日本人選手勢が大躍動!「MoonPay X Games League 2026」スケートボード・ストリート結果まとめ

2026.08.07
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男子ストリート種目にてシーズン3大会3連覇を達成した小野寺吟雲 ©︎X Games
Photo: ©︎X Games

チーム制の新リーグ「MoonPay X Games League(XGL)」サマーシーズンは、サクラメント、千葉、ニューオーリンズの3大会で開催された。従来の個人競技であるX Gamesにクラブ対抗という新たな要素が加わり、各競技・各順位で獲得したポイントがチームランキングへ反映されるため、一つひとつのメダルがクラブの勝敗を左右するシーズンとなった。

なお本記事はスケートボード・ストリートの結果まとめである。

MoonPay X Games Sacramento 2026(6/26〜28)

男子ストリート

ナイジャ・ヒューストン ©︎X Games

金メダルは小野寺吟雲(XC ニューヨーク)。ハンドレールでの「スイッチフロントサイド270フロントサイドブラントスライド to フェイキー」からハーフキャブキックフリップ、ラストは大きなハンドレールで「キックフリップフロントサイドブラントスライド to ビッグスピンアウト」を決め切りフルメイクした。小野寺は、この勝利で2025年大阪大会から続くX Games男子ストリート連勝をさらに伸ばし、新時代のエースとして最高のシーズンスタートを切った。

準優勝はレジェンド、ナイジャ・ヒューストン(XC ニューヨーク)。通算16個目の金メダルを狙ったヒューストンはX Games史上最多のBMXストリート金メダル記録保持者ギャレット・レイノルズに並ぶチャンスだったが、わずかに届かず銀メダル。3位はジュニ・カン(フリーエージェント)となった。

©︎X Games

優勝:小野寺吟雲(XC ニューヨーク)
準優勝:ナイジャ・ヒューストン(XC ニューヨーク)
3位:ジュニ・カン

女子ストリート

©︎X Games

女子ストリートは日本の伊藤美優(XC 東京)が「フロントサイドブラントスライド」や「フロントサイドフィーブルグラインド」などラン全体を通してミスのない完成度を披露。高難度レールトリックと安定感が高く評価され、XC東京へシーズン最初のストリート金メダルをもたらした。2位にはクロエ・コベル(XC ニューヨーク)、3位には赤間凛音が入り、シーズン開幕戦から日本勢とクロエ・コベルによるハイレベルな表彰台争いが展開された。

©︎X Games

優勝:伊藤美優(XC 東京)
準優勝:クロエ・コベル(XC ニューヨーク)
3位:赤間凛音(XC ロサンゼルス)

男子ストリートベストトリック

ジュニ・カンのライディング ©︎X Games

男子ストリートベストトリックは、本戦3位の勢いそのままに「ノーリー270イン・バックサイドボードスライド270アウト」を決め切ったジュニ・カンが金メダルを獲得。韓国人初となるX Gamesスケートボード金メダルの快挙を達成した。2位には本戦王者の小野寺吟雲、3位はフェリペ・モタ(XC ロサンゼルス)が入った。

©︎X Games

優勝:ジュニ・カン
準優勝:小野寺吟雲(XC ニューヨーク)
3位:フェリペ・モタ(XC ロサンゼルス)

女子ストリートベストトリック

松本雪聖のライディング ©︎X Games

女子ストリートベストトリックは、ハンドレールで「フロントサイドブラントスライドショービットアウト」という高難度トリックを完璧にメイクした伊藤美優がランに続き2個目の金メダルに輝いた。2位にはリプレイスメントでXCニューヨークへ参加したペイジ・ヘイン、3位にはXC サンパウロの松本雪聖が続いた。

©︎X Games

優勝:伊藤美優(XC 東京)
準優勝:クロエ・コベル(XC ニューヨーク)
3位:松本雪聖(XC サンパウロ)

X Games Chiba 2026(7/4〜5)

女子ストリート

クロエ・コベルのライディング ©︎Jason Halayko / X Games

前週のサクラメントで銀メダルに終わった悔しさを胸に、クロエ・コベル(XC ニューヨーク)が金メダルを獲得。ラン中にフィールドカメラマンが進路を塞ぐアクシデントで再走となる場面もあったが、集中力を切らさず唯一の90点台をマークした。

準優勝は吉沢恋(XC 東京)。中央のロングレールで「バックサイド・ビッグスピン・ボードスライド」を初手からメイクし、安定感でXC東京にポイントをもたらした。続く3位は松本雪聖(XC サンパウロ)となった。

©︎Jason Halayko / X Games

優勝:クロエ・コベル(XC ニューヨーク)
準優勝:吉沢恋(XC 東京)
3位:松本雪聖(XC サンパウロ)

男子ストリート

白井空良のライディング©︎Yoshio Yoshida / X Games

前週のサクラメントに続き、小野寺吟雲(XC ニューヨーク)が2週連続で金メダルを獲得。「大技をこれほど失敗しないライダーは見たことがない」と解説者が評したほどの完成度で、通過するほとんどのセクションをトリックで埋め尽くすランを披露した。

準優勝はジュニ・カン。そして3位は白井空良(XC東京)でホーム観客の大歓声を受けながら表彰台を獲得。XC東京にとって貴重なランキングポイントとなった。

©︎Jason Halayko / X Games

優勝:小野寺吟雲(XC ニューヨーク)
準優勝:ジュニ・カン
3位:白井空良(XC 東京)

女子ストリートベストトリック

中山楓奈のライディング©︎Yoshio Yoshida / X Games

西矢椛(XC ニューヨーク)が大会初完遂となる「クルックドグラインド・ノーリーヒールフリップアウト」を成功させ金メダルを獲得。2位にフリーエージェントで出場した中山楓奈、3位にクロエ・コベルが入りXC ニューヨーク勢の強さを感じる一戦となった。

©︎Jason Halayko / X Games

優勝:西矢椛(XC ニューヨーク)
準優勝:中山楓奈
3位:織田夢海(XC 東京)

男子ストリートベストトリック

ジュニ・カンのライディング ©︎Yoshio Yoshida / X Games

ジュニ・カンが圧巻のパフォーマンスで金メダルを獲得。2位にフェリペ・モタ、3位に小野寺吟雲が続き、サクラメント大会と同じ顔ぶれに。なおフリーエージェントで出場しているカンはサクラメントに続く連勝で、ニューオーリンズを前に年間制覇へ王手をかけた。

©︎Jason Halayko / X Games

優勝:ジュニ・カン
準優勝:フィリペ・モタ(XC ロサンゼルス)
3位:小野寺吟雲(XC ニューヨーク)

MoonPay X Games New Orleans 2026(7/24〜26)

男子ストリート

佐々木音憧のライディング ©︎X Games

大会2日目、小野寺吟雲(XC ニューヨーク)が金メダルを獲得。これで男子ストリートベストトリック時代を除き、2013〜2016年のナイジャ・ヒューストン以来となる「同一種目3連覇」を達成した16歳。この結果、同一暦年で3個の金メダルを獲得したのはヒューストン(2013年)に続き史上2人目となった。

準優勝は佐々木音憧(XC東京)では安定したランで自身初のX Gamesメダルを獲得。XC東京の総合優勝争いに大きく貢献した。3位はジュニ・カンとなった。

©︎X Games

優勝:小野寺吟雲(XC ニューヨーク)
準優勝:佐々木音憧(XC 東京)
3位:ジュニ・カン

女子ストリート

織田夢海のライディング ©︎X Games

XGL夏季ドラフト全体1位指名のクロエ・コベル(XC ニューヨーク)が金メダルを獲得し、自身のクラブをXGL総合首位へと押し上げる原動力となった。この金メダルにより、コベルは夏季大会の女子選手として通算12個のメダル獲得となり、レティシア・ブフォーニの持つ記録に並んだ。

この勝利でXCニューヨークは総合ランキング首位へ浮上。最終日まで続くXC東京との優勝争いをさらに白熱させていた。準優勝は西矢椛(XC ニューヨーク)、3位は織田夢海(XC 東京)となった。

©︎X Games

優勝:クロエ・コベル(XC ニューヨーク)
準優勝:西矢椛(XC ニューヨーク)
3位:織田夢海(XC東京)

男子ストリートベストトリック

ブレイデン・ホーバンのライディング ©︎X Games

大会初日、ジュニ・カンが金メダルを獲得。これで2026年シーズンに開催された男子ストリートベストトリック3大会すべてを制覇する快挙を達成した(毎回異なるトリックで優勝)。韓国出身選手として夏季X Games種目初、夏季冬季通算では韓国人選手2人目の金メダリストとなった。

準優勝はダイナミックなセクションの使い方と高難易度トリックが特徴的なブレイデン・ホーバン、3位はXC ニューヨークのリプレイスメント選手として参加したジュリアン・アギラルディという順になった。

©︎X Games

優勝:ジュニ・カン
準優勝:ブレイデン・ホーバン
3位:ジュリアン・アギラルディ(XC ニューヨーク)

女子ストリートベストトリック

西矢椛のライディング ©︎X Games

大会最終日、西矢椛(XC ニューヨーク)が13段レールでの「クルックドグラインド・ノーリーヒールフリップ」を決め切り金メダルを獲得。千葉大会に続く連覇となり、自身3個目の金メダル、通算7個目のX Gamesメダルを手にした。西矢は2026年シーズンだけでストリート2冠(ベストトリック2連勝)を達成。X Gamesを代表する女子ストリートライダーとして改めて存在感を示した。

準優勝・3位はいずれもXC東京の織田夢海、吉沢恋という結果になり、XC東京勢が総力戦でポイントを積み上げた一戦となった。

©︎X Games

優勝:西矢椛(XC ニューヨーク)
準優勝:織田夢海(XC東京)
3位:吉沢恋(XC東京)

まとめ

2026年のXGLサマーシーズン・ストリート競技では、小野寺吟雲、クロエ・コベル、西矢椛、ジュニ・カンという4人がそれぞれ異なる形でシーズンを象徴する存在となった。特に小野寺は男子ストリート3連勝、西矢は女子ベストトリック2連勝、クロエは女子ストリートで安定して表彰台を重ね、クラブ対抗でもXCニューヨークをけん引しチーム優勝へ導いた。

一方のXC東京も伊藤美優、吉沢恋、織田夢海、佐々木音憧、白井空良らが各大会で着実に表彰台とポイントを積み重ね、クラブ総合争いを最後まで演出。個人競技でありながらチームのために戦うというXGLならではの魅力が、ストリート競技でも存分に発揮されたシーズンとなった。

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