かつてないほど注目を浴びるアクションスポーツシーン。その発展のために、FINEPLAYが送る多角的視点の連載「FINEPLAY INSIGHT」最終回。
アクションスポーツやストリートカルチャーのために、ビジネス視点を交えて提言を行ってきた本連載「FINEPLAY INSIGHT」も、今回が最終回です。
全12回を目標に続けてきた本連載。かねてより、最終回のテーマについては幅広いリクエストをいただいてましたが、やはりこのタイミングでは東京五輪を経て、これからやってくるであろうアクションスポーツの新時代、とくにここでは企業やメディアからの商業的な需要とどのように向き合っていくのか、メモ代わりに記しておきたいと思います。
商業的な需要に対して、構えきれていないアクションスポーツシーン
開催にも賛否両論あった東京五輪ですが、やはり僕たち「ストリート側」の立場からすれば、スケートボードのストリート男女金メダル、同じくスケートボードのパーク女子のダブルメダル、スポーツクライミング女子のダブルメダル、サーフィンの男女メダルなど、輝かしい成績を残してくれた新競技の日本代表アスリートによる活躍が記憶に新しいです。もちろん、メダル獲得に限らず、初開催となったこれらの競技におけるすべてのアスリートの姿に、僕もいたく感動し、励まされた一人です。
スケートボードを中心に、新しい風を吹き込んだアクションスポーツは連日メディアでも取り上げられています。メダリストたちはおそらく今後(原稿執筆時点は2021年8月)テレビCMなどの声もかかってくるでしょう。スケートボードでは、堀米雄斗選手をはじめ世界中のライダーが数多く着用した<NIKE SB>のParraデザインによるウエアが競技当日に飛ぶように売れたとか。街のスケートボード教室には、たくさんのキッズたちが見学に訪れていると聞きます。明らかに、アクションスポーツを取り巻く社会的な環境が一歩前に進んだ、そんなエポックメイキングな出来事が東京五輪でした。
また、2024年パリ五輪の新種目として採用が決まっているブレイキンでも、世界で活躍しているB-boy Shigekixが閉会式当日のIOCによるインスタライブに登場するなど、早くも世界中から注目が集まっている様子です。
この場で言うまでもなく、かつての五輪を象徴していた姿とは異なるアスリート像を、アクションスポーツのアスリートたちは体現してくれました。10代からグローバルな環境に身を置き、ユニバーサルなコミュニティの一員として、自分の表現や生き方、まさにライフスタイルとしてそれぞれのカルチャーに向き合っています。ゼッケンスポーツから、ライフスタイルスポーツへ。次世代のロールモデルとなりつつあるアクションスポーツのアスリートに企業やメディアが注目することは、時代の流れとして必然と言えるでしょう。アクションスポーツやストリートの文化には、この連載の第1回で述べたような、今の社会から見ると羨ましい性質がそもそも備わっているのです。

アクションスポーツが直面するであろう課題と対応策
手探りの消費が始まる
当面は、企業やメディアも手探りでアクションスポーツの消費を始めるでしょう。いわゆる「ツバをつけてみる」というやつです。とりあえずよくわからないけれど、若い人たちに人気があるみたいだし、CMや番組にスケーターを出してみようか、B-BoyやB-Girlを出してみようか、なんとなくストリート風味の映像を作ってみようか、みたいな企画がポツポツ増えてくると思います。
この時点でシーン側は、企業やメディア(ときには行政すら)が本当にカルチャーやシーンを支援するつもりは「ない」と思っていたほうが得策です。「今は小さい話だけど、あとから大きなスポンサーがつくかも…」という淡い期待は持つべきではありません。なぜなら企業側はビジネスのリターンがなければいつでも支援を打ち切りますし、担当者が異動になればシーンへの熱もどこかへ立ち消えてしまいます。ネガティブですが、ビジネスとは生物(なまもの)で、そういうものと割り切るのが良いでしょう。第1回でお話したように、「スポンサー」というのは甘い蜜、魔の思考停止ワードなのです。
また、もう一つ持つべきでない期待が、「競技人口が増えるかも」というものです。これは非常に多い誤謬(ごびゅう)なのですが、第7回で説明したように、競技人口が増えても、ビジネスチャンスが広がるとは限りません。むしろ、ビジネスの規模と競技人口は負の相関関係ですらあります。 競技人口そのものよりは、観戦人口を増やすように注力するべきです。 「(特にメディアで)観て面白いもの」にしていくことが、スターを産むための必要条件なのです。そのために、ルールの明確化などの努力は絶えず続けていく必要があります。(繰り返しですが、カルチャーとしての発展はこの限りではありません)
橋渡し人材の必要性
現時点では、こうした企業やメディアの熱視線とは裏腹に、アクションスポーツシーン側の体制がまだまだそれ(=商業的な需要)に対応できるものになっていないのが大きな課題です。ここまでビジネスチャンスとして注目されてくると、発展途上であるアクションスポーツ側のビジネスリテラシーの構築が急務になってきますが、ビジネスとアクションスポーツシーンとの間を橋渡しできる人材は非常にまれです。
アクションスポーツやストリートカルチャーがビジネスになっていくことの賛否は、ここでは論点ではありません。歴史が証明しているように、賛成か反対か、白か黒か、右か左か、という議論は常に分断を生んできました。ビジネスになっていくことは当然、メリットもデメリットもあります。少なくともメリットがある限り、上手くバランスを探りながら共存の道を実現していくことが、より多くのプレイヤーにとって最大幸福となるのではないでしょうか。
シーン側では、FINEPLAYで行ったワークショップのような、ビジネスリテラシーを学ぶ場がもっと増えていくと良いでしょう。広告代理店や企業がそういったワークショップを提供できれば、双方にとって中長期的にメリットが生まれます。逆にそういった場を通じて、広告代理店や企業側もシーン側の言語をすくい取り、本質的な課題の相互理解から対話をスタートしていくべきです。僕は「スポンサー」よりも、数万円で出来るそういった活動のほうがよっぽどブランド資産の向上に資すると考えています。
消費されないために、シーンどうしの横連携を
では、都合よく消費されないためのソリューションは何か。
一つの解は、アクションスポーツの各競技団体が横連携し、 特に、失敗経験の情報共有をしていくことです。場合によっては、この企業とこんなことがあった、この番組とこんなことがあった、という生々しい情報交換で良いでしょう。我々は弱者、被消費者であるという共通認識のもと、スケートボードもブレイキンもBMXも、共有知として情報交換の場を定期的に作っていくべきです。私もFINEPLAYをはじめとして、利害の無い第三者の視点からそういった仕組みづくりを支えていければと思っている一人です。
そうした情報共有を横連携で行いながら、上述したような「淡い期待」でアスリートやコンテンツを安く売らない。甘い数万円の誘いに乗らず、自分たちの価値を守る。その一方で、ビジネスとして成立するような価値算出作業(=フェアな値付け)を、共有知をベースに行う。その動きなくして、街の教室に生徒は増えても、シーン全体やトップアスリートの境遇はあまり改善されないでしょう。価値の歪みが残るからです。
実際に僕の身近なところでも、世界的な企業からテストマーケティング的なアプローチを受けて、つい「あれもこれも」と安請け合いをしてしまった、という悔しい例が起きています。最初の値付けや実績価格はアンカリングと言って、その後の価格決定に無意識に影響を及ぼします。たかだか数万円でも、安請け合いの実績は、後々高くつきます。トップアスリートがエージェントとマネジメント契約をしっかり結ぶべき理由は、この点にあります。
企業とのエンドースメント契約は大きなチャレンジ
良い意味のチャレンジは、企業とのエンドースメント契約でしょう。第11回で解説したように、数十万ドル規模の賞金が設定される大会を別として、アクションスポーツアスリートの収入の多くは企業からのエンドースメント契約によるロイヤリティ収入です。ロイヤリティはティは売上の一部ですから、要するに、その契約によって売り出される商品の売り上げが大元の収入源です。
スケートボードアメリカ代表のナイジャ・ヒューストン選手は、すでに<NIKE SB>と契約し、彼の名を冠したシグネチャーモデルが世界中で販売されています。例えば、120ドル×世界で5万足(=600万ドル)が年間で販売されたとします。ロイヤリティ率が彼に知らされているとは限りませんが、<NIKE SB>からすれば、600万ドルを原資として彼にエンドースメントの契約金を払うことが可能です。仮に5%だとしたら、シューズだけで30万ドル(約3,300万円)です。本稿執筆時点(2021年8月)では未定ですが、近いうちに<NIKE SB>から堀米雄斗選手のシグネチャーモデルが発売されるかもしれません。
シューズ以外にも、アパレルやサプリメント、ギアなど、多くの周辺ビジネスでエンドースメント契約は存在します。この連載でも繰り返し述べてきたように、企業に消費されるのではなく、収益を一緒に生み出すパートナーになれるかどうか。シーン側はもちろん、企業側も、前例がなくともそうした目線で契約スキームを構築してみる、良いタイミングではないでしょうか。

2024年のパリ五輪へ向けて:変わっていくキャリア
もちろん、エンドースメント契約のようないわゆる「プロ」のキャリアだけがシーン発展の機会ではありません。第2回でも触れたように、アクションスポーツのアスリートが企業に所属しながら活動していくことも、キャリアの観点から大きな意味があります。特に親和性の高い業種の企業は、アクションスポーツ部の設立を是非検討してみてはいかがでしょうか。社員としての多様な貢献が企業にとって見通せるのであれば、「スポンサー」でお金を消費するよりも、より本質的で意義のある取り組みになるでしょう。
また、今回の東京五輪でも見られたように、10代で世界トップへ上り詰める、早熟なキャリアパターンも今後一般化するかもしれません。10代で競技キャリアの全盛期を迎え、20代でよりカルチャーへの貢献にフォーカスし、上述したように所属企業を通じてシーンの発展を支えるようなアスリート像があってもいいでしょう。引退してから大学に通ったりすることも、海外ではよくあることです。日本の学生平均年齢は世界でも最も若い部類ですが、大人になってから学生になる選択肢がもっと一般化していってもよいはずです。
コーチングの重要性が増していく
他に、コーチや指導者の専門職キャリアも今後重要性が増していきます。現代のトップアスリートには、メンタル・フィジカル両面での科学的なメソッドを構築できる、一流のコーチングが避けて通れません。メジャースポーツのトレーナーや専属コーチは年収10万ドルでは雇えないほど価値が高まっています。今は早くから海外に渡って世界最先端のシーンで腕を磨くアスリートも多いですが、その側(そば)でメンタル含めて指導でき、基礎トレーニングから競技の高度な技術まで一貫したメニューをデザインできるコーチの存在は、これから価値を増していくでしょう。
ユニバーサルなコミュニティの可能性
東京五輪では、アクションスポーツアスリートが競技へ向き合うスタンスが大変新鮮に映ったようです。怖い監督に言われるままでもなく、あくまで主体的に競技を楽しんで、ジャム的に大会へ参加する。相手の国籍には興味もくれない。男女も障害も出自も、どうでもいい。そんなユニバーサルな感覚で競技を楽しみ、10代のうちから、グローバルなコミュニティの一員となっているのです。
そんな新しい時代のスポーツ文化を、アクションスポーツアスリートがどんどん切り拓いてくれるでしょう。そしてそれは決してスポーツに限らず、社会全体に「こういう生き方もあるんだよ」「わたしはこうやって生きているんだよ」ということを投げかけてくれることでもあります。多様性が叫ばれて久しいですが、多様性とは体型や性的価値観のことではありません。78億人一人ひとりがのびのびと、自分の意志で生きてゆけることです。そんな世界に一歩ずつ近づいていくことが、楽しみで仕方ありません。僕も端くれとして、何かシーンのために力になれることがあれば嬉しいです。
AUTHOR:阿部将顕/Masaaki Abe(@abe2funk)
BOX LLC. Co-Founder
大学時代からブレイキンを始め、国内外でプレイヤーとして活動しつつも2008年に株式会社博報堂入社。2011年退社後、海外放浪を経て独立。現在に至るまで、自動車、テクノロジー、スポーツ、音楽、ファッション、メディア、飲料、アルコール、化粧品等の企業やブランドに対して、経営戦略やマーケティング戦略の策定と実施支援を行っている。建築学修士および経営管理学修士(MBA)。
SPECIAL EDITION

FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。
アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。
●今日 ○イベント開催日
-
culture海とふれあい、環境問題を考える。『Hug the Earth in SHICHIRIGAHAMA vol.2』2023.03.292023年 3月 19日(日)に七里ヶ浜海岸駐車場にて、子供から大人まで楽しみながら海と地球を考えることが出来るイベント、「Hug the Earth in SHICHIRIGAHAMA vol.2(主催:特定非営利活動法人 NAZe)」が開催された。 快晴の空の下、穏やかな春の始まりを感じさせた本イベントをFINEPLAY編集部がリポート。 サーフカルチャーが根付く七里ヶ浜ならではのマーケットエリア まず最初に目に飛び込んできたのは数々のブースが立ち並ぶマーケットエリア。鎌倉エリア発祥のクラフトビール「鎌倉ビール」や、ボルボ・カー鎌倉による電気自動車「XC40 Recharge」を含めた車両の展示、日本の大自然で育てられたオーガニックハーブを使用したフレグランスブランド「jote」、女性向けサプリメントとしてマカを販売してきたパイオニア企業「ホットストア」、ライフスタイルメディア「オーシャンズ」によるOCEANS Carに詰め込んだ“Feel so good”な企画など、その土地に馴染んだ企業が多くブースを構えた。 鎌倉ビール ボルボ・カー鎌倉による電気自動車の展示 フレグランスブランド「jote」 女性向けサプリメント・マカを販売してきたパイオニア企業「ホットストア」 OCEANS Carによるブース展示 また、NPO法人NAZe理事長 出川三千男氏による「再生サーフボードの展示」や、洗って使えるプラスチックフリーの食品用ラップ Bee Eco Wrap(ビーエコラップ)の販売、 自社工房で一つひとつ丁寧に作り上げた100%植物性のルナバーガーや、サステナブルな商品を通して動物や植物の環境を壊さないライフスタイルを提案するethicame(エシカミー)の物販ブースなどの、エシカルマーケットも多く立ち並び、ランチからショッピングまで日曜日の七里ヶ浜駐車場は大きな賑わいを見せた。 NPO法人NAZe理事長 出川三千男氏による再生サーフボードの展示 Bee Eco Wrapの販売 100%植物性のルナバーガー NAZe 海の学校 また親子で楽しめるコンテンツとして午前中には、湘南海上保安署による海の環境紙芝居『うみがめマリンの大冒険』の読み聞かせや、ビーチクリーン、宝探し、ビーチフラッグが体験できるビーチワークショップも多くの参加者で賑わっていた。 午後には、同じく湘南海上保安署による海の環境紙芝居『うみがめマリンの大冒険』の読み聞かせ、そして海の環境アニメーションを上映(海洋ゴミ、貝殻、流木などの海の拾い物を動かしてコマどりアニメーションの作成)する、「アニメーションワークショップ」が開催され、親子で楽しみながら地球環境問題を考える体験型ワークショップとなっていた。 ビーチワークショップ 湘南海上保安署による紙芝居読み聞かせ この日の七里ヶ浜は前日の荒天とは打って変わり、雲一つない快晴の下でイベントがスタートした。ワークショップに参加した子どもたちは、紙芝居の読み聞かせから元気いっぱいの表情で楽しむ姿が見られた。 その後はビーチへ移動し「ビーチクリーン」、「宝探し」、「ビーチフラッグ」のコンテンツを体験。まずはビニール袋を手に取り、参加者全員でビーチクリーン。自らが遊ぶ場所に感謝を込めて清掃をすることで、海を守っていく大切さを全員で共有した。 さらに子どもたちはがむしゃらに砂浜を駆け抜けてビーチフラッグに熱中。参加した保護者はわが子を収めようとスマホカメラを片手に応援する様子が印象的であった。 「宝さがし」では砂浜の中に埋まった宝物を見つけ出そうと、砂だらけになりながらも一生懸命に砂を掘って貝殻の宝物を探し出し、お宝を見つけた時の笑顔に思わず我々もほっこりした気持ちになった。宝探しでは景品として Hydro Flask、ecostore、jote の協賛物品が、そしてNAZeからオリジナルビーガンクッキーが子どもたち全員に配られた。 子どもたちがビーチフラッグを楽しむ様子 親子一緒にビーチクリーンで海の環境保護に取り組んだ NAZeから配られたビーガンクッキーに喜ぶ子どもたち アニメーションワークショップ 午後に行われたアニメーションワークショップでは、海洋ゴミ、貝殻、流木などの海の拾い物を砂浜に並べ、少しずつ動かすことで、コマどりアニメーションを作成した。 子どもたちは砂浜で互いに遊びながらも一つの作品を作り上げていき、次第に形どられた一匹のウミガメが砂浜に浮かび上がった。 バラバラに散りばめられていた貝殻や流木を、砂だらけになりながらもきれいに並べて作品を仕上げた子どもたちの顔には達成感や、「海で遊ぶことの楽しさ」を再認識したかのような笑顔がたくさん光っていた。 貝殻などを砂浜に並べていく様子 最後は制作したアニメーションを鑑賞 最後は上映ブースへと移動し、参加者で制作したコマどりアニメーションを鑑賞。砂浜に打ち上げられたものを使い、アートへと昇華する「アップサイクル」な企画に子どもたちはもちろんのこと、感心しながら見守る保護者の姿も多く見受けられた。 一日を通して子どもから大人まで全員が海とふれあい、環境問題についても考える機会となる本イベントはワークショップ参加者だけでなく、イベントエリアに通りがかった多くの人々が足を止め、エシカルマーケットやフードエリアで買い物を楽しんでいた。 「海を守るために自ら何をしていくべきか」、大人はもちろん、未来を担う子供たちが考えて行動に移していくキッカケとなる有意義なイベント。今後にも期待をするとともに、私たちも改めてできることから環境問題に対したアクションを行うことを意識するきっかけとなった。 開催概要 【開催名称】Hug the earth in SHICHIRIGAHAMA vol.2【開催日時】2023年3月19日(土) 10:00〜16:00【開催場所】 七里ヶ浜海岸駐車場神奈川県鎌倉市七里ガ浜東2丁目1-12【主 催】特定非営利活動法人 NAZe【助 成】日本財団【協 賛】RHC ロンハーマン、ボルボ・カー鎌倉、鎌倉ビール醸造株式会社、Japan Perfume Studio 株式会社、ホットストア株式会社【協 力】株式会社ライトハウスメディア OCEANS、鎌倉天幕、ダスキンレントオール湘南イベントセンター、株式会社アップサイクルジャパン【協賛物品提供】Hydro Flask / ecostore / jote【コンテンツ】■サーフカルチャー×海の環境変化展示■再生サーフボード展示■海のアート■エシカルマーケット■フードトラック■エコカー展示■湘南海上保安署・海の環境紙芝居読み聞かせ(無料・NAZe海の学校の体験前に行います)・湘南海上保安署によるブース出展■NAZe海の学校 (無料・要予約・小学生以下対象)・宝探し×ビーチフラッグ×ビーチクリーン・海の環境アニメーション上映×海洋ゴミで作るアニメーションワークショップ【協賛出店】ボルボ・カー鎌倉 / 鎌倉ビール / jote / ホットストア【エシカルマーケット】Bee Eco Wraps Japan / BLUE BUTTERFLY / birds / Davids / Ethical&SEA横浜 / エシカミー / FUZZBOXX / GUGGA / inacujira / LONG TRACK FOODS / Little Hands Hawaii / PORTRUNKS / Style du nature / 湘南野菜のベジ八 / ZEROWASTE LIVING【アップサイクル】UPCYCLE JAPAN【アート】ETSUKO TAGUCHI / かとうくみ 【フードトラック】DOUBLETALL COFFEE / LUNA BURGER 【マイバッグご持参のお願い】マイバッグをお持ちいただき、使い捨てプラスチックゴミ削減にご協力お願いいたします。【イベントでのコロナ対策・安全対策について】開催にあたっては自治体の開催ガイドラインに基づき、安全対策を行なってまいります。
-
skateアクションスポーツ好きな子どもたちあつまれ!「PLAY MOVESPORT」が渋谷キャストで開催2023.03.27日本国内大手のスポーツウェアメーカー「DESCENTE」のニューレーベル「MOVESPORT」によるスポーツ体験会「PLAY MOVESPORT」が、 2023年3月29日(水)13時〜17時に渋谷キャストガーデンにて開催される。 「MOVESPORT」は「日常をもっとスポーツのように。」をコンセプトに、これまでのパフォーマンスをサポートする機能性に加えて、多様化するライフスタイルに合わせた日常でも着用しやすいデザイン性を高め、ニューレーベルとして生まれ変わり23年春夏シーズンから展開を始めた。また本ニューレーベルの始動を機に、未来のスポーツシーンの発展を目的に新世代アスリートチーム「MOVESPORT UNIT」を発足した。 そして今回の「PLAY MOVESPORT」は新世代のスポーツシーンを盛り上げていくため、「MOVESPORT UNIT」のメンバーを中心とした豪華講師陣を招いて開催するBMX、スケートボード、スポーツクライミングの体験型ワークショップである。 今回の講師には、BMXフリースタイルで活躍し「MOVESPORT UNIT」の一員でもある「大和 晴彦」選手、日本のスケートボードシーンを牽引してきた一人の「荒畑 潤一」選手、そしてスポーツクライミングからは日本代表選手「中川 瑠」選手の3名を招き、小学3年生から小学6年生までの子どもたちにアクションスポーツの楽しさを届けていく。 本イベントは対象年齢の小学生であれば誰でも無料で参加できるため、春休み中の子どもたちのみんなには是非参加してもらって一緒にアクションスポーツを楽しんで欲しい。 当日イベント講師メンバー 大和 晴彦 (BMX フリースタイルパーク種目) 荒畑 潤一 (スケートボード・ストリート種目) 中川 瑠 (スポーツクライミング・ボルダリングリード種目) イベント概要 名称 : PLAY MOVESPORT 体験会日時 : 2023年3月29日(水) 13:00 - 17:00(予定)会場:渋谷キャストガーデン 屋外広場(〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-23-21)参加対象者:小学3年生~6年生参加費:無料対象スポーツ:BMX、スケートボード、スポーツクライミング ※注意事項 ・荒天の場合は中止となります、予めご了承ください。 ・動きやすい服装でご来場ください。 ・当日はイベント保険に加入しております。 (参加者の方のご負担はございません)
-
park「みんなから憧れられるBMXライダーになりたい」弱冠15歳のBMXエリートライダー小澤楓が目指す将来の姿2023.03.17東京オリンピックから正式種目として採用され、世界中で人気上昇中の自転車競技「BMXフリースタイル・パーク」。近年、世界で結果を残す日本人選手が増えているこのスポーツは、キッズライダーのレベルに関しては世界最高とも言われるほどで国内でシーンが急成長している。今回は世界最高峰の舞台で戦う注目の若手BMXエリートライダーである小澤楓(おざわ・かえで) 選手にインタビュー。小澤選手は昨年、全日本フリースタイルBMX連盟(JFBF)が開催する国内のシリーズ戦において最高カテゴリーのエリートクラスに最年少の14歳で出場し初戦から準優勝。その後も国内では周りの選手を寄せ付けない勢いで安定した好成績を残し、国際大会であるFISEにも出場を始め世界の更なる高みを目指している。そんな彼にBMXを始めた経緯から強さの秘訣、そして弱冠15歳で世界のトップ選手たちと戦う中で感じていることなど様々な角度から彼のBMXに対する想いを聞いた。小澤 楓(以下:K) 当時14歳で初出場したエリートクラスでの快挙 高木聖雄選手とのツーショット -エリートクラスでは初出場した大会で準優勝という好成績でした。どうしてこのような結果を初戦から残せたのでしょうか?K:実は僕自身、エリートクラス初出場のこの大会は予選突破できれば良いかなという程度に考えていました。でも前年の2021年シーズンのJFBF最終戦にて2位という悔しい結果で年齢別最後の大会を終えたこともあり、もう同じ思いはしたくありませんでした。その時の敗因が、大技にこだわりすぎてラン全体の流れを見た時にトリックをしないシングルジャンプが多くなってしまったことだったので、それ以降は大技のレベルを少し下げてでもすべてのジャンプでトリックを入れられるようにランを構成してたくさん練習してきました。そのような練習の甲斐もあって、エリートクラス初めての大会でも自分の思った通りのライディングができたので準優勝できたのだと思います。ただ最初にも話した通り予選突破を目標にしていて、初めから勝ちに行くつもりではなかったので、予想以上の結果に驚きましたがとても嬉しかったです。 -年齢別クラスからエリートクラスに昇格し、周りの選手たちの年齢もレベルも変わったと思います。エリートクラス初戦はどんな印象でしたか?K:年齢別クラスに出ていた頃は年齢的にまだ体が小さいこともあって、大技をメイクすること自体が難しいので基本的には大技がメイクできたら勝てるという印象でした。でもエリートクラスは大技をメイクしたからといって勝てるわけではないので、どういう風に試合を進めるのかをすごく考えないといけないですし、もちろん周りの選手たちも同じことを考えながら戦っています。エリートクラス独特のピリついた空気感もあり、今までのクラスとは全然違うと感じました。 -改めて、そういった空気感の中で準優勝という結果を残した初戦でした。率直にどんな気持ちでしたか?K:2位という結果は素直に嬉しかったですが、2位と1位とではその座を勝ち取る難しさが全然違うので今後どうやって戦おうかなと考えるようになりました。それと周りの選手も僕みたいに初めて出てきた選手には負けたくないと思いますし、次の大会からは更にギアを上げてくると感じたので自分自身ももっと気を引き締めて頑張らないといけないなと思いました。この初戦の準優勝という結果によって次の大会でも良い成績を残さないといけないというプレッシャーが生まれたり、他の選手からの見られ方が変わったのを感じた大会でした。 -ちなみにその準優勝を勝ち取ったライディングは個人的にどんな評価ですか?K:大技をする前の小技も含めてランを通して、全てのジャンプでしっかりトリックを決めることができたので満足のいくランだったと思います。ただ、決勝ランは他の選手たちももちろん本気で来るわけなので、結果として表彰台には乗れなくても「自分のルーティンがしっかり決められたらいいかな」という気持ちで挑んだライディングでした。 BMXフリースタイルパークとの出会いとBMXの持つ魅力 BMXを始めるきっかけとなったのは父・健司さん(一番左) -BMXを始めたきっかけを聞かせてください。K:元々は父がBMXを趣味でやっていました。それを僕が見ていた時に父から「一緒にやろう!」と誘われて、幼稚園年長くらいの頃にBMXに乗り始めました。当時、父がやっていたのはフラットランドという種目だったので、最初は僕も一緒にフラットランドをやっていたのですが、たまたまパークに行く機会があり、そこで今もトップでやられている高木聖雄選手と出会い、パーク種目の魅力に惹かれて小学2年生の時にパーク種目を始めました。 -小澤選手が思うBMXの魅力と好きなところを聞かせてください。K:BMXフリースタイルパークの好きなところは、まず「ジャンプ中に色々なトリックを決めるのがかっこいい 」というところです。また最近海外転戦をするようになってからは、大会で色々な国に遠征に行くことで世界中の選手たちと友達になれることもBMXの魅力だと感じるようになりました。 -小澤選手がライディング中に特に意識していることはありますか?K:ジャンプ中の大技の完成度はもちろんですが、大会で特に意識していることはトリックをしないシングルジャンプをなるべく作らないようにすることです。大技をメイクする前のジャンプでもしっかり技を入れるようにしたり、各ジャンプでトリックを入れてバリエーションのあるライディングを意識しています。 国内最強の15歳を生み出した練習環境 楓選手の練習の様子 -ちなみに大技を決めるために意識していることもありますか?K:僕の考えでは、大技はタイミングとテンポが合えばメイクできると思っています。そのため大技をする前はしっかり自分のライディングをイメージして、セクション1個1個を綺麗にこなしていくことを意識しています。特に練習の時は大技にトライする一個手前のジャンプを綺麗に合わせて十分に加速することを大切にしています。 -国内での練習環境についてですが、普段はどこで乗ることが多いですか?K:普段は父とBMXの仲間が作った、地元の岐阜県本巣市の根尾にある「Neoパーク」で練習しています。でもこのパークは屋外にあり天候が悪いと乗れないので、そういう時は愛知県あま市にある屋内パークの「Hi-5 スケートパーク」に行って練習しています。また父が休みの時は遠方のパークに行って練習することもあります。 -新しいトリックに挑戦する時はどういう風に練習していますか?K:「Hi-5 スケートパーク」にはスポンジプールがあるので、そこで新技を挑戦してみてメイク率が上がってきたら、自分が走り慣れている「Neoパーク」の実際のジャンプセクションで挑戦する感じです。 BMXライダー仲間とライディングを楽しむ楓選手 -ちなみに地元で普段から一緒に乗るBMXライダー仲間はいますか?K:地元にはいないですが、同じ岐阜県には高木聖雄選手や他にも一緒に乗るライダーはいます。普段は「Neoパーク」に岐阜県内からライダーたちが集まってきて一緒に乗っています。 -他のアクションスポーツのライダーとの繋がりもあったりしますか?K:「Neoパーク」にはBMX以外のライダーはいませんが、「Hi-5 スケートパーク」ではスクーターやスケボー、インラインスケートなどのライダーがいて、よく一緒に乗ることもあるので結構繋がりはあります。 15歳の等身大の姿と大家族の存在 7人兄弟のうち6人がBMXライダーの小澤兄弟 -パークで乗らないオフの日は主に何をしていますか?K:重機を使ってBMXダートコースを自分たちで作ってライディングしたり、BMXフラットランドは近くの駐車場でたまに乗ったりしますね。数年前に鎖骨を骨折してBMXが乗れなかった時はドローンを飛ばしたりラジコンでよく遊んでいて今でも趣味で父と一緒に楽しんでいます。また接骨院の先生にはとても可愛がってもらっているので時間がある時は先生の家に遊びに行ったりもします。 -小澤選手は7人兄弟とのことですが、妹の美晴選手を始め兄弟と一緒に乗ることもよくありますか?K:兄弟6人で一緒に乗ることはそんなに多くないですが、美晴の下の3番目の妹まではたまに乗る感じで、その下の4番目と5番目の弟と妹はお父さんがいれば乗るという感じです。また、上石津のパークに行く時はBMXを練習するためにみんなで行くので一緒に乗りますが、「Neoパーク」の場合はBMX以外にも楽しめる遊びがたくさんあって、乗るかどうかも基本的に自分たちの自由なので弟たちは一緒に来ても乗らないことが多いです。 楓選手に良い刺激をくれるのは妹の美晴選手 -BMXに導いてくれたお父さんや一緒に練習している美晴選手など、家族は小澤選手にとってどんな存在ですか?K:練習するには車でパークへ行かないといけないので父のサポートが必要ですし、妹が一緒に練習してくれると一人で練習するよりも気分が上がって楽しく乗れるので、家族は僕にとってとても大事な存在です。 世界最高峰への挑戦のために始めた海外転戦 2022年ワールドカップ最終戦があったオーストラリアでの一コマ -海外遠征で色々な国に行くようになったと思います。海外に行って感じた日本との違いはありますか?K:BMX関係ではとにかく海外はパークが多く、車で10分くらいの距離間でボウルのあるスケートパークがあるので1日に5ヶ所くらいは周って乗れるような環境があります。その中でも特にオーストラリアは比較的治安が良く気楽に乗りに行けるので個人的には好きです。ただ逆にこの前行ったアブダビはかなり治安が悪く、荷物にも鍵をかけながら動かないといけないので精神的にも疲れましたね。 -自分より先に世界で戦っている中村輪夢選手や溝垣丈司選手の存在についてはどう感じていますか?K:一緒に海外転戦する上で、自分より先に海外を経験している二人の存在は心強いです。普段とは全く違う環境で多くの海外選手を目の前にしても気後れすることなく大会前の練習ができたのも彼らのおかげだと思います。特別よくコミュニケーションを取るわけでもないですが、一緒にいるだけで乗りやすくなり自分に自信がつく雰囲気が作れています。 -また大会最年少選手として世界最高峰の選手たちと対峙して感じたことを聞かせてください。K:海外のトップ選手たちは基本的なランの構成がすべて大技で組まれていて、どのセクションでも大技を決めてくるところが凄いと思います。また彼らはもちろん僕のトリック以上に高難度な大技を入れてきますし、その大技まで繋ぐジャンプでも日本では大技と言われるようなトリックを軽々メイクしてくるので、全体的なランの完成度が自分よりも1段階も2段階も上なのでとにかく凄いなと感じました。 -そのようなハイレベルの戦いを求められる中、昨年12月のFISEでは準決勝へ進出し全体18位という結果でした。この成績についてはどう感じていますか?K:予選突破を目指していた大会だったので、自分のルーティンをしっかり決めたことで準決勝進出という結果がついてきたのは良かったです。まだ海外選手に比べてスキル的にも体格面でも劣るので不安な部分も多かったのですが、今回の結果から正しいトレーニングを積めば戦えることが分かったので、そういう意味では自分に自信がつきました。 -今後自分が勝つためには何が必要だと思いますか?K:確実に大技をメイクすることはもちろんですが、ライディングのスピードも採点に影響するのでスピードも上げつつ、大技を決められるようにすることが課題だと感じています。今後は筋力トレーニングを本格的に取り入れ体格面も強くしていきながら、自分の思い通りに身体をしっかり動かせるように着実にレベルアップしていきたいと思っています。 小澤楓が目指す今後の目標と理想のBMXライダー像 -年齢的にはパリオリンピックにも出場可能ですが、今後に向けて取り組んでいくことはありますか?K:パリオリンピックに向けてというよりも、まずはFISEで確実に準決勝以上へ進出していかないとオリンピック出場は難しいのでそこを目標とした上で、どれだけ自分のトリックを決めて順位を上げていけるかというところを考えながら戦いたいです。 -今シーズンの意気込みと今後の目標に聞かせて頂けますか?K:先ほども言いましたが、まず今シーズンの一番の目標はFISEで準決勝に残ることです。そして来年の2024年はUCIとFISEを含めた世界のポイントランキングでトップ6に入れるように頑張りたいと思っています。なぜかというと、パリオリンピック出場選考基準の中にトップ6に入ることが一つの条件としてあるのでそのスポットを目指しています。 -最終的にどんなBMXライダーになりたいですか?K:日本で開催された「Chimera A-side Final」にも出場したオーストラリア出身のBoyd Hilder(ボイド・ヒルダー)という選手がいるのですが、彼はどちらかというストリート系のライダーでスタイルもかっこよくてインスタグラムのフォロワー数も多く、みんなに憧れられる選手なんです。もちろん大会で優勝したり結果を残せる強い選手になることも重要だと思いますが、僕はスタイルがあってみんなから憧れられる彼のようなBMXライダーになりたいです。 小澤楓プロフィール 2007年9月7日生まれ。岐阜県本巣市出身のBMXライダー。小学校2年生の時にBMXフリースタイルを始める。自宅の近くには父親が手作りで作った練習場「Neoパーク」が設置されており、現在は7人兄弟のうち6人がBMXフリースタイルの練習に日々励んでいる。2017年及び2019年には世界選手権で優勝しジュニア世界チャンピオンとなる。2021年には13歳~15歳の年齢別クラスでJFBFの年間シリーズチャンピオンに。そして2022年からはJFBFのエリートクラスに昇格し初出場となった2022年シリーズ第1戦では準優勝、その後の第2戦では優勝。2022年のワールドカップシリーズFISEの最終戦では準決勝進出を果たした。
-
[PR] danceバトル型オーディション番組「WARPs DIG」の現場に潜入!ストイックにデビューを目指す、次世代ボーイズグループ「WARPs ROOTS」のリアルとは2023.03.16メジャーデビューまでのラストスパート!ダンスをルーツとする2名のメンバーに独占インタビュー WARPs ROOTSとは、決められた筋書きでオーディションをするのではなく、365 ⽇間をかけて参加者が仲間を選び、時に審査を⾏う“バトル型オーディション 番組”『WARPs DIG』に出演する、デビュー前の次世代ボーイズグループである。 2022年4⽉25⽇から活動がスタートし、これまでデビュー組選出に向けた数々のオーディションが1年間かけて展開されている。現在では計12名の候補⽣がデビューを⽬指してバトルを続けており、この中からメジャーデビューするメンバーが『WARPs DIG』内で選抜される。 SEASON 3 FINALは1on1 POSITION BATTLEと、6vs6で戦うUPSET TEAM BATTLEで順位が決まる この日は、ボーカル&ダンス・ラップ・ボーカルのジャンルからなる1対1のソロバトルである、1on1 POSITION BATTLEと、チームでダンスボーカルのパフォーマンスを行う6対6のUPSET TEAM BATTLEがバトルが行われ、総合的なジャッジの評価で1位から12位までの順位が決まる。また、初めて有観客での収録が行われ、会場の観客も手元のスマートフォンでオーディエンスジャッジに参加した。 WARPs ROOTSのオーディションの一番の特徴は、バトルに特化したオーディション番組であるところ。加えて、過去に韓国合宿で、世界的ダンススタジオ「1MILLION Dance Studio」とのコラボレーションを実施するなど、ダンスにおけるクオリティの追求も、WARPs ROOTSならではと言っても過言ではない。この日は、ボーカルやラップなどの演技も審査の対象となった為、ダンスのスキルに加えて、どこまで表現力の幅が広げられるか?にも注目が集まった。 今回は、ハイクオリティなダンスを魅せるWARPs ROOTの中でも、ダンスを強みとする2人のメンバーに独占インタビューを実施。 Takeru「歌を歌えるメインダンサーは、なかなか世の中にいないと思っているので、そのポジションを狙いたい」 本名:伊藤彪流 18歳 埼玉県出身 今日の「WARPs DIG SEASON 3 FINAL」はどうでしたか? グループダンスの難しさだったり、皆で揃えるダンスが凄く難しかったです。 1on1 POSITION BATTLEと、UPSET TEAM BATTLEのそれぞれで、気を付けたことや頑張ろうと思ったところがあれば教えて下さい ソロに関しては、歌がメインだと思っていたので歌に支障がないように、でもダンスもカッコいいっていう感じの振りを重視して踊りました。グループの方はダンスが得意なメンバーでもあるので、引っ張っていかないといけないという気持ちでやっていました。 これまで、自分の中ではどんなダンススタイルを大事にやってきましたか? 自分はHIPHOPとアニメーションダンスが得意なんですけど、やっぱりステージに立つ時にはパッションが大事だなとも凄い思っていて。なのでヒットを強く打ったりとか、僕は体が小さいのでオーバーにダンスしたりとか、そこが僕のダンスをやってきた人生の中で、大事にしてるところですね。 特に観て欲しい部分や、ダンスの注目ポイントについて教えてください 自分の特徴的でもあり、得意な部分はキレキレなダンスなので、止めるところや、止めた後の流しとかに注目してもらいたいです。あとは、ヒットなどの細かい身体の動きもそうですし、いろんな振り付けを綺麗に踊れる、バリエーション豊かな部分を観て欲しいと思っています。 本名:伊藤彪流 18歳 埼玉県出身 ここまで話していただいたように、ダンスがバックボーンにありながら、今回のプロジェクトに対してはどんな想いを持っていますか? やっぱり僕のルーツはダンスで、アーティストとしての振る舞い方と、ダンサーとしての魅せ方は真逆な部分もあり、正直、結構苦戦はしています。特に映像で撮る時に、ダンスは一番目に付くものだと思っているので、そういった面に関しては、今までいろんな人や色んな先生に教わったものを活かしてやっている感じですね。 ダンスをルーツに持つメンバーとして、これを伝えていきたい!という部分があれば教えてください 自分がアーティストになろうと思った理由が、なかなかダンスが踊れるアーティストの人たちが少ないなってのが、元々印象でありました。尚且つ、最近ダンスの楽しさっていうのが凄く知れ渡ってきてると思うんですけど、アーティスト業界の方にもその楽しさを凄く伝えていきたいっていうのが小さいころからの夢だったので、もしもデビューが出来たら、ダンスの楽しさや面白さを、いろんな人たちに伝えていきたいなって思っています。 デビューに向けて、今後の意気込みをお願いします ますはデビューするのが第一で、なおかつ自分の得意なダンスにもっと磨きをかけて、プロとも交われるようなダンスを目指していこうと思ってます。あと、歌を歌えるメインダンサーは、なかなか世の中にいないと思っているので、そういったポジションを狙いたいなと思います。自分の小さいころからの夢である、ダンスの楽しさを発信できるようなアーティストになりたいなと思っています。 Ryota「ダンスで人を感動させられる、ダンスで泣いてもらえる、そんなアーティストを目指したい」 本名:今井亮太 23歳 埼玉県出身 今日の「WARPs DIG SEASON 3 FINAL」はどうでしたか? 自分のパフォーマンスは、正直ダンスが練習より弱かったなという印象で、出しきれない部分もありました。でも、ソロでもグループでも、自分のやりたいことは、上手くできたかなっていう印象です。 1on1 POSITION BATTLEと、UPSET TEAM BATTLEのそれぞれで、気を付けたことや頑張ろうと思ったところがあれば教えて下さい ダンス&ボーカルで、自分が歌っていない時に周りからどのように観られているか?というのを意識して、歌詞を口にしながら踊るのか、目線はどこに持っていくのかなど、細かい部分を練習でも気をつけていました。あとは、歌詞の意味を感じて、踊り方を変えたりとかしていて、普段はガツガツ系のダンスが得意ですが、今回は少し雰囲気が違う曲調だったので、そのニュアンスを取り入れながらというのは意識しましたね。 初めての有観客での収録となりましたが感想はどうですか? 観られてるなぁ~って感じですかね(笑)。アーティストとしては、観られてナンボじゃないですか(笑)。でもそのおかげで、しっかりスイッチを入れてパフォーマンスをすることが出来ました。 WARPs ROOTSは、バトルが醍醐味だと思いますが、今日のバトルはどうでしたか? 相手のMASAYA君が先攻だったんですけど、結構遊んでくるラップをするのが分かってたので、その流れにつられないように…とは思っていました。その後に、全くスタイルの違う、ブチかます系のフローで自分が魅せようって思っていましたし、相手の流れを断ち切りながら、自分が出したい部分を出せたという感じはあります。 特に観て欲しい部分や、ダンスの注目ポイントについて教えてください 普段から声や言葉で遊んだり、いろんな楽器の音を口から出す遊びもしているので、ラップはこれからも注目して欲しいですね。ダンスの魅せ方は、正直誰にも負ける気がしないです。キレもそうですし、アクロバットが得意なので、ぜひそこに注目してパフォーマンスを観て欲しいです。 どんなダンスのジャンルがルーツになっていますか? HIPHOPがメインで、それを軸にしながらアクロバットやブレイキン、あとはジャズヒップホップだったりを付け加えながらやってきました。なので、引き出しもたくさんあると思うし、いろんな魅せ方が出来ますね。 これまでも踏まえて、オーディションのバトルはどのような気持ちで挑んでいますか? もちろん、ブチかます!ということは思いつつ、観ている人にも伝わるパフォーマンスをしたいと思っています。一番大事にしているのが、自分自身が楽しんでパフォーマンスをすることで、緊張して低レベルな演技になっちゃうと、観ている人たちも盛り上がらないので、たとえ緊張してもそれをパワーに変えて、自分が楽しむ!という気持ちで挑んでいます。 ダンスをルーツに持つメンバーとして、これを伝えていきたい!という部分があれば教えてください ダンスで人を感動させられる、ダンスで泣いてもらえる、そんなアーティストを目指したいです。自分の感情を、ダンスのみで表現しても周りに伝わるようなパフォーマンスをしていきたいです。やっぱりまだ、HIPHOP以外の曲調が苦手だったりするので、他のジャンルや歌の歌詞を意識したダンスのレベルを上げて、表現したいと思っています。 デビューに向けて、今後の意気込みをお願いします ボーカル&ダンスで、マイクを持ってのパフォーマンスに慣れていないので、今日もその部分で弱いな…と感じることがありましたし、そこはしっかり技術を磨いて、鍛えながら、自分の得意なダンスを軸にして、次のパフォーマンスでもブチかましたいです! WARPs ROOTS とは 「WARPs ROOTS」とは、決められた筋書きでオーディションするのではなく、365日間かけて参加者自らが仲間を選び、時に審査を行う“バトル型ドキュメンタリー番組”「WARPs DIG」に出演する、デビュー前の次世代ボーイズグループ。様々な年齢・領域の才能が切磋琢磨しながら、日本から世界に通用する新グループの誕生を目指している。WARPs ROOTSのメンバーは、番組内で幾つかのチームに分かれており、ダンス、ラップ、ボーカルなどエピソード毎の様々なテーマをもとに戦いながら、365日間をかけてメジャーデビュー組が選出される仕組み。技術だけでなく人間力や精神性を高めるための仕掛けも用意されている。 動画はこちらから https://www.youtube.com/watch?v=ApKw7JpR9GI https://youtu.be/L_XpuMAWRvo THE MOMENTS of「1 on 1 POSITION BATTLE - UPSET TEAM BATTLE」
-
danceU-15のブレイキン頂上決戦。RA1ONとCocoaが優勝!「Next Generations Games 2022」2023.03.112023年 3月11日(土)に渋谷区立北谷公園にて、「Next Generations Games 2022(ブレイキン)」が開催された。昨年 2022年11月の開催が雨天のためキャンセルになってしまった「Next Generations Games 2022」。本大会は、2月18日(土)に国立代々木競技場 第二体育館 特設会場にて開催された「ヒップホップ(Mix)」と「ダブルダッチ(Mix)」の代替大会に引き続き、「ブレイキン ソロ(Boys・Girlsの2部門)」の代替大会として開催された。 JUDGEはShigekix、KODEE ONE、YURIEの3名が務め、予選から決勝までブレイキンU-15の日本一を決める熱戦が続いた。通りがかった多くの通行人も足を止めて観戦する様子が見られ、休日の北谷公園は「ブレイキン」で大きな盛り上がりを見せた。 Bgirl部門 Bgirl部門ではサークルピックアップ形式による予選を勝ち抜いた、Cocoa、HINATA、HIYOの3名がTOP4に進出、そして昨年11月に開催された「Next Generations Games 2022 U-12 限定バトル」にて優勝したHARUもシードとしてTOP4に名を連ねた。 HINATA / ©Next Generations : Jason Halayko U-15の世代を代表する4名の中で、CocoaとHINATAの2人が準決勝を制して決勝に進出した。Cocoaは昨今のバトルシーンでも好成績を残しており、「Breakdance Dream Cup 2022」や「JDSF 関東甲信越ブロック選手権 2022」でも準優勝に輝いている注目のBgirlだ。対するHINATAもKRUMPやWaackのジャンルをバックボーンに持ち、ダンス力の高さを武器にブレイキンでも昨年から様々なバトルで頭角を現している実力者だ。 Cocoa / ©Next Generations : Jason Halayko 先攻のCocoaはクオリティの高いパワームーブに加えて、フットワークなども途切れないフローでムーブを構成していく。対するHINATAも他ジャンルの要素を入れ込んだステップやグルーヴで、オリジナリティあふれるムーブを展開した。 近年のブレイキンシーンの盛り上がりを象徴するようなレベルの高さを見せた両者の勝敗は、見事Cocoaが勝利。U-15のBGIRL 日本一となったCocoaは、「自分の中でバトルで優勝するのは今回が初めてでした。勝ち負けが全てではないと思いますが、今まで負けてきたことで得られたこともあったので今日の優勝は凄く嬉しいです。次はもっと今よりも上手くなって自信を持って踊れるようになりたいです。」とコメントを残した。 Bboy部門 左:RA1ON 右:yu_shin / ©Next Generations : Jason Halayko Bboy部門でTOP4に進出したのは、RA1ON、RAIA、Atsuya、そしてBgirl部門と同様、昨年11月に開催された「Next Generations Games 2022 U-12 限定バトル」にて優勝したyu_shinがシードとして参戦した。 全国各地からU-15トップレベルのBboyが集結した中で、決勝戦の組み合わせははRA1ON VS yu_shinの対決。多くの注目が集まったこのバトルでは、先攻で勢いよく飛び出したRA1ONが2000(ツーサウザンド)から1990(ナインティー)を3連発で決めるコンビネーションを見せ、戦いの火蓋を切った。対するyu_shinも負けじとエアートラックスを連発からスイッチで逆方向にエアートラックス、といったムーブを披露。1ムーブ目からのハイレベルな攻防に、観衆は驚きと共に大きな盛り上がりを見せた。 RA1ON / ©Next Generations : Jason Halayko そんな中でRA1ONは2ムーブ目も圧巻の貫録とバトル運びで、クオリティの高いムーブを展開。中学生らしからぬ完成度で見事優勝に輝いた。RA1ONはNext Generations Gamesを2連覇中であり、今回の優勝で前人未到の3連覇を達成した。 優勝後のコメントでは、「今回は優勝したら3連覇という事で大会に参加しました。そんな中で気持ちよく踊れて3連覇できたので良かったです。来年はこの大会に出れるラストの年なので4連覇を目指して狙いに行こうと思います!」と、大会4連覇を次回の目標に掲げた。 FLY DIGGERZによるダブルダッチ体験会 / ©Next Generations : Jason Halayko Valuence INFINITIESによるヒップホップ体験会 / ©Next Generations : Jason Halayko また今大会のコンテンツとして、準決勝前にはプロダブルダッチチーム「FLY DIGGERZ」によるショーケースとダブルダッチ体験会、そしてD.Leagueに所属する「Valuence INFINITIES」によるショーケース、ヒップホップ / ブレイキンの体験会も行われた。体験会に参加した多くのBboy・Bgirlたちは、楽しみながらも熱心に体験会に取り組む姿が見られた。 イベントの最後には「PICK UP PLAYGROUND」として参加者がトングとゴミ袋を手に取り、会場のゴミ拾いを実施。自らが踊った場所をきれいに清掃することで、このイベントを締めくくった。 PICK UP PLAYGROUNDの様子 / ©Next Generations 開催概要(ブレイキン) 日時:2023年3月11日(土) 会場:渋谷区立北谷公園(東京都渋谷区神南1丁目7-3)競技:ブレイキン ソロ(Boys・Girls)参加資格:中学校3年生以下の男女 エントリーフィー無料 ※必ず保護者の承認を得てエントリーすることプライズ:優勝・準優勝…トロフィーおよび2023年3月下旬に開催予定の「Next Generations Elite Camp & Awards」へのインビテーション主催:Next Generations 実行委員会主管:一般社団法人渋谷未来デザイン助成:公益財団法人日本財団協賛:KDDI 株式会社 / GoPro 合同会社 / 株式会社シブヤテレビジョン / 株式会社スポーツビズ / 東急株式会社 / 東急不動産株式会社 / バリュエンスホールディングス株式会社後援:渋谷区 / 渋谷区教育委員会 / 公益社団法人日本ダンススポーツ連盟 / 一般財団法人日本ジャンプロープ連合運営協力:株式会社スポーツビズ / 株式会社IAM / 有限会社OVER THUMPZ / 渋谷区立北谷公園