日本勢5人が世界一をかけて戦う「Red Bull BC One World Final 2019」明日のWorld Finalへ向けてコメント

2019.11.08
photo by Tabasa

今年で開催 16年目を迎える世界最高峰の1 on 1のブレイキン・ダンスバトル・トーナメント「Red Bull BC One World Final 2019」のファイナルデイがいよいよ明日、インドのムンバイにて開催される。

日本からはB-boy Noriが昨晩の世界最終予選を勝ち上がり出場、またワイルドカード枠で KAZUKI ROCK が登場する。ここまで本戦のベスト8までが終了し、ベスト4が出揃っているB-girl部門では、日本から昨年王者のAmi、初出場のMiMz、日本予選からの通過者Ayumiが揃って登場する。

世界各地で行われた予選大会から、ここまで数多くのB-boyやB-girlが敗れ去る中、ワールドファイナルに日本勢が5人も出場するという快挙。明日はB-boy トップ16、B-girlトップ4からバトルが始まり、それぞれの世界を目指す戦いが始まる。

明日に向けての直前コメントを公開!

Ami

photo by Tabasa

去年と同じくバトル前はとても緊張していました。ファイナルステージに残るのが第一目標だったので、一昨日の夜は緊張で寝られなかったです。でもバトルが始まったら、練習してきたことを出すことと、自分のスタイルを魅せるだけなので、終わってみたら緊張半分、楽しさ半分でした。

インドのオーディエンスの中でやるのはすごく楽しいです。自分が踊っている時は分からないが、他の人たちのバトルを見ていると、盛り上がりがとにかくすごくて、バトルの準備をしている時は、この中で踊ることが楽しみでした。今までのバトル環境の中でも、ベストなオーディエンスだと思います。

去年はファイナルステージを、自分がびっくりするくらい楽しめました。今年も去年と同じモチベーションに持っていけたら良いと思います。ここまで出来ることはやってきたので、後は緊張に負けず楽しむことが明日の目標です。明日は自分のベスト尽くして、自分をしっかりレペゼンしてきます。ファイナルステージに残る、ということは自分とって意味があって、大事なことだと思っているので、明日はそのファイナルステージでB-girl Amiというスタイルを去年同様に出しきれたら最高です。

Kazuki Rock

Photo by Tabasa

BC ONEは2015年以来ですが、当時と違ってメディア、色々なイベントオーガーナイザーやインフルエンサーなどいてイベントとしても大きくなり大分変わったと思いました。
インドの観客は他の国と違ってスキル、キャラクター、細かい動きや音にも反応して楽しんでいる感じがしました。火曜日にインド来てからバカンス気分だったんですけど、明日のブランケットが発表されたときに心臓バクッときました。 
今、32歳で15年ダンスをやってきて、2015年の頃と比べるとコンペティションに対するハングリーさが少し落ち着いてきてはいるんですけど、逆にいつもの感じでリラックスして挑みたいと思っています。ただこの日のためにあーちゃん(Bgirl AYUMI)とずっと一緒に練習してきたし、ただじゃ終わらせないと思っていますね。

Ayumi

photo by Tabasa

昨日のことはあまり覚えていないのですが、すごく楽しく、日本のBgirl・Bboyが残って本当に嬉しかったです。緊張もしたんですけど、緊張よりもっと上に行きたいと思って臨みました。会場もみんなのエナジーを感じました。
WORLD FINALの意気込み聞かれるんですけど、あんまり意気込み過ぎてはないです。どちらかというと函館のJAPAN CYPHERで優勝した時にすごく嬉しく、自分の中で色んな葛藤を乗り越えて、今回TOP4まで残れたというのは自分的に嬉しいです。
明日は緊張もすると思うんですけど、どちらかというと楽しみたいとしか思っていないです。昨日日本のBgirl・Bboyが残って本当に嬉しかったです。

Nori

photo by Tabasa

昨日のバトルで終盤はジャッジの票が割れて接戦となりましたが、やっている身としては負けた気はしていなかった。明日はジャッジも素晴らしいですし、負けても言い訳が出来ない環境だと思っています。

特に、1回戦の相手は一昨日の王者Mennoで、今回対戦したかった相手です!過去に一度負けた経験があるので、借りを返します。それと彼は今回の参加B-boyの中でも一番強いですし、経験値もあるので、決勝で当たるよりも一回戦で当たる方が良いと思っています。ワイルドカードで出場した昨年と比べて、今年は地方予選から、日本予選、そして昨日の世界最終予選と勝ち上がってきて、いろいろな人の夢の屍の上にいるから、出場する重みが全然違うと感じています。

明日はこれまで生きていた、33年と1ヶ月を12分ないしは1ムーブに凝縮させます。自分の人生を1ムーブで表現するのは短くて難しいけど、全てそこに凝縮させてぶつけます。この規模の大会になるとオーディエンスもスキルやテクニックだけでなく、本気のダンスが見たいと思っていますので、本気で踊ってやります!

MiMz

photo by Tabasa

昨日のバトルを振り返ってみて、最初の目標としてはトップ4まで上がることだったので、何とか勝ち上がれて良かった。ワイルドカードでの出場が決まってからここまで、ソロバトルへの苦手意識を変える取り組みをしていました。クルーバトルは好きだけど、ソロバトルの時のメンタルは本当に弱くて…。自分自身とどう向き合うか?自分との戦いを繰り返して準備してきました。

インドのオーディエンスは盛り上がりが半端じゃないですね。トップ8の試合で自分の持っているインディアンステップを出した時に、会場が一体となって盛り上がってくれた、昨日一番気持ちよかったです。

いつもはオーバーグラウンドよりも、アンダーグラウンドでダンスをすることが多い分、ここまで大きな大会や会場でダンスをすることに最初は緊張していました。ただ、もっとこの空間や様々な人たちとのコミュニケーションを大事にして楽しみたいです。明日は、とにかく自分のキャラクターやストーリーを全て出し切って戦いたい。そして、今回はお母さんが来てくれているので、最近中々直接踊る姿を見せられていないお母さんに、私の生の踊りと、成長を見せます。

開催概要

Red Bull BC One World Final 2019

開催日程:11月9日(土)

開催場所:ムンバイ(インド)

ジャッジ:Lil G, Poe One, Narumi, Intact, Physicx

ライブ配信:11月10日(日) 1:00AM〜(日本時間)

Interview & Text:Eiji Zaima、Shin Akiyama

執筆者について
FINEPLAY編集部
FINEPLAY は世界中のサーフィン、ダンス、BMX、FMX、スケートボード、スノーボード、クライミングなどストリート・アクションスポーツに関する情報を提供するWebマガジン
ピックアップフォト
アクセスランキング
FINEPLAY
アクションスポーツ・ストリートカルチャー総合メディア

FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。

アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。

直近のワークショップ
直近のワークショップはありません
イベントスケジュール
3月 2024
     1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
« 2月   4月 »

●今日 ○イベント開催日

ピックアップフォト
編集部おすすめ記事
アクセスランキング
FINEPLAY
アクションスポーツ・ストリートカルチャー総合メディア

FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。

アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。

配信先メディア一覧