クライミングW杯にて日本勢が初の快挙! / IFSCクライミングワールドカップ(B,L)インスブルック2021

2021.06.29
Photo by JMSCA

【IFSCクライミングワールドカップ(B,L)インスブルック2021 】が6月23日~26日にオーストリアのインスブルックにて開催された。23日・25日はリード種目、24日・26日はボルダリング種目が行われた。

26日のボルダリング種目では男子決勝に、楢崎智亜・緒方良行・藤井快が進出。女子決勝は伊藤ふたば・野中生萌・野口啓代が進出した。※野中生萌は右膝の違和感のため欠場。

先に行われた女子決勝では第4課題の途中、大雨に見舞われ競技が一時中断する。その後第3課題終了時の成績をもって決勝は打ち切りとなった。優勝はヤンヤ・ガンブレット(スロベニア) 、伊藤ふたばは4位、野口啓代は5位の結果となった。

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男子決勝では予選から日本勢が上々の結果を残し表彰台の独占に期待が高まる。緒方は第1課題から完登、第2課題では楢崎も続き、第3課題では完登ゼロの中で藤井が初登。1位 緒方、2位 楢崎、3位 藤井の結果でフィニッシュとなり日本人がW杯の表彰台を独占した。日本人がボルダリングW杯で表彰台を独占するのは初の快挙となる。

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25日に行われたリード種目決勝では女子決勝に野口・野中、男子決勝には樋口純裕が日本勢で唯一の出場となった。女子決勝ではルートの攻略に多くの選手が苦しんだが野口が堂々の3位で表彰台へ。また女子代表・野口は東京五輪にて現役引退を表明している。自身にとって最後となるW杯で結果を残した。また野中も自己最高タイの5位で入賞した。

男子決勝では樋口が日本人唯一の出場となる中で見事4位に入賞。惜しくも表彰台には届かなかったが、その実力をW杯の舞台でも遺憾なく発揮した。

五輪代表内定組(楢崎、原田、野口、野中)にとっては今大会が東京五輪前の最後の公式戦となった。W杯の舞台にて大きく躍動した日本勢のメダル獲得に今後も期待がかかる。

Text by 橋田 樹台

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