兄弟で大活躍!現・世界最強のフリースタイラー“Erlend Fagerli”

2018.11.08
TanakaHiromu
photo by TABASA

今、フリースタイルフットボール界で世界最強との呼び声が高いのが、ノルウェーのErlend Fagerliである。2018年8月には世界最大規模の大会「SUPER BALL 2018」で2度目の優勝を果たし、名実ともに世界一に輝いている。

Erlendは同大会の準決勝で、日本のKazaneを下し決勝に進出した。そのKazaneは大会後に「Erlendはダントツで強かったですね。音を聴くこと(音楽との融合性)は抜きにして、今のフリースタイルフットボール界で最強だと思います」と、圧倒的な強さに感嘆としていた。

Erlend Fagerli

photo by TABASA

彼の最大の武器は、恵まれた体格を活かしたスキルの高さに他ならない。技の一つ一つはそこまでクリーンとは言えないものの、ボールの位置がズレても修正できる筋力と体力を備えている。

バトルではその筋力と体力をフル活用して、30秒×3ターンの中でノンストップで高難度の技を繰り出す。しかも、スタンディング(立ち技)、シッティング(座り技)、アッパー(上半身技)の3ジャンルに幅広く対応しており、まさに隙のない“フリースタイルモンスター”と言える。

Erlend Fagerli

photo by TABASA

Erlend v Boyka – Final | Super Ball 2018

そして、実は彼の兄であるBrynjar Fagerliも世界的なフリースタイラーとして活躍しており、2017年にはヨーロッパ王者に輝いている。

ErlendとBrynjarは、SUPER BALLのDouble Routine部門(3分間で2人1組のチームが技を披露し、全体の完成度を競い合う部門)に「Fagerli Brothers」としてデュオで出場しているが、同部門では日本のYOSSHI & YU-J(LA CLASSIC)らを抑え、現在3連覇を達成している。

チームメイトとして切磋琢磨する一方で、兄弟同士の対戦経験も豊富である。2018年に行われたノルウェーの国内大会では、決勝で兄弟対決が実現し、弟のErlendが勝利した。彼らは兄弟であり、共に戦うチームメイトであり、そしてライバルでもあるのだ。

FINAL Norwegian Championship 2018 – Erlend vs Brynjar

正直にいえば、オリジナリティや技のクリーンさで彼に勝るフリースタイラーは世界に数多くいる。それでもErlendが世界最強と言われる理由は、その全てをねじ伏せる圧倒的なスキルがあるからだ。

彼はまだ21歳である。もちろん、時代の流れでジャッジの基準が変化したり、新勢力が現れたりする可能性も大いにあるが、今後数年間は世界のトップレベルに君臨し続けるのではないだろうか。

執筆者について
TanakaHiromu
中学時代からフリースタイルフットボーラーとして活動し、学園祭や各種イベントでのパフォーマンスのほか、大会にも出場。2014年の関東大会ではベスト4にランクインした。現在はシーンの普及・発展に携わっている。
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