協賛者の方々のもとへ、できる限り足を運びました。毎年のことだからと、「今年も協賛お願いします」というやり取りだけで終わらせるのではなく、僕たちが今もどのような思いで続けているのかを、改めて伝えたかったんです。手間はかかりますが、イベントの趣旨や思いを直接伝えることで、新たなつながりも生まれていると感じています。 イベントの翌日、海で始まった「おはよう」 Photo by Kenta Kawana ― Yellow Peanutsを開催したことで、子どもたちとプロサーファーの関係に変化はありましたか。 久米:それは第1回を終えた直後から感じました。イベント後に海へ行くと、Yellow Peanutsに参加していた子どもたちがいたんです。それまでは、子どもたちの輪に自分から入っていくことはあまりなかったのですが、自然とその輪の中に入り、「おはよう」と声をかけていました。アッキーも同じように感じていましたし、ほかのプロサーファーと子どもたちの間にも、それまでにはなかった会話が生まれていました。Yellow Peanutsだけがきっかけだったとは言い切れないけれど、子どもたちが上の世代にも声をかけやすくなる、大きな一歩になっていたらうれしいなと思います。 松野:7回目になると、すでにYellow Peanutsを卒業した子もいます。第1回に参加していた小さな子どもたちが成長し、今は競技などで活躍している姿も見られるようになりました。Yellow Peanutsがきっかけで先輩とつながったり、話を聞いたり、一緒にサーフトリップへ行ったりする機会は生まれなかったかもしれません。僕たちがしたいのは何か一つの結果をつくることではなく、子どもたちの中にきっかけをいくつもつくることです。7年間そうしたコミュニケーションが生まれる場所をつくり続けてこられたことは、僕たちにとっても大きな意味があると思っています。 茅ヶ崎でもらったものを、次の世代へ ― Yellow Peanutsを茅ヶ崎で開催することには、どのような意味がありますか。 松野:茅ヶ崎は僕たちが生まれ育った場所です。僕自身、今はサーフィンを通して受け取ってきたものを、地域に還元していきたいという思いがあります。その中で僕にできるのが、この街の子どもたちを大志と一緒に見守り、自分たちが受け取ってきたものを次の世代へつないでいくことです。茅ヶ崎の子どもたちだけが楽しければいい、ということではありません。まずは、この地域で育つ子どもたちに経験してもらい、その子たちが成長したときに、受け取ったものを別の誰かへ渡していく。その積み重ねが、やがて茅ヶ崎だけでなく、ほかの地域にも広がっていけばいいなと思っています。 久米:以前、「ほかの人を幸せにしたいなら、まず自分の近くにいる人を幸せにしなさい」と言われたことがあります。Yellow Peanutsも同じで、まずは茅ヶ崎の子どもたちに目を向ける。その子たちが満たされ、受け取ったものを次の誰かへ渡していくことで少しずつほかの地域にも広がっていくのだと思います。僕たち二人とも、茅ヶ崎で多くの経験をさせてもらいました。だからこそ、その経験を次の世代へ返していきたいという気持ちは強くあります。 Photo by Kenta Kawana ― 今後、Yellow Peanutsをどのようなイベントにしていきたいですか。 久米:一番の目標は、やはり継続することです。茅ヶ崎以外の子どもたちやプロサーファーから、「参加したい」と言ってもらうことも増えています。いつ実現できるかは分かりませんが、いつか茅ヶ崎という枠を少し広げてみたいという思いもあります。ただ、それによって地元の子どもたちが参加できなくなったり、今の楽しさが失われたりするのであれば、慎重に考えなければいけません。外へ広げることが継続するうえでプラスになるのであれば挑戦したい。今の形を守ることが必要なら、まずはそこを大切にしたいと思っています。 松野:イベント自体の規模を大きくすることよりも、内容の質を高めていきたいです。昨年から日中のイベント後にイオンシネマ茅ヶ崎で、表彰式とサーフムービーの上映会を行っています。日中は同じチームの仲間として過ごしたプロサーファーが、映像の中ではどれほど格好いいサーフィンをするのか。それを大きなスクリーンで見てもらえます。サーファーによって、スタイルや生き方も異なります。子どもたちが映像を見て、「こういうサーファーになりたい」と思えるきっかけにもなるはずです。規模は変わらなくても、Yellow Peanutsで体験できることの質は、これからも高めていきたいと思っています。 ― 最後に、7回目の開催に向けた思いを聞かせてください。 久米:第1回から変わらず、子どもたちやプロサーファー、応援してくださる方々と一緒に、最高の一日をつくりたいです。イベントが終わったときに、「今年もいい一日だった」と思ってもらえることが、僕たちにとって一番うれしいことです。 松野:サーフィンの技術や勝敗だけではなく、人とつながることや、海で一日遊ぶ楽しさを感じてほしいです。Yellow Peanutsで過ごした時間が子どもたちの記憶に残り、いつか次の世代へつながっていけばうれしいです。 Yellow Peanutsは2026年10月3日、神奈川県茅ヶ崎市で開催される。エントリーの受け付けは終了しているが、イベントの観覧は可能だ。日中のチームチャレンジに加え、アフターイベントとして、イオンシネマ茅ヶ崎で表彰式とサーフムービーの上映会も予定されている。上映作品は、『economy tourist1.5 -ensoku to Krui-』。約20年前、茅ヶ崎のプロサーファーたちによる台湾への旅を収めた『economy tourist -ensoku to Taiwan-』が発表された。その新たな作品となる今作では、岡野漣と武藤波流をメンバーに加え、インドネシア・クルイを訪れたサーフトリップの様子が映し出される。世代を超えたサーファーたちのセッションや交流、旅の中で見せる素顔も見どころの一つ。当日は、トリップに参加したメンバーによるトークショーも予定されている。 【サーフムービー上映会情報】 Photo by Kenta Kawana 日時:2026年10月3日(土)会場:イオンシネマ茅ヶ崎18:00~ Yellow Peanuts表彰式・抽選会19:00~ 『economy tourist1.5 -ensoku to Krui-』上映入場料:1,000円世代を超えて海に集まり、同じチームで笑い、競い、言葉を交わす。その一日から生まれたつながりは、イベントが終わったあとも、茅ヶ崎の海の中で続いていく。 プロフィール 松野 陽斗 1993年12月生まれ 茅ヶ崎市出身 幼少期から父・兄の影響でサーフィンを初め、アマチュア時代を過ごす。18歳でISA世界選手権日本大師に選出。大学卒業とともにプロへ転校し、国内リーグを転戦。コロナを機に兼ねてより勤めていた花屋をやめ、「松野緑店」をはじめる。現在はSNSなどでサポートメーカーのインプレッションを行いながらフリーで活動し、草花とサーフィン両方の魅力を伝える仕事をしています。 久米大志 1997年1月生まれ(満29歳)茅ヶ崎市出身1番大きな遊び場が海であった茅ヶ崎で生まれ育ち、砂遊びから始まり4歳の頃には父や周りの人の影響でサーフィンを楽しんでいた。試合や波を求めて国内外を行き来し16歳でプロへ転向と共に3年間カリフォルニアへ拠点を移す。 色々な人生の経験を経て、現在は平日はサラリーマンをしながらサーフィンという型のないカルチャーを映像やコンテンツそしてYellow Peanuts を通して表現し活動しています。
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doubledutchITADAKI 2026 特別インタビュー「裏方」として歩んできた5年間と、未来への願い2026.09.122026年9月27日(日)、神奈川県川崎市・川崎ルフロンにて『ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2026』が開催される。 FINEPLAYではITADAKIのメディアパートナーとして、2021年の開催当初から取材し、多くの記事をリリースしてきた。5年の節目を迎え、6年目の新たなスタートを切ったITADAKI。その船出に際し、今回はITADAKIを作り上げてきた“立役者”たちに話を訊いた。 ■ KO-YA / REG☆STYLE OVER THUMPZ 所属のプロチーム「REG☆STYLE」リーダーであり、ITADAKI 実行委員長。 2017年から2019年にかけて、世界大会 3連覇の偉業を成し遂げるほか、2024年にはパリ五輪のサイドアクトとしてジャンプロープシーンを代表し出演するほか、2025年には『America's Got Talent』に出演。 現在もなおプレイヤーとして最前線を走る傍ら、次世代や後進の育成にも尽力。レッスンやイベント運営、マネジメントなども担う。 ■ YUTTY / YUTTY KINGDOM. 株式会社KOERU 代表取締役。プロダクション「スキルハック」やスクール「Be Color」などを立ち上げ、様々な企画を生み出す。KO-YAと共にITADAKIを立ち上げ、実行委員長を務める。 プレイヤーとしても世界大会で多数タイトルを獲得し、現在も精力的に挑戦。また、裏方としては福岡・名古屋にも活動拠点を広げ、ダブルダッチを広げるために尽力している。 ■ Daichi / Waffle 社会人として大手メディアサービスを提供する会社に勤める傍ら、ダブルダッチをはじめとするストリートの現場でも映像クリエイターとして活躍。 プレイヤーとしては、世界大会を2度制したレジェンドチーム『Waffle』をはじめ、数々のタイトルを獲得するほか、2022年『America's Got Talent』にも出演する。 ★KO-YAとDaichiは、同サークル「日本体育大学 乱縄」の2つ違い(Daichiが先輩にあたる)。また、YUTTYがダブルダッチの事業を始めた当初、経験のあるDaichiと共にイベントを運営していたこともあった間柄。Daichi、KO-YA、YUTTYの年齢順。 5年の節目を経て 最初に、ITADAKIとしてなぜ「裏方」にフォーカスを当てることになったのか。その経緯をKO-YAが語ってくれた。 KO-YA:裏方としての思いというのは、表にはあまり出てこない。こうして記事にしてもらうことで「そんな思いでイベントが作られているんだな」と知るきっかけになったりもすると思うんです。実際、パフォーマーの自分が“裏方”としての活動も始めて思うこと、気づいたこともあって。 それから、ITADAKIが特殊なところのひとつは、1つの会社ではなく「OVER THUMPZ」と「KOERU」*の2社のメンバーが中心になっていること、そしてそのほかのメンバーは社会人として働きながら運営してくれていたりして、色々なバックグラウンドを持ちながらも、1つのチームを作っているんです。こういう部分をぜひ他のカルチャーの人にも知ってもらいたいなと思っていて。 “節目”を迎え、まずは3人に今の率直な心境を訊いた。 YUTTY:率直な心境というと…あっという間でしたね。ようやく5年というより、もう5年経ったのか、という。楽しかったから(過ぎるのも早かったの)かなとも思いましたが、一方このITADAKIが起点となってシーンを飛び越えたムーブメントを起こしたいと思って立ち上げたものの、描いていたほどにはならなかったことの悔しさも残りますね。意見がめっちゃぶつかるんですよ(笑)。僕が大暴れ状態になってしまったことなど、色々あり(笑)。「もっとやってくれよ!」という思いがお互いにあったりもして。 KO-YA:色々あったよね(笑)。 YUTTY:普通の会社だったら「じゃあ、もうやめよう」ってなっていたと思うし、続けていてもギクシャクしてしまっていたと思う。でも、みんなの根底にあるダブルダッチへの強い思いがゆえの衝突だったと思うし、むしろそこがあったからこそ、やり続けることができたと思っています。 Daichi:まず良かったと思う点だと、1つ目としては、今まで「ダブルダッチのイベント=OVER THUMPZの皆さんが運営してくださっていた」というところからひとつ外に出たことかなと。もちろんKO-YAをはじめOVER THUMPZの人もいるんだけど、そこに様々なバックグラウンドのメンバーが入ってチームを組み、その大会が5年も続いたことは、少し前では考えられなかったなと思います。 そして、そのメンバーが「次世代の子たちにもっといい場を作りたい」とか「自分が好きなダブルダッチがもっと広がってほしい」とか、そういう思いで手を取り合ってここまでやったというのは、単純に本当にすごいなと思います。もちろん、様々な方の力をお借りしてのことではあるのですが。 そして2つ目としては、特にKO-YAに対してになるかもしれないけど、今まで表に立って活動していたプレイヤーがこうして裏方のことを知ることで、発信の幅が広がったことですね。 KO-YA:そうですね、ITADAKIのときは僕ら完全に裏方ですから(笑)。 Daichi:イベントを1つ作ることの大変さを、長いこと裏方をやってきた我々が話すのと、現役で影響力のあるKO-YAが言うのとでは全然違うし、なおかつKO-YAは裏方をやりつつオーガナイザーでもあるから、「俺はこういう思いでやっているんだ」と発信力を持っている。KO-YAが裏方を知ったことによって、ITADAKIとしてというより、業界全体がグッと上がったと感じています。 …で、悔しかったことは、思い通りにいかなかったことが多かった(笑)。正直、もうそこに尽きるかもしれない。みんなそれぞれが思いをもって、もっとみんなが楽しんでほしいとか、出場してほしいと工夫をしていくなかで、時には言い合いに発展したこともあったけれど、実現するには想像よりもハードルが高かったことも多かった。この5年間で学んだ課題を、今後どう活かしていくかがこれからのテーマだなと感じています。 KO-YA:当初 ITADAKIをやるにあたって、目標に掲げたことが2つありました。 1つは、高校生にフォーカスが当たるイベントがそれまでなかったので、高校生が本気になれる場所を作ること。日本の高校生の熱量って本当にすごいし、高校生が盛り上がったら、未来的に業界がもっと発展・成長していくと思っていたから。 © ITADAKI 実際、この場所を作ったことでスターも生まれていったと思います。2021年、初回で優勝したNAO* は、大学生になっても更に活躍していったし、彼に限らず、昨年(2025年)にゲストで出てくれた子たちの中にも「ITADAKIで熱量が上がって、ダブルダッチにのめり込んで、今プレイヤーとして活躍しています」という子が現れてくれた。 *NAO AKAGAMI:キッズ時代から注目を集めているスタープレイヤーのひとり。2021年、ショーケース・1on1 BATTLE ともに優勝。その後、別大会の大学生ソロバトルでも日本一に輝くほか、数々の実績を残す。現在はプロチーム『Millennium Collection』の一員として活動。 高校生たちが仲間と本気になって、青春をかけて頂点を目指す場所を作れたというのは、すごく未来につながる大きな成果だなと思っています。 もう1つは、ダブルダッチ業界やストリートカルチャーの業界だけでなく、それを知らない人たちにまで届けられるコンテンツにしたいという目標。これに関しては、まだ届ききっていない悔しさがすごくあります。 我ながら良いイベントにはなったと思いますが、もっとブラッシュアップして、「ITADAKIを見てダブルダッチを知って、始めたんだよね」となってほしかったですが、ここはまだ出来ることがありましたね。ただ、それでもやってみたからこそ初めて見えてきた色々な課題、やらなかったら知れなかったようなことにも触れられたことは良かったなと感じています。 なぜ「裏方」の道へ? KO-YA:それから、これは個人的な思いになるのですが… 僕はプロとしてダブルダッチプレイヤーをやりながら、裏方のオーガナイズやプロデュースをやらせてもらうきっかけを得て、本当に視野が広がったし、自分の経験としてそれが本当に大きかったと感じています。 これまで大会やイベントも“出る側”として、僕らが輝くような場所を創ってもらってきていましたが、「裏方の輝きってこんなにかっこいいんだな」ということを知れたんです。イベントを作ってきてくれた人たちへのリスペクトが、より一層深まりました。自分が出場する他の大会や、他の方がやっているイベントに対しても、より深い目線や広い目線で見られるようになったのは、自分の中で大きく得られたことです。 「プレイヤーとして:表のKO-YA」と「オーガナイザーとして:裏のKO-YA」という2つの顔が掛け合わさって、武器になる瞬間を作れたのは、1つの新しい形なのかなと。表だけやっていても人に響かなかったり、裏だけやっていても人の耳のシャッターを開けられなかったりする。裏と表を同時にやることで、人を巻き込める力というのは、自分自身すごく感じました。今後、そこに興味を持ってくれる現役のプレイヤーが現れたら、もっともっと業界が発展していくと思うので、自分でもこの立場を発信していきたいし伝えていきたいですね。 このように裏方としての経験が大きかったと話してくれたKO-YAだったが、そもそもプレイヤーとしても活躍していた3人は、なぜ裏方の道へ進んだのだろうか。 YUTTY:僕は大学を卒業して一度就職したのですが、そこで色々なビジネスモデルを見て。色々なことを考え、結局のところ「幸せの総量」みたいなものって、“場所を作っている側”の方がたくさん生み出せているんじゃないかと思ったからですかね。 イベントや仕組みを作ることによって、色々な人の披露の場もそうですが、そこで仕事する人も増えますよね。そこに関わる人たちの色々なドラマも作れる。 自分が競技をプレーすることにどこかで終わりがくるけれど、「ITADAKI」という“箱”や仕組みを作ることで、様々な可能性や夢や、憧れを作ることができる。 それこそ“箱”が残れば、仮に自分が死んだ後にも「あのITADAKIを作ったのって、KO-YAさん・Daichiさん・YUTTYさんたちなんだよ」って語り継がれたりもするだろうなと(笑)。自分の名前や関わったことを長く残したいと考えたとき、その選択を取りました。 Daichi:自分は、そもそも初めて裏方をやったのは大学4年生のとき。当時は大会のゲストもやりつつ、地方によっては大会のスタッフが圧倒的に足りていなくて。そこで、ゲストである自分が出番の直前までずっとスタッフをやっていました。初めてのポジションは照明でしたね。それが最初の裏方経験です。 そして、大学を卒業してからもダブルダッチには関わっていたくて、スタッフとしてもなんとなくやっていました。なので、「ここから裏方をやった」という明確な境界線はあんまりないですね。当時は『Waffle』をやっていたので、自分が出ないときは裏方をやるという状態でしたね。 *Wafffle:Daichiが所属している社会人チーム。過去に世界大会で2度優勝。 そして、自然とタイプが似ていて、昔から面倒を見てくれていたのが、OVER THUMPZのU-SK* さんだったんです。大学2年生の時から、U-SKさんの家に行って、映像制作や撮影を教わって、それもあって就職も映像系に進みました。U-SKさんから教わったことを自分でもやってみて、かつ業界に還元したいと思ったのが、今の動きのきっかけですね。 *U-SK:OVER THUPZのメンバーであり、現在は大会の映像制作や演出を担当。かつてはプロチーム「J-TRAP.」に所属し、精力的にパフォーマーとして活躍していた。 Daichi:ただ難しいと思うのは、一歩踏み込むと面白く感じるタイミングがあるんだけど、当日だけを手伝ってもらうスタッフの立場だと、楽しさを感じるのが難しい部分もありますよね。自分もそうだったからこそ、途中からどんどん意見を出すようになりました。 © ITADAKI 僕らとしては、携わってくれるスタッフの皆さんに「楽しい!」と思わせる仕組みを作ることも大事な役割だと思っています。 逆に、KO-YAが裏方をやろうと思ったのはどうして? KO-YA:がっつり裏方を経験できたのはITADAKIの規模感ですが、これまでも深夜のイベントやキャンプ企画、学生時代には卒業公演など、みんなで“お祭り”を作るようなことはやっていました。 振り返ると、裏方をやりたいと思った自分の中のキーワードに、小さい頃から『秘密基地』作りが好きだった、ということがあります。お祭り好きというのも掛け合わさり、当日どうしたら盛り上がるかを考えることが好きでしたね。 ただ、当時はそれを「裏方」として意識していたわけではなくて、自分はプロのプレイヤーとしてダブルダッチを続けるということにしか興味がありませんでした。「体が動かなくなったら裏に回る」みたいな考えは一切なく(笑)。 大きな転機はやっぱりITADAKIですかね。実は初回開催は2021年ですが、企画の構想は2019年ごろからあったんです。途中でコロナ禍に突入し、時間が経ってしまったんですが。 そこでYUTTYと「今の高校生たちにフォーカスを当てたムーブメントを起こすことが必要じゃないか?」と、そしてそれが面白いのではないかという話になりました。 プロをやりながら「どうやったら業界が発展するだろう」と他のスポーツ業界を見た時に、野球でいう『甲子園』のように、高校生が本気で盛り上がる場所があるカルチャーは、更に発展していくという確信がありました。 © ITADAKI 昔から「高校生に向けたイベントは絶対にやった方がいい」と話してはいたけれど、プレイヤーとしての活動に注力していたこともあり、踏み出せずにいた。そんななか、高校生が大学生たちを上回って優勝するなどの発展を見て、「今こそやるべきじゃないか」と自分自身すごくワクワクしたんです。 そして、自分たちの思いを乗せて“祭り”を作る先輩たちの背中を見てかっこよさも感じていたので、俺もやってみよう、絶対にやった方が良いじゃん、と思い始めました。 Daichi:聞いてみたいんだけど、いざITADAKIをやってみて、こんなに大変だと思ってた?(笑) KO-YA:全く思っていなかったです(笑)。特に初年度は右も左も分からず、本当に大変でした。心が折れそうになったこともあったけど、自分が言い出した手前、コミットしたからには最後までやらずに終わるのはかっこ悪いし、後悔すると思っていたから。びっくりドンキーでYUTTYと話して、やるって決まっちゃったから(笑)。 YUTTY:懐かしい! びっくりドンキーで話して、びっくりドンキーで決まりましたよね(笑)。 KO-YA:ただ、結果的に今はみんな裏方をやっているけれど、根本は「何かを変えたい」「こうだったらいいのに」という思いで突き進んだ結果として裏方に辿り着いただけで、何かを変えたいと思ったら裏方をやるしかない、というわけではないと思います。けど、その裏方を面白いと思える人が今の「ITADAKI」を作り上げてくれている。そう考えると、「表」や「裏方」という言葉を使ってきましたが、その境界線も特にないなと感じました。 Daichi:結局は“ものづくり”だと思うんですよね。もし僕たちがダブルダッチに関わっていない人間だったら、ただの「表と裏」になっていたかもしれないけれど、あくまでダブルダッチというカルチャーの一部の“ものづくり”として、作り上げるものがパフォーマンスなのかイベントなのかの違いだけだと思うので、境界線なんてないと思います。 「ITADAKI」のこだわり そんなITADAKIは、オープンスペースでの開催や、エンタメ要素をふんだんに取り入れた大会として、他と一線を画したフォーマットとなっている。そのこだわりと意図について訊いてみた。 KO-YA:一番は“人間味”が出てほしいなと思っています。選手たちがどのような思いでダブルダッチをやっているか、ITADAKIに出ているのか、そういう熱や声を届けられるイベントにしたいと思っています。ショーケースの前後に全チームMCとの掛け合いの時間があるのですが、あの時間もそういう意図から設けています。 © ITADAKI そして、ダブルダッチ業界以外の人たちがキャストに入ることで、お茶の間にも届けられる可能性が広がったり、単純に違うジャンルの人が入ることで、視点が変わって面白い幅が広がる。そこへのこだわりもあります。 ただもっとやりたいこともあるのですが、実現に向けたハードルが高く断念し、悔しい思いをすることもあります。本当ならもっと事前から選手に密着して、そのストーリーを見せられたら、応援する皆さんももっと深く入って楽しめるし、自分自身にも落とし込めると思うんです。ここは追求していきたいと思っています。 Daichi:やっぱり、初めて見るものをいきなり理解するのは難しいと思うんです。特にダブルダッチはまだまだ珍しい部類に入ると思うので、楽しむ方法を1つでも多く提供することが大事ではないかと思うんです。 「ダブルダッチすごいですよ、面白いですよ」と見せるだけじゃなくて、それにプラスしてキャストとして他のカルチャーの方がいることで、そのキッカケを作ることができると思っています。 キッカケがあるからこそ、この大会や高校生たちの姿が更に多くの人に届いて、それが高校生に還元されるきっかけになればと思っています。 “エンタメ性”が絶対の正解ではないけれど、何かのキッカケを作る場にしたい。高校生がもっといいところで活躍して、全体が上がるきっかけに繋がればいいなと思ってチャレンジしています。 YUTTY:会場として初年度から川崎ルフロンさんにお世話になっていますが、もともと最初から、ダブルダッチを多くの人に届けることもテーマとしていたので、そういう背景もあってあのようなオープンスペースの場所で開催しています。正面からだけでなく、色々なところから見るダブルダッチというのも面白いですよね。 未来をになう高校生たちへ シーンの未来を担う高校生たちへ──最後に、業界を駆け抜けてきた3人から、高校生たちへの思いや願いを訊いた。 YUTTY:自分で部活動を作ったり、団体を立ち上げたり… 自分たちでムーブメントを起こせるような子が増えてきたら嬉しいですね。ここ最近、ちょっとずつ自発的に応援しているムーブメントも生まれてきて、僕たちが求めていた「仲間像」を体現してくれていると感じますし、なんだかダブルダッチの“原点”を思い出させてもらいましたね。 そういう熱い仲間同士の姿が、今後もっと増えていけばいいなと思います。 Daichi:僕からは、まず「シンプルに楽しんでくれ」ということですね。出場する子はそれだけでいい。何にも気にしなくていいから、全力で楽しんで、仲間と青春をかけてほしい。その上で、将来自分が何になりたいかを考える時期だと思うので、ダブルダッチに関わる中で「あの人かっこいいな」「あの仕事どうやってやっているんだろう」と、何かを作るキッカケや自分の大切な経験として、今を全力で楽しんでほしいなと思います。 KO-YA:1つは、仲間と「本気で目標を目指す」という経験をいっぱいしてほしい。それによって気づくことや成長することがたくさんあるから。そしてもう1つは「自分が主役なんだ」ともっと輝きたい思いを持っていいということ。「俺が主役になってやる」という気持ちを持って挑んでほしいし、その舞台は僕たちが全力で作ります。 開催概要 © ITADAKI イベント名:ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2026日時:2026年9月27日(日)会場:川崎ルフロン主催:ITADAKI 実行委員会共催:INTERNATIONAL STREET FESTIVAL 実行委員会、川崎市主管:有限会社OVER THUMPZ、株式会社KOERU / スキルハック後援:一般財団法人日本ジャンプロープ連合協力:川崎ルフロン、日本学生ダブルダッチ連盟メディアパートナー:FINEPLAY
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bmx賞金総額435万円!都会のど真ん中でレーシング、パーク、ストリートが三つ巴の一戦!「TOYO TIRES Downtown BMX 2026」2026.09.042026年8月29日(土)に「TOYO TIRES Downtown BMX 2026」が大阪府大阪市のグランフロント大阪「うめきた広場」にて開催され、男子は上村竜生選手、そして女子では西村寧々花選手が今大会王者となった。 「Downtown BMX」とは、BMXレーシングとBMXフリースタイルの融合競技。またその競技名の通り会場となるのは街の中心地(Downtown)。本大会はパンプトラックやボックスジャンプなどを組み合わせた特設コース上でスピードとエアーの高さから勝敗を争う。レーシングのスピードとフリースタイルの高さあるエアーの迫力を元に、よりエンターテイメントにショーアップされた演出が観客を魅了する本大会オリジナルのBMX競技だ。 photograph by Naoki Gaman / DowntownBMX 今年で4回目の迎える本大会は、例年同様に大阪府大阪市のグランフロント大阪「うめきた広場」で開催。大阪駅と梅田駅に隣接するこのエリアは都会のど真ん中で、近隣にはビジネス街や商業施設などがあり人通りが非常に多い。大会当日は中盤で大雨に見舞われるアクシデントがあったものの、その後も大勢の観客で会場は埋め尽くされ、今年も終始大盛り上がりの1日となった。 大会フォーマットはトーナメント制であり、各レースはスタート位置を交互に入れ替えた2本で争われ、両者が1本ずつで勝ちを分け合った場合は最後のフィニッシュジャンプでのエアーの高さで勝敗を決めるというレーシングとフリースタイルの両方の要素を取り入れた形となっている。なお出場者は招待制であり、男子が16名、女子が8名とレーシングとフリースタイル種目の両方から国内トップライダーたちが参戦した。 以下は、今大会の注目ポイントをまとめた大会レポート。 各種目のトップライダーたちが各々の強みを魅せて盛り上げた接戦の数々 photograph by Naoki Gaman / DowntownBMX 大会開始後、男子のトーナメント1回戦の途中にゲリラ豪雨に見舞われたことから、コースコンディションの復旧の為に大幅な遅れが発生。一時はどうなるかと思われたが大会スタッフだけではなく選手たちも加わった懸命な復旧作業により無事に本戦が再スタート。決勝以外は一発勝負となるなど変更を余儀なくされたが、夜間の開催だったこともあり、会場内は色鮮やかなライティングとスモークを使用した特殊効果演出により、選手・観客・MC・DJが一丸となって盛り上がった。 photograph by Naoki Gaman / DowntownBMX 予選から準決勝まで、普段ではなかなか見られないマッチアップが多く、異なる種目のオリンピアン同士の一戦や、若手選手がトップ選手に対して下剋上したりと普段の大会ではあり得ない組み合わせとその戦いが会場に訪れたライダーの仲間たちや観客を驚かせ、会場を盛り上げ続けて、どのマッチアップも目が離せない展開に。 そんな熱い戦いの末に迎えた決勝では、男子がBMXレーシング中林凌大とBMXフリースタイル上村竜生という種目を越えた一戦が実現。一方、女子は今大会初出場で東京・パリ五輪BMXレーシング日本代表の畠山紗英と昨年度のDowntown BMXチャンピオンである西村寧々花の対戦となった。 女子決勝の様子 西村(左) vs 畠山右)photograph by Naoki Gaman / DowntownBMX 女子は1本目、今大会を通して安定した強さを見せた西村が着順で先勝する一方で、2位の畠山は2本目で最終エアーで高さを稼いだ上で勝ち切ることが求められた。満を持して迎えた2本目では、畠山がインコースでアドバンテージを持ち先行。そのまま最終ジャンプまで順位を守ったが、エアーの高さが1本目の西村の持つ記録に10センチ及ばず、1対1の末、エアーの高さで勝利した西村が2大会連覇を果たした。 男子決勝の様子 上村(左) vs 中林(右)photograph by Naoki Gaman / DowntownBMX 男子では、上村が見せた素晴らしいライディングが1本目を制し、レーサーの意地を見せつけた中林が2本目を勝ち取るなどお互いに勝ち点を分け合う展開に。ただこの展開ではハイエアーを得意とする上村に軍配。大会で最も高いエアーを記録したハイエアー賞を獲得するほどの見事なエアーで大会初優勝。今回の男子カテゴリー王者の座は上村の手に渡った。 大会後のジャムセッションタイム (伊藤大空)photograph by Naoki Gaman / DowntownBMX そして、最後は毎回恒例となったジャムセッションタイム。フリースタイルライダーによる大技のパフォーマンスはもちろんのこと、レーシングのライダーも交えたジャンプトレインショーが始まるなど、参加しているライダーたち、パフォーマンスを見て盛り上がる観客、そしてこの空間を作り上げるスタッフを含むすべての人が、このBMXというスポーツを通じて繰り広げられる非日常をここ都会のど真ん中で共有した。 最後に 優勝者及び特別賞を獲得した選手の顔ぶれphotograph by Naoki Gaman / DowntownBMX 今年で4度目の開催となったDowntown BMX。今後はさらに規模を広げていくという話も耳にする中、都会のど真ん中でBMXレーシングとBMXフリースタイルの両方の魅力を感じられるこの大会が開催されることでさらにBMXシーンが世の中に普及していくことを期待したい。 大会概要 名称:TOYO TIRES Downtown BMX主催:Downtown BMX実行委員会日程:2026年8月29日(土)大会カテゴリー:男子部門、女子部門会場:グランフロント大阪「うめきた広場」住所:大阪府大阪市北区大深町4−1費用:観戦無料
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bmx世界最高峰のBMXとFMXパフォーマンスが音楽フェスを彩る!「WILD BUNCH FEST. 2026」モンスターエナジースペシャルパフォーマンス2026.09.012026年8月21日(金)〜23日(日)の3日間にわたり、山口県の山口きらら博記念公園にて西日本最大規模の野外音楽フェス「WILD BUNCH FEST. 2026」が開催された。本イベントには全国から81組の人気アーティストが集結し、音楽で2026年の夏を彩る3日間に会場には3日間で59,817人が来場した。また本イベントにはアクションスポーツを牽引するモンスターエナジーが特設ブースを出展。会場内ではドリンクのサンプリングだけではなく、昨年に続きBMXとFMXのスペシャルパフォーマンスを全3日間にわたり実施。スペシャルパフォーマンスにはモンスターアスリートを含めた国内外で活躍するトップライダーたちが登場。世界最高峰のライディングを披露し、会場に訪れた来場者たちを音楽フェスの枠を超えた熱狂の渦に巻き込んだ。なお本記事ではBMXとFMXのスペシャルパフォーマンスについて紹介する。 BMXスペシャルパフォーマンスでは佐々木元や小澤美晴を筆頭に国内のトップライダーが集合! 左から佐々木元、上村竜生、松本翔海、上田崇人、小澤美晴の順 1日3回の全3日間で9回開催されたスペシャルパフォーマンスでは、BMXからはフラットランドライダーとしてモンスターアスリートの佐々木元、パークライダーとしてはモンスターアスリートの小澤美晴と松本翔海に加えて、上田崇人と上村竜生の2名が加わり計5名が参加。MCにはアクションスポーツMCであるワダポリスを迎えて、終始大盛り上がりの中でショーケースは進行していった。 佐々木元のパフォーマンス パフォーマンスのトップバッターを担ったのは、数々の世界タイトルを持ち、長年世界最高峰の舞台で活躍し続ける佐々木元。観客の前へ「サーフライド」や「フロントペグウィリー」で登場すると、自身の得意とするフロントスピン系の技を次々と披露。最後には彼しかメイクできない高難度のシグネチャートリック「元スピン」を披露し会場を沸かせ、最初から観客をロックした。 小澤美晴のパフォーマンス 次に登場したのは、弱冠16歳ながら今年X Gamesデビューイヤーにてシーズン完全優勝という歴史的快挙を達成し、BMXフリースタイルパーク界が最も注目する女子ライダーである小澤美晴。今回はクオーターでの「バースピン」や、ボックスジャンプでの「360」や「バースピン to X-Up」といった小澤が世界を勝ち取った完成度の高いトリックの数々を披露しさらに会場のボルテージを引き上げた。 上田崇人のパフォーマンス そして続いて登場したのはパークでの実力はさることながら現在ストリートの世界で頭角を表している上田崇人。ボックスジャンプでのスタイリッシュな「タックノーハンド」や「トボガン」などでライディングを進めていくと、終盤ではボックスジャンプでの「バースピン180」から、クオーターでの「ダブルペグ」、その体勢からボックスジャンプに戻り「フェイキー360」といったパークのセクションを使ったストリートスタイルのトリックの数々で、バリエーションを魅せて観客を楽しませた。 上村竜生のパフォーマンス その後に続いたのが、日本国内で活躍しビックトリックを含めた豪快なライディングが特徴的なトップライダー上村竜生。今回もボックスジャンプでの「360テールウィップ」や「バックフリップ」などをハイエアーの中に織り交ぜた豪快なライディングを魅せると会場を大きく沸かせてみせた。 松本翔海のパフォーマンス そして最後に登場したのは小澤美晴と同い年で、日本を代表する若手の成長株として実力を世界にアピールしている松本翔海。今回はボックスジャンプでの「720」や「バックフリップ」をはじめ、クオーターでの「バースピン」や「フレア」など大技をまとめたライディングを披露。来場者は終始その世界レベルのトリックの数々に目を奪われ歓声を上げる姿も見られた。 FMXスペシャルパフォーマンスでは釘村孝太、鈴木耕太、野口陸夢の3名がビックエアーで会場を沸かせた! 観客とハイタッチする釘村孝太 同じくBMXと交互に開催されたFMXスペシャルパフォーマンスでは、モンスターアスリートの釘村孝太をはじめ、鈴木耕太、野口陸夢といった計3名が参加。会場内に響くバイクの大きなエンジン音とキッカーから放たれるビッグエアーがフェス来場者の目を惹き、多くの観客が集まった。MCには同じくBMXと同様にFMX界の有名MCであるワダポリスの進行の下でショーケースが行われた。 野口陸夢のパフォーマンス まずはFMX界の若手としてその活躍が注目される野口陸夢。野口はスタイルに溢れた様々な「スーパーマン」や「デッドボディー」といったシンプルかつ豪快なビックエアーに映えるダイナミックなトリックを連発し、存在感を示すライディングで会場を盛り上げた。 鈴木耕太のパフォーマンス 次はモトクロスレースに全力を注いできたバックボーンから培われた「空中での危機管理能力」と「抜群の安定感」が特徴的なのが鈴木耕太。鈴木も豪快な「スーパーマン」で身体を温めると、誰よりも早々に「バックフリップ」をメイク。そのあとは「バックフリップ・ノーハンド」や「バックフリップ・ナックナック」といった大技を披露した。 釘村孝太のパフォーマンス そして最後は長年日本のFMXを世界にアピールし続けている釘村孝太。釘村はスタイルに溢れた「ウィップ」や「クリフハンガー」、さらに「バックフリップ・ノーフットナックナック」や「バックフリップ・コルドバ」といった大技を交えて様々なトリックバリエーションを披露。 最後にはライダー3名で連続してトリックを行う「トレイン」を披露して会場を沸かせると、パフォーマンス後には柵から身を乗り出して手を出す観客とハイタッチを交わす様子も見られ大盛り上がりで終演した。 下記はイベント後にインタビューされたモンスターアスリートによるコメントだ。 モンスターアスリートコメント 小澤美晴(BMXフリースタイルパーク) - 今回、音楽フェス(ワイバン)という場所でパフォーマンスをしてみていかがでしたか? 佐々木:「お客さんがフェスを楽しみに来ていることもあって、リアクションも良くてすごく盛り上がってくれたので、僕たちもすごい熱が入ってパフォーマンスできたので楽しかったです!」 小澤:「BMXはまだマイナーで知られていないことも多いので、大勢の人たちが見てくれるこのようなフェスでライディングできてすごい嬉しかったです!」 松本:「去年に引き続き参加したのですが、今回も来場者が多くて、通りすがりでもたくさんの人が足を止めて見てくれたのでとても嬉しかったです!」 釘村:「かなりの観客の多さにテンションぶち上がりました!普段なかなかこういう機会もないので、すごい良い経験になりましたし、お客さんもすごい盛り上がってくれたので、めちゃくちゃいいイベントです!」 松本翔海(BMXフリースタイルパーク) - 皆さんにとって「音楽」とはどういったものですか? 佐々木:「練習中はもちろんずっと流していて、その日の気分によって曲をチョイスしたりするので、常に自分と一緒にあるものというか、BMXを練習するモチベーションを上げてくれる大切な存在です!」 小澤:「BMXに乗る時はもちろん聴くんですけど、やっぱり音楽がないと、普段もBMXに乗っている時も調子が上がらないことが多いので、音楽は自分にとってすごく大事ですね!」 松本:「めっちゃ音楽大好きなので、暇な時はずっと聴いてますし、練習中もかけていて、音楽があると常に気分が良くなるので大切なものです!」 釘村:「音楽は生きていく上で必要なものですね! 普段からいつも聴いていますし、特にライディングの時にはモチベーションを上げるためにも音楽の力を借りているので、自分にとって音楽はとても大切なものです!」 釘村孝太(FMX) - BMXとFMXが同じ空間でパフォーマンスを披露するのは珍しいと思いますが、お互いのライディングを生で見て感じることはありますか? 佐々木:「昔は色々なイベントでFMXの方と一緒にショーをすることも多かったんですが、コロナ禍からかなり減ってしまっていたので久しぶりの共演でした。BMXとFMXというクロスカルチャーの側面でも普段聞けないようなお話もたくさん聞けたので、今回ご一緒にできて楽しかったです!」 小澤:「今までFMXを観る機会は少なかったのですが、ジャンプはすごく高いですし、技もとても難しそうなので、今回生で観てすごいカッコいいなと感じました!」 松本:「今までX Gamesのような大会でFMXは観たことがあったんですけど、ライダーの方と直接話したりと間近で体感できたことがとても新鮮でした!」 釘村:「こういったイベントはずっと続いて欲しいですね。一緒にパフォーマンスすることでの会場の盛り上がりは半端ないですし、同じアクションスポーツ繋がりで仲良くなって色々な広がりも生まれますし。自分も普段BMXライダーたちをチェックしているので『今回もやべえライダーたち来てるな!』と楽しみにしていました!」 佐々木元(BMXフリースタイルフラットランド) - 今後の目標などがあればぜひ教えてください。 佐々木:「生涯現役で活動することが目標です。僕はモンスターアスリートとして今年13年目になりましたが、BMXのモンスターアスリートも増えてこのようなイベントも多くなってきたので、もっと色々な場所でみんなと継続してパフォーマンスできたらいいなと思います!」 小澤:「一番の目標はオリンピックで金メダルを取ることですが、みんなに憧れられる選手になるために頑張りたいです!」 松本:「目標はオリンピックで金メダルを取ることで、最近は世界大会にも行っているので、まずはそこで良い結果を残せるように頑張ります!」 釘村:「今47歳なので、まず50歳までは今持っている技を衰えることなくメイクできる状態をキープして、もっと多くの人たちにパフォーマンスを届けるのが今の目標ですね!」 イベント概要 イベント名称:WILD BUNCH FEST. 2026(ワイルド・バンチ・フェス・ニセンニジュウロク)開催期間:2026年8月21日(金)・22日(土)・23日(日)会場:山口きらら博記念公園ステージ数:5ステージ出演アーティスト数:81組
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others白馬でジャンルの壁を超えた新たなライディングカルチャーフェス誕生!「Hakuba STOMP! Fest 2026」イベントレポート2026.10.03長野県白馬村にて、アクションスポーツとストリートカルチャーの魅力を凝縮した新しいライディングカルチャーフェスティバル「Hakuba STOMP! Fest 2026」が初開催された。MTB、BMX、スケートボード、STRIDERといったジャンルの垣根を超え、全国から130名のライダーと約350名の観客が集結。19社のスポンサー・パートナー企業がサポートに名を連ね、白馬の壮大な自然の中でローカルと全国のカルチャーが交差する新たな交流と発信の場が創出された。 「勝敗だけではない」―カルチャーの原点を体現する、Hakuba STOMP! Festのフェス哲学 「Hakuba STOMP! Fest」が掲げるコンセプトは「ライディングは勝つことだけではない」というメッセージ。本イベントは従来の競技会とは異なり、MTB、BMX、スケートボード、STRIDERという異なるジャンルのライダーがここ白馬に集結。性別・年齢・経験・ライディングレベルによるカテゴリー分けを行わず、子どもや初めて大会に参加するライダーから、経験豊富なプロアスリートまで、誰もが同じフィールドでライディングし競い、自分自身のスタイル、クリエイティビティ、そして個性を表現できる環境が実現した。 異なるジャンルやレベルのライダーが集まることで、お互いのライディングを見て学び、それぞれの個性やスタイルを尊重するという、ストリートライディングカルチャーのルーツを反映して設計されたこのイベント。ライダーたちは単に勝敗を競うだけではなく、お互いのスタイルを認め、リスペクトし、それぞれの個性を称え合うことを大切にしている様子が垣間見られた。 今回は異なる世代、ジャンル、コミュニティから、ワールドカップチャンピオン、経験豊富なローカルライダー、若いビギナー、そして大会初参加のライダーまでが白馬に集まり、ライダー同士がお互いから刺激を受け、自分自身に挑戦して「ライディングだからこそ生まれる魅⼒」を共有した。 下記は本イベントで開催された各コンテンツの数々だ。 白馬を舞台に9つの異なる大会が繰り広げられた本イベント 会場内では、自転車・スケートボードの多様なアプローチから個性を発揮できる9つのカテゴリーの大会とショーケースが実施された。 BMX/MTB バニーホップジャンプ:バニーホップで限界高度へ挑戦 BMX/MTB スロープスタイルジャンプ:ビッグエアから放たれる豪快かつスタイリッシュなエアトリックの数々 BMX/MTB デュアルパンプトラックスピード:凹凸のあるパンプトラックを漕がずにプッシュで駆け抜ける迫力のスピードバトル BMXストリート:セクションや街中の構造物を模した特設エリアでのストリートライディング ストリートスケートボード:デッキのコントロールとスタイルで魅せるスケートボードコンテスト サーフスケートジャム:波に乗るような独特の浮遊感とカービングを見せるジャムセッション ストライダースピード:次世代を担うキッズライダーたちがキックバイクを使って本気で駆け抜けるストライダーレース BMXフラットランド:平地でBMXを自在に操り繊細かつ高度なバランスと技を繰り広げるコンテスト ハイエストオーリー:スケートボードトリックのオーリーにて最高到達点を競う熱血バトル 様々なアクションスポーツシーンから超豪華ゲストライダー陣が登場 本イベントには日本のアーバンスポーツ・アクションスポーツシーンを最前線で牽引する豪華ゲストライダーたちが参戦。Red Bullアスリートのトライアルライダー西窪友海をはじめ、BMXフラットランドから片桐悠と片桐亮、本村果林、吉田幸生。スケートボードから中澤克哉と濱村大征、パンプトラックトップライダーとして古野哲也、マウンテンバイクから清水一輝と井本はじめ、BMXストリートから白石大輔、清水山至郎、工藤秀之、丸山理創、ジェイ・ジョンソンといったトップライダーから若手の成長株が集結した。トップライダーが見せる世界レベルのセッションと、それに刺激を受けたキッズやアマチュアライダーの果敢なチャレンジが各所で巻き起こり、会場のボルテージは終始最高潮に達した。 昼間の熱気そのままに盛り上がったアフターパーティーの夜 昼間のコンペティションの熱狂はそのまま夜のアフターパーティーへと引き継がれた。会場では一晩を通して焼きたてのピザやドリンクが振る舞われ、DJブースから流れるグッドミュージックのもと交流が行われた。昼間の競技ハイライト映像に加え、Red Bullアスリート西窪友海出演の映像作品が上映されたほか、西窪自身がDJブース前で圧巻のMTBトリックが生披露。豪華なスポンサー賞品が当たる抽選会も開催され、ライダーとファン、ローカルとゲストが一体となって白馬の夜を楽しんだ。 2日目:白馬の壮大なロケーションを満喫する「コミュニティライド」イベント 2日目には、白馬村の豊かな自然空間と充実したアクティビティ環境を最大限に生かした「コミュニティライド」が開催され、合計70名のライダーが参加。MTBでは岩岳での本格的なダウンヒル、透明度を誇る青木湖周辺を巡る青木湖ライド、広大な芝生を滑り降りるグラススラローム。BMXでは街中やパークを巡るストリートライディング、およびフラットランド・ジャムセッション。スケートボードでは白馬村にあるスケートパーク「True Players」にて行われたローカルセッション「True Players Jam」。そしてSTRIDERではプロのアドバイスを受けながら楽しく上達するスキルアップ・レッスン。 トッププロとアマチュア、大人と子どもが共に風を切り、ライディングを通じて白馬の魅力を全身で体感する、最高の締めくくりとなった。 最後に 初開催にして強烈なインパクトと温かいコミュニティの絆を残した「Hakuba STOMP! Fest」。主催者であるHakuba Hospitality Groupは「来年のHakuba STOMP! Festは、さらに壮大なイベントへと進化します!」と宣言しており、次回の開催に向けて早くも期待が高まっている。ここ白馬がアクションスポーツとストリートカルチャーの街として今後どのように発展していくのか注目だ! イベント開催概要 イベント名称: Hakuba STOMP! Fest 2026開催地: 長野県白馬村参加・動員実績:参加ライダー:130名来場観客数:約350名2日目コミュニティライド参加者:70名 サポート企業(19社): SPICY HAKUBA, ELEMENT, STRIDER, RHYTHM JAPAN, JYKK JAPAN, OAKLEY, IRC TIRE, Coca-Cola, INOAC, DC SHOES, VOLCOM, GIANT, quest., KABA, ENJOY HAKUBA!, Happo-one, YOW, HAKUBA IWATAKE MOUNTAIN RESORT, LOOSE RIDERS JP, NORCO
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freestyleクラウドファンディング実施!フリースタイルフットボール×バスケの2on2「DRIVE OUT」第2回が10月17日に横浜赤レンガ倉庫で開催!2026.10.03フリースタイルフットボールとフリースタイルバスケットボールを掛け合わせた日本初の2on2バトル「DRIVE OUT」の第2回大会が、2026年10月17日(土)、横浜赤レンガ倉庫イベント広場で開催される。大会のアップグレードに向け、クラウドファンディングも実施される。 「DRIVE OUT」は、フリースタイルフットボールとフリースタイルバスケットボールという2つのストリートカルチャーを掛け合わせた、日本初の2on2フォーマットのバトルイベントだ。 同じ競技、もしくは異なる競技のプレイヤー同士がコンビを組み、互いの技術や表現力をぶつけ合う。競技の垣根を越えた唯一無二のステージが展開される。 第1回の熱気を次のステージへ 昨年開催された第1回大会は、手探りのスタートでありながら、競技の枠を超えた熱いバトルとこれまでにないエンターテインメント空間を生み出した。会場には多くの観客が詰めかけ、SNS上でもプレイヤーやファンをはじめとするカルチャーシーン全体に大きな反響があったという。一方で、選手が全力を出し切るためのステージ環境や、観客をより楽しませる演出面など、レベルアップすべき課題も見つかった。実行委員会は、この熱気と反省を糧に、選手が輝き、観る人すべてが胸を熱くできる空間づくりを進めている。 横浜赤レンガ倉庫という大舞台で開催 会場となる横浜赤レンガ倉庫のイベント広場は、昨年「YUSF」全体で2日間に約70,000人が来場した大規模なイベントスペースだ。ストリートカルチャーになじみのない幅広い世代や通りがかりの人々にも、その熱気と技術の高さに直接触れてもらえる機会となる。2つの競技が融合する新しい表現の形も、既存の枠組みにとらわれない大会ならではの魅力だ。 目指すのは次世代の「憧れの舞台」 実行委員会が目指すのは、「DRIVE OUT」を単発のイベントで終わらせず、次世代のプレイヤーが「あの舞台に立ちたい」と目標にする、権威と熱量を兼ね備えた大会へ育てることだ。 フットボールとバスケットボールの垣根を越えてストリートの魅力をより多くの人に届け、プレイヤーが持続的に活躍し、評価される大会を築いていくという。 大会のアップグレードに向け、クラウドファンディングを開始 第2回大会の開催にあたり、実行委員会は目標金額50万円のクラウドファンディングを実施する。支援金は、大会を観客・選手双方にとって質の高いものへアップグレードするための追加運営・設備費用に充てられる。 資金の使い道は以下の通り。 - 設備費・設営費:選手が気持ちよくプレイできるステージ環境の整備 - 人件費・ゲストキャスティング費:MCやジャッジ、運営スタッフの費用 - 賞金・賞品の拡充:挑戦する選手たちの努力に報い、大会のクオリティを高めるための費用- リターン制作・発送資金:支援者へ届けるグッズ(Tシャツ・ステッカー等)の制作・配送費- 来年度運営資金:次回大会へつなげる持続的な運営基盤の構築 大会を牽引する2人の実行委員 本プロジェクトは、プレイヤーであり「DRIVE OUT」実行委員を務める2名を中心に運営・推進されている。 Yu-to(薮田 悠翔) 静岡県御前崎市出身。14歳でフリースタイルフットボールと出会い、高校日本一を決める「High school No.1」で大会史上初の2連覇を達成。2026年の世界大会「Superball」の「SICK THREE」部門ではアジア人初となる準優勝を獲得した。SNS総フォロワー数は約57万人。 Manato(古田 真那斗)東京を拠点に活動。大学時代にフリースタイルフットボールを始め、大学生日本一決定戦で優勝。独創的なオリジナルトリックを武器に、世界トップレベルを目指して挑戦を続けている。 Yu-to,Manato 開催概要 名称:DRIVE OUT日時:2026年10月17日(土) 会場:横浜赤レンガ倉庫イベント広場「YUSF'26」特設エリア 主催:DRIVE OUT実行委員会
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others東京2020大会5周年記念事業:スポーツを、もっと身近に「スポーツフェスタ2026」開催!2026.10.01「スポーツで創る、東京の未来」をスローガンに、「スポーツフィールド・東京」の牽引役として様々な事業を展開する公益財団法人東京都スポーツ文化事業団は、子どもから大人まで誰もが気軽にスポーツを楽しめるイベント「スポーツフェスタ2026」を、令和8年10月3日(土)都内の各会場で開催。 10月3日(土)に開催する「スポーツフェスタ2026 in 国営昭和記念公園」では、ボルダリングやパラパワーリフティングなどのオリンピック・パラリンピック競技種目をはじめ、スポーツチャンバラ、ラウンドネットなど、障害の有無にかかわらず、誰もが楽しめるスポーツ・レクリエーションを取り揃えている。 普段スポーツに触れる機会の少ない方にも、年齢を問わず楽しめるコンテンツを通じて、スポーツの楽しさや魅力を身近に感じていただける機会を提供。スポーツを始めるきっかけや、新たな楽しみ方を見つけられる「スポーツフェスタ2026」に、ぜひご参加ください。 イベント概要 スポーツフェスタ2026 in 国営昭和記念公園 開催日:令和8年10月3日(土)会場:国営昭和記念公園 みどりの文化ゾーン ゆめひろば(立川市緑町 3173) 主な内容:【体験プログラム】 ボルダリング、パラパワーリフティング、ダブルダッチ、スポーツチャンバラ、かけっこ教室、ビッグフットボール、フラフープ体験、ラウンドネット等【ステージプログラム】 パラパフォーマンス、ダンスパフォーマンス、キャラクターショー等【東京2020大会レガシー×体験型クロスワードパズル】 会場内を巡り、東京2020大会の感動を再発見!ウォーキングで体を動かしながら合言葉を完成させる、体験型クロスワードパズル。 参加者対象:どなたでもご参加いただけます参加費:無料 ボルダリング ダブルダッチ ラウンドネット 参加者対象:どなたでもご参加いただけます参加費:無料 スポーツフェスタ2027 WINTER開催予定! 令和9年2月にウィンタースポーツの疑似体験などのスポーツ体験ができる「スポーツフェスタ2027 WINTER」を駒沢オリンピック公園総合運動場(屋内球技場)で開催予定。同公園中央広場では「TOKYO WALK2026-2027」も同日開催! イベントの最新情報は、各公式HPをご覧ください。
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surf世界自然遺産・徳之島から世界へ。「TOKUNOSHIMA TOWN PRO 2026」が10月8日開幕2026.10.01世界自然遺産の島・徳之島を舞台に、World Surf League(WSL) 「TOKUNOSHIMA TOWN PRO 2026」が、2026年10月8日(木)から10日(土)までの3日間、鹿児島県徳之島町の花徳浜(けどくばま)で開催される。2023年の初開催から数えて3回目となる今年は、昨年に続き、男女ともにWSLのQS2000として開催される。 2025年「TOKUNOSHIMA TOWN PRO」の様子Photo / @charfilm 来シーズンのCS出場を見据えた、重要な一戦 今大会は、徳之島、御前崎、宮崎と続く3連戦の幕開けを飾る重要な一戦。来年のチャレンジャーシリーズ(CS)への出場を見据えたアジアランキング争いにおいても、大きな意味を持つ大会となる。CS入りを目指す選手たちが、徳之島でどのような結果を残し、続く御前崎、宮崎での戦いにつなげていくのか。大会の優勝争いに加え、その結果が今後のランキング争いにどう影響するのかにも注目したい。 川瀬心那 2025年「TOKUNOSHIMA TOWN PRO」の様子Photo / @charfilm サーフィンで世界とつながり、徳之島の海を未来へ 本大会開催にあたり、徳之島町長の高岡秀規氏は、以下のようにコメントを寄せている。 徳之島は、希少な動植物が息づく世界自然遺産の島であり、豊かな自然と美しい海に恵まれた、私たちの大切なふるさとであります。昨年度の大会では、世界の舞台を目指すトップサーファーの皆様が、この徳之島町花徳浜の海で素晴らしいパフォーマンスを披露してくださいました。選手の皆様の力強いライディングは、私たち町民に大きな感動を与えるとともに、徳之島の海の魅力を国内外へ発信する貴重な機会となりました。※徳之島町長メッセージより抜粋 高岡町長は、昨年、井之川沖に設置された日本初の水中彫刻「Ocean Gaia(オーシャン・ガイア)」にも言及。「命を育む母なる海」を表現したこの作品が、サンゴや海洋生物と共存する新たなすみかとなることへの期待と、アートを通じて海の豊かさを未来へつなぐ想いを示している。 日本初の水中彫刻「Ocean Gaia(オーシャン・ガイア)」 画像提供:徳之島町 「美しい海があるからこそ、世界の選手が徳之島に集う。そして、その美しい海を未来へ残すために、私たちは行動する。」これこそが、世界自然遺産の島、徳之島が目指す姿ではないかと考えております。また、この大会を通して、島のわれんきゃ(子どもたち)が、世界で活躍する選手の姿を身近に感じ、「いつか自分も世界の舞台へ」という夢を抱いてくれることを願っております。※徳之島町長メッセージより抜粋 大会概要 公認:WORLD SURF LEAGUE / ASIA PACIFIC開催:2026年10月8日(木)~10日(土)会場:鹿児島県大島郡徳之島町 花徳浜(けどくばま)大会ランク :[男子]MQS 2,000/[女子]WQS 2,000賞金総額:[男子]AUD$10,000/[女子]AUD$10,000主催:徳之島町主管:徳之島町サーフィン大会実行委員会特別協賛:渕上グループ大会の詳細・最新情報は、大会公式サイトをご確認ください。
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surf「大きくするより、続けること」7回目のYellow Peanutsが茅ヶ崎でつなぐ、海と世代2026.09.30プロサーファーとキッズが同じチームになり、サーフィンやビーチでの遊びを通して一日をともに過ごす。神奈川県茅ヶ崎市で毎年開催されている「Yellow Peanuts」は、勝敗だけではないサーフィンの楽しさと、世代を超えたつながりを大切にしてきたイベントである。主催するのは、茅ヶ崎で生まれ育ったプロサーファーの松野陽斗と久米大志。幼い頃から海を通してさまざまな経験を受け取ってきた二人が、「自分たちが味わった楽しさを、今の子どもたちにも経験してほしい」という思いから始まった。第1回の開催後、海では、それまで話したことのなかったプロサーファーと子どもたちが、自然に挨拶を交わすようになったという。一見すると小さな変化だが、それは世代の距離を縮める大きな一歩でもあった。まさに、二人がこのイベントを通してつくりたかった景色そのものだった。2026年10月3日、Yellow Peanutsは7回目の開催を迎える。規模を大きくすることよりも続けることを大切にしてきた二人に、イベントを始めた背景や7回の開催を通じて生まれた変化、そして茅ヶ崎の海への思いや次世代に託したいものを聞いた。 Photo by Yuto Kanai 子どもの頃に受け取った楽しさを、今の子どもたちへ Photo by Kenta Kawana ― まず、Yellow Peanutsを始めたきっかけを教えていただけますか。 久米:僕は18歳から21歳までアメリカで暮らしていました。そのときに、現地の子どもたちを取り巻くコミュニティのつくり方を見て、すごくいいなと感じていたんです。帰国してから改めて自分たちの子ども時代を振り返ると、試合の勝ち負けに関係なく、イベントが終わるまで海にいること自体が楽しいと思えるイベントがたくさんありました。そうした経験があったからこそ、今もサーフィンを続けているし、プロサーファーにもなれたのだと思います。一方で当時と比べると、子どもたちが楽しめるイベントや、世代を超えて交流できる機会が少なくなっているように感じていました。自分が味わった楽しさを、今の子どもたちにも味わってほしい。そう考えていたときに、アッキー(松野陽斗)も同じような思いを持っていることを知って、「一緒にやろう」となったのがきっかけです。 松野:当時は、サーフィンが東京2020オリンピックの正式種目に決まり、茅ヶ崎でもキッズサーファーが増えていた時期でした。その一方で、海にいる若い子たちのことを、僕たちがあまり知らないという感覚もあったんです。僕たちが子どもの頃は海に行けば先輩たちが話しかけてくれましたし、一緒にサーフィンをしたり、いろいろな場所へ連れて行ってもらったりすることもありました。今はサーフショップも少なくなり、そうした自然なつながりが以前より生まれにくくなっているのではないかと感じていました。僕自身、オーストラリアで世代の異なるサーファーが集まるボードライダーズの活動を見て、世代を超えて一緒に楽しめるイベントをやりたいと思っていました。たまたま大志の実家でその話をしたときに二人の考えが一致して、そこから動き始めました。 ― そうした思いを、実際の開催までどのように形にしていったのでしょうか。 松野:決まってからは早かったですね。茅ヶ崎はプロサーファー同士の仲が良く、若いアマチュアサーファー同士にも横のつながりがあります。「こういうイベントをやりたい」と話したときに、みんながすぐに「やろう!」と言ってくれました。そうした仲間の協力があったからこそ、形にできたと思っています。 久米:僕も同じです。もちろん、開催するまでにはいろいろなハードルがありました。ただ、そのハードルを下げてくれたのが一緒に育ってきた先輩や後輩、そして茅ヶ崎のコミュニティでした。「動き始めれば、みんなが協力してくれる。」そう思えたことが、最初の一歩を後押ししてくれました。 プロとキッズが同じチームになる「海の運動会」 Photo by Kenta Kawana ― Yellow Peanutsは、どのようなイベントなのでしょうか。 松野:現在は約70人のキッズが参加し、8チームほどに分かれます。そこにプロサーファーや若手サーファーが加わり、1チーム10人前後で競う形です。チームリーダーを務めるプロサーファーは、当日までどのチームに入るか分かりません。ピーナッツにリーダーの名前を書き、子どもたちに引いてもらう「ピーナッツ引き」で決めています。これは、第1回から続くYellow Peanutsならではの恒例企画です。メインはサーフィンのチーム戦ですが、パドルリレーや綱引き、ビーチフラッグなど海や砂浜で楽しめる競技も行います。波がなければビーチ競技を増やすなど、その日のコンディションに合わせて内容を変えています。 Photo by Kenta Kawana ― なぜ、個人戦ではなくチーム戦にしたのでしょうか。 松野:イベントを始めた背景には、子どもたちの意識が競技や勝敗に向きすぎてはいないか、という思いもありました。もちろん、試合で勝つことや上を目指すことは素晴らしいことです。ただ、それだけではなく競技を離れて、人とコミュニケーションを取れる場所をつくりたかったんです。海の中だけでなく、ビーチだからこそ話せることもあります。僕たちが子どもの頃、ウェットスーツを着たまま砂浜でずっと遊んでいたように、みんなで一日を楽しめるイベントにしたいと思っています。 久米:チーム戦という形は、アッキーがオーストラリアで見てきたボードライダーズの活動がヒントになっています。競技の第一線を退いたレジェンドサーファーと地元のキッズが同じチームになり、一緒に盛り上がる。その光景がすごく良かったと聞いて、「それをYellow Peanutsでもやろう」となりました。子どもたちは、遊びの中でも本気で勝ちたいんですよね。本当に海の運動会のような雰囲気で、チーム全員が一緒になって盛り上がれることが、このイベントの面白さだと思います。 ― 子どもたちにとって、プロサーファーと同じチームになることには、どのような意味があると思いますか。 Photo by Kenta Kawana 松野:一般的なイベントでは、プロサーファーがエキシビションでサーフィンを披露して終わることも多いと思います。でも、Yellow Peanutsでは、一日を通して同じチームで過ごすため、サーフィンを見ているだけでは分からない人柄にも触れられます。プロサーファーにも、いろいろな生き方があって、競技を続ける人もいればサーフィンと仕事を両立している人、自分で事業をしている人もいます。子どもたちには、競技だけが道ではなく、サーフィンと何かを組み合わせながら生きていく選択肢もあることを知ってほしいです。それぞれのプロサーファーがどのような道を歩んでいるのかを知り、自分の将来を考えるきっかけにもなるイベントにできたらと思っています。 「大きくするより、続ける」7回目を迎える今も変わらない思い Photo by Kenta Kawana ― 第1回を終えたときのことは覚えていますか。 松野:すごく覚えています。イベントが終わったあと、手伝ってくれたプロサーファーたちとの打ち上げに向かう途中、大志と「めちゃくちゃ良かったね」と話していました。たくさんのキッズが来てくれて、プロサーファーも集まってくれて、みんなで楽しい時間を過ごせた。その達成感が大きくて、二人とも感動しながら打ち上げへ向かったことを覚えています。今も毎年、イベントが終わると「やって良かった」と感じます。その気持ちは、第1回から変わっていません。 久米:僕も、第1回が終わったときの感覚を覚えています。自分たちが何かすごいことを成し遂げた、という達成感ではなく、参加してくれた子どもたちの笑顔やプロサーファーたちから「良かったよ」と言ってもらえたことへの充実感の方が大きかったんです。自分たちの疲れがどうでもよくなるくらい、「やって良かった」と思えました。そのときから、大きくすることより、まずは継続することを大切にしてきました。外から見ると、規模が大きくなっているように感じるかもしれませんが、僕たちの中にある思いは第1回から変わっていません。参加した人たちに「いい一日だった」と思ってもらうことが、これからも続けていきたいと思える一番の理由です。 ― ここまで続けてくる中で、大変だったことはありますか。 松野:当日は僕たち自身も楽しんでいますし、周りのみんなが手伝ってくれるので、開催すること自体を大変だと思ったことはあまりありません。ただ、協賛してくださる方が増える中で、その応援にどのように応えていくかは、より強く考えるようになりました。お金や商品を提供していただくことは、決して当たり前ではありません。僕たちの自己満足で終わらせず、活動を意味のあるものにすること。協賛してくださる方々に、どのような形でお返しできるかを考えること。その意識は、イベントの運営を続けてきたからこそ身についたものだと思います。 久米:今年は、直接お会いできる距離にいる協賛者の方々のもとへ、できる限り足を運びました。毎年のことだからと、「今年も協賛お願いします」というやり取りだけで終わらせるのではなく、僕たちが今もどのような思いで続けているのかを、改めて伝えたかったんです。手間はかかりますが、イベントの趣旨や思いを直接伝えることで、新たなつながりも生まれていると感じています。 イベントの翌日、海で始まった「おはよう」 Photo by Kenta Kawana ― Yellow Peanutsを開催したことで、子どもたちとプロサーファーの関係に変化はありましたか。 久米:それは第1回を終えた直後から感じました。イベント後に海へ行くと、Yellow Peanutsに参加していた子どもたちがいたんです。それまでは、子どもたちの輪に自分から入っていくことはあまりなかったのですが、自然とその輪の中に入り、「おはよう」と声をかけていました。アッキーも同じように感じていましたし、ほかのプロサーファーと子どもたちの間にも、それまでにはなかった会話が生まれていました。Yellow Peanutsだけがきっかけだったとは言い切れないけれど、子どもたちが上の世代にも声をかけやすくなる、大きな一歩になっていたらうれしいなと思います。 松野:7回目になると、すでにYellow Peanutsを卒業した子もいます。第1回に参加していた小さな子どもたちが成長し、今は競技などで活躍している姿も見られるようになりました。Yellow Peanutsがきっかけで先輩とつながったり、話を聞いたり、一緒にサーフトリップへ行ったりする機会は生まれなかったかもしれません。僕たちがしたいのは何か一つの結果をつくることではなく、子どもたちの中にきっかけをいくつもつくることです。7年間そうしたコミュニケーションが生まれる場所をつくり続けてこられたことは、僕たちにとっても大きな意味があると思っています。 茅ヶ崎でもらったものを、次の世代へ ― Yellow Peanutsを茅ヶ崎で開催することには、どのような意味がありますか。 松野:茅ヶ崎は僕たちが生まれ育った場所です。僕自身、今はサーフィンを通して受け取ってきたものを、地域に還元していきたいという思いがあります。その中で僕にできるのが、この街の子どもたちを大志と一緒に見守り、自分たちが受け取ってきたものを次の世代へつないでいくことです。茅ヶ崎の子どもたちだけが楽しければいい、ということではありません。まずは、この地域で育つ子どもたちに経験してもらい、その子たちが成長したときに、受け取ったものを別の誰かへ渡していく。その積み重ねが、やがて茅ヶ崎だけでなく、ほかの地域にも広がっていけばいいなと思っています。 久米:以前、「ほかの人を幸せにしたいなら、まず自分の近くにいる人を幸せにしなさい」と言われたことがあります。Yellow Peanutsも同じで、まずは茅ヶ崎の子どもたちに目を向ける。その子たちが満たされ、受け取ったものを次の誰かへ渡していくことで少しずつほかの地域にも広がっていくのだと思います。僕たち二人とも、茅ヶ崎で多くの経験をさせてもらいました。だからこそ、その経験を次の世代へ返していきたいという気持ちは強くあります。 Photo by Kenta Kawana ― 今後、Yellow Peanutsをどのようなイベントにしていきたいですか。 久米:一番の目標は、やはり継続することです。茅ヶ崎以外の子どもたちやプロサーファーから、「参加したい」と言ってもらうことも増えています。いつ実現できるかは分かりませんが、いつか茅ヶ崎という枠を少し広げてみたいという思いもあります。ただ、それによって地元の子どもたちが参加できなくなったり、今の楽しさが失われたりするのであれば、慎重に考えなければいけません。外へ広げることが継続するうえでプラスになるのであれば挑戦したい。今の形を守ることが必要なら、まずはそこを大切にしたいと思っています。 松野:イベント自体の規模を大きくすることよりも、内容の質を高めていきたいです。昨年から日中のイベント後にイオンシネマ茅ヶ崎で、表彰式とサーフムービーの上映会を行っています。日中は同じチームの仲間として過ごしたプロサーファーが、映像の中ではどれほど格好いいサーフィンをするのか。それを大きなスクリーンで見てもらえます。サーファーによって、スタイルや生き方も異なります。子どもたちが映像を見て、「こういうサーファーになりたい」と思えるきっかけにもなるはずです。規模は変わらなくても、Yellow Peanutsで体験できることの質は、これからも高めていきたいと思っています。 ― 最後に、7回目の開催に向けた思いを聞かせてください。 久米:第1回から変わらず、子どもたちやプロサーファー、応援してくださる方々と一緒に、最高の一日をつくりたいです。イベントが終わったときに、「今年もいい一日だった」と思ってもらえることが、僕たちにとって一番うれしいことです。 松野:サーフィンの技術や勝敗だけではなく、人とつながることや、海で一日遊ぶ楽しさを感じてほしいです。Yellow Peanutsで過ごした時間が子どもたちの記憶に残り、いつか次の世代へつながっていけばうれしいです。 Yellow Peanutsは2026年10月3日、神奈川県茅ヶ崎市で開催される。エントリーの受け付けは終了しているが、イベントの観覧は可能だ。日中のチームチャレンジに加え、アフターイベントとして、イオンシネマ茅ヶ崎で表彰式とサーフムービーの上映会も予定されている。上映作品は、『economy tourist1.5 -ensoku to Krui-』。約20年前、茅ヶ崎のプロサーファーたちによる台湾への旅を収めた『economy tourist -ensoku to Taiwan-』が発表された。その新たな作品となる今作では、岡野漣と武藤波流をメンバーに加え、インドネシア・クルイを訪れたサーフトリップの様子が映し出される。世代を超えたサーファーたちのセッションや交流、旅の中で見せる素顔も見どころの一つ。当日は、トリップに参加したメンバーによるトークショーも予定されている。 【サーフムービー上映会情報】 Photo by Kenta Kawana 日時:2026年10月3日(土)会場:イオンシネマ茅ヶ崎18:00~ Yellow Peanuts表彰式・抽選会19:00~ 『economy tourist1.5 -ensoku to Krui-』上映入場料:1,000円世代を超えて海に集まり、同じチームで笑い、競い、言葉を交わす。その一日から生まれたつながりは、イベントが終わったあとも、茅ヶ崎の海の中で続いていく。 プロフィール 松野 陽斗 1993年12月生まれ 茅ヶ崎市出身 幼少期から父・兄の影響でサーフィンを初め、アマチュア時代を過ごす。18歳でISA世界選手権日本大師に選出。大学卒業とともにプロへ転校し、国内リーグを転戦。コロナを機に兼ねてより勤めていた花屋をやめ、「松野緑店」をはじめる。現在はSNSなどでサポートメーカーのインプレッションを行いながらフリーで活動し、草花とサーフィン両方の魅力を伝える仕事をしています。 久米大志 1997年1月生まれ(満29歳)茅ヶ崎市出身1番大きな遊び場が海であった茅ヶ崎で生まれ育ち、砂遊びから始まり4歳の頃には父や周りの人の影響でサーフィンを楽しんでいた。試合や波を求めて国内外を行き来し16歳でプロへ転向と共に3年間カリフォルニアへ拠点を移す。 色々な人生の経験を経て、現在は平日はサラリーマンをしながらサーフィンという型のないカルチャーを映像やコンテンツそしてYellow Peanuts を通して表現し活動しています。
SPECIAL EDITION
アクションスポーツ・ストリートカルチャー総合メディア
FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。
アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。
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