SPECIAL EDITION
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skate「挑戦こそが我が人生」誰も成し遂げたことのない形で世界の高みへ挑戦し続ける“若手スケーター番長”櫻井壱世2024.10.24
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others日本最大級“入場無料”のアーバンスポーツの祭典 YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ’24 世界を熱狂させたトップアスリートが横浜に集結!2024.10.23
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surf日本のキッズたちにサーフィンを通じて自然を大切にすること、そして夢を与え続けたい「Reo Inaba Meet&Greet Supported By CARIUMA」2024.10.22
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danceブレイキン日本代表が上海で躍進!FISE上海大会 Shigekix 金メダル、 Ayumi 銅メダル獲得!2024.10.20
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bmx度重なる怪我や困難を乗り越え、男子エリートは中井飛馬が悲願の優勝「第41回全日本自転車競技選手権 – BMXレーシング」2024.10.14
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surfS.LEAGUEショートボード、マスターズ第2戦さわかみ伊豆下田プロを勝ち取ったのは2024.10.25静岡県下田市多々戸浜海水浴場でS.LEAGUEショートボード、マスターズ第2戦「さわかみ伊豆下田プロ」が2024年10月17日から10月20日の4日間に渡って開催された。 波のサイズは4日間通して腰前後。2日目は潮の満ち引きで波のサイズが下がり、波が止まってしまうこともあり一時中断し波の状況が上向くのを待つ時間を設け、3日目はダブルバンクで波の良い時間帯に試合を行い、最終日も一時中断し潮の満ち込みに合わせて波の状況が上向いたタイミングでファイナルを進行するなど、自然相手のサーフィン競技ならではの臨機応変なコンテストスケジュールの中で試合が行われた。 マスターズクラスのトライアルも初開催 山田桂司 ©︎S.LEAGUE 今回、初めてマスターズクラスのトライアルも開催された。マスターズの出場条件は2024年12月31日時点で満45歳以上。日本国籍を有する選手。元プロ、アマチュア問わずにエントリー可能となっている。今回はトライアルを勝ち上がった上位9名が本戦に出場することができ、本戦のラウンド1を勝ち上がると公認マスターズプロ登録資格を獲得することができる。見事、公認マスターズプロ資格を獲得した選手は6名。 前田淳 ©︎S.LEAGUE 山田桂司 ©︎S.LEAGUE 五来潤 ©︎S.LEAGUE 澤井革 ©︎S.LEAGUE 佐藤千尋 ©︎S.LEAGUE 脇田貴之 ©︎S.LEAGUE メンズ、ウィメンズも3名がプロ公認を獲得 足立海世 ©︎S.LEAGUE 男子はローカルアマシードで出場した足立海世、NSSAシードで出場した藤本世音がラウンド2を勝ち上がり見事公認プロ資格を獲得。ウィメンズではNSA全日本選手権ガールズクラスで優勝した馬場心がローカルアマシードで出場しラウンド1を勝ち上がりプロ公認を獲得した。 足立海世 ©︎S.LEAGUE 藤本世音 ©︎S.LEAGUE 馬場心 ©︎S.LEAGUE マスターズ優勝は佐藤千尋 ©︎S.LEAGUE 佐藤千尋 ©︎S.LEAGUE ウェイティングをしたことで波のサイズも上がり、波数も増えての決勝となった。マスターズの決勝には佐藤千尋、山田桂司、脇田貴之、今村厚の4名。今村厚以外は今回トライアルから勝ち上がりファイナルに進出した。とはいえ、現役時代はJPSA公認プロとして活躍していた選手。脇田貴之は現役でハワイノースショアのパイプラインやワイメアにチャレンジしている。 決勝戦は波のブレイクが早いことから1マニューバーでの戦いがメインとなる。山田桂司が序盤から動き、高さのある波に対してしっかりとしたターンからの1マニューバーでスコアしリードする。脇田貴之も前半プライオリティを持って波を待ち、フローのあるライディングを披露。今村厚もクイックなバックハンドの1マニューバーを魅せる。佐藤千尋は中盤にバックサイドのリエントリーで5.15ポイントをスコアする。リズムに乗った佐藤千尋は試合終了間際にマスターズクラスでは初のエアリバースをメイクし、6.5ポイントをスコアし1位に。そのまま試合が終了。今回マスターズトライアルから出場していた佐藤千尋がマスターズ初優勝を飾った。 中塩佳那が2連勝 ©︎S.LEAGUE 中塩佳那 ©︎S.LEAGUE 川瀬心那 ©︎S.LEAGUE ウィメンズの決勝は中塩佳那と川瀬心那の2名。S.LEAGUE開幕戦と同じマッチアップとなった。先に動いたのは中塩佳那。技術はもちろんだが、波を見極める能力に長けている中塩佳那は中盤で6.25ポイントをスコアする。川瀬心那もライト方向の波でスムースな3マニューバー入れ、5.4ポイントをスコアする。しかしその後、川瀬心那は波を見つけることができず、中塩佳那は最後の波で6.75ポイントとその差を広げ優勝。中塩佳那はS.LEAGUE開幕戦から2連勝となった。 小林桂が伊豆下田で3連勝 小林桂 ©︎S.LEAGUE ©︎S.LEAGUE メンズの決勝は小林桂とローカルアマシードで出場し今大会でプロ公認を獲得した地元の足立海世。ビーチに駆けつけた地元応援団のパワーを自分の力に変え、若干16歳という若さではあるが、日本代表として世界戦出場の経験などをもつ足立海世は淡々と試合を行っていく。対する小林桂も試合経験豊富な選手。ホームをカリフォルニア・サンクレメンテとし世界トップサーファーの中で練習に励んでいる。今回は大会2日前に日本に来日し出場していた。 決勝戦では小林桂がプライオリティーを気にせずにポイントを重ねていく。乗りながら試合のリズムを作っていく作戦の小林桂は7本目に高難度のエアーリバースをメイクし7ポイントを獲得。その後も6.6ポイントをスコアしてバックアップも揃える。足立海世も追い込まれる状況の中、残り時間10秒を切ったところでエアーリバースをメイク。6.2ポイントとニードポイントには届かなかったが最後まで諦めず素晴らしい戦いを見せた。 地域一帯で盛り上げるプロリーグに ©︎S.LEAGUE 下田市パラサーフィン体験会、アダプティブサーフィンデモンストレーション見学会も行われた。体験会はプロサーファーがコーチとなりサポートをして行われた。 ©︎S.LEAGUE デモンストレーションに参加されたパラサーフィン選手 ©︎S.LEAGUE S.LEAGUEのコンセプトの1つに地域一帯を盛り上げることが掲げられている。今回、地元の企業や店舗が掛け合って、協力店マッチアップ企画も新たな試みとなった。 会場には選手が海上がりに浴びることができるかけ湯が下田温泉より提供された。 ©︎S.LEAGUE S.LEAGUE第3戦の地は千葉県鴨川市東条海岸 S.LEAGUEの次戦はショートボード第3戦は2024年11月21日(木) 〜 11月24日(日)千葉県鴨川市 東条海岸で開催される。S.LEAGUEはABEMA独占生配信でお届けしているので日本プロツアーをABEMAからご覧ください。 『さわかみ伊豆下田プロ』結果 《ショートボード男子》1位 小林桂2位 足立海世3位 川俣海徳、鈴木仁 《ショートボード女子》1位 中塩佳那2位 川瀬心那3位 川合美乃里、松野杏利 《ショートボードマスターズ》1位 佐藤千尋2位 山田桂司3位 今村厚4位脇田貴之
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skate悲願の初優勝を果たした日本が世界に誇るトリックマスター白井空良「SLS Sydney 2024」 男子決勝2024.10.242024年シーズンの「Street League Skateboarding」プロツアー第3戦目となったのが、オーストラリア・シドニーで開催された「SLS Sydney 2024」。男子決勝は地元からトミー・フィン(オーストラリア)、クリス・ジョスリン(アメリカ)、ジャンカルロス・ゴンザレス(コロンビア)、SLS最多優勝記録を保持するナイジャ・ヒューストン(アメリカ)、昨年のSLSスーパークラウンの勝者ジオバンニ・ヴィアンナ、そしてパリオリンピックではメダルを逃したものの、その後X Games Chiba 2024で初の金メダル獲得を果たした白井空良がノックアウトラウンドを1位で通過するなど絶好調で決勝を迎えた。 【ライン セクション】 ライン1本目 ノックアウトラウンドからハイスコアの応酬が予感されていた決勝で1本目からまず魅せたのはアメリカのクリス・ジョスリン。「バックサイド360」でスタートすると「トレフリップフロントスライドリップスライド」、ギャップ越えの「キックフリップ」など得意のフリップトリックを中心に繋いでいくと終盤ではボードを回しきれなかったものの転ばずにランを終えたため、8.8ptの高得点をマークした。 そしてもう1人、1本目から見事なランでまとめたのはブラジルのジオバンニ・ヴィアンナ。他のライダーがあまりトライしないも独特な形でボードをセクションにかける彼は「ハーフキャブバックサイド5−0グラインド」や「フェイキーフロントサイドクルックドグラインド」などをメイクしてフルメイクでまとめ8.5ptのハイスコアをマークした。 ライン2本目 そして2本目で各ライダーがハイスコアを残すのに苦戦する中で、更に1本目を上回るスコアアップを果たしたのヴィアンナ。1本目でメイクした高難度トリックに加えて、独創的かつ難しい体勢から掛けるトリックの数々でランをアップデートしスコアを8.6ptに伸ばした。 しかしそんなヴィアンナやジョスリンのスコアを上回り、見事なライディングでシングルトリックセクションに繋げたのは白井空良。何一つミスのないリラックスしたライディングの中に織り交ぜられた「270バックサイドリップスライド」やキンクハバセクションでの「アーリーフロント180スイッチバックサイド50-50グラインド」、「フロントサイドブランドスライド」などのフルメイクが高評価を受け、この決勝のラインセクションで唯一の9 Clubの9.0ptをマークした。 この時点で白井が首位、2位にジョスリン、3位にヴィアンナとなる中、練習での怪我が響いているのか良いスコアを残せていないヒューストンが5位という展開でシングルトリックセクションへ。 【シングルトリック セクション】 1トライ目 フィンとヒューストンがトリックに失敗する中でまず8点越えをマークしたのがコロンビアのジャンカルロス・ゴンザレス。彼もスタイリッシュなトリックに定評があるライダーだが、ここではキンクハバレッジで下まで流し切る「スイッチフロントサイドノーズグラインド」で8.1ptをマーク。続くヴィアンナも同じキンクハバレッジで「ハーフキャブフロントサイドスミスフェイキー」をメイクして8.7ptをマークした。その後はジョスリンがバンクでの「バックサイド360」で8.0pt、白井が「キャバレリアルバックサイドテールスライド」で8.6ptと高得点をマークするもヴィアンナには届かなかった。 2トライ目 ここではヒューストンを除く全員がトリックをメイクする展開に。ただここで更に戦いをネクストレベルに引き上げたのはヴィアンナ。彼の得意とするキャバレリアルの派生トリック「キャバレリアルフロントサイドノーズブラントスライド」をキンクハバレッジでメイクすると9club、9.1ptをマークし流れを完全に自らのものに引き寄せ、SLSでの彼の盤石な強さを示すようなライディングを見せた。 そしてヴィアンナの後にライディングし、ラインセクションでの流れを引き戻したいのがジョスリン。バンクからボトムへ全越えの「バックサイドビックスピンフリップ」を決めたがスコアは8.4pt。これには会場から大きなブーイングが上がったが、このジャッジにジョスリンは特に気を止めず次に更なるスコアアップを目指すような雰囲気がうかがえた。しかし、今回強さを見せたのはヴィアンナだけではなかった。今大会で終始調子の良さを見せている白井が同じくキンクハバレッジで「ノーリービックスピンバックサイドテールスライド to フェイキー」を決めるとこちらも9clubの9.0をマークしヴィアンナ同様に流れを掴んだ。 ©︎SLS 3トライ目 この時点で全体で必要となる4つのスコアを揃えるチャンスのあるライダーは、この後のトライで他のライダーにプレッシャーを掛けるためにも非常に大事になるのが3トライ目。そんな中、まずスコアをマークしてきたのはコロンビアのスタイラーであるゴンザレス。ギャップ to レールで「フロントサイド270ボードスライド」をマーク。 続いてヴィアンナが7.8ptをマークする一方で、またもや9 Club合戦が勃発。まずはここまで思うようなスコアを残せていなかったジョスリンがステアでの「ノーリーインワードヒールフリップリバート」を完璧に決めて見せて9.1ptをマークした。豪快な滞空時間の長いエアーの中でメイクされるフリップトリックと回転技のコンボは彼の代名詞になっている。 そして今回自分のペースを貫きつつ、放つトリックがどれもハイスコアをマークするほど見事なライディングを見せている白井。ここでは同じくキンクハバセクションを全流しする「フロントサイド180スイッチバックサイドノーズグラインド」をメイク。そもそもこのトリック自体メイクするのが超高難度であることはもちろんなのだが、なんと途中で平坦になるこのキンクのあるハバセクションでメイクしたことに他のライダーたちが思わず頭を抱えるほど驚きを見せていた。そんなこのトリックは9.3ptをマークし完全に会場の流れを自分のものに引き寄せた。白井が完全にペースを掴み首位を守る中で、ヴィアンナとジョスリンが表彰台圏内で追う形で後半戦へ。 4トライ目 どのライダーも自分の順位を確実にしたい中でプレッシャーが彼らを襲ったのか、各ライダーが続々とトリックを失敗する展開。ただそんな中で3本のメイクでノリに乗っているのが暫定首位の白井空良。彼がメイクしたのはキンクハバセクションでの「アーリーバックサイド180スイッチフロントサイドクルックドグラインド」。3本目のメイクに引き続きこのトリックは会場を沸かせた。 ©︎SLS 正方向から背中側に半回転回ることで着地点が見えない中でトラックを片方だけ掛けるこのグラインドトリックはリスクの高さから来る度胸はもちろんのこと、正確無比な精度が必要となるこのトリックを1発で決めてしまった。改めて白井のレベルの高さをまざまざと感じさせた。スコアも9.4ptと更にスコアアップさせて3本続けて9clubをマークした。この時点で暫定2位のジョスリン、暫定3位のヴィアンナと10点以上の差を付けたため最終トライを残し優勝が確定した。 5トライ目 早々に白井の優勝が決まった中で迎えたのがこの最終トライ。最後の最後まで乗るかそるかの戦いとなった。ヒューストン、フィン、ゴンザレスがトリックに失敗する中で、ヴィアンナとジョスリンの僅差かつ超ハイレベルな戦いが繰り広げられた。首位には届かないがわずか0.2ポイントで2位を狙えるジオバンニ・ヴィアンナはキンクハバセクションで「キャバレリアルバックサイドノーズピックグラインド」を決めると今大会最高得点の9.6ptをマークし暫定2位に浮上した。彼の超人的コントロールとバランスが活かされたこのトリックに会場中は大盛り上がりでまさに決勝の最終トライにふさわしい展開となった。 そしてヴィアンナに逆転され、2位に返り咲くには9.7ptが必要となったアメリカが誇るビッグトリッカーであるクリス・ジョスリンの出番に。今まで何度がトライしていたバンクtoバンクでの大技だが、このタイミングでここ1番の「ノーリーバックサイド360ヒールフリップ」をメイク。彼のスタイルを象徴する「魅せて勝つ」トリックを披露し会場のボルテージも最高潮に引き上げ、逆転も期待されたがスコアは9.5ptと9 clubをマークするもヴィアンナを上回るにはわずか0.2ポイント足らず今回は3位となった。この結果から大きく差をつけて優勝を決めた白井空良がSLSプロツアーで初優勝を達成し、先月の「X Games Chiba 2024」での優勝から良い流れで繋いだ。そして2位にはブラジルのジオバンニ・ヴィアンナ、3位にはアメリカのクリス・ジョスリンという順になった。 最終結果 ©︎SLS 優勝 : 白井 空良(日本) 36.7pt2位 : ジオバンニ・ヴィアンナ(ブラジル)35.9pt3位 : クリス・ジョスリン(アメリカ)35.8pt 4位 : ジャンカルロス・ゴンザレス(コロンビア)31.8pt5位 : トミー・フィン(オーストラリア)13.9pt6位 : ナイジャ・ヒューストン(アメリカ)7.2pt 最後に ©︎SLS 今回は白井空良が初優勝を飾り幕を閉じたシドニー大会。白井は昨年末の世界選手権で優勝してからパリオリンピックまで順調に成績を残してきた中、パリオリンピック本番直前で体調不良に見舞われ入院を余儀なくされるも本戦では4位とメダルを目の前で逃していた。その中で迎えた先月の「X Games Chiba 2024」での優勝、そして今回のSLSプロツアー優勝は、今までの彼の活動をフォローしてきた筆者にとっては感慨深いものだった。そんな中で迎えるのが来月日本で開催される東京大会。まだ出場選手は公式には発表されていないが、日本からは今回出場していなかった堀米雄斗をはじめ、今回は惜しくもノックアウトラウンド敗退となった根附海龍や池田大暉やその他有力ライダーが出場するだろうし、今回2位となったジオバンニ・ヴィアンナやクリス・ジョスリンも優勝を狙っていると思われる。また筆者としては怪我の心配があるナイジャ・ヒューストンも復調して参加を決めてくれることにも期待したい。今シーズンのSLSとしては残すは次の東京大会と、12月にブラジルで開催される最終戦スーパークラウンの2戦。そして最終戦では高額の賞金が用意されているとのことで更に激化が想定されるSLSプロツアーの今後の展開が楽しみだ。
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doubledutchプロダブルダッチチーム「FLY DIGGERZ」が、単独公演を川崎で定期開催!2024.10.19世界大会 2連覇を果たすなど、いま躍進を遂げているダブルダッチプロチーム「FLY DIGGERZ」(フライ ディガーズ)が、ストリートの聖地“川崎ルフロン”にて、単独公演『Jump into the future』を定期開催することを発表した。 FLY DIGGERZ とは 左から TAKAO・KSY・KENGO・AYUKA・TO-MA・K-SK 世界大会 2連覇を成し遂げるほか、個人戦では世界チャンプも輩出するなど、今もなおメンバーそれぞれが各方面で活躍するプロダブルダッチチーム。あのApple「AirPods」のCMへの出演や、「ノンストップ!」「めざましテレビ」「笑ってコラえて」など、メディア露出も多数。また海外サーカスショーへの出演など、その活躍は大会出場・入賞に留まらず多岐に渡り、全国そして世界を股にかけ活躍する6人組である。 2022年、スイスのサーカスショーへ出演 定期的に単独公演を開催! さて、そんな躍進を遂げるFLY DIGGERZが、次なる挑戦の場として選んだのは“単独公演”のステージ。タイトルは『Jump into the future』。そこには、ただロープを跳んでいるだけではなく 「未来という可能性に飛び込んでいる」という意味があるといい、これからも失敗を恐れず挑戦し新たな価値を創造していく、という彼らの決意が込められている。 普段のショーでは見られないようなパフォーマンスや表現にもチャレンジするという彼ら。ストリートの聖地と言われ、ダブルダッチのほかダンスイベントも多数開催されている商業施設・“川崎ルフロン”のイベントスペースにて、月一度のペースを目指し実施する。 川崎ルフロンでは先月、ダブルダッチのコンペティション「ITADAKI ダブルダッチ甲子園」が催された 初回は10月24日(木)、18時から18時30分まで実施。観覧は無料なうえ、遠方にお住まいの方向けに、FLY DIGGERZの各種SNSでライブ配信を行う予定という。本記事末尾に掲載されているリンクから是非チェックを。 公演は定期開催を予定しているが、もちろん「第一回」はこの日限りである。ダブルダッチ、そしてストリートの可能性に挑み、新たなステージに立つFLY DIGGERZを目に焼き付けよう! FLY DIGGERZ 単独公演『Jump into the future』 ■初回公演日時:10月24日(木) 18:00〜18:30場所:神奈川県川崎市・川崎ルフロン観覧:無料 今後の公演情報については、FLY DIGGERZのオフィシャルインスタグラムをチェック!
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surfパリ五輪サーフィン日本代表の稲葉玲王に会える!「Reo Inaba Meet&Greet Supported By CARIUMA」を大阪・心斎橋で開催2024.10.15この度、パリオリンピックにて日本人最高位の5位に入賞した世界で活躍するCARIUMAアスリートの稲葉玲王から、次世代の子供達へサーフィンやサステナブルに対する想いを伝えるMeet&Greetを大阪・心斎橋にて開催。なお本イベントは無料で参加可能のため近くにお越しの方は是非ご来場ください。 場所・日時 場所:心斎橋BIGSTEP 特設ステージ&SPOTAKA (大阪府大阪市中央区西心斎橋1-6-14)日時:10月18日(金) 18:00~20:00 稲葉玲王プロフィール 生年月日 :1997年3月24日出身地:千葉県一宮町プロサーファーである父親の影響で5歳からサーフィンをはじめる。2010年の13歳当時最年少でプロデビューを果たすと、オーストラリアやハワイを始め国内外で技術を磨き多くの主要大会に出場しては好成績を残している。 ダイナミックでエネルギッシュなパフォーマンスが持ち味。今年の夏に行われたパリオリンピックにて日本人最高位の5位に入賞を果たした世界トップサーファーの1人である。 主な大会成績 2010年 JPSAムラサキプロ鉾田プロトライアル 最年少合格2013年 Dakine ISA World Junior Surfing Championship Boys Under 16 4位2018年 Seat Pro Netanya present by Reef 5位2019年 Ichinomiya Chiba Open 3位 2022年 QS1000 ASIA OPEN 2022 優勝2023年 第4回ジャパンオープンオブサーフィン 優勝2023年 World Surfing Games (エルサルバドル) 世界選手権-オリンピック選考大会 8位、国別団体 4位2024年 パリ2024オリンピック 5位入賞(日本人選手最高位)2024年 S.League 第1戦 ショートボード 3位2024年 The Open Surfing Miyazaki Series QS 3位
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surf盛り上がりを見せた福島復興支援ビーチイベント「Kitaizumi Surf Festival 2024」10月3日から10月6日に福島県南相馬市北泉海岸で開催された福島復興支援ビーチイベント「Kitaizumi Surf Festival 2024」。福島県南相馬市北泉海岸で、世界レベルのサーフィンを”For the Future, For the Children”という想いを掲げ震災前に開催されていた大きなイベントを北泉海岸でもう一度開催し、海を取り囲むライフスタイルのカルチャーやその素晴らしさを子供達に残していきたいという願いから企画が立ち上がり開催されたKitaizumi Surf Festival。が今年で2回目を迎えた。 今年はサーフィンの試合とJPBA(日本プロボディーボード連盟)ツアー戦も同時開催となった。また試合以外にもメインステージではキッズサーフィン教室やビーチイベントやサーフブランドBILLABONGによる史上初のサーフィンミュージカルの上映、乗馬体験なども同時に開催され会場は盛り上がりを見せた。 北泉海岸らしい素晴らしい波のコンディションの中で試合が行われた ©️KITAIZUMI SURF FESTIVAL 2024 今年度も昨年同様に出場選手は招待制となりサーフィンが男子 63名、女子22名が参加した。 大会初日は台風のうねりが入り頭サイズの波がブレイクしていたが、最終日に向けて波のサイズは落ち着き腹から胸前後のサイズに。それでも、北泉のポテンシャルの高さを感じ申し分のない波のコンディションで試合が行われた。 天候は大会期間中を通して曇り、雨と生憎の天気となり、各選手身体を冷やさないようにコンディションを整えながら挑んでいた。 女子は池田美来が優勝 ©️KITAIZUMI SURF FESTIVAL 2024 決勝はラウンド1から安定感を見せつけていた池田美来とディフェンディングチャンピオンの松野杏利の戦いとなった。 両者共に序盤から動く作戦。その中でも先に動いたのは池田美来。松野杏利も今大会エクセレントスコアを出していたのでその波に賭けるも思うように波がブレイクしてくれず、点数につながる技が入らず試合が終了。池田美来が6点代を2本揃え優勝。 今回初めて北泉海岸を訪れた池田美来。潮の満ち引きにも上手く対応してどのラウンドでもしっかりと自分のサーフィンを見せて勝ち上がり、見事優勝を果たした。 男子は鈴木仁が優勝 ©️KITAIZUMI SURF FESTIVAL 2024 男子は先日宮崎県木崎浜海岸で行われたWorld Surf League QS3000 IBK宮崎プロで優勝を果たした鈴木仁と試合経験豊富な新井洋人との戦い。新井洋人は自分のサーフィンが出来る場所を見つけ試合期間中、ブレることなくそのポジションで波を待ち、点数を重ね決勝まで勝ち進んできた。対する、鈴木仁も得意のエアーからリップまで自身のレベルを見せつけるかのような戦いを見せていた。 決勝戦でも新井洋人は今までの試合の組み立て方と同様の動きで7.17ポイントと6.5ポイントと点数をまとめてリードする。一方、鈴木仁は前半はスローな立ち上がりを見せていたが得意のエアーリバースを決め8.17ポイント出すと一気にギアを上げ、再度エアーリバースをメイク。2回目のエアーリバースの方が高評価となり8.7ポイント付き、トータルスコアを16.87ポイントとする。立場が逆転となった新井洋人は逆転できる波をプライオリティーを使って待つが、その波がこないまま試合終了。 決めなくてはいけない状況の中でもしっかりと決めれる精神力、そして技術力の高さを見せつけた鈴木仁が優勝となった。 存在感を見せた米山珠波瑠 ©️KITAIZUMI SURF FESTIVAL 2024 鹿児島出身の弱冠16歳の米山珠波瑠は今大会、準決勝まで勝ち上がり存在感を見せつけていた。男子の試合は準々決勝からマンオンマン、1対1の戦いとなとなったが初めてのマンオンマンの戦いにも関わらず、マンオンマンの戦いに必要な駆け引きなどの戦術で試合を披露。惜しくも準決勝で鈴木仁に敗れ敗退となったが、その戦いも素晴らしい試合運びとスキルを見せつけた。敗退した後にすぐにインタビューに対応してれた米山珠波瑠。インタビューではサポートしてくれているスポンサーに感謝を伝え、CT選手になりたいという夢まで語ってくれた。これからが非常に楽しみな選手の1人だ。 ボディボードは近藤義忠と大原沙莉が優勝 ©️KITAIZUMI SURF FESTIVAL 2024 ボディーボード女子決勝は大原沙莉、西村優花、井上美彌、相田桃の対決。現在、JPBAランキング1位の相田桃と2位の西村優花がヒートをリードする。ワールドチャンピオンに2度輝いている大原は4位と追い込まれていたが最後の波で見事大逆転し優勝を果たした。 ボディーボード男子決勝はカレントランキングの1位の粂総一郎、2位の近藤義忠、3位の加藤優来と蛭間拓斗の戦い。粂総一郎と近藤義忠のクロスヒートとなった近藤義忠が優勝となった。 ショートボードメンズ大会結果 ©️KITAIZUMI SURF FESTIVAL 2024 優勝:鈴木仁 2位:新井洋人3位:米山珠波瑠、古川海夕 ショートボードウィメンズ大会結果 ©️KITAIZUMI SURF FESTIVAL 2024 優勝:池田美来2位:松野杏莉3位:鈴木莉珠、佐藤李 ボディーボードメンズ大会結果 ©️KITAIZUMI SURF FESTIVAL 2024 優勝:近藤義忠2位:粂総一郎3位:蛭間拓斗4位:加藤優来 ボディーボードウィメンズ大会結果 ©️KITAIZUMI SURF FESTIVAL 2024 優勝:大原沙莉2位:相田桃3位:西村優花4位:井上美彌 10月17日からS.League2戦目がスタート サーフィンのコンテストは10月17日(木) から 10月20日(日) 予備日:21日静岡県下田市 多々戸浜海水浴場にてS.League 第2戦が開催される。World Surf LeagueのQSもこの後フィリピン、台湾、中国と続いていく。まだまだサーフィンの試合が続く今シーズン目が離せない!
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surfS.LEAGUEショートボード、マスターズ第2戦さわかみ伊豆下田プロを勝ち取ったのは2024.10.25静岡県下田市多々戸浜海水浴場でS.LEAGUEショートボード、マスターズ第2戦「さわかみ伊豆下田プロ」が2024年10月17日から10月20日の4日間に渡って開催された。 波のサイズは4日間通して腰前後。2日目は潮の満ち引きで波のサイズが下がり、波が止まってしまうこともあり一時中断し波の状況が上向くのを待つ時間を設け、3日目はダブルバンクで波の良い時間帯に試合を行い、最終日も一時中断し潮の満ち込みに合わせて波の状況が上向いたタイミングでファイナルを進行するなど、自然相手のサーフィン競技ならではの臨機応変なコンテストスケジュールの中で試合が行われた。 マスターズクラスのトライアルも初開催 山田桂司 ©︎S.LEAGUE 今回、初めてマスターズクラスのトライアルも開催された。マスターズの出場条件は2024年12月31日時点で満45歳以上。日本国籍を有する選手。元プロ、アマチュア問わずにエントリー可能となっている。今回はトライアルを勝ち上がった上位9名が本戦に出場することができ、本戦のラウンド1を勝ち上がると公認マスターズプロ登録資格を獲得することができる。見事、公認マスターズプロ資格を獲得した選手は6名。 前田淳 ©︎S.LEAGUE 山田桂司 ©︎S.LEAGUE 五来潤 ©︎S.LEAGUE 澤井革 ©︎S.LEAGUE 佐藤千尋 ©︎S.LEAGUE 脇田貴之 ©︎S.LEAGUE メンズ、ウィメンズも3名がプロ公認を獲得 足立海世 ©︎S.LEAGUE 男子はローカルアマシードで出場した足立海世、NSSAシードで出場した藤本世音がラウンド2を勝ち上がり見事公認プロ資格を獲得。ウィメンズではNSA全日本選手権ガールズクラスで優勝した馬場心がローカルアマシードで出場しラウンド1を勝ち上がりプロ公認を獲得した。 足立海世 ©︎S.LEAGUE 藤本世音 ©︎S.LEAGUE 馬場心 ©︎S.LEAGUE マスターズ優勝は佐藤千尋 ©︎S.LEAGUE 佐藤千尋 ©︎S.LEAGUE ウェイティングをしたことで波のサイズも上がり、波数も増えての決勝となった。マスターズの決勝には佐藤千尋、山田桂司、脇田貴之、今村厚の4名。今村厚以外は今回トライアルから勝ち上がりファイナルに進出した。とはいえ、現役時代はJPSA公認プロとして活躍していた選手。脇田貴之は現役でハワイノースショアのパイプラインやワイメアにチャレンジしている。 決勝戦は波のブレイクが早いことから1マニューバーでの戦いがメインとなる。山田桂司が序盤から動き、高さのある波に対してしっかりとしたターンからの1マニューバーでスコアしリードする。脇田貴之も前半プライオリティを持って波を待ち、フローのあるライディングを披露。今村厚もクイックなバックハンドの1マニューバーを魅せる。佐藤千尋は中盤にバックサイドのリエントリーで5.15ポイントをスコアする。リズムに乗った佐藤千尋は試合終了間際にマスターズクラスでは初のエアリバースをメイクし、6.5ポイントをスコアし1位に。そのまま試合が終了。今回マスターズトライアルから出場していた佐藤千尋がマスターズ初優勝を飾った。 中塩佳那が2連勝 ©︎S.LEAGUE 中塩佳那 ©︎S.LEAGUE 川瀬心那 ©︎S.LEAGUE ウィメンズの決勝は中塩佳那と川瀬心那の2名。S.LEAGUE開幕戦と同じマッチアップとなった。先に動いたのは中塩佳那。技術はもちろんだが、波を見極める能力に長けている中塩佳那は中盤で6.25ポイントをスコアする。川瀬心那もライト方向の波でスムースな3マニューバー入れ、5.4ポイントをスコアする。しかしその後、川瀬心那は波を見つけることができず、中塩佳那は最後の波で6.75ポイントとその差を広げ優勝。中塩佳那はS.LEAGUE開幕戦から2連勝となった。 小林桂が伊豆下田で3連勝 小林桂 ©︎S.LEAGUE ©︎S.LEAGUE メンズの決勝は小林桂とローカルアマシードで出場し今大会でプロ公認を獲得した地元の足立海世。ビーチに駆けつけた地元応援団のパワーを自分の力に変え、若干16歳という若さではあるが、日本代表として世界戦出場の経験などをもつ足立海世は淡々と試合を行っていく。対する小林桂も試合経験豊富な選手。ホームをカリフォルニア・サンクレメンテとし世界トップサーファーの中で練習に励んでいる。今回は大会2日前に日本に来日し出場していた。 決勝戦では小林桂がプライオリティーを気にせずにポイントを重ねていく。乗りながら試合のリズムを作っていく作戦の小林桂は7本目に高難度のエアーリバースをメイクし7ポイントを獲得。その後も6.6ポイントをスコアしてバックアップも揃える。足立海世も追い込まれる状況の中、残り時間10秒を切ったところでエアーリバースをメイク。6.2ポイントとニードポイントには届かなかったが最後まで諦めず素晴らしい戦いを見せた。 地域一帯で盛り上げるプロリーグに ©︎S.LEAGUE 下田市パラサーフィン体験会、アダプティブサーフィンデモンストレーション見学会も行われた。体験会はプロサーファーがコーチとなりサポートをして行われた。 ©︎S.LEAGUE デモンストレーションに参加されたパラサーフィン選手 ©︎S.LEAGUE S.LEAGUEのコンセプトの1つに地域一帯を盛り上げることが掲げられている。今回、地元の企業や店舗が掛け合って、協力店マッチアップ企画も新たな試みとなった。 会場には選手が海上がりに浴びることができるかけ湯が下田温泉より提供された。 ©︎S.LEAGUE S.LEAGUE第3戦の地は千葉県鴨川市東条海岸 S.LEAGUEの次戦はショートボード第3戦は2024年11月21日(木) 〜 11月24日(日)千葉県鴨川市 東条海岸で開催される。S.LEAGUEはABEMA独占生配信でお届けしているので日本プロツアーをABEMAからご覧ください。 『さわかみ伊豆下田プロ』結果 《ショートボード男子》1位 小林桂2位 足立海世3位 川俣海徳、鈴木仁 《ショートボード女子》1位 中塩佳那2位 川瀬心那3位 川合美乃里、松野杏利 《ショートボードマスターズ》1位 佐藤千尋2位 山田桂司3位 今村厚4位脇田貴之
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parkour2024年11月、北九州市勝山公園にて「パルクール世界選手権」が開催!2024.10.25「第2回FIGパルクール世界選手権・北九州」が、2024年11月に北九州市で開催されることが決定! パルクール世界選手権は、2022年10月に第1回大会が東京(アーバンスポーツパーク)で開催されたが、西日本では初の開催となる。また、「第1回FIGパルクールジュニア世界選手権・北九州」も同時開催! 小倉城を背景に繰り広げられるパルクールをぜひ現場で体感していただきたい! FIG Coimbra Parkour World Cup September 13 - 15th, 2024 Coimbra, Portugal / ©FIG 「第2回FIGパルクール世界選手権・北九州」大会概要 大会日程 2024年11月15日(金)~11月17日(日) 会場 勝山公園内特設会場(北九州市小倉北区城内3番) 主催 国際体操連盟(FIG)、公益財団法人日本体操協会(JGA) 主管 第2回FIGパルクール世界選手権・北九州組織委員会 実施種目 スピード (男子・女子)、フリースタイル (男子・女子)
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skate「挑戦こそが我が人生」誰も成し遂げたことのない形で世界の高みへ挑戦し続ける“若手スケーター番長”櫻井壱世2024.10.24先日のパリオリンピックでも日本人選手たちが大活躍し、その人気や注目が止まることを知らない「スケートボード・パーク種目」。日本人女子のレベルは東京大会からパリ大会を経て盤石なものになっている一方で、近年急激なレベルアップを遂げているのが日本の男子カテゴリーだ。そんな日本人男子選手の中で世界最高峰の舞台へ挑戦を続けており、弱冠15歳ながら世界大会で銀メダルを獲得した日本人若手スケーターがいる。 それが先日エストニアのタルトゥで行われたヨーロッパ最大級のエクストリームスポーツイベントとも言われる世界大会「Simple Session 24」で銀メダルを獲得した櫻井壱世選手だ。日本国内ではパリオリンピック日本代表である永原悠路などと肩を並べ「番長」の呼び名で認知されている若きトップスケーターの一人。今年から海外の大会に転戦し始めた彼だが、なんと出場2大会目となる今大会での快挙に世界からの注目が集まっている。 今回はそんな大注目の若手スケーターである櫻井選手にインタビュー。「Simple Session 24」でのストーリーはもちろんのこと、彼がスケートボードを始めたきっかけから世界最高峰で戦う上で感じていること、そして「挑戦こそが我が人生」という言葉を胸に挑戦を続けている彼の今後の目標と夢について聞いた。櫻井壱世(さくらい・いっせい) 以下: I 初出場となった世界大会「Simple Session 24」で銀メダル獲得。世界のトップに肩を並べ始めた今の気持ち Simple Session 2024. Tartu, Estonia. ©Photo/Nauris Dollins - 先日の「Simple Session 24」で銀メダルを獲得した今の心境を聞かせてください。I:今年2月のドバイの世界選手権「WST Dubai」では自分の滑りを全然見せられなかったので、この大会では自分のやりたいことを出し切って、やっと自分の滑りを見せることができて良かったなというのが1番の気持ちです。また今回の結果を得てもっと世界で活躍していけるようになりたいと強く思うようになりました。 - その「WST Dubai」の優勝者やオリンピアンなど世界大会での決勝常連のトップ選手たちと一緒に表彰台に乗った今大会ですが、彼らと肩を並べてみてどう感じましたか?I:それこそ今回は2大会のオリンピアンで「WST Dubai」でも優勝したスペインのダニー・レオンや、東京オリンピックでブラジル代表だったペドロ・キンタスとも実際に一緒に滑って競い合いましたが、大会の時は別にそんなに緊張もせず「楽しい!」って感じでしたし、大会が終わったらもうみんなと仲良くなっていたのですごく楽しい大会でした。また小さい頃からずっと大好きだったベン・レイボーンっていうスケーターがいるんですが、「Simple Session 24」ではその人と会うことができてとても嬉しかったです。 Simple Session 2024. Tartu, Estonia. ©Photo/Nauris Dollins - 実際にそういったレベルの舞台で滑ってみて自分のパフォーマンスはいかがでしたか?I:正直ドバイの世界選手権の時は全然何も決められなくて悔しい思いをしたのですが、今回は結構決められたので結果的には2位でしたが勝てる自信は結構ありました。あとはスケーター同士みんな仲が良いので、大会中もバチバチになることもなくて、お互いにコミュニケーションを取りながらやっていたので、ライバルみたいな感じもあまりせず滑ることができました。なので目標としていた選手たちと一緒に滑って自分のパフォーマンスを見せることができて嬉しかったし楽しかったです。 - 今回の結果に繋がったライディングやトリックがあれば教えてください。I:クオーターのオーリーアップの途中でやった「アリーウープバックサイドディザスター」はできて良かったなと思いますし、その後の「ステールフィッシュグラブ」から「フロントサイド360」に繋いで「ボディバリアル540」の3コンボは今回の結果に繋がったライディングだと思います。自分はコンボが得意なので本番でメイクできて良かったです。 Simple Session 2024. Tartu, Estonia. ©Photo/Nicolas Bouvy - Simple Sessionはパークスタイルだけではなくストリートの選手とも一緒に戦う割と結構珍しい大会だと思うのですが、普段一緒に滑らないジャンルのスケーターと滑るのはどんな感覚でしたか?I:僕自身、実はAJSAが主催しているストリートの大会にもそこそこ出ているので、このSimple Sessionではそんなに気になったことやいつもと違う感覚は無かったです。 - そうなんですね!ちなみに今はパークスタイルに力を入れて大会に出ていますが、今後はアメリカのジャガー・イートンみたいなストリートとパークスタイルの二刀流も視野に入れていたりするのでしょうか?I:はい。ジャガー・イートンみたいなストリートとパークのどちらでも世界で活躍できるようなスケーターになりたいです。ロサンゼルスオリンピックの次のオリンピックではパークもストリートも両方で挑戦できれば良いなと思っています。でもまずはパークでオリンピックに出たいです。 スケートボード1つで国境を超えられる力に魅力を感じた。 - スケートボードを始めた経緯を聞かせてください。I:スケートボードを始めたきっかけは、父がサーフィンをしているのですがそのオフトレでスケートボードを昔からやっていたこともあって小さい頃から滑っているところをよく見ていて、一緒に付いて行った時に父に乗せてもらったのが始まりです。自分の記憶がある頃にはもうスケートボードに乗っていたので始めたのは3歳位の頃だと思います。 - それから何歳ぐらいの頃から大会に出始めたのでしょうか?I:始めた年と同じ3歳の頃に宮崎のAJSAに出たのが最初だったのですがそこでボロ負けして、それから練習を重ねて8〜9歳から本格的に大会に出始めました。それからはちょっとずつですが難しい技もできるようになって勝てるようになっていき、2018年に出たFLAKE CUPや広島であったFISEのジュニアクラスで優勝したこともきっかけで、より競技としてのめり込んでいって今があるという感じです。 Fise Hiroshima 2018. Hiroshima, Japan. ©Photo/Cedric De Rodot - ちなみにそんな櫻井選手が思うスケートボードの魅力とはなんでしょうか?I:スケーターひとりひとりがリスペクトし合っていて、スケートボード1つで国境を超える力があるところだと思います。そういった部分はこの前のドバイの世界選手権やSimple Sessionに出て強く感じました。スケートボードのカルチャーの部分でもあると思いますが、本当に国籍関係なくみんなお互いが仲良くて高め合いながら競技ができるところもスケートボードの魅力だと思います。 意識しているのはスタイルと完成度。櫻井壱世の強さの秘訣とは Simple Session 2024. Tartu, Estonia. ©Photo/Nauris Dollins - 普段はどこでどんな練習をしていますか?I:普段は「トレジャーアイル」っていう僕の父とか仲間達が集まって作ったスケートパークに、サイズは小さいのですがゴリゴリな「漢前BOWL」があるのでいつもそこで練習しています。基本的には水曜日以外はいつもトレジャーアイルで滑っていて、水曜日はトレーニングをしています。 - そうなんですね。大会遠征の時はもちろんだと思いますが、他のスケートパークに乗りに行く時はどこに行くことが多いですか?I:九州だったら「アダプト」っていうバートランプや「古賀スケートパーク」によく行きますし、関東に行くことがあれば神奈川県の鵠沼とか茨城県の笠間にある「ムラサキパーク」のようなコンクリートパークに行ったり、この間は有明にある「Livedoor アーバンスポーツパーク」にも行ったのですが、基本的にはコンクリートパークやバートランプに練習しに行くことが多いです。 Simple Session 2024. Tartu, Estonia. ©Photo/Nauris Dollins - 練習や大会で意識していることはありますか?まず練習の前はいつも必ずストレッチをしっかりしています。あと滑っている時は手の指先まで一つ一つの技の形にこだわっていて、メイクした映像を見返してはどうしたらもっとカッコよくなるかを研究して、少しずつ改善しながら自分の理想の形になるまで何度も練習しています。僕は技の見た目も大事だと思っているので、単純に難しい技をするだけじゃなくて特にスタイルを重視して滑るようにしています。 一方で、大会の時はいつも「絶対表彰台の上に立つ!」という気持ちで挑んでいたり、大会中は「自分のやりたいことは全部やる!」と思いながら滑っています。それでも今まで結構悔いが残る結果になってしまうことも多かったんですが「必ず次に繋げる!」という気持ちでやってきました。大会前はあまり他の人の滑りは見たりせずにストレッチしながら1人の時間を大切にしています。 Simple Session 2024. Tartu, Estonia. ©Photo/Karolis Damauskas - 櫻井選手の得意なライティングやトリックについても教えてもらえますか?I:トリックで言うと「フロントサイドステイルフィッシュグラブ」とか、色々な種類の技で「540」をするのが得意です。ライディングでは色々な技を各セクションで連続で決めていくコンボ系が得意で、あとは誰もしないようなラインで滑るのも得意なところです。 - ちなみにそんなライディングやトリックも含めて、櫻井選手が自分で感じているスケーターとしての強みはどんなところでしょうか?I: 一つ一つの技のクオリティが他の人よりもちょっと高かったり、ストリートとパークをどっちも滑れるところや、かっこいい滑りをいつも追求してるところだと思います。地元の「トレジャーアイル」でいつも滑っていることも今の自分に必要不可欠な部分なので強みの一つだと思います。 - 地元で練習できているのが強みということですが、地元で応援してくれる人たちはどんな存在になっていますか?I:トレジャーアイルが製作してくれている大会ウェアで、いつも着ている青シャツのメインロゴの「手羽先番長」は僕が小さい頃からサポートしてくださっている宮崎の会社なので感謝しています。僕の国内大会での呼び名が「番長」と定着したきっかけになったのもこの会社で、スケートボード業界では認知してもらっています。 Simple Session 2024. Tartu, Estonia. ©Photo/Nikita Turok - そういえば今回のSimple Sessionでもコメンテーターの方々からそのウェアを見て「Leader of chicken wings!」と何度も呼ばれてましたね。日本だけでなく海外でも認知され始めてますね! 今年から世界へ本格的に挑戦。最高峰を舞台に戦う中で感じることとは Simple Session 2024. Tartu, Estonia. ©Photo/Blair Alley - 改めてこれまで世界のトップ選手と戦ってみて感じたことはありましたか?I:今年から海外転戦を始めて、2月のドバイの世界選手権が初めての大会で、今回のSimple Sessionが2回目だったのですが、海外の選手たちは練習の時間が限られてる中で、初めて滑るパークに自分を慣らすのがすごく早いなと感じました。僕自身も普段は国内だと大会練習日が移動日になることが多いので、短い練習時間の中で慣らすという意味では元々早い方と思っていたんですけど、この前のドバイの世界選手権で特設のコースを滑った時は思ったより難しくて苦戦した中で、 海外の選手はすぐ慣らしていたので早くて正直「やべえ。」って思いました。 - 世界で戦ってみた中で櫻井選手の思う日本と世界で違っている部分を聞かせてください。I:この前のドバイの世界選手権のコースは、日本のコースと比べるとアールが緩くて大きい感じだったのでその違いに苦戦しました。また大会以外で言うと、この前のエストニアの時はデパートの中でスケボー乗ったりしていても普通にオッケーみたいな感じで、日本では全然ダメなことが向こうでは大丈夫だったりしたのでその点は全然違いましたね。 - 今後の世界でもっと戦っていくために自分に必要だと感じていることがあれば教えてください。I:まず英語をもっと話せるようになりたいですし、今は毎朝走ってるんですけどもっと持久力も付けたいと思っています。また海外の選手たちと比べて大きく違うところは筋力で、筋力があるとないとではライディングのダイナミックさとかスピードも結構変わるのでもっと強化したいです。あとは誰もしないような技をどんどんまた練習して習得していきたいです。 宮崎の若きスケーター番長が目指す今後の目標と夢 X Games Chiba 2023. Chiba, Japan. ©Photo/Bobby Schaub - 残りわずかになった今シーズンと、来シーズンについての目標を聞かせてください。I:今シーズンはまず今月10月の日本選手権で優勝することが目標で、来シーズンはまたオリンピック強化指定選手に入って世界選手権とか色々な世界大会で良い結果を残したいです。 - 4年後のロサンゼルスオリンピックに向けても意気込みがあれば聞かせてもらえますか?I:まだ具体的にロサンゼルスオリンピックに向けた準備をしているわけではないですが、スケートボードのレベルが上がっている中で世界に置いていかれないように新しい技もできるようになりたいですし、まずは世界でトップになれるように頑張っていきたいです。あとロサンゼルスオリンピックに向けての思いとしては、男子パーク種目はまだ日本人はメダルを取っていないので日本人初の金メダルを取ることを目標に練習に取り組んでいきたいと思っています。 -ちなみに日本のスケートボードのレベルも最近特に上がっていると思いますが、実際世界で戦っている櫻井選手から見てどうでしょうか?I:年々どんどん上がっていると思います。世界のトップにもどんどん近づいてると思いますし、この前のパリオリンピックはユウロ(永原悠路)だけが日本代表でしたが、次のロサンゼルスオリンピックでは多分日本人3人くらいいけるんじゃないかなって思います。 Simple Session 2024. Tartu, Estonia. ©Photo/Karolis Damauskas - 櫻井選手にとってスケートボードとはどんな存在なのかも聞かせてもらえますか?I:あまり考えたことはなかったのですが、僕にとってスケートボードは「挑戦」ですかね。好きな言葉が「挑戦こそが我が人生」っていう言葉なんですけど、今はパークスタイルの選手として活動していますが、ゆくゆくはそれ以外のストリートとかバートにも挑戦して三刀流を目指したいと思っているので、僕にとってスケートボードは「挑戦」です。 -ちなみにそのストリートとかバートの大会にも本格的に挑戦するタイミングって具体的な予定はありますか?I:まずはパークで日本で1位になって、世界選手権でも良い順位に入れるようになったらストリートやバートにも挑戦していきたいなと思っています。 Water and Sewer Bureau. Kitakyusyu, Japan. ©Photo/ Hozumi Yamada - 将来目指しているスケーター像はありますか?I:大会ではたくさん結果を残したいし、X Gamesにも毎回招待されるようになりたいです。またZ-FLEXライダーとして映像もたくさん残して、世界の色々なスケーターはもちろんのこと、スケートボードをしてない人たちにも知ってもらいたいと思っています。そしてもっと知名度を上げて、いつか地元宮崎で世界で活躍しているスケーターたちを呼んで世界大会を開催したいです。でもその前に全国のスケーターや世界のスケーターたちにも地元宮崎の「トレジャーアイル」に来てもらって一緒にセッションしたいですね。たくさんのスケーターが滑りに来てくれることを楽しみにしています。 櫻井壱世プロフィール Simple Session 2024. Tartu, Estonia. ©Photo/Janne Jusma 2009年1月20日生まれ。宮崎県宮崎市出身のスケーター。サーフィン愛好家の父の影響で3歳の時にスケートボードを始める。8〜9歳の頃から本格的に大会に出場し始めると、2018年に出場した「FLAKE CUP」や「FISE」でのジュニアカテゴリー優勝を皮切りに国内での主要大会で数々の好成績を残す。2023年の「X Games Chiba 2023」には招待選手として出場するなど海外選手にも認知されるようになると、今年から本格的に海外の大会へ転戦を始める。初めて出場した世界大会の「WST Dubai」で望んだ結果を残せず悔しい思いをした後、先日出場した「SIMPLE SESSION 24」では並いる世界の強豪スケーターを相手に見事銀メダルを獲得。「スケートボードは挑戦」と語る櫻井は2028年ロサンゼルスオリンピックで日本人初の男子パーク種目メダル獲得を目指している。スポンサーは手羽先番長、Treasure Isle、Z-FLEX SKATEBOARDS JAPAN、FarEastSkateNetwork、187killerpads、ASICS SPORTS STYLE、NUANCE.、Green Marine Beach Service.
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skate悲願の初優勝を果たした日本が世界に誇るトリックマスター白井空良「SLS Sydney 2024」 男子決勝2024.10.242024年シーズンの「Street League Skateboarding」プロツアー第3戦目となったのが、オーストラリア・シドニーで開催された「SLS Sydney 2024」。男子決勝は地元からトミー・フィン(オーストラリア)、クリス・ジョスリン(アメリカ)、ジャンカルロス・ゴンザレス(コロンビア)、SLS最多優勝記録を保持するナイジャ・ヒューストン(アメリカ)、昨年のSLSスーパークラウンの勝者ジオバンニ・ヴィアンナ、そしてパリオリンピックではメダルを逃したものの、その後X Games Chiba 2024で初の金メダル獲得を果たした白井空良がノックアウトラウンドを1位で通過するなど絶好調で決勝を迎えた。 【ライン セクション】 ライン1本目 ノックアウトラウンドからハイスコアの応酬が予感されていた決勝で1本目からまず魅せたのはアメリカのクリス・ジョスリン。「バックサイド360」でスタートすると「トレフリップフロントスライドリップスライド」、ギャップ越えの「キックフリップ」など得意のフリップトリックを中心に繋いでいくと終盤ではボードを回しきれなかったものの転ばずにランを終えたため、8.8ptの高得点をマークした。 そしてもう1人、1本目から見事なランでまとめたのはブラジルのジオバンニ・ヴィアンナ。他のライダーがあまりトライしないも独特な形でボードをセクションにかける彼は「ハーフキャブバックサイド5−0グラインド」や「フェイキーフロントサイドクルックドグラインド」などをメイクしてフルメイクでまとめ8.5ptのハイスコアをマークした。 ライン2本目 そして2本目で各ライダーがハイスコアを残すのに苦戦する中で、更に1本目を上回るスコアアップを果たしたのヴィアンナ。1本目でメイクした高難度トリックに加えて、独創的かつ難しい体勢から掛けるトリックの数々でランをアップデートしスコアを8.6ptに伸ばした。 しかしそんなヴィアンナやジョスリンのスコアを上回り、見事なライディングでシングルトリックセクションに繋げたのは白井空良。何一つミスのないリラックスしたライディングの中に織り交ぜられた「270バックサイドリップスライド」やキンクハバセクションでの「アーリーフロント180スイッチバックサイド50-50グラインド」、「フロントサイドブランドスライド」などのフルメイクが高評価を受け、この決勝のラインセクションで唯一の9 Clubの9.0ptをマークした。 この時点で白井が首位、2位にジョスリン、3位にヴィアンナとなる中、練習での怪我が響いているのか良いスコアを残せていないヒューストンが5位という展開でシングルトリックセクションへ。 【シングルトリック セクション】 1トライ目 フィンとヒューストンがトリックに失敗する中でまず8点越えをマークしたのがコロンビアのジャンカルロス・ゴンザレス。彼もスタイリッシュなトリックに定評があるライダーだが、ここではキンクハバレッジで下まで流し切る「スイッチフロントサイドノーズグラインド」で8.1ptをマーク。続くヴィアンナも同じキンクハバレッジで「ハーフキャブフロントサイドスミスフェイキー」をメイクして8.7ptをマークした。その後はジョスリンがバンクでの「バックサイド360」で8.0pt、白井が「キャバレリアルバックサイドテールスライド」で8.6ptと高得点をマークするもヴィアンナには届かなかった。 2トライ目 ここではヒューストンを除く全員がトリックをメイクする展開に。ただここで更に戦いをネクストレベルに引き上げたのはヴィアンナ。彼の得意とするキャバレリアルの派生トリック「キャバレリアルフロントサイドノーズブラントスライド」をキンクハバレッジでメイクすると9club、9.1ptをマークし流れを完全に自らのものに引き寄せ、SLSでの彼の盤石な強さを示すようなライディングを見せた。 そしてヴィアンナの後にライディングし、ラインセクションでの流れを引き戻したいのがジョスリン。バンクからボトムへ全越えの「バックサイドビックスピンフリップ」を決めたがスコアは8.4pt。これには会場から大きなブーイングが上がったが、このジャッジにジョスリンは特に気を止めず次に更なるスコアアップを目指すような雰囲気がうかがえた。しかし、今回強さを見せたのはヴィアンナだけではなかった。今大会で終始調子の良さを見せている白井が同じくキンクハバレッジで「ノーリービックスピンバックサイドテールスライド to フェイキー」を決めるとこちらも9clubの9.0をマークしヴィアンナ同様に流れを掴んだ。 ©︎SLS 3トライ目 この時点で全体で必要となる4つのスコアを揃えるチャンスのあるライダーは、この後のトライで他のライダーにプレッシャーを掛けるためにも非常に大事になるのが3トライ目。そんな中、まずスコアをマークしてきたのはコロンビアのスタイラーであるゴンザレス。ギャップ to レールで「フロントサイド270ボードスライド」をマーク。 続いてヴィアンナが7.8ptをマークする一方で、またもや9 Club合戦が勃発。まずはここまで思うようなスコアを残せていなかったジョスリンがステアでの「ノーリーインワードヒールフリップリバート」を完璧に決めて見せて9.1ptをマークした。豪快な滞空時間の長いエアーの中でメイクされるフリップトリックと回転技のコンボは彼の代名詞になっている。 そして今回自分のペースを貫きつつ、放つトリックがどれもハイスコアをマークするほど見事なライディングを見せている白井。ここでは同じくキンクハバセクションを全流しする「フロントサイド180スイッチバックサイドノーズグラインド」をメイク。そもそもこのトリック自体メイクするのが超高難度であることはもちろんなのだが、なんと途中で平坦になるこのキンクのあるハバセクションでメイクしたことに他のライダーたちが思わず頭を抱えるほど驚きを見せていた。そんなこのトリックは9.3ptをマークし完全に会場の流れを自分のものに引き寄せた。白井が完全にペースを掴み首位を守る中で、ヴィアンナとジョスリンが表彰台圏内で追う形で後半戦へ。 4トライ目 どのライダーも自分の順位を確実にしたい中でプレッシャーが彼らを襲ったのか、各ライダーが続々とトリックを失敗する展開。ただそんな中で3本のメイクでノリに乗っているのが暫定首位の白井空良。彼がメイクしたのはキンクハバセクションでの「アーリーバックサイド180スイッチフロントサイドクルックドグラインド」。3本目のメイクに引き続きこのトリックは会場を沸かせた。 ©︎SLS 正方向から背中側に半回転回ることで着地点が見えない中でトラックを片方だけ掛けるこのグラインドトリックはリスクの高さから来る度胸はもちろんのこと、正確無比な精度が必要となるこのトリックを1発で決めてしまった。改めて白井のレベルの高さをまざまざと感じさせた。スコアも9.4ptと更にスコアアップさせて3本続けて9clubをマークした。この時点で暫定2位のジョスリン、暫定3位のヴィアンナと10点以上の差を付けたため最終トライを残し優勝が確定した。 5トライ目 早々に白井の優勝が決まった中で迎えたのがこの最終トライ。最後の最後まで乗るかそるかの戦いとなった。ヒューストン、フィン、ゴンザレスがトリックに失敗する中で、ヴィアンナとジョスリンの僅差かつ超ハイレベルな戦いが繰り広げられた。首位には届かないがわずか0.2ポイントで2位を狙えるジオバンニ・ヴィアンナはキンクハバセクションで「キャバレリアルバックサイドノーズピックグラインド」を決めると今大会最高得点の9.6ptをマークし暫定2位に浮上した。彼の超人的コントロールとバランスが活かされたこのトリックに会場中は大盛り上がりでまさに決勝の最終トライにふさわしい展開となった。 そしてヴィアンナに逆転され、2位に返り咲くには9.7ptが必要となったアメリカが誇るビッグトリッカーであるクリス・ジョスリンの出番に。今まで何度がトライしていたバンクtoバンクでの大技だが、このタイミングでここ1番の「ノーリーバックサイド360ヒールフリップ」をメイク。彼のスタイルを象徴する「魅せて勝つ」トリックを披露し会場のボルテージも最高潮に引き上げ、逆転も期待されたがスコアは9.5ptと9 clubをマークするもヴィアンナを上回るにはわずか0.2ポイント足らず今回は3位となった。この結果から大きく差をつけて優勝を決めた白井空良がSLSプロツアーで初優勝を達成し、先月の「X Games Chiba 2024」での優勝から良い流れで繋いだ。そして2位にはブラジルのジオバンニ・ヴィアンナ、3位にはアメリカのクリス・ジョスリンという順になった。 最終結果 ©︎SLS 優勝 : 白井 空良(日本) 36.7pt2位 : ジオバンニ・ヴィアンナ(ブラジル)35.9pt3位 : クリス・ジョスリン(アメリカ)35.8pt 4位 : ジャンカルロス・ゴンザレス(コロンビア)31.8pt5位 : トミー・フィン(オーストラリア)13.9pt6位 : ナイジャ・ヒューストン(アメリカ)7.2pt 最後に ©︎SLS 今回は白井空良が初優勝を飾り幕を閉じたシドニー大会。白井は昨年末の世界選手権で優勝してからパリオリンピックまで順調に成績を残してきた中、パリオリンピック本番直前で体調不良に見舞われ入院を余儀なくされるも本戦では4位とメダルを目の前で逃していた。その中で迎えた先月の「X Games Chiba 2024」での優勝、そして今回のSLSプロツアー優勝は、今までの彼の活動をフォローしてきた筆者にとっては感慨深いものだった。そんな中で迎えるのが来月日本で開催される東京大会。まだ出場選手は公式には発表されていないが、日本からは今回出場していなかった堀米雄斗をはじめ、今回は惜しくもノックアウトラウンド敗退となった根附海龍や池田大暉やその他有力ライダーが出場するだろうし、今回2位となったジオバンニ・ヴィアンナやクリス・ジョスリンも優勝を狙っていると思われる。また筆者としては怪我の心配があるナイジャ・ヒューストンも復調して参加を決めてくれることにも期待したい。今シーズンのSLSとしては残すは次の東京大会と、12月にブラジルで開催される最終戦スーパークラウンの2戦。そして最終戦では高額の賞金が用意されているとのことで更に激化が想定されるSLSプロツアーの今後の展開が楽しみだ。
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others日本最大級“入場無料”のアーバンスポーツの祭典 YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ’24 世界を熱狂させたトップアスリートが横浜に集結!2024.10.2311月9日(土)・10日(日)の2日間、横浜赤レンガ倉庫イベント広場にて開催する『YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL’24(YUSF ’24)』の第1弾コンテンツを発表! 会場内で開催されるスケートボード大会に、世界で活躍する吉沢恋選手・白井空良選手の出場が決定。そのほか、BMXフラットランドやダブルダッチ、パルクールの各大会に、昨年大会での優勝者の出場が決定するなど、今回もハイレベルなパフォーマンスに期待! また、カルチャーマーケットや連携イベントの企画も用意されている。横浜赤レンガ倉庫を中心とする一帯に、ストリートカルチャーが一堂に会し、朝から夜まで「観る・体験する・食べる・飲む・遊ぶ」を存分に楽しめる。 コンテンツラインアップ 【アーバンスポーツ】 ©Yoshio Yoshida/YUSF スケートボード - SKATE ARK2017年に誕生し、現在では世界で最もレベルの高い“世界大会”として認知される「ARKLEAGUE」の1つ。ライダーが創るライダーの為の大会は、世界各国のライダーから賞賛される大会となっている。パークやバーチカルなど様々なスタイルがあるスケートボード。 そのうち日本人選手が世界のトップレベルで活躍している、町中にあるような会談やレールなど障害物のあるコースで競うストリート種目を実施。2022年、2023年に続き、YUSF ’24でも世界で活躍するトップスケーターの出場が決定。 ■PICK UP選手 吉沢 恋 選手(神奈川県出身・2009/09/22生まれ)2024パリオリンピック 女子ストリート 金メダル 白井 空良 選手(神奈川県出身・2001/11/03生まれ)2024パリオリンピック 男子ストリート 4位2024 X Games Chiba 男子ストリート 優勝 © HAMASHOW/YUSF ブレイキン - FREESTYLE SESSION JAPAN1997年アメリカで始まった世界一のCREWを決める伝説のブレイキンバトル「Freestyle Session」は、世界で最もリスペクトを集め、日本人のみならず多くのBBOY・BGIRL達に多大な影響を与えてきた。アメリカのみでの開催から、現在では世界大会へと発展し、各地で盛り上がりを見せている。日本では2002年にスタート、そして2022年のYUSFにて4年ぶり復活。世界レベルのBBOY・BGIRLたちが一堂に集いハイレベルなバトルが繰り広げられる。昨年同様にクルーバトル形式を採用し、日本一を決定する。 BMXフラットランド - FLAT ARK2013年に誕生し、現在では世界で最もレベルの高い“世界大会”として認知される「ARK LEAGUE」の1つ。ライダーが創るライダーの為の大会は、世界各国のライダーから賞賛される大会となっている。 YUSFでは2022年・2023年と開催。昨年末にはFLAT ARK 10年の節目を記念し 、日本野球の聖地「阪神甲子園球場」の100周年記念事業の1つとして、世界17ヶ国のトップライダーが集結し「FLAT ARK 2023 in 阪神甲子園球場」を2日間貸し切りで開催した。 ■PICK UP選手 片桐 悠 選手(新潟県出身・2005/04/17生まれ) Circle Of Balance 2022 準優勝 X Games Chiba 2023 優勝 鈴木 仁菜 選手(東京都出身・2007/07/08生まれ)2024 UCI World Cup 江ノ島大会・モンペリエ大会 優勝 2022・2023 FLAT ARK Girls class優勝 © Kazuki Murata/YUSF ダブルダッチ - THE ONE’S2012年に誕生したダブルダッチ 1on1 BATTLE [DOUBLE DUTCH ONE'S]。12年の時を経て数々のDOUBLE DUTCH ONE’Sの顔となるJUMPERが誕生した。その“THE”DOUBLE DUTCH ONE’Sなプレイヤーが集結し、頂点を決める戦いをTHE ONE’Sと呼 ぶ。今大会では、これまでのDOUBLE DUTCH ONE'S FINAL 優勝者が一挙集結!TOP16トーナメント方式で開催。 ■PICK UP選手 KO-YA 選手(神奈川県出身・1990/02/04生まれ)DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL 2022 MEN’S SECTION 優勝 イワネスインセイン 選手 (東京都出身•1994/08/19生まれ) DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL 2023 MEN’S SECTION 優勝 Elina Mizuno 選手(東京都出身・1993/02/28生まれ) DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL 2023 WOMEN’S SECTION 優勝 © Kazuki Murata/YUSF パルクール - ONE FLOW BATTLE 2024 -Final round-世界が注目する、究極のパルクールバトルイベント!トレーサー(選手)達は、10秒間のソロムーブに全てを賭け、その瞬間にしか生まれない唯一無二のムーブ=最強のワンフローを繰り出す!スーパートリック、ビッグジャンプ、なんでもあり!限られた時間の中で、いかに個性とスキルを表現できるかが勝敗を分ける!1vs1のトーナメントバトルを勝ち抜くのは誰だ!? ■PICK UP選手 宮﨑 裕来 選手(大阪府出身・2002/05/05生まれ)TOKIOインカラミ所属 ONE FLOW BATTLE 2023 年間チャンピオン 関 雅仁 選手(香川県出身・1996/04/15生まれ)TOKIOインカラミ所属 2023 第4回パルクール日本選手権 優勝 大貫 海斗 選手(千葉県出身・2003/03/05生まれ)TOKIOインカラミ所属 ONE FLOW BATTLE 2024 SINGAPORE・OSAKA 優勝 © Kazuki Murata/YUSF パルオニ - パルオニJAPAN CUP 2024競技の専門性によらない、誰でも行う「あそび」を競技化!指定されたフィールドに、安全面に配慮かつ、運動機能を自然と向上させるように設置されたキッズ用の障害物(オブスタクルス)を使い、1番鬼ごっこがすごい(逃げる+捕まえる)のは誰かを競う! YUSF ’23にて初開催した『パルオニJAPAN CUP』に続き、『パルオニJAPAN CUP 2024』を開催!カテゴリーやエントリー方法などの詳細は、YUSF公式WEBサイトにて。 3人制バスケットボール 3x3 - IMPACT – 3x3 TOURNAMENT国内最大級となるNEW BIGトーナメント「IMPACT – 3x3 TOURNAMENT」がYUSF特設コートで初開催決定!記念すべき第1回チャンピオンの栄冠はどのチームへ!? バイクトライアル - TRIAL BIKE SHOWトライアルは、ライディングテクニックの正確性、ライダーとマシンの信頼性を競うモータースポーツです。時間のコントロールはありますが、スピードを競う競技ではないところが、他のモータースポーツとはちょっとちがう魅力です。トライアル競技のデモでは、ライダーが専用のオートバイを駆り、コース途中に設けられた障害物を乗り越えながら、技の正確性や人間とマシンの信頼性を競う様子を披露。 ■PICK UP選手 小川 友幸 選手(三重県出身・1976/10/04生まれ)MFJ全日本トライアル選手権シリーズ 2013-2023 国際A級スーパークラス チャンピオン ビーチバレーボール - ジャパンビーチバレーボールツアー2024 第10戦 グランドスラム 横浜赤レンガ倉庫大会ビーチバレーボールの国内最高峰ツアー「ジャパンツアー 横浜赤レンガ倉庫大会」がYUSF会場内で開催!コート上の2人が縦横無尽に裸足でボールを追いかけ、駆け引きをしながらボールをつなぐ究極のビーチスポーツ!砂の上の熱い戦いを見逃すな! ©YUSF キッズワークショップ知らないスポーツだからこそ、この機会に「アーバンスポーツ」にチャレンジしてみよう。もしかしたら、楽しすぎてハマっちゃうかも。やって楽しめるのもYUSFならでは。※実施予定種目は調整中です。 【カルチャーマーケット】ファッションやカルチャーを体験できるショップやブース、美味しいフードやドリンクなど、盛りだくさんのラインアップを取り揃えます。1日中「食べる・飲む・遊ぶ」をお楽しみいただけるブース・ショップの一部をご紹介します。 Lazor Zone Yokosuka海外でとても人気のある、遊びながら運動ができるシューティングスポーツゲーム。 お子様は5歳からご参加でき、FPS(ファーストパーソンシューター)をリアルに体感できる次世代の鬼ごっこ。1ゲーム(5分)1,000円(税込)/人。場所:横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール 特設フィールド PostCoffee®️「ライフスタイルを進化させる」をビジョンに、コーヒーのサブスクリプションや国内最大級の美味しいコーヒーのショッピングモールをローンチ。国内外30店以上の有名コーヒーショップのコーヒー豆と、世界20カ国以上の自社焙煎コーヒー40種類以上をラインナップ。扱う豆はすべてスペシャルティコーヒーです。 EL CAMION by T.Y.HARBOR Brewery東京・天王洲の老舗ブルワリーT.Y.HARBOR Breweryの新鮮で美味しいビールを是非お楽しみください! スペシャルコンテンツ アーバンスポーツ競技やカルチャーマーケットのほか、ライブエンターテインメントフェスティバル「Live!横浜」との連携イベントなど、YUSF ’24では様々なスペシャルコンテンツを準備しています。こちらもご注目ください。 三菱商事都市開発株式会社 presents 吉沢恋トークショー2024年7月、まだ記憶に新しいパリでの国際大会にて、見事金メダルを獲得した吉沢恋選手のスペシャルトークショー。 開催日時:11月9日(土) 場所:スケートボードエリア内 参加料:無料 ©(株)JOL © 一般社団法人パルクール鬼ごっこ協会 Live!横浜 - YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL '24 サテライトステージ 「Live!横浜」との連携コンテンツとして、YUSF'24サテライトステージが運河パークに登場!鬼ごっこにパルクールの要素を取り入れた1対1の究極の鬼ごっこスポーツ「パルオニ」やボルダリング、スラックラインが無料で体験できます。 開催日時:11月9日(土)・11月10日(日) 両日ともに11:00~16:00場所:運河パーク参加料:無料 開催概要 開催名称:YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ’24(略称 YUSF)会場:横浜赤レンガ倉庫 イベント広場(神奈川県横浜市中区新港1-1)日程・時間:2024年11月9日(土)・11月10日(日) 両日ともに11:00~20:00(予定)※雨天中止。協議の開始・終了時間は各競技によって異なります。入場料:無料※飲食や物販代金は別途必要。一部、有料コンテンツあり。主催: YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ’24 実行委員会(株式会社横浜赤レンガ / 明治商工株式会社 / 株式会社ローソンエンタテインメント / 株式会社ゼータ)共催:公益財団法人横浜市芸術文化振興財団協賛:富士フイルム株式会社 / 三菱商事都市開発株式会社 / GoPro合同会社 / サミー株式会社 / プレミアムウォーター株式会社 / 日本たばこ産業株式会社協力: 一般社団法人ARK LEAGUE / 有限会社 OVER THUMPZ / 株式会社IAM / 株式会社トリデンテ / 公益財団法人日本バレーボール協会 / 株式会社HANDOFF メディア協力:FINEPLAY
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