「Red Bull 韻 DA HOUSE 2022 決勝」S-kaine が2代目チャンピオンに決定

2022.11.08
© Suguru Saito / Red Bull Content Pool

“今回の優勝は自分のキャリアにとって大きな弾みになりました”

昨年日本で初開催され、大盛況となったレッドブルによるフリースタイル・ラップバトル「Red Bull 韻 DA HOUSE 2022」の決勝大会が 11 月 5 日(土)「恵比寿ザ・ガーデンホール」にて行われた。

レッドブル主催の「Red Bull Batalla」はラテンアメリカとスペインを繋ぐ世界規模のフリースタイル・ラップバトルの大会として、2005 年からスペイン語圏のラッパーたちに翼をさずける場として注目を集めた。その「Red Bull Batalla」が、日本語ラップに適した大会フォーマットに生まれ変わり、「Red Bull 韻 DA HOUSE」として 2021 年からスタート。

昨年に引き続き、日本ではめずらしい時間制フリースタイルバトルの王者を決める今大会には東名阪オーディション、そして今年 9月に渋谷「WOMB」で行われた予選を経て、全国から熾烈な戦いをくぐり抜けたバトルMC 2名と誰もが知るシード MC14 名の合計 16 名が出場。

また、本大会ではゲストライブとして現在のヒップホップシーンを牽引する女王である Awich と「BAD HOP」のBenjazzyTiji JojoVingoによるパフォーマンスも行われた。

©︎Suguru Saito / Red Bull Content Pool

MC16 名によるラップバトルでは、CHEHON、Donatello、DOTAMA、GOMESS、ID、KIKUMARU、MOL53、PONEY、RAY、Rude-α、S-kaine、呂布カルマ、梵頭。予選通過の MAKA、REDWING に加え、体調不良により欠場を余儀なくされた MU-TON に変わり急遽参戦した Fuma no KTR がステージに上がり、Red Bull 韻 DA HOUSE 2 代目王者を目指し、熱戦を繰り広げた。

©︎So Hasegawa / Red Bull Japan

審査員はバトルシーンのレジェンドである漢 a.k.a. GAMI をはじめ、昨年の Red Bull 韻 DA HOUSE の覇者である輪入道のほか、KEN THE 390、SEEDA、FORK (ICE BAHN)の 5 名。審査員長 漢 a.k.a. GAMI の「いよいよきたぜ、この時が! Red Bull 韻 DA HOUSE、新しい形のこのバトルをみなさんで今日は楽しんで No.1 を決めましょう!」という挨拶で決勝の火蓋が切られた。

©︎So Hasegawa / Red Bull Content Pool

お互いに持ち前のメロディセンスを発揮したフロウで会場を魅了した Rude-αと ID の初戦から、3戦続けての延長戦が行われるなど、序盤から手に汗を握る波乱の展開となった今大会。

決勝に至るまでの戦いでは、呂布カルマが巧みなリリックでバトル巧者ぶりを見せつけたほか、MOL53 の相手を煽る人を食ったようなフロウ、DOTAMA のユーモアを交えながらも毒が効いた相手へのディス、MAKA による相手を煽るためのあえてのラガなラップ、REDWING の過酷な生い立ちを交えてのリリックや、梵頭の最近挑戦した格闘技大会をトピックに自身が “1 分間の戦い” の申し子であることを示すパンチラインが繰り出されるなど、1 戦ごとにいくつもの見どころが。

また惜しくも敗れた GOMESS による「ヒップホップは文化遺産で日本に必要だ。だからレッドブルがフックアップしたんだ!」というコメントも、今大会の盛り上がりに一役買う名言となった 。

©︎Suguru Saito / Red Bull Content Pool

このように盛り上がりを見せた今大会の決勝では、リザーバーながらも無類の強さを発揮してきた Fuma no KTR とドープなフロウを武器に勝ち上がってきた S-kaine が対決。「今大会ではお互いに別のベクトルで 1 番キレている」と審査員の KEN THE 390 も高く評価する、2000 年代生まれの若手ラッパー同士の戦いは、ラッパーとしてのプライドを賭けた気迫のこもったリリックとスキルフルなフロウの応酬で会場を大いに湧かせる展開に。

最後は今大会 1 番の盛り上がりを見せたバトルの行方を固唾を呑んで会場が見守るなか、審査員満場一致で S-kaine の勝利が決定。S-kaine が見事 Red Bull 韻 DA HOUSE 2代目王者の座に輝いた。

決勝後のインタビューで S-kaine は、「前回の Red Bull 韻 DA HOUSE では、決勝で負けてしまったこともあって、優勝したい気持ちはありました。ただ、今回は去年より落ち着いてやれたことで上手く優勝という結果を手にすることができたと思います」「今大会後に拠点を LA に移しますが、今回の優勝は自分のキャリアにとって大きな弾みになりました。特に自分の曲を書くレベルが上がったというか、フリースタイルにうまくリリックを馴染ませる方法が身についた気がします」と語り、昨年の雪辱を果たした喜びを噛み締めた。

今大会のアーカイブ映像は YouTube チャンネル「レッドブルマイク」にて絶賛公開中!

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